[2802] ツイッターやらない宣言!の人は河野太郎を見習え!

投稿:  著者:


《ファミレスの会計でどひょーん!》

■KNNエンパワーメントコラム
 ツイッターやらない宣言!の人は河野太郎を見習え!
 神田敏晶

■クリエイター手抜きプロジェクト[233]ストリートビューもどき編(1)
 360度見渡せる画像を作る
 古籏一浩

■子だくさんIT社長のFileMaker日記[04]
 プロが作るFileMakerソリューション
 茂田カツノリ

■展覧会案内
 第12回亀倉雄策賞受賞記念「デザイン維新だ。浅葉克己展。」

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■KNNエンパワーメントコラム
ツイッターやらない宣言!の人は河野太郎を見習え!

神田敏晶
< https://bn.dgcr.com/archives/20100301140400.html
>
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KNN神田です。

twitterが紹介される時に、よく「140文字のつぶやきミニブログ」とされるけれど、ますます意味がわからなくなる。

すでにtwitterは"つぶやき"でもなく、ミニブログでもない。140文字というところしか意味をなしていない。

そもそも、tweet=[さえずり]を、「つぶやき」と誤訳してしまったことにより、不幸がはじまる。

日本の企業人は、「つぶやき」=暇な人の構図で、「つぶやきブログ」と聞いただけで、拒否反応を示している。しかし、どうやら「つぶやき」ではないらしいと気付きはじめたようで、一度「つぶやき」はやらない、と宣言したもののやらざるを得なくなっている。

衆議院議員の河野太郎氏も、やらないと宣言していたtwitterをおそるおそるトライしはじめている。「これまでツィッターはやらないと行ってきましたが、今日、ブロードバンド推進協議会の新年会で孫正義会長から、ツィッターを一度試してみるべきと説得され、宗旨替えしてみます。」
< >

それでいいのだ。誰も、文句はいわない。むしろ一気にフォロワーが2万5000人以上となれば、メールマガジンやブログに書くよりも影響があることを、ようやく自覚できたようだ
< http://twitter.com/konotarogomame
>

2010年03月、「つぶやき」なんてしないと言ってる人は、これを機会に、アカウントだけでもとってみよう! そうしないと、結局、あとになって長ったらしい、アカウントしかとれなくなってしまう。

これほどのインターネットの、もしかすると最大のチャンス(?)をみすみす逃してしまうのかもしれないからだ。あなたの、本当につまらない意地で...。それは、あまりにも、もったいなさ過ぎる。

河野太郎氏の舌の根も乾かぬ、変わり身の早さを、ぜひマネしよう! 政治家でさえそうなのだから、あなたの「ツイッターやらない宣言」なんて、ちっとも意味がない。

まずは、ツイッターのアカウントをできるだけ短い名前で作りましょう!

少なくとも、ボクはツイッターのアカウントがない人とは連絡がつかなくなりつつあります...。

FAX、電子メール、ホームページ、ブログ、と同じようになくては困るもののひとつとなってきました。

KandaNewsNetwork,Inc.< http://www.knn.com/
>
〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸7-10-12 グランドソレーユ105
KandaNewsNetwork,Inc. 代表取締役 神田敏晶
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226

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■クリエイター手抜きプロジェクト[233]ストリートビューもどき編(1)
360度見渡せる画像を作る

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20100301140300.html
>
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今回は自動化の話ではなく、自分でグーグルストリートビューもどきを作ってみようというネタです。実際に作ってみたのが以下のページにあります。グーグルストリートビューと違って見上げることはできず、左右をぐるりと見渡せるだけのものです。

●Local View
< http://www.openspc2.org/LocalView/
>

グーグルストリートビューには、プライバシーの問題とかいろいろありますが、ここでは怒られない程度にPhotoshopなどで加工する、という前提にしておきます。加工しておくと望ましいものは

・人物(特定できないようにする)
・車(ナンバーが分からないようにする)
・室内が映っていたら消す

といったところです。グーグルでは自動的に処理させているようですが、ここでは手作業で行います(Photoshopでは顔や車のナンバーをピックアップして周辺をぼかす、という事がJavaScriptからはできない。不可能ではないが遅すぎて無理。ちなみにBridgeならピクセルの処理が高速なので可能かも。でも、私には技術がないので無理)。

