《受賞してからが始まり》
■挑んで死にたい、ダンボールアーティストとして[10]番外編
参加したコンペでプロダクト部門 最優秀賞を受賞
いわい ともひさ
■グラフィック薄氷大魔王[448]
OSX El Capitanを入れてみた
吉井 宏
■挑んで死にたい、ダンボールアーティストとして[10]番外編
参加したコンペでプロダクト部門 最優秀賞を受賞
いわい ともひさ
■グラフィック薄氷大魔王[448]
OSX El Capitanを入れてみた
吉井 宏
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■挑んで死にたい、ダンボールアーティストとして[10]番外編
参加したコンペでプロダクト部門 最優秀賞を受賞
いわい ともひさ
https://bn.dgcr.com/archives/20151007140200.html
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●メーカーの要望とユーザーのアイデアをつなぐ「Wemake」
今回は近況報告として、最近挑戦したふたつのコンペの内容と結果について報告します。
まず最初は「Wemake」が実施したダンボール家具のアイデア募集コンペです。Wemakeは株式会社A(エイス)が2015年に立ち上げたばかりのサービス。
https://www.wemake.jp/
大手メーカーは様々な製品を開発して大量生産し、世の中に送り出す体力を有しています。一方でより多くの人達に受け入れられるよう、無難で最大公約数的なものづくりに陥りがちです。
小規模事業者や個人は良いアイデアを持っていても、形にする方法がわからなかったり、資金がないために実現できないことも少なくありません。
このようにアイデアが欲しい「メーカー」と、様々なアイデアを持った「ユーザー」をつなぐのがWemakeのサービスです。
例えば、あるメーカーが「キッチンで使える家電」のアイデアをWemake上で募集します。これに対して小規模事業者や個人(ユーザー)が自身のアイデアをWemakeに提出(ウェブサイトにアップロード)します。
その後、SNS(Facebook、Twitter)を通じて一般からのユーザー投票が実施され、得票数上位のアイデアとメーカー推薦のアイデアが商品化の候補として残ります。
投票やメーカー推薦で選ばれたアイデアの発案者達は、一般からの意見に回答し、必要に応じて製品の改善提案を行います(意見のやり取りはWemakeのウェブサイト上で行われ、すべて公開されます)。
そこから絞りこまれた最終アイデアはメーカーによって試作され、試作に対する意見を再度一般から募り、さらにメーカーからの指摘も受け、発案者がさらなる改善を行ってメーカーによる最終審査が実施されます。
最終審査で選ばれたアイデアは正式に商品化が進められ、売上の数パーセントが発案者となったユーザーに継続的に支払われます。
文章にすると長くて少しわかりにくいのですが、まとめると次のとおりです。
1. メーカーがWemake上で製品のアイデアを募集
2. ユーザーがアイデアを提出
3. 一般投票(Facebook、Twitter)とメーカー推薦によりアイデアを絞る
4. 一般からの意見を受けてアイデアの発案者が改善提案
5. 絞りこまれたアイデアはメーカーにより試作
6. 試作に対してメーカーや一般からの意見を受けて発案者がさらに改善提案
7. メーカーにより最終審査が実施され、商品化されるアイデアが決定
8. 商品化が進められ、売上の一部は発案したユーザーに継続的に支払われる
●ダンボール家具のプロジェクトで最終審査へ
Wemake初のプロジェクトは、Wemake自体がメーカーとなってアイデアを募集するという、テスト的な意味合いを含むものでした。
第二弾となったプロジェクトでは、メーカーに王子産業資材マネジメントという王子製紙のグループ企業を迎え、「オープンデザインを活用した新しいダンボール家具」のアイデア募集が行われました。
親切な友人が「ダンボール家具のアイデアを募集している」と教えてくれて、そのときに初めてWemakeと、このプロジェクトについて知りました。
私はダンボールアーティストという肩書きで活動をしており、このようなプロジェクトにはとても興味があったため参加を即決しました。
プロジェクトについて知ったときはすでに締切直前でしたが、すぐにアイデアを考えて提出。
提出した二案のうち、一案が最終審査まで残りました。最後まで残ったアイデアは、通販などで蓄積されるダンボールの空き箱を収納するための用具です。
本記事執筆時点では未だ審査中で、10月初旬に結果発表となる予定です。
●うるしを使ったアイデアを幅広く募集する「鯖江うるしアワード2015」
参加したもう一つのコンペは、福井県鯖江市と越前漆器協同組合が主催の「鯖江うるしアワード2015」です。
http://sabae-urushi.com/
主管は慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、メディアパートナーにはコロカル(株式会社マガジンハウス)、株式会社ロフトワークが名を連ね、審査員にも鯖江市市長をはじめ、株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング取締役など錚々たる顔ぶれが参加していました。
審査は一次審査(書類選考)、二次審査(最終審査)があり、審査部門にはプロダクト部門、アイデア部門、一般投票部門、協賛部門がありました。
