[3364] 汚ない奴より悪人がマシ?

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《「オレは最初っから見てきたよ」と自慢できます》

■映画と夜と音楽と...[565]
 汚ない奴より悪人がマシ?
 十河 進

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■映画と夜と音楽と...[565]
汚ない奴より悪人がマシ?

十河 進
< https://bn.dgcr.com/archives/20121102140200.html
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〈BROTHER/アウトレイジ/アウトレイジ ビヨンド〉

●ひとりの男のために死ぬ突然の衝撃的なシーン

北野武監督作品に印象的なシーンは数々ある。しかし、僕にとって最も衝撃的だったのは、「BROTHER」(2000年)でアメリカへ渡ったヤクザ山本(ビートたけし)の弟分・加藤(寺島進)が、先にアメリカで縄張りを確保しシノギを確立していた日系ヤクザの白瀬(加藤雅也)の事務所に乗り込むシーンである。白瀬たちは、山本と対立している。

加藤は山本がどれだけ素晴らしい男かを、白瀬とその仲間たちに訴える。だから対立するのをやめて組もうじゃないか、と加藤は言うのだ。しかし、白瀬たちはせせら笑っている。相手にしない。後からやってきた日本のヤクザに従うなんてのは、男の恥だと思っているのだ。ヤクザたちはメンツにこだわる。

──俺は、兄貴のためならいつでも死ねる。
──見せてもらおうじゃないか。

加藤と白瀬はそんなやりとりをするが、その直後、腰から抜いた拳銃の銃口をくわえた加藤は、いきなり引き金を引く。次のシーンでは、もう白瀬たちが山本に付き従っている。白瀬は加藤が兄貴のためにためらいもなく死んだことで、山本というヤクザの凄さを認識したのだ。ひとりの男のために死ぬ。それが持つ意味と、いきなりの衝撃的なシーンに僕は映画館で腰を浮かせた。

公開中の「アウトレイジ ビヨンド」(2012年)でも似たシーンがあった。かつては仇敵だったヤクザの大友(ビートたけし)を、「兄貴」と慕うようになった木村(中野英雄)が、関西の巨大組織である花菱会の会長や幹部連中の前で、大友のために歯で自分の小指を食いちぎる。木村が指を食いちぎるのは、大友の命を救うためである。

木村は、顔に大きくXの傷がある。かつて(「アウトレイジ」の最初の方で)大友にカッターナイフで切られた傷だ。村瀬組の若頭だった木村は、大友組と話をつけるために事務所に出向き「指詰めろ」と押し問答になり、「道具持ってこい」と返すとカッターナイフを出され、「こんなもんで指が詰められるか」と怒鳴ると、いきなりカッターナイフを取り上げた大友に顔面をXに切りつけられる。

それ以来、木村は大友組をつけ狙い「アウトレイジ」(2010年)の最後では、刑務所の運動場の片隅でぼんやりと坐っていた大友の腹を刃物でえぐる。「アウトレイジ」のラストは、山王会の会長におさまった加藤(三浦友和)と、大友組を裏切り加藤の側近になった経済ヤクザの石原(加瀬亮)に、暴力団担当刑事の片岡(小日向文世)が「大友が死んだ」と告げにくるシーンだった。

おそらく北野武監督は続編を作るつもりはなく、「アウトレイジ」はあれで完結していたのだが、ヒットしたために映画会社から乞われて続編を作ることになったのではあるまいか。「アウトレイジ」のキャッチフレーズは「全員悪人」であり、それに間違いはなく、どいつもこいつも悪党でイヤな奴だった。自分の欲望のためだけに、平気で人に暴力を振るい命を奪う。

ビートたけしが演じた大友も観客が感情移入できる人間ではなく、暴力的で残虐で親分に舌を突き出させ下顎をたたきあげて平然と殺す。出てくる人間全員が自分の欲望のままに生きている。極道の筋目などという言葉も出てくるが、親子の盃を交わしたオヤジだろうが、兄弟盃の相手だろうが、おかまいなしに殺しまくる。弱い者は恫喝し、陥れ、暴力で従わせる。そんな映画がなぜか、とても面白い。

●ささいなトラブルから抗争がエスカレートしていく

ヤクザの世界は、ピラミッド型社会である。「アウトレイジ」の人間関係は、それがわかっていないと混乱する。大友組は小さな組である。若頭は水野(椎名桔平)であり、金庫番が石原(加瀬亮)だ。彼らの間に仲間意識などはない。彼らをつなぐものは暴力と恐怖だ。ミスをすれば「バカヤロー」と怒鳴られ、殴られる。水野に殴られた石原は、チンピラの失敗を責めて何度も足蹴にする。序列の世界だから、上には逆らえない。

