[3803] ほんとうに会社をやめてもいいですか?

投稿:  著者:


《迷惑メールを迷惑メールセンターに送る》

■ライル島の彼方[03]
 ほんとうに会社をやめてもいいですか?
 薬師寺 聖

■クリエイター手抜きプロジェクト[407]Adobe InDesign CS3〜CC 2014編
 ページ外にテキストフレームがあるか調べる
 古籏一浩

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■ライル島の彼方[03]
ほんとうに会社をやめてもいいですか?

薬師寺 聖
< https://bn.dgcr.com/archives/20141117140200.html
>
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開業して16年が過ぎた。A.Popeの詩 "The Quiet Life" を好む、経営にはまったく適性のないキャラだが、どうにかこうにか歩いてきた。

ここ数年は仕事に注力できない状況が続いているが、数年後に浮上できればと、希望半分諦観半分で悠長にかまえている。

今回の記事は、事業の継続年数だけは長い者として、漠然と開業を考えている人たちに、なにか情報提供をできればという気持ちから書いてみた。

■退職を考えたら、自らに問うこと

どのような職業でも、中堅ともなれば、後進育成や工程管理を担うようになる。現場を離れたくなくとも、立場は変わっていく。

硬直した組織の中で、経営方針にNOを言えず、心身共に消耗している人がいる。看護や介護の問題を抱えて、定時間勤務が難しい人たちもいる。施設やサービスや機器が、まだ社会変化に追い付いていないのだ(★1)。

いっそ退職してフリーになった方が......と考えるのも無理はない。しかし、それは、最善の選択だろうか?
タイミングを逃してはならないが、フライングしては覆水盆に返らず。次の点について自問自答してからでも遅くはないだろう。

(1)退職理由は前向きか?

新しい事業への挑戦といった前向きな理由ではなく、待遇への不満や人間関係からの「逃避」といった、後ろ向きな理由のために退職するのなら、開業後の困難には、なおさら立ち向かえないかもしれない。

もし、後ろ向きな気持ちがあるなら、開業よりも転職の方がよいのではなかろうか。

(2)全力を出しきった経験はあるか?

仕事に限らず、学業や部活動やボランティア、どんなことでもいい、これまでの人生で全力を出しきったと言える経験があるだろうか?

それは、他者の評価には関係なく、自分に対して努力賞をあげられるような経験のことである。そうした経験のない人は、火事場の馬鹿力を発揮すべき時がわからず、踏ん張れないかもしれない。

(3)事業内容は経験を生かせるものか?

勤務先で担当していた仕事と、全く別の分野の仕事を始めることは、優れたコミュニケーション能力と実行力を持つ人でない限り、難しいものである。

できるだけ経験のある仕事で起業して(★2)、軌道に乗せた後に、新たな人脈を得て、別分野へと展開していく方が無難である。

(4)黒字転換まで耐えられる資金があるか?

開業時には、什器備品の初期設備投資が必要になる。自宅とは別に事務所を借りると、家賃や駐車場代も必要になる。自宅を事務所兼用として既存設備を使うにしても、黒字転換するまでの生活費は必要である。

再就職活動をせずに開業準備を始めるならば、失業保険は受給すべきでない。すくなくとも、1〜2年分の生活費は準備してから開業したほうが、焦りから誤った方向へ進むことを避けられる(★3)。

(5)将来の生活設計はできているか?

未成年の子や専業主婦(夫)の配偶者がいると、生活費をねん出できるだけの売上を、コンスタントに上げ続ける必要がある。

子が巣立った後には、自分の老後資金も考えていかなければならない。国民年金の支給額は、付加年金あるいは国民年金基金などを追加したとしても、厚生年金の足元にも及ばないのだ(★4)。

高齢になると、医療費、交通費、ヘルパー代、ショートステイ代、介護機器のリース料、(警備保障会社などによる)見守りシステムの契約料、など、出費が増える。開業する前に、生活設計について考えてみたほうがよいだろう。

■個人事業主に適したパーソナリティ

どのような仕事でも適性というものがある。個人事業にも、もちろん適性がある。自分のパーソナリティをよく知るよう努め、長所も短所も個性としてビジネスの中で活かす方法を考え、未熟な部分は補っていかなければならない(★5)。

(1)自分で考えて、自分で決められるか?

