クリエイター手抜きプロジェクト[412]Adobe Illustrator CS3〜CC2014編 選択された図形の内部情報を表示する
── 古籏一浩 ──

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今回は、Illustratorで選択された図形の内部情報を表示するスクリプトです。これは開発者にとって役立つかなというもので、普通にIllustratorを使っている場合には用がないものです。

IllustratorやPhotoshop、InDesignなどにはESTK(ExtendScript ToolKit)という開発環境(デバッガ)がありますが、それだけでは不便な場合もあります。

特に選択された図形などのオブジェクト情報を詳細に知りたい場合は、ブレークポイントを設定して、データブラウザで確認することになります。他にもグローバル変数に入れるといった方法もありますが、実際いまいちです。

そこで、選択された複数のオブジェクト(図形)の情報をGUIで表示することができるのが、以下のスクリプトです。編集エリアに出力されるので、表示されたオブジェクト内容をコピーすることができます。閲覧時にはホイールマウスを使うとスムーズに内容を確認できます。





// 選択したオブジェクトの詳細な情報を表示する
(function(){
var selObj = app.activeDocument.selection;
if (selObj.length < 1){
alert("情報を表示したい対象を複数選択してから実行してください");
return;
}
// GUI
var winObj = new Window("dialog", "ステータス表示", [0, 0, 800, 640]);
winObj.add("button", [ 10, 50, winObj.frameSize.width-10, 70 ], "完了", { name : "ok" });
var statusArea = winObj.add("edittext",
[ 10, 100, winObj.frameSize.width-10, winObj.frameSize.height-40]);
var prevBtn = winObj.add("button", [10, 10, 110, 40], "前の図形");
var nextBtn = winObj.add("button", [150, 10, 250, 40], "次の図形");
var index = 0; // 選択したオブジェクト(図形)の参照番号
statusArea.text = getObjectInformation(selObj[index]);
prevBtn.onClick = function(){
index = index - 1;
if (index < 0){ index = 0; }
statusArea.text = getObjectInformation(selObj[index]);
}
nextBtn.onClick = function(){
index = index + 1;
if (index >= selObj.length){ index = selObj.length -1; }
statusArea.text = getObjectInformation(selObj[index]);
}
winObj.center();
winObj.show();
// オブジェクトの情報を取得
function getObjectInformation(obj){
var text = "";
for(var i in obj){
try{ var t = checkType(obj[i]);
}catch(e){ t = "【種類不明】"; }
try{
text = text + i + " = " + obj[i] + " | " + t + "\n";
// objectの場合
if (t == "object"){
// 1階層のみ処理する
for(var j in obj[i]){
try{ var t1 = checkType(obj[i]);
}catch(e){ t1 = "【不明】"; }
try{
text = text + "  " + j + " = " + obj[i][j] + " | " + t1 + "\n";
}catch(e){
text = text + j + "【取得不可】\n";
}
}
}
// Arrayの場合
if (t == "Array"){
for(var j=0; j<obj[i].length; j++){
var t2 = checkType(obj[i][j]);
text = text + "  "+j+":"+obj[i][j]+ " | " + t2 +"\n";
// objectの場合
if (t2 == "object"){
for(var k in obj[i][j]){
try{
text = text + "    " + k + " = " + obj[i][j][k] + "\n";
}catch(e){
text = text + k + "【取得不可】\n";
}
}
}
}
}
}catch(e){
text = text + i + " | " + t + "【取得不可】\n";
}
}
return text;
}
// オブジェクトの型を調べる
function checkType(targetObj){
//$.writeln(targetObj);
if (targetObj instanceof Array){
return "Array";
}
return typeof(targetObj);
}
})();


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

カセットテープと言えば、昔のパソコンのプログラムの記録媒体。で、昔のパソコンに、以下のようなBluetoothカセットを入れて使うということができます。30年前のレトロパソコンで最新テクノロジーを享受できるという、素晴らしい時代でございます。

・Ion Audio Cassette Adapter Bluetooth Music Receiver for Cassette Decks
< http://www.amazon.com/gp/product/B00I3YLHAC/ref=cm_cr_ryp_prd_ttl_sol_0
>

デジクリでも岡田さんが書いている噂のゲーム「Ingress(イングレス)」をiPhoneでプレイしはじめました。しかし、場所が田舎というだけあって、岡田さんが書かれているような事態が発生しないというオチ多発。

◎XM(エキゾチックマター)が少ない(か、まったくない。XMは多分Googleとの通信パケットの名残と思われる)。

◎ローソン近くにない(ポータルになっている。全くローソンない地域もある。うちの地区はようやくコンビニが今年ひとつできそう)

◎ポータルない(田舎なのでロクに登録されておらず存在少ない)

◎田舎だと登録するポータルもロクにない。石材屋で置物買ってきて、適当において偽ポータルでも作った方が妥当なのかも。

◎ポータルに行くのに車は必須。2Kmや5km離れているのが当たり前(地球温暖化に貢献するナイスなゲーム。徒歩や自転車なんて都会の話。もしくは人口10万人以上の都市とか)

◎敵陣営の密集地域は他の市まで行かないと駄目。ガソリン代金、駐車代金かかって金喰いゲーム。

◎ポータル少ないからレベルも、なかなかあがらない。

◎少ないポータルを少ない人数で奪い合うオチ。しかし、それもすぐにやらなくなって平和(やる人少ないから)。ただ、ポータルをハックするだけの空しいゲーム。

◎やることないからリモートリチャージするだけの作業に。

そのうちポータルから商品券が出てくるのを期待しているけど、これも都会だけになりそう。

・Adobe JavaScriptリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00FZEK6J6/
>

・Illustrator自動化基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA
>

・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/
>

・Mac : JavaScript for Automation(JXA)例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/JXA/Yosemite/
>

・jQuery+jQuery UI+jQuery Mobile逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/486354149X
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・jQueryプラグイン逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541619/
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・データビジュアライゼーションのためのD3.js徹底入門
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・4K/ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/
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・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082
>

・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/
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・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< https://www.ddc.co.jp/estore/cgi/item/start.cgi?m=DetailViewer&record_id=243
>
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