《文字のイベントで天体写真がウケた》
■わが逃走[200]
YMOを語るの巻 その1
齋藤 浩
■もじもじトーク[61]
「書体の誕生」展で動く写植機に感動!
関口浩之
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■わが逃走[200]
YMOを語るの巻 その1
齋藤 浩
https://bn.dgcr.com/archives/20170420110200.html
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私のポスター『鮨』が、光村図書の高校教科書『美術1』に掲載された。もし『鮨』でなく『パン』だったら、検定を通過しなかったかもしれない。(時事ネタ)

https://bn.dgcr.com/archives/20120329140300.html
親戚のおばちゃん達は、デザイナー=森英恵、デザイン=花柄だと思っている。また、私がデザイナーをしていると知って、そんな横文字仕事で(=会社勤めもしないで)大丈夫なのかしら、と心配してくれていたようだ。
そんなおばちゃん達にこの本を見せれば、まあ、あんたも立派になって、と喜んでもらえることだろう。
ちなみに実家の母に報告したところ、「それじゃあの有名な“笛を吹く少年”と一緒ってことじゃない!たいしたものよ」と褒めてもらいました。
さて、気がつけばこのコラムも200回を迎えたわけだ。それにしてもよく続いたなあ。これもひとえに、書きたいことを書かせていただいたおかげと言えましょう。みなさんありがとう。
で、今回はいちおう節目だし、より一層書きたいことを書こうと思い、私の人生を変えた事件について書き留めておこうと思う。
“事件”とはイエローマジックオーケストラのことだ。
私にとってYMOとは音楽であり、美術であり、バブル前夜の、知的で文化的な意識の急激な高まりそのものだった。
毎朝7時にNHK『ニュースワイド』のテーマ曲で目覚め、毎週火曜日の夜は、ぼそぼそと聞き取りにくい坂本龍一の声を必死で追いかけていた。ミニマルで実験的なアルバムの“真意”を理解しようと、何度も繰り返し聴き込む12歳。
「知的で文化的な意識の急激な高まり」は、「小難しい=カッコいい」という誤解となって、『ビックリハウス』でコピーライターという職業を知り、『西武美術館』でバウハウスを知り、キネカ錦糸町にてパラジャーノフの『ざくろの色』を上映後10分で爆睡するなどの原動力となっていったのだ。
●ライディーン
最も有名な一曲といえばこれだろう。初めて聴いたのはたしか小学4年生だったか。
うろ覚えだが、ピンク・レディーの二人がこの曲で剣の舞を披露する、といった番組を見た記憶がある。これが捏造された記憶でなければ、まさにひとつの時代の終わりと始まりを目撃したことになる。
ライディーンは大ヒット曲だったが、小学生の私はそこまで驚かなかったし、そこまでの興味の対象にもならなかった。
それというのも、タケノコ族がこの曲に合わせて踊っているのを見た影響が大きい。
今ならそれもひとつの風俗として受け入れられたと思うのだが、子どもの私にはどうしてもタケノコ踊りの良さが理解できず、その結果初期YMOについては完全に「スルー」であった。
テクノポリス、ライディーン、コズミックサーフィンなどノリのよい曲が大ヒット、二度のワールドツアーを成功させたかと思えば、スネークマンショーとのコラボで世の音楽評論家を敵にまわすも「いいものもある、わるいものもある」の“いいもの”を作っているYMOには誰も反撃ができない。
コワい者なしの快進撃を続けるYMO、にもかかわらずその表情は実にクール。
YMOという現象をまるで人ごとのように語る彼らは、ホントにかっこよかった。
YMOはまさに時代そのものだったのだ。
●MASS
私の運命を決めたのはこの曲。当時小学5年生だった。小学生の情報源は主に口コミだ。
中学生以上の“お兄ちゃん”が聴いた深夜ラジオを、弟が伝聞でぼくらに教えてくれる、といったネットワークには「ヒカシュー」「プラスチックス」といったテクノバンドの名前が並ぶ。中でも突出していたのが「YMO」だ。
そのとき私は、まだそれがイエローマジックオーケストラのことと知らず、イエローマジックオーケストラも悪くないけど、YMOもいいね、とか訳わからん知ったかぶりをしたものだ。
そんなとき、父が会社でノベルティとして使ったというシングルレコードをもらってきたのだ。それこそ私の運命を変えた『MASS/CAMOUFLAGE』だった。
当時の齋藤家にはいちおうステレオプレーヤーは存在していたが、かけるレコードは父の落語と、母のクラシックと私の『銀河鉄道999ドラマ編』くらいしかなかったので、もらいものだろうがなんだろうが、かける盤があることがまず嬉しかった。
で、針を落とすと同時に鳥肌が立ったのだ。
今までに聴いたことのない音と旋律。それはまったく異質で新しく、美しいなにかだった。
暗く、重たいのに気持ちいい。いったいコレは何なんだ???
