《ここで一致団結しなきゃいつするんだ》
■わが逃走[101]
はやとくんの思い出の巻
齋藤 浩
■電網悠語:HTML5時代直前Web再考編[186]
Web愛とIE6問題
三井英樹
■4.14「まにまにフェスティバル」やっちゃうよー[01]
見どころ紹介的なサムシング(その1)
川合和史@コロ。
■わが逃走[101]
はやとくんの思い出の巻
齋藤 浩
■電網悠語:HTML5時代直前Web再考編[186]
Web愛とIE6問題
三井英樹
■4.14「まにまにフェスティバル」やっちゃうよー[01]
見どころ紹介的なサムシング(その1)
川合和史@コロ。
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■わが逃走[100]
はやとくんの思い出の巻
齋藤 浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20120315140300.html
>
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こんにちは。101回目のわが逃走です。
唐突にはやとくん(仮名)のことを思い出したので書いてみようと思う。
はやとくん(仮名)とは38年前にS玉県の幼稚園で出会った。5歳のときだ。彼は4月生まれの特権で体格もみんなより一回り大きく、印象としてはジャイアンのようだったのでちょっとコワいな、なんて思っていたのだ。
席も離れていたのであまり話もしなかったのだが、ある日席替えがあり、彼が私の隣の席になった。目が合った。すると彼はなにを思ったかヌッと腕を私の前に出し、「この手解剖して」と言った。
そんなムズカシイ言葉を知らなかった私は「かいぼうってなあに?」と聞くと、「ナイフで切って中の肉や骨をぐちゃぐちゃにしてからまた中に詰め戻すの」と答えた。おお、あのテレビで医者がメス! とか言ってるあれか!
すぐに理解した私は彼の5歳児と思えぬセンスに驚き、目をみはった。すると彼はニヤリと笑ったのだ。それを見て私もニヤリと笑った。それで打ち解けた。
ある日はやとくん(仮名)は
「これから"夢みてる"やるよー」と言った。
なにやら新しい遊びを考えたらしい。
彼はおもむろに仰向けになり、眉間にしわを寄せながら
「どんぶり...どんぶり...ど、どんぶり...うぐっ」
と苦しむ男を演じた。
す、スゴい。ドラマで重傷を負わされた男がうなされているシーンがまさに私の目の前に! しかも「どんぶり」とな! 面白い。面白すぎる!! もがき苦しむ表情と「どんぶり」という絶妙なワードとのギャップに5歳の私は抱腹絶倒の極みであった。
「そこでガバッと起き上がって"ゆ、夢か..."って言ってみようよ」
「それいいねえ」
ちなみに5歳児である我々は"うなされる"という言葉を知らなかったのでこの遊びを"夢みてるごっこ"と呼んでいた。
とにかくはやとくん(仮名)はただ者じゃない。
他の園児とはセンスが違っていた。
ある日はやとくん(仮名)と一緒におべんとうを食べていると、彼のおかずの中に見たこともないような不思議な物体が入っていた。赤くてどろっとしていて不気味な形状だったが、それを彼は旨そうに食べているのだ。
「はやとくん、それなあに」と尋ねると
「すじこ。食べてみる?」
一口食べると、こ、これは旨い! 白いごはんがより一層旨くなる! こんな旨いものが世の中にあったのか!