次に機材ですが、一眼レフに魚眼レンズを付けて撮影するという手もありますが、ここでは先月発売されたSONYのbloggieというデジカメを使います。

●モバイルHDスナップカメラ ブロギー(MHS-PM5K)
< http://www.sony.jp/bloggie/
>
< http://www.sony.jp/bloggie/products/MHS-PM5K/
>

このカメラは付属の360ビデオレンズをくっつけると、360度の画像や映像を写すことができます。映像は、別の機会にやるとして、まずは360度の静止画を撮影してストリートビューもどきを作ります。

この360度の画像ですが、写した状態ではドーナツ型の画像になっています。このため、専用のアプリケーションを使って360度ビデオコンバートする必要があります。映像でなく静止画の場合でも、360度ビデオコンバートを選択します。

すると、横長の360度画像に変換されます。これをそのまま使ってもよいのですが、車のナンバーや人物の顔が特定できてしまうといけません。そこで、画像を縮小することでそれらをわかりにくくします。人物も縮小することで判別が難しくなります(実際には塩尻市には人が歩いていなくて、じっさい一人しか写りませんでした。人物がたくさん写るのは都会だけの話っぽいです)。画像の縮小処理はPhotoshopのバッチ処理で行います。

便利なカメラですが、ひとつ問題があります。それは、GPS機能が内蔵されていないことです。そこで、別途GPS機器を購入するか、GPSが搭載された携帯+サーバーでどうにかするしかありません。幸い手元にはGARMIN社のGPS機があるので、これを使って位置情報を記録します。

以前の連載でも、このGPS機からのデータをIllustratorにプロットしました。今回は座標値だけをピックアップしてテキストファイルに保存します。それが以下のスクリプトになります。PhotoshopでもIllustratorでもESTKでも動作します(旧マクロメディア系のアプリは駄目)。


(function(){
var fileObj = File.openDialog("GPSデータファイル選択してください", "*", false);
if (!fileObj) return;
var savefile = File.saveDialog("保存ファイル名を入れてください");
if (!savefile) return;
if (!fileObj.open("r")) { alert("開けません"); return; }
if (!savefile.open("w")){ alert("保存できません"); return; }
while(!fileObj.eof){
var txt = fileObj.readln();
if (txt.indexOf(" <wpt lat=") == -1) continue;
var s = txt.indexOf('"', 12);
var lat = txt.substring(12, s);
var s = txt.indexOf('lon="')+5;
var e = txt.indexOf('"', s+5);
var lon = txt.substring(s, e);
savefile.writeln(lat+","+lon);
}
savefile.close();
})();


ここでピックアップされた座標データを、そのままJPEG画像ファイル名にします。つまり、以下の座標がピックアップされたとします(緯度経度がカンマ区切り)。

35.9659179,137.8142582
35.9659210,137.8141263
35.9659419,137.8140177
35.9659652,137.8141651

これを、そのままJPEG画像のファイル名にしてしまうわけです。

35.9659179,137.8142582.jpg
35.9659210,137.8141263.jpg
35.9659419,137.8140177.jpg
35.9659652,137.8141651.jpg

360度の画像を表示する時には「緯度,経度.jpg」とすれば、該当する画像が表示されることになります。

次回はブラウザで360度ぐるぐる見渡せるようにしてみます。

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

ここではGPSの緯度経度と写真を関連付けていますが、G社の人から「GPS機の時間と、写真を撮影した時間を関連付けた方が楽」と言われました。確かに緯度経度も一意*だし、撮影時間も一意なので近い時間で関連付けた方が間違いがなさそうです。でも、とりあえず手遅れ(笑)

*他に同じものがない、という意味。英語だとUnique(ユニーク)

毎度おなじみASCII.jpの連載もどうぞ。ほとんど知られていませんが、Bridgeでピクセル処理を行うネタです。PhotoshopでやるよりBridgeでやる方が、ピクセル処理に関しては簡単です。
・Photoshopを超えた!? BridgeとJSで作る画像フィルター
< http://ascii.jp/elem/000/000/500/500608/
>

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■子だくさんIT社長のFileMaker日記[04]
プロが作るFileMakerソリューション

茂田カツノリ
< https://bn.dgcr.com/archives/20100301140200.html
>
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どもー、本号発行時にはカリフォルニア出張中の茂田です。

