[3351] 実写版・ドラえもんCMの出演者を占星術で観ると

投稿:  著者:


《虫に慣れるために虫の映像を見る》

■装飾山イバラ道[107]
 高速早送りで見る世界
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[86]
 「CSS Nite in KOBE, Vol.1」終了と「TechLION」
 岡田陽一

■ドラえもん占星術[12]番外編・その1
 実写版・ドラえもんCMの出演者を占星術で観ると
 Ririco

■イベント案内
 SHUTTER magazine誌主催イベント「PHOTO LOUNGE 6」




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■装飾山イバラ道[107]
高速早送りで見る世界

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20121016140400.html
>
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私はここで何度も言ってきたように「虫」が嫌いである。しかし、さすがに歳を重ねると、そんなに露骨に嫌がることも少なくなった。生きているモノは皆幸せでいて欲しいという仏教的な考えに賛同したいし、できるだけ「出会わない」ようにすれば、お互いそれが一番いい。

なのに、先日だんなさんと映画を見た帰り道、家の側を歩いている時に「いやぁ! 虫! 虫!」と大人げもなく露骨に嫌がってしまった。歩いている時にふと私の左腕の袖の手首あたりに大きめな茶色っぽい虫がとまり、長袖に嫌な重さを感じたのだ!

私は声を上げるとほとんど同時に、腕をブンブン振ってバッグを放り投げたので、自分でもその虫が「何の虫」なのかを目で確認ができなかった。謎の虫は袖のベージュの布地をしっかりと掴んでいるようで、なかなか落とせない。確認できないからこそ怖いのに、振れば振るだけ見えない。

だんなさんが何とか手で払い落としてくれ、「......カナブンじゃん」。最悪のアイツじゃなくて本当に良かった。やっと安心して我にかえる。

私は右手の「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の箱はしっかり持ったままだったのが可笑しくて笑った。左手のバッグは地面に放り投げたのにね。もし左右が逆だったら、ドーナツが犠牲になっていたのかもと思うとその慌てぶりを反省した。

カナブンは今まで何度も助けてきた。家の前でひっくり返って足をバタバタやっていたヤツを、長傘の先につかまらせて植木の方へと逃がしてやったりした。だからって突然私を止まり木に選ばんでくれと言いたい。お前のことが好きなわけじゃない。

私は急に虫と遭遇しても、なるべくパニックにならないように訓練する必要があるのかもしれないと思った。虫なんてどんな急な時に止まって来るかわからないのだ。

●「プラネットアース」で虫嫌いを克服できるか

虫に慣れるために、テレビ番組の虫のシーンを我慢して見るというのはどうだろう。以前、NHKでやっていた「プラネットアース」も今は「アニマルプラネット」のチャンネルで見られる。

オリジナルの言語+字幕の方がしっとりしていて良いけれど、楽に見るにはやっぱり日本語の解説が解りやすい。ハイビジョンで素晴らしい映像なので、見た方が得な気がする番組だ。

だいたいどのシーンも綺麗だけれど、特に植物の成長を固定カメラで撮影したものを早送りで見せるところなどは、スーっと伸びてなめらかにうねりながら光を目指す動きが「生命力」そのものを見るようで感動する。カメラの進歩のせいか、昔のカクカクしていた早送り映像とは別物の美しさだ。

・プラネットアース | アニマルプラネット
< http://www.animal-planet.jp/series/index.php?sid=155
>

・プラネットアース
< http://www.nhk-ep.com/shop/main/actionNameTxt/ctgry/cmdtyFlagTxt/sr/ctc/doc04
>

綺麗な植物映像にうっとりしていると、不意打ちのようにイモムシのアップの映像も来る。一瞬ひるむけれど、複雑なデザインの姿かたちやリアルな透明感は、虫といえども「美しい」と感じられる。以前は虫なんて直視するのが耐えられなかったので、少しは進歩したのかもしれない。

