[3099] 改めて思うぜ、シド・ミードはスゴイ!の巻

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《タイトルから"ガンダム"を削除したっていいじゃん》

■わが逃走[90]
 改めて思うぜ、シド・ミードはスゴイ!の巻
 齋藤 浩

■ローマでMANGA[43]
 まだ夏休みなので反省会
 midori



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■わが逃走[90]
改めて思うぜ、シド・ミードはスゴイ!の巻

齋藤 浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20110825140200.html
>
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シド・ミードのデザイン! 10代が80年代だったオレにとって、影響を受けたものベスト10なんてことをやったら、上位ランキング間違いなしである。

あの「ブレードランナー」、「トロン」などの映画の美術からタイガー魔法瓶まで、彼の描くものはすべて近未来になっちゃう!

そしてもう、オレが見ていた未来とはミードの描く世界そのものだったのだ。うきー!! なぜいきなりこんなことを語り出したかといえば、まさに今、何度目かのミードマイブームが到来しているからである。

先日、なにげなくネットで『シド・ミード』を検索していたところ、彼がデザインしたカッコイイ時計がアマゾンで売られているのを発見。なにやら昨年はオフィス設立40周年のメモリアル・イヤーだったそうで(スミマセン、まったく知りませんでした)、この時計はそれを記念して作られたものでデザインモチーフにはなんと! 「ブレードランナー」に登場したかっこよすぎる車「スピナー」(!!)ときた日にゃあ、ポチっとしない訳にはいかんだろう。

そんな訳で"居酒屋にてミードの話で盛り上る"を想定し、語っていきたいと思います。あ、スミマセン今回はいつも以上にマニアックです。今のうちに謝っておきます。

よく「『ブレードランナー』を観た途端、価値感が変わった」なんてことを言う人がいる。オレもそのひとりと言えばそうなのだが、正しくは"途端"ではなく"じわじわと"だった。

中学生の私にとって、この映画の最初の印象は"暗い映画""こわい映画"であった。主人公であるデッカード刑事になりきって観てしまい、鬱々とした気持ちが延々と続く。

しかも、見終わった後も"2019年の雨のロサンゼルスが続いてる感じ"がその後何ヶ月も続いたのだった。

ところがある日、たまたま立ち寄った本屋でたまたま手にした雑誌をめくると、なんとあの世界が数ページにわたって掲載されているではないか! その雑誌こそ『スターログ』。あんなに薄っぺらいくせに、当時680円もしたSFの専門誌だ。

そこで初めてシド・ミードの名前と、映画のためのプロダクトデザインという仕事を知る。不思議なことに舞台裏を意識すると突然脳内が晴れ渡り、オレはミードの描く世界にどっぷりと浸かっていってしまったのだった。

そしてちょうど翌年だったか、ラフォーレ原宿でシド・ミード展が開催されたのだった! しかし、YMOの散開や「スターウォーズ・ジェダイの復讐」の公開等による出費の影響で、見に行けずじまい。貧乏な中学生はいろいろタイヘンなのだ。

その2年後だったかな。高校生になった年、ミードの作品集『オブラゴン』が出版される。「ブレードランナー」のための空間パースや車両のデザインはもちろん、スーパーマンのようなポーズで飛ぶガンダムや奇妙な円盤に乗ったザクなど、衝撃的な作品がぎっしりつまって3,800円。うー、欲しい!

しかしこの年の夏、こんどは有楽町西武でミードの個展が開催されたのだ!直筆の作品を肉眼で見るか、複写をまとめた本を買うかの二者択一。なぜ二者択一かというと、高校生は金がないからだ。

オレはさして悩みもせず有楽町へと向かった。ふだんは"事"よりも"物"に固執するオレなのだが、このときは何故か肉眼で肉筆を見たい! という欲求が物欲を越えた。

結果としてこれは正解で、あの画面に吸い込まれるような感覚はオリジナルの前に立ったからこそ味わえたのだと思う。

今まで一度も見たことのない絵だった。当時最先端と言われていたエアブラシを使った"スーパーリアルイラスト"なんかとはまったく異なるアプローチのリアリティ。「スターウォーズ」で使われたような"マットアート"なんかとも違う、ひたすら透明で、鮮やかな線と面の世界だ。

そのタッチ、鮮やかな色彩は今も目を閉じれば脳内で再生可能だ。展示作品の前にはガラスがなく、照明の反射など気にせず、鮮やかなアクリル絵具の粒子までも感じることができた。烏口で引いたラインの盛り上がり具合までも、脳裏にくっきりと焼き付けてきたのだった。あれはもう四半世紀以上前のことなのか。

