[2686] 残る言葉/消える言葉、残る姿/消える姿

投稿:  著者:  読了時間:25分(本文:約12,300文字)


<サイン会は正直、失笑でしたねw>
 
■電網悠語:日々の想い[126]
 残る言葉/消える言葉、残る姿/消える姿
 三井英樹

■ショート・ストーリーのKUNI[63]
 夏の夜
 ヤマシタクニコ

■メイキング・オブ・ブックス&プレゼント
 『Flash Liteで作る携帯コンテンツ実践教科書』
 ──アツいぜ! Flash Lite対談
 東條雅樹×岡田昇三×よしだゆたか


■電網悠語:日々の想い[126]
残る言葉/消える言葉、残る姿/消える姿

三井英樹
< http://bn.dgcr.com/archives/20090730140300.html >
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義父が逝く。突然に。
夕飯中に倒れて、そのままに。普通の日で、直前まで普通に草刈をしていたという。会議中に訃報を受け、翌朝家族で東北新幹線に乗る。

電車の揺れの中、様々なことを思い出す。実際のところ、きちんとした会話を私はできていない。彼の津軽弁を私が理解できなかったから。言葉のキャッチボールを数回できれば良いほうで、途切れ途切れのコミュニケーションだった。それでも、夏休みには息子も娘も比較的長期に渡って帰省し、その数回ごとに私もおこぼれをもらうように、山と海とを眺める、ネットの不自由な快適な日々を送らせてもらえた。そして、毎晩のように少しだけ晩酌をして、その途切れ途切れの会話を重ねた。

突然のことだったので、お別れをいえるようにと諸々5日間も「葬儀」が続く。驚いたのは、「通夜」の前に「火葬」があったこと。親戚らが集う場が、火葬の前にはあったが、それを「通夜」とは呼ばないとのこと。それほど多くはない私の体験とはどれとも異なる形で進んでいくお別れの儀式。理解不能なお坊さんのお経の響く空間で、私は聖書の言葉を想っていた。教会葬は、天に凱旋するとか再会とか、慰めの言葉に満ちている。でも、いつもは飲み会と化す仏式葬儀は嫌いなんだけれど、今回は抵抗感は余りなかった。哀しげに思い出話に耽るご高齢の方々が優しく映る。

遺影を見上げながら、もっと話したいことがあったのにと想う。もっと伝えたいことがあったのにと想う。それが突然叶わなくなった。「儚い」という言葉が浮かぶ。20年前に逝った母のときもそうだった。突然、もう二度と話すことができなくなる。一人の人がいなくなることの大きさを、改めて噛みしめる。命の価値が小さくなってきたと嘆かれる時代にあっても、実は変わっていないと認識する。

義父は、様々な世話役をやっていたせいもあり、ほとんど村民全員が来てくれたように思う。皆同じように、遺影を見上げ、目頭をあつくさせ、真っ赤にさせ、お辞儀をする。言葉をかけてくる人の方が少ない。かける言葉が見つからないと、その目が言っている。でも、頑張れ、とも言っている。

同時に、村の人たちが、様々なことをしてくれる。義父のためにわざわざ船を出し、網を起こし、魚を届けてくれた。届けられた魚を、軒先で何人もが、手際よくさばいていく。人柄のおかげでこんなに人が寄ってくるんだと、向かいのおじさんが目を真っ赤にして話し出す。やはり全てを聞き取れないんだけれど、うなづいて聞く。

田畑を耕し、漁に出て、日々を暮らす。私とはおよそ正反対の生活。残していくものもかなり異なる。デジタルのものしか残そうとしていない私と、その分野で残すものが殆どない義父。どちらが豊かなのか考える。そもそも比較すべきではないのかもしれないと、言い訳のような言葉も浮かぶ。

私の能力はおよそ不必要に思えるこの村で、今回は少しだけお役に立つことができた。参列者の多い葬儀の準備。主にエクセルを使って、名前や香典のリストを作っていく。さしてタイピングが早い訳ではないけれど、それなりに重宝される。同じ姓の多さ、少し難しい漢字の名。時代と土地柄を表している。村民名簿を作っている感覚すらしてくる。