個人事業主は、事業所の経営者でありスタッフでもある(★6)。

事業方針を決めてくれる経営陣も、判断を仰ぐ上司も、相談できる先輩も、協力してくれる同僚もいない。誰も代わりに考えてくれないし、決めてくれることもない。事業所の方針、方向性、ビジネスの企画、すべて自分で判断しなければならない。

そうした責任の重圧よりも、他者の判断に従わなくてもよいことに魅力を感じる人なら、生き生きと働けるにちがいない(★7)、

(2)変化を恐れていないか?

変化し続ける社会の中では、荒波を乗りこなすように、バランスをとる必要がある。人生においては「変化し続けること」こそ「安定」だ。順風満帆でない時は、耐えて良い波を待ち続けることも必要になる。

個人事業という働きかたは、脱皮し続ける人に向いている。

(3)雑用の重要性を理解しているか?

勤務先では他部署の社員が担っていた作業も、自分でこなさなければならない。企画、プレゼン資料作成、見積交渉、打ち合わせ、ドキュメントの作成、帳票の作成と管理、データ管理、資金繰りなど、コードには関係のない作業が少なくない。それらの作業を、嫌いでもいい、苦手でもかまわないが、できなければならない。事務処理や雑用を軽んじる人が開業したいなら、初年度からアシスタントの雇用を考えよう。

(4)自ら提案をできるか?

取引先から仕事をもらう受け身の下請け体質では、事業を継続できない。安穏としていたら、取引先の経営状態に事業の成否を左右される。仕事は与えられるものではなく、自ら生み出すものである。提案力を高めてから開業したのでも遅くはない。

(5)リスクを引き受けられるか?

事業を継続するには、ハードウェアを買い替えたり、ソフトウェアをバージョンアップするなど、毎年のように追加投資が必要になる。

時には、実績作りのため、割に合わない仕事を引き受けることもあるだろう。また、開発案件の規模によっては納品が一年以上先になることもあり、さらに、顧客側の支払い条件によっては、入金が何か月も先になることがある。

先行投資を出し惜しみする人や、毎月定期的な入金がなければ不安な人は、不安を打ち消す方法を会得してから開業することをおすすめする。

(6)報酬系のバランスはとれているか?

事業の維持にもっとも必要なのは、報酬系のバランスだ。長期的視野で将来のための準備を用意周到に行いつつ、目先の利益にも何割かの時間を使う必要がある。

短期報酬系に偏って、目先のリスク回避と売上金額にとらわれていると、社会情勢が変化したとき、雲行きがあやしくなってしまう。

(7)自分の中にモチベーションはあるか?

金銭・名声・待遇・評価・五感の満足といった、外部からの情報をモチベーションにすると(★8)、それらに関係しない情報をフィルタリングしてしまい、型破りのアイデアが生まれにくくなる(★9)。

逆に、「このアイデアを形にしたい」「こんなシステムを創ってみせる」「これがあれば社会が変わるのではないか」「自分のこの技術を役立てたい」といった、自分の中にある情報をモチベーションにすると、企画を立てやすく、事業は継続しやすいだろう。(★10)。

(8)臨機応変に動けるか?

一人で複数の案件をこなしていると、ダブルブッキングに直面しそうになったり、実行環境が変わった時にはサポート対応が重なることになる。

スケジュール表が埋まっていたとしても、顧客からは臨機応変な対応をもとめられる。予定変更が苦手な人は、自分が対応できない時にバックアップしてくれる外注先や共同経営者を見つけておこう。

(9)自分の身体の中の声を聴けるか?

個人事業主は、自分自身が資本である。健康第一だ。顧客との連絡が途絶える状況など作ってはならない。

ところが、PC前で固まっているITエンジニアには、メタボ、眼精疲労、坐骨神経痛、腱鞘炎が、ほぼ、もれなくついてくる。

食事の量と質にせよ、運動にせよ、睡眠時間にせよ、個体差には言及していないテレビやネットの情報を鵜呑みにするのではなく、自分の身体の中の声に耳を済ませて、自分に合う健康維持方法を実行しなければならない。

(10)生き方の手本となる人はいるか?