「蟻」は昆虫の中でも種類や生息数において群を抜いており、地面だけを見ればジャングルを支配しているほどだという。多様なキノコが伸びる様子を早送りで見せられた後に、一匹の蟻が木の枝に登り動きを止める。静かな静かな「死」を迎えたのだ。蟻はキノコの一種である菌類に感染していた。

その後早送り動画で、頭(脳)に寄生したキノコが天に向かって一直線に伸びていく様子が映る。これが有名な「冬虫夏草」だという。あらゆる種類の虫に適応した菌類がいて、その色かたちはすべて違う。爽やかさ、美しさに紛れていつの間にか見せつけられる自然の残酷さ。そういえばプラネットアースってそういう番組かもしれない。

菌類に体を乗っ取られた虫たちはミイラのように固まっているし、新しい命を得た菌類はスーッと長く伸びたり、点々と虫の体の表面を埋め尽くしたりしている。冷静に見るととてもグロいけれど、菌類の生命力の底力に驚く。指先ほどの大きさの世界を大画面で見ると、別世界のようだ。

しばらく見ていて思う。極端な拡大画面や極端な早送り動画は「現実」の縮尺率とは違うモノなのだ。私は残念ながら親指姫じゃない。結局はリアルなサイズで忍び寄る虫に慣れなければ、虫を克服する訓練にはならないと気がついた。

●再生速度で時間を飛び越えられるか

プラネットアースに時折出て来る残酷なシーンは、命の入れ替わりのようにも思える。食べられたり、寄生されたり、支配されたりするのには大きさの大小は関係ない。形を変えながら延々と続いていくいろいろな命を見せてくれる。

映画の「フィフス・エレメント」や「プロメテウス」に出て来る「映像の高速再生で地球の歴史を学ばせるシーン」を思い出す。SF映画だとロボットやクローンに過去体験をインプットする手法としてよく出て来る。文明の広がりや繰り返される戦争が次々と再生されるのを短時間で見て学べるのは、脳のスペックが高められているから可能だとされることが多い。

プラネットアースのなめらかで美しい早送り映像を見ていると、実際に圧縮された時間を感じたような気持ちになる。確かにドラマの録画なら2倍速ぐらいでも声質が変わらなくなっていて、時間節約のためにそれで見ている人もいるし、現在でもちょっとだけ未来っぽいことが現実化していると言える。

人間の一生を早送りで再生するのは写真やアートでありそうだけれど、固定カメラの植物やキノコのようにはいかないだろうな。想像したら......ちょっと怖かった。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>

気まぐれ猫動画の三つめは、オウムに完全にナメられてる猫の動画です。昔から有名な動画だけれど、いつ見ても飽きません。「Parrot sits on cats head」の動画では同じオウムが猫に乗っかります。猫がもう少し大きくなれば猫の勝ちでしょうが、同じぐらいのサイズの時のこの瞬間の記録としてとても素敵だと思います。

・Parrot massages cat's head
<
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■おかだの光画部トーク[86]
「CSS Nite in KOBE, Vol.1」終了と「TechLION」

岡田陽一
< https://bn.dgcr.com/archives/20121016140300.html
>
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外を歩くと、少しひんやり感じる今日この頃、ふわっと心地良い金木犀の香りが漂って、だんだんと秋も深まって来ました。

数回にわたって紹介してきた、神戸発開催となる[CSS Nite in KOBE]が先日、10月6日に無事終了しました。会場となった兵庫県中央労働センター大ホールには、160人ほどのが集まり、参加者のみなさん、出演者、スタッフのおかげで、とてもいいイベントになり、「感動しました!」「参加してよかった!」「次回も期待しています!」など、多くのポジティブなコメントをいただきました。

会場にお集まりいただいたみなさん、本当にありがとうございました。イベントは終了しましたが、感想を各自のブログで書くと抽選で、株式会社日本情報化農業研究所さまご提供の「10月下旬収穫の季節の野菜色々詰め合わせ」をプレゼントという〈感想をブログに書こうキャンペーン〉を10月20日までやっていますので、参加した方は是非当日感じたことや、後日談など書いてみてください。
< http://cssnite-kobe.jp/info/entry-104.html
>

