[3630] 仮想世界で動くリアルマネー

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,000文字)


《オイラの底辺は越路吹雪》

■アナログステージ[110]
 仮想世界で動くリアルマネー
 べちおサマンサ

■Take IT Easy![04]
 モードを意識させるインターフェース
 若林健一 / kwaka1208

■どうしたらできるかな?[step:14]
 「ホームページ」の作成に着手
 平山遵子


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■アナログステージ[110]
仮想世界で動くリアルマネー

べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20140204140300.html >
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昨年の9月からハマりにハマって、デジクリの後記でも、進行状況を綴ったりなど、SEGAのバーチャファイターシリーズ以来にツボったゲーム「黒猫のウィズ」。ゲームを始めてから早半年を迎えようとしておりますが、ここにきて、運営サイドが打ち出している、よく分からないゲームの方向性にウンザリしてきた。

黒猫のウィズ(以下、ウィズ)で遊んでいないかたには、なんの話しなのかサッパリとチンプーなネタになってしまうが、なにも、ウィズだけではなく、これからも続々とリリースされるであろう、または既にリリースされてヒットしているスマホゲームにも当てはまることなので、自分への戒めを含めてまとめてみたい。

今回は運営批判とかゲーム批判など、そういう類ではありませんです。参考までに、オイラがウィズを遊びはじめた当初に、デジクリで書いたコラム。いま読み返すと、ピュアに遊べていたことがよく分かる。たった半年前なのに、ここまで別のゲームに変貌(?)するとは……。

・[104]中年がゲームで喜怒哀楽を表現して何が悪い
< http://bn.dgcr.com/archives/20130917140300.html >

●「行き詰まり」を見事にプレイヤーに感じさせたゲーム

昨年の12月頃、ゲーム内でのイベントが多発し、同時進行でイベントを進める場面があった。所詮はゲームなので、イベントを同時に進めようが、イベントには触れずに、通常クエストを淡々と進めるようが、プレイヤーの遊びかたの自由。また、課金して新カードをゲットするのも、無課金でマッタリと遊ぶのも、プレイヤーの自由。遊びかたは人それぞれ。

イベント多発前から、新キャラ(カード)のリリース量もペースも凄まじいものがあり、ある程度までゲームを進めているプレイヤーなら、喉から十二指腸が出るくらい欲しいステータスのカードばかり。そこに追い討ちをかけるかのように、「クリスマス期間限定」という、日本人が大好きな煽りとともに、ゲームバランスをブチ壊すかのような、高スペックカードが続々リリース。

イベントも難易度が高くなるにつれ、高スペックのカードを手持ちで持っていないと、なかなか攻略できないのは、ウィズだけに限ったことではないけれど、ウィズの場合は、「○○を持っていないと、ノーコン(ノーコンティニュー)でクリアするのはムリ」といった、肝心のゲームバランスが、一枚のカードのために崩れ始めてきた。

イベントだけに限らず、通常クエストでもその流れは同じで、無課金でのんびりと楽しんでいるヒトも、いつかは課金しないとゲームが進められない状況になってしまっており、ウィズのリリース当初から無課金で楽しんでいたプレイヤーも、この『課金しないと先に進めない』システムを察知したのか、急な(新しくリリースされるカードステータスの)インフレについていけなくなってしまったのか、ゲームから離れていってしまっている。

現にいま、オイラがウィズをやり始めた頃に相互フォローしたヒトの8割以上は、昨年12月頃にみた、当時のステータスのまま。分かりやすく謂うと、ウィズから離れてしまったということだ。離れたヒトの殆どが、予測でしかないけれど、無課金でコツコツと楽しんでいたに違いない。

運営から無料配布されたり、ログインボーナスで貰えるクリスタルも、日数を重ねればそれなりに貯まるが、手持ちカードが薄いと、デッキ構成もそれなりのデッキしか組めず、結局はクリアするために、何度もコンティニューしなければいけないので、コツコツとガチャを回すために貯めたクリスタルなんて、クエストをクリアするだけのために、すぐになくなってしまう。