未発表作品であれば、プロ・アマ、法人・個人を問わず参加でき、応募作品の中から大賞が一名、部門賞が各一名ずつ選ばれるという内容でした。
受賞作品(大賞および優秀作品)は大手クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」の特設ページを通じた商品化支援が受けられます。
https://www.makuake.com/
今回は「うるしのある生活」をテーマに幅広く作品の募集が行われ、最終的に147作品の応募がありました。主催側が想定した応募数は50〜100点だったとのことで、予想を大きく上回る結果となりました。
私は紙やダンボールを素材とした製品を開発したいと考えており、漆器は直接関係のある分野ではありません。
しかし、漆器に使用される木地やうるしは天然素材という共通点があり、惹かれるものがありました。
うるしアワードのことは私がダンボールアート作品を掲載しているロフトワークのウェブサイトで知りました。
http://www.loftwork.com/
ロフトワークは、クリエイター達のためにウェブ上に無料でポートフォリオ掲載スペースを提供したり、様々な公募情報を掲載しています。
うるしアワードはロフトワークがメディアパートナーとして参画していたこともあり、比較的目立っていたように感じました。
ただ、紙やダンボールに直接関連するものではなかったので、Wemakeのときのように即決というわけではなく、良いアイデアを思い付いたら応募しようと考えていました。
そして、募集要項をチラチラと見ているうちに面白いアイデアが浮かび、提案をまとめて応募しました。
●「なつめタンブラー」がプロダクト部門で最優秀賞を受賞
アイデアを考えるときに、私が一番重視したのは「売れるかどうか」という点でした。
募集要項には書かれていませんでしたが、自治体と協同組合が主催する今回のコンペは、地域産業の振興が目的であることは明らかでした。
製品は売れることによって多くの人の手に届き、その良さを知ってもらうことにつながります。それが口コミになって更なる売上に貢献し、需要が増えて産業が活性化していくのです。
何が売れるかは簡単に予測できるものではありませんが、デザインを行うときに尺度となるのは自分自身です。
企業が製品を開発するときには市場調査を行うこともありますが、今回はコンペですし、私はうるしの業界に詳しいわけでもないため、自身で価値判断をする必要がありました。
少なくとも自分が欲しいと思わないものは、他の人も買ってくれるわけはないと考え、本心から「この製品なら購入して使ってみたい」と思えるデザインにしました。
「うるしのある生活」というテーマを聞いて私が思い付いたのは「コーヒー」でした。
うるしと言えば漆器ですが、食が多様化した現代の日本においては多用されなくなっています。
一方でコーヒーは国内外の多くの人達が親しんでいます。コーヒーの容器をデザインすれば、漆器を日常に呼び戻し、さらに世界中の人達に漆器を知ってもらうきっかけになるのではないかと考えたのです。
私自身もコーヒーが大好きなので思い入れをもってデザインに取り組むこともできました。
しかし、コーヒーカップでは平凡すぎるし、これまでにもそのような製品はありました。そこで私が考えたのが、「タンブラー」という飲み物を入れる容器です。
タンブラーにはコップ型と蓋付きのものとがあり、私がデザインしたのは後者でしたが、ネットで検索しても蓋付きのタンブラーを漆器で作っている事例は見つからず、新規性もあると考えました。
会社員時代、私は近所のコーヒーショップにタンブラーを持参して、足繁く通いました。毎日コーヒーショップに通うような人が、タンブラーを使うことは珍しくありません。
タンブラーはステンレスや樹脂でできたものがほとんどですが、それよりも漆器の方が温かいコーヒーがもっと美味しく飲めそうです。
タンブラーによってコーヒーがさらに美味しく飲めるのなら、少しぐらい高くても購入してもらえるのではないかとも考えました。
新規性、機能性、実用性などを備えているアイデアとして、自分自身がとても納得できました。
タンブラーのデザインは茶器である「棗(なつめ)」に着想を得ました。棗は茶道用具の一つで、抹茶を保存するための小さな容器です。
棗のことを初めて知ったのは知人宅でした。茶道愛好家だった知人の父親が棗を見せてくれたのです。
漆黒の棗は手の平に収まるぐらいの大きさで、美しく黒光りしていました。触れるのを遠慮していると「棗は触るほどに手の脂で光沢が増して美しくなる」と触れさせてくてました。
そのときに初めて、使い込むほどに美しくなるという漆器の素晴らしさを知り、とても感銘を受けました。
この棗の魅力をデザインに取り込みたいと考え、タンブラーは棗を縦に長くしたような形とし、上蓋をひっくり返してカップとしても使えるようにしました。内蓋にはゴムパッキンをつけて、中のコーヒーがこぼれにくくしています。
作品は「なつめタンブラー」と命名しました。実際のデザインは私のブログでご覧いただけます。
http://iwaimotors.com/blog/2015/09/sabae_urushi_win/
本当に自分が欲しいと思える形にできて良かったと感じつつ、8月のはじめに作品を提出。
そして、9月にはうるしアワード事務局からプロダクト部門で最優秀賞に決定したとの連絡が入り、9月20日に福井県鯖江市で行われた授賞式に参加してきました。
大賞は逃しましたが、自分自身でアイデアを考えてデザインした作品がプロダクト部門最優秀賞という素晴らしい結果につながったことは大きな自信になりました。
