[4345] 葬式なんかしなくていいんだってば

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《もうすぐ締切りなんです》

■ショート・ストーリーのKUNI[214]
 葬式なんかしなくていいんだってば
 ヤマシタクニコ

■3Dプリンター奮闘記[96]
 「シゴトバLAB 3Dプリントコンテスト02」応募締切りまぢか!
 織田隆治




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■ショート・ストーリーのKUNI[214]
葬式なんかしなくていいんだってば

ヤマシタクニコ
https://bn.dgcr.com/archives/20170518110200.html

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「わしの一人息子である陽一へ。

わしはしばらく家を空けるが、ひょっとしたら二度と戻って来ないかもしれぬ。そのためにこれを用意した。いいんだ。いつかそういう日が来ると思っていた。

もしものときに際しておまえがどうすればいいか、わしはこのボイスレコーダーにすべて吹き込んでおいた。カラオケが趣味のわしにはこれが一番慣れ親しんだツールなのだ。どうだ。なかなかいい声だろ」

おれはひさしぶりに帰った実家で、ボイスレコーダーを聞いている。実家といっても古い団地の2DK。親父は母と離婚後、ひとりで暮らしている。いわゆる独居老人だ。

たまたま用があって昨日訪ねてきたものの留守のようだった。まあそんなこともあるだろう。そう思いながら帰ったものの、なんとなく気になった。

で、改めて今日来てみたが、チャイムを鳴らしてもやはり応答なし。急に胸騒ぎに襲われたおれは一旦引き返し、ずっと前にもらったまま放置していた合い鍵を探し出し、それを持ってやってきた。

最悪の展開も予想して。しかし、ドアを開け、灯りをつけてみると部屋は無人で、どことなくわびしい臭いがするばかりだ。そしておれは発見した。テーブルの上に「陽一へ」と書かれた封筒。その中のボイスレコーダー。

親父、どこへ行ったんだ……。まさか……。

「葬式は簡単でいい。わしは葬式にほとんど意味を見いだしていない。あんなもの、むなしいだけだ。生き残ったものの自己満足でしかない」

確かに……。

「葬式は全然しなくても、わしはかまわん。だが、別にしてもかまわん」

え、どっちなんだ。

「あまり大勢の人を呼ばなくていい。というより、そうだ。カラオケサークルの手柄山権造は呼ぶな。あいつはいつも、おれが歌おうと思っていた新曲をひと足早くマスターしてくるのだ。いやなやつだ。来なくていい。来たら化けてやる。ただし香典は受け取ってもいい。

高校の同級生の星田千吉も呼ばなくていい。試験の山を張るのが抜群にうまかったが、わしには絶対教えなかった。ケチの見本だ。でも香典はもらっとけ。ケチだからくれないか。

前の会社の同期で一番頭が良くてハンサムでモテモテで専務にまで出世した向山義隆も、腹が立つから呼ばなくていい。部内の三人娘といわれた佐々木三恵子、内田結衣、山本恵のうち内田結衣は呼ばないでほしい。性格悪いから」

けっこう難しいぞ、これ。

「親戚関係は岡山の兄に連絡すれば、あとの連絡は勝手にしてくれるだろう。親戚ネットワークのハブとなっているのが兄なのだ。いや、葬式はしなくていいが、するとしたらだ、あくまでも。誤解するな。葬式には興味はないと言ってるだろ。そうだ。遺影は用意してあるのだ。そこの棚の一番下の段にアルバムがあるだろ」

いや、そこって。ああ、ここか。わかるのがくやしい。

「そのアルバムの表紙をめくったところにはさんである写真を使え。かれこれ30年前に撮ったものだが、それを使ってほしい。今とそう変わらん」

いや、変わってるし。写真では髪がふさふさしてるが、今は全然ないし。顔も全然違うぞ。

「ただし、その写真では別れた女房と仲良く腕を組んでいる。悪いが、Photoshopで女房は削除してほしい。ついでにちょっと加工していい感じに仕上げてほしい。ほんのちょっと手を加えるだけで斎藤工そっくりになるはずだ。元が似ているからな。Photoshopなら簡単だろ。知ってるんだぞ。おまえがデザイナー……だったがクビになり、フリーに転じたものの仕事がさっぱり来ず、ひまを持てあましてることは」