[CSS Nite in KOBE]については、この辺で。また、来年第2回を企画すると思いますので、よろしくお願いします。

[CSS Nite in KOBE]の2日前、10月4日には、神戸ITフェスティバルの関連イベントとして「TechLION」というイベントが神戸のVARIT.というライブハウスで開催され、わたしも出演してきました。
< http://techlion.jp/vol9
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[TechLION]は、IT文化の振興と、UNIX/Linux文化の楽しさを広く伝え、エンジニア同士の連帯を図ることを目的とするトークイベントです。日々多くの技術が生まれ、消えていきますが、これらの技術を密林の動物たちになぞらえ、百獣の王となる技術を酒を酌み交わしながら発掘・探求しようというイベントです。

──とサイトに書いてあるように、技術者が集う内容なのですが、何故かエンジニアとはまったく程遠いわたしに出演のオファーがあり、なんと「写真の話をして欲しい」ということでしたので"30分でわかるITイベントでうまく撮影するポイント"というお題でお話してきました。

いつもは、会議室や教室などで話すのですが、今回は、ライブハウスのステージ。会場の参加者もMCも、そして出演者もお酒を片手にプレゼンするというスタイルで、最初はどうなることやらと思っていましたが、いざやってみると、なかなか新鮮で、とても楽しく面白かったです。

[CSS Nite]では、開催1か月前くらいから、出演者はシナリオやスライドを提出して、他の出演者や主催者のチェックを受け、開催日までブラッシュアップしながら講演内容を完成させていくということをやるのですが、[TechLION]では、真逆。

司会のお二人や他の出演者ともまったく打合せなく、全員アドリブで、その場その場のライブ感を楽しむイベントでした。

わたしが話したのは、[CSS Nite]などのセミナー・イベントで撮影を担当することが多いので、そういう場での撮影で心がけておくとよいことなどです。

他の出演者は技術者の方達なので、会場の皆さんも興味津々な感じでしたが、果たしてエンジニアの人たちがわたしの話に興味あるのだろうかと、出番までは戦々恐々としていましたが、司会の上手いつっこみと、話の流れの持って行き方で、みなさんお酒を飲みながら、いっぱい笑いながら、とても前のめりで聞いていただけました。凄く反応がよかったのでホッとしています。

では、当日話した内容から、ふたつピックアップ。まず、イベント会場で撮影する場合、他の参加者のみなさんや出演者に迷惑にならないような撮影を心がける。これが重要です。

例えば、フラッシュを焚かない。極力音を出さない。特にコンパクトデジカメや携帯などは、電子音が出ますので、音が出ない設定をするとか、音が出る部分を塞ぐなどが必要です。

そして、もうひとつ。撮影する時は、角度や場所によって、全然人が入っていないように写ります。実際に人が入っていないスカスカなイベントでも、上手く位置取りして、レンズを選ぶことで、実際よりも多くの人が参加しているように見せることができます。

自分の位置から適当にパチリと撮影するだけじゃなく、少し動いて角度も考えて撮影することで、少人数のイベントでも、とても盛り上がっていたような写真を撮ることが可能なので、実践してみましょう。

ブログなどに載せる写真は、盛り上がってた感を出すことで、読んだ人は、次に参加してみようという気持ちになるものです。

というわけで、光画部トークが久しぶりに少し写真の話になってよかった!

【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > < twitter:http://twitter.com/okada41
>

10月20日に大阪で開催する第8回リクリセミナー「もう少し写真を上手に撮りたいWeb界隈の人のためのフォトワークショップ」は、お陰さまで満席、キャンセル待ちの状態です。また次回のデジクリでレポートします。
< http://www.re-creators.jp/seminar/2012/10/01_923.html
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■ドラえもん占星術[12]番外編・その1
実写版・ドラえもんCMの出演者を占星術で観ると

Ririco
< https://bn.dgcr.com/archives/20121016140200.html
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こんにちは。占い師のRiricoです。

