[2264] 政治とカネとメディア

投稿:  著者:  読了時間:26分(本文:約12,500文字)


<政治の世界をオープンソース化せよ>

■KNNエンパワーメントコラム
 政治とカネとメディア
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[140]Photoshop CS/CS2/CS3編
 一年分のカレンダーを生成する
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[8]
 美女探しはやはり大学が良い-2
 HAL_


■KNNエンパワーメントコラム
政治とカネとメディア

神田敏晶
< http://bn.dgcr.com/archives/20070903140300.html >
───────────────────────────────────
KNN神田です。

安倍改造組閣がスタートしてから、一週間も経たないうちに閣僚の不祥事が次々と見つかっている。遠藤農相も今日辞任する。また空いたポストに新たな政治家をはめこむ。するとまたメディアは、新たなアラ捜し…。もはや、まったく"身体検査"でパスできるクリーンな政治家を探すほうが難しいということも、国民に浸透してきたころだろう。彼らは慣例的に何も疑わずに、いままでそうやって金をつくってきたのだから、今さらクリーングしても仕方がない。

明確な「癒着」とまではいえないまでも、政治資金団体を通じての献金のしくみがある限り、政治とカネの話はなくならない。また、道理と法律だと、法律で公開する必要がないものは公開しないという選択で法律を盾にしてしまうのも、信頼性をますます壊してしまっている。いつまでカネの話はくすぶり続けるだろうか? 領収書などの小さな問題ではなく、政党に流れる企業献金のほうがもっと問題を含んでいるとボクは考えている。

いくら合法であったとしても、政党に献金(寄付)する側が企業であれば、何のためにそうしているのかはとっても明確だ。企業は見返りを望まない慈善事業をしていないことだけは、誰がみても明確だ。しかも、企業が政党団体へ献金する額面に応じて税金が控除されるからさらにタチが悪くなる。まるで、税金が引かれる前に、政党が税金分をピンハネしているという構図だ。

政党は、どこの企業からいくら献金を受けているのかを明確にウェブサイトにディスクロージャーすれば、一番話はスッキリする。今、政党がサイトで資金関連のディスクローズをするのが一番、国民に対して真摯な態度につながることだろう。

また、国民には政党だけではなく企業の選択肢が増え、こんな政党に献金している企業だから、この会社の製品は買わないことにしよう! とか、この銀行はさっさと解約しよう! なんてことも、サービスや製品の購入の際に参考になることだろう。

つまり献金の報告書を、選挙管理委員会に提出するだけでなく、上場企業と同様に、広く国民に、報告書をディスクロージャーすべきなのである。

それらのほとんどは、国には報告され、独立行政法人国立印刷局の「官報」で報じられている…。ネットにもある。
< http://kanpou.npb.go.jp/ >

しかし、なぜか一週間たつとデータは消され、稚拙な、しかも月額504円の定額サービスとして提供されている。
体験版はこちら
< http://kanpou.npb.go.jp/html/taiken/trial/menu.html >

どうしようもなく、暗い気持ちになってきたぞ…。

これらは当然、税金でまかなわれている。いわば、納税者はこんなサービスに税金を使われた上、こんなユーザー不在のサービスを利用しなければならない。Googleで検索可能にするとか、APIを提供すべきだろう。国民に官の動きを広く伝えるための「官報」がまったく機能していない。

しかし、インターネット時代、官報以外でもいろんな各政党の資金管理団体の顔は見えてきている。

*自民党のお財布

[政治資金団体]
財団法人 国民政治協会
< http://www.kokuseikyo.or.jp/ >
収支報告
< http://www.kokuseikyo.or.jp/gyoumu/h18.html >
29.7億円の寄付がわかる
役員一覧
< http://www.kokuseikyo.or.jp/gaiyou/yakuin.html >
こんな企業が役員だ
評議員一覧
< http://www.kokuseikyo.or.jp/gaiyou/hyougiin.html >
地域企業と密着しているのがわかる
リンク先
< http://www.kokuseikyo.or.jp/link.html >
経団連(社団法人日本経済団体連合会)
日本商工会議所
経済同友会

