[3742] 兵庫県佐用町のひまわり畑で考えた

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《ハリー・ポッターが好きな人なら泣く》

■装飾山イバラ道[140]
 大阪旅行 ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター編
 武田瑛夢

■Take IT Easy![26]
 夏休みに読みたい本・AppleのCM・抜本的節電案
 若林健一 / kwaka1208

■おかだの光画部トーク[119]
 兵庫県佐用町のひまわり畑で考えた
 岡田陽一



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■装飾山イバラ道[140]
大阪旅行 ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター編

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20140729140300.html
>
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少しお先に夏休みを頂いた。今は大阪旅行から帰り、学校で夏休み前の最後の授業を終えて、一息ついているところ。

やはり夏の大阪は暑い。大阪に着いて飛行機を降りて通路をいろいろ歩き外気に触れるところまで来たら、ぶわっと熱気に包まれた。すっかり油断していただんなさんと二人は、その暑さに笑ってしまった。押し寄せる熱波。

一日目は前の週が台風だったこともあり、天気のいいうちに「あべのハルカス」の展望台に上っておこうということになった。二日目と三日目はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が目当てだ。

今回は、オープン直後でタイムリーなハリー・ポッターの話題を先に書いて「あべのハルカス」は次回にしようと思う。
※記事中にエリアやアトラクションのネタバレがあります。

●初めてのUSJ

一日目の夜からUSJのオフィシャルホテルに泊まることになっていた。ユニバーサルシティ駅までの電車に乗ろうとするとハリー・ポッターのラッピング車両が来ていた。

これは一日に何本か限定のものだったと思うのでラッキーだ。家に帰って調べてみると、まだ運行開始日前だったのでテスト運転だったのかも? 降りて写真を撮った。

・ハリー・ポッターのラッピング車両
< http://eimu.com/col/hary >

初日はユニバーサルシティウォーク内でご飯を食べようと思っていたので、「ババ・ガンプ・シュリンプ」で夕食にする。アメリカンレストランが好きな私は「ババガンプ」も好きで、東京店、ハワイ店と行っているので、大阪店も行っちゃおうと思っていた。

アメリカンレストランならではの、お誕生日コールをワイワイやっていて私たちも手拍子に参加したけれど、アメリカンな雰囲気と大阪のノリの相性は良いのかもしれないと思った。

二日目になり、USJゲート前にしばらく並んで入場。皆はハリー・ポッターエリアにダッシュしている。私たちは東京からなので、エクスプレスパスを買ってあり、入場時間は指定されていたのであまり焦らなかった。

私はできてから13年経つというUSJ自体が初めてなので、いろいろと新鮮だった。ジュラシックパークのアトラクションでは最後の落下が26mあるということで、落下感が苦手な私はとてもビビる。

東京から持参したカッパを着て、目を見開いてがんばった。最後はザッパーンと大量の水をかぶったけれど、終わった安堵感でとても楽しかった。

●ハリー・ポッターエリア

ハリー・ポッターエリアには、巨石が並んだ入り口から入る。本物の木が植えてあって雰囲気がとても良い。それぞれの木はまだ若い感じだけれど、今後は場所になじんでもっと良くなるだろう。途中に映画に出て来たハリーたちが乗っていた青い車があってワクワク感をそそる。

門につくと大音量でハリー・ポッターのヘドウィグのテーマBGMが鳴り響く。この曲がこんなにかっこ良く聞こえるのは、この場所だからなのだろうか。ここから先はホグズミード村だ。ホグワーツ特急や町並みが次々現れるので、好きな人には感動の瞬間だと思う。それぞれの造型物は、とても良く出来ていてしかも渋い。

キョロキョロしながら歩いて町並みを抜けると、左手に大きくホグワーツ城が見える。ベストな位置にドーンと見える。初めて見えた城がこのサイズだと、さすがに迫力がある。

私は昨夜からオフィシャルホテルに泊まってしまったので、まず上から城を見てしまったけれど(笑)、ゲートから城までのルートは本当に良く考えて作られているのだと思った。