10人ほどの大友組を率いる大友には、親子の盃を交わしたオヤジ池元(國村隼)がいる。池元組は山王会という関東を仕切る広域暴力団に属し、池元は直系組長として幹部会に出席する地位にいる。「山王会池元組系大友組組長」というのが大友の肩書きになる。水野の場合は「山王会池元組系大友組若衆(者)頭」となる。まあ、「東京都千代田区飯田橋」というのと同じだ。

「アウトレイジ」は、その山王組の幹部会から始まる。大きな屋敷の前に高級車が並んでいる。人相が悪い黒服の男たちがそれぞれの車の近くで立っている。オヤジを待っているのだ。それをカメラが移動して映していく。彼らは組長の運転手であり、ボディガードである。大友組組長であるビートたけしも日に晒されて待っている。ヤクザ社会の序列を強く意識させるオープニングだ。

屋敷の中では幹部会が終わったのか、強面の男たちが昼食を摂っている。ビールが酌み交わされる。山王会会長(北村総一郎)が親衛隊のような若い男たちを従えて長い廊下を歩いていく。山王会本家若頭である加藤(三浦友和)を呼びつけ、池元がヤクの売買をシノギにしている村瀬組と組んでいることを不快に思っていると漏らす。池元と村瀬(石橋蓮司)は兄弟分である。

幹部会が終わり、車の中で池元が村瀬とつるんでいることを怒られたと愚痴る。「村瀬の事務所に弾ぶちこんどきますか?」と大友が言うと、「そんなことしたら、兄弟と喧嘩になっちまうだろ」と池元は言う。腰が引けているのだ。「ちょっと村瀬んとこともめてるってことでいいんだよ」と池元がつぶやく。大友はオヤジに言われたことだから従わざるを得ない。

会長のひと言からささいなトラブルが始まるのだが、その後、どんどん抗争がエスカレートしていくのが面白い(現実だったら、本当に怖い)。まず、サラリーマン風の男が歓楽街で客引きにつかまり、村瀬組系のぼったくりバーに連れ込まれ法外な金を要求される。客は「近くに事務所があるから」と客引きの男と一緒に出るが、そこは大友組の事務所である。大友組の組員が化けていたのだ。

「若いモンが知らずにやったことだ。勘弁してくれよ、兄弟」と村瀬が池元に詫びの電話を入れ、若頭の木村を事務所に遣わす。木村は客引きをしていたチンピラの小指と金を持参するが、「そんなもんで詫びがすむのか」と水野に怒鳴られ(ほとんど怒鳴りあってばかりいる映画です)、勢いで指を詰めることになり「道具出せ」と言い返し、大友にカッターナイフで顔面を切られる。

大友組は、もめ事を起こすための鉄砲玉をやらされているのだ。池元と村瀬はつながっており、村瀬に何か言われると「系列の大友組が言うことを聞かなくて...」という具合に池元は言い訳をする。一方、池元組には大友の兄貴分である若頭(杉本哲太)がいて、山王会会長は「池元が死んだら、お前が組継いだらいいじゃないか」とそそのかす。会長は同じ組内で抗争させてつぶし、縄張りを奪う魂胆なのだ。

これは、まるで「マクベス」や「リチャード三世」などの陰謀うずまくシェークスピア悲劇の世界である。もっとも悲劇というよりが、どこか「人間喜劇」になっている。陰謀、策謀、謀略、策略、裏切り...といった言葉が頭の中を駆けめぐる。全員悪人の中でも、罠にはめられる大友や村瀬には人の善ささえ感じてしまうほど、山王会の会長や若頭といった権力者は腹黒い。汚い。卑劣である。

彼らの間を器用に泳いでいる、暴力団担当刑事の片岡も汚い男だ。彼は大友の学生時代のボクシング部の後輩で、大友を「先輩」と呼んでいる。暴力団に情報を流して金をもらい、持ちつ持たれつの関係を続けている。そんな登場人物たちを見ていると、人間社会そのものの縮図のような気がしてくる。「仁義なき戦い」(1973年)の三部「代理戦争」と四部「頂上作戦」が「人間社会をヤクザ社会に託して描いた喜劇」になっていたのと同じである。

●「血の収穫」のコンチネンタル・オプのような悪徳刑事

「アウトレイジ ビヨンド」は、公開二週目の金曜日の最終上映で見た。銀座で昔なじみの写真家が開いていた写真展を見た後、丸の内東映本社横にある上映館に入った。金曜日の夜だ。近くの西銀座デパートの前からプランタンの周辺にかけて、若い女性を中心に人であふれていた。待ち合わせの人も多く、カップルも目立つ。銀座の夜は久しぶりだったので何となく新鮮だったけれど、やはり人混みは好きになれない。

