[3210] Pixlr Expressで簡単に写真を加工してみよう

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,300文字)


《この装丁だったからこそ出会った本》

■気になるデザイン[74]
 気味が悪い......でも惹かれる
 津田淳子

■装飾山イバラ道[93]
 懐かしの「世界の料理ショー」を見る
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[72]
 Pixlr Expressで簡単に写真を加工してみよう
 おかだよういち




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■気になるデザイン[74]
気味が悪い......でも惹かれる

津田淳子
< http://bn.dgcr.com/archives/20120221140300.html >
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先週金曜日に、来月発売の『クリエイターのための法律相談所』という書籍を校了しました。金曜日に校了すると、土日は気分も軽く、開放感あるステキな週末になるのですが、実は携帯が鳴るたびにドキドキ......。

何かデータに不備があったり、仕様確認など、印刷会社から連絡が入ることがあります。自分で対応できることならいいのですが、デザイナーや他の人の手を煩わせることになると、土日はまんじりともしない時間となります。

今回は幸いにもそんな連絡はなかったのですが、家族や友人の電話に、いちいちびくびくする週末でした。

さて、そんな週末に、久しぶりに(といっても一週間ぶりくらい)書店に行き、またジャケ買いをしてしまいました......。レジが済むと荷物の重さに我に返るのですが、書棚を見ているときは興奮してそれどころじゃないんですよねぇ。

ジャケ買いした一冊目は『第五番』(久坂部洋著/幻冬舎/本体1900円)。ブックデザインは鈴木成一デザイン室。
< http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=102497 >

最初に書店で目にしたとき、なんだか水疱瘡のような、ぶつぶつとした感じが少し気味悪く感じました(実は水玉やぶつぶつが苦手で、寒気がするのです)。というのも、子どもの手の写真の上に、白いランダムな大きさのぶつぶつが盛り上がって印刷されているんです(スクリーン印刷で透明インキを厚盛りして印刷している)。

気味が悪い感じがしつつも、少し幅広目の白いきっぱりした帯の潔さ、品のある全体感が気になり購入。

読んでみると、内容は──薬がまったく効かない新病・新型カポジ肉腫が列島に同時多発。一方ウィーンでは天才医師・為頼がWHOの奇妙な関連組織メディカーサから陰謀めいた勧誘を受ける。『無痛』著者の壮大なミステリ──ということで、なるほど新型カポジ肉腫とかウイルスとか、そんなイメージを表していたんだなと納得。

また読んでいる間中、手に表紙のつぶつぶを無意識に感じ、それも物語感を高めている気がしました。気味が悪い感じがありながらも、なるほどと感じさせられたブックデザインでした。

もう一冊は『ピンクとグレー』(加藤シゲアキ著/角川書店/1300円)。ブックデザインは鈴木久美さん(角川書店装丁室)。
< http://www.kadokawa.co.jp/pink-gray/ >

タイトル通り、グレーな地に、ピンクがメインカラーとなった装画が美しいカバー。装画のところどころは、細いラインが(ダイヤモンドの輪郭や時計の針など)金の箔押しになっていて、これがまた美しさを際出させる。

カバーの何とも言えない上質な美しさに加えて、そのカバーをとった表紙もいい。黒ベタの上に、イラストが金色で刷られ、また光の加減で別のイラストが見えるよう、マゼンタ系の透明インキでも刷り重ねられている。うまい。

この本の著者はジャニーズの方らしいのですが、そうしたタレント本(と言っていいのかわからないが)にありがちな、その人を全面に出したり、デザイン過多だったりする本とは一線を画した、本として本当に美しい仕上がりにうっとり。これこそ、この装丁だったからこそ出会った本だろう。

ブックデザインを手がけた鈴木久美さん、お目にかかったことはないが、近年、いいなと思って手にとると、その装丁に名前が記されていることが多い方の一人。他にも『ワン・モア』や『短くて恐ろしいフィルの時代』など、何冊も鈴木さんの手がけた本をジャケ買いしている。

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041100577/dgcrcom-22/ >
『ワン・モア』
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047916447/dgcrcom-22/ >
『短くて恐ろしいフィルの時代』