・ホグワーツ城
< http://eimu.com/col/shiro1 >

・イノシシ像
< http://eimu.com/col/shishi >

・ホグワーツ城 見上げ
< http://eimu.com/col/shiro2 >

アトラクションに乗る直前には、左右にイノシシ像のある門を通る。この羽のあるイノシシがとてもイケている。門を入ると、このくらい迫り来る迫力で城を見上げることができる。ザクザクとした岩の質感が本物みたいでかっこ良かった。

●ハリー・ポッターのアトラクション

ロボットアームの技術も使われているという、ハリー・ポッターのアトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」は私が最も楽しみにしていたものだ。

城へ入るとロッカーへ手持ちの物を預ける。ライドの動きが激しいので、安全のためにもすべて預けた方がいい。メガネはOKと言われた。

中に入ると暗くなり、動く絵画のある階段を通る。持っているパスによって通り道が違うので、見られるものも微妙に違うようだ。映画で見た組み分け帽や、校長先生の部屋を通って進むといよいよアトラクションのライドに乗る。

アトラクションの感想は、ストーリーに一切触れずに動きだけを説明すると、ジェットコースターとメリーゴーランドと3D映画とお化け屋敷を足して、さらに凄くしたような感じだった。大興奮で大満足。

乗り物自体は四人が横に並ぶクワッドリフトのようなものなんだけれど、座席にはU字ハーネスがおりてきて上下左右縦横方向に全部動く。

手で掴むところも工夫されていて、曲がったパイプを体の前で持てるようになっているので、なんとなく魔法のほうきを掴んでいるように思えなくもない。動きが始まると横四人並びなのも忘れて、一人でハリーたちと飛んでいるように思えるのも不思議だ。

同じUSJにあるアトラクションの「NEW アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」は、3D映像で3Dメガネをかけて映像が自分の目の前に飛び出して来て驚くけれど、このハリー・ポッターは自分が映像の中に吸い込まれていく感覚だ。

3Dメガネはなく、裸眼で体験できるのだけれど、映像が4Kでリアルな上に縦横無尽に進む映像が目の前いっぱいに映る。ライドの動きと完全に連動していることもあって、映像の中に入ってしまったとしか思えないような体験だった。

何かの周りをぐるぐる回っているメリーゴーランドのようにも感じたし、ジェットコースター的な予測のつかなさもある。映画に出て来るいろいろなものたちが迫り来るので、お子様にはお化け屋敷的でちょっと怖いかもしれない。

何度も乗りたくなるスリルもあるし、感じたことのない疾走感もある。二日目は二回目だったので怖さも少なく、顔を前に出して映像世界を堪能した。

これはお世辞抜きに素晴らしかった。ハリー・ポッターを特に好きでなくても、乗り物として十分楽しいと思う。ハリー・ポッターが好きな人なら泣くかもしれない。

●実は最難関のお土産屋巡り

ハリー・ポッターエリアでは、乗り物は時間指定や整理券でストレスが少ないけれど、お買い物とレストランにはまだまだ待ち列が出来ていた。特に「百味ビーンズ」が売っているお菓子屋さん「ハニー・デュークス」には長い列ができていた。日々の混雑状況で販売方法は変えてはいるもよう。

私も「百味ビーンズ」を買って学校へ持って行ったけれど、まずい味は本当にまずいので、不幸を持ち込んじゃったような気がしないでもない。これはあくまでも自主的に選び、自己責任で食べるお菓子だ。

まだ全部の味を試していないけれど、土味とせっけん味は本当にまずい。後にフルーツ味のビーンズを食べても、後から土味が蘇ってくる。

ハリー・ポッターのアトラクションが終わった後にある「フィルチの没収品店」もまた人気のお店だ。ハリーの可愛い白いフクロウのヘドウィグのグッズもたくさんある。ここも待ち列が出来て入場制限になりやすい。

