[4354] 愚妻とファンタスティック社員のあいだ

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《僕的に驚異的な成果》

■ゆずみそ単語帳[11]
 愚妻とファンタスティック社員のあいだ
 TOMOZO

■グラフィック薄氷大魔王[522]
 『謎の「山路を登りながら」』他、小ネタ集
 吉井 宏




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■ゆずみそ単語帳[11]
愚妻とファンタスティック社員のあいだ

TOMOZO
https://bn.dgcr.com/archives/20170531110200.html

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日本語でよくある言い方をそのまま英語にすると、時にとんでもないことになる(逆もまた真なり)。

デビッド・セインさん&岡悦子さん著『その英語、ネイティブはハラハラします』(青春新書インテリジェンス刊)という本には、日本人がうっかりニュアンスを知らずに使ってしまう可能性がありそうな残念な英語表現と、その代わりに使うと良いアメリカ英語のよくある表現がたくさん紹介されていて、とても面白い。

その中で、「会社のパーティーに夫婦で出席して、同僚に妻を紹介」というシチュエーションで、

「これ、うちの愚妻でして、もう、なんにもできないんですよ」

と、日本の人がいかにも言いそうな言葉を、そのまま英語に直訳して言ってしまうと……というのがあって、爆笑してしまった。

「This is my foolish wife. She can’t do anything」

うわははは。たしかにアメリカでこんなことを言ったら、普通に頭がおかしいと思われるだろうし、最悪、奥さんが虐待を受けているのではないかと心配されて通報されちゃうかもしれない。まさか本当にこんなこと言う人はいないと思うけどね。

しかし、60代くらいの昭和サラリーマン世代ならともかく、今でも「愚妻」なんて言う人がいるんだろうか。と思ってググってみたら、「発言小町」の2016年6月の「夫が私を愚妻って呼ぶのがむかつく!」というトピを発見。

トピ主を「日本の謙譲語を知らないのか」と叩く人あり、「そんなのいまどき聞いたことないよ」という人もいて、興味深い。
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2016/0605/764852.htm


ちなみに「愚妻」とか「愚息」という言葉は、「私の」という意味を謙遜した言葉であって、単に「自分の妻」という意味であり「愚かな妻」という意味ではない、と主張している人がいるけど、要するに「バカな自分の身内です」ということで、どっちにしても褒めてはいない。

むしろ「バカな自分」の属性としてしか身内の個人を認識していない、または「バカな自分」に取り込んでしまっていて、自立した人格とはみなしていないという意味で、欧米的な視点からみるとさらにヤバヤバである。

身内を自分の延長とみなして、その属性とか実績はけっしてソトに対して褒めたり自慢しない、という常識が21世紀になってもまだまだ日本の「美徳」とされているのは面白いなあと思う。

何が美徳であるのかについての社会的な合意は、「発言小町」の反応が真っ二つに分かれてるように、どんどん変わっている。

とはいえ、やはりざっと見た感じでは、「それが日本の常識でしょ、何いってんの」という意見のほうが多かった。日本の美徳はしぶとい。または、美徳にまだ何のヒビが入っていなかった時代の社会への郷愁が、しぶといのかもしれない。

社会の構造が今よりもカッチリしていた頃、「愚妻が…」という言葉を使う人はたぶんある一定の身分を持った男であり、おそらくその一家の唯一の稼ぎ主であったはずだ。

教養もあり卑しからぬその人が「愚妻が」というその妻は、家を守るだけの賢さはきちんと持ち合わせた育ちの良い妻であり、そのことを夫も誇りに思っているが、そんなことは教養ある者が人に言うべきことではないので謙遜しているのだよ、と、聞く側も説明がなくてもひと息にちゃんと了解できていた。

こういうのが、つまり文化的なコンテクストというものであるのは間違いない。

日本人が身内や自分を褒めないのはその文化的なコンテクストゆえだが、そのコンテクストがやっぱり少しずつ、コンクリで固めても固めても岸辺が波に侵食されるように崩壊しつつあるのだと思う。

社会の構造は大きく変わっているのに、文化的な了解事項はたぶんいつも少し遅れてついていく。そこに葛藤が生まれないわけがない。

日本の文化はペリーの黒船来航以来、160年以上にわたって、ゆっくりと崩壊していく、または変わっていくコンテクストへの対応に苦しんできたんじゃないかと思う。節目節目で社会は大きく変わりながら、その苦しみはまだまだ続いている。

これは特に日本だけの現象じゃなくて、どこの国でもそういう新旧の軋轢は当然あるはずだ(アメリカでも、たとえば世間一般の了解事項が大きく変わるのにつれて、マイノリティやジェンダーや宗教にまつわる言葉には大きな変化があったし、今でもそのへんには大きな軋轢がある)。

