[4963] 嘘は魅力的◇最近のライブ配信事情。ツールや機材をあれこれ紹介!

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《リアルで集まるイベントがダメならオンラインがあるじゃない!》

■羽化の作法[102]現在編
 嘘は魅力的
 武 盾一郎

■LIFE is 日々一歩(115)[コラム]
 最近のライブ配信事情。ツールや機材をあれこれ紹介!
 森 和恵
 



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■羽化の作法[102]現在編
嘘は魅力的

武 盾一郎
https://bn.dgcr.com/archives/20200303110200.html

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新型コロナウィルスが世界中を騒がしています。体調を崩されている方は早く良くなりますよう、お見舞い申し上げます。

今、世界中が「インフォデミック(Infodemic:情報の伝染という意味のinformation epidemic を短縮した言葉)」になってるようです。

それは、ちょっと前にマスクが品切れになることから始まりました。その時は「へー、そうなんだぁ」程度に思っていたのですが、除菌用ウェットティッシュもなくなる。

そして学校が休校になる。イヴェントもバタバタと中止にる。なぜかトイレットペーパーまでもがなくなる。地元のウェルシアに行ったら、本当にウェットティッシュが売り切れている。開店前のドラッグストアに行列ができる。。

かつてオイルショックで、トイレットペーパーを買い漁ってるテレビ映像を思い出したりしますが(1973年)、日本ローカルだけに起こっているのではないところが違います。世界中で店の棚がガラガラになったりしている。

日常が日常のまま、あれよあれよという間に奇妙な状況に変形して行く。そしてそれも日常に呑み込まれ、何かがおかしいと感じながらもいったい何が異常なのかも分からなくなってゆく。

なんとなくアニメ映画『風が吹くとき』を思い出したりしました。
『When The Wind Blows(1986)Trailer』


新型コロナウィルス自体は、世界核戦争のような人類滅亡してしまう超ド級の危機ではないように思えるのに、状況がどんどんエスカレートしている。

しかし私は悲観してません。ざっくりとこう考えます。社会がもうすでに変わらなけばならない程の状態になっていたんです。新型コロナウィルスは、それ自体に人類を滅亡させる威力があるワケではない。どちらかというと、派生する情報によって社会変革のトリガーとなっているのではないだろうか。

ウィルスによって生物は進化してきたという説があります。
『ウイルス進化説』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E9%80%B2%E5%8C%96%E8%AA%AC


今回の騒動でリモートワークにする会社もどんどん増えてます。
『新型コロナウイルス 大手企業で在宅勤務への切り替え広がる』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200227/k10012303861000.html


在宅勤務・学習に大きく動いてる感じです。今まで散々言われてきたけど、なぜかそうならなかったオンライン化が、ウィルス感染の恐怖のおかげで変わってきたのです。この「インフォデミック」現象は、「ウィルス進化説」と似たような役目を果たしているように見えませんか。

現在飛び交っているニュースに、「新型コロナウィルスそのものの危険性は本当はどうなのか?」という本質問題は、あんまり取り沙汰されていないのが面白いところではないでしょうか。

そこで思い出したのが「科学にまつわる物語」です。

●核(コア)とそれにまつわるモノ

科学を話題にする時によく出てくる、お決まりのストーリーがあります。

かつて人類は(と言ってもキリスト教圏のお話だが)「天動説」を信じていました。ところが、「本当は地球の方が動いてるんじゃね?」とコペルニクスが「地動説」を唱えた、という「コペルニクス的転回」のお話です。

その物語には「地動説を唱えた科学者たちは当時キリスト教によって迫害されたが、やっぱり科学が真実であった」という「迫害された科学の勝利の物語」がくっ付いていて、むしろこの方が印象に残っていたりしませんでしたか?