レストランは「三本の箒」に入り、バタービール、チキンとポークととうもろこしのセットを食べた。バタービールはノンアルコールのカラメル味のソーダという感じ。上の泡に見立てたクリームが甘くてけっこう泡が長持ち。

料理のとうもろこしは皮ごと焼くか蒸すかしてあって、見た目は豪快。味は私の作るとうもろこしの方が美味しいと遠慮なく言えてしまう感じ。たぶん作り置きのせいか、とうもろこしの粒が柔らかすぎて、プチプチ感いっさいなしだった。私たちの時間帯だけなのかは謎。

チキンとポークは食べ応えもあって味もしっかりしていて美味しい。場所の雰囲気は最高だったので、レジャーのご飯と割り切った方がいいだろう。だってイギリス料理だし。「三本の箒」の外にあるテラスから見ると黒い湖と一緒に城の写真が撮れる。

・黒い湖とホグワーツ城
< http://eimu.com/col/shiro3 >

ハリー・ポッターエリアでは歌やダンスの小さいショーも行われていて、ショーの後の記念撮影をしていた。写真は魔法学校のボーバトン校の美女たち。

本当にお人形のようにブルーのドレスの似合う美女たちが優雅に踊り、ダームストラング校の生徒は男らしく剣術のようなものを見せてくれる。このエリアにいる間は人間界のことは忘れられそうだ。

・ボーバトン校の美女たち
< http://eimu.com/col/boba >

USJではエクスプレスパスを買っていたので、怖くて有名なジェットコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」(前向き)にも乗った。

椅子がレールに直についてるんじゃないかというような、囲いのないジェットコースターで、腰のバーだけで支える。事前にエクスプレスパスを買う時に勇気がなくて後ろ向きの「バックドロップ」を指定しなかったので乗らなかった。

この辺はちょっと後悔している。どうせなら後ろ向きも試してみれば良かったかも。ただ前向きでも十分怖いジェットコースターだった。遠心力でお尻が座席から完全に浮く時間の長い事長い事。二回目では足を投げ出してけっこう楽しめた。

大人げもなく遊園地へ行って遊んだわけだけれど、なかなか気力体力がいるものだ。これからの時間の中で今が一番若いのだから、どんどん出かけていかなければ。

USJに行きたいなと思いつつも、13年も経ってしまったのだから、次はいつになるのだろう。USJは大阪の迫力や勢いを感じる場所だった。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>

大阪の飛行場で551の豚まんとしゅうまいを買って帰る。家で温めてご飯と食べた。しゅうまいを先に食べてから豚まんを食べたので、中身がほとんど同じように感じる。私は豚まんの方が好きだけれど、旦那さんは「しゅうまいとご飯」だそう。ご飯が好きなだけだろうけどね。


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■Take IT Easy![26]
夏休みに読みたい本・AppleのCM・抜本的節電案

若林健一 / kwaka1208
< https://bn.dgcr.com/archives/20140729140200.html
>
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今回は夏休み前最後ということで、書こうと思いつつネタとして一本にはならないようなことがらを3つ、まとめてお送りさせていただきます。

●夏休みに読みたい本

最近の若い子をみていると(こう言うようになると、自分も歳を取ったなと思うわけですが)、本を読まない人が多い。夏休みということで、いつもよりも時間はたっぷりありますので、この機会に読んで欲しい本を紹介します。

そのひとつは「スタンフォードの自分を変える教室」。

意志力(やるべきことをやるための力、やるべきでないことをやめる力)をテーマにした内容で、ひとつひとつ心当たりのある例に、痛いツボを押されるような思いをするはず。個人的には「モラル・ライセンシング」という言葉が印象的でした。

スタンフォードの自分を変える教室 / ケリー・マクゴニガル
紙版
< http://www.amazon.co.jp/dp/4479793631
>
Kindle版
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00CHWLZ5S
>