もうすぐ生後9ヶ月になるうちの第4子はとってもよく笑う。目が合うとニコッとする。とてもかわいいのだった。子育てはどの段階もそれぞれ楽しいけれど、赤ん坊の時期は独特というか特別というか、この時期にしかない楽しみがあるかなと思ったりする。

上の2人はもう小学生で、彼らが大人と同レベルで食べやがるので、ファミレスの会計でどひょーん、となる日々であったりする。

●プロが作るのはデータベースじゃなくく「特定業務専用アプリ」だ

僕が本職にしているFileMakerは、「とっつき」がとても良い。大量のデータを放り込んで検索かけたり、自在にレイアウトして表示して印刷してというくらいであれば、本当に一日くらい練習するだけで作れてしまう。

つまりFileMakerを、データ放り込む入れ物や、ワープロでいう「差し込み印刷」のように、いわば"清書機"としてしか使ってない形だけれど、このくらいでも仕事の効率化には十分寄与する。

もちろんFileMakerの性能はこんなものじゃない。もっと業務の効率化に直接寄与し、いつも使う処理を自動化し、さらに「リレーション」という、紙ベースでは表現できない概念を使った処理も可能になる。

特にプロが作るものは、もっとずっと処理のレベルが高い。処理対象となるデータを最適な形で構築し、単なる「データベース」ではなく「特定業務専用アプリ」と呼べるようなものになる。

もうちょっと具体的に言うと、たとえばメーカーと商品と顧客と担当者のマスターがあって、その中間に取引テーブルを置いてつなげる形としたとする。そうすれば、まず顧客ごとの購入履歴がわかり、メーカーごと商品ごとの売上集計や、担当者ごとの売上や取り扱いメーカー順位などもイッパツで出せるなど、要は多角的にデータを扱えるのだ。

ここで重要なのが、このような多角的なデータ表示や集計において、ユーザ側の操作はせいぜい表示するレイアウトを切り替えるくらいで、データ自体はリアルタイムに自動集計されるような仕組みとなる点だ。正しいリレーションモデルやポータルの活用が理解できれば、こうしたデータ構造の必然性もみえてくるというものだ。

しかし残念ながら、すべてのデータベースにおいてこうした正しい設計がなされているわけではない。FileMakerはとっつきが良く、プロとしての知識がなくても表層的には動くものが作れちゃうので、正確な知識を持たないままお客さんからお金取ってしまっている状況が存在するのも事実だ。

私の会社も、大変恥ずかしながら過去に退社した社員がおかしいものを作ってしまっていて、お客様に平謝りして修正した、という経験はある。お客様側の要求仕様がブレたりが原因のことも多いが、十分に気をつけるよう心がけてはいる。

そこで、FileMakerデータベースとして「こうだったらヤバイ」あるいは開発者について「これができなきゃプロとしてはヤバイ」的なものを、具体的にあげておこう。一般の人からみるとプロはみんなプロだけれど、その中には残念ながら、FileMakerのことを知らない人が混じってしまっているのは、悲しいながら事実なので。

▼繰り返しフィールドを使っている

FileMakerの繰り返しフィールドは禁断の技で、データを入力するものとして原則使ってはいけない。一番簡単な例をあげると、たとえば途中の行を削除したくなったとしても方法がない。たとえば、伝票の細目表示に使うなどはそもそも間違っているので、結果こうした不便が生じるのだ。

▼レコードに展開すべきものをフィールド数増やして対応している

複数の属性を保持させたいからと「カテゴリ1」「カテゴリ2」「カテゴリ3」などとフィールドを増やして対応している例。こうすべき状況もまったくないわけではないが、ほとんどの場合においてリレーションというものを理解できてないがためにこうした構造になってしまっているので、だとしたらかなりヤバイ。

▼スクリプト回してデータ加工をしている

データの集計や加工は、大抵の場合において適切なリレーションと計算フィールドにより実現する形が正しい。しかし、これをちゃんとやるには関数の正確な知識が必要。それがわからなくて、スクリプト回してデータを拾って加工するような作りになっていたら、結構ヤバイと思っていい。