個人事業主として事業を継続していくには、仕事力が必要だ。仕事力とは、人間力の上に作業スキルを重ねたものである。

すばらしいプログラムを書くスキルがあっても、セキュリティへの意識が甘かったり、データ管理がずさんであったり、顧客への配慮ができなかったりすると、依頼する側は二の足を踏むだろう。

仕事力を高めるには、生き方の手本となるような、人間性を尊敬できる人を、心の中に置くことだ。上司でも先輩でも同僚でもよいし、親やきょうだいや友人でもよい。ネットや本の中に見る過去の偉人でもよい。

「こういう人になりたい」という、具体的な。理想の人間像があればこそ、それと自分を比較することによって改善点が明らかになり、人間力向上につながっていくのである。

以上のようなことを検討した結果、退職を決意したなら、決意が鈍らないうちに行動するのみだ。

次回は、開業の方法と事業の継続方法について書いてみる。


★1 我が国には今なお性別役割分担が根強く残っており、少なくない女性たちが、家事や介護の大部分を担ったうえで、自分の仕事を行っている。だからといって、(乳幼児がいるのでない限り)仕事を諦めて家庭内労働に特化することは避けたほうがよいだろう。精神的な負担を軽減する意味でも、「会社はやめても、仕事はやめるな」ということを強調しておきたい。

★2 筆者が行っている業務、企画・デザイン・イラスト・設計・コーディング・編集・執筆・作詞作曲・セミナー講師などは、どれもサラリーマン時代に業務として行っていたもので、開業後に取り組み始めたものではない。全く未知の分野での起業は、経営センスと実行力のある人でなければ難しいだろう。

★3 筆者は、開業費用と2年間の生活費を準備して開業した。失業保険は受給せず、家族の収入にも頼っていない。連載執筆とパソコン教室開催の傍ら書籍を書き、一年半で離陸した。今なら、クラウドファウンディングや自治体の助成制度を検討したかもしれない。

★4 日本年金機構
・国民年金の保険料
< http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3763
>
・国民年金前納割引制度(売上を予測して納付方法を決めるとよい)
< http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=5788
>

★5 パーソナリティは、今では、遺伝か生育環境かの二択ではなく、脳の物理的な機能、COMT多型遺伝子型、生育環境、など複合的な要因で決まると考えられている。

独立を考える人は、どこかしら「いびつ」である。運が悪ければ障害になりかねないアクの強さを、社会の中で有効に機能する個性に変える方法については、「パーソナリティ障害がわかる本─「障害」を「個性」に変えるために(岡田尊司 著、法研)」が参考になるだろう。

★6 技術以外の情報に疎い人は、経営者の著書を読んだり、ビジネス系サイトの旬の情報に目を通したうえで、複数の企業経営者と、オフラインで交流することをお勧めする。

筆者の場合、たまたま元勤務先の図書室に経営哲学の本が並んでいたので、昼休みに読んでいた。異業種交流で、下請け脱却を目指す多数の経営者の人たちと膝を交えて話す機会が多々あった。

また、勤務先で、ベンチャー企業設立に伴う諸手続きを経験し、助成金による研究開発の会計のため、簿記の最低限の知識を仕入れた(簿記は大嫌いであって、身に付いてはいないけれども)。20代前半にそうした経験をしていたことが、開業へのハードルを下げた。

★7 単独で業務を完遂した経験や、プロジェクトを率いた経験のある人なら、問題ないだろう。

★8 金銭や名声や待遇などをモチベーションとする人の割合は、若年層になるほど少ないのではなかろうか。それはヒトの神経系の成長に伴う変化であって、今後、自分の中のモチベーションによって動くタイプがデフォルトになっていくのではないか。「神の神経学 脳に宗教の起源を求めて(村本治 著、新生出版)」(P.147〜P.151)を参照。