二つ目は、「コミュニケーション力」。

やや古い本ですので、デジタル機器を使った記述に関しては現在に合わないところはありますが、「質問力」「コメント力」「偏愛マップ」など実践的な内容が多く、会社の先輩や上司とのコミュニケーションが上手くいってないと感じている新社会人、若手社会人には読んでみて欲しい一冊です。

コミュニケーション力 / 斉藤隆
< http://www.amazon.co.jp/dp/4004309158
>

今、個人的に読もうと思っているのがこちら。

「SF映画で学ぶインタフェースデザイン アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン」
< http://www.amazon.co.jp/dp/462108836X
>

最近発売になったばかりで、SF映画に登場するインターフェースデザインから学ぶという面白いテーマの本。UX/UIデザイン系のお仕事をされている方に注目を浴びているようです。ただ、少し高めなのとKindle版が欲しいこともあって、私はこちらにしました。

Make It So: Interaction Design Lessons from Science Fiction
[Kindle Edition]
< http://www.amazon.co.jp/dp/B009EGPJCU
>

写真付きだし、Kindleなら本の内容から直接辞書がひけるので、なんとかなると思います。夏休みなので、こういうチャレンジもありですね。

●日本のメーカーではありえないAppleのCM

AppleのテレビCMを観ていると、日本のメーカーじゃこのCMは作れないな、と思うことが多々あります。それは製作にお金がかかっているとかいうことではなく、CMに登場するシーン。

現在放映中の「Parentfood」は親子の生活の中で登場するiPhoneが描かれているわけですが、ベビーカーにiPhoneを取り付けて走っているシーン、水辺でiPhoneを使っているシーン、庭でiPhoneを操作しているお父さんに向かって子どもが水をかけるシーンなどは、実際の生活のシーンとしてはあったとしても、日本のメーカーのCMで映像として取り上げられることはありません。

AppleのテレビCM 「Parentfood」
< http://www.apple.com/jp/iphone-5s/powerful/#video-parenthood
>

CMを観た利用者が同じことをして製品を落としたり、水没させて壊してしまった場合、メーカーの責任が問われるケースにも発展するため、少なくともテロップによる注意喚起が行われるのが普通です。

どちらかというと訴訟社会と言われるアメリカの方が、問題が発生した時に訴訟に発展する可能性が高いような気もするのですが、アメリカの基準というものがよくわかりません。

●抜本的節電案

東日本大震災以降、特にエアコンによる電力需要が高まるこの時期に、「節電」ということが言われます。

しかし、観ないテレビは消しましょうとか、部屋の電気は小まめに消しましょうといった程度では節電の効果はしれていて、もっと効果の高い節電策をうちださなければ目に見える効果が表れるようにはならないと思います。

そこで提案したいのが、「コンビニの削減」。コンビニ一軒で、一般家庭の30〜50軒分の電力消費があるそうなので、各家庭で電気を決して回るよりも圧倒的な節電効果が生まれます。

市街地に出ると、見渡しただけでもコンビニエンスストアがいくつか目に入ることが珍しくはありません。場合によっては、同一系列店が見通し範囲に複数あることも。

確かに数が多ければ便利ではありますが、それだけ電力消費をしているわけですから、これは減らすしかありません。同一系列店舗は一定の区画内での出店数を規制すれば、利用者の選択肢を残しつつ、適切なコンビニの出店数にできるはずです。

また、24時間営業も店舗を限定すれば良いでしょう。閉店後も冷蔵庫の稼働は必要なこと、夜間の電力は比較的余っていること、を考えれば効果は低いかもしれませんが、それでも店舗の照明や冷房にかかる電力を減らすことは一定の意味があります。

ただし、夜中に仕事をされているような方や、緊急時のことを考えれば一定区画内に必ず24時間営業の店舗が残っている方が望ましいと思われますので、これも一定数は残します。