●CAMOUFLAGE
B面に針を落とす。
リズミカルでノリがイイようでいて陰鬱な世界。
美しい恐怖、美しいはかなさ、絶望と希望の光。
といったものがミックスされて、吐き出されるようなものすごい情報量。
目を閉じると見たこともない短編映画が再生される。
すごい! これは脳内からビジュアルを引き出す装置だ。
聴き終えて、しばし呆然とする。
改めて聴く。何度も聴く。
スルメのように、聴けば聴くほど味わいがにじみ出てくる。
今思えば、初めてブレードランナーを見たときの印象に、限りなく近かったように思える。
こわくて、悲しくて、それゆえ美しい“何か”と出会ってしまった戸惑い。
まさにそんな瞬間だった。(つづく)
【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
http://tongpoographics.jp/
1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。
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■もじもじトーク[61]
「書体の誕生」展で動く写植機に感動!
関口浩之
https://bn.dgcr.com/archives/20170420110100.html
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こんにちは! もじもじトークの関口浩之です。
3月と4月は、文字に関するイベントに毎週のように足を運んでいました。平日は会社にて通常業務、週末は文字のイベントに出張という、ほとんど休みのない毎日でした。
先週4月14日(金)から4月16(日)の三日間、大阪で開催された『書体の誕生』展示と講演、というイベントに参加しました。
大阪DTPの勉強部屋主催のイベントで、トークセッションが8本あり、また、展示コーナーではフォントメーカー4社(フォントワークス・モトヤ・イワタ・白舟書体)が書体の展示を行うという、書体好きの人にはたまらないイベントでした。
でも、よくよく考えると、文字は文字好きの人のためだけに存在しているのではなく、すべての人にとって、なくてはならない存在なのです。
書体に詳しくない人ても楽しめる内容なので、このようなイベントに、一般の人も気軽に参加できるような告知の仕組みがあるといいのでは? と思ったりします。
●動く写植機に感動
今までも、何度か写植(写真植字)のお話はしてきました。今回のイベントでは、なんと、実際に動く写植機が展示されていたんです。
こんな感じです。じゃーん!
https://goo.gl/gHZS9w
大阪DTPの勉強部屋を主催している宮地さんと大石さんから、どのような仕組みで写植で版下が作られるのか、説明していただきした。
いままで、写植の文字盤(メインプレートやサブプレート)を収集したり、頭の中で写植のしくみは理解していたつもりでした。
でも、実際に動く写植機をみたら、いままで以上に、身近に感じることができました。そして、手動式写植機で組版できる人って、本当にスゲェ〜と実感しました。
みなさんにも理解できるように、写植の仕組みをざっくりと解説しますね。先程の写真を見ながら読むと「これが、DTPの先輩である写植(写真植字)なのね〜!」と理解できるのではないでしょうか。
今回、展示されていた写植機は、1978年製のモリサワ『MC-6型』という手動式写植機です。このモデルは、手動式の集大成といわれており、一万台以上販売されたベストセラー機なのです。
手動式なので、文字送りや行送りをモーターで駆動させることはできません。主ハンドルを押すと、歯車で移動するのです。
電算写植という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、手動式から電算式に進化すると、パルスモーターで動かすことができたり、画面で文字組みを確認しながら組版できるようになりました。
まず、パソコンのデジタルフォントに相当するものが「文字盤」です。使用頻度の高い文字が「メインプレート」という、縦22.4cm×横38.4cmの大きいガラス版です。最大で2,862種類の文字や記号を収録できるそうです。
実際に手にとって、光にかざして見ると、ステンドグラスのように美しいです。
使用頻度の低い文字や記号、飾り罫などがは「サブプレート」と呼ばれる、縦7.3cm×横13cmのガラス版に収録されています。最大で269種類の文字や記号を収録できるそうです。
僕が持っている「ナカフリー」だと、メインプレート1枚とサブプレート12枚ぐらいありました。漢字(三級)7枚と正字2枚、記号3枚がです。
これら文字盤(メインプレートとサブプレート)を文字枠に納めます。そして、写植オペレータが文字を選択しやすいように、文字枠は上下左右に滑らかに動くように設計されています。なんとも言えない、とても心地よい滑らかさなのです。