ところで、アメリカ人はとにかく身内を褒める。

息子が小学生の頃、サッカーのチームの親たちが、自分の息子もよその息子もわけへだてなく、褒めて褒めて褒めまくっているのがなんとも眩しかった。

こういう文化なんだと頭ではわかっていても、やっぱり日本で生まれ育った私は「Sくんは足が速いね」「……が上手だね」などと他の親に褒められると、「いやいやいやいや、でも小回りが利かないんですよ」「でも……はできなくて」など、何か別の案件を持ち出して速攻否定したくなる衝動を抑えられないのだった。

夫婦でも、自分の旦那様や奥様のことを「彼は料理が素晴らしく上手なのよ」とか「彼女はいろんな分野に精通してて、すごくクリエイティブなんだ」とか、何の留保もなく、率直に、100パーセント、よく褒める。

親子でも兄弟姉妹でも、とにかくソトに対してもお互いの間でもよく褒める。しかも、本心からそう思って言ってるのだ。少なくとも本人は本心だと思っているに違いない。

「健全な精神を持つ大人は、自分や身内を肯定的に捉え、それを世間に躊躇なく宣伝するべきである」というのが米国の社会常識、文化コンテクストだといっていいと思う。実際に行って見てきたわけではないけど、読んだり聞いたりした話では、ほかの西欧諸国でもそうなのらしい。

会社文化にも、この違いははっきり表れている。

この間、携帯電話のキャリアを替える手続きに。ウェブのチャットを使った。こういうチャットや電話でのカスタマーサービスは、途中で別の部署の担当者が出てきてプロセスを引き継ぐことがある。

この時も、最初にでてきたチャットの担当者は、私が他社から乗り換えで新規にアカウントをあけたいと希望しているのを確認すると、新規顧客の担当に引き継いだ。

そして次に出てきた担当者のセリフ。

「It looks like you were last engaging with our fantastic chat advisor
Joe and you were interested in the XXX plan …..」

(うちのファンタスティックなチャットアドバイサー、ジョー君とチャットしてたようですが、その話によるとあなたはXXXプランに興味があるようですね…)

ファンタスティックかよ! と思わず静かに心の内で突っ込みを入れずにいられなかった。

日本のカスタマーサービスで、「弊社の素晴らしいアドバイザーがこのように言っておりましたが……」なんて言ったら、若干頭のヘンな人と思われてしまうのではなかろうか。

わたしが東京にいた20世紀後半から比べると少し変わったのかもしれないけど、日本の会社文化からこの「ウチ・ソト」意識が消えることも、まだ当分はないのに違いない。その反対に、アメリカで内外に向かって社員を褒めたたえる文化は、ますます加速しているようにみえる。

「愚妻」と同じで、日本の美意識では、家族なり会社なり、属するグループの身内をひとまとめにして捉えて、ソトの人たちをそれより高いところにあるものと(仮に)想定してへりくだるのが、折り目正しい社会人の態度とされる。

アメリカの企業は、内外に向かって、「ウチの会社では社内の個人もこんなに尊重してるんですよ!」ということを宣伝する。

アメリカ人が書いた英語の会社情報などを日本語に訳していると、こういった、ウチ・ソト意識の日本の常識との間のギャップに悩むこともある。

日本の会社ならば社内の人間に敬称をつけず、身内のこととして謙譲語を使うのは常識だけど、アメリカにはその分け隔てはない。

たとえば、社員を褒めたたえている広報資料があったとして、それにどこまで日本式の「へりくだり」ニュアンスを入れて訳すべきなのか?

すべてを日本式にして謙譲語を使うのも正しいとはいえない。会社の持つ文化や主張がアメリカ式のスタンダードなら、それはそのまま伝えるべきだ。でも、読者に傲慢な印象を与えては広報の意味がない。

そのへんはもちろん最終的にクライアントさんの判断になるものの、翻訳者としてどのような提案をすべきなのかは悩みどころである。

特にクライアントさんに日本語ネイティブスピーカーがいない場合などは、「こういう場合、これが日本の標準ですよ」といちおう胸をはって提案してみるものの、媒体により、読者により、場合により、正解は一つではないので、常に悩ましいのだ。


【TOMOZO】yuzuwords11@gmail.com

米国シアトル在住の英日翻訳者。在米そろそろ20年。
マーケティングや広告、雑誌記事などの翻訳を主にやってます。

http://livinginnw.blogspot.jp/

http://www.yuzuwords.com/



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■グラフィック薄氷大魔王[522]
『謎の「山路を登りながら」』他、小ネタ集

吉井 宏
https://bn.dgcr.com/archives/20170531110100.html

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●謎の「山路を登りながら」

Illustratorで文字を入れようと、テキストツールでキャンバスをクリックしたら、「山路を登りながら」って打ち込まれてる! なんだこりゃ??