(その後、どうしても『オブラゴン』が欲しくなったが、探してみるも見つからず。極まれに見つけるも、プレミア価格ゆえ入手をためらう。で、ついに10年前に某古書店で3,000円で売られているのを発見、迷わず購入する。するとどうでしょう! なんとご本人直筆のサイン本だったのです! あまりに完璧なサインだったので私も半年くらい印刷だと思って気づかなかったのです。以上ちょっとした自慢話)

そうこうしているうちに「トロン」が公開される。ストーリーはたいしたことなかったけど、映像は新しかった。

いわゆるCGってことになってるシーンも実はほとんどアナログで、出力されたワイヤーフレームに手で色を塗っていたと噂に聞く。でも、だからこそあの絶妙な世界観を描くことができたのだろう。

中でもライトサイクルと呼ばれるバイクのデザインには思わずグッときてしまった。アメリカのSFに出てくるバイクのデザインには、何故かハーレーのようにふんぞり返って乗るものが多く、スピード感やコーナーリングの見せ方がイマイチのものが多かった。

そこへ来てこれだもの。これを見て"やられたー!"って思った人はプロダクトデザイン界にもたくさんいたと思う。スズキが発表したコンセプトモデル「ファルコラスティコ」など間違いなく影響受けてると思うのだがどーだろ?

その後、日本ではバブル経済の成長とともに、広告から、プロダクトから、空間から、なんでもかんでもミードにデザインを依頼していった。なんだけど、そのあたりから私のミード熱は徐々にさめていったのだった。

別にミードのデザインに古くささを感じるようになった訳じゃなかった。むしろ、日々洗練されていく勢いに圧倒されていたように思う。では何がそうさせたかというと、「ミードのデザインを無視したモノの売り方」とでも言いましょうか......。

例えばタイガーのエアーポット。初めて見たとき、ソリッドでストイックな形状と色彩に目を見張った。ところが、これに花柄のモデルが追加されてしまったのだ! 何を考えてるんだ! アホか! と、心の中で叫んだ。

花柄なんか出すなら最初からミードに依頼すべきではないし、花柄よりも美しく、インテリアにマッチする"無色"という選択肢があることを消費者に気づかせることこそ企業のとるべき道ではないか?

"お客様"の言いなりになるのではなく"お客様"を教育して、日本人の美的センス向上を促すことこそ、企業がめざす社会貢献なのではないのか? なんてことを美大受験の夏期講習に通いながら思っていたのだ。あ、ちなみに今でもそう思ってます。

90年代に入ってバブルが崩壊すると、こんどは著名なアニメシリーズにミードのデザインが起用されるようになった。ヤマトとガンダムである。3次元のデザインとして破綻しているものの、そこを"絵ならではの嘘"で乗り切ることがこれらのアニメの魅力だと思っていた私にとって、プロダクトとして破綻のないミードデザインの起用は不安であった。

ミードのデザインしたヤマトは、とんでもない完成度で、美しさと(宇宙戦艦としての)整合性が見事にバランスされたものだった。しかし、「あれはヤマトではない」と思ったのもまた事実。

あえて言うなら悲壮感とワビサビがないのだ。ここまで完璧なデザインを提示されたなら、タイトルから"ヤマト"を削除したっていいじゃん。ストーリー自体は古代もデスラーも無関係なんだしさ。

結果として、やはり「宇宙戦艦ヤマト2050」の人気はふるわず途中で打ち切られてしまった訳だが、これはデザインのせいではない。売り方を誤ったせいだ!と声を大にして言いたい。このデザインをこのまま放置するのはあまりにも惜しい。他の映画の主役艦として再登場させる訳にはいかんのだろうか...。

ただ、嬉しいことがひとつあり、このヤマト、プラモデル化されているのだ。かなり小ぶりのサイズだけど、もともとプロダクトとしてデザインされているからプロポーションも完璧。

ミードのデザインを3次元で手にすることのできる。これってタイヘン幸せなことです。できれば1/500くらいのスケールで新旧並べてみたいところだが、無理だろうなあ(このように妄想が始まると、「ブレードランナー」の"スピナー"が1/24スケールでプラモデル化された場合のパッケージデザインはこんな感じで...とか、脳内がタイヘンなことになるのだ。ああ、三つ子の魂百まで)。

さて、20世紀も終わりに近づくと、ついに! ガンダムまでミードデザインになってしまった。ヤマトのこともあったので、期待と不安が入り交じりつつデザイン発表を待った。

で、ついに「∀ガンダム」(ターンエーガンダム)が発表されたときは「さすがミード!」とオレ絶賛。ミード熱再燃。ヒゲをはやした奇妙なロボにガンダムファンの大半が激怒したといわれるが、そういう保守的なファンのもつ既成概念を打ち破り、新しいガンダム像を築き上げたのだ!!