では、出店規制により削減した店舗はどうしましょう? それぞれのお店には経営されている方がいらっしゃいますので、一方的に削減してしまうとコンビニの店舗をお持ちの方の生活問題が発生します。

出店規制により削減された既存店には、コンビニの出店数が少ない地方への移転を促進します。もちろん、移転にあたったは補助金を出すなど国が支援する前提です。

地方へのコンビニ出店を促進することにより、地方の生活が便利になり、災害時(昨冬発生した雪害による孤立などを含む)の補給拠点になることが期待できます。

まとめると、

1)一定区画内の同一系列店舗の出店規制による既存店舗の削減。
2)24時間営業の原則廃止(同じく区画内で一定数は残す)。
3)削減した既存店舗については、地方への移転を促進する(国が支援)。

この3つセットで実施すると、節電、地方の活性化、災害対策の3つの問題に対処できるように思います。

さらに、コンビニを減らすと「温暖化対策」にもなるはずです。

冷蔵庫やエアコンは、温度を下げるために熱交換という方式を使っています。これは庫内や建物の中の温度を外へ放出して中の温度を下げる仕組みなので、中の温度が下がるということは、それだけ外の温度が上がる。

つまり、コンビニを減らす=極端に温度の低い部分が減る、そして外の温度も全体的に下がるはず、という考え方です。

コンビニ関係の政策を国が積極的に展開すれば、節電と温暖化対策、両方に対応できるのではないかな?

【Q.62】24時間コンビニは電気のムダ遣いでは?
< http://www.nikkeibp.co.jp/article/tk/20100406/219710/
>

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
Take IT Easy! - 人にやさしいIT
< http://kwaka1208.net/
>
< https://twitter.com/kwaka1208
>
< https://www.facebook.com/kwaka1208/
>


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■おかだの光画部トーク[119]
兵庫県佐用町のひまわり畑で考えた

岡田陽一
< https://bn.dgcr.com/archives/20140729140100.html
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夏っぽい写真と言えば、「海にもくもくと成長する入道雲」とか、「一面のひまわり畑」などが季節感を感じます。今回は、一面のひまわり畑のお話。

毎年、7月〜8月初旬の時期に兵庫県佐用町では、120万本のひまわりが見渡すかぎり咲いています。
< http://www.town.sayo.lg.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=1469
>

自宅から車で30分ほどのところなので、わたしも毎年写真を撮りに行っています。最近では、ここのひまわり畑も、テレビの情報番組やニュースなどで多く取り上げられるようになり、大きな観光バスが何台も駐車場に停まっていたり、大阪、京都、滋賀、和歌山、香川、徳島、岡山など、近隣の府県ナンバーを付けた車がたくさんいるので、遠くから車で来るひとも多くなっているようです。

今年は、梅雨明け前日の7月19日と、猛暑が続く7月27日に行ってきました。今まで何年も通っていますが、二度目の方はかつて経験したことのない渋滞。普段なら自宅から30分もあれば到着するのですが、ひまわり畑から3〜4キロ辺りから、田舎道は車でつまって動かなくなり、結局一時間半くらいかかりました。
< https://flic.kr/p/odhDUM
>

さて、何年もひまわり畑に行ってみて、わかってきたことを何点かあげてみます。これから撮りに行く人、来年行く人は参考にしてみてください。

頭の中で撮りたい絵のイメージは、「夏っぽい青い空にもくもくと立ち昇る白い入道雲と一面のひまわり畑」。こんな写真が撮りたいな! と思って出かけるんじゃないかと思います。

しかし、なかなかそんなイメージ通りのシチュエーションでは撮れません。青い空、白い雲を目指してピーカンの午後に出かけると、暑すぎて人間もぐったりしますが、それ以上にひまわりも太陽に背を向けぐったりしんどそうにしています。
< https://flic.kr/p/ouAium
>

