[3304] いまさらですが、ライオンってどうなん?

投稿:  著者:  読了時間:15分(本文:約7,100文字)


《Macやネットがない頃どうやって暮らしてたんだろ?》

■Dの憂鬱[13]
 いまさらですが、ライオンってどうなん?
 笠居トシヒロ

■グラフィック薄氷大魔王[310]
 Mac導入20周年、右向き左向き
 吉井 宏




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Dの憂鬱[13]
いまさらですが、ライオンってどうなん?

笠居トシヒロ
< http://bn.dgcr.com/archives/20120718140200.html >
───────────────────────────────────
まいど、笠居です。梅雨なんだか明けたんだかわかんない気候だと思ってたら、九州地方は大雨洪水とか。。。お見舞い申し上げます。m(_ _)m

ところで、前回のテキストで、Mac miniを買ったというお話をさせてもらいました。なんでiMacじゃないのか、の答えとしてもう一つ書き忘れてましたが、CPUとディスプレイが一体だと、マシンを買い換える際にも両方いっぺんに、って話になっちゃうんですよね。実際、CPUよりもディスプレイのほうが寿命長いです。

CPUは故障しなくても、スペックが古くなると、OSやアプリの負荷に耐えられなくなってくるので、まぁ保って3年だと思ってます。が、ディスプレイは壊れない限り使い続けられますもんね。

ちなみに現在、先日買ったThunderbolt27インチの他に使っているディスプレイは、cinemaの23インチと、DELLの24インチですが、こいつら買ったのは2005年の夏から秋にかけてだったので、かれこれ7年使ってるわけです(さすがにcinemaのほうは色ムラが出てきてるんで、サブモニタにしか使えませんが)。

その間にCPUのほうは、Mac/Winとりまぜ3台変わってますから、両方いっぺんにだったらえらいことです。

さて、その新しいMac miniですが、今のところSnowLeopard(10.6.8)で動かしてます。当然、購入時に載っかってたのは、Lion(10.7)でして、Macってのは購入した時に付属してるものより古いOSは(マイナーバージョンであっても)インストール出来ない仕様になっとります。

じゃぁどうやってんの? ってが興味ある方もいらっしゃるでしょう。確かに「OSのリリースよりも後で発売されたマシン」だとまったく無理なんですが、幸いなことにMac mini(mid 2011)は、CPUのほうがLionのリリースより先に発売されてます。

なので「SnowLeopardで動く資質だけは持っている」んですね。よって、あとは「いかにしてSnowLeopardをインストールするか」だけです。

ネットを徘徊してみると、ここで色々悩む方が多いようですが、じつは話は簡単で、「別のもっと古いマシンでSnowLeopardをインストールしたHDDと、元のHDDを入れ替える」だけです。まぁ、オレの場合はSSDに入れた、というかMacProに積んでいたSSDをそのまま移植しただけなんですがw。マシン発売時点のバージョンまでOSアップデートしてあれば、まず動きます。

なんでそんなに古いOSにこだわるのか、と申しますと、現在出向中の会社の社内LANに繋ぐためには、CiscoのVPNクライアントを使わねばならんのですが、これがLionでは動かないんですよね。

MacOS標準のVPN接続が使えれば話は早いんですが、サーバ側の事情でこれだとエラーが出てつながらない。。orz というわけで、Lionにアップデートが出来ないという、悲しい事情があるわけなんです。

あと、このSSDには、ParallelsでWinXPを突っ込んであるので、そのままの環境をMac miniに移行したかった、というのもあります。

インストールし直してもいいんですが、Windowsってハードが変わると、また認証しなおしでめんどくさいじゃないですか。Parallelsに入れたものをストレージごと移動なら、ハード環境が変わったって認識にはならないっぽいので、そのまんま使えるんですわ。