でもここまで斬新なデザインにするなら、白地に赤青黄の色彩じゃなくてもよいのでは? またストーリーにはアムロもシャアも出て来ないんだから、タイトルから"ガンダム"を削除したっていいじゃん。あれ? どっかで同じセリフを言ったような...。まあいいや。

ミードはこの作品のために数体のモビルスーツをデザインしているが、中でもオレ的に秀逸と思うものは「ターン」と「スモー」。

ガンダムという記号から解放されてデザインされたと思われる「ターンX」は、宇宙船を人の形に再構成したような形状だ。オレの中での"美しいロボットランキング"のベスト3に入るほどの名作中の名作である!

「ライバルは左右非対称の形状」という、1stガンダムからの考え方がデザインに落とし込まれており、見た目の美しさだけでなく、知的な奥行きを感じるのだ。

また頭に大銀杏、手には軍配のような武器を持ち、武蔵丸的プロポーションの「スモー」もイイ。噂によれば、この「スモー」こそ、主役である∀ガンダムとしてデザインされたものだそうだ。劇中では金色のボディカラーが主張しすぎな印象だったが、連続した球形の組合せからなる形状の美しさは素晴らしい。

さてこの∀ガンダム、物語もよくできており、オレ的には1stガンダムの次に好きな作品なのだが、一般的にはあまり人気は出なかったみたい。なんだかんだで放映から10年以上経つし、再評価されてもよいのだが。

てな感じで、ミードデザインの思い出を語ってしまいました。ちょっと偏ってましたね。映画のデザインもいいけど、21世紀の今こそ普通に販売される工業製品をミード氏がデザインしたら...なんてことをよく思います。今そういう仕事やってんのかな??

オレ的には、光岡自動車あたりにミードカーを出してもらいたいなあ。そうしたら、カタログのデザインは是非オレにやらせてください!!

そうそう、なにやら最近ミード氏は画集を出したそうで、ここ10年分の仕事がぎっちり詰まってるとのことです。さっそく本屋に行かねば。

シド・ミード ジャパン
< http://www.sydmead.jp/
>

【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
< http://tongpoographics.jp/
>

1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。

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■ローマでMANGA[43]
まだ夏休みなので反省会

midori
< https://bn.dgcr.com/archives/20110825140100.html
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まだ夏休みです。学校は。マンガ学校の開始は10月、私のセミナーは11月だから、まだまだ「夏休み」は続く。

私のセミナーは、開始時はクラスに入り切れないくらいの30名ほどで、時間が経つに連れて少なくなっていき、最後には2〜4名になるのが恒例だ。それでもいいのだけど、もうちょっと多く残ってもらいたいとは思ってる。

講義内容をもっとわかりやすく、もっと目からウロコにすることなのだと思うけど、では実際にどうしたらそうなるのか、というのは私も教えてほしいところだ。

●ネームは何度もお直しよ!

講義の進め方として、長年かかって、コマ割りの解説を中心にし、実技として4ページの作品を二本作ってもらう、という形にまでこぎつけた。マンガの命はコマ割り。でも、それぞれの癖やリズムがあるから一般化するのも難しく、だから一人づつ短い作品を作ってもらって、それぞれに合うようにお直しをする、というのが授業目的。

毎年、ネームの段階で何度かお直しをするのだ、というのをわかってくれない生徒が多く出るので、そのへんの説明をじっくりする必要がある。

私のセミナーは点数には関係ないので、課題制作や私用で忙しかったりする生徒は毎週の参加はしない。課題内容だけ聞いて、家で仕上げてきちゃったりする生徒もいるのだ。それでは意味がない、とこの辺を声を大にする必要あり。どうしても用事がある人は、せめて受付にネームをおいて私に渡るようにするか、メールに添付で送ってくれるようにと、声を大にする必要あり。先に勝手に仕上げちゃうな、と。

●ウジウジ考えるず手を動かすのよ!

