[3775] 「まにまにフェスティバルP3」開催しました!

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《ということで、いいように上手いことやってください、以上》

■まにまにころころ[63]
「まにまにフェスティバルP3」開催しました!
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[403]Adobe Illustrator CS3〜CC2014編
 選択した図形をページ内に納める
 古籏一浩

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■まにまにころころ[63]
「まにまにフェスティバルP3」開催しました!

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
< https://bn.dgcr.com/archives/20141006140200.html
>
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こんにちわん、コロこと川合です。「まにまにフェスティバルP3」、おかげさまで無事に開催することができました! 当日会場へお越しいただいた皆さま、応援いただいた皆さま、ありがとうございました!

いやー、終わった終わった。(笑)

本当は開催後も後処理が何かと山積みで、それらを片付けるまでがイベント、なのですが、毎年どうしても開放感と脱力感に負けてしまいます。反省。

反省といえば、今年も山ほどあるのですが、それはひとまず胸にしまいまして、今回は振り返りながらいくつか印象的だった点を紹介しようと思います。

◎──毎度のことながら、セミナー登壇者の本気度が凄かった

まあ、参加される方からすれば「当たり前だろう、そうでなければ困る」って思われることかも知れませんが、おそらく想像されているであろうレベルではありません。主催している側が言うことではないのは重々承知ですけれども。分かってて言っちゃう。

結構ギリギリまで「今考えてます」「スライド、タイトルしか埋まってません」なんて言われてドキドキさせられたりもするのですが、実際にはめちゃめちゃ考えられてたりします。

準備期間中何度も、チャットや電話で、過去の参加者属性を訊ねられたり、どのような内容が喜ばれるのか、こんな内容はどうか、それともこんな内容のほうが刺さるか、というようなやり取りが何度も何度も。さらに当日に現場を見て微修正を加えられたりと、意気込みが半端ない。

もちろん主催者としても少しでも良いものを来場された方に見ていただきたく、あれこれ考えるのですが、あまりの熱量に恐縮して内心ではちょっとブレーキを踏みたくなる気分になるほどです。アクセルしか踏みませんけども。(笑)

当日最初のプログラムは3Fでの無料セミナーだったのですが、立ち見で聞いていた方が「これ、無料で話す内容じゃないだろう……」と声を漏らされていたのが印象的でした。また有料のほうにも参加されていた方から最後、「有料と無料の違いが分かりません」と、苦言(?)もいただきました。もちろん違いはあるんですが、本気度に関しては差はありません。

これ、どうしてこうなるんだろうって考えてみると、色々と興味深いんですよね。個々に事情は違うでしょうけれども、結果的にみなさん、聴き手のメリットをとても最大限に重要視されているように感じます。

例えば、分かりやすいところで言えば、今回だと4FのAdobe 仲尾さんのセミナー。少し違った業界だと、ベンダーさんのセミナーって、セミナーとは名ばかりの商品紹介だったりすることも多いんですが、仲尾さんの話はそうはなりません。

もちろん、自社製品であるAdobe Creative Cloud を題材に話されるのですが、「ほら、こんなに凄い商品ですよ、買ってくださいね」とはならない。聴き手に本当に有益な内容だったことが、参加された方からいただいたコメントから伝わってきます(私は3Fにいたので聞けていないんです……)。

もっともAdobeさんについては、Web制作者の多くが既にその製品を利用されているというのも大きいとは思うのですが、それだけではなくて。仲尾さんの場合、その理由の一端は「エバンジェリスト」という「肩書き」にあるように思います。

最近、Web/IT周辺の業界でよく目にするようになったこの「エバンジェリスト」、直訳すれば「(キリスト教の)伝道者」なのですが、まさに語義通りというか、「誰が名付けたのか知らないけど上手いこと言うなー」と感じています。営業、じゃないんですよね。布教、なんです。

この話、このまま続けると長くなるのでここらでやめますが、そのうちまた。会場で4Fの進行担当だった村岡さんから「今度、エバンジェリストにフィーチャーしたセミナーやりましょう」と提案いただいたので、それも実現したいと思います。

◎──「交雑」が起きた!

