[2520] 新MacBookは仕事に使える?

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,100文字)


<経験者は語る、です>

■わが逃走[31]
 『死を意識したとき』の巻
 齋藤 浩

■伊豆高原へいらっしゃい[24]
 新MacBookは仕事に使える?
 松林あつし

■イベント案内
 クリエイティブビジネスフェア2008


■わが逃走[31]
『死を意識したとき』の巻

齋藤 浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20081023140300.html >
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その日、新人デザイナーだった私は仕事の遅れを取り戻すべく、いつもより2時間程早く出勤していた。今から15年くらい前のことである。

他にまだ誰も出社していない朝8時30分頃、机に向かって作業をしていると、掃除のおばちゃんが部屋にやってきた。
いつものように、お掃除を一通り終えると
「あら齋藤くん、朝早くからごくろうさん。これあげるわね。」
と、こんにゃくゼリーを3個くれた。
「あ、おばちゃんありがとう。」
そっけなく返事をしながら作業を続ける。

私は真剣に仕事をしていると、無意識に息をとめてしまうことが多い。この時もそうだった。自分の発した「はあー。」という大きなため息というか深呼吸の音で我に返って制作中の仕事を見直す。

●●

ふと机の隅に目をやると、こんにゃくゼリーがあった。そうだ、さっきおばちゃんにもらったんだっけ。これ、旨いんだよねー。

私はいつもそれを食べるときと同じようにラベルをはがし、グレープ味のゼリーを半ば吸い込むように口の中に入れた。すると……

きゅぽっという音とともに、それは私の喉にぴったりと入ってしまったのだ。息ができない。どうやら喉につまってしまったらしい。喉の真中にゴム製のスーパーボールがはまってしまったような圧迫感というか、窮屈な感じ。喉につまると意外に大きく感じるものだ。

(うわ、まいったね。ゲホゲホっと咳でもすれば出てくるかな。)
試みてみたのだが、微動だにしない。
それは喉につまったままぴくりとも動かないのだ。
(ははは、こりゃまずいなあ。)
首の後ろや胸をたたいてみたものの、まったく効果なし。
だんだん不安になってきた。
(これでこのまま息ができなかったら窒息しちゃうなあ。)
そうこう考えているうちに、だんだん苦しくなってきた。
耳鳴りもしているようだ。
(う。危険だ。誰かいないかな。)
立ち上がって周りを見ても、まだ9時前である。誰も出社していない。

さっきまで微かだった耳鳴りの音は、気がつくとキィーンという甲高い音となり、私の脳内で非常警報を鳴らしていた。
(危険だ。このままでは死ぬ。さあどうする。)
ここで取り乱してはいけない。落ち着いて冷静に対処法を考えるのだ。

(たぶん、がんばればあと2分は動けるだろう。その2分のうちに、生き延びる術を考えるのだ。今オレがしなくてはいけないことは、今オレの喉を塞いでいる異物を取り除くことだ。それには方法はふたつある。出すか、飲み込むかだ。出せるのか? でも出すための適切な方法が思い浮かばない。これから考えるのも時間的に厳しいだろう。では、飲み込もう。飲み込むにはどうするべきか。水をのもう。)

妙に落ち着いている自分が意外だった。すでに顔も手も冷たい。
(さて、水はどこにある? 給湯室の流しの蛇口をひねると出てくる。さあ行くぞ、給湯室へ。)
真剣な面持ちな私は急がず慌てず給湯室へ向かった。歩いて8歩くらい。
そのへんに置いてあったコップに水をくむ。落ち着いてそれをくちに含み、
飲む。
飲む。
飲む。
3口ほど飲んだところで異物は動きだし、4口めの水とともに胃に落ちていった。

「ハアーッ」
呼吸ができた。気がつくと体中汗だらけだった。
喉の奥からみぞおちにかけてのラインが熱い。
まだ、耳の奥では耳鳴りが聞こえていた。

●●●

椅子に座った。遠くの車の音以外は、自分の呼吸する音しか聞こえない。以前、私の運転するバイクに車が突っ込んできてはねられたとき、空中から地面に落ちるまでの間が妙に長かったと記憶しているが、そんなことを思い出していた。一歩間違えば死んでいたかもしれない。いや、死んでいただろう。

もし、そうなっていたら、机の前に倒れていた私を最初に見つけてくれるのは誰だろう。
死因がこんにゃくゼリーを喉につまらせたためと診断されたら、みんな齋藤らしいといって笑うだろうか。
直接の死因となったこんにゃくゼリーをくれた掃除のおばちゃんは、責任感じてショックで寝込んでしまうだろうか。それとも、まったく気にせず明日も元気にお掃除を続けただろうか。