文字盤の下から、光源ランプで照らします。文字盤はフィルムのネガのようになっているので、文字の字形部分のみ光を通します。おぉ、そうか、写真植字というだけに、まさに写真機と引き伸ばし機の原理になってるんですね。
文字盤の上には、各種レンズ群が、回転式リボルバーのような形で配置されています。文字サイズに合わせてレンズを選択するのです。なるほど、焦点距離の異なるカメラレンズがたくさんあって、その中から選べるという感じですね。
文字の形をした光がレンズを通過した先には、カメラシャッターがあります。文字を選択して主ハンドルを下げると、シャッターが切られるのです。
そして、シャッターの先には、工具箱のようなマガジン(暗箱)があります。シャッターが切れると同時に、マガジンに小さな窓が開いて、印画紙に文字を焼き付けるのです。マガジンな中にはドラムがあって、それに印画紙が巻いていました。
印画紙に文字を焼き付ける仕組みは理解できたかと思いますが、どうやって文字組みするか不思議ではありませんか? 液晶画面もないし、タイプライターのように打刻されるわけではないのです。
水平方向と縦方向にどれだけ移動させるかは、1歯=0.25mmの歯車を利用してます。なので「2歯、文字間を空けて」ということは0.5mmの文字間ということなのです。
1歯=0.25mmに基づき、文字送り量や行送り量を基準値に設定するダイアルもありました。細かい文字組みするための微調整ボタンもありました。そして、文字の変形(平体や長体、斜体など)も可能なのです。
何が凄いかっていうと、液晶画面がないので、どう組版したかを確認するには、印画紙を暗室で現像してからなのです。えぇ〜、そうなの……。
そこで、点字ロールという、紙面のどこまで組んだかの目安が分かるようにプラテンのような部品が付いています。でも、そこに文字が打刻されるわけではないのです。
手動式写植時代において、きれいに正確に、そして早く組版できるということは、その写植機をほとんど自分の体の一部のように、ほとんど無意識に操作するということのようです。
そして、熟練職人は、広告組みなのか小説本文組みなのか等に応じて、どのような文字組みが適しているのかを熟知しているのです。本当の意味でのエディトリアルのプロフェッショナルと言えます。驚きと尊敬が入り混じります。
●天体写真と「猫の20書体」がうけました
僕もフォントのお話をしました。書体の誕生展ということで、フォントエバンジェリストとして、Webフォントのお話をしました。
「日本語Webフォントの過去・現在・未来(2017年版)〜DTPにどこまで近づけるか? Webフォント〜」がテーマです。
セミナー資料のダイジェスト版を共有しますね。
https://goo.gl/aPHxE4
実は、会場から一番反応があったのは(おっ〜って感じでどよめいた)、天体写真のお話でした……。
自己紹介のページで、木星と土星の写真を掲載したのですが「これっ、コタツから3メートル横のベランダから、望遠鏡とデジカメで撮りました」と説明した時でした。
自分としては、まだまだのレベルだと思っていましたが、木星はちゃんと縞々が見えるし、土星の輪もきれいに写ってますね。今年はもっと、きれいな木星と土星の撮影に挑戦しますね。
次に、反響が大きかったのは、「いろんな猫を20書体で表現しました」解説の部分でした。
こちらです。
https://goo.gl/11hqaR
ベピポップは大らかでゆるい猫、ラグランパンチはまるまる太った猫で、正楷書の猫は由緒正しい血統書付き猫、桜花は鼻の頭が黒いシャム猫、っていう感じの解説をしました。
まぁ、こんな感じで肩の力を抜いてフォント談義することにより、多くの人が書体に興味をもってもらえたらうれしいなぁと思ってます。
【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
http://fontplus.jp/
1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。
その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。
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編集後記(04/20)
●曽野綾子「辛口・幸福論」を読む(新講社/2014)。残念ながら新作ではなかった。曽野のこれまでの著作の中から、「生き方」「幸福とは」について述べた核心を抜粋、再構成したエッセイ集である。筆者の責任ではないが、最近は安易なこのスタイルが少なくない。出版社として重宝な作家なのだろう。
渡部昇一が4月17日に86歳で亡くなった。9条とか平等とか人権とか平和とかいった異様な言論空間で、堂々と保守の論陣を張った勇気ある学者、評論家である。彼はずいぶん前に、雑誌の新刊を手に取ると、必ず目次で会田雄次と曽野綾子の名前を探すと書いていた。会田雄次は20年前に亡くなっているが。
