音喰らう脳髄[82]不可解な人々/モモヨ

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リザードIV沖縄県名護市長選の投開票が日曜日にあり、その結果を興味深く眺めていた。結果は、僅差で受け入れに反対する前市教育長・稲嶺氏が当選。僅差とはいえ、いつもの選挙に同じく、開票が行われてまもなく各報道機関で当確が打たれた。このことは、総じて、「辺野古への基地移設に反対する」という地域の趨勢を映したものと思われる。

鳩山民主政権は、周知のごとく、この問題で揺れに揺れ、基地移設問題を5月まで先送りにしてきたが、この選挙の結果はそうとうに大きな影響を与えるだろう。

この結果をうけて、現野党・自民党の某幹事長は「一地方自治体の選挙結果が国政に影響を与えるようなことは問題」というような発言をしていた。が、私の目から見れば、地元の民意を省みないような国政など、信ずるに値しないわけで、影響の出るほうが自然な話だ。



一方の八ッ場ダムについては民主政権のやりかたに対して「地元の民意を無視している」と主張しているのが自民党だ。その幹事長が同じ口でこんなことを言う。不可解である。

そもそもが私にとって政治家とは不可解な存在なのだが、一般国民とのセンスの差はやはり気になる。いまさら言うまでもないことだが、民主の方も、小沢氏の問題や鳩山氏の問題に関連した、本人のみならず民主党所属各議員の歯切れの悪さもまたいただけない。

沖縄の基地問題は、終戦以来おきざりにされてきた日米間の大きな懸案事項である。簡単に決着がつく問題でないことは明白だ。なにしろ米国という相手の都合もある。国際問題ならずとも、交渉事であれば相手のことを慮るのは当然のことだ。そればかりか、八ッ場ダムに同じく、一度、自民党政権のもとで合意がなされた事項をひっくり返すとするならば簡単に行くわけがない。

しかしながら、何よりも国政というものは国民に目を向けてなされなければならない。これを前提として考えたい。最終決着がどうなるにせよ、地域住民の意思を無視して国が理不尽な言い分を地域に押し付けるようなことだけは避けていただきたい、切にそう願う。

不可解な発言を繰り返す政治家はまだいい。国家・行政が何やらを計画し、満足な話し合いもせずに地域住民の土地そして生活をとりあげる、そのようなやり方が当然のようになされてきた旧来の政治手法からいまだ離れられないような政治家だけは、ごめんこうむりたいものだ。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/ >

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