それを外国製の日本語変換エンジンで入力する。殆ど一発では変換できない。探し当てるのに四苦八苦する。つくづく言葉は文化だと思わされる。深化させる意思のないベンダーは、この分野に入ってきては駄目だと痛感する。苛立ちが高じると、本国へ帰れとか怒りがこみ上げる。なぜ、国が優れた文化維持機構でもある日本語変換エンジンを保護しないのかと文句が口をつく。悲しみのはけ口となっている可能性は高いけれど、毎日感じていることでもある。

そして、私が倒れたとき、人はどうやってそれを知り、葬儀に来てくれるだろうかとも想う。義父の場合は、口伝(くちづて)以外では、新聞告知。私のときは、そうはしないだろう。きっと、私が普段訃報に接するように、逝って暫くしてから、「あぁ亡くなってたんだ」と知られるんだろう。葬儀は本人のためではなく、遺族のためにあると思っているので、どんな状況かは分からないけれど、支えてくれる人たちには集って欲しいと思うようになってきた。

二度と聞けないその声、その言葉。更新されないサイトに一見似ているけれど、遥かに重みが違う。記憶から消えていく言葉、薄れていく姿。でも忘れられない言葉、まぶたに焼きつく姿もある。0か1というビットの信号で保存されているデータを糧としている身が、もどかしい。根源的には重み付けはできないと思ってしまうから。どのビットも平等な0か1だ。でも、想いを重ねた0か1にはできると信じたくなる。

人の儚さを見て、もっと頑張らねばと想う。残されている時間は分からない。自分が使命感を持っている部分に進み入ろう。人の死を通じて、日々の重さが変わっていく。

【みつい・ひでき】感想などはmit_dgcr(a)yahoo.co.jpまで
デジクリ夏休み明けから復帰させていただきます。よろしくお願いします。
・mitmix < http://www.mitmix.net/ >

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■ショート・ストーリーのKUNI[63]
夏の夜

ヤマシタクニコ
< http://bn.dgcr.com/archives/20090730140200.html >
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午後7時のニュースが始まって間もないころだった。食卓にひと足早くついた父親が、よく冷えた飲み物──それは彼がまだ飲んだことのないものだ──のグラスを手に取っていた。すぐそばのキッチンでは母親が揚げ物をレンジで温めていた。彼の鼻孔ににんにくの香りが飛び込んだ。

「ぼく、それ、いらない」
「なんですって?」
母親は聞き返した。ファンの音がうるさくて聞こえなかったのだ。

「ぼく、それ、いらない」
「どうして」
「にんにくのにおいがする。ぼく、にんにく、きらいだもん」
「にんにくはとても体にいいのよ」
「でも、きらいだ」
「大きくなれないわよ」
「いい。食べない」

「好き嫌いを言うんじゃない」
父親はグラスの飲み物をごくりと飲み干し、彼をじろりとにらみつけて言った。彼は思い出した。その飲み物はガンガーという名前だ。大人になるまで飲めない、銀色の飲み物。ねっとりとした輝きを持つ、たぶんとてもおいしい飲み物。

「今年も……そろそろ街では……の姿がみかけられるようになりました」
テレビのニュースロボットがしゃべっている。
「子どもはなんでも食べないといけないんだ」
「でも、きらいだもん」
「…日中は……耳を保護する必要が…」ニュースが続く。

「かまわず食べさせろ」
父親が母親のほうに顔を向け、彼のほうをあごで示して言う。彼は身を固くする。母親が皿いっぱいに盛った揚げ物を持ってやってくる。すごいにおいだ。それはどんどん近づいてくる。母親は彼の目の前で立ち止まり、彼の前の皿に、いまわしいにおいをぷんぷん放っているそれを3つほど、はしではさんで盛りつける。

「きらいなんだよ…」
彼は顔をゆがませる。くさい。目の前の、おそろしくくさいにおいを放っているこんなおぞましいものを、父さんも母さんもどうして口に入れられるのだろう。彼の胃はすでに拒否反応を示して、波打っている。
「食べたく、ないんだよ」

「わがまま言うな!」
父親が大きな声を出し、ガンガーがまだ半分ほど入ったグラスをどん、とテーブルにたたきつける。彼はおびえ、しくしくと泣き出す。
「泣いたってだめだ!」
彼は大声をあげて泣き出す。父親はますます怒りをあらわにする。顔が真っ赤なのは怒りのせいかガンガーのせいかわからない。母親は黙って揚げ物を分け終わるとうつむいて椅子に座った。

