[4428] はじまりはじまり文学フリマ

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《「居酒屋効果」とは何か?》

■エセー物語(エッセイ+超短編ストーリー)[001]
 はじまりはじまり文学フリマ
 フリマ放浪記
 タカスギシンタロ:超短編ナンバーズ

■グラフィック薄氷大魔王[537]
 「定額制のデメリット」「居酒屋効果」他、小ネタ集
 吉井 宏



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■エセー物語(エッセイ+超短編ストーリー)[001]
はじまりはじまり文学フリマ
フリマ放浪記

タカスギシンタロ:超短編ナンバーズ
https://bn.dgcr.com/archives/20171004110200.html

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◎はじまりはじまり文学フリマ

第5回文学フリマ大阪に行ってきた。第1回以来だから4年ぶりになる。文学フリマというのは、分かりやすく言うと文学版のコミケみたいなもの。さまざまなブースが広い会場にずらりと並び、同人誌などを手売りするイベントだ。

でもコミケに比べるとちょっと地味。基本的にコスプレは禁止だし、コスプレイヤーがいたとしても京極夏彦さんですか? くらいのもの。いや、ヘタしたら作家ご本人かも知れない。

作家自身が売り子として参加し、自作を売ることもあるのだ。芥川賞作家の長嶋有氏が同人誌を販売していたこともあるし、『火花』の又吉直樹氏も文学フリマがデビューのきっかけだったのだとか。

ぼくは超短編という短い物語をかれこれ20年も書いている。超短編というのは500文字以内で完結する短い物語だ。20年も書いているとそれなりに文学仲間が出来るもので、今回の大阪訪問は文学フリマを冷やかしつつ、大阪の文学仲間と親交を深めようというのが目的だ。

超短編の書き手は、Webを中心に活動している人が多い。ついのべの例をあげるまでもなく、超短編はその短さゆえにデジタルコンテンツとの相性が良いのだ。そもそもその始まりが1998年にスタートした、ASAHIネットのコンテンツ「超々短編広場」だったのだから当然といえば当然かもしれない。
※ついのべ:Twitter小説

「超々短編広場」は作家の本間祐氏が投稿作品を選考し、Web上で発表するというスタイルで、4年くらい続いたと思う。ぼくもそこで超短編にはまったクチだ。日本ホラー小説大賞(短編部門)を受賞した森山東さんも参加者のひとりで、関西在住。

今回森山さんには会えなかったが、本間さんが関西にお住まいだったせいなのか、森山さんを筆頭としてその当時の仲間が関西圏に多く住んでいる。だから文学フリマ大阪に来れば、超短編をたしなむ友人とまとめて会うことが出来るのだ。

文学フリマ会場に到着。まずは知り合いのブースを訪れる。いちおう挨拶がてら新刊を買う。それほど高い本はなくて、一冊数百円のものが多い。少部数の印刷代やイベントへの参加料を考えると、とてもじゃないが、もうけが出る代物ではない。

とはいえ、売れてもらわなければやはり困る。その気持ちが分かるので、友人の冊子はとりあえず買うようにしている。それは自分のも買ってねというメッセージでもあるのだが。

同人誌即売会は友人同士でぐるぐる回る小さな経済なのか? という疑問が頭をよぎる。しかし、それだけではツマラナイ。新しい出会いも文学フリマの醍醐味なのだ。

会場の「堺市産業振興センターイベントホール」には一段高いステージがあって、そこが見本誌コーナーになっている。ここなら売り子さんの顔色を気にせず、じっくりテキストを読むことが出来る。

視線があると落ちついて読めないし、立ち読みしてハイさよならっていうのも良心が痛むというか、一番安いのでも買わざるを得ないというか、ようするに自分が小心者なだけなのだが、つらいのです。

まんがの場合は気に入った絵柄で、いわばジャケ買いをしてもそれほどハズレはないが、テキスト主体の文学フリマの場合はそうはいかない。やはり文章を読まなければはじまらないのだ。だから見本誌コーナーは本当に助かる。

ぼくは短いテキストに興味が向かうので、まずは小さな本を手に取ることになる。豆本なんかがあれば最高だ。豆本に大長編は似合わない。たいていが短い物語や詩、短歌や俳句などが載っている。

文学フリマの会場を回って、新しい才能を発見したときは本当にうれしい。すごい鉱脈を見つけたような気になって、後にその人が文学賞でも取ったりしたら、なんだか自慢したくなってしまう。

『母になる、石の礫で』でハヤカワSFコンテストの最終候補に残り、後にデビューした倉田タカシさんのことは、勝手に誇らしく思っていたりする。国際的な豆本のコンペで大賞を受賞した赤井都さんも、やはり文学フリマで発見した才能だ。