*民主党のお財布

[政治資金団体]国民改革協議会
< http://www.dpj.or.jp/sub_link/kenkin/gaiyou.html >
平成17年度収支報告
< http://www.dpj.or.jp/sub_link/kenkin/h17.html >
製薬会社の献金が多いことがわかる

むしろ、政党交付金
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=14353799 >
という、国民1人あたり年間250円支払っている約319億4000万円の税金が、議員数に応じて各政党に山分けされる。

本来は、この交付金で運用できるコンパクトな政党にすべきなのである。もしくは、バイアスがかかるので、一切献金を受けないというのもひとつのスタンスだろう。

ボクは今回、参議院議員になることができなかったが、選挙の候補者がいれば政治団体が作れることを赤城大臣のニュースを調べていて知った。公示前にA4書類3枚にハンコを押すだけで、いとも簡単に政治資金管理団体「神田敏晶後援会」を作ることができた。こんなに簡単にできてしまっていいの?…と思うほどだ。

落選しても後援会は政治活動の地盤として残るのだから不思議な話だ。また、寄付には税金がかからないというのも、民間の経済感覚ではありえない。

ボクの場合、企業から献金を受けることはできないが、個人からは一年間で150万円まで献金を受けることができる。しかも、献金した方には税金控除の特典がある。

来るべき衆議院選には、10名そろって、事前に申請すれば、政党団体の政治資金管理団体も、簡単にできてしまうのかもしれない? こんな部分の法律こそが、ボクはおかしいと思う。国民はそんなことを一切知らないだろうし、政治家だけが知っている鋼の錬金術だ。だって、自分の会社から献金が可能である。はっきりいって、これはマネーロンダリングの温床そのもの。

いくら政治家個人への献金が禁止されても、政党支部や政党の政治資金管理団体、パーティー、応援会などの、ぬけ道は今までいくらでも利用されている。また、議員一人に割り当てられる通信費も月額100万円という金額も使いきるのが大変なために(かといって、使わない手はないので)領収書の使いまわしが発生するのは、制度そのものに問題があるからだ。

故・松岡大臣にいたっては、農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の発注工事(林道工事)を請け負っていた業者が、松岡農水相の政治資金団体に多額の献金をしていたことが明るみになった。

赤城大臣にいたっては、意味不明な「ばんそうこう」で歴史に名を残すこととなったが、事務所経費の問題で領収書を見せるよりも、更迭を最後に選んだ。結果として、自民党に対しての国民の信頼感をなくし、参議院選大敗の一因となった。大臣の座よりも、大事な「領収書」って存在するのだろうか?

政治の業界こそ、上場企業以上にディスクローズされなければならない。つまり、政治家というのは、人間の「上場」と同じだ。現在の非公開制であれば、国民はハイリスク・ノーリターンな税金という名の「強制的な株券」の取引をさせられているにすぎない。だから国民と政治との「市場」はまったく成立していないのだ。

どの政党が健全に自分の税金を活用してくれるのか? その情報を新聞やテレビの「ばんそうこう報道」や「領収書問題」「賭けゴルフ」「議員の不倫」の中から抽出するのは至難の業だろう。マスメディアもそろそろ、国民の立場に立った良識ある報道を考えるべきだろう。

いや、むしろもうメディアではなく、「東証」や「ジャスダック」の株式市場のような数値化された税金の使われ方を、指数で評価ができないものだろうか?