「…なお、車を…から…するためには…が有効です。それでは次のニュースです…」

「あれがきらいだとかこれがきらいだとか、そんなわがままが通用すると思っているのか! もう5歳なんだぞ!」
彼は泣きじゃくるばかりだ。
「出て行け!」

「そんな」
母親は言いかけて、やめる。自分の夫がこんなふうに大声を出し始めたら最後、誰の反論にも耳を貸さないことはわかっている。
「いますぐ表に出て行け!」
部屋中に、悲鳴にも似た彼の泣き声が響き渡るが、母親は無言でドアを開け、夜の闇へと彼の背中を押し出す。

ドアの外は、夜になっても熱と過剰な水蒸気を含んだ空気が濃密にたちこめる別世界だ。家の裏手はケヤキやクスノキからワシントンヤシまでが雑多に繁る小さな林になっていたが、いまはその一画も分厚い闇におおわれ、何がひそんでいても不思議ではないと思われた。彼は泣きじゃくりながら、その闇の中をどこへともなく歩きだした。どこかへ行きたいわけではないが、せめて安心してうずくまれる場所を探さないといけない。

不意にだれかに足をなでたような気がして飛び退いたが、エノコログサの穂がふれただけだった。羽虫が顔のすぐそばをかすめる。顔をそむけて動いた拍子に足元で湿った柔らかいものがつぶれる気配がしたが、それが何かもわからない。どこからかいやなにおいが漂ってくるような気がする。にんにくじゃない、もっといやなにおい。額に汗がにじむ。さっきまでは快適なエアコンがきいた部屋にいたのに。彼はなさけなくて、また泣きじゃくる。そもそも、夏の日中は気温が高すぎて彼のような小さな子どもは外に出ないよう、政府が規制している。子どもたちにとっては熱帯夜の蒸れた空気でさえ、なにやら未知の、おそろしい世界そのものなのだ。

ふと、彼は物音に気づいた。かさかさ、と何かが動く音。すぐそばから、音は聞こえる。かさ、かさ。かさ、かさ。彼はつばをのみこんだ。恐怖で心臓がばくばくして、いまにも破裂しそうだ。すると、闇の中で彼を見ているものがいることに気づいた。とても大きな目だ。ガンガーのグラスくらい。それが、土の中から彼を見つめている。ぬれたようなその目がぎらりと光る。そして、その目の持ち主はゆっくりと太い腕を振り上げようとする。彼は恐ろしさで声を出すこともできずに逃げ出す。だが、その行く手にまたしても、闇の中から彼を見つめる大きな目に出会う。あっちでもこっちでも、かさかさ、かりかり、という音がする。

何ものかが大勢で、彼を襲おうとしているのだ。さっきちらっと見た太い腕を思い出す。あのぎざぎざした腕が自分の首にかけられ、すっと横にひかれるところを、その傷口から真っ赤な血が噴出するところを──それはぶらんこから落ちてひざをすりむいたときに出るようなもんじゃない、比べものにならないくらいのおそろしい量の血だ──想像する。ものすごい悲鳴が彼の口からもれる。謝ろう、父さんに謝って、許してもらうんだ。でないと、ぼくは殺されてしまう、ここにいる化け物たちに、つかまって細切れにされてしまう!

彼は家のテラスの方向へ走って逃げようとした。草が足にからまって転び、あっと思ったときは彼の体は深い穴の中に半分以上埋もれていた。かろうじて穴の縁に腕をかけてしがみつくと、クズの大きな葉と葉の隙間から空が見えた。灰色の雲に覆われて月の光がにじんでいる。ひじがずきずき痛んだ。はい上がろうと、力を入れると縁の土がぼろっとくずれた。彼はあわててもう一方の手で突っ張り、なんとかそれ以上落ちないよう姿勢を保った。口の中に土の粒が入り、気持ち悪い。そのとき、穴の上にあの目が光った。ガンガーグラスの大きな目。彼の口から悲痛な叫び声が上がった。

穴の中の彼を引き揚げてくれたのは母親だった。足ががたがたとふるえ、立っているのがやっとだった。喉が苦しいのは涙と鼻水とつばが混ざってつっかえているからだ。彼は咳き込み、泣きじゃくり、しゃくりあげ、母親が何か言っても声を出すことさえできなかった。
「だいじょうぶよ。お父さんはもう寝てしまったし」
暑い。体中がべとべとして気持ち悪い。とても不快だ。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ、何もこわいものはいないわ」
うそだ、と思った。母さんはこわくないのか。あの化け物たちが。
「ああ、あれを見たのね。穴の中から出てくるもの。あれはセミよ」

セ、ミ?