早めに入ったので劇場内の椅子に腰を降ろしていたのは数人だった。休憩が終わり予告編が上映され本編が始まると、100人近くに増えている。「アウトレイジ ビヨンド」に出てきても、不自然ではない人相風体の人が数人いた。ひとりはスキンヘッドだ。もしかしたら本物のそっち系の人なのかもしれない。年配の人が多いかと思ったが、若い人もいるしカップルもいた。「ヒットしているんだ」と実感した。

海中からクレーンで何かを引き上げているシーンから始まった。ヘルメットを付けたダイバー数人が海面にいる。やがて、車の屋根が現れ、車体が引き上げられる。ふたりの男の会話が画面に重なる。死んでいるのは暴力団担当の刑事らしい。覆面パトカーが映り、会話しているのは警視庁の刑事(松重豊)と上司だとわかる。

加藤が二代目を継いだ山王会は今や巨大な組織になり、政治に介入するまでになった。そんな山王会を放っておけなくなった警視庁は、取り締まり強化を命じる。出世した片岡が策動を始める。山王会は金集めがうまい石原が若頭になり、古参の幹部連中は面白く思っていない。片岡は古参幹部の富田(中尾彬)をそそのかし、関西の花菱会の会長に会いにいく。

花菱会会長(神山繁)と幹部の西野(西田敏行)や中田(塩見三省)は、富田の後押しを引き受けるような対応をするが、裏で富田の裏切り行為を山王会会長に告げ、恩を売ると同時に山王会の内紛を煽ろうとする。そうして、誰が敵で誰が味方かわからない、混沌とした抗争(殺し合い)が始まる。そんな中を何を企んでいるのか、片岡が薄笑いを浮かべて動きまわる。

片岡の動きを中心に見れば、まるでダシール・ハメットの「血の収穫」の主人公コンチネンタル・オプである。ふたつの暴力組織の間を泳ぎ、画策し、だまし、抗争を煽り、ついにはつぶしてしまうストーリーの原型を作ったのは「血の収穫」だ。黒澤明がそれを踏襲し「用心棒」を制作した。しかし、コンチネンタル・オプや桑畑三十郎と違い、片岡の狙いは汚い。

「アウトレイジ」も「アウトレイジ ビヨンド」も出てくるのは全員悪人だが、悪人の中でも汚い人間がいる。権力を持つ山王会会長の加藤、花菱会会長と幹部連中である。彼らを操ろうとする片岡は、もっと汚く卑劣だ。片岡の批判者として登場するのが、平刑事の繁田(松重豊)である。彼は「(汚いマネをして出世するくらいなら)一生ヒラでいい」と、捨てぜりふを吐いて片岡を否定する。

●自分の野望実現のために他人を陥れ利用する汚い奴ら

汚い奴らとは、自分の欲のために他人を陥れ利用する人間である。他人を己の野望のための道具としか見ない。その人間の生死など関係ない。必要なら殺されるように仕向ける。古参幹部の富田が殺され、繁田刑事に「片岡さんが殺したようなもんじゃないですか」と詰問されても、片岡はヘラヘラ薄笑いを浮かべるだけだ。彼はさらにエスカレートし、抗争を煽るために石原の事務所に銃弾を撃ち込む。

花菱会が自分の狙ったように動かないため、片岡は大友を仮出所させ山王会と落とし前をつけさせようとする。そのために、大友と木村を引き合わせる。刑務所で刺した相手を言わず木村をかばった大友は、そのことで木村の信頼を得る。大友が差し出す盃を木村は、「兄弟分の盃として受けてもいいですか」と口にする。大友も木村も暴力的で残虐なヤクザだが、少なくとも汚い人間ではない。

「アウトレイジ」ではオヤジの命令でもめ事を作るために木村とやり合い、その結果、組の者全員を殺されてしまった大友である。自らも刑務所に逃げ込むしかなかった。木村を切りつけたのは、筋の通らないことだったと大友は思っている。少なくとも大友は、自らの行為を反省できる人間性は保っている。刑務所を出たら堅気になるつもりの大友を、抗争の火種にしようとする片岡はやはり汚い。

山王会の幹部に無惨な殺され方をした、若い子分ふたり(桐谷健太・新井浩文)の死体を見つめる木村にも人間的な何かを感じた。ただ、感傷的あるいは情緒的な描写を徹底的に排除する北野武作品である。描き方はあくまでクールであり、かつハードである。しかし、昔の兄弟分の息子たちを預かったのに、死なせてしまった悔いが木村を責めている。そんな木村に大友も心を開く。兄弟分のちぎりを交わす。