授賞式でうるしアワードの主管になっている慶応義塾大学大学院教授の岸さんが「このアワードは受賞して終わりではなく、受賞してからが始まり」とおっしゃっていました。
なぜなら、これから鯖江市や越前漆器協同組合をはじめとする、関係者の皆さん達との商品化に向けた取り組みが始まるからです。
重責に身の引き締まる思いを持つと同時に、これから始まる新しい取り組みへの期待でワクワクしています。
次回は、ディズニーからいただいた依頼の件の続きをお伝えします。
【いわい ともひさ/ダンボールアーティスト】
Blog http://iwaimotors.com/blog/
Twitter https://twitter.com/iwai
Behance https://www.behance.net/iwai
今週の一言:うるしアワード受賞はとても嬉しかったんですが、授賞式参加に際しては交通費の支給はありませんでした。商品化して取り戻したいです(笑)
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■グラフィック薄氷大魔王[448]
OSX El Capitanを入れてみた
吉井 宏
https://bn.dgcr.com/archives/20151007140100.html
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Yosemiteではドライバの対応が遅くて苦労したので、とりあえずアプグレせずに待機しようかな……。
とはいえ、ドライバの対応版が出なくても普通に動いたりするしなあ。一台だけアプグレして検証しようってことで、サブマシンのMacBook ProにEl Capitanを入れてみた。
http://www.apple.com/jp/osx/whats-new/
・対応ドライバ
前回は何のドライバが問題だったかな? EPSONカラリオ複合機のドライバは大丈夫っぽい。スキャンもプリントも普通に動いてる。カラリオ側でスキャンして送る操作も普通にできる。
WACOMのドライバが効かなくなるという話もあったけど、大丈夫だった。他には特にドライバが必要な機器は使ってないので問題なさそう。
・Finder
El CapitanのFinderはめちゃくちゃ軽い! キビキビ動く。YosemiteのFinderはやたら重かった。サイドバーにドラッグ&ドロップする時に、ほとんど操作不能なまでに重くなることがあって困ってた。
それで、解決法を見つけて「Finderを強制終了して再起動するとしばらくは軽くなるよ!」って次の「小ネタ集」に載せようと準備したのに、無駄になってしまったw
・Split View
この新機能は待望してた。使ってみたけど、いいよこれ! 二つのアプリだけに集中して仕事できる感じ。資料参照しながら作業するのに便利。分割の幅もドラッグして調整できる。
ただし……肝心のPhotoshopが最新版でもフルスクリーンに対応してない。アプリケーションフレームや、Photoshopでのフルスクリーンにするのとは意味が違う。
MODO作業的にはMODOとプレビュー.appをSplit Viewで表示させてかなり便利。で、SafariとMail.appも一体化。iTunesとJeditも一体化。これで、Finderと普段立ち上げてるフルスクリーン対応アプリ画面が3つ。control+矢印キーで左右に行ったり来たり。結構イケそう。
やはり、Photoshopがフルスクリーン対応してたらなあ……。あと、三つ目四つ目のアプリをSplit Viewできたらいいな。
・日本語入力ライブ変換
ライブ変換の日本語入力は早く試したいと思ってた。変換操作をしなくても、入力中に文章の前後にふさわしい変換に逐次修正していってくれる機能。慣れるかどうかやってみよう、という間もなく、もう慣れてきた。
このテキストもライブ変換で書いてるけど、スペースキーを押さなくてもどんどん的確に変換されていくのはかなり新鮮。キーを打つタイミングの切れ目がないからスピード感がある。変換エンジンはATOKほど賢くないのかもしれないけど、キモチイイ!
ライブ変換、単語を打ち込むごとに変換する癖のある人には使いにくいだろうな。僕も以前は細かく細かく変換・確定してたけど、ATOKでもGoogle日本語入力でも、ある程度長文にしてから変換するほうが結果が的確。
El Capitanのライブ変換も、単語ごとではめちゃくちゃ効率悪い。せめて一行程度を打ち込まないと便利さが効いてこない。
なので、長文ならどんどん的確に確定されていく爽快感があるものの、ファイル名のような短いものの場合はめちゃくちゃイライラするw う〜むむ。適宜、ライブ変換のオンオフを切り替えればなんとか。
先日からGoogle日本語入力をしばらく使ってたんだけど、意味不明の無駄な変換候補が多すぎるのが難点。このままEl Capitanの日本語入力に慣れてしまいたいのだが。
・Mail.appで困った
Mail.appの挙動がちょっとあやしい。POPサーバーに繋がりにくく、アカウント情報の「Macから削除されたメッセージ」の「サーバから削除」がスムーズに動かない。POPアカウントはもう時代遅れなんだろうな。
と思ったら、Twitter情報で、「環境設定→アカウント→詳細→アカウント設定を自動的に検出して管理」をオフにすると直るらしい。ってことでやってみたら、直った〜!
・その他
フォントがいろいろ増えてる〜! ヒラギノ角ゴシックのウエイトが10段階!