「セミは土の中で何年も生きていて、夏の夜、穴から出てきて羽化するの。あなたが落ちた穴もそうした穴のひとつよ」
母親は闇の中で見えない微笑みを浮かべた。
「むかしむかし…私のおじいちゃんが子どもの頃は、セミはもっと小さかったんですって。子どもたちはよくセミを捕って遊んだりしたそうよ。でも、なぜか急激にセミが巨大化して…いまではこどもたちよりセミのほうが大きくなってしまった。気候のせいだと言われるけど、正確なところはわからない。昆虫のすべてが巨大化したわけではないし」

彼は自分が落ちた穴を見た。大人の人間でも入れそうな真っ黒の穴がぽっかりと口を開けている。夜の闇よりもっともっと黒い、底なしの穴。
「セミはおとなしい生き物だからこわがらなくていいの。人間に対して特に危害を加えるわけではないし。でも、巨大化したセミに樹液を吸われるもので、毎年たくさんの木が枯死していくのが問題になってるわ。それと、日中は鳴き声がひどいから、耳栓をせずに外を歩くのは危険なの。でも、そのくらいよ。こわくないわ」

彼は母親に手をひかれながら、半分ほどしか話を聞いていなかった。あの化け物たちが人間に危害を加えないなんて、うそだ。あいつらはぼくたちを細切れにしようと待ちかまえているのだ。
「そうそう、むかしのセミは地上に出てから1〜2週間くらいしか生きられなかったそうだけど、いまのセミはなかなか死なないらしいのよ」

翌朝早く、まだ薄暗い頃。父親は出勤前に車のボンネットについた、冷蔵庫ほどもあるセミのぬけがらを苦労して取り除き、ゴルフクラブでたたきつぶした。
夏が始まったばかりというのに、今年すでに7匹目だった。
「セミよけを買ったほうがいいかしらね」妻が言った。
「セミの幼虫がいやがるにおいのする薬剤を塗る、あれかい?」
「ええ。いくらぬけがらといっても不気味だし。それに、跡が残るじゃない。査定に影響するし」
「毎年毎年、そのセミよけが効かないセミが出現するっていうじゃないか。セミは進化の途上だ。それも急激で、方向も見えない進化。やつらが何をめざしているのかわからないんだ」

街はしんとしていた。まだ今は。
「耳栓は持ったの?」
彼はうなずいた。まもなく、文字通り耳を聾するセミの声が、いっせいに響き渡るはずだ。

【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
みっどないと MIDNIGHT短編小説倶楽部
< http://midtan.net/ >

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■メイキング・オブ・ブックス&プレゼント
『Flash Liteで作る携帯コンテンツ実践教科書』
──アツいぜ! Flash Lite対談

東條雅樹×岡田昇三×よしだゆたか
< http://bn.dgcr.com/archives/20090730140100.html >
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よしだ:早いものでCSS Nite in OSAKA, Vol.17 からもう一週間ですね。本の先行販売やら臨時サイン会やらお疲れ様でしたー!

東 條:お疲れさまでした〜! 急に舞台に呼ばれたり、サイン会の席があったりびっくりでした。

岡 田:サイン会は正直、失笑でしたねw

よしだ:完全に見せものでしたね。

東 條:本買ったらサインもらわなあかんの? みたいな。

よしだ:もらわなあかんのですよw


●本の見どころは?


岡 田:まま、サイン会はさておき、『Flash Liteで作る携帯コンテンツ実践教科書』が無事出版されましたが、本の見どころなんかを教えていただけますか?

