[3918] ダンボールアートとの出会い

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《続けてないと仕事がなくなるw》

■挑んで死にたい、ダンボールアーティストとして[04]
 ダンボールアートとの出会い
 いわい ともひさ

■グラフィック薄氷大魔王[434]
 「ブログエディタ Blogo」他、小ネタ集
 吉井 宏




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■挑んで死にたい、ダンボールアーティストとして[04]
ダンボールアートとの出会い

いわい ともひさ
< https://bn.dgcr.com/archives/20150603140200.html
>
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●海外ニュースをきっかけにダンボールでアイアンマン作り

ブログを開始してからは、情報収集することが習慣になりました。毎日更新するという義務を自らに課したわけですが、そのためには情報を入れ続ける必要があります。

仕事ではなく、誰かと約束をしたわけでもないので、毎日ブログを書くことなどいつ止めてもまったく問題はなかったわけですが、途中で止めると自分に負けた気がして、それは嫌だと思って続けていました(笑)。

ブログ開始から三か月後、とあるウェブサイトで面白い記事を見つけました。海外の人がダンボールでアイアンマンを作ったというのです。

アイアンマンはアメコミ(アメリカの漫画)のキャラクター。巨大軍事企業の社長が設計した鋼鉄のスーツで、音速で空を飛ぶことができ、手からビームを出し、肩や腕にはミサイルを搭載した最強の兵器という設定。近年映画化もされて人気になっています。

ウェブサイトに掲載されたダンボール製のアイアンマンを見て、ほとんどの人は「すごい!」「いいね!」ぐらいで終わってしまうと思いますが、なぜか私は「作りたい!」と考え、ネットに設計図が公開されていないか、探し回りました。

最初は、こういうものは海外のウェブサイトに公開されているだろうと考えて、「Ironman Blueprint」など英語で検索をかけていました。海外にダンボールではなく、樹脂を使った本物さながらのアイアンマンを作っている人がいて、そのウェブサイトに「Pepakura」の設計図を参考にしたと書かれていました。

「Pepakura」とは「ペーパークラフト」のことでした。もしかして、灯台下暗し? と思いつつ、今度は日本語で検索を開始。そしてついに、アイアンマン(顔の部分)の設計図を発見!

多摩ソフトウェアという会社が「ペパクラデザイナー」というソフトを開発していて、その会社のウェブサイトでアイアンマンのデータがダウンロードできました。今でも、同社のウェブサイトからダウンロードできます(記事執筆時点の情報)。A4サイズで数枚の設計図がPDFで配布されています。

< http://www.tamasoft.co.jp/pepakura/
>

ダンボール以外には「グルーガン」というものが必要でした。グルーガンは熱で棒状ののりを溶かして、ノズルから押し出すだけの非常に単純な構造の道具です。

冷えた状態ではプラスチックのように硬いのりは、熱を加えると粘度の高い液体になり、冷えるとまた元の通りに固まります。ダンボールの接着にこれを使います。

ダンボールは自宅にいくらでもありましたが、通販で送られてきた箱は質も悪く、折り目などもついているので新品のものを購入することにしました。

クラフト用品といえば東京ハンズというイメージがあり、足を運んだところ、グルーガンと「板ダンボール」なるものがありました。読んで字の如しですが、梱包用のダンボールとは違い、大きな板状のダンボールがクラフト用に販売されていました。

他にはダンボールを切るときに敷くシートや、アート用のカッターを購入。全部合わせても、3,000円程度でした。

印刷した設計図をダンボールの上に置いて、設計図通りにひたすらダンボールを切って下準備。その後は折り目をつけ、グルーガンで接着して完成。

手間がかかる作業でしたが、元の設計図が非常に良くできていて、完成したアイアンマンも見栄えの良いものでした。制作過程をブログで公開したところ、ちょっとした反響があり、飲み会でお披露目したときは人気者になりました。(笑)