山王会への落とし前をつけるために木村は大友を誘い、伝手を頼って花菱会会長と幹部たちに会う。しかし、花菱会の連中は、反抗的で花菱会を怖れない大友と言い争いになる。「殺したろかい」「殺せ」の応酬が始まる。木村とはつながりがあった幹部の中田が「こんな奴連れてきて、てめぇ、指詰めろ」と怒鳴り、西野が「道具持ってきたろか。ドスか包丁か」と続ける。

ヤクザの本質は恫喝ということが、実によく伝わるシーンである。双方、怒鳴り合うだけで、なかなか手を出さない。中田は腰から拳銃を抜くが、手に持ったまま「殺したろか」ともの凄い顔をして脅すだけだ。大友も「おう、やってみろよ」と挑発し、椅子から身を乗り出す。恫喝のチキンレースである。どちらも引くわけにはいかないが、本当は引くきっかけを待っているのだ。

「殺したろか」「殺せ」とやり合っていた大友と中田が立ち上がり、睨み合う。大友がいつ撃たれるかと、緊張感が高まる。中田がついに大友に拳銃を向けそうになったとき、木村が自分の小指を食いちぎる。第一関節の下くらいから食いちぎられた小指が畳に落ちる。一瞬の静寂。誰もが絶句するしかない。しばらくして、会長が「こいつ、病院に連れてったれ」と重々しく口にする。

どんなに度胸のすわったヤクザでも、自分で小指を食いちぎることなどできはしない。突然、拳銃をくわえて引き金を絞った「BROTHER」の寺島進ほどの凄さはないが木村は花菱会に認められ、大友も木村がそれほど心酔している男なら...と受け入れられる。昔のヤクザ映画なら「男が男に惚れる」展開になるけれど、花菱会会長や幹部たちは「あれなら使える。利用できる」とほくそ笑むだけだ。権力者たちは、下の人間を捨て駒としか見ない。

●権力を握り王になろうとすることに何の意味がある?

「アウトレイジ」「アウトレイジ ビヨンド」が描き出したのは、ヤクザという己の欲望のためには人を殺しても平気な連中(常に生死の場に晒されている人間たち)に託して、人間は何のために、誰のために生きているのかという問いかけである。彼らは最高の権力を握り、君臨することを願っている。王になろうとした男たちである。しかし、そのことに何の意味があるのか。

頂点の権力を手にするためには、手段を選ばない。誰が死のうが知ったことではない。裏切った者、刃向かった者は殺し、己の目的のために屍の山を築く。人間の歴史の中では、何度も繰り返されてきたことである。イギリス王家の歴史であろうと、日本の戦国史であろうと、トップの権力をめざして人間たちは醜く争い、多くの捨て駒(兵士)が死んでいった。

「アウトレイジ」のときの大友は、そんな権力闘争に巻き込まれ翻弄された。生け贄にされた村瀬は殺され、池元も捨て駒にされただけである。結局、最も汚い策謀を巡らせた加藤が会長を継ぎ、大友組を裏切った石原がナンバー2になった。悪徳刑事の片岡は出世し、若い刑事に自分の役得を譲った。権力を握り、生き残るのは汚い奴ら......、「アウトレイジ」はそんな印象を残して終わった。

北野武監督は「アウトレイジ」の続編を作るつもりはなかったのだろうが、作ることになったとき、続編のテーマは自ずと浮かび上がったのではあるまいか。僕は、木村がこれほど重要な役として出てくることになるとは予測していなかった。だが、大友と木村を中心に据えて「アウトレイジ ビヨンド」を見ると、そこには「悪人だが汚くはない人間たち」の友情が立ち上がってくる。

「アウトレイジ ビヨンド」の途中、一度だけ僕は涙ぐんだ。殺伐とした映画の中で、そのとき、突然に情感が盛り上がったのだ。他の人間のために小指を噛みちぎるほど思い入れられる(「心酔できる」あるいは「愛することのできる」)男として、木村は描かれた。その後、山王会との手打ちの条件として大友を破門にすることを強要され従ったとしても、木村は自分のためにではなく大友のために指をかみ切ることのできた人間なのだ。

それにしても汚い権力者たちは仲間割れを起こさせようと、様々な策略を巡らすものだ。権力者たちは、下の者たちが結束するのを怖れる。友情を交わすのを反逆の芽としてつぶす。権力者は、自分への絶対服従だけを望む。下の者が誰かを愛したり、誰か別の人間を尊敬したり、その人間のために命をかけたりすることを許さない。仲間を作ることを警戒する。反目させておけば、自分が安心できるからだ。

権力を握った者は、それが永遠に続くことを望む。自分以外の人間は自分のために生きているのだと思わなければ、権力者にはなれないし権力を握り続けることもできない。ヤクザ社会ならそれを露骨に描けるが、政治の世界を始め現実社会でも同じことは起こっている。だから、僕は汚い権力者になるよりは、悪人の方がまだマシだと思う。できれば、善き人でありたいけれど......