東 條:第10章、第11章あたりが携帯コンテンツ作る上でかなり濃い内容になってるかと。

岡 田:第11章はFlash Liteならではのバグ系の事ものってますしね。

よしだ:ですね。本を書くと決まったときに一番先に3人から集まったTIPS集ですがお互いに「おお!」と感心したり仕様を再確認した項目も多かったりしましたしね。

東 條:あったあった! 最初、mixiのコミュに3人でTIPS書きあってましたもんね。

岡 田:それぞれ執筆された箇所でここ読んでや! ってとこあります?

東 條:携帯の時計とかは、気軽に作ってくばれるコンテンツだし、アイデア一つですごく面白いものできたりするんで、第2章、第3章をよろしく!

よしだ:うん。時計はめっちゃ使えますよね。デザイン次第でいろんなターゲットに刺さるから作れて損はないと思います。仕事になったりもしますしね。

岡 田:Flash Liteに取り組む一番最初のきっかけにもなりますね。

よしだ:ですです。

岡 田:あと、やっぱりよしだくんは音ですか?

よしだ:うん。僕はやっぱり音について書いた第5章! 音入ってないコンテンツって多いじゃないですか。

岡 田:実際にFlash Lite作ってる人でも音までつける人は少ないと思うので非常にためになるかと。

東 條:あ〜、確かに入ってないの多いですね。音をいれるのに、この機種ではこの形式でないと鳴らないってのがある上に、その音ファイルの作り方がまたややこしそうに見えるから嫌になっちゃうのかも。

よしだ:だからあえて音を入れると一歩抜け出せると思うんです。ゲームなんかは特に無音でやると味気ないですから。コミュニケーションツールとしても音は必須だと思ってます。第5章ではdocomo、au、SoftBankの3キャリアで音が鳴るコンテンツを作る方法を執筆してます。全部フリーウェアで作るってのもミソです。

東 條:財布に優しいフリーウェア万歳w

岡 田:僕が書いたところでいうと、今年の夏モデルから搭載されたi-modeブラウザ2.0について書いた所と、要望の多かったiメニューっぽい縦長メニューの作り方、ですね。第10章、第6章です。

よしだ:i-modeブラウザ2.0は僕ノーチェックだったのでできることが増えててビックリした!

東 條:色んなことできるようになってますね〜、今。

岡 田:i-modeブラウザ2.0はびっくりですよね。変わりすぎやろ! って感じです。普及にはもすこし時間がかかりそうですが。

よしだ:ここをあえて今準備しておくのが必要なのかもね。

東 條:今、読んで勉強しとくと普及したときに爆発的にコンテンツが作れるようになってるわけですね!

よしだ:第2、3、5、6、10、11章が見所ってことは立ち読みはムリですね。是非お買い求めをw


●書いている途中にバージョンアップが


岡 田:では、そろそろ次の話題に。やっと発売されましたが、本が出来るまでのそれぞれの思いや苦労した点を聞かせて下さい。

よしだ:TIPSがドカっと集まったというのもあったりでネタとしてはすぐに決まりましたが、人に分かってもらえるようにまとめるのが大変でしたね。

岡 田:わかりやすく書くってめちゃめちゃ大変ですよね。

東 條:そうそう、自分が普段やってることを人に伝えるのってすごい難しいなと感じましたね。

岡 田:僕は、Adobeのソフトのバージョンアップってこんなに早かったっけ?と。スクリーンショット作り直しが泣きそうになりました。

東 條:本書いてる途中にバージョンアップありましたね。

よしだ:でもアツい思いがなければ1年半もひっぱれませんね。なんせFlashLiteは楽しいし。

東 條:よしださんちでの合宿もはさみつつでしたね〜。

よしだ:男三人夏物語。

東 條:〜何もはじまらなかった夏〜

岡 田:何も進まなかった一年半

東 條:(´;ω;`)

岡 田:結局合宿ではあまり進まなかったですよねw

よしだ:酒の魔力!?

東 條:そして、その合宿のときの着替えがまだよしださんの家に残ってたりします!

よしだ:うん。一式あるよ。著者3人の洗濯物が集まる家にようこそ!

東 條:抽選でプレゼントにするか。

岡 田:おっさん3人のTシャツいらんやろ!

よしだ:一回しか着てないと思うからプレゼントに最適やね! セットで抽選で1名にプレゼント!

