[2600] AppleのTime Machineに救われた

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,700文字)


<まさしく未来の理想の「勝手コンピューティング」だ>

■KNNエンパワーメントコラム
 AppleのTime Machineに救われた
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[197]iPhone編
 Web技術を使ってiPhoneアプリを作成(2)
 古籏一浩

■電子浮世絵版画家の東西見聞録[67]
 蝋彫刻師との打ち合わせ/iPhoneの手続き/春の味覚か?
 HAL_

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■KNNエンパワーメントコラム
AppleのTime Machineに感激!

神田敏晶
< http://bn.dgcr.com/archives/20090309140300.html >
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KNN神田です。

それは突然やってくる…。いや、兆候は、顕著にあらわれていた。

先週の週末くらいから、メインのiMac24インチが、恐ろしく文字入力の反応が遅くなり、検索するだけでも、相当文字を打ち込んでからも数秒待たされる状態。テキストがクラウドにいって戻ってきてから表示されるという感覚。

直近のインストール挙動といえば、FireFoxのアップグレード、アドオンでdeliciousをインストール。iWork'09の再インストール、さらにDropBoxなど、もしかして、Eye-Fiかな…? あまりにもいろんな"方々"が出たり入ったりしているので、病原菌の主を発見しづらい。

一時の問題かと思っていたが、ますます調子が悪い…。「ピー」という空虚な音が鳴ったり、一瞬黒い幕がおりてきて、リスタートしてくださいという…、さらにあやしくなった。

そして昨日、ついにOSとアプリがどっさりはいった内蔵のHDDがまったく起動しなくなり、デスクトップには大きく「?」だけが、空虚に点滅している。何度リスタートしてもなおらないので、パッケージ版のOSからリスタートすることにする。

そこで期待したいのが、Time Machineだ。しかし、Time Machineそのものも何度となくエラーが出ていたのも、少しは気になるが…。

半年ほど前、Samsung製の1TBの7200回転HDDが8,000円で買えたので、350GBをTime Machineに設定し、残りをデータに割り当てていたことが保険となった。

Time Machineの設定は、MacのLeopard OS10.5を使っている人ならば、無償である。このソフトが無償というのはすごいと思う。今まで何度となくバックアップソフトを試してみたが、とにかく面倒くさい。Time Machineは、ものぐさなボクでも使えるので、普通の人ならばもっと便利だろう。

バックアップの重要さは、バックアップのしやすさではなく、データがぶっ飛んでから、それが復旧できて初めて実感できる。それまでは、単なる350GBの保険としてしか認識できていなかった。

今回は、楽ちんなバックアップだけでなく、稼働させてみて改めて感動の逸品だと思った。設定しているアプリケーションは、一か月前のものを使うことにし、データは本日のたった2時間前のデータを呼び戻すという、過去の世界のいいとこどりができる仕組みとなっている。これはすごい!

クラウドコンピューティングがもてはやされ、何でもクラウドサービス化傾向にあるが、一か月間くらいの大容量バックアップが自宅でできてしまうというのが、このTime Machineのいいところだろう。

はじめて復旧機能を稼働させる時のインタフェースは、一瞬ドキドキするけど、一度使えばかなり安心だ。これで、もう手放せなくなる。過去へさかのぼる気分がとても斬新だ。みるみるうちに、懐かしいデスクトップに変わっていく。

たった一か月前の当時のデスクトップだけでも、なんだか懐かしい気がしてきた。一年ごとに自分のデスクトップの写真を撮影しておくと、自分自身の成長の姿が、歳を重ねた今でも実感できるのかもしれない。オマケで、昨年の今日のデスクトップみたいな機能があってもいいと思った。昨年の「本日のデスクトップ」とかが見えると、仕事を比較できるとともに、発想支援となる業種はあるだろう。

ちょっとお値段の高い「TimeCupsule」を購入しなくても、Time Machineは機能するので、Macの人は外付けHDDを買えば、内蔵HDDをそのままUSB外付けでバックアップできるから、将来ド感激する日がやってくることだろう。

これぞ、まさしく未来の理想の「勝手コンピューティング」だ。「勝手によろしくやっておいてくれる」という機能が重要だ。

コンピュータ、マルチメディア、ネットといろいろトレンドの波はやってきたけれど、ユーザーにしわ寄せがかかることが多すぎる。もっと楽で、怠惰で、快適なコンピュータ環境が必要だ。Time Machineは、無料でこんなことを、まさに勝手にやってくれている。