先ほど豆本にはよく短歌や俳句が載っていると述べたが、そういえば短歌や俳句もだんだん好きになってきた。まさか自分が短詩型の文学に興味を示すとは思ってもみなかったが、超短編を書くようになって、次第に短歌や俳句にもシンパシーを感じるようになってきたのだった。

超短編と短歌・俳句との共通点に、座の文芸であることがあげられると思う。つまり仲間内で作品を評価し合う文化があるということだ。

文学フリマ終了後に仲間内で懇親会があり、総勢11名の書き手が集まった。みんなほとんどがネットを通じて知り合った仲間だ。オフ会の例に漏れず、初めてお目にかかる人もいる。

しかし、会う前から深い繋がりがそこには存在しているのだ。それはすでに互いの作品を読み、評価しあっているということ。それはたんなるネット上の知り合いとはちょっと違う独特のものだ。

作品を読んだり批評し合うことで、その人の深い部分まで理解できているような、そんな気持ちがある。ぼくが激賞した作品の作者もいるし、逆に酷評された人もいたと思う。あるいは人気投票のタイマン勝負で、ぼくを打ち負かした人もいる(くやしいです)。でも恨んだりはしていません。

たとえるなら、殴り合ったボクサー同士に友情が芽生えるとか、そんな感じ? いや、本当は複雑な思いもあるのかもしれない。でもそれも含めて友情なのだ。そう思いたい。座の文芸にはそんな文学コミュニティを形作る力がある。

そうそう、そんな超短編のコミュニティ力に関していえば、この記事を書かせていただくきっかけというのが、その最たるものでした。

デジクリではおなじみのヤマシタクニコさんに、せっかく大阪に行くのだからお目にかかれませんかと連絡したのが、そもそものはじまり。残念ながらヤマシタさんには会えなかったが、代わりにデジクリを紹介していただいたのだ。

メッセージのやりとりで、行きの新幹線で何か書いてはどうかとご提案をいただき、帰る頃にはもう、エッセイと超短編ストーリーの組み合わせで記事にするというアイデアが決まっていた。超短編は軽やかだから進行が早いのだ。

……あ、全然早くない。自己紹介を忘れてました。はじめまして。タカスギシンタロと申します。そんなわけでこのコーナーでは、エッセイのあとに短い物語がもれなくついてきます。そういうコンテンツなのです。よろしくお願いいたします。

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◎フリマ放浪記

「文学フリマに来たはずなのにどうもおかしい。人形ばかりが売ってるなと思ったら、会場を間違えてました。そこは『文学』フリマじゃなくて『文楽』フリマの会場だったんです。何も買う気はありませんでしたが、人形浄瑠璃を演じながら語りかけてくる売り子の熱意に耐えきれず、人形のかしらをひとつ購入して立ち去りました。その後も田楽フリマでこんにゃくを買ったり、軍楽フリマでコルネットを買ったりしましたよ。え、文学フリマですか? 違います。ここは半額フリマの会場です。おひとついかがですか? すべて半額ですよ」

男はそう言って私を見つめる。何も買う気はなかったのだが、そのまま行ってしまっては悪いような気がして、人形のかしらをひとつ購入すると、私は会場を後にした。


【タカスギシンタロ】
kotorinokyuden01@mac.com

フリーペーパー「コトリの宮殿」編集長。代表作100本を掲載した超短編集
『ピアノ』(Kindle版)発売中!
http://inkfish.txt-nifty.com/kotori/



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■グラフィック薄氷大魔王[537]
「定額制のデメリット」「居酒屋効果」他、小ネタ集

吉井 宏
https://bn.dgcr.com/archives/20171004110100.html

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●定額制のデメリット

お試し一か月を経て、結局加入しなかったAmazonのKindle Unlimited。

月額980円なので一か月に2冊程度の利用で元は取れる。ただ、「¥0 読み放題」の本はそれほど多いわけじゃないし、最新でもない。読みたい本がピンポイントで0円なことはまずない。

雑誌はdマガジンなどで読めるから、Kindle Unlimitedでは利用しないし。時間があっていろんな本やマンガに目を通したいのなら、いいサービスだと思うけど。

僕的な最大のデメリット。ちょっと読んでみたいKindle本を見つけた時、980円すでに払ってるから、新たに払うのを無駄に躊躇しちゃう。Unlimitedに加入しててもしてなくても、払わなきゃ読めないのは同じなのに。

読み放題で「買う決断」が不要になるかと思ったら、意味ない決断が増えちゃってる。これはちょっとしんどい。

あと、同時に10冊までしか利用できないから、Kindleアプリのライブラリにずっと置いておけない。永久に0円とは限らないから、後で読みたくなった時は有料ってこともあり得る。その時また「決断」が必要になるんだw

Amazonプライムビデオなどの動画配信や、Apple Musicも同じく。追加料金なしで利用できるものが無数にあるから、有料のものを購入するハードルが無駄に高く感じるw

●Surface Studio

蔦屋家電でSurface Studioいじれた〜!

http://www.yoshii.com/dgcr/surfacepro_IMG_20170920_142258

ペンはサイドボタンが不満なアレだけど、エラストマー芯で28インチ画面に腕全体で描くのは、けっこうキモチイイ!