手持ちカードがそれなりに揃っていても、コンティニューをせざるを得ない場面が多々出てくる。ウィズのプレイヤーたちの中では、「パネル事故(※1)」と呼ばれているものだが、このパネル事故に遭ってしまうと、プレイヤーのデッキ構成が飛びぬけて強かろうが、敵がショボかろうが、なす術なく即死する場合がある。なぜなら、こちらから攻撃ができなく、ただ、敵の攻撃を受けるだけの、フルボッコ状態。

手持ちカードをレベルアップさせて強くするのは当然のことながら、クエスト中にドロップして手持ちにできるカードは、お世辞にも、ゲーム攻略で使えるカードではない。クリスタルガチャとは別に、メイトガチャという、ログインボーナスやフォローを応援することで、メイトを貯めて回せるガチャもあるが、どちらも経験値や売却の餌になるだけで、攻略に必要なカードはでない。

となると、必然的にクリスタルをコツコツ貯めるか、課金してクリスタルを購入して、クリスタルガチャ(※2)を回さないといけないことになる。運営もボランティア経営ではないので、ここまでの流れは商売上、当然だし、必要なこと。

しかし、このクリスタルガチャで入手できるカードも、必ず高スペックのカードを得られるかというと、そうではないのだ。昨年の11月頃までは、リリースされているレアカードは、どれもまんべんなく使えるカードであったが、12月頃から始まった、カードスペックの急なインフレにより、それまで貴重とされてきたカードも、残念なカードになってしまった。

いうよりも、次々にリリースされる新キャラのステータスが、あまりにも高スペックすぎるため、くすんでしまっているのが実情。やり込み度が高いプレイヤーからは、いまでは「ガッカリーズ」と呼ばれる、謂わばハズレカードクラスまでになってしまった。誤解を招くような言い回しになってしまったけど、本当に使えないカードになってしまったのかというと、そんなことはまったくなく、いまでも現役で使える。

一度、高スペックのカードをリリースしてしまうと、次にリリースされるカードを、さらにスペックの高いものにしないと、プレイヤーはガチャをまわさない。ガチャをガチャをまわさなくなるということは、クリスタル購入数が減り、運営の収入源が落ちる。

正統派なクイズゲームとして、かなりバランスのとれた面白いゲームであったのが、なぜここまでゲームバランスを崩すようなゲームに転換させてしまったのか、昨年の12月から始まった、高スペックカードの大量リリースは本当に必要だったのか、次回、「形として実在しないものへの投資」をテーマに。

※1:ウィズでは、火、水、雷の3属性で構成されており、出題される四択クイズのまえに、パネルと呼ばれる、属性とジャンルを選択してからクイズに答え、正解すると敵に攻撃ができるシステムになっている。

例えば、手持ちのデッキ構成が、火属性のカードだけでパーティーで揃えていると、パネルに火属性が入ってこない限り、いつまで経っても攻撃ができない状態になる。

回答して、次に入れ替えで差し込まれてくるパネルに、火属性がまったく入ってこなくて、陸に打ち上げられてしまった魚状態。パネル事故を回避するため、パネル変換のカードが用意されている。

※2:クリスタルガチャには、クリスタル5個を使って一回まわせる単発ガチャと、クリスタル50個を使って、10枚同時に引ける10連ガチャというものがあり、10連では、SかA(俗にレアカードと呼ばれるもの)が必ず一枚貰える。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。
Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa >
まとめはコチラ→< http://start.io/bachio >

∵多曲入魂──音とリンクする魂 一曲目∵

●前回まで、過酒雑記というほぼ独り言の後記を綴っておりましたが、今回からリニューアル。「多曲入魂」という、オイラが幼少時から聴き馴染んできた曲をメジャーものマイナーもの含めて、呪われた独り事チックでお届け。

第一回目は、あまりにも有名すぎる『Hymne a l'amour』。日本では、♪あぁぁなぁたぁぁのぉ燃える手でぇぇぇ わたしぃぃぃを抱きしめてぇぇぇ〜♪ の歌いだしでお馴染みの『愛の賛歌』でございます。

「愛の賛歌といえば越路吹雪」「越路吹雪といえば愛の賛歌」、「日本人ならお茶漬けやろ!」と、某選手がピンクのジャケットを着て、お茶漬けを食べている某CMくらいに有名なのは当然のこと、オイラが幼少期のころは、美空ひばり、江利チエミ、岸洋子の曲と並んで、母親の鼻歌洗濯ソングのひとつとして定着しておりました。