Appleは、iLifeやiWorkを売る前に、Time Machineを販売すべきだろう。むしろTime Machine Proとして、mac.comビジネスの年額課金をこちらと併せ持つことも視野にいれるべきだろう。

これで市場が40億円相当ありそうだと思った頃に、必ずMicrosoftが当然のように参入してくるので、動向を注目しておきたい。Microsoft一流の、あと出しジャンケン「プロフェッショナル仕事の流儀」だ。ほんと、ムカつくマーケティング手法(怒)。

Microsoftが、セキュリティの有料サービスを開始した時は、誰のために今まで、セキュリティソフトを購入していたのかと、独占禁止法の問題よりも頭にきたものだ。まぁ、Appleの「Macならばウィルスにも安全!」というセールストークも間違ったプロモーションだと思う。振込め詐欺がより潜在顧客の多い層のところを狙うのと同じだから、Macだと振込め詐欺にも相手にされていないくらいのシェアなんだと理解しておいたほうがいい。

しかし、我々ユーザーは、Appleのシェアを気にする必要はない。Appleに一番つぶれてもらって困るのは、独占禁止法と長いつきあいをしているMicroSoftなのだから。

だからAppleが安泰という訳でもない。そもそも、この2社の独占体制はITの歴史的に見ても実に長すぎる政権である。GoogleやFaceBook、ASUSといっても、ハードウェアやシステムソフトで影響を及ぼしていない。デスクトップ版のアンドロイドを、GoogleとASUSあたりが組むとおもしろいことになりそうだが…。

スティーブ・ジョブズなきアップルも、企業としては非常にリスクがある。彼一人で動かしているわけではないが、企業、サービス、製品、ブランドの象徴としても重要だ。

いま一番、Time Machineを贈って喜ばれるのは、アップル社なのかもしれない。あなたなら、いつの時代のアップル社にTime Machineしたい?

KandaNewsNetwork,Inc.< http://www.knn.com/ >
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KandaNewsNetwork,Inc. 代表取締役 神田敏晶
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[197]iPhone編
Web技術を使ってiPhoneアプリを作成(2)

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20090309140200.html >
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《前回のつづき》
< http://bn.dgcr.com/archives/20090302140200.html >

iPhonen 3G上でアプリケーションを作るのによさそうなPhoneGapを見つけ、やっと開発者のページにログインできるところまで到達しました。

iPhone 3Gの開発環境には、iPhone 3Gのエミュレータがついてきます。実機でテストする前に、iPhone 3Gエミュレータで動作を確認しておきます。と、まあここまでは問題はありません。問題は実機で動作させるのが一苦労。

まず、iPhone 3G本体の個体識別番号(identifier)を開発者のページ上に登録しました。でも、これだけでは駄目で作成するアプリケーションのApp IDを作成しないといけません。MacOS 9時代でいえば、4文字のクリエイター(アプリケーション識別子)を登録するようなものです。さすがに4文字という制限はなく、かなり自由につけることができます。世界中の誰かと同じApp IDを登録しても実際には、AppIDの前に別途固有識別子がつくようになっているので安心と言えば安心です。

これでOKかと思ったら、まだ続きがありました……。今度は、プロビジョンプロファイルというのを作成しないと駄目なんだそうです。実機で動作させるための鍵のようなものだとのこと。これも開発者用のWebページで生成します。作成されたプロビジョンファイルを、開発中のプロジェクトに設定すれば準備完了です。

あとは、実機で動作するように設定を変更すればできあがりです。と思ったら動かない……。iPhone 3G転送時にエラー。エラーコードをWebで検索すると、かなり出てきました。対処方法も載っていましたが、とりあえずiPhone 3Gの電源を落として再起動することで解決できました。

試しに、以下のページにある「ブロック崩し」をアプリケーションとして動かしてみました。
< http://www.openspc2.org/iPhone/index.html >

感想としては、あまり速くない……。まあ、WebKit上で動作しているので、仕方ないと言えば仕方ないのですが。ただ、マルチタッチなどを行わないと、それなりに速いので、イベントまわりのスクリプトを工夫すればよいのかもしれません。ちょっと実行速度にばらつきがあるような気もします。

iPhone 3G上のSafariでは、バイブレーション機能やGPS、傾き検知などを使うことはできませんが、PhoneGapを使えばこれらの機能を手軽に使うことができます。おまけにAppストアでも販売できますから、挑戦してみるといいかもしれません。

