《で、また一から作り直す。》
■ショート・ストーリーのKUNI[168]
何度でも
ヤマシタクニコ
■3Dプリンター奮闘記[53]
本業でも造形、趣味でも造形、なんでも造形
織田隆治
■ショート・ストーリーのKUNI[168]
何度でも
ヤマシタクニコ
■3Dプリンター奮闘記[53]
本業でも造形、趣味でも造形、なんでも造形
織田隆治
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■ショート・ストーリーのKUNI[168]
何度でも
ヤマシタクニコ
< https://bn.dgcr.com/archives/20150212140200.html
>
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半年くらい前のことだ。いや、3か月くらいかもしれない。覚えていない。
私は図書館で借りてきた本を読んでいた。それは大好きな作家の、最近出た作品集だった。リビングの窓辺のソファにすわり、明るい日の光に包まれて好きな本を読む。自分はいま、とてもぜいたくな時間を過ごしている。
そう思っていたのに、やがてそれはだいなしにされてしまった。本に書き込みがしてあったのだ。
「彼女が思わずそれを破く場面を」という言葉のそばに「破るでは?」と。
文字は緑色で、細書きのボールペンによるもののようだ。何箇所かに糸の結び目のような、ささやかなインクだまりができている。
図書館で借りた本に書き込みをする。しかも、「破く」で何も問題はないのにどうして「破るでは?」なんて書くのだろう。「破く」という言葉を知らない人なのか?
こういった行為を平気でする無神経な人間を私は許せないと思った。何より自分がせっかく浸っていた本の世界から、いきなり醜い手で引きずり上げられたような気がして不愉快だ。
結局、その日は本を閉じることになった。私の気持ちは収まらない。
また何週間か経ったころ、だと思う。自信がない。私は日記や予定表の類いはほとんど使わないから。私はまた図書館で本を借りた。海外の作家の、モノクロの写真がところどころに入っている美しい本だ。
ところが、また私は発見した。写真の横に添えられた「メトロポリタン美術館で」というキャプションの横に線が引かれ、「いつか行く」と、緑色のボールペンで。
線が一部、文字に重なっていた。右肩上がりの筆跡は「破るでは?」の筆跡と共通するところが多いように見える。気のせいだろうか。
そんなことがあると、図書館で本を借りることに気が進まなくなってしまう。でも、必要があって私はまた図書館である小説を借りた。この世のすべての本を自分で所有するなんてしょせんできないのだから。そして、また発見する。
------そういえば学問のある男はえてしてとんでもない代物であることがある。さもなくば虫酸の走るようなやつ。
その横に緑色のボールペンで
------ハハハ!
と書かれているのを。
私はびくりとなった。三度も偶然が続くだろうか? 私が借りる本に必ず、同一人物による書き込みがあるなどと? まるで先回りして、私が気づくのを待ち構えているように。
それともこの緑色のボールペンの持ち主は、図書館のすべての本に書き込みをしているのだろうか?
それは考えにくかった。いつも利用する図書館は本館・分館あわせて数十万冊の蔵書を持つ。小説やエッセイ本に限ってもかなりの数になるだろう。ありえない。
ならば、どうして? 書き込みの主は私が借りそうな本をあらかじめ探っているとしたら? まさか。でも、そのように見れば「ハハハ!」は、その文章そのものに向けられたようにも、そのような本を好んで借りる私に対して向けられたようにも見える。
おまえはそんな本が好きなんだな。おまえもそういうふうに思うわけだ。ハハハ!