しかし、実はこれはフェイクだというのが現在の見解だそうです。

“地動説について言及する際に、必ずといっていいほど、地動説がキリスト教の宗教家によって迫害されたという主張がされる。ローレンス・M・プリンチペは、「科学者」と「宗教家」の勇壮な戦いという19世紀後半に考案され普及した闘争モデルは、現在(2011年)においては、科学史家は皆否定していると述べている。”
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E5%8B%95%E8%AA%AC


どうやら地動説を唱えた科学者たちは、迫害なんかされていなかったようなのです。「迫害や弾圧に耐えて勝利してきた正義の物語」という「フェイクニュース・ストーリー」は、事実より強く感情を揺さぶりますし伝搬力もあります。

過剰に捏造された物語によって「(正確さがウリの)科学」が広がったとすると、なんだか想像力が掻き立てられます。だから故なのか「科学的といわれてるコト」に対する、アンチを作ってしまってるのかも知れないですけどね。

マルクス主義の思想自体は良いところあるのに、マルクス主義者たちの言動によって「20世紀の間違ったイデオロギー」になってしまったように。

ゴーダマシッダールタの説いたことは偉大なのに、女性のお坊さんをほぼ見かけないとか、葬式仏教のイメージのおかげで「釈迦の教え」に耳を傾ける気にならなくなってしまうように。

そして多分、マルクス主義もブッダの教えも、その本質を正確に答えられる人はほとんどいない、私も含めて。ふわっとしたイメージで、なんとなく分かった感じになっているだけなのである。

地動説にせよ天動説にせよ、その核(コア)にどんな数学が使われていたのか、知ってる人はほぼいないように。私も頑張ってググりましたが、まるで手がかりがありませんでした(笑

「核(コア)そのもの」よりも、それにまつわるモノやコトで人間社会は動いているんですよね。

●天動説(昔の宇宙観)の図はなぜグッと来るのか?

ところで「天動説」の絵ってどういうのを思い出しますか。こんな感じのとかでしょうかね?
〈図A〉
https://pin.it/2zoLXAD


またはこんなイラストとか。
〈図B〉
https://pin.it/Lf6Laub


なんだかグッときますよね。

〈図A〉はご存知「古代インドの宇宙観」です。いやあ、神秘的ですよねえ。やっぱり太古の宇宙観はこうでなくっちゃ! って思いますよね。ところがです。これ、「フェイク」なんです。知ってました?

「巨大カメがいて、その上に象が立っていて、その上に私たちが暮す地上があり、巨大な蛇が天球を形作っている」などという宇宙観を、古代インド人が記述した文献は何一つないそうです!

じゃあ、このイメージは一体なんなのか?

これは、1822年にドイツで出版された"Glauben, Wissen und Kunst der alten Hindus"(古代インド人の信仰、知識と芸術)の挿絵です。このような宇宙観が描かれたのは、これが最古なのだそうです。

あたり前のように古代インドの神秘だと思っていたイメージは、19世紀ドイツで出版されたヨーロッパ人によるアジアへのオリエンタルでエキゾチックな偏見によって描かれた、厨二病的妄想図だったのです。

これに関するツイートがあります。



「インドそのもの」よりも、「インドにまつわる妄想や偏見」を描いた方が真実っぽく、そして魅力的になってしまうということなんでしょうねえ。

そして〈図B〉です。

天動説時代の宣教師が、地上の果てに来てしまった図です。これもまた神秘的ですよねえ。地上の果ての外側には、宇宙を動かす機械の歯車があって、厨二心鷲掴みです。

で、ですね、これ、実は中世に描かれた地球平面説を表す図ではありません。19世紀の木版画なんです。めっちゃ近代なんです。

こちらは作者も分かっています。カミーユ・フラマリオン。天文学者でSF作家なんですねえ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%A6%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3


この図に出てくる地球は平らです。天動説と言えば自然と地球は平面のイメージですよね。「地球平面説」と「天動説」はイコールのイメージです。「コロンブスの時代まで人類は地球が平らだと信じていた」と。実はですね、これも「フェイク」なんです。

以下『地球平面説という神話』より

“アメリカで1919年に出版されたエマ・ミラー・ボレニウスによる教科書は、コロンブス・デーの推奨図書に対する以下の序論から始まっている:

コロンブスの生きていた当時、人々は地球が平らだと考えていた。船を貪り食う巨大な怪物が大西洋に満ちていて、脆弱な船が落ちて壊れてしまう恐ろしい滝が大西洋の向こうにあると彼らは信じていた。
コロンブスは船員を集めるために、この愚かな思い込みと戦わなければならなかった。彼は地球が丸いに違いないと考えていた。”

(↑そう、私も学校でそう教わった気がする! けど違ったのか。。。なんの記憶だったのだ?)