ほっといてくれっ。

「わしもそれとなく気にはしているのだ。だから老人会の集まりでも時々『実は息子がデザイナーでして。PhotoshopもIllustratorもばりばりなんです』と言うのだが、『フォトチップがパリパリでどうしたんですか』というような連中だから、わしも『いやあやっぱり、じゃがりこはたらこバターが一番ですな』と言うしかない始末なのだ。『サラダ』もいいけどな」

何を言ってるんだ。

「くりかえすが葬式はしなくていい。だが、万一、することになったら、会場で流す音楽は、わしが去年のカラオケ発表会で歌った『北海ソーラン恋しや大盆踊り』にしてくれ。優秀賞でコシヒカリ5kgをもらったときの歌だ。音源はあそこの棚、つまりさっきの『そこの棚』の向かい側の棚にある」

葬式をしてほしいなら素直に言え。

「そして、遺ったものの始末だ。おまえも知っているように、わしは『もの』にはたいして執着がない。損な性分だな、まったく。で、押し入れの黄色い箱には昔はいていたベルボトムジーンズやVANのジャケットがしまってある。あと、各地のペナントとか、ドーナツ盤のレコードいろいろとか数学の『解法のテクニック』シリーズ、『チャート式化学』とか」

執着しまくりじゃないか。

「おまえが使ってもいいが、ヤフオクに出せば売れるんじゃないだろうか。知らんけど」

知らないなら言うな。

「その黄色い箱の後ろ、『資料』と書いた箱の中には、えっと、あの、とても楽しいビデオがたくさん入っている。おほん。お前も男だから、その、ほしいのではないかと思う。惜しみなく、全部くれてやる。ジャンルごとに分類して目録も同梱した。楽しんでくれ。ただしベータだけど」

いらないよっ!

「あと、女房が作った日本人形とか妙に手の込んだ縮緬細工とかが、黄色い箱の隣の茶色い箱にいっぱい入っている。なぜか残していったのだ。なんとなく恐ろしくて手が出せないのでおまえ、処分を頼む」

なんだそりゃ。

「思えば、わしは昭和○○年に岡山県○○郡○○町で生を受け、6人兄弟の三男として苦労続きの人生であった。○○町はこれという産業もなく父親には早くに死なれ、わしはものごころついたころからから歌がうまいと町中で評判であったが」

突然、ファミリーヒストリーか。めんどくさいので早送りする。

適当なところで止めて、また再生する。

「……早送りしたところに重要な情報が含まれていたりするんだよなあ」

よ、読まれている。

「そもそもおまえがここにやってきた理由はわかっている。金がないのだろう」

ううっ。

「そこでいよいよ本日のハイライトだ。わしにも若干の蓄えがある。銀行預金だ。さあどうする」

どうするって。なんだよこれ。親に遊ばれてるのかおれは。

「銀行のカードの暗証番号だが、まずわしの誕生日を4つの数字で表すだろ。それとおまえの誕生日を同じく4つの数字で表して、二つを合計する。それに3.14をかけて小数点以下を切り捨て、それを逆さまにした数字」

はあ?

「だと思うか。それとも、わしのひいひいおじいさんの誕生日だと思うか。戸籍謄本を取り寄せればわかるぞ。ひゃひゃひゃ」

だんだん腹が立ってきた。

「……そんなばかなことするわけないだろ」

親父の声が急にまじめになる。

「本当はな。おまえの誕生日なんだよ」

まじか……。

「たいした額じゃないけどな。頭の悪いおまえでも覚えやすいような番号に、最初からしてたんだよ。いや、本当はおれがおまえの誕生日を忘れないようにな。毎回、銀行で金をおろすたび、おまえの顔を思い出してたんだ」

よせよ、親父。なんだか……じいんとくるじゃないか……そんな……おれの誕生日を暗証番号に……ううっ……ずずー……。すすりあげたところでなんだか物音がして、玄関のドアが開いた。