と思って、二つ目のアプリケーションを作成したら、今度は別の転送エラーが……。開発環境であるXcodeを一旦終了させて、再度プロジェクトを起動したら、あっさりと解決。

いろいろ作るには前途多難な気もしますが、それでもHTML+CSS+JavaScriptでiPhone 3G上で動くアプリケーションが作れるわけです。おまけに、AndroidやBlackBerryなどとも共通のコード(サポートされていない機能は当然駄目ですが)で動くというのは、魅力的ではないでしょうか。

ということで、やる気がある人は是非挑戦してみましょう。

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

サーバーを追加し、回線速度もアップしました(だいたい従来の2倍)。これで、やっといろいろできそうです。Seagate 1.5TB HDDをMac Proにつないだんですが、1パーティションでフォーマットできません……。仕方なく2パーティションでフォーマットしましたが、何か制約とかあるんでしょうか。

・PhoneGap使い方辞典
< http://www.openspc2.org/iPhone/PhoneGap/index.html >
・Apple Final Pro 6使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/FinalCutPro6/ >
・Motion 3使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Motion3/ >

こちらの連載記事もよろしく。
・「29分でできる! あのサイトの“技”を盗め」第16回
< http://ascii.jp/elem/000/000/216/216714/ >

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[67]
蝋彫刻師との打ち合わせ/iPhoneの手続き/春の味覚か?

HAL_
< http://bn.dgcr.com/archives/20090309140100.html >
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●蝋彫刻師・杉本英輝さんとの打ち合わせ

WEBマガジン「ボヘミアン」の動画番組「クリエーター図トーク」で紹介させていただいた桑島幸男氏からのバトンで、蝋彫刻師の「杉本英輝」さんにお会いして来ました。いつもとは違い、今回は「誤解されたまま情報に載ることが多いので」と言う杉本氏からのたっての願いで、取材前の打ち合わせです。

彼の作品は非常に繊細なもので、梱包を解くのは取材本番のみです。今回見ることが出来たのは、作品の写真、それと過去に「美術手帳」などの雑誌に掲載された記事のみでした。

約束した時間に彼の家に着き、ドアチャイムを押して扉を開けてもらうと、中から聞こえてくるのはハードロックの響きでした。彼は1965年生まれ、ということは生まれた時にはもうすでにロックという音楽が日本でも定着して、学生時代にはJ-popなんていうのも生まれた時代。4ビートが当たり前なんでしょう、私もそうですが、作品制作時には欠かさず音楽を流すそうです。

打ち合わせは、本番前の摺り合わせというより、雑談に始まって雑談に終わりました。でも、その中で彼の思わんとすることが見え、私の考えも重ねながらおぼろげですが取材本番の内容が掴めてきました。実際、彼の作品は極端にエロティックな考えを持って見たら、それこそ放送禁止映像にもなりかねない作品です。しかし、それがどこから来ているのか、そして彼が目指している方向はなどと考えながら、アート作品として紹介していけたらいいと思っています。

「写真だけを見た」とは言っても、彼の創造した作品の世界に私は完全なアッパーカットを食らい、作品の持つ自然な美しさに魅せられてしまったのです。彼の作品はとても時間をかけて作られています。それは、技術的に時間をかけなければ出来ないというのではなく、彼の最後までフォルムをとらえるという考えから来ています。こういう姿勢は、商業主義に走った作品制作者には見えないことなのです。日本のカルチャーとして世界的にも有名になってしまった某氏とか、こういう精神を事を学んで欲しいものです。もちろん、私も学び取ること多しです。

【緊急速報】Artist HAL_による『クリエーター図トーク』スペシャルライブ
配信をすることになりました。3月10日(火)20:00〜21:00
< http://bohemian.jp/ >

今回特別ゲストとして、映画監督の「古新 舜」(コニー シュン)氏をお招きして、HAL_とのトークセッションを行います。トークでは映画制作の秘話、監督業の楽しさや辛さなどオープンに語っていただこうと思います。映像業界を目指そうと思っている方はもちろん、映画大好きな方もぜひ楽しんでご覧下さい。