画面を寝かせた状態から立てるとき、ちょっと不思議な動きをする。真っ直ぐ垂直にその場で角度を変えるような。あんな大きいのに、机の上で余計な場所をとらない感すごい。3DCGやるんでなければ、最高のマシンなんだけどなあ。

ディスプレイのアームが付いている土台、というか銀色の本体。写真で見たら、こんな小さい筐体で本格的デザイン用途に足る性能が出せるのか? とか思ってたけど、土台部分はけっこう大きい。ある程度大きく重くないとひっくり返っちゃうしね。

●充電の不具合?

iPad Proをどうやって使ってるか、取材されることになった。当日朝、Apple Pencilのバッテリーが切れてて使えない! アダプターからケーブル経由で充電するも、なぜか充電されない。iPad Proに直挿したら充電された。ホッ。

で、iPad Pro本体も充電してたのだが、30分たってもバッテリー残量が70%程度から動かない。おかしい! 出かける間際なのに!

原因がわかった。延長コードのコンセントが抜けてた orz

インタビューが載ったムック↓「iPad 超活用術 2018」エイ出版社
https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/flick-b-446059/

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B075TZ27D3/dgcrcom-22/


●ファイル名を日付に変更

ScanSnapのファイル名は、以前から「日付時間分秒」になってるのだが、普通のフラットベッドスキャナのファイル名は「image000」。切り抜いたり編集したり形式を変えて上書き保存すると、いつスキャンしたのかわかりにくくなるのがイヤで放ってあった。

日付をファイル名に自動でつけられたらな〜と思ったら、Shupapanであっさりできちゃった! FileBuddyも可。便利〜。こんなの基本機能なのにね。

http://www.yoshii.com/dgcr/scan_date_filename

●紙が勝手に引き込まれる〜!

カラリオEP-807AWで、Acrobat Proからプリント。排紙トレイに出てきたプリントを取ろうとしたら、グググ〜って引っ込んで手が空振り。何だこりゃ?? 次に紙が出てきたら、なんと! 裏にもプリントされてるじゃないかー!

製品ページで確認したら、自動両面印刷対応だって! 知らんかったー。

しかし、両面プリントしたくない場合はどうなるんだ? と思ったら、なぜかデフォルトで両面プリントになっているため、片面プリントしたかったら設定でチェックを外さなきゃいけない。

う〜ん、気をつけなきゃいけないことが増えて面倒かも。

●Google Keep!

存在自体すっかり忘れてた! Chromeのブックマークバーにあったときはけっこう使ってたのに削除しちゃったから。

ユーザー→アプリケーションフォルダ→Chromeアプリの中に「Google Keep - メモとリスト.app」を見つけて思い出したのだった。これは独立したアプリとしても使えるもの。もちろん瞬時にクラウドに反映される。

最後のメモが昨年12月5日。これ便利なんだよ。非公開Twitterみたいに、思いつきをどんどん放り込むには便利。Keepに放り込んでおいて、重要なものを後でまとめ直すなどする。また使おう。

http://www.yoshii.com/dgcr/googlekeep_omoidasita

●居酒屋効果

「カクテルパーティ効果=周囲がガヤガヤうるさくても話している相手の声は聞こえる」というもの。逆を考えた。

「居酒屋効果」。周囲の話し声がやかましいので大きな声で話し、それで他の人もさらに声を張り上げ、しまいには全員が絶叫して何も聞こえなくなる効果。……苦手w


【吉井 宏/イラストレーター】

HP  http://www.yoshii.com

Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/


9月後半から綱渡りのようなスケジュールだった。とてもプレッシャーのかかるイベントやその準備や練習、別件の制作や搬入で、実家や関西まで何度も行ったり来たり。

ようやくひととおり終了。あ〜〜、開放感w あといくつか片付けば、通常営業に戻れる〜。

・スワロフスキー干支モチーフの「ZODIAC」発売
https://www.fashion-press.net/news/33277


・スワロフスキーのLovlotsシリーズ「Hoot the Owl」
http://bit.ly/2ruVM9x


・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/


・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500


・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii



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編集後記(10/04)