ドラッグしてテキストボックスを作ると、謎のテキストがズラズラッとw 気づかずにどこかでコピーしたテキストか?
http://www.yoshii.com/dgcr/yamamichiwo-AI

と思ったら、去年からそういう機能が入ってるのね。夏目漱石の「草枕」の一節を使った、空のテキストを防ぐものらしい。どんだけIllustratorを使ってないかバレバレ。
http://bit.ly/2kidU33


ジャマだったら解除も可能。「環境設定→テキスト」で「新規テキストオブジェクトにサンプルテキストを割り付け」のチェックをオフにするだけ。

英文字を打ち込もうとしてるのに、これが出るとちょっとつんのめるw 自分でカスタムのテキストを入れられればおもしろい。

●Photoshopのスライダの数値配分

前から思ってるんだけど、Photoshopのブラシサイズ調整などのスライダについて。10px以下を正確にスライダで操作するのは至難の業。

スライダのせめて3分の1を20px以下に割り当て、次の3分の1を20〜100px、残りを5000pxまで。であってほしいなあ。
http://www.yoshii.com/dgcr/brushsize-slider

現状のスライダも300pxくらいまでの実用的な直径を重視したスライダ配分になってるようだけど、10px以下も重視してほしい。あるいはスライダの数値の配分を、カスタマイズ可能にするとか。

小さいブラシサイズの微調整には「[」と「]」のショートカットも使ってるけど、スライダも使いやすくしてほしい、と。

こうしたらいいじゃん! ってのは、スライダを動かし始めたら、動かした点中心に画面横幅いっぱいのスライダが出てくるとかのインターフェース。

あと、Moi3Dにあった、数値欄をクリックすると画面にテンキーが出るやつ。ペンタブで操作しやすい。

なぜ気になったかというと、WACOMドライバの問題でPhotoshopのブラシサイズショートカット「Option+control+ドラッグ」が使えなくなったから。

小さいサイズを調整しにくいのはスライダと同じなんだけど、拡大表示した画面なら数pixelの調整もそれほど苦じゃなかったのでした。

●Photoshopのツールプリセット

今まで積極的に使ったことはなかった。画像にメモなどの文字を書き込む用に「ボールペン青」なんてのをいくつか作って登録してあるだけだった。

先日、ドローイングの最中にその「ボールペン青」などでメモ書きし、その後で元のドローイング用ブラシに設定し直すのが面倒! ってなり、ドローイングブラシもツールプリセットに登録しちゃえ! って。

そしたら便利! 色やサイズや不透明度など込みで登録できるので、普段ドローイングに使うブラシ数本と消しゴムなどいくつか登録したら、もうブラシをいちいち選択したり設定する必要なくなった。快適!
http://www.yoshii.com/dgcr/Photoshop_toolpreset

●新intuos ProのInkspace

専用のボールペンで書くと線画が本体メモリーに記録され、パソコンに読み込んだりクラウドに保存されるもの。

新intuos Pro(Paper EditonにInkセットが付属)では、ボールペンで書くと自動的にInkモードで記録が始まり、描き終わったらボタンを押すと新しい用紙(?)に移る。USBでパソコンと接続するとアプリに読み込まれ、クラウドにもアップされる。

この動画ステキ。


購入直後にちょっと試したときには「ボールペンで描いてScanSnapするのと手間はたいして変わらないし、途中で中断できないし、ペンタブに縛られるから自由じゃない」という印象だった。

あらためて、アイディアスケッチに使ってみた。LサイズのIntuos ProにA4の紙を貼り付けてガシガシ描く(MサイズだとA5サイズ)。すると、先日と違う印象が。
http://www.yoshii.com/dgcr/20170410-inkspace

「中断できないしペンタブに縛られる=一定時間集中してドローイングせざるを得ない」。結果、1時間半でA4を4枚、約70個のサムネールが描けた! これ、僕的に驚異的な成果。

たいてい、A4の紙に鉛筆やボールペンで、うだうだと一日中ドローイングして、だいたい数十個レベル。一週間そういう感じで描いて、最終的に整理済みのスケッチが200個とかそのくらいだもん。

一日中Inkspaceでやれば500個前後のサムネールが描ける計算w

そりゃペンタブに縛られるのは快適じゃないけど、これだけの成果が上がるなら、ときたま積極的に縛られるのはアリだわ!

もちろんそれ専用にWacom Smartpadsなどがあるんだけど、縛られるために使うのもいいかも。
http://www.wacom.com/ja-jp/products/smartpads


●WACOMドライバ、結局戻す orz

WACOMドライバ6.3.22-3でせっかく「command押しっぱなし問題」と「素早くクリックできない問題」が解決したのに、PhotoshopやFinderで発生するショートカットの不具合があまりに不快。6.3.20-4に戻した。

「素早くクリックできない問題」は残るけど、使い方でなんとかなるから。早く全面的解決を〜〜!