“地球平面説という神話(ちきゅうへいめんせつというしんわ)は、近代に生まれた誤解で、中世西欧では地球球体説ではなく地球平面説がはびこっていたという謬説である”

地球平面説という神話
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E8%AA%AC%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E7%A5%9E%E8%A9%B1


天動説の図が魅力的なのは、フェイクだからだとは言えませんかね。なぜフェイクイメージ(虚構)は魅力的なのか?

それは作者が、ウキウキと想像を勝手に膨らませて描いたからではないでしょうか? 事実かどうかによらず、「魅力」とはそういう性質を根源的に携えているのでしょう。

じーっと考えてると、「事実」と「虚構」の違いが分からなくなってくるのですけどね。

最後にもうひとつ、天動説の魅力をご紹介します。こちらのGif画像は「地動説(太陽中心)」と「天動説(地球中心)」の星の動きです。
https://i.imgur.com/Ae06ERv

あなたはどちらがワクワクしますか?


【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/断酒53日目】

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■LIFE is 日々一歩(115)[コラム]
最近のライブ配信事情。ツールや機材をあれこれ紹介!

森 和恵
https://bn.dgcr.com/archives/20200303110100.html

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こんにちは、森和恵です。新型コロナウイルスの影響が、予想もしなかった所に広がっていて、緊張した日々を過ごしています。

感染の拡大を防ぐために人が大勢集まるイベントが中止になる中、オンライン開催に切り替えるイベントも出てきました。また、それを支援するためのサービスも出てきていますね。

【Online Meetup】
https://online-meetup.dev/

※オンライン開催されるIT系イベントのリンク集

【新型コロナウイルスで中止を検討しているIT勉強会・イベントのオンライン開催を支援】
https://www.grooves.com/news/3227

※オンライン開催に切り替えたイベントに対して、スポンサー支援を受付

【オンライン講座臨時開催ガイドライン】
https://support.street-academy.com/hc/ja/articles/360012049599

※リアルセミナーのみ対応にしていたストリートアカデミーが、臨時的にオンライン講座にも対応

この騒動がきっかけで、オンラインでのイベントやセミナー開催が一気に広まりそうです。

……というわけで、今回は「わたしのライブ配信事情」についてお話します。

毎週YouTubeで配信している番組のようすや、使っているツールや機材について紹介しますね。

●毎週開催しているライブ授業について

わたしは、YouTubeライブ配信を利用して、休日の夜にライブで授業を配信しています。

https://www.youtube.com/playlist?list=PL7LtdGFp5DwR1hvpf39m2IJPe15hRZ6kg


2018年より、本格的にYouTubeチャンネルを運用しだしました。

ウェブ制作が学べる動画をアップしても、チャンネル登録者数がほとんど増えない状況が一年近く続きました。

登録者数が増え出したのは、昨年からでした。特に12月から現在までの数か月は、伸びが大きくなっています。

わたしのチャンネルでは、「視聴回数が少ない割に、総再生時間が多い」という特徴があります。つまり、「一人あたりが視聴する時間が長い」のです。

そのわけは、ライブ(生放送)で授業を配信しているからだと予想しています。

録画されたコンテンツは「いつでも続きが見られる」と思いがちですが、いままさに配信している生放送は新鮮さがあり、ついつい見てしまうのではと感じています。

わたしのライブ配信では、セリフなどのシナリオを決めずにぶっつけ本番で挑みます。「学校の授業」のような雰囲気です。

授業の最初と最後にはあいさつします。ライブ中だけ書き込めるチャットを用いて、リアルタイムで視聴している方々とあいさつをしたり、質問を受けたりとコミュニケーションを取ります。