まにフェス最大の目的なのですが、まにフェスは特定分野だけでなく、Web/ITを中心としつつ、周辺分野を広く「ごちゃ混ぜ」にしています。

また、Web/ITの分野の中でも、制作の話からマーケティングの話、企画や考え方の話、チームビルディングの話と、セミナーも多種多様な内容にしています。

色々な人に来て欲しいという理由もなくはないのですが、本意としては、同じ人にあれもこれも見聞きして欲しくて、そうしています。

普通、Web制作の人はWeb制作のイベント、ITの人はITのイベントに、しかもその中でも自身の専門のものにしか行かないじゃないですか。それはそれで、もちろんいいのですが、それだけだと知識も交友範囲も広がりに欠けると思うんですよね。

最近あちこちでイノベーション、イノベーションってな話が言われていますが、変異の基本は交雑でしょってことで、そのためまにフェスを始めたと言っても過言じゃないです。

最初「雑多なイベント」って言ったら、それはネガティブな表現だろうって言われましたけど、目指してるのは実際に「雑多」でして。まあ、言い換える力
がなかったんですけど。

今年、Webからの視点で言うと、盛り込んだ「異種」は、紙、VR、ウェアラブルデバイスといったところ。紙(印刷)はこれまでも少しありましたが、今回は、株式会社ティウェブさんが株式会社竹尾さんとコラボした企画「紙の世界」の商品販売ブースがありました。

・紙の世界
< https://www.facebook.com/kaminosekai2014
>

様々な質感の紙を用いたノートや封筒が並んでいて、皆さん触っては驚かれていました。「やった!」って思いました。(笑)

VRについては、建築事務所であり、その技術を活かしたコンテンツ制作をされている、株式会社積木製作さんに、話題のHMD「Oculus Rift(オキュラスリフト)」でのコンテンツ体験ブースを出していただきました。

オキュラスリフトは、ヘッドトラッキング(装着した頭の動きにコンテンツが追従する)機能を持つHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で、その機能と広い視野角でVR(バーチャルリアリティ)コンテンツを体験できるものです。

積木製作さんが用意されたのは、リアルなジェットコースターのコンテンツ。

ヘッドホンとヘッドマウントディスプレイを装着してのジェットコースターは、付けている人は怖さを感じるレベルの没入感が得られるもので、ブースからは始終、悲鳴や驚嘆の声が上がり、周りを驚かせていました。びっくりしますよ、だって付けていない人には何のことだか分からないんですから。(笑)

その悲鳴が興味をそそって、順番待ちの列ができていました。

・株式会社積木製作
< http://tsumikiseisaku.com/vrox/index.html
>

また装着するデバイスという意味では、近いところにあるウェアラブルデバイス。日本ウェアラブルデバイスユーザー会さんにも出展いただいていたのですが、積木製作さんとの交流も生まれていました。

・日本ウェアラブルデバイスユーザー会
< http://w-ug.jp/
>

日本ウェアラブルデバイスユーザー会さんには、ブースにてGoogle Glassと、株式会社ブリリアントサービスさんのmiramaを展示いただきました。

miramaはジェスチャー操作できるめがね型のデバイスで、触れずに操作できることから例えば医療現場や食品工場といった厳しい衛生管理が求められる場所でも活用しやすそうなデバイスでした。

・株式会社ブリリアントサービス
< http://www.brilliantservice.co.jp/
>

「交雑」の話に戻すと、ユーザー会メンバーおけいさんのブログが印象的で。

・ウェアラブル女子おけいのブログ「まにまにフェスティバル出陣」
< http://ameblo.jp/okeipuuu/entry-11934407175.html
>

『いつもはウェアラブルを中心としたイベントであったり、それに興味を持っている人たちの集まる場へ出向くことが多かったので、あまり意識していなかったのですが、まだまだウェアラブルデバイスがどのようなものなのかを知らない方が多くいらっしゃることを再確認』と書かれていて、これまた「やった!」と、思わずガッツポーズ。(笑)

色々と嬉しかったです。

で、冷静なツッコミとしては「なんでそんな場を作ってるの?」という話で。ぶっちゃけそれをすることで、うちになんのメリットがあるのかっていう。

何度考えても、直接的にはこれといってないんですよね、今のところ。本当はそうでなくて直接的にメリットになる仕掛けを考えるのが私の本業で、それができていないのは怠慢か判断ミスでしかないと思われても仕方ないのですが、やってるうちにいつか見えてくるものに期待しつつ、その時のための先行投資だと言い訳しながらやっています。

間接的にはある、これは信じています。もちろん超微力、ミジンコもかくやってレベルですけど、本当に私の想い通りイノベーションの種にでも繋がれば、私の属する業界全体の底上げになると思うんですよね。それはうちじゃなくて、どこが起こすものでもよくて。