帰宅後さっそく「おかあさーん、すじこ買ってー」と言ってみたところ、あれは酒のつまみであり、うちは酒を飲まないのでそんなものは要らん的なことを言われ、何故すじこなんてものを知ってるんだと聞くもんだから、はやとくん(仮名)の弁当のおかずをもらったと話したところ、
「うそよ! 幼稚園児のおべんとうにすじこが入っているわけないじゃない!ばかね!」と断定された。うそよって言われても事実は事実だしなあ。まあこれ以上言っても無駄だとわかったので話はそこで終わらせたが、子供の頃の私にとってすじこはずっと憧れの食品だったのだ。
確かに今にして思えば、幼稚園児の弁当にすじこを入れるのは変かもしれないが、そういった家庭だからこそはやとくん(仮名)のような子供が育ったのだろう。
はやとくん(仮名)はケンカも強かったし、度胸もあった。一緒に公園に行くとすぐにブランコに立ち乗りしてすごい勢いをつけて一回転ぎりぎりまでこぎまくる。実際には回転しないようにストッパーがついているのだが、そこにガツッと当たる音をきくと臆病者の私は目をつぶってしまったものだが、はやとくん(仮名)はへっちゃらなのだ。
よく「車にはねられたけど空中で一回転して助かったの」なんて自慢話をしていた。これもどうやらほぼ実話らしかった。なにかというと高いところから飛び降りたり、立ち入り禁止の場所に入り込んだり、用水路や沼に率先して入っていったりと、彼は常に危険と隣り合わせの園児だった。
私は5歳児ながら、(あれは彼だからこそ大丈夫なのであって、自分がやったら大けがするか死ぬ)ということを理解していたし、はやとくん(仮名)も私を無理に危ないことに誘おうとはしなかった。このあたりの距離感がお互いの信頼を支えていたのだと思う。
その後、我々は幼稚園を卒業し地元の小学校へ入学したのだが、クラスは別々になってしまった。同じクラスになったのは3年生になったときだ。久々に会ったはやとくん(仮名)は精悍さも増し、より一層悪ガキな雰囲気になっていた。いわゆるちょいワルコドモだ。こういうヤツはモテる。
再会を果たしたとき、彼は開口一番こう言った。
「ねえ、おっぱいとお尻とどっちが好き?」
!!おっぱいとお尻か。言われてみれば確かに興味がなくもない。
いやむしろあると断言できる。
明らかに私はピンクレディの尻やパイオツを無意識下で愛でていたのだ。それに気づかなかった自分に不覚を感じたし、早くも尻とパイオツの二択を迫るセンスにさすがはやとくん(仮名)は違うぜと尊敬した。
「うーん、尻もいいけどおっぱいもいいなあ」
「どっちなんだよー、早くしろよー」
「はやとくんはどっちなんだよう」
「俺か? 揉むならおっぱいだけど舐めるなら尻だな」
!!!!!!! すげえ!!!!!!
もう、目からウロコだった。
『揉む』は想像できたが『舐める』という選択肢は8歳の小学生である私の想像の域を越えていたのだ。しかも『舐める』におっぱいを選ばないところに玄人っぽさを感じた私は、やはりはやとくん(仮名)はただ者じゃないと思わずにはいられなかった。
その日の帰り道、はやとくん(仮名)は公園の柵に貼られているポスターを見つけ、駆け寄った。ピンクレディのふたりが『UFO』の衣装で微笑む火災予防のポスターだったのだが、彼はなにを思ったか突然それを破りはじめ、脇の下の部分だけ丸く切り取って私に差し出した。
「ピンクレディのお尻」。
凄い! トリミングされたミーちゃんの脇の下はまさにお尻そのものだった!今にして思えば、この気づかないことを気づかせるちょっとした工夫こそクリエイティブのセンスと言えよう。
私はデザイナーにとって最も大切なことを、このとき小学3年生のはやとくん(仮名)から学んだのである。
3年生のある日、先生が「明日は全員洗濯バサミを持ってきてください」と言った。各自の机に雑巾をぶら下げるために必要とのことだった。
ただ持っていくだけでは面白みに欠けると思った私は、家の物置を物色したところ、なぜか20センチくらいある巨大な洗濯バサミを発見したのだ。透明のアクリル樹脂でできたそれは、かつて百貨店のディスプレイで使われていたものらしい。これはウケる!
翌日、「みなさーん、洗濯バサミ持ってきましたねー」「はーい」と、クラス全員が洗濯バサミを持って返事をした際、私もその巨大なそれを掲げた。
ウケた!