などと、結論の出ないようなことを30分くらい考えていた。10時過ぎ、出社してきた同僚のマサヤ君をはじめ、周りのみんなにこのことを話したのだが、死に直面した男の話ととらえてくれた者は皆無で、誰もが皆私の話をギャグだと思った。真顔で語れば語る程、笑いがとれたのも皮肉というかなんというか。

●●●●

家に帰っても同じだった。

母に、今朝私の身におこった死に直面した話を語り聞かせたのだが、「慌ててたべるからよ、ばかね。」のひと言で一蹴されてしまったのだ。父ははなから私の話に興味を示さない。

そんなものなのだ。オレなり誰かなりが死んで、初めて人は事の重大さを実感するのだ。いつだってそうだ。なんだってそうだ。その時はすでに手遅れだというのに。

そんなことを考えながら布団に入った私は、天井の木目の流れを目で追っているうちに、いつのまにか眠ってしまった。そして喉元過ぎれば、とはよく言ったもので、その3日後にはもう、生死の淵を彷徨ったことなどきれいさっぱり忘れていたのだった。

●●●●●

数年後。
ニュースや新聞を見ると、『こんにゃくゼリーで窒息死』の見出しが。ああ、やはりこうなってしまったか。

母は「ちょっとあんた、新聞読んだ? こんにゃくゼリー食べるときは気をつけなさいよ。なんでも、喉に詰まらせて死んじゃった人が出たらしいのよ」なんて言ってる。その第1号にあんたの息子がなっちまうところだったんですぜ。忘れてるとは思いますが。と思ったものの、その本人も忘れていた訳だ。

危険と思ったことは何事もきちんと、しかるべき機関に報告するべきだと思う。しかし、そういう役所だか消費者センターだかいうところって、敷居が高いっていうか、これくらいで電話かけてくるなんて大袈裟な人だ、なんて思われたら嫌だなあ、とか思っちゃうんだよね。そうこうしているうちに、やっぱり忘れちゃうんだ。いけないなあ。

最近もこんにゃくゼリーの規制をするとか、販売中止をするだとかでもめてるようだ。身をもって苦しみを体験した私としては、確かに何らかの策は必要だと思う。

しかし、餅や他の穀類等をのどに詰まらせて死亡するケースの方がこんにゃくよりはるかに多いというのも事実らしい。なのでこんにゃくゼリーばかり規制するのはおかしいという声もある。

それもわからなくはないが……いずれにせよ、特にお年寄りや子供に対しては、極力注意して食べさせるように心がけるべきでしょう。また、大人の方でも、きちんと噛む癖をつける等、それなりに気をつけるようにしてください。

経験者は語る、です。
以上、事実を淡々と書きました。では皆さん、また2週間後。

【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。
< http://www.c-channel.com/c00563/ >

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■伊豆高原へいらっしゃい[24]
新MacBookは仕事に使える?

松林あつし
< http://bn.dgcr.com/archives/20081023140200.html >
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10月15日、新しいMacBookファミリーが発売されました。今まで初期のPower BookG4 400MHzをずっと使って来たのですが、1ヶ月ほど前からモニタが映らなくなってきていたので、次期MacBookが出たら買い換えよう! と待っていたのです。

しかし、Appleにはありがちですが発売時期、マシンのスペック、価格に至るまで、全く情報が出てきません(箝口令がしかれているのでしょうか)。数ヶ月前から流れる情報は「うわさ話」ばかり………低価格PCに対抗して800ドルのMacBookになるとか、液晶タッチパネルが採用されるとか、Blu-rayドライブが搭載されるとか、もっともらしい合成写真が出回ったり………ほとんどガセネタでした。

「とある販売店に価格表だけが配れれた………発売は近いか?」とか、「価格表の中に800ドルという表示がある、廉価版MacBookか?」など、実際の発売日の数日前までこんな有様です。

そしてついに発売日前日の夜、オンラインのアップルストアがメンテナンスに入りました。それを確認して初めて「ああ、明日本当に発売されるんだ」と確信したのです。

15日、朝。テレビを付けると、なんとフジテレビの「とくダネ!」で、小倉さんが新MacBookを触っているではないですか! 「Macは他のパソコンと違ってデザインがいいよね」なんて事言ってます。これも戦略の内なのか、今まで全くなかった情報を、当日朝一にテレビでど〜んと出しちゃうんですね。