「あの時イノベーションが起こったきっかけのひとつは、まにフェスだったかも知れない」なんてことになったら、恩恵抜きでも単純に嬉しいですしね。そんな話を聴きながら、中島みゆきの「地上の星」でも歌いたいじゃないですか、いつか。「プロジェクトX」的に。(古っ)

「プロジェクトX」通り越して、「その時歴史が動いた」(古っ)なんてことになったらどうしよう、とかとか、そんな夢想しながらやってます、今は。

◎──濱村さんすげえ!(謝罪)

他にも色々ありすぎて、書いているとキリがないというか、正直に言うと原稿の締め切り時間が迫ってきている(実際には大幅に過ぎている)ので、ここらで最後に、裏方の話を。

まにフェスでは、当日会場で会場案内図兼タイムテーブルを配布するのですが、前日の準備中、しかも準備も中盤にさしかかるあたりで、なんと誤植が見つかりまして、配るのやめるか、知らなかったことにして通してしまうか悩んだのですけれど……。

我らがデジクリデスクの濱村さんが、間に合う手段と費用を検索、ダッシュでデータ修正し、しかも最初のものでは記載が間に合わなかった内容も盛り込み、なんとその日のうちに改訂版を会場へ! 頼りになります、ねーさん! ザル校正でほんとすいませんでした! いやもう、ほんとほんとごめんなさい……

◎──みんなすげえ!(謝罪)

迷惑かけたの、濱村さんにだけじゃないんです。(汗)

準備バタバタで、イベントの全体像を把握しているのは私だけという状況で、それなのに当日協力いただいた方に依頼したのは……。

「こやみーさん(スワールコミュニケーションズ)、深川さん(ちゅるんカンパニー)、大川さん(スパイソー)、4階お願いします。あ、じゅんじゅん(CLIP)も4階で。りかさん(STUDIO LAUT)、なかしずさん(ほっこり亭)、濱村さんと受付お願いします。あめく(CLIP)と、CLIPのみなさん、資料配布お願いします。ということで、いいように上手いことやってください、以上。」と、誇張なく、このまま。

4Fの進行をまるっとお願いした村岡さんとは一度の打ち合わせもすることなく、「いつもの感じで4F、いい感じでお願いします」とだけ。

Serversの小野さん、舟橋さん、コスプレしていただいた池上さん、ひもりん、他の皆さんも、無茶振りすいません&ありがとうございました!

搬入出の車を出していただいたティウェブ立石さんも! 他にもたくさん!

これ、本業(Web屋さん)の世界なら、最悪なディレクターの例としてネタに、いやネタにすらならないレベルですね。

ほんと無茶苦茶ですいません……しかもいつもいつもこんなんで……

反省はしてます……「反省だけならサルでもできる」(古っ)って声が聞こえてきそうですが……反省だけでなく、どんなに感謝しても足りないくらい感謝。

そんな頼み方でも何とかしていただけるのを、分かってるから甘えちゃってるんですが、負担かけてしまってすいません。

イベント成功の鍵は、超デキる人と出会えるかどうかにかかっています! とかなんとかまとめて、誰かの参考になれば。いややっぱ反面教師にして下さい。

◎──来年もやるの?

さて、そんなこんなのまにフェスP3でしたが、やっと終えたとこなのに、周りから当然のことのように出てくるのが、来年の話。次のことはしばらくは考えたくないので触れないでくださいと何度も言いつつ、なんていうか、すっかり「やめ時」を失ってしまった感じで……

昨年開催したのがマズかったんですよね。一昨年、最初のまにフェスP1を開催、で、二回目が昨年だったので、誰もが「年に一回のイベントなんだ」という認識になってしまって……しかも「文化祭」って言ってるし。

たぶん、やるんだと思いますよ、来年も。これまで、春にP1、夏にP2、秋にP3と、上手いこと遅らせ遅らせ時間稼ぎしてきましたけど、冬は忙しいのでまた春夏くらいに考えたいと思います。あくまで「たぶん」ですけどね!