▼FileMakerの素の検索機能を多用させられる

たとえば、商品データベースで目的の商品を探し当てるインターフェースを作る場合、ポータルフィルターなどのテクニックを使うもの。しかし、こうした処理を単なるFileMakerの検索機能だけ使うことを前提とした作りのデータベースは意外と多い。これはプロの仕事とはいえないぞ。

▼実データでリレーションを取っている

これは言語道断。こういうの発見したら開発者に「ここのPK/FKはどれ?」と聞いてみよう。「PKって何ですか」とか言われたら、次に行うべきはその開発者をお帰り口に案内することだ。

▼レコードのプライマリキーにGet(レコードID)を使っている

これも言語道断なんだけど、結構見たことある。理由はそのうちご紹介する。

▼TOG(ティーオージー)のお作法を守っていない

これは専門的な話になるので詳細は別の回に譲るが、FileMakerの技量をはかる明確な指標となる。あなたの会社に来た自称プロがこれを説明できなかったら、やっぱりお引き取り願おう。これは各種ある構築手法のひとつ、とかではなく、FileMakerのプロにとっては最低限の知識だから。

●人を見極めよう

FileMakerについては、その性能を過小評価する嘘がまかり通ってしまっているとは何度か書いているとおり。

先日も「FileMakerの場合は仕様解析が難しく、他人が作ったものの修正は無理」なんていう発言を聞いたのだが、しっかりとお作法に則った設計をしていれば、ほかの人にだってしっかりわかるものになる。逆に設計が悪ければ、どんなツールを使って構築してもダメなものはダメだ。

ほかにも「ファイルが壊れたら修復して使ってください」という、とんでもなく間違った説明をしている人もいるとの噂を聞いた。これはさすがに困るなあ。

もしいまプロに構築を依頼していて、でもちょっと不安だという方、私のほうにデータベースファイルを送っていただければ、簡易レポートと問題点のご指摘をする。私もガキ4人いるんでタダは困るんで、費用も含め相談してほしい。

もちろんもっと詳しい解析や活用法の相談、さらに基本設計の代行からトラブル撲滅もおまかせあれ、である(また宣伝になってしまった)。

FileMakerは仕事のあり方を根本から変える大きな力を持っているから、間違った使い方はしてほしくないとの思いがあるのだ。「見た目動いてればいい」というものじゃ困るから。そういう僕も偉そうなこと言えるのかって指摘はあると思うけど、誰を信じるかはご自分の目を信じ、自分で決めてほしい。それが人生だよね。

【お知らせ:FileMaker講座開催・大阪開催】
今年に入ってから毎月1〜2回は実施している中部・関西でのFileMaker講座。次回は下記内容にて開催となります。詳細およびお申込は下記「株式会社レクレアル」のサイトをご覧ください。

◎LetもEvaluateも語り尽くす!FileMaker関数徹底学習講座(その1:総合編)

FileMakerをしっかり使いこなすためには必須である「関数」を、系列ごとにわけてしっかり学習する講座です。書籍やヘルプだけでは理解しきれない各種関数を、ハンズオンによりしっかり習得します。

日時:2010年3月27日(土)9:30〜18:00
会場:大阪府社会福祉会館(大阪・谷町)
費用:お一人18,000円+税(OSMC会員の方は割引あり)
講師:茂田カツノリ

【しげた・かつのり】FileMaker公認トレーナー/FileMaker認定デベロッパー。株式会社レクレアル代表取締役。例によってTwitter活動により急激に人生が変化し始めてる。特に仕事方面。だけどこれからTwitterやる人もっと増えるだろうから、そうなったらもう遅いかもね。

Twitter(個人用)< http://twitter.com/shigezo
>
FileMaker情報メルマガ配信中!登録は以下で
< http://www.recrear.jp/
>

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■展覧会案内
第12回亀倉雄策賞受賞記念「デザイン維新だ。浅葉克己展。」
< http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_201002/g8_exh_201002.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20100301140100.html
>
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会期:2月22日(月)〜3月26日(金)11:00〜19:00 日祝休
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918)

