
東 條:お疲れさまでした〜! 急に舞台に呼ばれたり、サイン会の席があったりびっくりでした。
岡 田:サイン会は正直、失笑でしたねw
よしだ:完全に見せものでしたね。
東 條:本買ったらサインもらわなあかんの? みたいな。
よしだ:もらわなあかんのですよw
●本の見どころは?
岡 田:まま、サイン会はさておき、『Flash Liteで作る携帯コンテンツ実践教科書』が無事出版されましたが、本の見どころなんかを教えていただけますか?
東 條:第10章、第11章あたりが携帯コンテンツ作る上でかなり濃い内容になってるかと。
岡 田:第11章はFlash Liteならではのバグ系の事ものってますしね。
よしだ:ですね。本を書くと決まったときに一番先に3人から集まったTIPS集ですがお互いに「おお!」と感心したり仕様を再確認した項目も多かったりしましたしね。
東 條:あったあった! 最初、mixiのコミュに3人でTIPS書きあってましたもんね。
岡 田:それぞれ執筆された箇所でここ読んでや! ってとこあります?
東 條:携帯の時計とかは、気軽に作ってくばれるコンテンツだし、アイデア一つですごく面白いものできたりするんで、第2章、第3章をよろしく!
よしだ:うん。時計はめっちゃ使えますよね。デザイン次第でいろんなターゲットに刺さるから作れて損はないと思います。仕事になったりもしますしね。
岡 田:Flash Liteに取り組む一番最初のきっかけにもなりますね。
よしだ:ですです。
岡 田:あと、やっぱりよしだくんは音ですか?
よしだ:うん。僕はやっぱり音について書いた第5章! 音入ってないコンテンツって多いじゃないですか。
岡 田:実際にFlash Lite作ってる人でも音までつける人は少ないと思うので非常にためになるかと。
東 條:あ〜、確かに入ってないの多いですね。音をいれるのに、この機種ではこの形式でないと鳴らないってのがある上に、その音ファイルの作り方がまたややこしそうに見えるから嫌になっちゃうのかも。
よしだ:だからあえて音を入れると一歩抜け出せると思うんです。ゲームなんかは特に無音でやると味気ないですから。コミュニケーションツールとしても音は必須だと思ってます。第5章ではdocomo、au、SoftBankの3キャリアで音が鳴るコンテンツを作る方法を執筆してます。全部フリーウェアで作るってのもミソです。
東 條:財布に優しいフリーウェア万歳w
岡 田:僕が書いたところでいうと、今年の夏モデルから搭載されたi-modeブラウザ2.0について書いた所と、要望の多かったiメニューっぽい縦長メニューの作り方、ですね。第10章、第6章です。
よしだ:i-modeブラウザ2.0は僕ノーチェックだったのでできることが増えててビックリした!
東 條:色んなことできるようになってますね〜、今。
岡 田:i-modeブラウザ2.0はびっくりですよね。変わりすぎやろ! って感じです。普及にはもすこし時間がかかりそうですが。
よしだ:ここをあえて今準備しておくのが必要なのかもね。
東 條:今、読んで勉強しとくと普及したときに爆発的にコンテンツが作れるようになってるわけですね!
よしだ:第2、3、5、6、10、11章が見所ってことは立ち読みはムリですね。是非お買い求めをw
●書いている途中にバージョンアップが
岡 田:では、そろそろ次の話題に。やっと発売されましたが、本が出来るまでのそれぞれの思いや苦労した点を聞かせて下さい。
よしだ:TIPSがドカっと集まったというのもあったりでネタとしてはすぐに決まりましたが、人に分かってもらえるようにまとめるのが大変でしたね。
岡 田:わかりやすく書くってめちゃめちゃ大変ですよね。
東 條:そうそう、自分が普段やってることを人に伝えるのってすごい難しいなと感じましたね。
岡 田:僕は、Adobeのソフトのバージョンアップってこんなに早かったっけ?と。スクリーンショット作り直しが泣きそうになりました。
東 條:本書いてる途中にバージョンアップありましたね。
よしだ:でもアツい思いがなければ1年半もひっぱれませんね。なんせFlashLiteは楽しいし。
東 條:よしださんちでの合宿もはさみつつでしたね〜。
よしだ:男三人夏物語。
東 條:〜何もはじまらなかった夏〜
岡 田:何も進まなかった一年半
東 條:(´;ω;`)
岡 田:結局合宿ではあまり進まなかったですよねw
よしだ:酒の魔力!?
東 條:そして、その合宿のときの着替えがまだよしださんの家に残ってたりします!
よしだ:うん。一式あるよ。著者3人の洗濯物が集まる家にようこそ!
東 條:抽選でプレゼントにするか。
岡 田:おっさん3人のTシャツいらんやろ!
よしだ:一回しか着てないと思うからプレゼントに最適やね! セットで抽選で1名にプレゼント!