東 條:応募は下記まで↓↓↓

岡 田:ワルノリやわぁw


●『Flash Liteでつくる携帯コンテンツ応用教科書』


岡 田:本でもっと書きたかった事ってあります?

東 條:僕は書ききれてないことが多くて、また機会があれば書いてみたいなぁと…。主にファイルのダイエットについてもっともっと書きたかったですね。色々なことができる分、容量がずんばか増えていっちゃってどうしようってのを、みんな困ってると思うんです。こうしたらもっと軽くなるよとか言うので1章できるくらいのTIPSがあります。

よしだ:これでファイルサイズは半分になる! ダイエット食品みたいなw

岡 田:その技教えて!

よしだ:またお酒の席でこっそりとw 知りたい人は飲み会をセッティングしてこちら↓までw

東 條:もともと3人でFlash Lite盛り上げようってのも酒の席で話したことでしたしね〜。

岡 田:よしだくんは何かありますか?

よしだ:Flash Liteというくくりからは若干外れそうですが、携帯サイトやコンテンツを作る上で結構キーになってくるサーバ連携とか、SWF生成とかそういう内容も書きたかったですね。

岡 田:それは書きたいですね。今仕事ではそんなんばっかりなので。

よしだ:『Flash Liteでつくる携帯コンテンツ応用教科書』。

岡 田:実践で役立ちますね、きっと。

よしだ:2011年発売予定w

東 條:またバージョンアップを何回かはさみそうですねw


●組み合わせ次第で新しいコンテンツが生まれる


岡 田:ではFlash Liteに対する思いや、可能性について聞かせて下さい。

よしだ:ほんま計り知れませんね。本を書いている最中にも携帯やブラウザがどんどん進化しましたし、ユーザの使い方もどんどん変わって…これ! って決めつけるよりもニーズに沿っていけるようにいろんなアイデアをストックしておくのが大切なのかなあと思ってます。

東 條:Flash Liteバージョンアップされるたびに、次こそは動画が! 次こそは容量制限が! と期待して裏切られてきてるんで、ぼちぼち色々開放してほしいです^^; 制限が開放されるだけで、一気に可能性が広がるはず!

岡 田:Flash Liteは馬鹿にされがちですが、アイデアや他の技術との組み合わせ次第で新しいコミュニケーションやコンテンツが生まれると思ってます。もっと正面から捉えて欲しいですね。


●作品集を持ち歩こう、公開しよう!


岡 田:ではそろそろシメとして……これを読んでいる方々に向けてそれぞれ一言お願いします!

よしだ:なんか作って是非見せてください! 携帯フラッシュは持ち運べるという利点があるので、クリエイターは作品集として、一般ユーザはコミュニケーションツールとしてガンガン利用してほしいです。

東 條:Flash LiteはFlashお持ちの方なら簡単にとりくめて、携帯1台あれば自分の作品を気軽に公開できるので、色々作ってみてください!

よしだ:結構検索してもFlash Liteの作品ってあんまり出てこなかったりします。投稿サイトもちょこちょこFlash Liteコンテンツが上がってきますが、やっぱし数が少ないのが現状。

東 條:どうもマイナー感が拭えない感じがしますね。メニューにサイトに結構色々活用されてるのにね。

よしだ:昇ちゃんは?

岡 田:Flash Liteで出来ること・出来ないことを把握して、新しいアイデアや組み合わせに取り組んでほしいと思います。もっとびっくりさせてください!

三 人:ありがとうございました〜。

◇Flash Liteで作る携帯コンテンツ実践教科書
< http://book.mycom.co.jp/book/978-4-8399-3024-0/978-4-8399-3024-0.shtml >
B5変型判 208ページ 2,520円(税込)
ISBN978-4-8399-3024-0

【東條雅樹/Masaki Tojo】< http://toypro.co.jp/ >
デザイナー、アートディレクター。(株)トイプロダクション代表取締役社長。取締役のよしだゆたか氏と共に携帯電話・PCサイトからCD・DVD-ROM、紙媒体まで幅広いメディアの企画・制作を手がける。

【岡田昇三/Shozo Okada】< http://hi-posi.jp/ >
ワイノット株式会社、楽天株式会社、フリーランス活動を経て、2009年より株式会社hi-posi代表。「nike 6.0 mobile」「ナイキ モバロンドール」「H&Mmobile」「ケートラ」「bascule helmets!」などに携わる。モバイルFlashについて執筆多数。