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com < http://twitter.com/sogo1951
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< http://forkn.jp/book/3701/
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> 愚者の夜・賢者の朝
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■Otaku ワールドへようこそ![163]
地下活動してきた育成中のアイドル、デザフェスにて地上へ!

GrowHair
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育成中のアイドルの卵たちの写真撮り役を、一年半ほど前から仰せつかってきました。将来は大きく羽ばたいていってくれることを期待してますけど、今はまだその手前の手前の手前、孵化する前の卵の段階です。

なので、練習フェーズってことで、今まであんまり目立つところに出てくることはありませんでした。あえて派手な宣伝を控えていたのです。ライブに出演することはありましたが、あくまでも練習の一環としてであって、さしたる告知もせず、地味に活動してきました。

「地下アイドル」という言葉があります。テレビや雑誌等のメジャーなメディアにあまり登場せず、ライブ等を中心に活動するアイドルのことです。地下アイドルだって、ライブ告知はするし、ライブのときは歌を収録したCDや手作りの写真集を売ったりもします。けど、育成中のアイドルたちは、それすらもせず、ライブのときも、出てきて、歌って、引っ込む、それだけでした。

そろそろ機が熟してきました。練習フェーズからプロモーションフェーズへと移行すべき時期かと。大きな舞台に立ってもいけるんじゃないか、と思わせてくれる実力がついてきました。歌でもダンスでもトークでも。大きな舞台の第一弾は今度のデザフェスに決まりました。じゃーん! パチパチパチパチ......。

ブースを構えて、路上レベルのミニライブ......ではありません。東京ビッグサイトの西ホール一階中央吹き抜けエリアに設けられたショースペースに出るのです。四階に通じる長いエスカレータからも見下ろすことができる、めっちゃ目立つ場所です。

デザフェスは11月10日(土)、11日(日)の二日間のイベントですが、その二日目の3:00pmからと5:30pmからの二回、出演します。人出のピークとなる、一番いい時間帯です。デザフェスのウェブサイトにタイムテーブルが出ています。
< http://designfesta.com/about-timetable/
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「アイドルグループの歌+ダンス」として掲載されています。つつくと写真とともに、簡単な説明がポップアップします。

「C(ハート)A」と書いて「シーアイエー」と読みます。写真は私が撮ったものです。特に、5:30pmからの回のは、7/22(日)に都内のスタジオを借りて、四人を6時間缶詰にして撮ったものです。気合が入っています。今度のイベントが、スターダムを駆け上がっていく第一歩になればいいなぁ、と。

●紆余曲折あったけどがんばってます

紆余曲折の内容をここにべたべたべたべた書き並べていったら鬱になりそう。大変です、アイドルの育成って。それ自体をゲームにして売りたいくらい。だいたいそもそもからして平坦な道で行けるなんて甘く考えてるわけではありません。実際にどんなモンスターに襲いかかられるかは予測がつかないけど、ラクして進める道なわけがないのは分かりきったことなので、どんな難局に陥ったとしても、力を合わせて乗り切って行こうな、そう励ましあってがんばっています。

ところがそういうことを言ってる矢先から、なんか起きるんですな。しかも、だいたいこの程度のトラブルは起きるだろうな、と予想している範疇を大幅に上回るやつが。うわっ、そそそそれは困る。そんなことの連続です。

残念ながらプロジェクトを離れて行かざるを得なかったメンバーやスタッフもいます。彼ら、彼女らだって、このプロジェクトを成功させたいと思って、そのつもりでがんばっていたに違いなく、こうなったのは残念でなりません。申し訳なくも思います。

けど、その時その時の状況ってもんがあって、どうにもならなかったなぁ、とも。離れていった方々も、それぞれの道でがんばって、幸せになっていっていただきたいと切に思います。

時折そんな暗雲が漂う中にあって、救いなのは、現行のメンバーがすごーくがんばっていて、めきめきと実力をつけていっていること。こっちがたじたじとなるくらい、いつでもやる気満々です。地味に練習ライブを重ねてきましたが、あのパフォーマンスを見た、あまり多くない人々は、あ、この子たちは、こんな小さな箱に納まってるようなタマじゃないな、今にビッグになるな、と予感したと思います。で、そろそろ箱を開ける時期かな、と。