東 條:応募は下記まで↓↓↓
岡 田:ワルノリやわぁw
●『Flash Liteでつくる携帯コンテンツ応用教科書』
岡 田:本でもっと書きたかった事ってあります?
東 條:僕は書ききれてないことが多くて、また機会があれば書いてみたいなぁと…。主にファイルのダイエットについてもっともっと書きたかったですね。色々なことができる分、容量がずんばか増えていっちゃってどうしようってのを、みんな困ってると思うんです。こうしたらもっと軽くなるよとか言うので1章できるくらいのTIPSがあります。
よしだ:これでファイルサイズは半分になる! ダイエット食品みたいなw
岡 田:その技教えて!
よしだ:またお酒の席でこっそりとw 知りたい人は飲み会をセッティングしてこちら↓までw
東 條:もともと3人でFlash Lite盛り上げようってのも酒の席で話したことでしたしね〜。
岡 田:よしだくんは何かありますか?
よしだ:Flash Liteというくくりからは若干外れそうですが、携帯サイトやコンテンツを作る上で結構キーになってくるサーバ連携とか、SWF生成とかそういう内容も書きたかったですね。
岡 田:それは書きたいですね。今仕事ではそんなんばっかりなので。
よしだ:『Flash Liteでつくる携帯コンテンツ応用教科書』。
岡 田:実践で役立ちますね、きっと。
よしだ:2011年発売予定w
東 條:またバージョンアップを何回かはさみそうですねw
●組み合わせ次第で新しいコンテンツが生まれる
岡 田:ではFlash Liteに対する思いや、可能性について聞かせて下さい。
よしだ:ほんま計り知れませんね。本を書いている最中にも携帯やブラウザがどんどん進化しましたし、ユーザの使い方もどんどん変わって…これ! って決めつけるよりもニーズに沿っていけるようにいろんなアイデアをストックしておくのが大切なのかなあと思ってます。
東 條:Flash Liteバージョンアップされるたびに、次こそは動画が! 次こそは容量制限が! と期待して裏切られてきてるんで、ぼちぼち色々開放してほしいです^^; 制限が開放されるだけで、一気に可能性が広がるはず!
岡 田:Flash Liteは馬鹿にされがちですが、アイデアや他の技術との組み合わせ次第で新しいコミュニケーションやコンテンツが生まれると思ってます。もっと正面から捉えて欲しいですね。
●作品集を持ち歩こう、公開しよう!
岡 田:ではそろそろシメとして……これを読んでいる方々に向けてそれぞれ一言お願いします!
よしだ:なんか作って是非見せてください! 携帯フラッシュは持ち運べるという利点があるので、クリエイターは作品集として、一般ユーザはコミュニケーションツールとしてガンガン利用してほしいです。
東 條:Flash LiteはFlashお持ちの方なら簡単にとりくめて、携帯1台あれば自分の作品を気軽に公開できるので、色々作ってみてください!
よしだ:結構検索してもFlash Liteの作品ってあんまり出てこなかったりします。投稿サイトもちょこちょこFlash Liteコンテンツが上がってきますが、やっぱし数が少ないのが現状。
東 條:どうもマイナー感が拭えない感じがしますね。メニューにサイトに結構色々活用されてるのにね。
よしだ:昇ちゃんは?
岡 田:Flash Liteで出来ること・出来ないことを把握して、新しいアイデアや組み合わせに取り組んでほしいと思います。もっとびっくりさせてください!
三 人:ありがとうございました〜。
◇Flash Liteで作る携帯コンテンツ実践教科書
< http://book.mycom.co.jp/book/978-4-8399-3024-0/978-4-8399-3024-0.shtml
>
B5変型判 208ページ 2,520円(税込)
ISBN978-4-8399-3024-0
【東條雅樹/Masaki Tojo】< http://toypro.co.jp/
>
デザイナー、アートディレクター。(株)トイプロダクション代表取締役社長。取締役のよしだゆたか氏と共に携帯電話・PCサイトからCD・DVD-ROM、紙媒体まで幅広いメディアの企画・制作を手がける。
【岡田昇三/Shozo Okada】< http://hi-posi.jp/
>
ワイノット株式会社、楽天株式会社、フリーランス活動を経て、2009年より株式会社hi-posi代表。「nike 6.0 mobile」「ナイキ モバロンドール」「H&Mmobile」「ケートラ」「bascule helmets!」などに携わる。モバイルFlashについて執筆多数。
【よしだゆたか/Yutaka Yoshida】< http://shockwise.com/
>
1996年「大阪縁日」プロジェクト参加をキッカケにインタラクティブに興味を持つ。「楽しい」をモットーにコンテンツを乱発し、shockwise.comを開設。デザイン会社、システム会社、大学講師、コンテンツプロバイダー、フリーランスを経て、2008年から株式会社トイプロダクション取締役。唄って踊れるクリエイターを目指しています。
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応募フォームをつかってください。締切は8月6日(木)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に8月中旬掲載予定です。
< http://www.dgcr.com/present/list.html
>