★9 日経IT Pro「Webプランニングから始めよう!」第9回 良いアイデアがわく人とわかない人はココが違う(2006/12/21)
< http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061211/256567/?ST=develop
>

★10 クリエイティブな職業の場合は、これらとは異なるものがモチベーションになることもあるだろう。息を吐かなければ苦しいように、頭の中のものを出力しなければ、音や絵や言葉で飽和して苦しい、だから創らざるをえない、といった生理現象に近いものである。

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開業を目指すなら、無償のVisual Studioで始めよう。
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【薬師寺聖/個人事業所 セイザインデザイン】
個人事業所 < http://www.seindesign.net/
>
ブログ < http://blogs.itmedia.co.jp/seindesign/
>
< infosei@seindesign.net >

絵を描き、詩を書き、曲を書き、文を書き、企画書と仕様書を書き、コードを書く、在野の思索家。科学・医療・福祉分野のXML案件を手掛ける傍ら、XML資格試験の初発本など、書籍や連載を多数執筆(主にPROJECT KySS名義)。
現在は、受託業務から独自発信にシフト中。
Microsoft MVP for Client Development(Oct 2003-Sep 2015)


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■クリエイター手抜きプロジェクト[407]Adobe InDesign CS3〜CC 2014編
ページ外にテキストフレームがあるか調べる

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20141117140100.html
>
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今回はページ外にテキストフレームがあるか調べるスクリプトです。ドキュメント全体のテキストフレーム総数と、ページ単位でテキストフレームの合計数が合っていれば、ページ外にテキストフレームはありません。不一致ならページ外にテキストフレームがあることになります。

以下のスクリプトを実行すると、現在のアクティブドキュメントを調べて結果をアラートダイアログに表示します。


// ページ外にテキストフレームがあるか調べる
(function(){
var flag = checkTextFrame(app.activeDocument);
if (flag == true){
alert("ページ外にテキストフレームがあります");
}else{
alert("ページ外にテキストフレームはありません");
}
// ページ外にテキストフレームがあるかどうか調べる
function checkTextFrame(docObj){
var tfAllObj = docObj.textFrames;
var total = 0;
for(var i=0; i<docObj.pages.length; i++){
total = total + docObj.pages[i].textFrames.length;
}
if (total != tfAllObj.length){
// ページ内にあるテキストフレームと全体のテキストフレームの数が不一致ならページ外にあり
return true;
}
return false;
}
})();


ドキュメントをひとつずつ開いて確認するのは面倒だという人は、以下のスクリプトを使ってください。

あらかじめ、調べるinddファイルをフォルダに入れておきます。サブフォルダ内にあるinddファイルもチェック対象になります。ページ外にテキストフレームがある場合は、指定されたフォルダ内にエイリアスが作成されます。


// InDesignのinddファイルでページ外にテキストフレームがあったらエイリアスを作成
(function(){
// inddファイルがあるフォルダを指定する
var folderObj = Folder.selectDialog("文字を検索するインデザイン(indd)ファイルがあるフォルダを選択してください");
if (!folderObj){ return; } // キャンセルされた場合は何も処理しない
// エイリアスを入れるフォルダを指定する
var saveFolder = Folder.selectDialog("結果(エイリアス)を保存するフォルダを選択してください");
if (!saveFolder){ return; } // キャンセルされた場合は何も処理しない
makeAliasList(folderObj);
alert("チェックが終了しました");
// エイリアスを作成する関数
function makeAliasList(folderObj){
// inddファイル一覧を取得する
var fileList = folderObj.getFiles("*.indd");
// ファイルの数だけ開いて文字列を検索する
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
app.open(fileList[i]);
var flag = checkTextFrame(app.activeDocument);
if (flag == true){
// ファイル名が重複しないようにスラッシュをアンダーバーにしたファイル名を使う
var filename = fileList[i].fsName.replace(new RegExp("/", "g"), "_");
// エイリアスとなるファイルオブジェクトを作成する
var aliasFileObj = new File(saveFolder+"/"+filename);
// エイリアスを作成する
var flag = aliasFileObj.createAlias(fileList[i]);
if (flag == false){
$.writeln("失敗:"+filename);
// もし、アラートダイアログを表示した方がいい場合は以下の行の//を消してください。
// alert("失敗:"+filename);
}
}
app.activeDocument.close(SaveOptions.no);
}
// フォルダを含めた一覧を取得する
fileList = folderObj.getFiles();
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
// フォルダかどうか調べる
if(fileList[i].getFiles){
makeAliasList(fileList[i]); // フォルダの場合は再帰呼び出し
}
}
// ページ外にテキストフレームがあるかどうか調べる
function checkTextFrame(docObj){
var tfAllObj = docObj.textFrames;
var total = 0;
for(var i=0; i<docObj.pages.length; i++){
total = total + docObj.pages[i].textFrames.length;
}
if (total != tfAllObj.length){
// ページ内にあるテキストフレームと全体のテキストフレームの数が不一致ならページ外にあり
return true;
}
return false;
}
}
})();