●江口寿史のマンガで「スマナンダ教の謎」という4ページの超短編がある。「スマナンダの一言で、とりあえずすべてを水に流してもらおう……という非常にムシのいい新興宗教が恐るべき勢いでその信者の数を増やしています」と安藤優子(似)がレポートする。そのルーツは丹下段平の「すまなんだジョー!」にあったというオチ。ふと思い出したのは、↓この本のイントロを読んだ時だ。

百田尚樹「今こそ、韓国に謝ろう」である(2017/飛鳥新社)。百田は日本が韓国に為した悪行の数々を並べ立て、すまなかったと心から謝罪している。70年以上前に、祖先が朝鮮半島でいかにひどいことをしたのか、第一章・踏みにじられた朝鮮半島、第二章・伝統文化の破壊で、その悪事が次々とが暴かれる。

教育の強制、自然の破壊、農業を歪めた、産業形態を歪めた、身分制度の破壊、刑罰の破壊、ジバジ(代理出産)の禁止、乳出しチョゴリの禁止、嘗糞の禁止など、「頼まれもせぬことを勝手にやってしまった」、余計なお節介、要らぬお世話をしてしまった、これらの悪行を正式に謝罪したいのだという。

百田は、もっとも「七奪」と「従軍慰安婦の強制連行」は韓国人の勘違いですと釘をさす。日本は併合時代に朝鮮に多大な貢献をした。発展に大いに寄与した。わたしはそう思っているが、百田から「それは傲慢極まりない言い方である」と叱られた。確かに朝鮮を大いに発展させたのは歴然たる事実で、これは誰も否定できないが、「しかしそれは朝鮮人が望んだことではない」からだ。

未開の国を近代化させたというのは、事実であっても免罪符にならないという。第三章・「七奪」の勘違い、第四章・不思議なウリジナル、第五章・日本は朝鮮人に何も教えなかった、第六章・慰安婦問題、第七章・韓国人はなぜ日本に内政干渉をするのか……この本のテーマである謝罪からどんどん離れていくではないか。

謝罪すると言いながら「付記」では朝鮮の実態を容赦ない筆致で暴くんだから、謝られる側にとっては、不意をつかれて狼狽するだろう。併合前の朝鮮、両班の実態、朝鮮の奴隷制度、朝鮮の民間療法、朝鮮人労働者の強制連行について、妓生について、……これが謝る側の言い草かと、わたしは快哉を叫ぶのだ。

併合は朝鮮政府が望んだものだった。自ら主権を放棄した。列強の国々からはどこも反対の声はあがらなかった。むしろ好意的に承認した。生真面目な日本は列強の国々に外交団を派遣して丁寧に説明している。どこから見ても「日韓併合」は国際的に合法だった。100年後に「主権を奪われた」と言われてもな。

「従軍慰安婦」「性奴隷」は日本人が創作した虚構であり、韓国人は騙されて踊らされた被害者である。韓国人をここまで狂わせた主犯は朝日新聞、共犯は戸塚悦郎ら人権派弁護士や市民団体である。朝日が1980年代に記事にするまで、韓国人は40年近くまったく慰安婦問題を口にしていない。そんな事実はどこにもなかったからだ。こんな連中こそ「今こそ、韓国に謝れ!」である。(柴田)

百田尚樹「今こそ、韓国に謝ろう」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4864105561/dgcrcom-22/



●短い物語の、あるくだりで突っ込んだ。/Amazonプライム会員。毎月Kindle本が1冊読めるんだが、数回借りてそのまま。図書館では本を借りるんだから、Kindle本も活用したらいいのになぜか読んでない。/Shupapanでこんなことできたんだ。

/洗濯機修理の続き。診断・見積の方は修理の方でもあった。洗濯機は設置したまま移動せずに、ばらせるようになっていた。電源プラグやホースをはずし、電動ドライバーで分解していく。結構荒い(笑)。ネジの横へはみ出て鳴るプラスチックとの摩擦音グキュッや、明らかにおかしなバリリリリという音がたまに混じるが、気にしないことにする。

電化製品の分解を見るのは好きだ。iPhoneのバッテリーは手順の書かれたサイトを見ながら自分で交換したし、Macのメモリ増設なんてのも自分でする。ネットのない時代に壊れたリモコンや電卓、カセットデッキやビデオレコーダーなどを一部分解なんてこともした。ロビも作ったし、子供の頃から手芸が好きで大抵のものはやってみた。

しかし見慣れない洗濯機。パーツが大きい。仕組みを想像していなかったので新鮮。汚れないようにと敷かれたキルト布の上に、彼なりに法則のあるのだろう流れでネジが、なんとなくまとめて置かれていく。

あかん。怖い。混じるやん、ネジ。仕切りのあるパーツ分けケースに入れるとかしないの? えっ、そんなに粗っぽくチューブを引き出すの? そのワイヤーも? 続く。 (hammer.mule)