これからもどんなブックデザインに出会わせてもらえるのかと、楽しみにしているお一人だ。

そうそう、ちょっと宣伝になってしまいますが、最初に書いた『クリエイターのための法律相談所』、こちらは「請求し忘れていたデザイン料は、何年か経つともらえないの?」とか、「データを他に流用されても、文句言えないの?」など、著作権だけでは解決できない(著作権に関する本は何冊か出てるんですが、それだけではどうにも対応できない法律諸問題があるので)法律のことをまとめています。

来月初旬には書店に並ぶと思いますので、黄色い表紙が目についたら、ぜひ手に取ってご覧ください!
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4766123409/dgcrcom-22/ >

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp  twitter: @tsudajunko
デザインのひきだし・制作日記 < http://dhikidashi.exblog.jp/ >

『デザインのひきだし15』は特集記事が3本! 自分で印刷・加工を発注しよう!/デザイン誌・デザイン書編集者が選ぶ2011年ベスト・ブックデザインはこれだ/飛び出す! 動く! 3D印刷A to Z/連動付録も多数収録して好評発売中です。

名久井直子さんがさまざまな本づくりの現場を訪ねた「デザインのひきだし」の連載をまとめた『本づくりの匠たち』、デザイナーの「やりくり上手」の秘密が満載の『予算がなくてもステキなデザインのフライヤー・コレクション』、『装丁道場』『見た目よし! 機能よし! のショッピングバッグコレクション』『グッズづくりのイエローページ』も好評発売中です!

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■装飾山イバラ道[93]
懐かしの「世界の料理ショー」を見る

武田瑛夢
< http://bn.dgcr.com/archives/20120221140200.html >
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最近の私のテレビ録画用HDを圧迫しているのが「世界の料理ショー」だ。昭和世代なら懐かしのあの料理番組。DVDが出たらしかったけれど、購入するまでではないなぁと思っていた。

最近になってCSの番組を次々流して見ていたら、予告編CMにたまたま遭遇し、再放送を録画で見られるならと予約をセットした。「食と旅のフーディーズTV」というチャンネルだ。

・「世界の料理ショー | 食と旅のフーディーズTV」
< http://www.foodiestv.jp/program/index.php?prg_cd=FD00000329 >

「世界の料理ショー」は月曜日から金曜日までの30分番組で、全52話というからすごいボリューム。既に放送は始まっていたけれど、すべての曜日で予約していたら、録画がたまるたまる。

早く見ないなら消すと旦那さんに指摘を受けて、ちょこちょこ見ている。HD画質ではないので他のHD録画よりも圧迫は控えめだ。これからはお風呂で見ようかな。

●久しぶりにグラハム・カーを見る

番組を見始めたら、くるくるとした手描きレタリングの日本語の題字のオープニングが素敵で懐かしかった。紙に書いた文字だけを画面に映す始まり方って、昔はよくあったかもしれない。カナダ放送協会の放映らしい。そういえばそんな感じもする。

大きなテレビで見ると、想像した以上に画質が荒いような気がする。私が小学校へ通い始めたかどうかという頃に見ていた番組なので、記憶はおぼろげだ。観覧客の待つところへグラハム・カーが勢いよく出て来て、おなじみのトークを開始する。

なんだか応援したくなるやんちゃなキャラクターだ。目の前のお客に語りかけたかと思うと、どこにいるのかわからないスタッフのスティーブを罵倒しながら皆を笑わせる。今思えば、スティーブは本当に実在したのだろうかという気さえする。

久々に見るまですっかり忘れていたけれど、最初に本日の料理の見本となる世界各国のレストランで試食する、グラハム・カー夫妻のようすがVTRで流れるようだ。意外に手間とお金がかかった構成なのかもしれない。私から見ると「なんで奥さんまで?」と思ってしまうけれど、それは外国だと普通なのかな。とにかくすごく幸せそうな仕事だ。

●スタイルの完成度

さすがに当時大人気だったのも納得のエンターテイメント番組で、最初の小話も時には小道具まで使ってのサービスぶりだ。グラハム・カーは料理研究家なのに話芸もすごい。

残念ながら、あちら風のウィットに飛んだ話は私にはどうしてもわからなくて笑えないものもあるけれど、観客は大喜びだ。子供の頃にこれが理解できたとは思えないので、きっと雰囲気で笑っていたのだろう。