というわけで、SnowLeopard入りのSSDをMac miniに突っ込んだわけですが、元のHDDもちゃんと上部のベイに入れて残してあります。Mac miniに2基のストレージ突っ込むのは、ホントは完全にバラさなきゃいけないので面倒なんですが、「上部ベイに入れたHDDを固定しない」というアラワザを使って簡単に済ませましたw。

参考:
< http://www.milehigh.sakura.ne.jp/mini/35_mounter/mounter.html >

この上部ベイに移動させた「元のHDD」には、当然のことながらLionさんが残っています。てことで、仕事とは関係なく、ひととおりLionを触ってみることにしました。

と、ここまで書いて諸事情のためライオンに触れなくなっちゃいました。( ゚ρ゚ )アゥー

※上記までは、実は先々週書き連ねてた。

大変申し訳ないんですが、やっぱりライオンはスキップして、山ライオンが出てから続きを書くことにします。

ゴメンナサイ!

【笠居 トシヒロ/WEBディレクター、デジハリ大学院客員教授、京都嵯峨芸術大学講師】
< http://www.mad-c.com/ > < kasai@mad-c.com >

完全に1日原稿の締め切りを忘れてました。。。m(_ _)m 
中途半端なテキストでゴメンナサイ。。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■グラフィック薄氷大魔王[310]
Mac導入20周年、右向き左向き

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20120718140100.html >
───────────────────────────────────

●祝! Mac導入20周年

今月、Mac導入20周年。日付が1992年6月16日の見積もり書FAXが残ってます。実際に届いたのがいつなのか不明だけど、7月前半だったはず。

その半年前まで住んでた田町の駅の近くに、Appleの小さいショールームがあった。すごいおしゃれで高級っぽく見え、あこがれてました。何度かそこで見せてもらったこともありますけど、なにしろ独立一年目の僕には現実的な値段ではなく「自前でMacを買う」なんてぜんぜん思ってなかったです。

Photoshopで部分的にブラシでコピーできる機能を見せてもらった。絵具で描いたマチエールをスキャンしておき、部分的にコピーして構成すれば、アナログと見た目が変わらない絵をMacで描けるかも? なんて考えてました。

その後、パッケージデザインの仕事でややこしい曲線で構成されたロゴのラフを提出したとき、「時間がないのでこちらでトレースしておきます」って言われて帰ったら、もう仕上がったロゴの確認がFAXで届いてた。ロットリングで描くには丸一日かかると思ってたのに!

こりゃムリしてもMacを入れないとマズい。置いてかれる! と焦り、急遽5年リースで導入を決めたのでした。ちょうどMacintosh IIciが大幅値下げする直前でした。見積もりとかしてる間に値下げ発表があったのです。ここでハードルがかなり下がってMac普及が進んだんだろうと思います。

揃えたのは、Macintosh IIciと4MBのメモリー拡張キット、フルカラーにするディスプレイカード(これが異様に高かった!)、13インチモニター。3色カラーのプリンタ、スキャナ、MOドライブ(これもびっくりするほど高価)、WACOMの12インチタブレットとペン、Photoshop2.0とQuark Expressなどソフト数本。Illustratorはなぜか販売店が勝手にサービスでインストールしてくれてた。当時はそんな風だったようです。もちろん後で購入しましたよ。

しかし、届いて一時間後には後悔。こんなわけわからん高価なもん、これから5年も払い続けなきゃならないのか、どうしよ〜〜〜。って。

販売店の人が「大丈夫、半年もしたら私たちより使いこなすようになりますから」って。そのときはまさかと思ったけど、半年経ってみると確かに当たってた。仕事で使ってるとすぐ詳しくなりますね。なるほど〜。

それでも一〜二か月くらいときどきいじっては途方に暮れる感じが続いてたけど、「明日中にパッケージのカンプのバリエーションを10案提出!」っていう、Macを使わないと絶体絶命な事態。むずかしそうで避けていたIllustratorを本気で使ったら、あっさり使えるようになっちゃった。苦手意識を脱出! Mac、役に立ちそうじゃん!