リアルタイムで見に来てくれた方に語りかけるように授業をすることで、「画面の向こうに血の通った人がいる」という雰囲気作りをしています。

おおよそのレジュメを準備しますが、説明しながら気がついたことを即興で加えたり、「なぜ、わたしはこの方法を使っているのか」という教科書には表れない主観や、「よく誤解されたり、間違いやすい部分」への注意の促しなども加えて話します。

最短時間で学びたい方にとって、シナリオ外の会話は雑音に映るかもしれません。世の中にたくさん存在する「教材ビデオ」は、シナリオをきっちりと決めて録画します。

ですが、自分の学生時代を思い返すと、いまでも覚えているのは授業中の先生の雑談が多いのです。教科書を見ればわかる話より、先生の個人的な話の方が心にとどまっています。

しっかりときれいに作り込んだ学習教材的な動画よりも、親しみやすく、かたくなりすぎない、「遊び」がある分、本物の授業に近く、飽きずに視聴いただけるのではと思います。

長年、リアルセミナーの講師を勤めてきた、自分の強みを生かしたコンテンツになってるなと思います。

まだまだ語りたいこともありますが、昨年末に「ライブ配信」について登壇した内容をYouTubeで公開していますので、あわせてぜひ。

【伝えるための動画配信、その後【再録】】


●YouTubeライブ配信で使っているアプリや機材について

ライブ授業では「顔出し」はしていないので、機材はこんな感じです。
https://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis115/p1

YouTubeライブ配信は、「YouTube Studio」の画面でおこないます。

YouTubeで「ライブ配信を開始」のリンクをクリックすると、自動的にこの画面、黒い画面へと切り替わります。ここで日時や基本情報などを登録して、ライブ配信のページを作成します。

【YouTube Studio】
https://support.google.com/youtube/answer/7477160


YouTubeライブ配信をするには、ストリーミング ソフトウェア(ライブ配信エンコード ソフトウェア)が必要です。

【ライブ配信エンコーダの設定 - YouTube ヘルプ】
https://support.google.com/youtube/answer/2907883


YouTubeライブ配信のページで発行された「ストリームキー(数字とアルファベットのID番号)」を、ストリーミング ソフトウェアへ登録することで双方を繋ぎ、ライブ配信の制御はストリーミング ソフトウェア側でおこないます。

わたしは、OBS(おー・びー・えす)というストリーミング ソフトウェアを使って配信しています。

OBSは、無料で利用できるオープンソースソフトウェアです。複数画面をスイッチングしたり、背景を透明にしたり(クロマキー処理)、画像の色補正ができたりと、必要十分な機能を備えています。

【Open Broadcaster Software | OBS】
https://obsproject.com/


わたしのライブ授業では、これらの画面に加えて「放映中のYouTube」「Twitter」「デモ用に使うソフト」など、7つの画面を切り替えて操作しなければなりません。

メインモニターは大型で、31.5型(FlexScan EV3237)の広さがありますが、それでも画面が足りません。そのため、15.6型の液晶のサブモニター(cocopar 4kモバイルモニタ)を追加しています。

メインモニター側で授業のデモンストレーションに集中し、サブモニター側では「YouTube Studio」・「放映中のYouTube」・「Twitter」画面を表示して、ライブ配信中に視聴者さんとコミュニケーションをとる画面として使用しています。

メインとサブの役割を分けることで、誤操作をしなくなり、安心して配信ができるようになりました。

●2人でYouTubeライブ配信するには

YouTubeライブ配信では、基本1台のマシンしか接続できません。以前は、Googleハングアウトオンエアという仕組みがあり、複数人でライブ配信に参加できたのですが、サービスが休止されています。