昭和の子供の頃見た当初の記憶だと、見たこともないような大きな肉の塊や、珍しい食材を大鍋に入れてはオーブンへズドーン! とセットして完成していく料理。オレンジや黄色の鮮やかなお鍋に手でひねる大きな胡椒ひき(ペッパーミル)。

とにかく豪快なイメージだったけれど、平成の今に見ると、オーブンも胡椒ひきも当たり前だし、肉の塊の大きさも最近の料理番組ならよく見るものに思える。それだけ現代の日本の食が欧米化されて、一般的になったということか。

ネクタイにシャツという格好で料理を作り、お決まりのお酒を飲んでの休憩、最後には自分で目を細めて本当においしそうに食べる。そして観覧客からラッキーな一人だけを選んで、手をひいてきて食べさせるのがクライマックス。

選ぶのは美女が多いけれど、おじさんやおばあさんの時もあって、けっこう気を使っているみたい。この番組スタイルのワンパターンに徹底しているからこそ、見ている方は安心して満足できるのかもしれない。

ぶっきらぼうに素材を並べてオーブンに入れたら、美しく並んで焼き上がったのが出て来たりするのはご愛嬌で、料理番組の基本のすべてが入っていると思える完成度の番組だと思う。その後の日本の料理番組がどれほどこの番組から影響を受けたのかが想像できるし、良いものはいつまでも色褪せないものだ。

●その後の「世界の料理ショー」

Wikipediaを見ていたら、「世界の料理ショー」は1968年の放送開始から約3年後に、カー夫妻が交通事故で大怪我を負ったために番組が打ち切られたとあってショックだった。

しかし、その後の1990年代に「新・世界の料理ショー」で再び復活したそうで、WEBで動画を探したらそこに元気なグラハム・カーの姿を見て安心した。ダンディでこの頃の方が私は好みである。昔とは打って変わってヘルシー料理を紹介する番組となり、彼らしい軽快な語り口で料理していた。

フーディーズTVの「世界の料理ショー」では、声が黒沢良の吹き替えで素晴らしい。当時の声優は3人程いたようだ。グラハム・カーがあの速さで(あの口の悪さで)次から次へとしゃべるのを、どうやったらあれほど絶妙に吹き替えられるのか不思議でならない。

「何言ってんだぁ、このスットコドッコイっ!ってね。」などは英語でもそんなようなことを言ってるんだろうけれど(?)、すごい雰囲気翻訳なのかな。この番組だけは字幕放送があったとしても、きっと吹き替えを選ぶと思う。

いや本当は、英語そのままでまるまる理解できたらよかったなと思う。早口の英語ジョークを同じタイミングで笑う、これができればそれが最高だろうな。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

バレンタインデーのために伊勢丹へ行ったら、女子のすごい人だかりで大変だった。結局、いちご売り場にあった「電子レンジで溶かせるチョコフォンデュ」というのを買った。レンジで溶かしたら生のヘタ付きいちごをディップして、そのまま食べると熱々チョコフォンデュで、冷ますといちごチョコになるというもの。バナナと種抜きプルーンもディップしたらおいしかった。ただこれだけ簡単なのを買ったのに、テーブルがチョコで汚れたのが自分でも不思議だ。

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■おかだの光画部トーク[72]
Pixlr Expressで簡単に写真を加工してみよう

おかだよういち
< http://bn.dgcr.com/archives/20120221140100.html >
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しばらくNEX-5Nの話題が続きましたが、ユーザー以外の人はあまり面白くないと思いますので、レビューの続きはまた追々ということで、今回は多くのみなさんが楽しめそうなWebアプリをご紹介。

iPhoneやAndroid端末で気軽に写真を撮って、その場で加工して、FacebookやTwitterなどを使って、その場でネットにアップして仲間と共有。なんてことがもう日々あたりまえになっていると思います。

iPhoneで人気の「Instagram」は、正方形のスクエアフォーマットの写真を、ちょっとレトロな味付けで加工して、共有したり、ここからFacebookやTwitterやFlickrに同時に共有する写真共有アプリです。
< http://itunes.apple.com/jp/app/instagram/id389801252?mt=8 >

※Android版も開発中というニュースも出ています。
< http://japan.cnet.com/news/service/35011578/ >

また、Instagramの画像エフェクトとフレームだけでは物足りない人には、「Instaplus」も大人気です。
< http://itunes.apple.com/jp/app/instaplus-mouchotto-liangikamerawoinstagramni/id448121202?mt=8 >