「あれっ、なんだ、おまえ! 何してるんだ!」

親父だ。

「親父こそなんだよ、どこ行ってたんだ」

「どこって。カラオケサークルの一泊旅行で有馬温泉に行ってきたんだよ。一応、ひとりもんだから旅行に行くときは旅先で何があるかわからないし、いろいろ吹き込んで置いとくんだ。温泉がバクハツするかもしれないし電車が脱線するかもしれないじゃないか。で、たまたま帰りに打ち上げでまた盛り上がったせいで遅くなったが、よりによって、その間におまえが本当に来ると思わないじゃないか! いやなやつだな!」

「有馬くらいでいちいち遺言つくるなよ!」

「勝手だろ! ええっ?! おまえ、それ、全部聞いたのか?!」

「聞いたよ……だって陽一へ、と書いてあるし」

「えっ。じゃ、じゃあ銀行のカードの暗証番号も、聞いたのか?!」

「ああ。正直うれしかったよ、おれの誕生日を暗証番号にしてるなんて」

「ふ。どどどどうってことないさ」

「そういえば……明日だな」

「何が」

「おれの誕生日だよ。5月19日……え、暗証番号、0519じゃないの?」

「おまえの誕生日、5月19日だっけ?!」

「そうだよ」

「いつから?」

「いつからって。なんだ、自分の息子の誕生日、間違って覚えてたのかよ!」

「そのようだな。それにしても、かすってもいない。一体あれは何の番号なんだろう? いや、まあいいけど。というより、あーよかった……いや、なんでもないなんでもない」

「なんだよ!」

「まあいいじゃないか。それより、炭酸煎餅買ってきた。食うか」

「……食うよ!」


【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
http://midtan.net/

http://koo-yamashita.main.jp/wp/


近所のスーパーでいつもかかっているのはポップスのインスト。ちょっと昔に大ヒットしたような曲が多い。この間はアラン・ドロンの「甘いささやき」がかかっていたが、そしたら私の前で商品をカゴから袋に移していた年輩のご夫婦。だんなさんのほうが「パローレパロレパローレ〜♪」と曲にあわせて歌っていた。何か楽しそうだった。奥さんは無表情だったけど。


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■3Dプリンター奮闘記[96]
「シゴトバLAB 3Dプリントコンテスト02」応募締切りまぢか!

織田隆治
https://bn.dgcr.com/archives/20170518110100.html

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朝晩はまだまだ冷えますけど、お昼は暑くて着るものに困ります。どうして困っているのかと言うと、あんまり服を持っていないからなんですが……。

さて、もう5月です。一年の三分の一がもう終ってしまっているなんて!!
月日の経つのは早いですね……。

ということで、以前手前味噌でお知らせした
「シゴトバLAB 3Dプリントコンテスト02」のお知らせです。
http://shigotoba-base.com/event/520/


しつこい! ってすみません。だって、もうすぐ締切りなんです、すみません。
申込締め切りが5月26日に迫っております。


●「シゴトバLAB 3Dプリントコンテスト 02」

【応募期間】2017年4月1日(土)〜5月26日(金)

【発表・授賞式】2017年6月25日(日)会場/シゴトバBASE北堀江

最優秀賞 賞品:FLASHFORGE Finder(ファインダー)
ご提供:Apple Tree 株式会社様

【応募内容】募集カテゴリー

「フィギュア」一般的にフィギュアと呼ばれるもの。

「模型」プラモデルの改造パーツや、ロボット、車等の模型。

「アクセサリー」身につける装飾物。

「アイデア雑貨」プロダクト、雑貨、実際に使用出来るもの。

「レーザー彫刻機」レーザー彫刻機を使うもの。

詳細は下記URLをご覧ください。
http://shigotoba-base.com/event/520/


さて、昨年に一回目の募集を行いまして、100名近いエントリーがあり、80名以上の出品がありました。

一回目としましてはかなり盛り上がりまして、授賞式&懇親会、展示会では、3Dプリンターメーカーの武藤工業株式会社さま、Apple Tree株式会社さま、FLASHFORGE JAPANさま、株式会社システムクリエイトさま、株式会社久宝金属製作所さまにご協賛頂きました。

また各社のプリンターの実演展示等も行って頂きました。武藤工業株式会社さまから全身3Dスキャナーの体験展示もして頂きました。

そして、大阪大学さま、Panasonicさま、大阪府立産技研さまの国家プロジェクトの発表も行って頂きました。

出品者82名、一般21名、関係者18名。大寒波の到来で前日から雪が降りだすという悪天候にもかかわらず、たくさんのお客さまにご来場いただきました!