ドラミ、出来杉、ジャイ子と、サブキャラクターの分析も終わったところで、今回はトヨタの「実写版・ドラえもんCM」について、出演者の星座を中心に考えてみます。

トヨタの実写版・ドラえもんCMは既に10本ほど作られており、見ている方も多いと思います。このCMは、ファンの間でも正直、賛否両論あるようですが(否定意見には「これだと、原作と全く違う展開だ!」との声が多い)、わたしはわりと楽しんでいます。

CMを見ていると、出演者の太陽星座が気になりました。調べてみると、メインキャラクター5人の太陽星座と特徴は以下の通りです。

●ドラえもん役のジャン・レノと、しずかちゃん役の水川あさみは、同じ獅子座の第1旬の生まれです。

ドラえもん〈ジャン・レノ〉1948年7月30日(獅子座第1旬・支配星...太陽、副支配星...太陽)
しずかちゃん〈水川あさみ〉1983年7月24日(獅子座第1旬・支配星...太陽、副支配星...太陽)

獅子座生まれの人は、自らの人生を演出する創造力と自己表現に長けています。自分の魅力と才能によって社会的に上位を目指し、物事に対して全力をあげて取り組み、リーダーシップを握ります。

獅子座第1旬は、太陽の影響を二重に受けるので、気迫があり元気で疲れ知らずで物事をガシガシと進めていきます。勤勉で独立心も旺盛。周囲の人々を上に立って指導していける力も持っています。

ただ、それが悪く出過ぎると、なにごとも自分本位になり、間違った方向であっても、人の意見を聞かずに進んでいく暴君のようなところもあるため注意が必要です。

●のび太役の妻夫木聡は、射手座の第3旬の生まれです。

のび太〈妻夫木聡〉1980年12月13日(射手座第3旬・支配星...木星、副支配星...太陽)

射手座生まれの人は、高度の精神力を持ちながらも、自由を愛し他者にも自分にも自由に道を進むことを望み、どんな境遇に置かれても精神の自由と行動の独立性を確保しようとするところがあります。とにかく、自分が知らないことや興味があることに関してはすぐに調べる、知識や経験を求めるタイプです。

射手座の第3旬は、支配星の木星に加えて、副支配星の太陽の影響も受け木星の正義感に太陽の明るさが加わり、高い理想を抱き、偉業を成し遂げる人が多いのが特徴です。真面目で慈悲深く、人をまとめていく行政能力があります。

ただ、それが悪く出過ぎると、独断的になって、自ら動くことが億劫になり人に対する同情心も失い、苦しむ人も平気で見ているようになってしまいます。

●ジャイアン役の小川直也は、牡羊座の第1旬の生まれです。

ジャイアン〈小川直也〉1968年3月31日(牡羊座第1旬・支配星...火星、副支配星...火星)

牡羊座生まれの人は、激しい気性を持ちながらも、人をみちびく指導精神を持っています。支配星は戦いの星・火星ですから、誰かと戦ったり議論をしていく場において、対決に備える意志力と闘争本能が強く発揮されます。

誇り高く、一度こうと決めるとどんな難関にぶち当たってもそれを情熱でクリアして、とにかく前へ前へと進もうとするのが特徴です。特に未知の分野への開拓精神は非常に強く、率先して指導力を握るようになります。

牡羊座第1旬は、火星の影響を二重に受け勇敢で闘争心が強く、冒険や開拓的事業にいつでも動ける態勢にあり、自らが先に火の中に飛び込み、目的を達成していく人が多いようです。権威欲が強くて指導的立場にいることを望み、政界に進出したり、精神や肉体共に力を持つことで成功する要素を備えています。

ただ、それが悪く出てしまうと、是非を考えず無謀な計画をたて、攻撃的で、敗者に対しては容赦ない過酷さも表れてしまいます。

●スネ夫役の山下智久は、ジャイアンと同じ、牡羊座ですが第2旬の生まれにあたります。小川直也の太陽星座・牡羊座の特徴を参考にしてください。

スネ夫〈山下智久〉1985年4月9日(牡羊座第2旬・支配星...火星、副支配星...太陽)