みんな笑ってくれて私も嬉しかったのだが、それを見たはやとくん(仮名)が放課後私のところへ寄ってきて「ね、頼む! 頼むからその洗濯バサミで俺の舌をはさんでくれ」と言うやいなや「んべっ」と舌を出してきた。
さすがにこれには私も驚いた。そもそも意味がわからんし、私としても自分のものに他人のヨダレが付着することに抵抗があったのだ。
「なんで?」
「なんでも!!」と、らちがあかない。
「はさんでくれ」「いやだ」と押し問答をしているうちに周りに人だかりができてきた。みんなに訳を話すと「減るもんじゃないんだからはさんであげなよ」というのが大多数の意見だった。
え? じゃあ、この感覚を理解できてないのって自分だけですか? 子供には子供の社会というものがあって、それなりに協調性を見せないと報復があったりして、シャレになんないことをそれなりにわきまえていた私は、不本意ながら民意に従った。
みんなが見守る中、巨大な洗濯バサミで舌をはさまれたはやとくん(仮名)は、ふうん、こんなもんかと納得したようで、それなりに満足してくれたようだ。私はそれを水洗いした後、机の脇に吊るした。
4年生になった。クラス替えは行われなかったが、教室は新築の校舎に移った。黒板もカーテンもまっさらで、教室も廊下もトイレも新築のにおいがした。新しいって気持ちがいい。と、はやとくん(仮名)が私を男子トイレに呼び、こう言った。「たのむ! 髪の毛を何本か抜かせてくれ」
構わないが訳を聞かせてくれと言うと、彼は情熱的に語りはじめた。とにかく、きれいすぎる便所は"ダメ"なんだという。何故かと尋ねてもダメなものはダメなんだの一点張りで、それを打開するには便器にチンゲが付着してないといけない。あいにく10歳の自分にはまだ生えておらず、かわりに髪の毛を付着させようにもスポーツ刈りなので使えない。
そこで程よい長さの私の髪の毛を抜かせてくれと言うのだ。なるほど、その気持ちはわかる。私はぬっと頭を彼に向け、数本の髪の毛を抜いてもらった。
「ありがとう」そう言うと彼は、一本ずつ丁寧にそれを引っ張って縮れさせパッ、パッ、と便器に撒いたのだった。そのときの満足げな顔は今でもよく覚えている。
ある日、はやとくん(仮名)は「ねえ、チンチンを上にむけてションベンしたら、どれくらいの高さまで上がるかな」と尋ねてきた。
「そうだなあ、朝からオシッコをがまんしていれば、天井くらいまではいくかもしれないね」と答えると、彼は目を輝かせ「天井、いけるかな。俺、こんどトイレでやってみようと思うんだけど見ててくれないか」
でも、もし天井についたら、きみのオシッコのしみを頭上に感じながら用をたさなきゃならないのか。それはそれで嫌だな。そうは思ったものの夢を壊すのも申し訳ないと思った私は「うん、いいよ」と答えたのだ。
数日後の朝、「今日、やるから」と彼は言った。長時間オシッコをがまんしているらしかった。眉間にしわを寄せた表情に男の決意が感じられた。
休み時間、数人のギャラリーを前に彼はついに実行した。勢い良く小便器の壁に当てていたオシッコを徐々に上方へずらしていき、それは窓の高さを越え、そしてついに天井に届いたのだった。
歓声が上がった。周りは偉業達成に大喜びだった。しかし、なぜか私はそれをアホらしく感じてしまい、一条のしぶきが上がりつづけるトイレを後にしたのである。と、そのとき、私と入れ替わりに熱血体育教師のU先生が入ってきたのだ!