●長年の趣味だったCGがダンボールアートとつながった

初めて作ったダンボールアートは、他の人が作った設計図を元に部品を切って組み立てただけでしたが、周りの反応の良さに驚きました。

何がそんなに面白かったのかを考えてみましたが、ダンボールという身近な素材で精巧なものを作ったというギャップや、実際に作ったものに触れられるのが良かったのかなと思います。

また、かぶれるものだったので皆でワイワイ遊べることや、写真に撮ってシェアしてネタにできるという、今の時流にちょうど合ったものだったことが大きかったかもしれません。

アイアンマンを含め、これまで作った作品はブログで公開しているので、ご興味がある方は是非ご覧ください。

< http://iwaimotors.com/blog/cardboard/
>

アイアンマンの設計図はペパクラデザイナーというソフトで作られていましたが、ペパクラデザイナーは3DCGのデータから展開図を作るソフトで、元となる立体は3DCGソフトで作っているとわかりました。

3DCGは、10年以上前から趣味で細々と続けていました。3DCGソフトは多機能で、写真と見紛うようなフォトリアルなものから、手描きアニメのようなタッチまで実に幅広い表現ができます。

ただ、品質の高いものを作ろうと思うと高い造形能力、美術的な感覚、3DCGソフトの操作能力など、高度なものが要求される上、機材も一昔前に比べたら格段に安くなったとはいえ、ある程度のお金がかかります。

作るからには人に見せて評価されたいものですが、いまや一般の人達も世界中から集結したトップアーティストを擁する、ディズニーやピクサーのような大手が作った映画に慣れてしまっていて、目が肥えています。それらと並ぶぐらいの品質でないと、中々、良い反応を得られません。

それに対してダンボールアートはもの珍しさも手伝ってか、とても良い反応が得られ、作り手としては非常にやる気が出ます。3DCGの制作にかかる時間と比較すれば、圧倒的に短い時間で形にできるのも嬉しいところです。そのような理由から、すぐにダンボールアートにのめり込んで行きました。

●3DCGソフトでダンボールアートを設計

3DCGとして作品を作る場合、モデリング(形を作る)、テクスチャリング(表面の模様作り)、質感設定、照明、構図など、様々な工程があります。一方、ダンボールアートの設計図作りに3DCGソフトを使う場合は、モデリングとなるため、作業時間は比較的短くなります。

実際には、最終的にダンボールで形を作るときに無理のないように、部品を細かくしすぎないよう、加工が難しい形にならないようにしたりと配慮は必要ですが、経験とともに勘所がわかってきます。

手始めに一番最初に作ったアイアンマンを真似て、別の型式のアイアンマンを3DCGソフトで作ってみました。画家は模写することが非常に良い訓練になると言いますが、3DCGも同じです。設計者の人の技術やセンスの高さが良くわかりました。

その後は、スターウォーズのキャラクターやオリジナルのガスマスクなどを作ってはイベントに持って行ったり、ブログで公開したりしていました。会社勤めの傍ら、合間を見つけては楽しみながら作っていきました。

●ダンボールアートをブログの個性にしてブランディング

セルフブランディングを標榜しながらも、これといって個性のなかったブログですが、ダンボールアートのことをプロブロガーのごりゅごさんが面白いと評価してくださり、「ダンボールアートをブログの個性にするといいよ」との助言をいただきました。

最初は正直言ってピンときませんでした。ネタとしては面白いと思うし、自分自身も長年の趣味とつながったことで大いに楽しみながら取り組んでいたものの、ダンボールアートを個性にしたブログに将来性はあるのかと疑問に思ったのです。

とはいえ、没個性的なブログのままでは見てくれた人の記憶に残りません。数か月運用してみてわかったことですが、私のブログは検索サイトからの流入が8割以上になっていました。今は誰もが検索サイトを使って情報を探し、ウェブサイトやブログを訪問します。

入口となるトップページを作っても、そこから入ってくる人よりも、検索サイトから探している情報が掲載されているページにいきなり入ってくる人の方が多いのです。

検索サイト経由でウェブサイトを閲覧し、必要な情報を得たら直帰してしまう人も多いため、一期一会となることが大半です。そのわずかな機会に印象付けて、リピーターになってもらうためにもブログの個性は重要なわけです。