牡羊座第2旬は、支配星の火星に加えて副支配星の太陽の影響も受けます。火星の突進力に太陽の明るさと威厳が加わり、自らのアイデアで周囲の人々を引き付け、協力や支持を受けながら、目的を達成させるタイプの人が多く見られます。

いつでも正々堂々としており、どんな境遇に置かれても人望を集めて、気がつくと物事の中心人物になる素質を持っています。ただ、それが悪く出過ぎると、高慢と残忍さが表れて、人を平気で傷つけてしまうことがあります。

以上、メインキャラの5人の性格を星座から分析しました。彼らがそれぞれこのCMの適役であることはわかりましたが、いまひとつ物足りません。すると、非常に面白いことに気がつきました。

「ドラえもん占星術[08]のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫 4人の友情の秘密が「4エレメント」にあった」と前に書きました。
< https://bn.dgcr.com/archives/20120524140100.html
>

その時に、4つの宮(4エレメント)は、星座を4つの区分(火・地・風・水)に分け、主にその人の生き方の傾向を見ていくものと説明したのですが、それを思い出しながら再度、メインキャラクター5人の太陽星座と旬を見ていきました。すると......

ドラえもん〈ジャン・レノ〉
獅子座第1旬・支配星...太陽、副支配星...太陽、宮(エレメント)火の宮中央

のび太〈妻夫木聡〉
射手座第3旬・支配星...木星、副支配星...太陽、宮(エレメント)火の宮最後

しずかちゃん〈水川あさみ〉
獅子座第1旬・支配星...太陽、副支配星...太陽、宮(エレメント)火の宮中央

ジャイアン〈小川直也〉
牡羊座第1旬・支配星...火星、副支配星...火星、宮(エレメント)火の宮最初

スネ夫〈山下智久〉
牡羊座第2旬・支配星...火星、副支配星...太陽、宮(エレメント)火の宮最初

なんと、メインキャラクター5人がすべて火の宮(エレメント)という結果が出ました! 正直、よりによって5人もの火の宮の人が集まって、同じ仕事をするのはそうとう珍しいことだと思います。

しかも、小川直也を除く4人の副支配星が太陽! 太陽は、生命力と活動力の象徴の星であり、自己表現をしていくエネルギーを持っています。人としての尊厳と気高さを大切にし、地位と名誉を生み出します。

火の宮は、積極性・精神性・情熱的・創造者・支持者・破壊者という特徴を持っています。ただ、太陽が悪く出てしまうと、高慢や我侭などの性格が表れるので注意が必要です。

小川直也の支配星と副支配星である火星は勇気や闘志、社会の中で生き抜くための意志と肉体的なエネルギーを持ち合わせています。困難や障害があってもくじけずに、逆に乗り越える壁が高ければ高いほど積極的に取り組むファイトを生み出します。

ただ、火星が悪く出てしまうと、人間関係での不和や無駄な争いを招きがちになります。これだけ火星が強いと、小川直也の「ハッスル! ハッスル!」や負けず嫌いなところも何となく頷けます。

メインキャラが5人が火の宮。元々ある積極性や情熱的な部分に加えて、活動力や自己表現を表に出せる4人と、闘争心と、困難を乗り越える力を持った1人とが、とにかく「イケイケドンドン!」そして「ハッスル! ハッスル!」とみんなで情熱的に仕事を進めていくことで、いいCMができたのではないかと考えられます。

火は熱くもありますが、温かくもあります。火の宮の人達は、率直でストレート勝負のタイプも多いのですが、温かみのある人柄で人を引きつける力も兼ねて持っています。このCMが各方面から注目を浴びているのは、もちろん企画力や演出等のおかげもあるとは思いますが、何よりメインキャラの5人すべてが火の宮ということが、一番の成功の理由ではないかなと思います。

ただし、メインキャラ全員火の宮ということは、それが悪く出ると、自己主張が激しく「俺が一番!」「私が一番!」といかに自分が目立つかを考え、火の宮の心の中にある破壊者が顔を出し、暴走する可能性もあります。