また追々、サイトにレポートっぽいものを順次掲載していきますので、気長に待ちつつ、時々覗いていただければと思います。

・まにまにフェスティバルP3
< http://m2college.net/fes3/
>

【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
< https://www.facebook.com/korowan
>
< https://www.facebook.com/caputllc
>
< http://manikabe.net/
>
では、また来年〜。


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■クリエイター手抜きプロジェクト[403]Adobe Illustrator CS3〜CC2014編
選択した図形をページ内に納める

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20141006140100.html
>
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今回は、Illustratorで選択した図形をページ内に納めるスクリプトです。一応ページ内に選択した図形を入れるようになっていますが、GUI部分で入れ込む範囲を指定することで、その中に図形を収めることができます。なお、図形は縮小してページ内に入れ込む処理はしていません。今回はプログラムが長いので、縮小して処理するパターンは次回に掲載します。


// ページ内に選択された図形等を入れる
(function(){
if (app.documents.length < 1){ return; }
var w = app.activeDocument.width; // 横幅
var h = app.activeDocument.height; // 縦幅
// 内包するオブジェクトを指定する
var targetObj = {
x1 : 0,
y1 : 0,
x2 : w,
y2 : h
}
// GUI部分
var winObj = new Window("dialog", "ページ内に納める", [0,0,320,200]);
var cropSize1 = winObj.add("statictext", [20, 10, 300, 25], "収める範囲を入れてください(単位pt)");
winObj.add("statictext", [30, 50, 60, 70], "左");
winObj.add("statictext", [170, 50, 180, 70], "上");
winObj.add("statictext", [30, 80, 60, 100], "右");
winObj.add("statictext", [170, 80, 180, 100], "下");
var x1e = winObj.add("edittext", [50, 50, 150, 70], targetObj.x1);
var y1e = winObj.add("edittext", [190, 50, 290, 70], targetObj.y1);
var x2e = winObj.add("edittext", [50, 80, 150, 100], targetObj.x2);
var y2e = winObj.add("edittext", [190, 80, 290, 100], targetObj.y2);
var btnExtend = winObj.add("button", [20, 130, 300, 155], "実行する");
var btnEnd = winObj.add("button", [20, 160, 300, 185], "終了する");
// ボタンにイベントを割り当てる
btnExtend.onClick = function(){
targetObj.x1 = parseFloat(x1e.text);
targetObj.y1 = parseFloat(y1e.text);
targetObj.x2 = parseFloat(x2e.text);
targetObj.y2 = parseFloat(y2e.text);
adjust();
redraw();
}
// ウィンドウを閉じる
btnEnd.onClick = function(){
winObj.close();
}
winObj.center();
winObj.show();
// 位置を調整する処理
function adjust(){
// 各種オブジェクトに対して処理を行う
for(var i=0; i<activeDocument.selection.length; i++){
toInner(activeDocument.selection[i], targetObj);
}
function toInner(selObj, targetObj){
// 図形の座標を読み出し
var rect = selObj.geometricBounds;
var srcX1 = rect[0];
var srcY1 = -rect[1];
var srcX2 = rect[2];
var srcY2 = -rect[3];
// ページX座標よりも小さい場合
if (srcX1 < targetObj.x1){
selObj.translate(targetObj.x1-srcX1, 0);
}
// ページX座標よりも大きい場合
if (srcX2 > targetObj.x2){
selObj.translate(targetObj.x2-srcX2, 0);
}
// ページY座標よりも小さい場合
if (srcY1 < targetObj.y1){
selObj.translate(0, -(targetObj.y1-srcY1));
}
// ページY座標よりも大きい場合
if (srcY2 > targetObj.y2){
selObj.translate(0, -(targetObj.y2-srcY2));
}
}
}
})();


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

台風が来る前に終わらせたい、ということで頑張って脱穀しました。天日干しなので、稲刈りの後10日から2週間してから脱穀するのが普通です。しかし、これは天気に左右されるので、うまいタイミングでやらないと機会を逃してしまいます。

脱穀して、とりあえず少し精米してみたけれど、穂が出るときに台風の風でこすれてしまって、いまいちな品質。まあ農業は、天気次第、タイミング次第というところがあるので仕方ないけど、当面食べるお米はできたので、これでよしということで。

・データビジュアライゼーションのためのD3.js徹底入門
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797368861
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・D3.js例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/D3.js/
>

・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/
>

・4K/ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/
>

・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082
>

・Adobe JavaScriptリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844395955
>

・Nexus 7(アンドロイドタブレット)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/Nexus7/
>

・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/
>

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< https://www.ddc.co.jp/estore/cgi/item/start.cgi?m=DetailViewer&record_id=243
>
吉田印刷所の「印刷の泉」でも購入できるようになりました。


