[4451] ヒドゥン・スモーク

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《aiboの魂は不滅w》

■ユーレカの日々[63]
 ヒドゥン・スモーク
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[542]
 「aiboが復活」「プラカラー」他、小ネタ集
 吉井 宏



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■ユーレカの日々[63]
ヒドゥン・スモーク

まつむらまきお
https://bn.dgcr.com/archives/20171108110200.html

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<著者のご意向により削除いたしました>


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■グラフィック薄氷大魔王[542]
「aiboが復活」「プラカラー」他、小ネタ集

吉井 宏
https://bn.dgcr.com/archives/20171108110100.html

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●ディスプレイの輝度調整ユーティリティ

Cintiq 27 QHDは、WACOM ColorManagerでキャリブレーションしている。ディスプレイの色が信用できるようになって助かってるけど、調整時の部屋の明るさをもとに、最適な輝度に固定されちゃってて変更できない。

色を厳密に見たい作業以外では、ディスプレイは比較的暗くして使いたいのに困る。最近は、Macのブルーライト軽減機能NightShiftが快適で、毎晩使っているのだ。

ディスプレイの輝度を調整するユーティリティがあればいいのに。と思って探してみたらあっさり見つかった。メニューバーの音量ボリュームと同じように輝度を調整できて便利!
https://itunes.apple.com/jp/app/brightness-slider/id456624497?mt=12


Fnキー同時押しのキーボードショートカットで輝度を調整するよりは、ラクか
もしれない。

●aiboが復活

12年のブランク後の、AIの進化がどんな具合か見てみたい。形は……好みで言えば、もうちょっとロボット寄りか、キャラクター寄りがよかったかな? どっちつかず感。

きっとコンセプトデザインはカッコよかったんだろうけど、角が取れたというか、いろんな人の意見を聞きすぎて魅力が減った可能性。なんちゅうか、無名メーカーのオモチャっぽい。カラーバリエーションがあるか知らんけど、まあ、黒ならカッコイイかも。

三代目、四代目もあったのか。印象うすい。発表されたのは五代目なんだ。
https://robotstart.info/2017/11/01/aibo-history.html


最初の空山基デザインは、今見るとさすがにゴツゴツメカメカしてるけど、二代目の若野桂デザインは「プラスチックのロボット」として完璧だった。その後、メカメカしいものに戻っちゃったのはあまり好評ではなかったのかな?

リニューアルの五代目として、犬寄りになるのは自然なんだろうけど、どうせなら毛を生やしてもよかったかもね。服着せる?w

データというか記憶をクラウドにバックアップできて、新しい体に移行できるのはいいな。aiboの魂は不滅w
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1711/01/news086.html


動画を見ると動きはかなり犬っぽい。こんなの家の中にいたら、生活全部を絡め取られちゃってキケンw あ、別売りのユニットを取り付ければロボット掃除機になるとかあれば、実用にもなって買いやすいかもw

ジェットダイスケさんが書いてたけど、外装を3Dプリンタで自作したら面白い。ブームになれば、3Dプリンタ普及のチャンス。ソニーがそのへん解放してCADデータを配布。好きなように外装作って販売できるようにしたら面白いんだけどな。

●3Dプリンタでストラップ

3DプリンタFinderの続き。やってみたかったことのひとつに「色のついたフィラメントでストラップを作る」がある。

以前、INTER-CULTUREで売る用のストラップとして作ったデータを使った。高さ6.5cmくらいで最高品質で出力。所要時間は2時間弱。
http://www.yoshii.com/dgcr/3DPrinter_Finder_PB040257

サポートをはずした部分をサンドペーパーで磨いたら、白くなってみっともない。こまったな。水で洗ったりして濡れてる間は白は目立たなくなるので、クリアーを塗ればいいかも。

と思って、トップコートを吹いてみたら白い部分がきれいに消えた。とはいえ、オレンジ色ってもクリアーオレンジで不透明じゃないので、形がよくわからないし中のハニカムが中途半端に透けて見えてたりしてイマイチかなあ……。
http://www.yoshii.com/dgcr/3DPrinter_Finder_PB040263

これがINTER-CULTUREのやつ。ナイロン製の出力物を染料で着色してある。
http://www.yoshii.com/dgcr/INTER-CULTURE_PA020087

●プラモデル用塗料「プラカラー」

プラカラーって一般名詞だったよね。1970年頃、小2くらいで買ってもらったプラモの本には「塗装にはプラカラーを使う」と書いてあった。それで商品名「プラカラー」の、8色だったか10色だったかセットを買ってもらった。

検索したら、マルサン商店という有名メーカーが出してたプラカラーってのらしい。画像もあった。確かにこのロゴと瓶だけど、僕が持ってたのは横長の箱だった。皿や筆も付属してたと思う。


2〜3年たってプラモデルに夢中になって、模型屋さんに自分で行くようになった頃も、プラカラーは見かけなかったと思う。売られていたのはレベルカラー(現在のクレオスのラッカー塗料の元祖)とパクトラタミヤ(エナメル系、レベルもパクトラも提携やめて名前が変わった)だった。

「プラモデル」自体が、日本では先駆者だったマルサン商店の登録商標。マルサンの国産初のプラモのノーチラス号はその本にも出てた。一般名詞化するのに対抗して、「プラモデルと呼べるのはマルサンだけ」と宣伝コピー出してたそうでw


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com

Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/


iPad ProのTouchID。横位置で登録したから、解除するときずっと横位置でやってたけど、縦位置でも逆さでもちゃんと認識するじゃーん!