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com

Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/


Surface Studioがついに日本でも発売だそう。高いけど、Cintiq 27 QHD touchとiMac 5K 27インチが合体したものと思えば相当リーズナブル。

筆圧4096段階と遅延が少なくなった、新型Surface Proのペンを採用だそう。Photoshop等でのストローク遅延と、サイドボタンが一個しかない問題がなけりゃな〜。実機さわってみたい。
https://news.microsoft.com/ja-jp/2017/05/26/surface/


・スワロフスキーのLovlotsシリーズ「Hoot the Owl」
http://bit.ly/2oOpgKg


・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/


・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500


・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii



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編集後記(05/31)

●ヒッチコック監督の「ハリーの災難」を見た。なんと60年も前の映画だ。たぶんレンタルショップにはないだろう。図書館だからこそあったDVDである。そのハリーは冒頭から死体で出てくるんだから、妙なタイトルである。正しくは「死体となったハリーの災難」であろうか。さんざんコケにされる死体……。

舞台は紅葉の美しい田舎の村、明るくのどかな山林。玩具の銃を持った少年がやって来て、額に出血がある男の死体を見つけさっさと退場。次は猟銃をもった太った男(船長)、わしがやったのかとぼやき、死体の懐を探って見つけた手紙を読むと、死体はボストンに住んでいたハリーという人物だと判明する。

そこへやってきた中年の女性グレブリー、死体を靴でツンツン、死体の側で船長をお茶に誘い、死体を跨いで去って行く。人声がしたので隠れる船長、最初の少年が母親を連れてきた。「まさか、ハリー、こんな姿に」とは言うものの、レモネード飲もうねと息子に言ってさっさと帰っていく。

次は本を読みながら歩いて来た男。死体につまずいて倒れるが、死体に気づかず退場。次は浮浪者、死んでいることを確認して靴をぬがせて持ち去る。しばらくしてやって来たのが画家のサム、死体を見つけ放置しようするが、思い直してなぜか死人の顔を描く。隠れていた船長が出てきて、二人で死体を埋めることにする。なんとも変な成り行きなのだ。

まだ死因もなにもハッキリしないうちに、現場に穴掘って埋めてしまうというムチャクチャだが、その後、よく理由がわからないが掘り返されて地上に戻り、また埋められ、また掘り返されて、また埋められてを繰り返す。船長も中年女性も少年の母親も、もしかしたら死因は自分あるのかと思っているらしい。

人間の尊厳もどこへやら、翻弄される死体。死体のそばで長閑な会話。誰一人、死体に驚いたり怖がったりしない。とはいえ、ブラックユーモアではない。不思議にしゃれた雰囲気。スリルもサスペンスも難解な謎解きもスピード感もない、悠々たるおとぼけミステリー、こんなヒッチコック映画、初めて見た。

少年の母親役は、映画デビューのシャーリー・マクレーン、とても可愛くてユーモラスで、死体を見て「まあ、ハリーじゃないの、どうしたの」と嬉しそうに叫ぶ。自分も瓶でぶん殴ったくせに。結局、彼女の家に運ばれたハリーはきれいに洗ってもらい(そのシーンはないが)、また最初の位置に戻される。

ただひとり別世界なのが保安官代理で、事件の真相に迫ろうとするちょっとしたサスペンスが見られる。医師の見立てでは病死らしいが、事件解決のシーンはない。結局、主役らしい人物はいなかった。うまい役者たちの集団劇である。お約束の監督出演シーンは、絵を並べた雑貨店の前を通っていたような気がする。(柴田)

「ハリーの災難」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B008MIU052/dgcrcom-22/



●ダイエット続き。体重だけなら、消費カロリーが摂取カロリーを上回れば減る。私のようなズボラは、摂取カロリーやら基礎代謝やらまで考えず、消費カロリーを増やせばいい。まぁ、運動すると普段より食べちゃうんですけどね……。

筋トレはある程度身体が動くようになってからでもいいだろう。しんどいもん。

タニタのサイトから引用。
脂肪1kgを消費するのに必要なエネルギー(カロリー)は、9kcal×1000g×80%=約7200kcal程になります。つまり、1か月で1kgの脂肪を減らすために消費すべきエネルギーは、7200÷30=240kcalとなり1日あたり240kcalになります。

240kcalというと、ジョギング30分ぐらい。ここしばらくのウォーキング(+軽いジョグ)で、1日400〜500kcalが計測されているので、一か月に1kgぐらいは減らすことができるはず。年末には7年前の体重に? 続く。(hammer.mule)

カロリーとは
http://www.tanita.co.jp/health/detail/28