現在の情報にはバイアスがかかりすぎている。政治の世界をオープンソース化するにはまだまだ時間がかかりそうだ。


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神田敏晶著「Web2.0でビジネスが変わる」
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797335939/ >
「YouTube革命〜テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ〜」
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「Web3.0型社会」大和書房
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■クリエイター手抜きプロジェクト[140]Photoshop CS/CS2/CS3編
一年分のカレンダーを生成する

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20070903140200.html >
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以前もIllustratordでカレンダー生成のスクリプトを掲載しましたが、今回はPhotoshop CS/CS2/CS3で動作するスクリプトです。

Photoshopの場合はIllustratorと異なり制約があります。大量にテキストレイヤーを生成するとメモリ不足で停止してしまうため、レイヤーを生成後に表示レイヤーを結合しています。このため、カレンダーに背景画像を合成したい場合には、あらかじめ何も表示されていない透明のレイヤーを一枚用意しておく必要があります。

また、結合処理を行なうため、あらかじめ大きなサイズのキャンバスを用意しておく必要があります。今回のサンプルの場合は横100ピクセル、縦1200ピクセルほど必要になります(解像度は72dpi)。

あとはスクリプトを実行するだけですが、非常に時間がかかります。MacOS Xの場合は、Photoshopをバックグラウンドで動作させると高速に処理されます。パレットを非表示にしても処理速度は向上します。

カレンダーの表示方法は■〜の部分の値を変えてください。

// Calendar Script for Adobe Photoshop CS/CS2/CS3
textFont = "HiraKakuPro-W6"; // 使用する書体
baseX = 10; //■カレンダーの最初の表示位置(X座標)
baseY = 10; //■カレンダーの最初の表示位置(Y座標)
calDX = 30; //■カレンダーの1日あたりの横幅
calDY = 30; //■カレンダーの1日あたりの縦幅
blockX = 250; //■1月あたりの横の差
blockY = 250; //■1月あたりの縦の差
dRed = 0;
dGreen = 0;
dBlue = 0;
docObj = activeDocument;
function calendar(theYear__,theMonth__){
var wrtMonth= new Array(0,31,28,31,30,31,30,31,31,30,31,30,31);
var wrtDate = new Array("日","月","火","水","木","金","土");
//■一週間分の色(赤輝度,青輝度,緑輝度)
var wrtColor= new Array([255,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,0],[0,0,255]);
var special = new Array(3,21, 9,23, 1,1, 2,11, 4,29, 5,3, 5,4, 5,5, 11,3, 11,23, 12,23);
var specCnt = 15;
var specCol = [255,0,0]; // 休日の文字色
var theDate = new Date(); // 日付オブジェクトを生成
specCnt = 13; // Happy Monday対策
if (theYear__){ // 年月が指定されていた場合は年月を再設定
theDate.setYear(theYear__); // 指定年を設定
theDate.setMonth(theMonth__-1); // 指定月を設定
}
theYear__ = theDate.getFullYear();
theMonth__= theDate.getMonth()+1;
if (((theYear__ % 4 == 0) && (theYear__ % 100 != 0)) || (theYear__ % 400 == 0)){
wrtMonth[2] = 29; // 閏年だったら2月を29日にする
}
// 春分/秋分の日を求める(1980-2099まで)
special[1] = Math.floor(20.8431 + 0.242194 * (theYear__ - 1980) - Math.floor((theYear__ - 1980)/4));