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編集後記(09/06)

●わたしのデスクの右方向にまだVHSを再生できる環境がある。ソニーのデッキが生きている。未だに捨てずに残っているVHSテープはSFやホラーが多い。だが、その中に大好きな「トータル・リコール」はない。以前、テレビ東京の「午後のロードショー」でやっていたのでHDD録画しておき、先週末に見た。「トータル・リコール」(1990)はいままでテレビで何度見たかわからないが、いつ見ても面白い。もう24年も前の映画だから、CGではなくて特撮である。セットやミニチュア、メカニカルな仕掛け、光学合成などで近未来の世界を描いていた。さすがにもはやレトロな映像だが、あまり古さを感じないのは設定の斬新さが未だに衰えていないからだ。

アーノルド・シュワルツェネッガーの主演だが、いま見るとかなり野暮ったい。セットだってチープといってもいいくらいだが、まったく気にならない。何度も見ているから、ストーリーは頭の中に入っているはずなのに、先が読めなくなるのはどういうことだ。まさしく、この映画の狙いである、いま見ているのは主人公にとっての現実か、それとも捏造された夢なのか、その境目をわからなくする術中にはまっているわけで、むしろ快感だ。もちろん、何度も見ているからであって、はじめの頃はよくわからずモヤモヤしていた。いや、今でも騙されたままなのかもしれない。すべては夢であったという解釈もある。

太ったおばちゃんの顔が割れてシュワルツェネッガーが出てくるとか、鼻の奥から追跡装置を引き抜くとか、大きなX線投影装置で危険物の有無を調べるとか、気圧が低くて目玉が飛び出すとか、名場面がいくつもあって、何度見ても楽しい。最近の映画ではあまり見られないと思うのが、異形の者たちである。乳房が三つある女をはじめ、グロテスクなミュータントがぞろぞろ出てくる悪趣味には、ちょっと閉口。この映画の監督は、わたしの好きな「ロボコップ」「スターシップトゥルーパーズ」も作ったと後で知った。頻繁にCMを早送りしながらカットされた「トータル・リコール」を見るのはあまりうれしくない。なぜ今になってこんなことをしていたのかというと、すこし前にリメイク版の「トータル・リコール」を見たからだ。

新しい「トータル・リコール」(2013)はCGをバンバン使ったスタイリッシュな映像で、物語はさらに複雑になり、正直よくわからなかった。どこまで夢なのか、どこから現実なのかはますます混沌。もう一度見ないとだめだ。カーチェイスシーンや、ロボット兵士たちと戦闘シーンが迫力あってすごいなと思う。つい旧作と比べながら見ていたから、おおっ、これはと思うシーンが現れるとうれしい。だが、これはリメイクと言うより別の上等な映画だ。偽妻役はケイト・ベッキンセールで、ほとんどターミネーターのようなしつこさと強さで、最後まで主人公を追い詰めていく。こわくてステキだ。この映画に伝説になるような名シーンはあっただろうか、忘れようとしても思い出せない。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000657NS6/dgcrcom-22/
>
「トータル・リコール」1990

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00C93YSUE/dgcrcom-22/
>
「トータル・リコール」2013


●えっ、いやたぶん普通だと思いますよ、当日中。誰でもできることかと……。この規模のイベントの企画や運営をされた方が凄いかと。大きなところほど見逃しやすいといいますが、実感しました。気がつかなかった〜。

とにかく本当にスタッフの人たちが凄かった! みなさんプロフェッショナル。この人たちが凄いから、人数が少なくても、事前調整なしでもイベントがまわったという感じ。意見を聞く機会を持ちたい。何度も書く。去年も書いたような気がするけれどまた書く。石碑に彫って置くべきなんじゃないかと思うぐらい。みなさん凄すぎます。ありがとうございます!

3Fの受付にいて、話はほとんど聞けず、ブースも回れず。前日の準備中にチラ見しておいて良かった。最後の最後に、すすめられて向かった体験型ブースへ。ウェラブルデバイスmiramaは熱を持ちすぎたとかで遭遇できなかったものの、Google Glassを体験。登場当時からあちこちでやっていたのに機会を逃していた。想像していたより視野を妨げない作りで驚いたよ。と、これはもう皆さんご存知だと思うので詳しくは書かず。続く。(hammer.mule)

< http://www.brilliantservice.co.jp/lab/mirama.html
>
mirama