みんな引き出しの中が少ないので、ぱっと簡単なアイデアが出て来ない。そのくせ何かかっこいい作品をという下心は一人前にあるので、ウジウジと頭の中でこね回し、その場(クラスの中)で絵を、ラフを描かない。

で、では4ページの作品を作ってみましょう、ということで、描いてもらおうとすると、ウジウジが始まるのだ。ラフだと言っているのに。とりあえずなにか描いて、そこで駄目なとこ、使えるとこを見て作品に仕上げていくんだから、と言っても、あっちでウジウジ、こっちでウジウジ。

だから、自由課題ではなく、キャラを皆で想定(したことにして、実は私が誘導してる)し、キャラの性格を作りながら、物語(というか、簡単なエピソード)まで決めてしまう。

それでもウジウジして、クラスの中では描かず、家で考えることにしてしまう生徒がいる。後回しはよくないぞー。「傑作を求めているのではなく、作品を一つ仕上げるのを目的としてるんだから、怖がらずにどんどん描いて!」を何度か言うのだが、更に声を大にする必要あり。

●コマ割りとは時間を作ることよ!

二次元の紙の上で時間をつくることが、コマ割りの大きな役目だ。時間を作るとは、主人公の感情の動きを作ること。なぜなら、焦って慌てて早く時間が過ぎたり、恐怖や驚きで、ほんの数秒が長く感じられたりるすからだ。

先日、トイレで、ふと、「そうか、例えばアクションのスピードの速い場面1ページとゆったりお話をする場面1ページを作ってもらって、自分で比較できたら、『コマ割=時間を作る』の意味が分かってくれるかも!」と思いついた。

私が便秘気味であるので、トイレでは割と瞑想時間が得られるのだ。漫画雑誌読みの時間に当ててしまうことが多かったのを、何も手に持たないで座ってみた結果だ。もっとも、その前に漫画雑誌をペラペラとめくってみたのが反芻されたのかもしれない。

自分では当たり前すぎて、今さら声を出すことでもなかろう......と思ってしまうのを反省する。毎年、そういう目に遭ってるはずなのに、ついつい繰り返してしまう。当たり前すぎて、「今さら声を出すことでもなかろう」ということが意識にすら上がってこないというのを問題にする必要あり。

●要するにひとことで言うとメリハリの世界なのよ!

「メリハリ」という言葉の訳がイタリア語にない。他の国の言語であるなら教えてほしい。そもそも、メリハリとは......「メリハリ」は「めりかり」が転じた言葉である。「メリカリ」とは、低い音を「滅り(めり)」、高い音を「上り・甲(かり)」と呼んでいた邦楽用語のひとつで、......だそうです。訳がないわけだ。
< http://gogen-allguide.com/me/merihari.html
>

「強弱をつける」とか「山と谷を作る」とか訳せば近くなるか。例えば、速いスピードのアクションシーン(具体的にはいくつか連続するコマがそれぞれまったく違うアングルを持つ)ばかり全編にあったら、どんなにうまいコマ割りをしても、アクションのスピード感が減じてしまう。

で、1ページのスピード感を出すコマ運び、そして別の1ページでゆったり時間(アクションの後、止まってハァハァ言ってるとか)(具体的には、連続するコマでそれぞれのアングルを大きく変えない)を表現するコマ運び、で、なんとかひとつの話としてつながるようなシーンを選んだら、生徒たちによりわかり易くなるかも。

●時間の表現とキャラの感情表現とを分けてみたらどうか

時間を表現することと、キャラの感情を表現することっていうのを、ふたついっぺんに学習してもらおうとするからわかりにくくなるのかもしれない。後ろ髪引かれつつ、一度分けてコマ割りを作ってもらうほうがいいかもしれない。

つまり、一回目の作品は時間を表現することに専念する。二回目でキャラの感情をも表現する。これはやったことがなかったので、やってみる価値アリ。トイレの瞑想は役に立つ。

【みどり】midorigo@mac.com

イタリア、猛暑です。平気で40度近くになります。我が家は郊外で、緑が多いので街中に比べると楽なのだけど、窓から入ってくるのはドライヤーのような風。冷房なくてもいられるだけまし? 冷房がないから、我慢するほかないのだけど。

仕事でベネツィアを回ってきました。「裕福」になった中国から観光客が増え、おかげで、日本人と中国人の違いがベネツィアの観光業のイタリア人にはよくわかってきたようです。こちらが日本人だと分かると、お行儀の良いこと、礼儀正しいことを褒められ、ベネチアングラスの店や画廊の主人からは、本物がわかる人々であることなど、さんざん賞賛されました。