special[3] = Math.floor(23.2488 + 0.242194 * (theYear__ - 1980) - Math.floor((theYear__ - 1980)/4));
theDate.setFullYear(theYear__); // 指定年を設定
theDate.setMonth(theMonth__-1); // 指定月を設定
theDate.setDate(1); // 日付を1日にし曜日を次の行で取得
var count = theDate.getDay();
var day = 0; // 曜日カウンタを0にする
var date = 1; // 日付を1日にする
var flag = false; // 休日&日曜日フラグ
var hFlag = false; // 休日フラグ
var xFlag = false; // 成人の日/体育の日
var i,j;
var week = 0; // 2000年からの体育の日と成人の日対策
calX = 0; //■カレンダーを表示する相対座標(X)
calY = 60; //■カレンダーを表示する相対座標(Y)
drawColor([0,0,0]); // 色の初期化
write(theYear__+"年"+theMonth__+"月", 95, 0); // 相対座標(95pt,0pt)に描画
for(i=0;i<7;i++) write(wrtDate[i], 0+i*calDX, 30); // 曜日書き出し
flag = false; // 休日が日曜日だった場合true
for(i=1;i<=wrtMonth[theMonth__]+count;i++){
hFlag = false; // 休日だったらtrue
if (day>=count){
wrt = ""+date;
for(j=0; j<specCnt; j++){
if ((special[j*2] == theMonth__) && (special[j*2+1] == date)){
drawColor(specCol);
// 休日が日曜日だったらtrue
if ((day % 7) == 0) flag = true;
hFlag = true;
}
}
date++;
if ((day % 7) == 1) week++; // 月曜日の場合は週の数を増やす
}else{ wrt = " "; }
// 1月と7月と10月の休日処理(Happy Mondayの処理)
xFlag = false;
if ( ((theMonth__ == 1) || (theMonth__ == 10)) && (week == 2) && ((day % 7) == 1)) xFlag = true;
if ( ((theMonth__ == 7) || (theMonth__ == 9)) && (week == 3) && ((day % 7) == 1)) xFlag = true;
if (xFlag){ drawColor(specCol);
}else{
if ((hFlag == false) && flag == false) drawColor(wrtColor[day % 7]);
if (((day % 7) == 1) && flag == true) { drawColor(specCol); flag = false;}
}
write(wrt, calX, calY);
calX += calDX;
if (day % 7 == 6) { calX = 0; calY += calDY; }
day++; // 1日増やす
}
}
function write(txt, x,y){
var layObj = activeDocument.artLayers;
layRef = layObj.add();
layRef.kind = LayerKind.TEXT;
layRef.textItem.contents = txt;
layRef.textItem.font = textFont;
layRef.textItem.justification = Justification.CENTER;
// 中揃え(センタリング)
layRef.textItem.color.rgb.red = dRed;
layRef.textItem.color.rgb.green = dGreen;
layRef.textItem.color.rgb.blue = dBlue;
layRef.translate(baseX+x,baseY+y);
activeDocument.mergeVisibleLayers();
// メモリ不足を解消するため結合する
}
function drawColor(col){
dRed = col[0];
dGreen = col[1];
dBlue = col[2];
}
calYear = prompt("作成する年を入れてください",2008);
storeX = baseX;
cal = 1;
for (cy=0; cy<4; cy++){ //■縦に4つ
for (cx=0; cx<3; cx++){ //■横に3つ
calendar(calYear, cal);
baseX += blockX;
cal++;
}
baseX = storeX;
baseY += blockY;
}