えーっと、そもそもなんでケバヤシ(GrowHair)がそういうプロジェクトに関わるようになったのか、その辺の経緯は、この欄に何回か書いてますね。ま、この話題を取り上げるのは2月以来のことで、ずいぶん間が空いちゃってますけど。一言で言えば、写真撮ってると人とのつながりがイモヅル式に広がっていき、気がついたらここにたどり着いてた、ってことなんですが。

詳しくはこの辺とかこの辺とかこの辺をご参照ください。

'11年10月21日(金)「アイドルへの道は険しい」
< https://bn.dgcr.com/archives/20111021140100.html
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'11年11月4日(金)「アイドルの卵たちが輝いたライブイベント」
< https://bn.dgcr.com/archives/20111104140100.html
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'12年2月17日(金)「自分内別人格の反乱」の後半
< https://bn.dgcr.com/archives/20120217140100.html
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今年は私もようけ下北沢に通いました。このセーラー服のおっさんは、下北沢でよく目撃されています。7月にフランスに行ったとき、ジャパンエキスポの会場で日本人から声を掛けられ「小田急線で見ましたよ」と言われたほど。まあ、私に指導できるのは、写真のポージングと英語ぐらいのもんであって、本筋ではないんですがね。

10月28日(日)には、都内のスタジオを借りて練習しました。デザフェスのショースペースはめちゃめちゃ広くて縦に長いので、これをどう使うかがひとつのポイント。ファッションショーや集団でのダンスなどには向いたスペース構成なんだけど、アイドルのステージでどう生かすか。

それが難しいんだったら、デザフェス会場の屋外に設けられたライブステージを使ったほうが演じやすいんじゃないの? って思うかもしれませんが。ごもっともです。ただ、屋内のショースペースのほうが目立つんじゃないかな? ってシタゴコロだけです、はい。

デザフェスの出展条件は、オリジナル作品であること。ほぼそれだけです。年齢、国籍、プロアマを問わず参加できます。オリジナルであることがポイントなので、今回のステージではカバー曲は使わず、全曲オリジナルで固めます。

30分間のステージで、歌が5曲と、ダンス曲のメドレーが1曲です。歌にも振りがつきますが、口パクはせず、ちゃんと踊りつつ歌います。内輪を褒めるのも変ですけど、たいしたもんだと思います。今度は広いスペースを動き回りながらなので、いっそう大変そうではありますが、まあ、彼女たちならしっかりこなしてくれるでしょう。

ふだん練習している下北沢の音楽スタジオでは広さの感覚がつかめないので、ダンス専用の練習スタジオを借りました。それでもまだ本チャンの半分以下のスペースしかないんですけどね。練習風景。次の週末もまたそこで練習予定。
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/Studio121028
>

さて、ここまで「中の人」視点で内輪の事情などをけっこうぶっちゃけてきておきながら、いまさら営業トークもアレですが、みなさまぜひぜひお越しくださいませ。

後にビッグになったとき「オレは最初っから見てきたよ」と自慢できます。ぜったい一見の価値あります。なにしろ若くてかわいいし、歌やダンスのレベルの高さからは、真剣で一所懸命な姿勢が伺われますが、一方、トークなどではトボケた力の抜け加減が面白くて、独特の味を出してくれます。お楽しみに〜。

●人形撮影はロマンチックな気分で

さて、私はいつものように、ミニブースを構え、人形の写真を展示します。被写体は、人形作家である清水真理さんの作品です。それと、清水さんの教室の生徒さんであるヒムカコノエさんの作品。

清水さんの人形の写真は、10月19日(金)に撮ってきました。割とぎりぎりですが、この程度ではぜんぜん焦らなくなってます。今までいろんな修羅場をくぐり抜けてきたので、そういうとこは図太くなってきました。

ロケ地に選んだのは「ハイジの村」です。山梨県北杜市明野町にあるテーマパークです。中央本線の韮崎駅からバスで北のほうへずんずんと30分ほど登っていった高原の真っ只中にあり、自然がいっぱいの広々とした景色が広がっています。富士山ってどっちが前で後ろなのかよく分からないけど、後ろから見る富士山は彫りが深くてなんか違う山みたい。ハイジがテーマなのは、アルプスつながりってことなんでしょう、きっと。園内の街並みやガーデンがスイス風です。
< http://www.haiji-no-mura.com/index.html
>

この場所は、8月17日(金)に下見に来ておいたところです。そのときは、いつ何の撮影に使おうという具体的な予定はなかったのですが、ロケ地のレパートリーを増やしておきたいと思い。コスプレイベントが開かれるところで、レイヤーさんたちから評判がいいようなので、前々から一度見ておきたかったところです。