そのため、ホストになる人と別のビデオ会議サービスで繋ぎ、その画面を配信にのせています。

わたしは友だちと毎週水曜日に、2人で「はざくみ&もりかずの見切り発車でいこか~」という番組でライブ配信をしています。

ここでは友人がホストとなり、友人とわたしの間をZoomというビデオ会議サービスで接続しているようすを、友人側のOBSでひろって配信しています。

【はざくみ&もりかずの見切り発車でいこか~】
https://hazakumi.com/youtube-mikiriha


【Zoomミーティング - Zoom】
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html


この放送は顔出し配信をしていて、ウェブカメラで自分を撮影しています。

その時の悩みの種が「背景に映る部屋をきれいにしなくてはならない」と「自分の顔に化粧をしなくてならない」ということです。

インターネットを通じて世界に配信するならば、すこしでもきれいにしたいという、女心ですね。

Zoomの配信ソフトには、ビデオ設定に「バーチャル背景」と「外観を補正する」という機能が備わっています。

緑色の背景布を自分の後ろに立てかけて、「バーチャル背景」機能で背景を画像と差し替えてしまえば、部屋がどれほど汚くてもOKです。

また、最低限の化粧をしておけば、「外観を補正する」機能で、つるつるのお肌になります。

まさに、「ブラボー!Zoom!」という感じです。ありがたいです。

さらに、友人は「Beauty Plus」というスマホアプリを使って、スッピンのままアプリで化粧をしているようです。

【BeautyPlus】
https://www.beautyplus.com/JP/


この「2人でYouTubeライブ配信」・「お顔をどれだけ盛れるか?」という話は、今週3月4日にこの番組で放送する予定なので、興味のある方はぜひぜひご視聴ください。

【第125回 「遠隔☆コミュニケーション」はざくみ&もりかずの見切り発車でいこか~】


……というわけで、今回はここまで。

ずっと前から楽しみにしていたイベントがなくなって、自宅で過ごす憂鬱な日々です。しかたがないことだと頭でわかっていても、やるせない、やる気もでない……なんて悪循環に陥りがちでした。

そんな中、「リアルで集まるイベントがダメならオンラインがあるじゃない!」と立ち上がり、すぐに行動する人たちを見て、たいへん元気づけられました。

わたしも動けるところから動きたいなと思い、今日のコラムを書きました。

無理せず、ぼちぼちと、でも、前向きに。

ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)


【 森和恵 r360studio ウェブ系インストラクター 】
mail:r360studio@gmail.com
YouTubeチャンネル: https://youtube.com/r360studio

サイト:http://r360studio.com/



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編集後記(03/03)

●偏屈BOOK案内:武藤正敏「文在寅という厄災」2019 悟空出版

「世界一反日」で「世界一親日」なのが韓国人だという。確信的に文在寅大統領を支持している革新層はごく一部で、40%台の支持層の中には恐らく25%程度、「何となく文在寅は信頼できる」「保守はもう信頼できない」という消極的な支持層がいて、彼ら普通の韓国人は、日本人が危惧しているような「反日」ではない。彼らにとってのリアルな日本は、彼ら自身の日常にあるという。

元特命全権大使が韓国を徹底批判した前著「韓国人に生まれなくてよかった」は、韓国からの壮絶な集中砲火を浴びた。しかし筆者は「嫌韓」書籍を書いたつもりは毛頭なく、韓国に長年縁のある外国人の立場で、文政権の施策が韓国に何をもたらすかを予測し、本質を解明しようとしたものだった。批判する立場にないはずの人間から批判されたと、韓国マスコミは怒り狂った。

「苛烈な競争に勝ち抜いても報われにくく、能力よりも生まれに左右され、大統領になれば逮捕されるような苛酷な韓国社会は、私のようなか弱い人間にとっては厳しすぎる」という意味を込めたもので、もとより韓国人を差別する意識などなく、そういう意図でないことは読めば分かる。将来の日韓関係が抱えるリスクを知らしめた好著だった。まさに今、その通りの韓国になっている。