出品作は非常にクオリティの高い作品ばかりでした。その中で最優秀賞を受賞されたのは、模型部門1位 張 世釣さん。大阪コミュニケーションアート専門学校のプロダクトデザイン科の留学生さんです。

作品名は「自 Friends 車」でした。授賞賞理由は、「模型=プロダクトの始まりといえる部門の中で最も完成度が高く、コンセプトから優れていたので文句なしの1位」という評価でした。

プロ、アマチュア問わずの募集でしたが、専門学校の学生さんが、プロの作品を抑えて最優秀賞の賞品 FLASHFORGE Finder(ファインダー)をゲットされたのは、とても良い事だな〜と思います!!

受賞した張 世釣さん。プリンターが結構重いので、送りましょうかという提案に対し、なんと持って帰るという漢らしさを発揮しました!その模様は、日経産業新聞さま等、新聞やネットテレビでも紹介されました。

一回目は、基本的に関西限定みたいな感じで進めたのですが、北海道や九州、名古屋のデザイン系の専門学校からの問い合わせがありました。

という事で、今回はその「くくり」をなくし全国から募集する事にしました。

現在までの参加エントリーは58名。エントリー多い順に、レーザー部門、フィギュア部門、模型部門、雑貨部門、アクセサリー部門となっております。

エントリー少なめが入賞の狙い目です! 各部門上位三名の作品は、こちらで無料で3Dプリントして差し上げる予定になっております。

あと8日となりましたので、皆様のご参加お待ちしております。

エントリーは学生さんが多く、学生さんの作品を企業の担当者さんに直接見て頂けることになり、就職を控えて頑張っている学生さん、優秀な学生さんを見つけたい企業さんを結びつけるイベントに出来たらいいな〜と思っております。

それから、本日の大阪3Dプリンタービジネス研究会で、オートデスクさんが来られていましたので、本コンテストの件で相談させて頂いたところ、オートデスク賞を設定し、先日発売されたFusion360の書籍「Fusion 360 Masters」を数冊ご提供頂けることとなりなりました〜。ありがたいですね!

毎回、FLASHFORGE Finder(ファインダー)をご提供して頂けるApple Tree株式会社さんにも感謝!

ということで、「シゴトバLAB 3Dプリントコンテスト02」の紹介でした。

僕の方は、先月購入した新しいプリンターと、前からあるプリンターも合わせたFDM機が5台。24時間フル可動で造形中です。

そして、その後には地獄の研磨作業が待っている訳ですね。凄く良いお仕事なので、ここは頑張らないと!!!

今月を乗り切れば、来月は少しゆったりとした仕事になるはず…はず…と、毎月言ってる気がします。


【___FULL_DIMENSIONS_STUDIO_____ 織田隆治】
oda@f-d-studio.jp
http://www.f-d-studio.jp



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編集後記(05/18)

●鈴木琢也「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」を読んだ。27文字使ったトンデモ・タイトルで、332ページの部厚い本だが、会話や改行が多く、行間スカスカの組版だから完読までたいして時間を要しない。文章は版元が標的としたであろう中高生とその親向けだから、相当イージーだ。

帯にこうある。「『いつでも人は変われる!』中学・高校時代、偏差値30台の不良が24歳で一念発起して、世界No.1の公立カリフォルニア大学バークレー校に合格! 世界のインテリたちと闘い人生を変えた話。」ぜんぜん違うだろう。「自分と戦い自分の人生を変えた話」だよ。ポプラ社よ、タイトルも怪しいぞ。