古新氏はハイビジョンの映画製作を先駆的に勉強し、大学院時代に初監督した短編映画作品「サクラ、アンブレラ」(主演:清水ゆみ)がSSFF&A2007ジャパン部門入選、TSSショートムービーフェスティバル4「グランプリ」を受賞、第4回山形国際ムービーフェスティバルでは「準グランプリ」「船越英一郎賞(最優秀俳優賞)」のW受賞。短編2作目「ほわいと。ポーズ」にて、2年連続のSSFF入選を果たしています。

●まる一日を費やしたiPhoneへの移行

今更と思われる方も多いかも知れませんが、iPhoneを購入しました。ソフトバンクによる、5月までのキャンペーンに乗ったのです。我が家3人3台の携帯電話を使用していますが、使用頻度が高いのは私くらいで、satokoはほとんど受けるだけ。息子も高い情報料を希に支払うことがある程度。私自身も電話機能よりもネットアクセスの方が多いので、総合的に考えると電話料金が加算制のソフトバンクの方が安上がりだという結果。一気に三人の電話をiPhoneにしてしまいました。

しかし、購入3台の手続きには本当に長い時間がかかります。ソフトバンクは基本的に個人個人の契約になり、そして様々な項目の説明が長い。今は微細にわたり、しっかり口頭で説明しなくてはいけない時代なのですね。3人が共通して了解出来るものは、私の方から「3人で聞いてもいいですか」と声をかけ、少しは時間短縮しましたが、iPhoneはソフトバンクとApple二つの説明があります。これだけでも時間がかかってしまいます。

まずはMNP(電話番号をそのまま他社に乗り換えるナンバーポータビリティー)のため、予約番号というものをそれまでの携帯電話契約会社からもらってきます。これにも説明が……。そして、2100円の予約番号を持ち、ソフトバンクへ行き手続きします。その行程すべてが終わるのに2時間以上かかりました。そして帰ってきて、iPhoneへの電話帳の移行、使い方の基本習得。結局はまる一日のほとんどをiPhoneに費やしてしまいました。めずらしく仕事が立て込んでいるというのに、こんな調子で大丈夫なのだろうかと自分。

MNPを使うので電話番号の変更はありませんが、携帯電話のアドレスは変わります。でも、携帯からでもPCアドレスに下さればそのまま読めるようになりますので、よろしくお願いいたします。と、私信で締めくくり。

◇本日のお薦めYouTube Music──ディープ・パープル(Deep Purple・英)

1968年、アルバム『ハッシュ』衝撃デビューし、現在まで続いているハードロック系バンド。『ハッシュ』一本で地位を築いたとも言えます。そしてロック史上に輝く名曲『スモーク・オン・ザ・ウォーター』を生み出します。
当時のライブ(下記)を聴くと、出鼻の音はずれているし、この映像の音はバラバラしています。当時のこのバンドは決して上手いとは言えませんが、やはりイアン・ギランのハーモニックなボーカルと、単純で覚えやすいリフがマッチングした結果なのでしょう。
Deep Purple - Smoke On The Water (Live, 1973)
< >

これは何年前のライブなのだろうか、かなり新しい時代の物だと思います。オーケストラも入っているせいか、全体の音がだいぶ丸くなっていますね。
< >

●春のマグロと菜の花とするめいかと

近海物のマグロの旬は10月から1月、ほとんどが冷凍物なので旬と言われてもピンと来ませんが、もう3月に入ってしまっているので旬は完全に終わっているのかもしれません。同様に、するめいかも一年中魚屋には出回り、昨今は季節感など全く感じない食材ですね。本当は夏の味なのです。今回は、それに菜の花を和えようっていうんだから、まったく日本人の舌はどうなっていくのでしょう。

◎マグロのユッケ風

さて、いつもの通りアバウトな《材料》です。マグロの赤身や切り落とし、長ネギ適宜、卵の黄身を半分、醤油、練り和芥子、あれば松の実少々。

《調理法》マグロは好みにカットして醤油をまぶしておきます。長ネギは、千切りよりネギの香りと歯触りが良い感じなので、斜めにスライスして軽く水にさらしたものを使います。芥子醤油と卵黄をまぜ、そこに水切りしたネギとマグロを和えて、軽く煎った松のみを散らします。この写真では、我が家がちょうど松の実をきらしていたので使っていません。づけになったマグロのねっとりした食感とシャキシャキの葱、それに辛子醤油が風味を添え、純米酒のお供にしたら最高のおもてなしになります。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090309/01.jpg >