・スワロフスキー干支モチーフの「ZODIAC」発売
https://www.fashion-press.net/news/33277


・スワロフスキーのLovlotsシリーズ「Hoot the Owl」
http://bit.ly/2ruVM9x


・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/


・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500


・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii



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編集後記(11/08)

●大下英治「百円の男 ダイソー矢野博丈」を読んだ(さくら舎/2017)。筆者はかつて政界、財界、芸能界などのルポルタージュで有名だったから、294ページもある本書を期待して読んだのだが、いまひとつピンとこない内容であった。時系列に書かれていると思うが、なぜかこんがらがった印象である。

大創産業の矢野博丈社長に、10年以上の長期間にわたった取材だという。その文章は残念な出来である。筆者の視点が定まっていない。生ネタをそのままでつないだような、素人っぽい構成なのは、おそらくプロダクションシステムの複数の取材をもとに、まとめたものであろう。あの大下英治の筆とは思えない。

一度目は普通に読んで、気になるところに付箋をつけた。二度目は付箋をつけた個所を中心にじっくり読んだ。しかし、どうしてダイソーの一本線の歴史が見えてこない。なにしろ矢野は、愚痴と泣き言と弱腰の小心者でありながら、時に大胆いやなげやりな、とらえどころのない男で、取材が追いついていない。

それにしてもおいしい素材である。それをうまくさばけていないのが不満だ。驚いたのは、かつて矢野がテレビに出演したときの、番組の内容がそのまま取り入れられているではないか。2001年3月30日にNHK BS1で「100円の男 〜流通の革命児・矢野博丈〜」として特集された。そのナレーションをテキスト化。

ってあり? 要点をつかんだ上手なナレーションである。番組中の矢野の言葉もそのまま使う。よく出来た番組で、その内容をテキスト化しただけではないか。取材原稿より面白いんだから。最近では(っていつ?)テレビ朝日「世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団」の、面白い内容紹介がある。

ナレーションはそのまま使用のようだ。さらに、2017年6月11日TBS系の「がっちりマンデー 100円ショップ ダイソー儲かりのヒミツ」には矢野も出演した。この内容もまんまテキスト化している。面白い。この本の取材テキストより面白いんだからヤバイではないか。売り場面積1000坪、年間売上げ14億4000万円、日本一売れているダイソー錦糸町店の現場ルポも、テンポがよくて楽しい。

なんだよ、この本は。テレビ番組に依存した部分がやたら生き生きしてるって、筆者の力量を問われるのと違うか。それでも、矢野の一代記としては面白い内容である。本気でネガティブで、感情的で、それでいて多くを語らないようだから、社員は社長を忖度して働かなければならない。人徳とはいえないような特異な、しかし愛すべきキャラクターである。入社したいとは思わないが。

ダイソーの商品は約7万アイテム、全体の99%は自社の企画開発製品である。年商4200億円、国内に3150店舗。海外26の国と地域に約1800店舗、いまも右肩上がりでぐんぐん伸びている(TBS系番組から)。そういう会社を描くわけだが、ビジネス書としては弱い。ノンフィクション、エンタメとして読んだ方がいい。「百円の男」ってタイトル、NHK BS1の番組名からとったのか。(柴田)

大下英治「百円の男 ダイソー矢野博丈」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4865811222/dgcrcom-22/



●まつむらさん、娘さんのご結婚おめでとうございます!/タバコの話は長くなったので、またの機会に。/「人類は月に行ってない」は、後記ネタのためにメモっていた「地球平面論者」を連想。

/「ホワイトウォッシング」の話は、WOWOWの「週刊Hollywood Express(ハリウッド・エクスプレス)」でもやっていたなぁ。それ以前には映画業界のなんちゃらメンバーに黒人が少ないとか、女性が少ないとか、そういう話題もあった。ほとんど宣伝を見ないし、日本公開はなさそうなメイン出演者がほぼ黒人だけの現代映画が定期的にランクインするのにも驚く。

/MacにNightShiftがあったんだった! テキスト作業の時はオンにしておこうっと。そのうち世の中がブルーライトカットの方向になって、NightShiftの色が標準になり、それに合わせた配色しないといけなくなったりして。

/aiboデザインについて、同じように思った。実物に似せると逆に荒さが目立つというか。本物の犬ならもっと動き速いよねぇとか比較しちゃう。ロビはカラーリングで遊ぶ人がいたなぁ。(hammer.mule)

地球平面説の根拠と歴史は? 地球が球体であるのはNASAの陰謀!?
https://yurai777.com/tikyuu-heimen

フェイクニュースだと思いたい

世界の見方や常識が変わる15の地図。これが本当の地球だった。
http://yukashikisekai.com/?p=42417

メルカトル図法の世界地図は面積が正確ではないので、位置をずらすと大きさの印象が変わる

週刊Hollywood Express(ハリウッド・エクスプレス)無料放送
http://blog2.wowow.co.jp/hollywoodexpress/


山寺宏一より今週の一言
http://blog2.wowow.co.jp/hollywoodexpress/20171010_post_682.html

「『マッドメン』と言えばタバコのイメージがあるので」