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >
ハイビジョン映像素材の有料版を用意しました。今月中には、さらに増やしたいところです。
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

今月中には新サーバーに移行します。今度は回線も現在のより高速でサーバーの容量も4TBあるので、いろいろできるはず……。
毎コミのAjax記事もよろしければ、どうぞ。
< http://www.openspc2.org/JavaScript/Ajax/mycom/index.html >

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[8]
美女探しはやはり大学が良い-2

HAL_
< http://bn.dgcr.com/archives/20070903140100.html >
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さて、前回に引き続き、梨花女子大学での取材報告とまいりましょう。ただいま校内に入り、適当な場所を見つけ、荷物を下ろし準備万端ととのった状態というところです。

この人の出入りの多い場所は、帰ったあとで調べたところ学生文化会館ということでした。なにしろ、出入りが多い建物で、入った直後に出てくる学生までいます。ここにはコンピュータ室や銀行、サークル部屋などの学生に必要な施設がそろっているようですが、私たちはそのようなことは知らず、何かイベントでもあるのかねぇ、それとも、書類でも提出にきているのかしらん? 等と話しながら人の流れを見ています。

まずターゲットになったのが、ジーンズにサンダル姿の二人組。二人ともノースリーブの白地のTシャツに黒を基調にしたプリント。片方の子はモノクロ不連続ドット柄タンクトップとの重ね着スタイル。首からピンクの携帯を下げ、左肩に布製ベージュのショルダーをかけています。長めの髪は後ろで、くるっとひとまとめにし、長めのシルバーイヤリングを付けています。ピアスではありません。一重まぶたのクールな目鼻立ち、ふっくらとした皮膚感が若さを感じさせる韓国美人です。

もう一人は、フレンチスリーブ風のTシャツに、金あしらいの茶色のショルダーを右肩にかけ、胸の上までくる髪を素直に流し、鼈甲色の眼鏡をかけた大きな目が愛らしい子です。日本でも若い女性達に金色はブームとなっているようですが、韓国でも同様でメタリックなファッションが多く見られるようです。ジーンズも一時はダメージドが流行っていましたが、この二人はトラディショナルジーンズベースでした。

まずは気軽に明るい声で「アニョハセヨ!」と声をかけます。「アンニョンハセヨ」というカタカナ語ではありません。この言葉だけは数年前に韓国の人からお墨付きをもらった、ネイティブな発音ですからね。
でも、後が続かない。あ、は、は、は。

本当は「チョギヨ!」とお声掛けしてから「アニョハセヨ!」が良いようです。「チョギヨ!」はお店で人を呼ぶときにも使えます。食堂でメニューを見て、注文するときに「チョギヨ!」、お土産品を買うときに「チョギヨ!」、道を尋ねるときに「チョギヨ!」、可愛い子を見つけたら「チョギヨ!」です。

さて話を戻しますが、声をかけたら自然に立ち止まってもらえます。この時に二人組というのが良いのです。二人組だと何かあったときにはお互いに助け合えるという意識が芽生えて、警戒心が半分薄らぎます。これは、技術です。って、なんのだ、、、。

さて、次の言葉は、、、、。硬化しつつある頭をフル回転させて次の言葉を絞り出します。写真はサジンだからぁ、「サジン チゴド ジュセヨ」(あ、痛っ! 違った)「サジン チゴド トゥエヨ」。二人は目を見合わせています。こちらは反応を待つばかりです。ハングンマルの「サジン チゴド ジュセヨ」は「私の写真を撮ってください」という表現になります。これが、「トゥエヨ」で終わると、撮らせてくださいということで、まったく意味が逆になってしまいます。

お互いに顔を見合わせた彼女たちは、くすっと笑いながら「トゥエヨだって!どうする」のような会話を交わしています。この内容に関しては、あくまでも私の推測の域を出ていませんけれど。そこで、すかさずハングルで書かれた書類を手に取らせます。

書類には、私はアーティストで、作品作りに協力してください。写真と名前の公開もお願いします、等と書かれています。さらに、私の著作物を出し、作品を見せて行きます。でも、作品は過去の「浮き世娘絵」等は見せません。花シリーズ(Flower)のようなきれいめのイメージを見せます。

もちろん、美しい作品を作るつもりではいるのですが、まだスタイルが決まっているわけではありませんから。ここら辺は韓国の「ケンチャナヨ」精神を発揮できればいいのです。

参考:浮き世娘絵&花シリーズ(Flower)
< http://homepage.mac.com/hal_i/blogwavestudio/LH20041126071352/ >

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >

新刊「塗り絵で親しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ

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■編集後記(9/3)