銀座のアップルストアでは朝早くから人が詰めかけ、1時間で10台も売れたそうです。(ん? 1時間で10台って売れてるのかな………)ともあれ、僕も早速購入。銀座までは行かれないので、ネットで注文、と思ったのですが、一応スペックを一通り確認しようと、サポートへ電話しました。そうすると、「このお電話でも注文を承ります。ネットより早く発送できますよ」ですって。

確かネットショップには、発送は5〜6営業日後となっていたのですが、初回ロットに関してはすぐ発送してくれるようですね………次の日の午前中には商品が届きました。電光石火、即配です。

●トラックバッドはおもしろい

僕が購入したのは今回発売された2機種4バリエーションの内で、最も安いMac Book 2.0GHzです。HDDは160GB、メモリは2GBで初期搭載のままです。CPUはCore 2 Duo、NVIDIA GeForce 9400Mのグラフィックチップを搭載しビデオメモリは256MBです。

何より今回注目されているのは、ボディがアルミの板から削り出された形状である点と、105mm×76mmの広いトラックパッドではないでしょうか。

しかし、デザインとしては確かにクールではありますが、これと言って特徴がある訳でもなく、一枚の板から削りだしたからといって、それが何なの? って感じです。モニタ面は総ガラス張りで、今までマットな質感だったので、このテカテカモニタにちょっと違和感を覚えます。しかし、つるっとしていて綺麗ではありますが………。

ある記事に、「モニタは驚くほど薄くなった」と書いてありましたが、旧Mac Bookに比べればそうかもしれませんが、僕が使っていた旧旧PowerBookG4もすごく薄かったので、あまり変わり映えしません。

逆に、画面の周りの黒縁の部分はもっと狭くできなかったのでしょうか(PowerBookは、かなりこの部分を狭く造られている)。このモニタの縁取りはちょうど2cmです。これを1cm幅にできれば、同じ13.3インチでもすごく小さなMacとなるでしょう………残念です。もう一つ残念なのは、2.4GHzには付いているキーボードのバックライトが、2.0GHzバージョンには付いていない点です。使用には差し障りありませんが、見た目の格好良さは半減です。

トラックバッドはおもしろいですね。まずクリックボタンがないので、最初戸惑います。しかし、どうやらパッド全体がクリックボタンになっているようです。一番上が支点になっており、下半分のスペースを押すと「カタ」と音がしてクリック感が伝わってきます。

その他、ワンフィンガータップ=クリックになるよう設定もできます。使い方によっては便利かも知れませんが、ちょっと熟練が必要なようで、これに馴れてしまったら、他のトラックパッドを使えなくなりそうなので、使用を止めました。

2本指スライドは縦横スクロールに対応しており、3本指スライドはブラウザなどでのページ送りに使用します。そして4本指上下スライドはExpose(表示BOXの並列表示や全収納)に、横スライドはアプリケーションスイッチャーに対応しています(この広さでは5本指スライドも充分可能ですが、将来的に何か割り当てられるんでしょうか)。

また2本指ではiPhotoなどの写真を回転、拡大縮小などの操作ができます。これはPhotoshopの画像でもできるのか、と試してみたところ、さすがこれはできませんでした。トラックパッドでPhotoshopを操作することも、あまりありませんが………。

●単なる"サブノート"ではなかった

ともあれ、僕が使用している他のマシンと比較してみましょう。まずは、壊れてしまった、PowerBook G4とですが………これはスペックが違いすぎて、新MacBookがすばらしく感じるのは当たり前です。画面表示もさくさく気持ちいい。

うちはAir Macで無線LANを組んでいるのですが、やはりAir Macカードの転送速度の違いなのか、ブラウザ表示もかなり早いようです。重さはPowerBookG4の約3kgに対してMacBookは2kgちょっとで、かなり軽く感じます。液晶はPower-Bookもかなり薄っぺらいのですが、液晶面を指で押すとその部分の色が変色してしまっていたのが、新MacBookではさすがガラス張り、そんなことはありません。何より、Intelコアになった事でWindowsが走るのが嬉しいですね。これによって、趣味の天体観測での使用範囲も広がります。

ただ、Appleのページには描画速度に関して、旧MacBookに比べて最大5倍速と書いてありますが、旧MacBookですらPowerBook G4の5倍速以上はありそうです。ですので、新MacBookに関しては10倍速以上の体感スピードはありそうなものですが、そこまでの差は感じません。

次にメインマシンとして使っているiMacとの比較です。そもそも、WindowsノートPCではなく、Macノートにした訳は、メインマシンが故障した際に、サブノートを使って仕事を継続するためです。