曽野のような一人の人間が「野にあって」、当人が自分の評判が落ちることさえ覚悟ならば、今の日本では殆どどんなことでも言えるのである。「少数意見かもしれませんが、すべてわたしの本音です」というこの本、反体制=進歩的のようなまやかしをいう人には嫌われている。本当のことを言われるからだ。
「現代はいかなる言動によっても何の生命の危険もない。むしろ人気が出て、社会では得なことのほうが多い。反体制にせよなんにせよ、それがほんものかどうかがわかるのは、そのことによって命の危険があるかどうか、そうでなくても、社会から葬られる可能性のある時で、勾留もされず、むしろ支援団体があるようなうちは、それはほんものの闘争とはいえないだろう」
「『進歩的』といわれる人たちの特徴は、自分と反対の考えを持つ人を許さないことで(これはホント)『進歩的』だから、優しく、あたたかく、違った考えの人をも相擁して行ってくれるだろうと考えたら大まちがいである。彼らは告発好きなので、すぐ相手をやっつけようとするのである」これもホント。
筆者は慢性咽頭炎に悩まされおり、喫煙者が側にいないほうがいい。それでもなお、禁煙権という発想は危険だという。「なぜなら、権利としてタバコを拒否できるということになるなら、この世の中で他のさまざまなものを、権利として拒否できるようになるからだ」。すぐ「権利」を言い出す人は実に厄介だ。
わたしは非喫煙者である。タバコの煙は苦手だが、嫌煙家ではない。新築の職場は喫煙自由だったので、わたしは自分の机を離れて、煙の来ないスペースを勝手に占拠した。そのうち、喫煙者たちが言い出して分煙になった。わたしの嫌煙権(当時まだ発明されていない)主張でなくイヤミだった。やな奴だねー。
これは重要。「一般の新聞はあくまで事実の報道だけに徹すべきであって、オピニオン・リーダーの役目を果たそうとか、世直しをしようとか、大それた望みをもつべきではない」。故に朝日と沖縄2紙は完璧に一般の新聞ではない。
人間、老いてからの「大事業」とはなにか。「いかに自分のことを自分でできるか、ということに情熱を燃やさねばならない」であり、それが社会に対する義務であるという。自分で自分のことさえできれば、それだけで社会に貢献していることになる」とはナイス。誰もがそう思ってくれればいいが。 (柴田)
曽野綾子「辛口・幸福論」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860815122/dgcrcom-22/
●教科書に載るなんて凄すぎます!/私もライディーンだったなぁ。テクノポリスと。初めて耳にしたのは、ラジオじゃなかったかな。その時はそんな凄い人たちとは知らなかったはず。すぐに市販テープを入手した。レコードの再生機は親の監視下にしかなかったように思う。
車の中でかけまくったが、子供の聞きたがる曲を親が好みのジャンルを越えて、嫌がらずに聴いてくれたのは覚えている。弟がデジタル・ゲーム音楽が好きなのは、この頃の影響ではないかと考えている。
今はもう手元にない。どのテープかは、Wikipediaを見たがわからない。どれも微妙に収録曲が違うような……。
Googleの画像検索って素晴らしいわ。「YMO テープ」で画像検索したら、出てきたわ。「イエロー・マジック・オーケストラ Best One」だわ。
/写植機。一・二度触ったことがあるのが(事務所にあったのが)、この系統。とにかく大きかった。モリサワのん。
Macでモリサワフォントが使えるというので私は雇われたが、「Macが使える」「ちょっとアプリが使える」「デザインします」だけでは、役に立たなかったな〜。文字詰めが甘すぎるわ、行間やらの計算ができないわで。
たまに外注先にお使いに行かされたが、一部屋に10人ぐらいのおじさんたちがコンパクトなのを使われていた。写研文字だったように思う。 (hammer.mule)
お宝BOXにまだありました……YMO・クラフトワーク
https://blogs.yahoo.co.jp/tagawa7tagaden/7743049.html
↓見てないけど、たぶんこれ。3分割されてる。
カセットテープ再生〜イエロー・マジック・オーケストラ BEST ONE(A面)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18648731
カセットテープ再生〜イエロー・マジック・オーケストラ BEST ONE(A面B面)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18648919
カセットテープ再生〜イエロー・マジック・オーケストラ BEST ONE(B面)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18649094