今でこそ、グラインドコアやスラッシュメタルなど、世間様から縁遠いコア漬けな音楽生活を過ごしておりますが、オイラの底辺は越路吹雪であったのは間違いない。越路吹雪からナパームデスに移り変わった背景は、ここで徐々に明かすとこにw

デス声ヘドバン野郎の下手な説明は要らないと思いますが、もともとはフランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフが作詞し、唄っておりました。

・愛の讃歌 エディット・ピアフ[YouTube]
< >

オイラが子どもの頃から馴染んでいる曲と書きましたけれど、あたりまえですが、たいして歌詞の意味も分からないまま、母親が唄う歌に沿って口ずさんでいただけでした。が! この歳になると、この歌詞はズッシリと重いです。かなりへヴィですね。

コーちゃん(越路吹雪)が唄う和訳は、マネージャーの岩谷時子さんが訳したもので、エディット・ピアフの直訳というよりも、岩谷さんの、コーちゃんへの想いと信頼、愛のエッセンスがたっぷり散りばめられた、本当に素敵な歌詞になっております。ちなみに直訳すると、かなりドロドロな恋愛世界ですw

・越路吹雪 愛の讃歌 Hymne a l'amour 1974[YouTube]
< >

いや、もう、ホントにYouTubeって凄いですね。こんな貴重な映像まで出てくるなんて。この映像では、舞台に向い、歌い終わってまで、凛として立ち振る舞うコーちゃんの姿がステキですねぇ。余談で、オイラは、パティ・ペイジが唄う「愛の賛歌」が好き。彼女の甘酸っい声が、原曲の良さはそのままで、キュートな仕上がりになっております。

世界中の人々から愛される曲として、日本でも多くのミュージシャンにカバーされ、何十年、何百年先にも伝わっていく曲のひとつではないでしょうか。


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■Take IT Easy![04]
モードを意識させるインターフェース

若林健一 / kwaka1208
< http://bn.dgcr.com/archives/20140204140200.html >
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先週は、優れたインターフェース」ひとつが「モードを意識させないインターフェース」である、というテーマでしたが、今回は「モードを意識させるインターフェース」です。

「モードを意識させない」が、利用者の負担を軽くし使いやすくする、ということはイメージしやすいと思うのですが、あえて垣根を作り、モードを意識させた方が、利用者の負担を軽くすることもあるのです。

●人間と人間の間にモードを作る

そのひとつが、SkypeやiPhoneのiMessageのような「メッセージアプリ」にみられる「入力中表示」。

「入力中表示」とは、文字入力を始めると相手側に空の吹き出しを表示したり、「◯◯さんが入力しています」といった表示をして、相手が入力途中であることを、知らせてくれる表示。

これによって、「あ、何か送ってくるんだな、じゃちょっと待ってるか」と相手のメッセージが届くのを待つことができます。

つまり、「入力中」の表示を見た方は「待ちモード」に入ったわけです。そしてメッセージを受け取った後に返信の入力を始めると、相手側が「入力中」を見て「待ちモード」に入る。この繰り返しで、メッセージのやり取りをスムーズに進められます。

もし、「入力中」表示がなかったら、お互い相手の状態が分からずにメッセージを送りあい、行き違いを繰り返した末に話はまったく進まず、ストレスは溜まる一方になるでしょう。

「入力中」表示は、モードを受け渡しするための合図になっている、良い「モードを意識させるインターフェース」のひとつです。

●人間と機械の間にモードを作る

人間と機械の間の「モード」は、世の中にたくさんあります。それらは、機械を使いにくくしていることがほとんどです。その中でも、「モードを意識させる」ことで使いやすくしている例として、「電気ポットのロック解除ボタン」が挙げられます。

電気ポットは、まず「ロック解除ボタン」を押し、その後「給湯ボタン」を押すとお湯が出るようになっていますね。これは、説明するまでもなく誤って熱湯を出してしまわないようにするための仕組み。普段は「ロックモード」で、お湯を出す時だけ「給湯モード」に変えさせているのです。

お湯を出す目的では使いにくくしているわけですが、うっかり押してやけどをする心配がない、小さな子どものいる家庭でも安心して使える「優れたインターフェース」のひとつであると言えます。