◎するめいかと菜の花の炒め物

《材料》するめいか1杯、菜の花半束、ニンニクスライス2個分、タマネギ半個、オリーブオイル大さじ1、バター適宜、塩・ブラックペッパー少々、醤油小さじ1

《調理法》いかは内臓を取り出し、きれいに水洗いして輪切りにします。菜の花は4〜5センチくらいの長さにカット、タマネギは1センチくらいにスライスします。熱したフライパンにオリーブオイルを回し、ニンニクのスライスを入れ香りを出します。そこにイカとタマネギを加え、炒め、菜の花を入れたら塩胡椒してバターを加え、最後にお醤油をまわしかけます。バター醤油の香りと旨み、ニンニクの香りがとても優しく仕上がる「春の炒めもの」です。
< http://www.dgcr.com/kiji/20090309/02.jpg >

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/ >
Web < http://lohasfood.exblog.jp/ >
Web < http://Web.mac.com/hal_i/ >

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■編集後記(3/9)

謎手本忠臣蔵 上・加藤廣「謎手本忠臣蔵」(新潮社、2008)を読む。新解釈の忠臣蔵の謎解きである。なるほどその手もあったか、牽強付会といえなくもないが、なかなか楽しめた上下2巻であった。柳沢吉保をクローズアップしたのが新機軸か、柳沢の動きと大石内蔵助の動きがパラレルで語られて、それぞれが謎を解明して行く、諜報小説の趣もある。最大のテーマは「なにが内匠頭をそうさせたのか」である。筆者は、この当時、朝廷と幕府間の懸案事項であったある難題「桂一計画」からの大胆な推理を展開する(以下はこのミステリーの種明かしだが、すでに読売新聞の作家取材記事で公開されているからいいでしょ?)。将軍綱吉の母・桂昌院への従一位授与を、朝廷に対しゴリ押しする幕府、その秘密工作を知った勤皇の内匠頭が、交渉役でもあった吉良をとがめて言い争いになったのではないか。柳沢と大石は多くの情報を分析して、それが内匠頭の無念や遺恨の中身であったと推定する。刃傷事件の後、幕府の厳しい吟味を受けた内匠頭は、諍いの内容を一切口にしなかった。語れば朝廷のお気の毒な立場を世間にさらすことになり、幕府の位階簒奪の専横も露出するからだ。と説明されると、そうかなあとひとまず納得する。討ち入りについては、大石の念の入った指導と忍耐が細かに描かれており、クライマックスの前後の緊張感はなかなかのものである。柳沢は配下の黒鍬組からの報告で、大石はじめ赤穂浪士の行動も会話も、すべて手にとるようにわかっていたが、同情心からあえて動かなかった。それが討ち入りを成功させた理由であるともいう。数ある忠臣蔵小説の中では、まあ合格クラスの作品だと思う。忠臣蔵に直接関係のない、暦、貨幣改鋳、貿易事情などの解説を興味深く読んだ。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103110317/dgcrcom-22/ >
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・イラストレーター北岡久美子さんの個展に行ってきた。同じくイラストレーターの小川アリカさんと同じ「The 14th.moon」で開催。ティールームが併設されているギャラリーで、ここで展示される作家さんたちは、皆独特の世界があり、優しいタッチのものが多いように思う。展示内容を知らなくてもふらりと立ち寄れる、雰囲気のあるギャラリー。このギャラリーの並びに系列ギャラリーがあって、どこも良い作品が並んでいたよ。北岡さんの作品は、世界や宇宙が小さな(限りがあるという意味)紙の中にゆったりと入っていて(ぎゅっ、と凝縮されている感じじゃない)、広がりがあって優しくて、大好き。……うまく書けない。色の使い方、モチーフ、形状も好き。早めに行ってレポートをと思っていたのだが、結局最終日ぎりぎりになってしまった。どうせ遅くなるなら最終日に搬出手伝いでもしたいなぁと思っていたら、本当にその通りに。お茶に誘ってくださったのに、時間がなくて帰宅。残念。でも最終日に行くことになったため、搬出手伝いに来られたアリカさんにまでお会いできちゃってラッキー♪(hammer.mule)
< http://www.14thmoon.com/ >  ギャラリーの公式サイト
< http://www.linkclub.or.jp/%7Eheel-toe/ >  北岡久美子さん
< http://bn.dgcr.com/archives/20090216140100.html >
またやって欲しいなぁ
< http://bn.dgcr.com/archives/20070910140100.html >
小川アリカさんの時の。立体イラストって迫力