Photoshopで従来の無段階ズームが効かなくなってる。よくよく見てみると、無段階ズームは効いてるけど、ズーム途中が表示されないだけらしい。
CLIP STUDIO PAINTでは無段階ズームは効くから、ドローイングにはこちらを使えばと思ったけど、やはりフルスクリーン未対応。あと、Photoshopで七〜八枚の画像を開くとき、一枚ずつじゃなくいっぺんにバンッて開くね。
マウスを振るとカーソルがでかくなる。ペンタブでは使いづらそうだぞと思ったら、ペンタブでカーソルを動かした場合にはでかくならない。
メモ.appの新機能はEvernote的なものを目指しているんだろうけど、「シンプルなメモ帳」だから良かったのになあ。しばらく前からプレーンテキストさえ使えなくなっちゃってる。
チェックボックスが付いたのが新機能みたいに言ってるけど、以前のメモ.appは普通にチェックボックス使えたし。
プレビュー.app、やはり右開きの機能はつけてくれないらしい。
XtraFinderが動かないので、旧色オビ式のラベルが使えない。同様にTotalFinderもダメだそう。El Capitanでも動かす裏技があるそう。
MODOもRebusFarmもちゃんと動いたので、とりあえず僕の仕事的には深刻な不具合はなさそう。MS Office 2016がクラッシュ頻発って話もあるので、使ってる人は注意。
【吉井 宏/イラストレーター】
HP http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/
Apple Musicの初めての980円請求が来た。ちょっと前までやめる気満々だったけど、最近、昔のサントラ盤とかちょこちょことプレイリストに追加してて、もう継続使用してもいいかなって感じになってる。1500円で購入した場合に比べて思い入れが薄いのは確かなんだけど、関連アルバムをどんどん加えられるのは捨てがたい。
・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500
・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii
・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
・ハイウェイ島の大冒険
http://kids.e-nexco.co.jp
・App Store「REAL STEELPAN」
https://itunes.apple.com/jp/app/real-steelpan/id398902899?mt=8
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編集後記(10/07)
●嗚呼、またおバカ映画を見てしまった。後悔ではなく、むしろ嬉しい。BC級のハズレ映画は本当に楽しい。まずは「オール・チアリーダズ・ダイ」である。チアリーダーのアレクシスが練習中の事故で死亡。恋人だったアメフト部のテリーは、事故後すぐ同じチア部のトレーシーとつきあい始める。ことの真相をさぐるためチア部に潜入したマディ(主人公)。そこで驚愕の事件が彼女を襲う。全員事故死! 死んだはずのチアリーダーたちは、自称魔女のリーナのパワーでまさかのよみがえり。不死身のチアリーダーズ進撃! 超絶美少女軍団対最低男たちの奇想天外スーパーナチュラルバトルアクション、ての。
予告編でこう煽られたら、見なくてはいけないだろう。アメフト部とチア部といったら、学園の頂点に立つエリートである(よく知らないけど)。アメフト男はどうでもいいが、超絶セクシー美少女がわんさか出てくるはずである。ところが、全員死亡っていってもわずかに四人、魔女を加えても五人が、狂気のリーダー、テリーとわずか数人の手下を相手にバトル、って想定外のしょぼさではないか。楽しみにしていた美少女の群れシーンなんか全然ない。ゾンビ化した女たちだったが不死身ではなかった。テリーの逆襲で三人が殺され、マディとリーナが最後の決戦に挑む、……って続編ありかよ。このクオリティで。
この程度の映画ならあまりストーリーを追わなくても理解できるはずだが、人間関係が意外にめんどうくさい。それはひとえに、わたしがチアリーダーズたちの顔の見分けがつかないからだった。信じてもらえないかもしれないが、ゴスで魔女のリーナはわかるが、他の四人は誰が誰やら分からない! 似たような顔で似たようなボディで似たような格好している。しかも、そろってたいした美人ではない。わずか四人で混乱するんだからやばい。いやホント、他の外国映画でも人がいっぱい出てくると、判別できないわたしであった。それにしても期待を裏切る超くだらない映画であった。続編、あれば絶対見るけど。
「シャークネード カテゴリー2」を見た。サメの大群を呑み込んだトルネードの猛威を描く、むりやりモンスターパニック第二弾。一作目を見ていないが、見なくても問題はなさそう。生物学も物理法則も無視したトンデモ映画だが、評価が高いから続編ができたのだろう。今回の舞台はニューヨーク、主人公らは果敢にサメ退治。ビルの屋上の避雷針の根本にあるフロンガスを破裂させて、シャークネードを凍らせるという計画、サメとの空中戦もある。最初から最後までサメサメサメ、潔いまでのおバカ映画で特殊効果は水準以下。第三弾ではワシントンに襲来。やっぱりアルバトロス映画は最高で最低。 (柴田)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00Q88KIY6/dgcrcom-22/
「オール・チアリーダズ・ダイ」2015 アメリカ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00PV0BETK/dgcrcom-22/