レイヤーのひよ子さんが作ってくれたロリ浴衣がすっかり気に入っていて、どっかにお出かけして、きれいな写真が残ればいいな、というもくろみもありました。うーん、カメコというよりはすっかりレイヤーですね。これがそのときの写真です。子供から凝視されると、ちょっと恥ずかしいものがありますね。
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/Park120817
>

自分が被写体なろうっていうのに一人で行ったので、カメラのシャッターはその辺にいる人に頼んで押してもらいました。一眼レフを持ってきている、撮るのが上手そうな人を狙ってお願いしました。ご自分のお子さんをきれいに撮るぞと張り切っているお父さん、って感じの人がけっこういました。ところが......。

頼んでおいて言うのもまことに心苦しいのですが、写真撮るのがあんまり上手くない人が多いですね。ピントが背景に抜けちゃってるのがけっこうあったり。小さいカメラでは思い通りに絵をコントロールすることが不可能だから、どうしても一眼レフが要る、という動機で入手したわけでは必ずしもないってことのようですね。

絵作りのためのレンズ選びや条件設定の選択肢が大幅に広がった分、撮影者がいろいろ考えなきゃならなくて、そこが楽しいのが一眼レフってもんなんだと私は認識しているんだけど、どうもその辺が......。

私の主張としては、一眼レフというのはプロ向けのカメラなんだから、多様な撮影を容易にするための多機能化・高性能化の方向性はいいとして、素人向けの変な機能はぜーーーったいに導入してくれるなよ、と思っているのですが。

例えば、人の顔をカメラ側が認識して、自動的にピントがそこに合うだとか。人が笑っている瞬間を認識して、自動的にシャッターが切れるだとか。そんなファンシーな一眼レフが、そのうち売り出されちゃったりするのかなぁ。競輪用の自転車に補助輪がついてる、みたいな。

この手の頑固な主張は時代の趨勢に押されて、年寄りのたわごとみたくなっていっちゃうのかなぁ。メーカーの技術屋さんのおじさま方よ、その辺の矜持だけは守りとおしてくれませんかのぅ、げふっ、ごふっ。

ハイジの村は広いし、自然がいっぱいなので、撮影に絶好の場所。ハイジ村の「村長」さんとお会いして聞いてみたところ、撮影に使うのもOKとのことなので、いつか撮影目的でまた来たいと思ってました。それが実現したのが10月19日(金)です。事前に企画書を送って撮影許可をもらっています。

清水さんご本人は個展の搬入で多忙とのことなので、清水さんの人形教室でアシスタントをしているN川さんにご同行いただきました。人形3体を持ってきてくださいました。いやぁ、これを撮影させていただけるなんて、光栄です。

夏と同じく、7:00新宿発の特急あずさ1号です。朝早いですが、これに乗り遅れると大変です。8:00発のあずさ3号は韮崎駅に停車しません。9:30前にはハイジの村に到着します。16:19ハイジの村発の帰りの最終バスまでの間、たっぷり撮れます。

前日、まるで台風みたいな風雨で、とてもすぐには晴れそうもない吹き荒れっぷりでしたが、天気予報を信じて行ったらちゃんと晴れてくれました。空気がめちゃめちゃ澄んでて、遠くの山までくっきり見えます。絶好の撮影日和です。夏のときよりもいっぱい花が咲いてました。コスモスとかラベンダーとか。

人形の撮影はメンタリティが大事なので、こちらも乙女チックな気分を盛り上げるために、恰好はセーラー服です。まあ、その必要がないときもセーラー服ですが。実用的にはイマイチです。撮ってる姿勢によっちゃ、ちょっと風が吹くだけでパンツ丸見えになっちゃいます。

中学生チックなチョーかわいいショーツの上には濃紺のオーバーパンツを穿いているので、いちおう「見えてもいいぞ」的な記号で覆ってはいるのですが。ちなみに、ウィキペディアの「ブルマー」の項目の記述によると、ブルマーは素材がナイロンやポリエステル等の厚地で伸縮性がある点などにおいて、下着のショーツとは相違するとあります。私の穿いてるオーバーパンツはそれほど厚地ではなく、綿95%、ポリウレタン5%とあります。

写真を撮るときは、ブレないように姿勢を安定させる必要があります。ひざ立ちとか、正座とか、横座りとか、腹這いとか。湿った土に体重がかかると水がしみ出してきて、冷たかったりします。気がつくと全身泥まみれです。全身泥まみれのセーラー服着たおっさん。見た人はいったい何があったんだ?! と思うべな。