だいたい経歴でも「カリフォルニア大学バークレー校に合格」とさらっと書いているが、日本の高校を卒業してストレートで合格した日本人はいないというではないか(伝聞)。筆者はコミュティカレッジ(2年制短大)からの編入である。それでも凄まじい成功ではある。でも、ビミョーにひっかかるんですが。

筆者はいま日本最大のビジネススクールであるグロービスに勤務している。在学中にネットで発表した留学日誌が大変なページビューを稼ぎ、それが版元の目にとまり、スカイプで打ち合わせを続け、一年がかりで完成した。表紙とタイトルは版元が決めたが、内容はすべて本人が取り仕切って仕上げたという。

この本には色んなメッセージを込めたが、そのひとつが「あとがき」にある、と個人サイトで公開している。「これから先も、ぼくは己の道を突き進むつもりです。そして誰とも違う、ユニークな存在になりたい。そうすれば、まわりと協力しながら上手くいくでしょう」って、日本ではかなりビミョーだよ。

留学一週間前、父親に「somethingってどーゆー意味だっけ?」と訊く英語力だった。形容詞って何だ? という頭である。コミカレでの壮絶ともいえる日々は非常に興味深い。一日10〜14時間の猛勉強。起きている時間のほとんどは授業を受けているか、一人黙々とパソコンか本に向かっている元ヤンキー。

読み所はUCバークレーに提出する願書の課題、パーソナルステイトメントだ。素質や才能など自分をアピールする文章で、最後に「願書では説明しきれなかった、わたしたちに知ってもらいたいことがもしあれば」という問いかけだ。なぜUCバークレーで学びたいのか、偽りなく書く。この文章は見事である。

コミカレで、UCバークレーで、ものすごい猛勉強をしないとついて行けない中での努力は凄絶だ。勉強は積み重ねが必要な長距離走だ。本質的な人の能力はさほど変わらない。努力すれば追いつける。彼は声を大にして言う。「地頭なんて錯覚だ!」。彼が得た最高のものは永遠のモチベーション、情熱だった。

UCバークレーに関心のある人には、おすすめしたい本だ。それにしても、この本の作りは残念である。金髪のチャラい男子のビジュアルを、筆者だと思うのが普通だろう。7枚の写真は鈴木琢也ではなくてモデル・俳優の横浜流星である。どうしてこんなバカなことやるんだろう。鈴木琢也もよくOK出したな。

この表紙や章の頭に使われているポートレートを見て、UCバークレーの有効な案内となる、かなりリアリティのある内容を想像するのは不可能だ。高校生の孫娘に見せたら、わっキモー、やだこれ、と言う。わたしは言いたい。「地頭って本当だ!」。身も蓋もないが「遺伝」とお金を抜きに語れない。

「バカヤンキーでもお金がたくさんあって死ぬ気でやれば世界の名門大学に入れるかもしれない。」というのが正しいタイトルです。      (柴田)

「バカヤンキーでも死ぬ気でやれば世界の名門大学で戦える。」2015ポプラ社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591146979/dgcrcom-22/



●シンプルスマホ3続き。よく使う電話番号登録と同時に、「元気だよメール」「緊急ブザー」も設定した。どちらもガラケー時代から使っていたもの。

一日一度、スマホに触った時にメールが届くようにしている。このメールには歩数が書かれてあるので、雨でもないのに少なかったら、病気の可能性がある。

緊急ブザーとしては、ハードキーがついている。音が鳴り、登録先に電話やメールを発信する。くも膜下出血を罹患した母は、自分で救急車を呼び助かった。その頃は携帯電話を持っていなかったので、入院中にガラケーを契約して押しつけた。

それが古くなったので機種変更をすることになったのだが、緊急ブザーがついているかどうかが決め手となった。緊急事態に思い出してもらえたら……。(hammer.mule)

元気だよメールを利用する
http://help.mb.softbank.jp/simple-sumaho3/pc/09-06.html


緊急ブザーを利用する
http://help.mb.softbank.jp/simple-sumaho3/pc/09-04.html