「シャークネード カテゴリー2」2014 アメリカ
●Ingress続き。怪しい動きをしてしまうIngressだが、犬の散歩風だと怪しまれない。タバコ休憩をしている人はわかりにくい。ジョギング風だと街の風景に溶け込むし、疲れたら立ち止まるのは動きとしておかしくない。
ケーブルが繋がったままスマホを持って歩く人のうち、手ぶらやリュックでスニーカーだと、独断と偏見でIngressユーザーだ(笑)。スマホを持った人とすれ違う時に画面を伏せたり、しまう人も。
私はとてもわかりやすいみたいで(汗)、はじめてすぐに声をかけられたし、家人によると、私がプレイしている間、誰かが見ていたという話もあったが、気づいていない。
家人に、どこそこを取られた、また誰々だ〜みたいな話をしていて、すれ違った人がさっとスマホを隠したので、顔を見たら、ダッシュでコンビニに逃げられたことはある。敵さんか、その誰々さんだったのだろう。続き。 (hammer.mule)
■挑んで死にたい、ダンボールアーティストとして[10]番外編
参加したコンペでプロダクト部門 最優秀賞を受賞
いわい ともひさ
https://bn.dgcr.com/archives/20151007140200.html
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●メーカーの要望とユーザーのアイデアをつなぐ「Wemake」
今回は近況報告として、最近挑戦したふたつのコンペの内容と結果について報告します。
まず最初は「Wemake」が実施したダンボール家具のアイデア募集コンペです。Wemakeは株式会社A(エイス)が2015年に立ち上げたばかりのサービス。
https://www.wemake.jp/
大手メーカーは様々な製品を開発して大量生産し、世の中に送り出す体力を有しています。一方でより多くの人達に受け入れられるよう、無難で最大公約数的なものづくりに陥りがちです。
小規模事業者や個人は良いアイデアを持っていても、形にする方法がわからなかったり、資金がないために実現できないことも少なくありません。
このようにアイデアが欲しい「メーカー」と、様々なアイデアを持った「ユーザー」をつなぐのがWemakeのサービスです。
例えば、あるメーカーが「キッチンで使える家電」のアイデアをWemake上で募集します。これに対して小規模事業者や個人(ユーザー)が自身のアイデアをWemakeに提出(ウェブサイトにアップロード)します。
その後、SNS(Facebook、Twitter)を通じて一般からのユーザー投票が実施され、得票数上位のアイデアとメーカー推薦のアイデアが商品化の候補として残ります。
投票やメーカー推薦で選ばれたアイデアの発案者達は、一般からの意見に回答し、必要に応じて製品の改善提案を行います(意見のやり取りはWemakeのウェブサイト上で行われ、すべて公開されます)。
そこから絞りこまれた最終アイデアはメーカーによって試作され、試作に対する意見を再度一般から募り、さらにメーカーからの指摘も受け、発案者がさらなる改善を行ってメーカーによる最終審査が実施されます。
最終審査で選ばれたアイデアは正式に商品化が進められ、売上の数パーセントが発案者となったユーザーに継続的に支払われます。
文章にすると長くて少しわかりにくいのですが、まとめると次のとおりです。
1. メーカーがWemake上で製品のアイデアを募集
2. ユーザーがアイデアを提出
3. 一般投票(Facebook、Twitter)とメーカー推薦によりアイデアを絞る
4. 一般からの意見を受けてアイデアの発案者が改善提案
5. 絞りこまれたアイデアはメーカーにより試作
6. 試作に対してメーカーや一般からの意見を受けて発案者がさらに改善提案
7. メーカーにより最終審査が実施され、商品化されるアイデアが決定
8. 商品化が進められ、売上の一部は発案したユーザーに継続的に支払われる
●ダンボール家具のプロジェクトで最終審査へ
Wemake初のプロジェクトは、Wemake自体がメーカーとなってアイデアを募集するという、テスト的な意味合いを含むものでした。
第二弾となったプロジェクトでは、メーカーに王子産業資材マネジメントという王子製紙のグループ企業を迎え、「オープンデザインを活用した新しいダンボール家具」のアイデア募集が行われました。
親切な友人が「ダンボール家具のアイデアを募集している」と教えてくれて、そのときに初めてWemakeと、このプロジェクトについて知りました。
私はダンボールアーティストという肩書きで活動をしており、このようなプロジェクトにはとても興味があったため参加を即決しました。
プロジェクトについて知ったときはすでに締切直前でしたが、すぐにアイデアを考えて提出。
提出した二案のうち、一案が最終審査まで残りました。最後まで残ったアイデアは、通販などで蓄積されるダンボールの空き箱を収納するための用具です。
本記事執筆時点では未だ審査中で、10月初旬に結果発表となる予定です。
●うるしを使ったアイデアを幅広く募集する「鯖江うるしアワード2015」
参加したもう一つのコンペは、福井県鯖江市と越前漆器協同組合が主催の「鯖江うるしアワード2015」です。
http://sabae-urushi.com/
主管は慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科、メディアパートナーにはコロカル(株式会社マガジンハウス)、株式会社ロフトワークが名を連ね、審査員にも鯖江市市長をはじめ、株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング取締役など錚々たる顔ぶれが参加していました。