他の方はどうか分りませんが、僕の買うMacはどれもこれも故障頻度が高く、1年に1回はハード面の故障を起こします。当然その場合修理に出すわけですが、パーツの在庫がない場合、ヘタすると数週間戻って来ない、という事もあります。その間は仕事はできず、お手上げ状態になってしまうのです(今までPowerBookがあってどれだけ助かったか………とりあえず、3Dソフトもちゃんと走ってくれましたし)

では、はたして今回MacBookは単なるサブノートなのか………という疑問があります。PowerBook G4ではPhotoshopで10MB〜20MBというファイルもがなんとか動きました。「なんとか」というぐらいですから、当然メインマシンとしては力不足………では新MacBookはどうなのでしょうか。以下、僕が使っている旧型iMacと新MacBookの比較です。

< iMac 2.33GHz >
プロセッサ:intel Core 2 Duo 2.33GHz
二次キャッシュ:4MB
メモリ:3GB
バス速度:667MHz
ビデオチップ:NVIDIA GeForce 7600 GT
VRAM:256MB

< MacBook 2.0GHz >
プロセッサ:intel Core 2 Duo 2.0GHz
二次キャッシュ:3MB
メモリ:2GB
バス速度:1070MHz
ビデオチップ:NVIDIA GeForce 9400M
VRAM:256MB

スペック的には非常に拮抗しているように見えます(ビデオチップのメモリは、メインメモリと共有なので、その分マイナスポイントでしょうか)。

ちょっとPhotoshopCS3で画像処理の比較をしてみます。
2000pixel×2000pixelの画像を10000pixelにリサイズ………iMacが約3秒なのに対して、MacBookは約2秒………ん? MacBookの方が早い!

では、10000pixelの画像に100pixelのボカシをかけてみます。これは双方とも約5秒でほぼ同じでした。今度はその画像をコピーペーストしてみます。iMacの方はちょっともたつき感がありますが、MacBookはそれほど感じません。

3Dソフトはどうでしょうか。BootCampを使ってWindowsを立ち上げます。3ds Max 9.0で突起物の多い約80000ポリゴンのオブジェクトを開き作業してみましたが、画面表示もスクロールもスムーズです。レンダリング時間のかかるスカイライトを配置し、メンタルレイで640×480サイズのレンダリングをしてみましたが、約10秒で終了。いつも使っているCore2 Duo Windowsマシンと、レンダリング時間も変わらないように感じます。

これは結構メインマシンとして使えるのではないでしょうか。
いや、僕が使っているメインマシンがもう古いのか………?

最もスペックの低いMacBook 2.0GHzですら、問題なく仕事に使えるという事は、最高スペックのMacBook Pro 2.4GHzはどれほどのもんなのでしょうか。

いつのまにか、ノートPCは「サブノート」ではなくなったんですね。

あと、気になる点ですが、バッテリーの使用時間がAppleサイトでは約5時間となっていますが、ネットゲームなど常にCPUを働かせている状況では、1時間ほどでバッテリー切れになります。省エネ設定にもよると思いますが、はたしてDVDの映画を1本見られるのだろうか………。冷却ファンの音がうるさいのも気になります。涼しいこの時期ですらこの音だとすると、真夏はどうなるのか心配です。

最後に値段ですが、Macのノートパソコンも安くなったとはいえ、MacBook 2.0 GHzで148,800円です。アメリカでの販売価格が約1,290ドルなのに、何故日本では148,800円になるんでしょうか。円高はどこ行った?!

【まつばやし・あつし】イラストレーター・CGクリエーター
< http://www.atsushi-m.com/ >
pine4980@art.email.ne.jp

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■イベント案内
クリエイティブビジネスフェア2008
< http://cbf-web.jp/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20081023140100.html >
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期間:10月28日(火)〜29日(水)
会場:マイドームおおさか(大阪市中央区本町橋2-5)
入場料:無料

◇コラボレーションカフェ
キーノート:臺佳彦(PLUS heads inc.)
ワークショップ「大阪イノベーションキャンプ」:河村大馬(projecter Inc.)
カンフェレンス:ローリー・ドット(デザイナーズブロック)、服部滋樹(graf)、前田邦宏(株式会社関心空間)
< http://cbf-web.jp/cafe/ >

◇アジアスクリーニングフォーラム2008
クリエイター対象のセミナーやワークショップ、写真好きな人のためのイベントなど。
< http://osaka.eigasai.com/ >