筆者は韓国人に問いかけた。「これは、あなたが望んだ大韓民国ですか?」。あれから2年が過ぎ、そろそろ目の前にある現実に対して、冷静に向き合える時期が来たのではないか。少なからぬ韓国人はそう考えているはずだ。文在寅政権の失政を、韓国の長い歴史において前向きに役立てることができる。

1・「理念」「正義」だけでは、国民を幸せにする政治はできない
2・自分だけに都合のいい政治家は信用してはいけない
3・言い訳ばかりで無能な政治家を指導者に選んではいけない
4・二枚舌を使う政治家は信用してはならない
5・現実を顧みない大統領には期待できない

これは保守か、革新かの話ではなく、政治家の資質、レベルとしての問題である。この大切な原則を体感できるのであれば、現状の辛酸も、将来の薬になるかもしれない。余計なお世話だが(じつは日本の望ましい近未来のためにも)、はっきり言わなければならない。軍事政権を経て民主主義を獲得した韓国人は、いま独裁の文政権を選択した責任を取る時期に来ている。

自ら勝ち取った民主主義を裏切る政権を支持してしまった、その構造を検証し、反省すべきである。このままでは金王朝の「統一朝鮮」になってしまう。いまなら、まだかろうじて間に合う。日本は是々非々で、主張すべきは主張しながら韓国の行く末を見つめるしかない。ところで、在寅政権の失政から得た5項目って、5を首相に変えればすべて日本にもあてはまるではないか。(柴田)

武藤正敏「文在寅という厄災」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4908117659/dgcrcom-22/


一番よく行く川口市の図書館が、受付カウンターまでしか入れなくなった。安倍首相のせいだろう。ひまな浪人、老人のオアシスがなくなった。受験生らの勉強室がなくなった。これは大悲報。彼らはどこにいけばいいんだ。


●コロナ対策については、編集長と意見が真反対(笑)。武漢みたいな医療崩壊は避けたいもん。薬やワクチンはまだないんだし。本格的な経済崩壊は、いま食い止めて欲しい。リモートワークできる人はそう多くないから、休校(学生)は仕方ないように思う。卒業生には同情する……。

あ、うちの近所だと、まだトイレットペーパーやティッシュペーパーなどは売っている。マスクや手ピカジェルはない。

開放空間で、人やモノと接触しない散歩(挨拶したり、何かに触る可能性のない)は、問題なさそうだから、みんな散歩するんだ!

Nintendo Switchの「リングフィット アドベンチャー」なら、マンションでも音を立てずに運動できるぞ!(走るところが屈伸運動になるんだって。欲しい……。)

読書はインターネットで。メルマガやブログ、ニュースざくざく。雑誌のサブスクリプションサービスは、一ヶ月無料体験をやっている。

出版社主導のサイトやアプリには、公式に公開されている漫画や小説がゴロゴロ。今回、ジャンプやコロコロコミックなどは無料公開。

一ヶ月以内で無料で学べる諸々も、ネットの中にゴロゴロ。「オンライン 学ぶ」で検索。森さんの記事でも紹介されている。YouTubeやアプリでもいっぱい。人によっては副業もできちゃうんじゃない?

読書三昧して、手芸して、なんか勉強しちゃって、お部屋片付けて、大掃除やっちゃったりして、運動もして……うーん、なんていい時代なんだ。欲しいものは通販でゲットできる。

ネットのない頃だと、ほんと巣ごもりしんどいと思う〜。いやまぁテレビやラジオはあるけれど。とにかく早くワクチンを〜〜。(hammer.mule)

リングフィット アドベンチャー
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07XV7PXBM/dgcrcom-22/


dマガジンは450誌以上
https://www.nttdocomo.co.jp/special_contents/dmagazine/


T-magazineも450誌以上
https://magazine.tsite.jp/


「週刊少年ジャンプ」「月刊コロコロコミック」など、ネットで無料公開 
臨時休校受け
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2003/02/news103.html


「小説家になろう」の人気小説のコミカライズはヒットしてたり
https://syosetu.com/


オンラインサービス一覧(国立国会図書館)音楽聞けたり
https://www.ndl.go.jp/jp/use/service/