審査は一次審査(書類選考)、二次審査(最終審査)があり、審査部門にはプロダクト部門、アイデア部門、一般投票部門、協賛部門がありました。
未発表作品であれば、プロ・アマ、法人・個人を問わず参加でき、応募作品の中から大賞が一名、部門賞が各一名ずつ選ばれるという内容でした。
受賞作品(大賞および優秀作品)は大手クラウドファンディングサービス「Makuake(マクアケ)」の特設ページを通じた商品化支援が受けられます。
https://www.makuake.com/
今回は「うるしのある生活」をテーマに幅広く作品の募集が行われ、最終的に147作品の応募がありました。主催側が想定した応募数は50〜100点だったとのことで、予想を大きく上回る結果となりました。
私は紙やダンボールを素材とした製品を開発したいと考えており、漆器は直接関係のある分野ではありません。
しかし、漆器に使用される木地やうるしは天然素材という共通点があり、惹かれるものがありました。
うるしアワードのことは私がダンボールアート作品を掲載しているロフトワークのウェブサイトで知りました。
http://www.loftwork.com/
ロフトワークは、クリエイター達のためにウェブ上に無料でポートフォリオ掲載スペースを提供したり、様々な公募情報を掲載しています。
うるしアワードはロフトワークがメディアパートナーとして参画していたこともあり、比較的目立っていたように感じました。
ただ、紙やダンボールに直接関連するものではなかったので、Wemakeのときのように即決というわけではなく、良いアイデアを思い付いたら応募しようと考えていました。
そして、募集要項をチラチラと見ているうちに面白いアイデアが浮かび、提案をまとめて応募しました。
●「なつめタンブラー」がプロダクト部門で最優秀賞を受賞
アイデアを考えるときに、私が一番重視したのは「売れるかどうか」という点でした。
募集要項には書かれていませんでしたが、自治体と協同組合が主催する今回のコンペは、地域産業の振興が目的であることは明らかでした。
製品は売れることによって多くの人の手に届き、その良さを知ってもらうことにつながります。それが口コミになって更なる売上に貢献し、需要が増えて産業が活性化していくのです。
何が売れるかは簡単に予測できるものではありませんが、デザインを行うときに尺度となるのは自分自身です。
企業が製品を開発するときには市場調査を行うこともありますが、今回はコンペですし、私はうるしの業界に詳しいわけでもないため、自身で価値判断をする必要がありました。
少なくとも自分が欲しいと思わないものは、他の人も買ってくれるわけはないと考え、本心から「この製品なら購入して使ってみたい」と思えるデザインにしました。
「うるしのある生活」というテーマを聞いて私が思い付いたのは「コーヒー」でした。
うるしと言えば漆器ですが、食が多様化した現代の日本においては多用されなくなっています。
一方でコーヒーは国内外の多くの人達が親しんでいます。コーヒーの容器をデザインすれば、漆器を日常に呼び戻し、さらに世界中の人達に漆器を知ってもらうきっかけになるのではないかと考えたのです。
私自身もコーヒーが大好きなので思い入れをもってデザインに取り組むこともできました。
しかし、コーヒーカップでは平凡すぎるし、これまでにもそのような製品はありました。そこで私が考えたのが、「タンブラー」という飲み物を入れる容器です。
タンブラーにはコップ型と蓋付きのものとがあり、私がデザインしたのは後者でしたが、ネットで検索しても蓋付きのタンブラーを漆器で作っている事例は見つからず、新規性もあると考えました。
会社員時代、私は近所のコーヒーショップにタンブラーを持参して、足繁く通いました。毎日コーヒーショップに通うような人が、タンブラーを使うことは珍しくありません。
タンブラーはステンレスや樹脂でできたものがほとんどですが、それよりも漆器の方が温かいコーヒーがもっと美味しく飲めそうです。
タンブラーによってコーヒーがさらに美味しく飲めるのなら、少しぐらい高くても購入してもらえるのではないかとも考えました。
新規性、機能性、実用性などを備えているアイデアとして、自分自身がとても納得できました。
タンブラーのデザインは茶器である「棗(なつめ)」に着想を得ました。棗は茶道用具の一つで、抹茶を保存するための小さな容器です。
棗のことを初めて知ったのは知人宅でした。茶道愛好家だった知人の父親が棗を見せてくれたのです。
漆黒の棗は手の平に収まるぐらいの大きさで、美しく黒光りしていました。触れるのを遠慮していると「棗は触るほどに手の脂で光沢が増して美しくなる」と触れさせてくてました。
そのときに初めて、使い込むほどに美しくなるという漆器の素晴らしさを知り、とても感銘を受けました。
この棗の魅力をデザインに取り込みたいと考え、タンブラーは棗を縦に長くしたような形とし、上蓋をひっくり返してカップとしても使えるようにしました。内蓋にはゴムパッキンをつけて、中のコーヒーがこぼれにくくしています。
作品は「なつめタンブラー」と命名しました。実際のデザインは私のブログでご覧いただけます。
http://iwaimotors.com/blog/2015/09/sabae_urushi_win/
本当に自分が欲しいと思える形にできて良かったと感じつつ、8月のはじめに作品を提出。
そして、9月にはうるしアワード事務局からプロダクト部門で最優秀賞に決定したとの連絡が入り、9月20日に福井県鯖江市で行われた授賞式に参加してきました。