「おまえらなにをしとるかー!!!!」
U先生の怒鳴り声が校舎中に響き渡った。ギャラリーは一目散に消えていったが、はやとくん(仮名)の放尿はどうにも止まらない。
振り返ると、驚愕の表情を残しつつその場に固まりながら、なおもションベンを噴水のようにほとばしらせていた彼の姿があった。それは今でもストップモーションとなって私の脳裏に焼き付いている。
あれから30年以上も経つのかと思うと、ちょっとびっくりである。その後はやとくん(仮名)は、ほどよいバランス感覚でたのしく世渡りをし、今では会社経営者兼歌手!らしい。
なにはともあれ、私の人生において彼との出会いは宝である。
今、私がデザイナーとして仕事を続けられているのも、彼の遊びのセンスに出会えたからのように思えるのだ。
【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
< http://tongpoographics.jp/
>
1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。
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■電網悠語:HTML5時代直前Web再考編[186]
Web愛とIE6問題
三井英樹
< https://bn.dgcr.com/archives/20120315140200.html
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体調を崩して少しばかり休んでいる。ネットに触れるのを極力抑えて、その分諸々思索する時間を持てている。
ここ10年少しの間、Webのことしか考えずに生きて来た気がする。そのことをもうすぐ大学生になる娘からの言葉で気付かされる、「パパといえば、残業だよね」。体調を崩していることもあり、こたえる。
試合に勝つのは素晴らしい。
試合に出るのも素晴らしい。
しかし、試合を愛することが何よりも素晴らしい
ペンシルベニア大学バスケットボール競技場「パレストラ」の飾り版
出典/参考:最も偉大なこと ≪ 今日のデイリーブレッド
< http://bit.ly/zt3qxb
>
パレストラとは、大学バスケットボールの殿堂でもあるそうだが、この言葉に見守られながらの試合って、参加する人も、応援する人も、背筋を正されるのではないかと思ったりする。そして、試合を愛するって何だろうって再考させられることもあるのではないか、とも。
礼儀正しく、お行儀よく、ではないだろう。真剣なプレー、もう1点あと1点という貪欲さはフィットする。でも何か礼節がある。ただ勝てば良いのではない。ただ負けたから恥じるのではない。そんな何かか。
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例によって、ネットやWebを「愛する」とは一体何なのだろうと考える。先ずは時間のかけようだろうと考える。でも、時間をかけることが、そのまま愛する事ではない。それでも、一番時間をかけるということは、一番の関心事である証拠にはなる。一番時間を忘れて没頭できるからこそ、それだけ時間をかけられるのだとも思う。
それほどの時間をかけて何をやって来たのだろう。私自身はWebに接して何か喜びを得ている、正直言って楽しい。諸々の情報に指先だけでアクセスできる、この至福。子供の頃の面倒な手続きが消えたと実感できる喜びでもある。
でも、と考える。ネットのために私は何をしているんだろう。愛しているのなら、一方的な利益享受は最終的には残念な結果になるような気がする。そういえば、90年代の頃には、幾つもの先人達のセミナーで、「御社はWeb普及のために何をしていますか?」と面倒臭い質問をしていた頃があった。ネットがこんな短時間で、生活必需インフラになるとは思っていなかったからだ。
その同じ質問を今自分にしている。無念ながら、情けない答えしか示せない。建設的な何かを残せた訳でもない、何か万人のためになる発明をした訳でもない。貢献度は限りなく低いと思ってしまう。
■
でも、これからできる事があると思い始めた。悪名高きIE6問題である。この終焉速度を速めるのは、Webサイト開発に携わる者であれば誰でもできる。クライアントにサポートを止めることを薦められるのは我々だけなのだから。