【よしだゆたか/Yutaka Yoshida】< http://shockwise.com/ >
1996年「大阪縁日」プロジェクト参加をキッカケにインタラクティブに興味を持つ。「楽しい」をモットーにコンテンツを乱発し、shockwise.comを開設。デザイン会社、システム会社、大学講師、コンテンツプロバイダー、フリーランスを経て、2008年から株式会社トイプロダクション取締役。唄って踊れるクリエイターを目指しています。

●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は8月6日(木)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月中旬掲載予定です。
< http://www.dgcr.com/present/list.html >

・アマゾンで見る
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839930244/dgcrcom-22/ >

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■編集後記(7/30)

・暑くても夏は好き。大汗かいたら何度でもシャワーを浴びて、何度でもTシャツを替えるから気持ちいい。日中もエアコンは入れない。網戸サッシを通った風が、家の中を南北に吹き抜けて涼しい。これが一番好ましい状態だが、それが不可能になり南面ガラス戸をびたっと閉めなければならないときが度々あるのが夏なのだ。以下、度々書くことながら。予測できぬタイミングで襲って来るニンニクの臭い。朝昼晩の食事の用意の時間とは関係なく、突然モワーッと流れて来る。発生源はほぼ特定できている。部屋の中にいて、それを感知した時はたいてい遅過ぎる。それからガラス戸を閉めても、臭いは部屋にこもるので、仕方なく開放したまま去るのを待つ。頭がクラクラする。ニンニクが嫌いではない妻も、この強烈臭の攻撃には負ける。たまたまテラスでそれを感知した時はラッキー、速攻でガラス戸を閉め切る。そして、予測できない時間に爆竹の音。一発聞いただけで、テラスの犬はパニックを起こして部屋の中に飛び込んで来る。仕方なく玄関の中につないでおくが、怯えまくって吠えまくって大暴れ。ガラス戸を閉め切って、音が聞こえなくなるまで犬も人も我慢する。夏休みになって、近所の土手では小学生や中学生どもが爆竹で遊んでいるのだ。犬のパニックの要因に雷があるが、これは自然現象だから怒ってもしょうがない。シーズンだから花火も仕方がない。部屋を閉め切ってひたすら去るのを待つ。ニンニクも爆竹も違法行為ではないから、文句をつけるわけにはいかない。去るのを待つしかないのだが、怒鳴り込みたい気分ではある。それでもまあ、夏はいいな、とくに昼寝とビールが。ヤマシタさん、ハマムラさん、そっちのクマゼミ騒音はいかがですか。耳栓は持った? iPodですかい?(柴田)

・『Flash Liteで作る携帯コンテンツ実践教科書』。CSS Nite in Osakaでのマイコミ角竹さんのお話よると、フィクサー笠居氏からの一本の電話から始まったそうな。あ、ブックデザインはフィクサーの手によるもの。この本は、作ってみたい(提案できそうな)作例が多く、Tipsやトラブルシューティングはありがたい。はまると日数費やすことがあるもんね。ボタンフォーカスの流れや、画面外ボタンの扱いについて書かれてあるのも役立つよ。昨日はAS3だったが、今日の本には懐かしいスクリプト(Flash4ベース)が並ぶ。この本も最後まで勉強できそうな気がする! 皆さま夏休みにAS3とFlash Liteにトライですわよ。CSS Niteでのお話によると、よしだ氏はFlash8で作られていて「Flash8で書き出すと2Kほど軽い」そう。初期のWebサイト制作、ケータイサイト制作時に1Kでも減らすために四苦八苦していたことを思い出したよ。Device Centralもなくて、動作確認のためだけにWindows立ち上げたり、知り合いに頼んだりしたっけ。そういや2003年6月にハンズオンのFlash Lite基礎講座を主催したなぁ。講師は小松学史氏だった。もう6年前になるのか……。/クマゼミは夏の風物詩。慣れたらどうってことありません〜(hammer.mule)
< http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20090707/133000.html >ライセンスフォントを使用していますか?
< http://www.dtp-booster.com/vol05/ >  「キャンセル待ち」になりました