Photoshopで絵を描こうとしたけど、思うように描けずあきらめかけてたのですが、その年の10月にPainterが出て飛びつき、後はもうフルスロットル!

パソコン通信を始めたのが94年後半だったかな、遅いですね。特に必要を感じなかったし、ウイルスがコワイとかなんとか、要するに勝手がわからなくて面倒だっただけ。すぐインターネットの時代が始まります。

Mac20年。それ以前がどんなだったか思い出すのに一苦労な感じ。Macやネットがなくてどうやって暮らしてたんだろ?

●右向き左向き

先週のまつむらさんの「肖像画が左向きが多い? 件」に関連して。自分の作品で考えてみると、単品としてのイラストやキャラクター作品は左向きが圧倒的に多い。っていうか、多いなんてもんじゃなく、正面向きが少数ある以外はほぼ全部が左向き。どちら向きが描きやすいかといえば左向きだし、まつむらさんが書いているとおり、左上の光源を想定して陰影描写する都合上、左向きが都合がいいんです。

3DCGに移行した頃、描きやすいかどうかによる左右の向きが関係ないことに気づいたとき、それでもやはり左向きがなんとなく自然に感じた。左右どちら向きにするのに「明確な根拠」がないならどちらかに統一しておこうってことで、左向きばかりになりました。

ところで、「デッサンの狂いを左右反転で確認」について。アナログで描いてた頃も紙なら透かして裏から見る、イラストボードなら鏡で反転して見る、ってことをやってきました。何気なしに描いた顔などを左右反転してみると、ギョッとするほど歪んでることがあります。何度も左右反転して確認・修正したりしてました。

「左右反転して見た絵が、他人が見たのと同じ本当の客観視」って説が有力なようです。ただ、自分以外の他人が見るとあんまり違和感ないという説も。実際のところ、世の中の絵を見て明らかに不自然に歪んでるものってあまり見ない。左右の目の高さがちぐはぐって思うことあるけど、それがイヤな感じがするかといえば、そうじゃなかったりするし。

おそらく、自分の視覚認知のクセが左右反転することで二倍に増幅されて感じるんじゃないかと。他人の視覚認識のクセなんてわからないから、正でも逆でも増幅されず、変とは思わないんじゃないかと。

なので、あまり神経質に反転して確認する必要ないかも。まあ、そうだったらいいんだけどなという仮説でした〜。

●「アプリ」と「ソフト」

「アプリ」って言葉が出てきてから「ソフト」って使いにくくなった気がする。「3DCGソフト、画像処理ソフト」対「3DCGアプリ、画像処理アプリ」。ソフトは本格的アプリケーションで、アプリは軽いユーティリティみたいに思えるけど、「Application Software」だからどちらも同じで略しかたの違いだけかも。

ソフトって言い方は日本語だけみたいですね。3DCG Programって言うみたい。さらに、英語での略はAppなのに、日本語での略はアプリ。っていう混乱の元も定着しちゃってたり。

他にも、日本で言うところの「CG・コンピュータグラフィック」は英語では通じないって件。「Computer Graphic」のCGと、「Computer Generated Image」のCGIと混じって混乱。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

Dropbox、いつも50GBの容量ギリギリで中身整理とか圧縮とかしてましたが、先日なんと! 料金そのままで100GBに容量倍増! ありがたや〜。残り55GBもある。で、25GBの頃からの初期ユーザーに永久に無料というプレゼント。すごい会社だなあ。

●iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」ver.2.0がリリースされました。
「長押しロール」のオン・オフ切り替えスイッチを追加しました。
「オフ」ではレスポンスが速くなるので、素早い演奏が可能になりました。
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >
●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(07/18)