まさか、ダンボールアートをブログの個性にした結果、後に人生を変える出来事が立て続けに起きるとは、このときは夢にも思いませんでした。

次回はブログ開始から一年後に起こった、驚きの出来事についてお伝えします。


【いわい ともひさ/ダンボールアーティスト】
Blog < http://iwaimotors.com/blog/
>
Twitter < https://twitter.com/iwai
>
Behance < https://www.behance.net/iwai
>

今週の一言:花粉症に効くと聞いてヤクルトを飲み始めました。腸内環境を整えることが良いんだとか。ただし、効果が出るのは来シーズン。飲み続けねば。


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■グラフィック薄氷大魔王[434]
「ブログエディタ Blogo」他、小ネタ集

吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20150603140100.html
>
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●「シャープペン一本でOK」になりたい

アナログでラフやアイディア出ししてると、滑りすぎるからと鉛筆を色鉛筆に持ち替えたり、芯ホルダーの赤や青を使ったり、シャープペンの芯を替えたり、ペンをあれやこれや試してるうちに、気がつくとすっかりラフ描きを忘れて、アナログ筆記用具の試し書き大会になってる。

机の半分くらいが、筆記用具や芯の入れ物などが散乱してすごいことにw 目的忘れて手段の改良に没頭すること多し。例えばシャープペン一本しかなければそれ使うのに、もっと描きやすいのあるはずだ! とか追求して結局わけわからなくなる。いつもなのだが。

ラフ用のテンプレートをA4で数十枚プリントして準備。気合い入れてラフやろうと思ったのに、ペンをいろいろ試すことに熱中。ハッと我にかえってラフ描きをしばらく進めるも、やっぱデジタルのほうが自由度高いよな〜とか思って、今まで書いた中途半端なラフをスキャンし始める(今ココ)。

●ブログエディタ Blogo

いわいともひささんの影響もあって、Bloggerのブログをちゃんと再起動しておこうと、先日からいじってたのだが、う〜〜ん、やはり思うようにならないなあ。

いろいろカスタマイズ可能だったり、機能を加えられたりして、けっこう複雑に使えるはずなんだけど、日本語をコピペしたときの改行がめちゃくちゃになったり、右揃えや中央揃えがちっともうまくいかない。

ブログエディタMarsEditをしばらく使ってたけど、こちらも結局日本語の扱いが面倒なのと、画像投稿の不自由さに耐えかねて使わなくなった。

< https://itunes.apple.com/jp/app/marsedit-blog-editor-for-wordpress/id402376225?mt=12
>

最近はBlogoっていうブログエディタを試用してた。こちらはプレーンテキストベースらしく、日本語の扱いはマシなんだけど、どういうわけか画像投稿がまともにできない。

MarsEditとちがってサムネールと本画像が使えるはずなのだが、サイズを設定して投稿した写真が縦80pixelにつぶれてしまう。ここがうまく動けば使い続けたいのだが。

< https://itunes.apple.com/jp/app/blogo-blogging-app-for-wordpress/id902111700?mt=12
>

2.2.2アップデータがあったから入れてみたけど、今度は既存の記事の更新アップロードがいつまでも終わらなくなった。

う〜むむ。強制終了して画像アップテストしてみたら、画像がつぶれるのは直ってるけど、サムネールクリックでフルサイズ画像が表示されたりされなかったり。何度もテストしてたら、既存の記事の更新で確実にフリーズするようになった。ダメだこりゃ。もうちょっとなんとかなってほしい〜。

今さら他のブログサービスに移るのもねえ。書き散らかすのはFacebookとTwitterで十分なんだけど、Facebookは自分の書いた記事すらまともに検索できないから記録やアーカイブには向かない。

他の人の記事だって遡って読みにくい仕様(途中から記事が飛び飛びになるし、遅い!)。そのへん、ブログは一旦書いてしまえば、検索も遡るのもタグ/ラベルも自由自在。Bloggerを使い続けるしかないか。