大賞は逃しましたが、自分自身でアイデアを考えてデザインした作品がプロダクト部門最優秀賞という素晴らしい結果につながったことは大きな自信になりました。
授賞式でうるしアワードの主管になっている慶応義塾大学大学院教授の岸さんが「このアワードは受賞して終わりではなく、受賞してからが始まり」とおっしゃっていました。
なぜなら、これから鯖江市や越前漆器協同組合をはじめとする、関係者の皆さん達との商品化に向けた取り組みが始まるからです。
重責に身の引き締まる思いを持つと同時に、これから始まる新しい取り組みへの期待でワクワクしています。
次回は、ディズニーからいただいた依頼の件の続きをお伝えします。
【いわい ともひさ/ダンボールアーティスト】
Blog http://iwaimotors.com/blog/
Twitter https://twitter.com/iwai
Behance https://www.behance.net/iwai
今週の一言:うるしアワード受賞はとても嬉しかったんですが、授賞式参加に際しては交通費の支給はありませんでした。商品化して取り戻したいです(笑)
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■グラフィック薄氷大魔王[448]
OSX El Capitanを入れてみた
吉井 宏
https://bn.dgcr.com/archives/20151007140100.html
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Yosemiteではドライバの対応が遅くて苦労したので、とりあえずアプグレせずに待機しようかな……。
とはいえ、ドライバの対応版が出なくても普通に動いたりするしなあ。一台だけアプグレして検証しようってことで、サブマシンのMacBook ProにEl Capitanを入れてみた。
http://www.apple.com/jp/osx/whats-new/
・対応ドライバ
前回は何のドライバが問題だったかな? EPSONカラリオ複合機のドライバは大丈夫っぽい。スキャンもプリントも普通に動いてる。カラリオ側でスキャンして送る操作も普通にできる。
WACOMのドライバが効かなくなるという話もあったけど、大丈夫だった。他には特にドライバが必要な機器は使ってないので問題なさそう。
・Finder
El CapitanのFinderはめちゃくちゃ軽い! キビキビ動く。YosemiteのFinderはやたら重かった。サイドバーにドラッグ&ドロップする時に、ほとんど操作不能なまでに重くなることがあって困ってた。
それで、解決法を見つけて「Finderを強制終了して再起動するとしばらくは軽くなるよ!」って次の「小ネタ集」に載せようと準備したのに、無駄になってしまったw
・Split View
この新機能は待望してた。使ってみたけど、いいよこれ! 二つのアプリだけに集中して仕事できる感じ。資料参照しながら作業するのに便利。分割の幅もドラッグして調整できる。
ただし……肝心のPhotoshopが最新版でもフルスクリーンに対応してない。アプリケーションフレームや、Photoshopでのフルスクリーンにするのとは意味が違う。
MODO作業的にはMODOとプレビュー.appをSplit Viewで表示させてかなり便利。で、SafariとMail.appも一体化。iTunesとJeditも一体化。これで、Finderと普段立ち上げてるフルスクリーン対応アプリ画面が3つ。control+矢印キーで左右に行ったり来たり。結構イケそう。
やはり、Photoshopがフルスクリーン対応してたらなあ……。あと、三つ目四つ目のアプリをSplit Viewできたらいいな。
・日本語入力ライブ変換
ライブ変換の日本語入力は早く試したいと思ってた。変換操作をしなくても、入力中に文章の前後にふさわしい変換に逐次修正していってくれる機能。慣れるかどうかやってみよう、という間もなく、もう慣れてきた。
このテキストもライブ変換で書いてるけど、スペースキーを押さなくてもどんどん的確に変換されていくのはかなり新鮮。キーを打つタイミングの切れ目がないからスピード感がある。変換エンジンはATOKほど賢くないのかもしれないけど、キモチイイ!
ライブ変換、単語を打ち込むごとに変換する癖のある人には使いにくいだろうな。僕も以前は細かく細かく変換・確定してたけど、ATOKでもGoogle日本語入力でも、ある程度長文にしてから変換するほうが結果が的確。
El Capitanのライブ変換も、単語ごとではめちゃくちゃ効率悪い。せめて一行程度を打ち込まないと便利さが効いてこない。
なので、長文ならどんどん的確に確定されていく爽快感があるものの、ファイル名のような短いものの場合はめちゃくちゃイライラするw う〜むむ。適宜、ライブ変換のオンオフを切り替えればなんとか。
先日からGoogle日本語入力をしばらく使ってたんだけど、意味不明の無駄な変換候補が多すぎるのが難点。このままEl Capitanの日本語入力に慣れてしまいたいのだが。
・Mail.appで困った
Mail.appの挙動がちょっとあやしい。POPサーバーに繋がりにくく、アカウント情報の「Macから削除されたメッセージ」の「サーバから削除」がスムーズに動かない。POPアカウントはもう時代遅れなんだろうな。
と思ったら、Twitter情報で、「環境設定→アカウント→詳細→アカウント設定を自動的に検出して管理」をオフにすると直るらしい。ってことでやってみたら、直った〜!
・その他
フォントがいろいろ増えてる〜! ヒラギノ角ゴシックのウエイトが10段階!