すでにIE6をサポートしていることは、実装スキルを誇示する事にはならない。むしろクライアントの説得に失敗したと見なされる気さえする。なぜなら、もはやIE6は国際指名手配されているようなものだから。
IE6問題は、既に世界的な問題である。それはレンダリング能力の低さやパフォーマンスや非標準というだけでなく、セキュリティ上も由々しき課題を抱え、かつサポートも直に切れる状況にある。
同時にHTML5時代への過渡期という今、開発コストにも悪影響を与えている。だから、世界的な課題なのだ:
▼Internet Explorer 6 Countdown | Death to IE 6 | IE6 Countdown
< http://www.ie6countdown.com/
>
サイトへの来訪者の1%でも利用しているブラウザは、サポートすべし。某巨大ポータルの運営ポリシーである。それ自体は、利用者のことを慮(おもんぱか)る大切な思想だと思う。
でも、それがそのユーザにとってもリスキーであるならば、警告を出すことこそが、正しい対応なのだと思う。
「あなたのお使いのブラウザはかなり危険です」とシツコイくらいに警告した方が世のためその人のためになる。会社の規則か何かで縛られていようが、その警告が突破口の口実にはなり得る。何かあってからでは遅く、警告を出した方が感謝される場面だってあると思うのだ。
IE6の未来は、端的に書けば、「WindowsXP用のIE6は2009年4月までサポートが受けられ、2014年4月まではセキュリティプログラムが提供される予定」。
▼IE6のサポート期間 - Microsoft Answers
< http://bit.ly/qiJQJM
>
まだ2年ではない、もう2年しかないのである。ネットは情報の伝達は早くとも、行動の浸透にはそれなりに時間がかかる。今、ネットに関わっている人で何かしらの権限のある人は、とにかく脱IE6を促す方向の活動をすべきではないんだろうか。諸々の事情はあるだろう。でも、ここで一致団結しなきゃいつするんだ。
■
残業、というか四六時中ネットと睨めっこしている父親を見ている子供達は、大人になった時、どんなネット生活を送っているのだろう。ネットが生活のインフラになっているようには育てたつもりだから、それがない状況を良しとはしないだろう。でも、何かしら今の私とは違う世界を目指すはずだ。
だとしたら、スローライフを支えるWebというかITなのかもしれない。流れ行く膨大な情報に自らは流される事なく、自分たちの生活を守りつつ、ネットを介して様々な人達と会話しながら生きて行く。それはひとつの求めるべき未来だろう。
その時に、少しでも悪しきモノが少なくあるように。そう願って動くのも使命の一部。何がなくなればよりハッピーか、それも今やるべき事を考える上での道筋なのだろう。未来の為に。
参考:
▼IE6 とお別れしたいあなたの背中を押してくれる資料集
< http://bit.ly/rbhrJu
>
▼Yahoo!JAPANもIE6サポート終了へ - ITmedia ニュース
< http://bit.ly/zHHkT9
>
【みつい・ひでき】@mit | mit_dgcr(a)yahoo.co.jp
・http://www.mitmix.net/2012/03/186.html
会社が引っ越したこともあり、持ち前の資料の棚卸しをする。思っていた以上にFlash系が多い。RIACに関わっている以上、当たり前と言えば当たり前。でも、それ以上にFlash好きなんだな、と改めて気付かされる。Macromediaが語っていたブラウザを包み込むような大PlugIn世界制覇構想(?)など真面目に感無量。
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■4.14「まにまにフェスティバル」やっちゃうよー[01]
見どころ紹介的なサムシング(その1)
川合和史@コロ。
< https://bn.dgcr.com/archives/20120315140100.html
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マイクロソフト! Google! あそこも! ここも! ブラウザーの会社が5社集結! ソーシャルメディア!? SEO!? HTML5!? 超豪華なセミナーがたっぷりと!!
メディア芸術祭に出たあのゲームも! 多彩なブース展示がたっくさん!!