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

仕事の都合上、メールアドレスをWebに掲載しているため、毎日大量に迷惑メールがきます。迷惑メールフィルタでブロックするという手もありますが、せっかく大量に来るので、その情報を「迷惑メール相談センター」に提供することにしてみました。送信されてきた迷惑メールを添付して送ります。

・迷惑メール相談センター
< http://www.dekyo.or.jp/soudan/ihan/
>

・迷惑メールの送り先
meiwaku@dekyo.or.jp

一回きりだと効果がないので、毎日ひたすら「迷惑メールを迷惑メールセンターに送る」という地道な努力(?)を繰り返しました。その甲斐あって、ある日突然ほとんど迷惑メールが来なくなりました。

しかし、一週間もすると、突然大量の迷惑メールが。仕方ないので、また迷惑メールの情報を提供しつづけました。

すると今度は迷惑メール相談センターからメールが。どうも、地道に協力すると迷惑メール送信先(会社/法人)に対して何かやってくれるようです(これも、人数が多くないと駄目っぽい感じ)。

そして、また突然迷惑メールがほとんど来なくなりました。
でも、またすぐに大量にやってくるんだろうなあ、という気がします……。

・jQuery+jQuery UI+jQuery Mobile逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/486354149X
>

・データビジュアライゼーションのためのD3.js徹底入門
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797368861
>

・D3.js例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/D3.js/
>

・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/
>

・Egison言語 例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Egison/3.3.2/
>

・4K/ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/
>

・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082
>

・Adobe JavaScriptリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844395955
>

・Nexus 7(アンドロイドタブレット)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/Nexus7/
>

・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/
>

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< https://www.ddc.co.jp/estore/cgi/item/start.cgi?m=DetailViewer&record_id=243
>
吉田印刷所の「印刷の泉」でも購入できるようになりました。


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編集後記(11/17)

●「キャロライン・ケネディ:ジョン・F・ケネディの娘。アメリカ版サザエさん。買い物帰りに街まで出かけたような恰好で、天皇陛下に謁見」とは適菜収「B層用語辞典」より。そのときの写真を見ると、確かにあの服装は間違っていた。身近に注意する人がいなかったのだろうか。また、安倍総理の靖国神社参拝に対して失望したとか、イルカの追い込み漁に反対するとか、微妙な問題に軽率な発言をして、好感度は次第に落ちてきた。そんなケネディ大使に向けた手紙を、小川榮太郎氏が「最後の勝機」(PHP研究所、2014)で公開している。個人的な手紙の体裁を整えた評論であるが、英訳も掲載しているから大使に届いたようだ。日本について些か知識の足りない大使だが、この手紙を読むと日本人のわたしだって、日本のことをちゃんと理解していなかったと思う。