そこで、このメインキャラ5人をうまくまとめていく力を持っている風の宮(特徴...知性・理屈っぽさ・社交性・伝達・クール)の人が制作者の中にいるから、うまくいっているのではないかな? あくまで私の想像ですが、そのような感じがします。

メインキャラは、こんな感じですが、CM世界にもジャイ子と出来杉が出演していますので、このふたりについても、簡単に観てみましょう。

●ジャイ子役の前田敦子は蟹座の第2旬の生まれです。

ジャイ子〈前田敦子〉1991年7月10日(蟹座第2旬、支配星...月、副支配星...冥王星)

蟹座は水の宮の最初を占める星座で、防衛本能と優しく人を包み込む力を持っています。支配星の月の影響で、普通の人より直観力が高く、感情の起伏が激しいところがあります。庶民的な人懐っこさを持つ反面、自分の生活領域を侵されるを極端に嫌いますが、身内意識が非常に強く、自分が保護する立場にあるものに対しては親身に面倒をみるところもあります。

蟹座の第2旬は、支配星の月に加えて副支配星の冥王星の影響を受けます。月の想像力に冥王星の直感力が加わり、同情心を持ちつつ鋭敏な知力に富んだ思考的の人が多く見られます。学問好きで推理分析能力も持っており雄弁です。

しかし、悪く出過ぎると、人の悲しみを理解できなくなり、ヒステリックな排他本能が現れ感情的な残忍さが出てしまう時があります。

●出来杉役の内村航平は山羊座の第2旬の生まれです。

出来杉〈内村航平〉1989年1月3日(山羊座第2旬・支配星...土星、副支配星...金星)

山羊座は地の宮の最後を占める星座で、組織の才と社会的な使命感を元々持っており、頭の中で「自分は今、どう動いたらいいか?」としっかり計算をする才能と試練に耐え抜く力も備えています。特に忍耐力には優れていて、長期の困難な準備期間を必要とされる計画にもひるまずに、確実に本当に自分の力を出せる時にタイミングを合わせてくる能力を持っています。冒険は望まずに、用心深い上に禁欲的で保守的なところを持っているので、先へ先へ急ごうと思うと失敗する可能性が大です。

山羊座第2旬は、支配星の土星に加えて副支配星の金星の影響も受けます。土星の粘り強さに金星の調和性が加わり、エネルギーに満ちた勇気と熱心さがあり、急に事をなさなければならなくなっても、他の山羊座の人より理性を失うことなく困難を打破できるタイプの人が多いのが特徴です。友人も多く持ち、信頼され、着実に自分の目標に向かって歩んでいける人が多いようです。

ただ、悪く出てしまうと、怒りや憎しみが強くなり人との衝突を避けるために人を遠ざけ、自らを孤独の境遇に追いやってしまうことがあります。

サブキャラですが、出演が多いジャイ子役の前田敦子は、火の宮の集団の中で唯一水の宮の蟹座第2旬の生まれです。水の宮の特徴は、感性・感情的・霊感・想像力・情緒性・感覚的です。メインキャラがこれだけ火の宮ばかりだと、正反対の水の宮を持つ彼女は、中に入り込めないところもあるかもしれませんが、感性の良さと感受性の高さで火の宮軍団とうまくやっていけているのかなと思います。

出来杉役の内村航平は、正直、このメンツの中では浮いた存在ではないかと思います。ただ、山羊座の特徴でもある、自分の立ち位置をしっかり把握して、オリンピックの前で普通は緊張してピリピリしている人が多い中でも、自分を見失うこともなく、明るく楽しく、ドラえもんCMの出演依頼を受けたのではないかと考えられます。

「実写版・ドラえもんCM」は、トヨタのHPで見られます。
< http://www.reborn-toyota.jp/
>

HP右側の「ドラえもん」をクリックすると、過去のCMから最新のCMまで見ることができます。今回のテキストを読んでから、CMを見直すとちょっと違った面から楽しめるかもしれませんね。

次回は、「ドラえもん占星術・番外編その2」で「藤子・F・不二雄ミュージアムを存分に楽しもう!」を予定しています。ミュージアムの紹介はもちろん、ちょっとした裏技等もご紹介したいと思っています。お楽しみに!