Photoshopで従来の無段階ズームが効かなくなってる。よくよく見てみると、無段階ズームは効いてるけど、ズーム途中が表示されないだけらしい。
CLIP STUDIO PAINTでは無段階ズームは効くから、ドローイングにはこちらを使えばと思ったけど、やはりフルスクリーン未対応。あと、Photoshopで七〜八枚の画像を開くとき、一枚ずつじゃなくいっぺんにバンッて開くね。
マウスを振るとカーソルがでかくなる。ペンタブでは使いづらそうだぞと思ったら、ペンタブでカーソルを動かした場合にはでかくならない。
メモ.appの新機能はEvernote的なものを目指しているんだろうけど、「シンプルなメモ帳」だから良かったのになあ。しばらく前からプレーンテキストさえ使えなくなっちゃってる。
チェックボックスが付いたのが新機能みたいに言ってるけど、以前のメモ.appは普通にチェックボックス使えたし。
プレビュー.app、やはり右開きの機能はつけてくれないらしい。
XtraFinderが動かないので、旧色オビ式のラベルが使えない。同様にTotalFinderもダメだそう。El Capitanでも動かす裏技があるそう。
MODOもRebusFarmもちゃんと動いたので、とりあえず僕の仕事的には深刻な不具合はなさそう。MS Office 2016がクラッシュ頻発って話もあるので、使ってる人は注意。
【吉井 宏/イラストレーター】
HP http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/
Apple Musicの初めての980円請求が来た。ちょっと前までやめる気満々だったけど、最近、昔のサントラ盤とかちょこちょことプレイリストに追加してて、もう継続使用してもいいかなって感じになってる。1500円で購入した場合に比べて思い入れが薄いのは確かなんだけど、関連アルバムをどんどん加えられるのは捨てがたい。
・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500
・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii
・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii
・ハイウェイ島の大冒険
http://kids.e-nexco.co.jp
・App Store「REAL STEELPAN」
https://itunes.apple.com/jp/app/real-steelpan/id398902899?mt=8
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編集後記(10/07)
●嗚呼、またおバカ映画を見てしまった。後悔ではなく、むしろ嬉しい。BC級のハズレ映画は本当に楽しい。まずは「オール・チアリーダズ・ダイ」である。チアリーダーのアレクシスが練習中の事故で死亡。恋人だったアメフト部のテリーは、事故後すぐ同じチア部のトレーシーとつきあい始める。ことの真相をさぐるためチア部に潜入したマディ(主人公)。そこで驚愕の事件が彼女を襲う。全員事故死! 死んだはずのチアリーダーたちは、自称魔女のリーナのパワーでまさかのよみがえり。不死身のチアリーダーズ進撃! 超絶美少女軍団対最低男たちの奇想天外スーパーナチュラルバトルアクション、ての。
予告編でこう煽られたら、見なくてはいけないだろう。アメフト部とチア部といったら、学園の頂点に立つエリートである(よく知らないけど)。アメフト男はどうでもいいが、超絶セクシー美少女がわんさか出てくるはずである。ところが、全員死亡っていってもわずかに四人、魔女を加えても五人が、狂気のリーダー、テリーとわずか数人の手下を相手にバトル、って想定外のしょぼさではないか。楽しみにしていた美少女の群れシーンなんか全然ない。ゾンビ化した女たちだったが不死身ではなかった。テリーの逆襲で三人が殺され、マディとリーナが最後の決戦に挑む、……って続編ありかよ。このクオリティで。
この程度の映画ならあまりストーリーを追わなくても理解できるはずだが、人間関係が意外にめんどうくさい。それはひとえに、わたしがチアリーダーズたちの顔の見分けがつかないからだった。信じてもらえないかもしれないが、ゴスで魔女のリーナはわかるが、他の四人は誰が誰やら分からない! 似たような顔で似たようなボディで似たような格好している。しかも、そろってたいした美人ではない。わずか四人で混乱するんだからやばい。いやホント、他の外国映画でも人がいっぱい出てくると、判別できないわたしであった。それにしても期待を裏切る超くだらない映画であった。続編、あれば絶対見るけど。
「シャークネード カテゴリー2」を見た。サメの大群を呑み込んだトルネードの猛威を描く、むりやりモンスターパニック第二弾。一作目を見ていないが、見なくても問題はなさそう。生物学も物理法則も無視したトンデモ映画だが、評価が高いから続編ができたのだろう。今回の舞台はニューヨーク、主人公らは果敢にサメ退治。ビルの屋上の避雷針の根本にあるフロンガスを破裂させて、シャークネードを凍らせるという計画、サメとの空中戦もある。最初から最後までサメサメサメ、潔いまでのおバカ映画で特殊効果は水準以下。第三弾ではワシントンに襲来。やっぱりアルバトロス映画は最高で最低。 (柴田)
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「オール・チアリーダズ・ダイ」2015 アメリカ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00PV0BETK/dgcrcom-22/
「シャークネード カテゴリー2」2014 アメリカ
●Ingress続き。怪しい動きをしてしまうIngressだが、犬の散歩風だと怪しまれない。タバコ休憩をしている人はわかりにくい。ジョギング風だと街の風景に溶け込むし、疲れたら立ち止まるのは動きとしておかしくない。
ケーブルが繋がったままスマホを持って歩く人のうち、手ぶらやリュックでスニーカーだと、独断と偏見でIngressユーザーだ(笑)。スマホを持った人とすれ違う時に画面を伏せたり、しまう人も。
私はとてもわかりやすいみたいで(汗)、はじめてすぐに声をかけられたし、家人によると、私がプレイしている間、誰かが見ていたという話もあったが、気づいていない。
家人に、どこそこを取られた、また誰々だ〜みたいな話をしていて、すれ違った人がさっとスマホを隠したので、顔を見たら、ダッシュでコンビニに逃げられたことはある。敵さんか、その誰々さんだったのだろう。続き。 (hammer.mule)