多くのみなさんの頭の中のイメージでは、ひまわりって太陽の方を向いて元気そうにしている感じですよね。でも、ホントはカンカン照りだと結構ぐったりしています。ということで、元気なひまわりを撮ろうと思ったら、雨上がりか、朝早くがおすすめです。

曇りの日は、自然の大きなシェードをかけている状態なので、どんな被写体でも撮影には向いています。

ピーカンでは、日差しが強すぎて、陰影がくっきりと出てしまいレフ板などが必須になりますが、曇の日はとても撮りやすいのです。青い空を背景にするのをあきらめて、ひまわりの花を中心に撮ると良いと思います。

< https://flic.kr/p/odhFot
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< https://flic.kr/p/odhnMY
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使用するレンズですが、一面のひまわり畑をできるだけ広範囲で撮ろうと、超広角を使いたくなりますが、広角よりも、むしろ望遠系やマクロレンズの方が使いやすいし、絵作りがしやすいのです。

結構人が多いのと、あちこちのあぜ道に、管理用の白いテントなど人工物があるので、広角だとそれら全部写り込んでしまい、使いどころが難しいのです。広角で取らなくても普通に遠くから望遠で切り取るだけで、じゅうぶんに一面に咲いてる壮大さが表現できますので、おすすめです。

また、望遠レンズを付けておくと、蜜にあつまってる蜂なども離れた場所からアップで撮れたりします。
< https://flic.kr/p/odiATT
>

マクロレンズを使うと、花のクロースアップが撮れるので、肉眼で全体を見ているのとはまた違った表情が撮影できます。

< https://flic.kr/p/ouMg3g
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< https://flic.kr/p/osKmeA
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< https://flic.kr/p/odhFpR
>

雨上がりであれば、花や葉っぱに水滴が付いているような写真も爽やかできれいです。

< https://flic.kr/p/ouKBmo
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< https://flic.kr/p/odhGWN
>
< https://flic.kr/p/odhFti
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なかなか、思い通りに雨が降りませんし、水滴も思うように落ちてくれませんから、小さな霧吹きに水を入れて持っておくと、バリエーションが撮れるのでおすすめです。

とにかく、暑い中の撮影になるので、熱中症や日焼け対策の準備はしっかりとしておいた方がいいですよ。あっという間に、顔や腕が日に焼けてヒリヒリしてきます。ひまわりがぐったりするくらいの日差しですから。帽子や日傘、タオル、ペットボトルに飲み物や塩分が補給できる飴など必須です。
【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > < Twitter:http://twitter.com/okada41
>

とうとうiPhone5の電源が突然落ちる頻度が高くなって、連絡が取れないなど人間関係も含め色々と支障がでてくるようになりました。今週末のアップルストア心斎橋を予約しました。なんとか改善すればよいのだけど。


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編集後記(07/29)

●"心に残る珠玉の10本"10位の「野良犬」(1949)を見た。65年も前の黒沢明監督作品で、後の刑事モノ映画の原点となる古典中の古典だ。画面はスタンダードのモノクロで、舞台は終戦直後そのままの東京、出てくる人もいかにも昔の人だが(もはや時代劇といっていいかも)、わかりやすいよくできたストーリーで、今でも充分鑑賞に堪える。というより、現在の刑事もの映画やテレビドラマと並べてみても、「野良犬」を超える作品は少ないのではないか(現在の刑事もの映画、テレビドラマは見ていないけど)。

とにかく暑い映画である。見ていて暑苦しいとかいう気分的な表現ではない。不快になるほど気温と湿度が高い汗だくの映画だ。タイトルからいって暑い! 荒々しい息を吐く野良犬のアップ。冒頭の満員バスなんか気が狂いそうな暑さを感じる。この車中で新米刑事(三船敏郎)が7発の実弾入りコルトをスラれてしまう。彼は犯人の手がかりを求めて、復員兵の姿で汗まみれで東京の下町や闇市を歩き回る。この場面はとても長く、雑踏の騒々しさと流行曲の数々、そこで生きていく人々の姿が捉えられている(闇市は隠し撮りだとか)。これが戦後わずか数年の東京なのか。それらリアルの風景は圧倒的な迫力で、じつに貴重な映像だ。