図書館に行くことがこわくなった。同時に、ひきさがるわけにはいかないという奇妙な闘争心も芽生える。私は、それでまた図書館に行く。棚の本を物色しているふりをしながら、入館者たちをそれとなく観察する。
そのような目で見ると、図書館は油断ならない人間たちでいっぱいのような気がした。黒いキャップをかぶり新聞を読んでいるように見える小太りの男も、紙バッグを脇に持ち、本を持ってはいるが読まずに背中を丸めてスマホをいじっている男も、マスクで顔の下半分を覆っているまだ若そうな男も、どれもこれも怪しいような気がする。
この人たちのだれかが逐一私の行動を観察し、先回りしてボールペンで書き込みをしているのかもしれない。いや、そうしているに違いない。
ふと私は気づいた。ソファにすわって雑誌を眺めながらメモを取っている男がいる。40代、だろうか。薄汚れたパーカにぼさぼさの頭髪。ひげを生やしている。男の手に握られているのは緑色のインクのボールペンだ。
私の鼓動はにわかに速まる。どきどき! という音がまわりに聞こえそうなくらいだ。私の体はこわばり、視線をそらすことができない。男が気づいて私を見る。視線が合い、「なんだよ?」というふうに首を傾ける。私は目をそらす。男もすぐにまた雑誌に視線を落とす。
その夜も私は本を読む。寝室の机にもテーブルにも枕元にも、読みかけの本がたくさんある。間違えないように図書館で借りた本を別の場所に置き、その中から一冊、今は亡き小説家の作品集を読み始める。
--------そして幾分滑稽な音は、勝利のラッパの音のように、嚠喨とひびきわ
たるのだ。
「嚠喨」の文字の横に
--------りゅうろう
と読みがながふってあった。緑色のボールペンで。
次の日、私はその本を持って図書館に行く。
予想通り、あの男はいた。ぼさぼさ髪と、昨日と同じパーカですぐわかった。私はまっすぐ男のもとに行き、「おかしなことをするのはやめてちょうだい」と言う。男はぽかんとする。
「いつもいつも、私が借りた本に、先回りして書き込みをしてるでしょ。何のために? なにが目的でそんなことをするの? いやがらせ? 私に何か言いたいことがあるの?!」
男は相変わらずぽかんとしている。館内がしんとなる。
「これ以上おかしなことをしたら警察に言いますよ!」
「おれは何もしていないが...」
「うそよ」
「うそじゃないさ」
「よく言うわ。毎日毎日ここで私のことを観察してたでしょ。私の好きな本、好きな作家の本を選んで、それをおとしめるようなことをして。私が動揺するのがおもしろいわけ? 最低だわ! さいてい!!」
「いいかげんにしろよ、ばばあ」
「なんですって」
「頭がおかしいんじゃないのか、ばばあ」
「私はばばあじゃないわ。老けてみえるのかもしれないけど...まだ30代よ」
男は吹き出した。
「おい、この頭の変なばばあをどうにかしてくれよ!」
図書館員が駆け寄って来た。私は緑色のボールペンで書き込みがされた箇所を示す。これまでにも何冊も書き込みがされていたことも。
私の声はたぶん、興奮で醜く震えていただろう。ヒステリックな女と思われただろう。だが仕方ない。
図書館員は本をじっくりと眺め、困ったような表情になる。そのとき、ひとりの男が現れた。かなり年配だが、穏やかで教養ありげな風貌が好もしい。アイボリーのセーター。銀髪を自然な感じに整えている。私は直感した。
この人は私を救ってくれる。
男は微笑みながら私の肩にそっと手を置き、いかにもなんでもないことのよう
に言った。
「落ち着いて。その男性は無実です」
「何なの、あなたは...どうしてそんなことが言えるの」
「それは...その書き込みをしたのが私だからですよ」
「あなたが?! 何のために」
「何のために、ということはないんですが...すいません。こんな大人げないことをしてはいけませんよね。反省してます。図書館のみなさまにもご迷惑おかけしました」
男は図書館員に向かってていねいに頭を下げた。理由はわからないが、パーカの男をかばうため、そしてこの場を収めるためにうそを言ってるのだ。
男の真意は定かでないし、パーカの男が「ほらみろ」という顔をしているのはくやしかったが、銀髪の男はまともな人のようだ。私はこの場は「大人」になることを決め、それ以上反論することをやめた。
銀髪の男はそのあとも私を気づかうことをやめず、私を家まで送り届けた。私はなんだかくやしくて、帰るなり声を上げて泣いた。男は黙って背中をさすり続けた。
それ以来、銀髪の男は私の家にいる。彼はとてもやさしく、私になんでもしてくれる。
図書館でのできごとから何か月経ったのか私は知らない。ある日私は、自分が緑色の細書き用のボールペンを握っていることに気づく。私は以前からこんなボールペンを持っていたっけ? 驚いた私のもとに彼がやってくる。
「どうかした?」
「いえ...なんでもないわ」
あのとき図書館員が言った言葉がいまごろ脳裏に浮かぶ。
──これは当館の所蔵図書ではありません。おそらくお宅様のご自宅の本ではないかと...。
銀髪の男が紅茶をいれてくれる。甘めでミルクたっぷりの、私好みの紅茶。どうしてこの人はこんなにも私好みの紅茶をいれることができるのだろう。
私は混乱している。最近、私はあるできごとと別のできごとのあとさきがわからなくなる。不意に断片が浮かび、それが何かがわからぬまま別の断片が浮かぶ。それらの断片は何か月前のこと、あるいはこれから起こることなのか。
信じられないことを私に言った人がいる。銀髪の男は私の夫であると。もう40年も結婚生活をしているのだと。それなら私は60歳を超えていることになる。
まさか。私はまだ30代で、結婚などしていない。そうに決まっているではないか。私の両目からぽろぽろと涙が落ちる。中学生のころ教師に「あなたはいつも、くやしいときに泣くのですね」と言われたことを思い出す。
そう。私は、くやしい。くやしくてたまらない。
「どうしたんです、いったい」
「私は...私はまだ結婚してないわ...」
男は私の頭をやさしくなでた。太い腕の中に、私を包み込んだ。
「私、何がどうなっているのか、わからないの」
「わからなくてもいいじゃないですか」
私は泣きじゃくった。結婚なんかしたくない。でも、この人となら、してもいい。何度でも。
【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
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最近せっせと山登りしている友人のfacebook投稿を通じて高見山(奈良県と三重県の境にある山の名前です)は「関西のマッターホルン」と言われてることを知った。名前だけは前から知っていたが、そんなことは知らなかった。ちなみにネットで画像を検索すると、当然ながら相撲の高見山の画像がいっぱい出てきます。
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■3Dプリンター奮闘記[53]
本業でも造形、趣味でも造形、なんでも造形
織田隆治
< https://bn.dgcr.com/archives/20150212140100.html
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「なんとかなった...」
この一言につきます。何がって?