※参考文献:「占星術」ルル・ラブア/実業之日本 Wikipedia

【Ririco】jujumoon@nifty.com
ホームページ:「占い屋・Ririco(リリコ)のページ
< http://homepage3.nifty.com/jujumoon/
>

ついこの間まで、半そでを着ていても暑くてタオルやハンカチで汗をぬぐっておりましたが、ここに来て急に涼しくなってきましたね。夜などは涼しいを通り越して、肌寒く感じることが増えました。やはり季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆様お体ご自愛くださいませ。

◇イベント情報
第一金曜日恒例、16時より、町田の猫カフェ・ねこのみせにて占いイベント
第三土曜日恒例、16時より、町田の猫カフェ・ねこのみせにて占いイベント
※西洋占星術をご希望の方は、鑑定の約2週間前に、データ等をご連絡下さい。

※ねこのみせでのイベントでは、通常のライダーウェイト版のタロットカードはもちろん、猫柄のタロットカードを数点用意しており、好きな柄を選んで占いが可能です(どれを選んでも結果は同じですのでご安心下さい)。
その他はWebサイトにて!

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■イベント案内
SHUTTER magazine誌主催イベント「PHOTO LOUNGE 6」
< http://www.shutter-mag.com/lounge.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20121016140100.html
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写真を見よう。語ろう。誰でも参加OK、写真作品のショウケース的プレゼンLIVE。ポートフォリオの持ち込みもOK。グラス片手に、ゆるい雰囲気で写真を楽しみませんか?

「PHOTO LOUNGE 6」
< http://www.shutter-mag.com/lounge.html
>
日時:10月17日(水)18:00 open 19:00 start
前売2,500円(1D付)当日3,000円(1D付)
会場:SARAVAH東京(東京都渋谷区松濤1丁目29-1 渋谷クロスロードビル B1
TEL.03-6427-8886)< http://www.saravah.jp/tokyo/
>
※予約は電話、または下記の予約フォームから
< https://pro.form-mailer.jp/fms/549b35bb32586
>

※プレゼン出演者募集中!(要事前登録)
詳しいお問い合わせは、件名に"PHOTO LOUNGEプレゼン希望"と書いて、shutter.magazine@gmail.com までメールをお送りください。

『PHOTO LOUNGE6』スペシャルプレゼンテーション

上原ゼンジ(実験写真家)
実験写真家として有名な上原ゼンジ氏。オリジナル機材を使用した意外な撮影術は目からウロコの連続。著書新刊が発売され、ますます冴えわたるトークに乞うご期待!

武内竜一(アートコレクター)
『生活にもっとアートを』をテーマに、渋谷ヒカリエ 8Fにて先日、開催されたギャラリスト・ミーティング。主催者である武内竜一氏が、企画展の詳細レポートと、日本における現代アートのいまをわかりやすく解説します。

永田陽一(写真家・Fraction Magazine Japan)
日本の写真家を海外のギャラリーへ紹介するWEBマガジン、Fraction Magazine Japanを主催する写真家・永田陽一氏。アメリカのフォトグラファー、エリザベス・フレミングの作品と、彼女がWEB上で写真作品を販売するプロジェクト「THE TEN」を紹介します。簡単な持ち込みレビューも随時受付中。ファインアート写真家を目指す人は必見。

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編集後記(10/16)

●平成という名付けは最悪であった。不景気、大地震、戦争とろくなことがないのもこのせいか。中国の年号では平の字が上に来るものはひとつもない。日本では、これ以前はただひとつ平治があるだけで、果たせるかなあの戦乱が勃発。翌年一月、改元。元号のせいで凶事がつづくなどと言うと、縁起をかつぐみたいで滑稽かもしれない。しかしもともと呪術的な記号である。縁起ものだからこそ、平治のときのように、これはいけないとなると改元した。早速、法律を手直しして改元すべきだ。ということを書いたのは、あの丸谷才一である(2004年5月4日:読売新聞)。