恐ろしく暑い真夏の東京。えっ、これが後に浪人姿の似合う三船敏郎かと驚くほどの二枚目スター、刑事姿の彼は長袖ワイシャツにゆるめたネクタイだから、暑さ倍増。袖をまくりあげればいいじゃないかとずっと思っていた。ああ、真夏に見るべきではなかった。とくに、舞台から下りた汗だくのレビューガールズがマグロのように横たわる楽屋のシーンは凄絶だ。ベテラン刑事(志村喬)の指揮のもと犯人を割り出し、追い詰めていく二人。まっすぐだが未熟な若手と、寛容で犯罪者の心理をよく知るベテランとのコンビは、後の刑事モノ映画、テレビドラマに登場する「刑事」の原型といえる。

世界の黒沢の映画だからすごいに違いない、ちょっとでもつまらないと思ったら自分が悪いのだ、なんて気持ちは全然ない。そもそも監督の名前で映画を評価するのはどうかと思う。映画好きな人たちの中には、黒沢なんでも万歳の人もいれば、黒沢がきらいだから見ないという偏屈な人もいる。もっとも、監督の名前で映画の出来を予想するのはアリだろう。BC級のおバカ映画しか作ってこなかった監督には期待できないのは当然だ。別な意味で期待するわたしだが。で、「野良犬」はとても面白く見た。暑さには閉口したが、涼しい部屋にいながら耐えがたい暑さを感じさせた映画ってすごい。すごすぎる。......暑いとしかいっていないな。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00CRAU6B4/dgcrcom-22/
>
「野良犬」


●「これからの時間の中で今が一番若いのだから」/WeMoカテゴリの品が欲しいよ〜。帰宅前にエアコン入れたい〜。/徒歩5分以内のコンビニを数えてみた。セブンイレブンが2、ローソン1、ファミマ2。

続き。ペアになって、Webディレクターとしてクライアントに、商品を売る為の企画を提案という流れ。インターネットを使った企画という制限あり。参加者の一人が、いままでで一番印象に残っている誕生日プレゼントをその商品とし、特徴を皆がヒアリングする。ペルソナはまた別の参加者。この人の趣味趣向をヒアリング。

商品は男性用ゴルフバッグ(女性用とペア、女性用のみもOKになった)。ペルソナは私であった......。ゴルフをやったことはないし、興味もない。そんな人間に売る企画。私と私のペアの人も私に売る為の企画を考える。

不思議なのが、どのペアも出るまでの時間がかからないこと、アイデアが被らないこと。多少似るものもあるけれど、アイデアの発想元や到達地点、理由が違っていたり。つまりクライアントへの説得材料が違う。ほんと他の人の考え方って勉強になるね。他社のノウハウを知る機会になる。続く。(hammer.mule)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00H91KK26/dgcrcom-22/
>
IRKit

< http://hmdiary.ldblog.jp/archives/52102660.html
>
【動作デモ】IRKitで全家電をPCから赤外線リモコン制御できるように!

< http://www.blogfromamerica.com/wp/?p=10464
>
iPhoneからWiFiで制御する電源スィッチ、Belkin WeMoを使ってみた。

< http://manikabe.net/2014/06/masayukitaguchi_3days/
>
【ワークショップ】田口真行のWebディレクション特講 がっつりワーク
ショップ3DAYS

< http://manikabe.net/2014/07/manisemi_p12/
>
まにゼミP12「田口真行vs松尾茂起 あれこれたっぷり質問合戦!(仮称)」
予定があって行けない。行きたいよ〜〜(切望・号泣)