Blogo、試用期間が終わるけどもうちょっとちゃんと使ってみたい。ってことで購入してみた。修正した記事をアップするとき固まってしまう問題は起きない様子。画像のアップもスムーズ。うん、割といいかも。

「MarsEditのようにチェックボックスでタグを指定できず、手入力」と「記事が設定した日付ではなく新規作成した順で固定」なところだけイマイチ。しばらく使ってみて、MarsEditとどちらをメインエディタにするか決めよう。

●TDW作品123個の謎

「一日一個、質はともかく数を作る」がテーマのTDW。仕事はともかくTDW作品を連続的に作っていれば、少なくとも「日々の充実感」はあるw

今年は1月からそこそこ忙しいのに「充実感」が少ないなあと思ったら、やはりTDW作品をあまり作ってないのだった。昨年は4月までで65個も作ってるのに、今年は同じ期間で20個。だからかー、と思って今一生懸命増やしてる最中。

で、2014年は何個作ったんだろうと調べると127個。2013年ははちょうど100個。まあThe Daily Workっても3日に1個がせいぜいなんだな、と、3DCGに移行して以来の一年のTDW作品数を数えてみたら、なぜか120個台の年が多い。

おそらく130個あたりに壁が存在するようだ。123個が多いのは狙ったわけじゃないよ。そもそも数えたの初めてだし。

2014年 ─ 127個 ★
2013年 ─ 100個
2012年 ─ 123個 ★
2011年 ─ 122個 ★
2010年 ─ 115個
2009年 ─ 123個 ★
2008年 ─ 123個 ★
2007年 ─ 137個
2006年 ─ 135個
2005年 ─ 146個

たぶん、夏頃にTDWフォルダで元旦用の干支キャラのサムネールが上のほうに見えてる状態で「あれ? 今年はあんまり作ってないな」と気づき、秋までにちょっと集中して作って100個越え、あとは成り行きでこの数になるんだろうな、と。

ついでに2D時代の1999-2004年も数えてみると、「2004年-213個、2003年-93個、2002年-191個、2001年-338個、2000年-261個、1999年-202個」。15分で描いたものもあったりするので、数時間〜丸一日かかる現在の3DCGのTDWとは比較できないです。

一日一枚更新絵。僕がやってた「Painter BBS」で1999年頃から盛り上がってて「一日一枚リンク」は30人くらいいたはずだけど、その後どうなったかなあ。海津さんなんか、本当にほぼ一日一枚で今まで続いててあと少しで5000枚!

僕の場合、なんで続いてるかっていうとハッキリしてて、TDW作品を見た人から仕事が来るから。つまり、続けてないと仕事がなくなるw 完全に僕の活動のエンジンになってる。


【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>

昨日からずーっと少し頭痛。今日も頭痛。風邪引いたかと思ったが、熱はない。。。。あっ! これって、液タブ使ってたときのスマホネック状態の頭痛じゃないかーー!! 紙にペンでラフ描き大会を昨日から必死でず〜っとやってたから。液タブの時と同じ頭痛だ! やっぱ紙に描くの廃止にすべきだな......。

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
< http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500
>

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
< https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii
>

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
< https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
>

・ハイウェイ島の大冒険
< http://kids.e-nexco.co.jp
>

・App Store「REAL STEELPAN」
< https://itunes.apple.com/jp/app/real-steelpan/id398902899?mt=8
>


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編集後記(06/03)

●週日の平均的な過ごし方。朝食後に部屋の掃除。妻は毎日、掃除機をかける。と書いて、なぜ「掃除機をかける」なんだと考える。「かける」とは? 同じ疑問を抱く人がいてネットで問いかけたら、親切に応じた六人のいい人がいた。広辞苑によれば、「掛ける・懸ける」の意味が「道具・機械などにその作用を行わせる」とある。アイロンをかける、エンジンをかける、鍵をかける、などの用例がある。だから、わたしは8時30分に「Macをかける」。もちろん、その前に担当する掃除は終えている。土日の朝は少し掃除個所が増えて、月末はキッチンのレンジフードやその周辺のミニ大掃除がある。