日本において靖国神社を始めとする先の大戦に関する歴史認識は、率直に話してはいけないテーマになってしまった。言論空間そのものが歪んでしまっている。靖国神社が問題化したのはつい近年のことだ。中韓の欺瞞に満ちたプロパガンダや、日本の偏向メディアのせいで問題化してしまった。靖国神社の本質は死者慰霊という宗教問題なので、外交問題にしてはならない。日本は、中韓に対してもアメリカに対してもそのようなルール破りを一度もしていない。独立を回復した日本は、生存している全戦犯を国会の全会一致で恩赦し、A級戦犯を含む処刑死した人たち全員を法務死として死後名誉を回復させた。それを国際社会に通告し、関係国すべてがこれを了承した。それを70年も経つのに、A級戦犯云々と改めて戦犯として永遠に歴史に刻印しようとするのは、文明から野蛮への逆行でしかない。

日本には重大な弱点がある。それは「お詫びの文化」だ。曖昧化の文化、先に謝ってしまえという文化、本音と建前の使い分けという文化、ともいえる。これは円滑な人間関係のための知恵だった。しかし、中韓との関係は、結局それに付け込まれる20年だった。道徳的に負う必要のない嘘の責めまで負うことになるという、堪えがたい屈辱を生じ、世界に間違った日本像を蔓延させた。今、日本にとって一番肝心なのは、中韓にプロパガンダはもう無効だとはっきり悟らせることだ。そのためには、日本がまず外交上では「お詫びの文化」を捨てること。そしてまた、「国際社会で自分を説明する努力の極端な欠如」からも脱却しなければならない。

〈あなたが仰つたやうに日米間は「強固な関係」だからこそ、「お互いの立場の違いについて正直に話し合」ふことが、本当に必要だ。日本は、自分を説明する努力に、もつと本気にならねばならない。中味のある論争をもつと重ね、誤解に誤解をぶつけながら、それを昇華させて新たな友情に達する位の覚悟がなければ、日米両国民は前に進めないのではないかと考へます。〉これはケネディ大使だけに向けた言葉ではない。日本人を覚醒させるための言葉である。筆者の言葉の力は卓越している。いい本を読んだ。/昨日、沖縄県民は最悪の選択をした。「辺野古移設は白紙に戻せ」とは朝日新聞の社説だ。読売と産経は「辺野古移設を停滞させるな」とまったく同一。日経は「いまこそ政府と沖縄は話し合うときだ」。どの意見がミスリードしているかは明白だ。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00O9RC3VE/dgcrcom-22/
>
「最後の勝機(チャンス)」


●プログラマーの方をご紹介いただけませんでしょうか? 常駐して作業してくださる方だと嬉しいです。zacke@days-i.comまで。

携帯に届いた迷惑メールは、auとdenkyoに転送している。ヘッダーがつかないから意味ないのかもしれないけれど、auはヘッダーが見られるので対処してくれるものと思っている。いまだに「最後通告」やら「メールアドレス変更しました(意味の無い英数字羅列ドメインから)」「こんにちは。○○銀行です」「空メール」「○億もらってください」「振込しました。確認してください」「有名人からのメール」「ゲスト様へ」「××××××××(自主規制)」「○○○○○○○○(自主規制)」「手続きが途中です」などのメールが届く。グループメールで送ってくるところが増えた。

「TAKARAZUKA 1万人のラインダンス」続き。
一回目の練習。まだ整列できていないエリアもありつつ、とりあえず音楽に合わせて動いてみましょうと。

練習が終わったら整列。欠席している人がいるため、真ん中に向かって、手をつなげるように移動しましょうと。これがまぁ大変。ラジオから繰り返し繰り返し、何色の人は左に、何色の人は右にあと一歩、あと半歩真ん中に、手は繋げますか、繋げないと失敗になりますよ、手を繋いでください、もう一歩真ん中に〜という声が聞こえる。

が、みんな聞いちゃいねー(笑)。先に書いた大学生ノリの人たちは、固まって冗談言い合ってるし、また別の団体はそれぞれ写真を撮りまくってる。手を繋げって言ってるよ? と私や私の近くの人たちは手を繋いでいるけれど、その人たちははしゃいでる。

私の近辺のエリアでは欠席者はほとんどいなかったようで、移動する必要はほとんどなかったんだけど、ラジオから失敗したら云々が聞こえるから、そのたびに手を繋いだり、場所の確認をしたり。私が神経質なんだろうか……。(hammer.mule)