......ども、デジクリ初登場の川合と申します。(ぺこり)
主にWebの制作とかセミナー、研修、コンサルティングなどなどを行っている、「合同会社かぷっと」という会社で、代表という名の雑用係を務めています。
うちで実施しているセミナーイベント、学校に見立てて「まにまにカレッジ」と銘打ち不定期に開催しているのですが、「学校なら文化祭もありじゃね?」ということで、ブース展示とセミナーを合わせた「まにまにフェスティバル」を開催することになりました。
文化祭とは言っても、お化け屋敷も喫茶店もありませんが、Web、IT、コンテンツと分野をまたいで色んな方々に声をかけ、あれこれバラエティに富んだイベントになりそうです。
一点集中の方が分かりやすく、説明もしやすいイベントに仕立てられるのですが、あえてごった煮な感じにしたのは、近くて遠いお隣の分野にも目を向けて交流して欲しかったから。なかなか自分の専門分野以外って、仕事で強制的にそうなるか、何かのついでじゃないと、触れようとしないだろうなーって思ったので、「ついでの場」を作っちゃえ、と。
ま、とりあえずは、ざっとサイトを見てみてください。
・まにまにフェスティバルP1
< http://m2.cap-ut.co.jp/fes/
>
大阪、堺筋本町というところにある大阪産業創造館で2フロアを使い、大ホールでは「ディレクターズセッション」「クリエイターズセッション」と題した、それぞれ約4時間のセミナーイベントを。展示フロアでは企業やコミュニティ、各種団体によるブース展示と、オープンステージでのセミナーセッションを、朝から晩まで実施します。
今回「見どころ紹介的なサムシング」ということで、ここからはその辺を少し。
■見どころ1───ブラウザベンダー5社集結!
まずはやっぱり、これが一番インパクトあるんじゃないかなーってことで。
Internet Explorerのマイクロソフト、Fire FoxのMozilla、Google ChromeのGoogle、OperaのOpera Software、Sleipnirのフェンリルと、皆さんが日頃使っているブラウザを開発している組織の「中の人」が、一堂に会して机を囲む。こんな機会、なかなか目にすることないですよね。ないと思って企画しました。あったらごめんなさい。
Webを知るならブラウザを知るべし、ということで、Webに関わる方必見でしょ。興味もたれた方、クリエイターズセッションにお申し込みくださいー。
■見どころ2───ディレクターズセッション!
クリエイターズセッションのことを取りあげたならディレクターズセッションも取りあげてバランスを......というだけじゃないです。
スマートフォンの普及も手伝い、多くの人が多くの時間Web/ITに触れている今。企画・営業系のディレクターさんは、追いかけきれないほど大量の情報や技術にそれなりに付いていかないといけない。だってお客さんに訊かれるんだもん。
ということで、そんなディレクターさんが知っておきたいだろうなって話題を詰め込めるだけ詰め込んでみました。HTML5、ソーシャルメディア、SEO、etc.
そして男性Webディレクターさんに一押しなのが、伊東美沙貴さんによる「女性向けWebサイト作りの気配り術」です。これは是非伝授していただきたいっ。
また羽田野太巳さんの「HTML5が拓く未来 〜HTML5との正しいつきあい方〜」は、もちろん男女問わず、しっかり聴いておきたいところ。キモはサブタイトルにある「正しいつきあい方」ですね。知ってか知らずか、間違ったつきあい方してる人、よくいるような気がしますので。
ということで、興味もたれた方、ディレクターズセッションにどうぞー。
■見どころ3───「撃墜王ゲーム」が岡山からやってくる!
バランスを取って展示の話も少し、というわけでは(略
カードに描いた落書きが画面の中で戦い始める!