果たせるかなその後、民主党政権で日本は滅茶苦茶、加えて大地震に原発事故。これらは平成の呪いだ。丸谷才一が平成をしりぞける理由はこのためだけでなく、日本語のエ列音は格が低いからだ。原始日本語の母音体系はア、イ、ウ、オからなっていたと推定され、後来のエ列音には概して侮蔑的な悪意のこもった、マイナス方向の言葉が入ることになった。エヘヘは追従笑いだ。エセ、ケチ、セコイ、ヘ(屁)、ヘコム、ヘコタレル、ヘーコラ、ヘタ、ヘツラウ、ヘナヘナ、例はいくらでも。厭らしい動物はヘビと切りがない。ヘイセイ(実際の発音はヘエセエ)はエ列音4連続だ。明るく開く趣きではなく、狭くて気が晴れない。これでは世が乱れるのは当たり前だ。

この平成は、元号懇談会の委員の中でただ一人の東洋思想の碩学が猛反対したのに、日本語の現実に暗い連中が押し切ったという。懇談会には日ごろ言葉の使い方で苦労している、語感の鋭い、詩人、劇作家、小説家を入れるべきだ。「本当のことを言えば、これを機会に年号を廃止し、西暦でゆくのが一番いい」と丸谷才一さん。ご冥福を祈ります。

さて、わがデジクリにも語感の鋭い永吉克之さんがいて、かつて「あ」というエッセイで、ア段者が異常繁殖した理由や、エ段(エ列音)についてのディープな指摘がある。みなさんも再読しましょう。(柴田)

< https://bn.dgcr.com/archives/20040729000000.html
>
1573号 笑わない魚122「あ」

参考◎永吉克之「怒りのブドウ球菌」デジクリ8周年記念出版
15cm×19cm 272ページ デジクリ自信満々の美しい組版です
< http://www.dgcr.com/books/naga >
< http://www.dgcr.com/books/nagayoshi.pdf
> 内容見本


●カブトムシを飼っていた。最初は気持ち悪かった幼虫は可愛く思えたが、成虫はにおいはあるし、パーツをよくみると、当たり前だがゴキブリと似てて、愛情はあるものの、ちょっと苦手であった。/CSS Nite in KOBEの成功おめでとうございます!/「平」自体が呪術的な記号という理由がわからないのだが、名前の最後が「エ」なので「エ列音は格が低い」で心が寒い〜。

ノリで申し込んだ東京マラソンが落選と知って、安堵したのには自分でも笑ってしまった。この当落通知は迷惑メールに入ってた。東京マラソンからの他のメールは受信箱に入るのになぁ。

昨日、ジムに行ったよ〜と書いた。ジムのチェックアウト時、カウンターの年配の女性に、久しぶりのジムはどうでしたか、と笑顔で聞いてくれた。ジムのインストラクターさんは、最初は新人っぽい人だったのに、途中から別の人にバトンタッチ。月間のスケジュールを見ると、主に水泳を教えるベテランだった。説明がわかりやすかった。年配の人、ベテランはいいなぁ。

パーソナルインストラクターをお願いしたいよ〜と思ったりした。ジムでのマシンやフロアメニューは基本勝手にやって勝手に帰るって感じ。学生時代の部活や、社会人になってからでも習い事だと先輩や先生がいて、ビシバシチェックを入れられる。はいみんな今からやるから良く見ろ、誰々出てこい、こうやってこうする、みんなわかったか、ここが違うところだ、こうやるんだ、はいみんなでやるぞ、お前のここはこうだ、君のはそこをこうする......。三年前まで習ったバレエでもそうで、ほぼマンツーマンだったため、手取り足取り。だからジムの勝手に学べ、をやりながら、間違って覚えたりしていないだろうかと不安になる。楽しさより不安が先。(hammer.mule)