これらiPhoneで簡単に加工してすぐにネットで共有が普通になると、MacやWindowsなどのデスクトップでちょっと写真を加工してFacebookにアップしようと思った時に、いちいちPhotoshopを起動して加工するのもめんどうだし、だからと言って、iPhoneで開いて加工して、というのもちょっと違う気がします(iCloudのフォトストリームを使っていれば、写真をMac→iPhoneもあまり気にならないかもしれませんが)。

そこで、こんなWebアプリはどうでしょう?
「Pixlr Express」
< http://pixlr.com/express/ >

ブラウザ上でとっても簡単に写真を加工できます。加工といっても、合成や切り抜きなど複雑なものではなく、トリミングや角度調整、色調整など基本的なことです。ネットで共有する前処理くらいの加工はこれで充分だと思います。

さらに先程のiPhoneアプリのような、さまざまなエフェクトやフレームがたくさん用意されていますので、デスクトップでInstagram風に加工して、Facebookにアップロードなんてことは簡単にできてしまいますよ。

まず、Pixlr Expressにアクセス。
< http://flic.kr/p/bwKnhg >

中央にアイコンが並ぶ画面が表示されます。左から、PC内の画像を選ぶ、ネット上にある画像のURLを入力して選ぶ、Webカメラで撮影した画像を使う、の3択から加工する画像を選びます。ここではPC内の画像を選びました。アップロードされると画像とシンプルなメニューが表示されます。
< http://flic.kr/p/bwKnB6 >

フィギュアが少し傾いているのでRotateを選んでまっすぐにしてみましょう。
< http://flic.kr/p/bwKnUi >

Rotateをクリックすると、下部中央に調整レバーが表示されるので、マウスで左右に動かして調整します。グリッドが表示されるのでわかりやすいですね。調整できたら右側のApplyをクリックして確定します。
< http://flic.kr/p/bwKo3k >

次にInstagram風にスクエアにトリミングしてみましょう。一番右のCropをクリック。
< http://flic.kr/p/bwKodT >

下部中央に出てきたパネルから、1:1を選ぶと正方形のグリッドが表示されます。マウスで好きな位置に調整してApplyをクリック。
< http://flic.kr/p/bwKom4 >

Colorを選択して、ちょっと鮮やかな色味にしてみましょう。
< http://flic.kr/p/bwKowK >

彩度のレバーを動かして設定します。
< http://flic.kr/p/bwKoEk >

その他の項目も見てみましょう。Effectをクリックすると...
< http://flic.kr/p/bwKpbz >

何種類かのエフェクトが選択できます。その中からひとつ選んでクリックすると、更に詳細のエフェクトが表示され、適応量も調整できます。
< http://flic.kr/p/bwKpnF >

ひとつレトロっぽいのを選んでみました。
< http://flic.kr/p/bwKpyF >

好みではなければ、右側のCancelをクリックすれば直前の画像に戻ります。

Overlayはどんなのか見てみましょう。
< http://flic.kr/p/bwKpGe >

何やらいっぱい選択肢が出てきました。幾何学模様などを重ねて面白い絵を作ることもできそうです。
< http://flic.kr/p/bwKpQn >

星がいっぱいの画像を重ねてみました。
< http://flic.kr/p/bwKpYr >

いまいちなので、Cancelして背景で光がキラキラしているものを選びました。
< http://flic.kr/p/bwKqqi >

次は一番左のText。
< http://flic.kr/p/bwKqxp >

何種類か表示される中からフォントを選択。
< http://flic.kr/p/bwKqDP >

文字を打つとボックス内に表示されます。マウスでボックスを移動させたり、拡大縮小、角度調整などできるので適当なところに配置します。
< http://flic.kr/p/bwKqLt >

最後にBorder。フレームと同じですね。
< http://flic.kr/p/bwKr54 >

DefaultからSmokeを選びました。
< http://flic.kr/p/bwKrcB >

これで確定であれば右上のSaveをクリック。
< http://flic.kr/p/bwKrse >

すると画像を保存する画面になりますので、適当な名前を付けて、再度SaveをクリックしてPC内に保存します。
< http://flic.kr/p/bwKrC6 >

こんなことが、ブラウザでサクサクできるなんて凄い時代ですよね。PCに取り込んであるデジカメの画像を、ちょこっとiPhoneアプリ風に加工して楽しむには、こんなWebアプリを使ってみるのはどうでしょうか。

【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.com/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41 >

先週末は岡山と大阪でa-blog cmsの勉強会を開催しました。今週末は高松のCSS Niteに参加してきます。うどんをいっぱい食べてきます!

