more READ, more MESS!![01]自費出版レーベル「MESS」の始まり/宮崎希沙

投稿:  著者:  読了時間:3分(本文:約1,300文字)


初めまして。MESSという自費出版レーベルを主宰している、宮崎希沙と申します。主宰と言っても、私一人が個人でやっているレーベルですが......。

MESSでは、良質な作品をてがけているアーティストをサポートし、自分が編集者兼デザイナーの立場になって、それらをレーベルから出版し販売するところまでを行っています。

出版物はすべて、形態もジャンルも部数もバラバラ。それらにはこだわらず、出したい本を作ろうという思いから、レーベル名のMESSは、ごちゃまぜ、めちゃくちゃ、でこぼこといった意味を持っています。

アーティストたちと綿密なコミュニケーションを重ね、彼らが提示した限られた予算の中で、彼ら自身も納得できる形を作り出し、デザインや装丁、制作方法、発行部数を相談のうえ決定します。

いまのところ利益はゼロ、超少部数、何でこんなことしてるの? と言いますと、何よりも本が好きだから。好きな本を、かっこいいアーティストと共に作って、好きな場所で売りたい! という衝動だけなのです。

始めるきっかけは、美術大学の卒業制作でした。デザイン学科でグラフィック/エディトリアルデザインを学んでいた私は、何かひとつの作品を"課題"として提出するだけのことに不満を何となく感じていました。なんというか、物足りない! という気持ち。




本を作りたい、本である以上はたくさんの人に読んでもらいたい、売値を付けられるまでのしっかりしたものを作って販売した方がいいんじゃない? という思いつきから始まりました。

私自身はアーティストではなくデザイナー志望なので、身の回りやそのまた周辺にいる真剣にものを作っている同世代のアーティストや、何かしらの形で本を作りたいと思っている人と一緒にやれたら最高に面白いのではないかという、これまた思いつきです。

元々、yakk < http://yakkblog.blogspot.jp/ > というグループでzineと呼ばれる小冊子(手作業で簡単に作るミニコミのこと)を作る活動をしていて、その冊子を4冊セットパックにしたものを色々なお店に卸して販売してもらっていたので、委託販売って意外と出来るし、場所によっては100冊は売れる! という確信がありました。

ある程度のそういった知識があったことから、見切り発車気味に、このプロジェクトをスタートさせたのです。実際にはいろいろな困難や、思いがけない発見などがありました。それらを、これからレポートしていきたいと思います。

【宮崎希沙】グラフィックデザイナー
自費出版レーベルMESS主催
< http://mess-pressed.com/ >
< http://d.hatena.ne.jp/december_girl/ >

あと数日で大学を卒業します。といっても、ほぼ真面目に行ってなかったんですが。そして、かなり遅いですが絶賛求職中(!?)。食いぶちを稼ぐために必死です。カレーマニアでもある私が、現在アルバイトしているのは新宿の「草枕」。非常に美味しいスパイシースープカレーです。ぜひ食べに来てください。最近観た映画は「TIME」「BIG BOUNCE」「カイジ」「ゲルマニウムの夜」。
草枕 < http://currykusa.com/ >