これはもう、言葉を尽くすよりも公式サイトでの紹介を見ていただくのが一番。
・撃墜王ゲーム
< http://gekitsuioh.jp/
>
京都の方だと、「dotFes」というイベントで見られた方もいらっしゃるかも。たぶん、大阪では初めての展示です。私も触れたことなくて、すっごく楽しみにしています。絵ごころなくても大丈夫そうですし。
展示フロアは無料ですので、時間さえあえば是非お越しください! オープンステージでのセッションも合わせてお楽しみいただけます。
ということで、3つほど見どころを挙げてみましたが、いかがでしょうか。盛り込んでいるので、3つじゃないじゃんと言われそうですけど、それでもまだ挙げたりない。機会いただければまだ書きたい、ということで、冒頭のタイトルには「見どころ紹介的なサムシング(その1)」とつけてみました。「その2」があれば、またお会いしましょう☆
【川合和史/合同会社かぷっと 代表】
< http://cap-ut.co.jp/
> < koro@cap-ut.co.jp >
もう一か月切ってる! あれこれ事務処理山積み! 会社の収益事業そっちのけ! ......てへぺろ(・ω< )
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■編集後記(03/15)
●2009年にフランスで制作された、放射性廃棄物の処理に焦点をあてるドキュメンタリー「放射性廃棄物〜終わらない悪夢〜」のDVDを見た。これはNHK BSでも放映された。どうせ原発推進大国フランスのテレビ局の制作だからと、色眼鏡で見ていたが間違いだった。正しい問題提起と入念な調査で、おそるべき新事実を告発する優れたレポートだった。放射性廃棄物の処理の問題はいまでも解決されていない。その方法はまだ見つかっていない。うすうす知ってはいたが、あらためてつきつけられるとショックである。
非常に興味深いのは、収録されている多くのインタビューである。フランス環境相をつとめたコリーヌ=ルパージュは「私たちは1970年代に廃棄物の処理法が開発されるだろうと考え、原子力発電に賭けたが40年間処理方法は見つかっていない。放射性廃棄物の大部分を再利用できる方法も廃棄物を一気に処分する方法も存在しない。行き詰まっている」と語る。それは真実だろう。
ところが、フランス原子力庁長官、政府の科学技術顧問ベルナール・ビゴときたら、「放射性廃棄物を長期間にわたり完全に封じ込め貯蔵する能力を私たちは持っている」と堂々と大嘘を吐く。インタビュアーが「なぜそう確信できるのですか」と聞くと「放射性廃棄物を処分する時に必要な言葉がある。それは『信頼』。政治指導者、科学者、経営者の責任感、物理の法則、そうしたものをあなたが信頼しなければどうしようもない。信頼しなければ何も始まらない。未来を描くためには信頼が必要です」って、これが科学技術顧問としての答えになっているだろうか。お前は言うだけ番長か。
現在考え得る最善の解決策は廃棄物を埋めることだが、20万年の間は危険だという。高名な天体物理学者ユベール・リーブスに20万年を託すテクノロジーについて聞くと、「原子力エネルギーが問題なのは未来を抵当に入れていることです。(略)そんな途方もない未来を管理できると考えるのはおこがましいことです」と応じた。それが見識だろう。それにしても人類は厄介なものを抱えこんでしまったなあ。(柴田)
< http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/556.html
>
全編がYouTubeにあがっていた。(動画)終わらない悪夢 放射性廃棄物はどこへ 前編後編 BS世界のドキュメンタリー
●仕事しながら電話やSkypeができるぜと買ったBluetoothのヘッドセット。買った途端にSkypeでの打ち合わせがなくなった。そういうもんだね、うん。で、普段から使うにしても、充電がめんどくさくて電源をオフにしていて、かかってきてからオンにするもんだからもたつくし、もたつくからめんどくさくて使わなくなっていく。おかしい、ドラマ「24」のクロエになるはずだったんだが。というわけで放置気味だったヘッドセットに、Siriが使えるかどうか試してみたところ、使えたんですよ、お客さん! 急に可愛くなってきたよ、これ。iPhone付属のイヤホンについているリモコンは、真ん中を長押しして呼び出す。このヘッドセットはスイッチを長押しすると電源がオフされる。なので短く押すだけ。こりゃいいわ。ずっと装着し続けるわけではないので、あまり使う機会はないと思うけれど、いざとなれば家事で家の中を動き回りながら、なんてのができると思えるだけで気持ちがラク。/ミスった。人を巻き込んでしまった。ああ、もう、なんという......。(hammer.mule)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003EVU5WU/dgcrcom-22/
>
たぶんこれを持ってる。本体にはLB-HS310としか書かれていない。
< http://www.pro.logitec.co.jp/pro/g/gLBT-PCHS310BK
>
メーカーサイト