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■編集後記(02/21)

・夢枕獏「秘帖・源氏物語 翁-OKINA」を読む(角川書店、2011)。あとがきのタイトルが「すみませんが傑作です」とある。自作を傑作だとぬけぬけと3回も書くんだから、無邪気というか自信過剰というか、なんともはや(いつものことだが)。主役の光の君(もちろん光源氏)は物の怪を感知し、森羅万象に通じた怖いくらい美貌の貴公子である。登場するのは光の君、葵の上、六条御息所、夕顔、頭中将くらいだ。そこになんと蘆屋道満が加わる。これでは「源氏物語」というより「陰陽師」である。光の君の子を腹に宿す葵の上に何ものかが憑く。賀茂祭で六条御息所との車争いのあった日の晩からである。この有名なエピソードが始めにくるからには、六条御息所の怨霊話かと思ったが違っていた。憑いたのは異国の禍神であるらしく、光の君と道満にふたつの謎々を出す。300ページを超えるが、例によって改行と会話が多いので文字の密度は高くない。日曜日の午後の日溜まりであっさり読了。あとがきで書いているが、この物語の構造は光の君と道満が古代史をめぐる謎解きの旅である。古代エジプト、ギリシア、唐と神話をたずねて旅する案内人が道満でメフィストフェレス役、光の君がファウスト役となる。二人の会話のテンポが快い。謎々は解けるのか。憑きものの正体を突き止められるのか。二人が太秦寺に乗り込んで、座主と神職と対決する場面はスリリングだ。これは有名な「広隆寺=キリスト経の寺」説である。そして予想通り因果応報の結末に至る。おもしろい旅だった。/センター試験「日本史B」は手も足も出ずに撃沈された。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041100585/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー5件)

・海外の履歴書の画像を見た。なんて個性的なんだろう。日本ならフォーマットが決まっていて、中身で勝負だが、デザイン性に富む海外の履歴書なら、中身がちょっと弱くても面接にこぎ着けることはできるかもしれない。/iPhone3GSから4Sにして、スペックがあがり、ガワは変わったけれど、並んでいるアプリが同じで(復元させているので当たり前)新鮮味に欠けた。なんのかんのいいつつ、アプリで数万は使っているし、AndroidやWindowsPhoneへの移行はハードルが高くなりがち。/学生さんはスマホが増えているように思う。今までガラケー......フィーチャーフォンを使っていて、不満のない人ならそのまま使い続けて不思議はない。スマホに変える理由がないもの。でも、たとえばダイエットや美容関係に特化したものなら気になる人はいると思う。でもダイエットしてます、美容気になってますと人には見せたくないから、健康というカモフラージュも用意して。女性向け雑誌やサイトと提携したら、広告配信できるかも。通常ニュースと同時に、毎日素敵なコーディネートを見せるとか、新製品情報を出すとか。ショップカードやポイントカードは持ち歩かなくてもこのスマホで代用できるように。で、毎月の支払いはフィーチャーフォン以下に。最初に推奨アプリ(本当にいいものを。しがらみでてきとーに選ばない)を入れておくとか。活動量計、食事記録(カロリー自動計算つきで、写真はFacebookやTwitter、blogにすぐにあげられる)、推奨レシピ(と自分のレシピ記録も。これまたFBなどと連携)、ヨガにピラティス、ストレッチにマッサージ、ネイルや化粧法、手芸動画に、持っている服の記録とコーディネート、ショップ記録に体調記録に金銭出納、習慣管理......と書きはじめて、ニンテンドー3DSって凄いなぁと思考が飛んだ。(hammer.mule)
< http://mamesoku.com/archives/3293723.html >
海外の履歴書って手が込みすぎだろ
< http://mamesoku.com/archives/3287456.html >
WindowsPhone使っているけど質問ある?
< http://sierblog.com/archives/1597520.html >
「女性の多くがガラケー使用。スマホを買わせるには...どうすればいい?」
...男ばかりの"女子スマホ"開発チーム