◇BACA-JA 2008
全国の学生を対象としたコンテスト受賞作発表・上映会。「映像コンテンツ部門」「ネットワークアート部門」
< http://www.ktv.co.jp/baca/ >

◇クリエイティブビジネス・マーケット「大阪創造取引所」
特徴あるコンテンツ、デザイン、先端技術、アイデア等多様な分野、様々な企業や団体がブース展示。総合マッチングセンター、専用商談スペースを開設。
< http://cbf-web.jp/market/ >

◇大阪・東京インタラクティブセミナー2008
< http://www.digital-knowledge.co.jp/seminar/#tag1 >

◇未来型情報家電技術展示商談会「DEATEC」
< http://www.neocluster.jp/DEATEC/ >

◇クリ博 就職フェスタ in 大阪
< http://www.kurihaku.jp/ >

◇コンテンツ活用セミナー
< http://www.kansai.meti.go.jp/5contents/cris2008/cbf2008/contentsseminar.html >

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■編集後記(10/23)

・松任谷正隆の「職権乱用」(二玄社、2008)を読む。著者は音楽プロデューサーだが、モータージャーナリストの肩書きも持つ。変なタイトルだが、これは車の本だ。一生車には不自由しない職権を乱用して「乗っては書き、言いたいことを言い、やりたい放題」した本である。わたしは運転免許証を持たない。20代半ばまではオートバイに乗っていたが、自動車を運転する気はまったくなかったので、今日に至るまで運転席に座ったことさえない。そんなわたしが、車の本を、しかも主に高級外車の乗り心地を批評する文章が書かれた本を読んで理解できるのだろうか。歌も歌えないし楽器はなにひとつ扱えないけど、中村紘子の本を読むと、コンクールの審査のようすがよくわかる。演奏が文章で聞こえて来る。手練の文章家によれば、感覚の世界でさえ、何も知らない人に伝えることが出来る。だから、運転を知らなくてもきっとその感覚はわかるのではないかと思った。結果、かなりよく理解できた。文章がとてもうまい。やたらおもしろい。ただ登場する車は32、うち日本車は5しかなく、よく知らない外車の方が多い。1億9900万円のブガッティ・ヴェイロンなんてのも。ポルシェ(のデザイン)が大好きなので、とくにそのあたり熱心に読んでしまった。しかし、このふざけた表紙はなんだ。筆者のしてやったりという顔のイラストである。しかも「ま」の徽章をつけた警官の帽子みたいのを被っている。また、収録されるカラーの写真は、当然取り上げられた車の勇姿であるべきだが、なんと筆者の勇姿なのである。それもふざけた演出写真が10枚、くやしいがとても上手い写真なのだ。じゃ、主役であるべき車の写真はどうなのかというと、小さなモノクロ写真とイラストなのである。やっぱり、この本は車の本ではなくて松任谷正隆の本だ。独断と偏見の一冊、痛快である。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4544400309/dgcrcom-22/ >
アマゾンで見る(レビュー3件)

・社会保険庁から年金加入記録確認用のIDとパスワードが届いた。「親展」と書かれた黄色い封筒。「郵送されるまで二週間」とあったが、パスワード発行までちょうど二週間、届いたのは二週間と二日後であった。早速ログインしてみたが、以前届いたねんきん特別便と同じ内容。まだ修正はかかっていないようだ。社会保険事務所でもらった出力には前納とそうでないものの区別があったが、ネット上では参照できない。私の記録にはそのようなものはなかったが、未納の人で赤文字下線のある場合は、まだ納付可能らしい。厚生年金の場合、標準報酬月額、標準賞与額が見られるらしいが、これまた私の記録にはそのようなものはなかった。「三ヶ月後」を待つしかないな。(hammer.mule)
< http://www4.sia.go.jp/sodan/nenkin/simulate/index.htm >
年金個人情報提供サービス
< https://www3.idpass-net.sia.go.jp/neko/service/s00004.html#1 >
よくある質問

photo
職権乱用 (CG BOOKS)
松任谷 正隆
二玄社 2008-07
おすすめ平均 star
starワガママで平易な評論が楽しい
star「散財日記」の方が面白いです。
star題名の通り「職権乱用」です(笑)だから面白い!!

僕の散財日記 徳大寺有恒といくエンスー・ヒストリックカー・ツアー クルマが長持ちする7つの習慣―あなたのクルマが駄目になるワケ教えます。 (ナビブックス) マンタの天ぷら CG45+(プラス)―自動車少年が帰ってきた! (別冊CG)

by G-Tools , 2008/10/23