●森見登美彦「新釈走れメロス他四篇」(祥伝社、2007)を読む。名の知られた古典的短編である、山月記(中島敦)薮の中(芥川龍之介)走れメロス(太宰治)桜の森の満開の下(坂口安吾)百物語(森鴎外)の五編を現代におきかえた作品という趣向だが、パロディではなく、換骨奪胎(他人の詩文の語句や構想をうまく利用し、その着想・形式をまねながら、自分の作としても[独自の]価値があるものに作ること=岩波国語辞典)ともいうべき短編小説集である。原典を知っていなくても結構おもしろいが、知っているともっとおもしろい。いずれも原典は読んだことがある。「走れメロス」「山月記」は教科書にも載っていた。しかし、「桜の森の満開の下」と「百物語」は内容を完全に忘れていたので、あらためてちくま日本文学全集(文庫版全60巻、これは本当に優れた出版企画である)で確認した。原作の五編がみんなおもしろいかというとそうでもないが、それは著者が読んでいて書きたくなった作品という基準で選んだものだ。「原典を形づくる主な要素が明らかに分かるように書こうとした」そうで、たしかに元ネタのどんな要素をもってきたのか分かって楽しい。「芽野史郎は激怒した。必ずかの邪知暴虐の長官を凹ませねばならぬと決意した」で始まるのは、森見版「走れメロス」である。原典が著者を惹きつけたのは「作者(太宰)自身が書いていて楽しくてしょうがないといった印象の、次へ次へと飛びついていくような文章」であるという。次から次と襲いかかる敵からの逃亡スラップスティックぶりが楽しい。ほかの四編も原典の際立った特徴をうまくとらえていて感心できる。しかし本のつくりはけっこうヘボい。昔の古い本をイメージしたらしいデザインの狙いはいいが、あきれたヘタヘタイラストに素人っぽい組版、魅力がないなあ。古典的短編を読み直す動機を与えられたのはよかったが。 (柴田)

・世界陸上。先日の後記を訂正する。面白いわ。マラソン銅やリレーの日本新記録が嬉しい。世界の壁って厚いね。TVをつけたら50km競歩。ヨーロッパでは人気なんだね。競歩のルール(足が地面についていないといけない、直立の位置までは膝を曲げてはいけないなど)をTVで説明していて、普通に歩いたり走ったりする方が楽そう〜と言っていたら、母が急に「行ってくるわ」と言い残し、甥を連れて見に行ってしまった。なので気になってTVを見ていたら、あの事件。入賞は無理な位置にはいたけれど、四時間歩き続けてどんなものであれ結果が残せなかったのは、その無念さがわかるような気がして胸が痛い。彼は途中で何度もペースを落とし、周回遅れの選手らに励ましてもらって、その度に気力をふりしぼっていたのを見ていたから余計に。暑さもあって、途中で担架に運ばれる選手が出たりするようなレース。ある選手が路肩に寄った時に、うるさいアナウンサーが声をあげたが、解説者が「吐くだけです。」とたんたんと話したのが衝撃であった。競歩では(たぶん陸上長距離では)当たり前のことだからといわんばかり。選手はすぐにレースに復帰したから、口の中は気持ち悪いだろうなぁなどと思ってしまった。母によると「一般人が走るより早い。」って。マラソンより過酷かもしれないという話になった。だいたい何故こんな暑い時に四時間も歩かないといけないのだ。私は30分でもイヤだぞ(違う)。/見に行っていたのがもう一人いた。父は競技場の入り口近くで見ていたらしい。審判長が謝罪会見で「たまたま」と言っていたが、父の話では、誘導員が外国人選手に対して、「もう一周」サインを出したら、その選手が大きな声で「No!」と叫び、競技場に入っていったらしい。次があるのかわからないけれど再発防止策を考えて欲しい。「たまたま」の犠牲選手を増やして欲しくない。山崎選手のその無念さが、競歩の過酷さや面白さ広報のきっかけになればいいね。北京出場が決まればいいね。/女子マラソンの運営は良かったんじゃないかな。大阪国際女子マラソンは25年やってるもんね。排ガスと暑さ対策のため、片側車線も交通止めにして欲しかったけどなぁ。(hammer.mule)
< http://www2.neweb.ne.jp/wd/sadachan/racewalk.htm >  競歩入門
< http://homepage2.nifty.com/racewalking-fujisaki/starthp/subpage22.html >
競歩のドリル
< http://www.osaka-marathon.jp/kiroku1_1.html >  1982年から