MailとSafariをツインモニタに展開し、まず200通超のメールを片づける。必要なメールはせいぜい20通だ。登録しているメルマガは後でゆっくり読むとして、毎朝の習慣としてコーヒーを飲みながら「ドア日新聞」を読む。livedoorのブログを始めたら自然に来るようになったメルマガだが、編集が上手でとても読みやすい。注目、国内、海外、経済・IT、トレンド、グルメ、芸能の各ニュース、女子コラム、ゴシップと分類され、それぞれ5本ずつの記事がある。タイトルのつけかたがうまい。記事を選ぶと、まず「ざっくり言うと」のページで要点を読み、面白そうだったら「記事を読む」へ進む。

わたしは今年になってから食事時にニュースを見る程度で、テレビの番組は一切見ていない。清々しいくらい見ていない。妻は知的バラエティやプロ野球ナイトゲームが大好きで、テレビがなければ困っちゃうタイプだ。だから「ドア日新聞」の芸能やスポーツネタ、トレンド、ゴシップなどを読んでおけば、会話が成立するし、ときには新ネタを披露して喜ばれる。夕方は「ドアスポ」が配信され、注目トピックス、驚愕のスポーツニュース、こぼれ話の20本の記事が読める。記事はオリジナルではなく、いくつものWebサイトからの転載だが、いいネタを選んでいる。この編集部は楽しいだろうなー。

午前中に「デジクリ」当日分の最終チェックと発行手続き。お昼までの時間は、メルマガ読んだりサイト巡り。13:30から14:00の間に10分間、必ず昼寝する。その後、天気がよければ自転車で60分から90分、あちこちを走り回る。週に三回は図書館に行く。夕方から夜の21:00くらいまでは、翌日のデジクリの整理と編集後記書きだ。23:00くらいまではネットか本を見ている。週日はそんな具合だが、翌日にデジクリ案件のない金・土の夜がフリーとなって、古い映画DVDの鑑賞三昧で、一番くつろいでいられる。とにかく[デジクリのおかげで]規則正しい生活をしているから病気知らずだ。10月に4000号かな。 (柴田)

< http://blog.livedoor.jp/ldn-mailmag/
>
ドア日・ドアスポ・ドアブロBlog


●偶然ながら私も頭痛と吐き気が続いてます。気圧の関係かと思い、頭や目の周りを冷やしたが治らず。同じくこれはと思い、首から背中までと肘から先をマッサージしたら幾分マシになりました。

マラソン続き。今まで誰もボタンが重いと伝えたことないの? この部屋、普段は使われていないんじゃないの? という考えが頭の中をよぎる。フロントの人を迎えに行くためドアに近づいたら、のぞき窓のところにトイレットペーパーをこより状にしたものが詰められていた。気持ち悪い。

彼女はかなり力を入れてはいたが二回目で流した。素晴らしい。が、理解し修理の人を呼んでくれた。のぞき窓の外から中が見えるのかも聞いたらそんなことはないという話で、掃除が行き届いていないことを謝罪された。

修理人はブツブツ文句をいいながらの作業であまり感じが良くない。こちらはいざとなったら部屋を移ろうと思っているので荷物は広げられない。名古屋ドームでの受付にも行きたいし、EXPOで遊びたいと思っていたから、修理待ちの時間がもったいない。車中でとれなかった昼食もとりたい。

洗面台の下のカバーをはずし、中の配管が見えるようになった。修理人曰く、水タンクはビル上にあり、ここは2Fなので全部の水圧がかかっていると。古いホテルなので水圧を調整する仕組みがないと。根本的な問題なのだと。続く。
(hammer.mule)

< https://bn.dgcr.com/archives/2015/06/03/images/001 >
洗面台の下。切れているが右上が洗浄ボタン