別の不安。ベネツィアにも中国人経営の店が増え、中国産の「ベネツィアグラス」が増えてるそうです。ただ、儲ければいい、という店は中国産の偽ベネチアングラスを安価で売る。確かに、れっきとした店で50ユーロで売ってるお皿とよく似たものを5ユーロで売る屋台や店を見かけました。

でも、見てるといまいち品格に欠ける。おみやげならそんな値段のほうがいいんでしょうね。店を構えてて頭が痛いのは家賃の値上げ。でも、文句を言うと、中国人なら言い値で借りてくれるから、出て行ってくれていいと言われるのだそうです(移民してきた中国人たちは、その地の正規の銀行に頼らずに、彼らの世界で金の貸し借りができるそうなのです)。

ベネツィアが中国人と偽物に乗っ取られてしまう??? こういうこと、ベネツィア以外の世界中の都市で起こっているのではないかと危惧してます。

イタリア語の単語を覚えられます!というメルマガ出してます。
< http://archive.mag2.com/0000075559/index.html
>

※通しナンバーが重なっていましたので調整し[43]としました(編集部)

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■編集後記(8/25)

・地デジ化されてから、テレビが実にくだらないものになった。いや、それ以前からか。新聞の番組表をざっと眺めても、なにひとつピンとくるものがない。たまにスポーツ中継を見る程度だから、もうテレビなんかなくてもいい。仕事部屋の小型テレビは、地デジとVHSビデオを切り替えて見られるようにしてあるので、最近はもっぱら昔録画した映画を見るために使う。夏休みに、後生大事にとってあった約250本を捨てた。残るはこだわりで残した約30本。「ブレードランナー最終版」「トロン」「宇宙戦争(古典のほう)」「ゴジラ(第一作)」「未来世紀ブラジル」「シャイニング(映画とテレビドラマ)」「デーモンシード」「レオン完全版」など。セルビデオでは「スターウォーズ(3部作)」「ジュラシックパーク」「タイタニック」など。これらも最終的にはVHSデッキと一緒に処分するか。捨て値で売られているVHSソフトを買って見るシステムとして残しておくか。テレビかデッキが壊れるまで。それにしても、1977年以来欠かさず見て来た「鳥人間コンテスト2011」を見落としてしまったのは痛恨の極み。テレビ番組表をちゃんと見てればよかった。(柴田)

・ジョブズがCEO辞任/節電をといわれているが、エアコンはつけた。一日中パソコン(省電力ノート)とモニタはついている。夜は電灯が煌煌と。毎年この暑い時期、8,000〜10,000円ほど電気代があがる。覚悟して請求明細を見たら、つけない月とほぼ同じ。考えてみたら、忙しすぎて料理をほとんどしていなかった。お洗濯は洗濯機がまわるぎりぎりまでためてから回した。掃除機の稼働回数も減っていた。うちはオール電化。なんだか複雑な気持ちになった。/ほとんどがフローリングで、埃が目立つ。頑張って働いたんだからと、念願のルンバを注文した。国内未発売の780。円高の今のうちにとiRobot社から注文。保証はきかないので、おすすめはできない。国内には正規代理店があるので、iRobot社からの日本出荷不可。転送サービスを使って注文していて、いまはケンタッキー→インディアナ→イリノイと移動中。手数料の少ないサービスを使ったが、州税が約1割と高かった。調べると日通が州税のかからないオレゴン州での転送サービスをやっていて、手数料も安い。日通にすれば良かった〜と後悔。ただしオレゴン州への出荷サービスをしない通販もあるんだって。それから、クレジットカードを使う場合、カードの登録住所と違うところには出荷しないという通販も。/ルンバのプログラミングを改良することを「Roombatics」というそうだ。検索するとプログラムがひっかかるよ。(hammer.mule)
< http://store.irobot.com/product/index.jsp?productId=11305111
>  780
< http://www.nittsu.com/tensoepelican/Default.aspx
>
日通の転送サービス。780の輸入税は1,300円なのか。
< http://myroombud.blogspot.com/2006_06_01_archive.html
>  音声で
< http://ros-robot.blogspot.com/2010/04/roomba.html
>  LEDが光る
< http://www.cagylogic.com/archives/2007/01/17000001.php
>  解説
< http://www.teamknox.com/Roomba/Roombaj.html
>  これも
< http://vimeo.com/25810634
>  何が何やら
<
>  録画か〜
<
>
iPhoneでコントロール。インディ・ジョーンズ流しながら掃除。うぉー
< http://itunes.apple.com/jp/app/roomote/id335355833
>
知識のない人はダウンロードしちゃだめなんだって。
<
>  iPhoneでロボットを