1997年に急逝したグラフィックデザイナー亀倉雄策の生前の業績をたたえ、グラフィックデザイン界の発展に寄与することを目的として、1999年、亀倉雄策賞が設立されました。この賞の運営と選考は社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が行い、毎年、年鑑『Graphic Design in Japan』出品作品の中から、最も優れた作品に対して贈られます。
第12回となる今回は、浅葉克己氏の、住宅メーカーのデザイン思想のポスター「ミサワ デザイン2009 バウハウス」に決定しました。(略)ミサワホームが1996年に開設した展示スペース「ミサワ バウハウス コレクション」は、1500点におよぶバウハウスコレクションを所蔵しており、今回の受賞作「ミサワ デザイン2009 バウハウス」は、同スペースの協力のもとに制作されたポスターです。この作品は、ミサワホームのデザイン思想を表現したものですが、そのテーマ性、表現力ともに、本賞にふさわしいと評価され、今回の受賞となりました。(サイトより)

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■編集後記(3/1)

・日本雑誌協会の雑誌デジタル配信実証実験に参加した。約1か月のあいだに、支給されたバーチャルマネーで実証実験サイトからコンテンツを購入して読む。あらゆるジャンルの雑誌が参加していて、私も関心のあるもの40冊ほどを選んだ。読むには3つの方法があり、ひとつはおなじみPDF、あとふたつは専用ビューワーだ。2月末にアンケートに答えて終了したが、この実験で知りえた情報等を、公の場で周知させることのないようにというお約束があるので細かなレポートはできない。だが、どうしてもふたつほど触れておきたいことがある。まず、色があまりよくないと感じたデジタル雑誌があったこと。雑誌のレイアウトそのままで、写真が鮮やかなRGBで見えたらデジタル雑誌はどれほど魅力的かと思っていたが期待はずれだった。印刷用のDTPデータのCMYK画像を、元ネタのRGB画像にさしかえるだけでいいのではないかと考えるが違うのか。このへんのワークフローは興味深いので調べてみたい。また、最後のアンケートがかなりの質問量で、答えるのに時間を要したのだが、肝心のデジタル雑誌についての評価項目がないのがおかしい。専用サイトの使い勝手や、PDFや専用ビューワーで見た時の感想などを細かく重点的に問うべきなのに、それらが項目として存在せず、実験参加者が任意で書き込むようになっていた。なにが目的の実験だったんだろうと思う。......って、このふたつの感想を書いてしまうのは守秘義務違反であろうか。(柴田)

・フィギュアスケートは体操とは違うというのはわかった。女子に限らず。技の難易度で大きく加点するのではなく、それぞれの技がどうであるかが優先なのね。点の取れるところだけを押さえてそこを完璧にすると良い。だから繋ぎ複雑にしてミスするより、多少単調でもミスなくスムーズに見えた方が点がとれる。たとえば跳び箱12段を飛べるのが世界に数人しかいないとする。跳び箱は左で踏み切り、大きく弧を描き、足を揃えて着地できるのを理想とし、それから外れれば減点。12段を飛んで、やや弧の大きさが小さくなるより、10段を飛んで、弧が大きく綺麗になる方がいいという競技なんだね。でもたぶん世界中の子供たちが(大人も競技者も)ワオ!と思い、憧れるのは前者だろう。だって飛べる人少ないんだもの。そこに賞賛がないなんてなぁ。真央ちゃんがジャンプしかないっていうなら、わからないこともないんだが、他もきれい。バレエ的に見て、だけど、フィギュアの芸術性にはバレエ的要素は関係ないのかなぁ。アンドゥール(股関節の開き)、軸足が曲がらない、軸足が安定している、柔軟性がある、背中の使われ方(全身が繋がっている)、手の表現力......。軸足が曲がらない=体が引き上げられ、体に軸が出来たまま安定。それを無理な体勢にまでもっていくのって、試してみたらわかるけど難しいよ。ショートプログラムだって真央ちゃんの方が良かったと思う。安藤選手も良かったよなぁ。採点方法をわかった上でオリンピックで成功させた真央ちゃんは凄いなぁ。記憶だけでなく記録にまで残っちゃった! 毎日、伊藤ハムの朝のフレッシュシリーズを食べてるんだけど、これからも食べて、真央ちゃんの悔し涙を思い出すよ。本気で一位を目指しているからこそ泣ける美しさを思い出すよ〜。銀おめでとう!(hammer.mule)
< http://www.itoham.co.jp/product/series/00000002.html
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朝のフレッシュシリーズ
< http://www.itoham.jp/corporate/news/070412.html
> 今は違うのか〜?汗