実は、ワンフェスとお仕事の納期が完全に重なっていた訳ですよ。前回の記事のタイミングでは、まだ気楽に書けていたわけですが、いざ現実となるとかなりヤバイ状況でした。
今回重なったお仕事ってのが、某所に納めるロボットの外装でして、それが結構デカいし制作期間もなかったわけです。
ワンフェスなんて、半年も前から分かってたことなんで、それをちゃんと計画して進めていればよかったんですけど、ここ半年ほど、本当に忙しくて、趣味の造形をする時間と心の余裕がなかったんです。
実に言い訳っぽいんですけど...。
大きなお仕事が重なって、すごくありがたいことではあるんですが、こういうのって、何故か重なるんですよねぇ...。ってこと、みなさんもあるでしょ?
僕の場合、お仕事自体もすごく楽しいんです。本業でも造形、趣味でも造形、なんでも造形ですから。
今回のワンフェスでは、とある小説に出て来るモンスターを作ったんですけど、それも凄く楽しかったんですけどね。
小説の著者の方からも激励のメッセージを頂いたりして、やる気はマンマンでした。で、制作に入ったわけですけど、一つ作って、ある程度出来た段階でしばらく仕事に集中。
そして、間を開けて見ると、なんだか雰囲気やディテールが気に入らない。
で、また一から作り直す。
な〜んてことを三度も繰り返してしまいまして、結局ギリギリまで造形していました。
ワンフェスなんかのイベントの場合、作った原型をシリコンで型取りし、そのシリコン型にレジンキャストといわれる樹脂を流し込んで複製し、制作キットとして何個か持って行って販売するわけです。
原型が出来てからが勝負で、複製したものを袋詰めしたり、展示する完成サンプルを作らないといけないんです。
組み立てて、色塗って完成させ、販売するキットは一つずつ袋詰めしないといけません。これが、結構時間と忍耐の必要な工程で、家庭内工場みたいな状態になります。
まあ、僕の場合は工房事務所ではあるんですけどね。本業でも同じようなことをやっていますし、慣れてはいるんですけど。
ワンフェスの準備と平行して、あるロボットの外装を3Dプリンターで出力して、組み立て、磨き上げて塗装してました。
3Dプリンターで出力できる範囲があまり大きくないので、一つのパーツをデータでいくつかに分割して出力します。
うちで使っている3Dプリンターの出力範囲が230×275×210mmというサイズですので、その大きさに収まる分割で出力しています。
それを組み立てていくというプラモデル状態です。
しかも3Dプリンターで出力したものには、積層痕という樹脂を積み上げて行く際に出来る細かい凹凸ありますから、地道にヤスってはパテ埋め、パテ埋めしてはヤスる。というこれまた忍耐を気合いの必要な作業があります。
今回のロボットは、40cm四方で高さが50cm程。小さく感じるかもしれないですが、内部機構との兼ね合いで、パーツの厚みに制限が出たり、接着面が小さいので、接着に色々と工夫を施す必要があったり、なかなか大変な作業です。
他にも付属パーツが沢山あり、それは手作業で作る必要もあり、制作期間も正味一週間という、かなりヤバイ状況でしたが、なんとかワンフェス前日に納品できました。
実は、ロボットの本体はすでに納品されており、パーツが出力し上がった段階で仮に組み付けることも出来ず、現地で一発合わせ! という非常に怖い状況であったんです。
こんなのも、3Dプリンターがなければあり得ないことです。
内部機構の3DCADデータは頂いていたので、それに合わせて設計して出力したので、当たり前と言えばそうなんですけど、CADデータだけでは分からないこともあります。
3Dプリンターで出力したものって、小さいものならそうでもないんですけど、大きなサイズになると、積層ピッチや温度、その他諸々の仕様で、歪みや伸縮が出るものです。
本当、実際の現場でヒヤヒヤしてました。
これまでの経験で、この3Dプリンターと素材では、これくらいの伸縮が出るだろうな...という職人的な勘に頼る部分でもありましたし。
で、現場にて...。ど、どうかな...。おお!!! ピッタリじゃん!!!ってことで、非常にうまく行きましたとさ。
貫徹作業を終えて、その足で新幹線に飛び乗り、昼一に東京の現場に入り、色々と調整しながら組み付けて行くんですが、終ったのが夜7時頃。それから、ワンフェス会場である幕張メッセ入り。