●三橋貴明・中野剛志の対談集「売国奴に告ぐ! いま日本に迫る危機の正体」を読む(2012、徳間書店)。この本の目的は、現在の日本に蔓延している「構造改革」「グローバリズム」「増税」「政治主導」「TPP」などに関する情報のウソや歪みを暴き、どのデタラメの元凶を追及し、その歪みを解きほぐすことにある。著者の二人はレッテル貼りされても挫けずに、売国奴(間違っている連中)を容赦なく糾弾する。二人の主張はすべて公開情報をもとに組み立てられている。わかりやすく、そして説得力がある。

「売国奴」とはなんとも不穏な言葉だが、それは間違った経済政策で日本をデフレに導いてきたエリートたち(政治家、官僚、経済学者そしてマス・メディア)を指す。諸悪の根源であるデフレに対し、あろうことかグローバル化や構造改革というデフレを加速させる政策を推進し、当然今日のような惨状を招いているのにもかかわらず、まったく反省しないバカである。日本人が内向きだから、既得権益が守られているから、少子高齢化が進んでいるからなどとうそぶき、挙句の果てに「平成の開国」だとか「税と社会保障の一体化」だといった美辞麗句で、さらにさらにデフレ政策を推進する、世界最低水準の出鱈目エリートたちのことである。

何があっても意見を変えない売国奴たちを説得するのは時間のムダ。こうなったら覚悟を決めて連中を叩き潰していくしかない。「彼らとわたりあううえで一番いいのは、彼らをバカにすることだと思っています。(略)それを繰り返すことで、増税論者や構造改革論者に対して『あいつら、バカなんじゃないの?』という空気をつくっていくのが、一番早いと思います。あの人達は批判されるのは堪えられるかもしれないけど、バカにされて爆笑されるんは絶対に耐えられない。だから、彼らを嘲笑しましょう。悪魔は笑われることを一番恐れると言いますしね」と三橋。この二人は、議論を見ている国民に期待している。バカエリートどもを笑い倒して、われわれ国民が日本を変えよう。売国奴一覧表があればなおよかったけど。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198633592/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー24件)

●(続き)「久しぶりの宝塚とかで、気合い入れておしゃれしてきたんとちゃうか」「うん、そんな感じやなぁ」「それで下着見せてしまうなんて......行ってくる」「や、やめとき。だって指摘されてもどうしようもないやん」「いや、私ならどっかでお尻まで隠れる上着買うわ」「うーん、そやなぁ」と話し合っているうちに彼女らの姿は見えなくなっていた。劇場で会ったら言おうと友人と約束をしたが、二度と会わなかった。会う人とは何度でも会うんだけどな。

開演前にトイレに行き、ふとひらめき、出てすぐに友人に言う。「上着買わなくてもええんや、下着買えばええねん、ベージュの!」「ほんまや! ......ってずっと考えてたん?」「いや、トイレってひらめくやん。ひきずってたわけやないで」「私は言うてあげたら良かったなぁって後悔しててん」「親切心で伝えて、これはわざとです、とか言われてもええやん。もう私ら世間ではおばちゃんやで。一人だと傷つくかもしれへんけど、二人おったら、なによー、親切心で言ったのにねぇって愚痴りながら、甘いもの食べに行ったらええねん。前にスカートの裾があがってるのを、見知らぬおばちゃんに指摘されて感謝したことあってん。おばちゃんにはおばちゃんの良さがあるねん、ずーずーしくなって、知らない人にだって言うたらええねん」「そういえば私も前、見知らぬおばちゃんに〜」と話が弾み、また同じようなことがあったら言おうと約束した。

ちょっと脚色入ってるけど、ほぼこんな感じ。そして「なんでピンクをはいてきてしまったんやろなぁ......」「そやなぁ......」「だいたい、透けるようなスカートを売るなっちゅーねん」「そやそや、どんな店やねん」という流れに。気合い入れたためのパーティー用服だったのかも。初夏の日差しには負けちゃうよね。上着、下着の購入までは思いついたが、スカートそのものを買う案は出てこなかったな、そういや。(hammer.mule)

< http://ippo-100.com/ >
はじめの一歩、100巻発売記念サイト