なりふり構わずがんばって撮った甲斐あって、こんなふうに撮れました。
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/mMItyI#
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清水さんに見ていただいたところ「すごくファンタスティックに撮れていますね! 甘くて幸福感のある写真だと思います」とのコメントをいただきました。清水さんの作品は、プロの方々からも撮られており、私ごときが撮ったのが褒めていただけるのは大変光栄であります。こう見えても意外に乙女なワタクシです。

画像で見たからいいや、とおっしゃらず、ぜひデザフェスにお越しくださいませ〜。西ホール一階、C-239です。それと、去年イタリアで展示したときに大変お世話になったバーバラさんも出展参加します。やはり写真です。被写体はいろいろのようですが、そのうちのひとつは清水真理さんの人形です。そちらもぜひぜひご覧くださいませ〜。C-183です。

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
セーラー服仙人カメコ。アイデンティティ拡散。

8月13日(月)にクリーニング屋さんに預けたセーラー服の夏服を、10月20日(土)になってやっと取りに行けた。二か月も預けっぱなしにしててすみません。受け取りと引き換えに、別のを預け入れ。セーラー服の夏服と冬服をそれぞれ一着ずつ。冬服は撮影に使って泥だらけになったやつだ。そのとき着ていたのは、セーラー服の冬服。さて私はセーラー服を何着持っているでしょう。

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編集後記(11/02)

●キッチン周りでふたつの事件。電子レンジと天井灯。昨日、キッチンにいる妻がなにやら悲鳴を上げていたので飛んで行くと、もうもうと煙が立ちこめているではないか。発生源は電子レンジだ。扉をあけると、真っ黒な炭のかたまりがふたつ。一個はまだ燃えている! そいつらを洗い桶の水に叩き込んで、換気扇を強力モードで回転させる。焦げた臭いが強烈に漂う。

聞けば、冷凍してあったパンを解凍していて、ふと気がついたら煙が出て来たという。何秒に設定したんだと聞くと、はっきり覚えていないという。要するに加熱し過ぎで、炭化、発火してしまったというトンデモ事件。天井にセットされた検知器が感知したら大騒ぎになると思い、大慌てで南北の窓を全開し、ウチワまで動員して煙を追い出した。あとからよく見たらガスもれの検知器だった。焦げた臭いは今日になっても残っている。

キッチンの天井灯のランプが点かない。昨年、寿命の尽きた蛍光灯を替えたばかりなのに、またもや不調になり、どうしても点かないので蛍光灯を挿し替えた。これもしばらくの間は好調だったが、急に点かなくなった。思いついて、入居時に配布された設備のリストを見ると、ラピッドスタート型の器具らしい。最近挿し替えた蛍光灯は型番からスタータ型であることが判明。スタータ型の蛍光灯を挿してしまったから不具合が起きたのであろう。

蛍光灯を購入するとき、前の蛍光灯の型番を控えて行き、それにしたがってFL40で始まる蛍光灯を選んだのである。本当はFLR40でなければいけなかったのだ。二回続けて違うタイプの蛍光灯を挿していたのか。ネットで調べると、この組合わせは点灯しないが、点灯した場合はランプが短寿命になるという意見もあった。それだったのだろうか。

今日、野島電気にFLR40蛍光灯を買いに行く。それを挿してダメだったら、安定器かなにかが壊れているのかもしれない。そうなるとまたえらい出費に。昔はちょっと反応の鈍い人を「蛍光灯」といったことを思い出す。今は確信犯で"反応しない"人が国会にいる。なんと呼んだらいいのか。(柴田)

●続き。移動方法や所用時間検索にはGoogle Mapsのルート検索。電車だけでなく前後の移動時間がわかるから良い。といっても、自宅から駅までの時間は、エレベーターや信号の関係で+3分はしないといけなくて、ここをカスタマイズできればなぁと考えることは多い。検索結果はiPhoneに送り、Googleカレンダーの説明欄に記入。

最近使うのがiPhoneアプリの『駅探乗換案内』。今まで重宝していた乗換案内アプリが、iOS6になって落ちるようになり、浮気したもののひとつ。プレミアム登録しなくても、検索結果をカレンダーに送れる。送信時に選べるが、そのままならデフォルトカレンダー(Googleカレンダーのマイカレンダーのひとつにすることもできる)に、「移動」として登録され、説明欄に内容が記入されている。移動中にも参照でき、何といっても楽だ。続く。(hammer.mule)

< http://www.appbank.net/2012/10/22/iphone-application/494307.php
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駅探 乗換案内:新アプリとして堂々とアップデート
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