前日搬入ってのがあり、それは完全に間に合いませんでしたけど、同じディーラーの友人にお任せしてしまいました。ごめんなさいね...。
当日は朝7時から7時半には会場入りして準備があるので、起きられるか非常に不安だったので、メンバーの友人に、「もし、8時までに会場に現れない場合は、ホテルのドアを蹴破ってでも起こしに来てくれ...」と遺言を残し、くったくたの状態で、10時にはグタグタでホテルのベッドで泥酔。
なんとか日頃の責任感で6時に起床し、7時過ぎにワンフェス会場へ。展示品をきちんと並べ、準備完了。
「終った...僕のワンフェスが...」という安堵感でドッと疲れが(笑)
こういうイベントって、準備が終ると、後は寝て待て状態なんですよね。ですので、ワンフェスが始まると、ディーラーのやることはほとんどありません。
途中、卓内の椅子で何度も記憶をなくし、それでも一般参加者さんには気さくに対応し、知り合いのディーラーにもちゃんと挨拶をしにいくという、涙なしでは語れないようなワンフェスになりました。
でも、これが楽しいんですよねぇ...。やめられない(笑)
という事で、そんなこんなの行脚でした。
また半年後にはワンフェスがあります。次回はちゃんと計画立てて頑張ろう!(と、毎回思うダメな僕です)
【___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____ 織田隆治】
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編集後記(02/12)
●かつて「まれに見るバカ制度」と何度もこきおろした裁判員制度が始まったのは、2009年5月21日だった。法律では3年後の見直しを予定していたが、何かあったっけ? もうすぐ満6年になる。裁判員は、よりによって殺人や強盗傷害などの重大な刑事事件の裁判に参加しなければならない。一審で終わることはまずない。裁判官だけの高裁の審理が、その後にちゃんと控えている。一審の裁判員による審理なんて無駄なだけだと、始まる前から言っていたのだが、やっぱりそうなった。最高裁が二件の強盗殺人事件について、一審の裁判員裁判の死刑判決を破棄して無期懲役とした高裁判決を、支持する決定をした。
最高裁は「裁判員らの評議では、犯行の計画性や殺害された被害者の数、前科などを考慮し、同種事案の量刑傾向との公平性も踏まえて死刑がやむを得ないと言えるかを議論すべきだ」と指摘した。死刑を選択する場合は、説得力のある根拠を示せという。アマチュア裁判員に向かっていう言葉か。裁判員制度を導入した狙いの一つは、硬直化したプロの裁判官の判断に国民の感覚を取り入れることだったはずだ。しかも、裁判員に極刑の是非も含めた判断を求めるという無理難題を要求する。だが結局は、量刑にはプロによる相場があるのだから、無知蒙昧なアマの判決は聞き置くが無視する、ということ。
「松戸の女子大生殺し」については、一審(裁判員裁判)で死刑:妻子を殺害した前科があり、出所半年で強盗殺人をしたのは特に重視すべき。二審で無期:殺害の被害者は一人で前科と関連は薄い。先例からみると死刑は選択されない。とあり、最高裁は二審を支持して確定した。被害者の母は「娘は殺されて、裸にされて燃やされた。遺族には『公平』の言葉に意味はない」と怒気を込めて語り、「加害者は一人一人違い、被害者もいろいろなのに、結局、プロの裁判官に都合の良い言葉のまやかしではないか」と訴えた、と毎日新聞記事。裁判員の死刑判決破棄、過去三例はすべて同一の裁判長とはどういうことだ。
「南青山マンション男性殺害事件」については、一審で死刑:妻子を殺害した前科があり、出所半年で強盗殺人をしたのは特に重視すべき。二審で無期:殺害の被害者は一人で前科と関連は薄い。先例からみると死刑は選択されない。......どこ見ているんだ、二審の高裁と最高裁。正真正銘の極悪非道な殺人者に対して「死刑の適用には慎重さと公平性が求められる」って御託を並べるが、死刑判決するのがイヤってことだろう。「正しかるべき正義も、時としてめしいることがある」どころじゃない。先例に倣うのが裁判所なら、裁判官全員ク
ビにしてコンピュータに任せろ。まずは裁判員制度を廃止せよ。(柴田)
●hammer.mule の編集後記はしばらくお休みします