電気ポットの説明図
< http://kwaka1208.net/wp-content/uploads/2012/12/pot.png >

●モードと上手くつきあう

モードはなければない方がいい。でも、機能が多くなればモードが増えるのは避けられない。

幸い、「モードを意識させない」でも「モードを意識させる」でも、優れたインターフェースを作ることはできるのです。

無理にモードをなくそうとするよりは、モードと上手くつきあうことで、今よりもっと使いやすいものにできるのです。

#人にやさしいIT

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
Take IT Easy! - 人にやさしいIT
< http://kwaka1208.net/ >
< https://www.facebook.com/kwaka1208net/ >

ただいま、「音声合成アプリハッカソン」に参戦中。2月9日の発表に向けて、頑張ってます(これから頑張るところ)。優秀作品には10万円の賞金が出るとのことなので、来週は10万円取りました報告ができるように頑張ります!

『音声合成アプリハッカソン』
〜音声合成を使った新しいサービスとは?〜
< http://www.innovation-osaka.jp/ja/events/3125 >


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■どうしたらできるかな?[step:14]
「ホームページ」の作成に着手

平山遵子
< http://bn.dgcr.com/archives/20140204140100.html >
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次のステップは「ホームページ」の作成です。プログラムとかHTMLとか、私が最も苦手とする用語が頭の中に浮んできました。大学三年生の授業で二度、ホームページらしいものを作ったことがあります。リンクの張り方や、ポップアップウィンドウの作り方がわからず、ヒーヒー言いながらインターネットで調べ、何とか形にした記憶がよみがえります。

あの当時、ホームページ全体の出来はともかく、とりあえず何とか見られるページ、形ができました。Dreamweaverという使い慣れないホームページ作成ソフトを使ったのですが、自分にあったソフトを使えば上手くいくのではないかと考えました。ひょっとしたら、自分でもちゃんとしたホームページが作れるのでは?

前向きな気持ちが芽生えましたが、やはり、どうもまだモヤモヤした感じがしてたまりません。そんな時、海津先生の顔が浮びました。先生はCGで楽しいキャラクターも沢山作っているし、ソフト関係にもお詳しいのだから、一度先生に相談してみよう。

「先生、以前、授業でDreamweaverを使ってホームページを作ったのですが、私のプログラム能力のせいでしょうか、別のパソコンのモニターで見ると、表示の位置が少々ずれたりしていました。ほんの少しのHTMLの知識だけで、サクサクとホームページが組める、夢のようなソフトはありませんか?」

そんな都合の良いソフトがあるわけないよな……。そう思いながらも、私は海津先生にメールを送りました。そうすると即お返事が!

「ホームページデザインの知識、HTMLの知識がない人でも、立派なホームページが組めるソフトならありますよ。BiNDというソフトです。これはWord、Excelみたいに文字を入力したり、画像を配置したりするだけで、きちんとしたホームページが作れます」

早速、私は先生が教えてくれたソフトについて調べてみました。えっ!? HTMLの知識なしでも簡単が組めるの! これは凄い! これなら私にも使えそう! 希望が見えてきました。私は迷わず、男前に(!?)Amazonでこのソフトとマニュアル本のお買い得セットを即購入しました。

「先生、ありがとうございます! これなら私もホームページが作れそうです! 早速ソフトとマニュアル本を購入しました! 先生、今度、ホームページのレイアウトのラフ案を持って行きますので、相談に乗って下さい!」

先生にお礼の返信をし、早速ホームページの構想を練り始めます。「トップページはこんな感じにして……。まず必要なのはオーダーメイドぬいぐるみについての専用ページ、グッズのページ、J★のキャラクター紹介ページ……」

鉛筆を走らせ、しっくりくるレイアウトが決まるまで、何枚もアイデアを書きました。何だかとても楽しくなってきました。二日が過ぎ、ソフトが届きました。わたしにとってほぼ満足できるレイアウトのラフ案を持って、海津先生のところに相談に行きました。

「うん、いい感じにレイアウトが考えられているね。ソフト買ったと言ってたね。このレイアウトを元に、練習気分でホームページを組んでみるといいよ」「先生、大丈夫ですかね……。ちゃんとしたホームページが出来るかな……」「大丈夫! 多分、あのソフトを使ったら感動するよ! ほら、まずは触ってみる!」

海津先生は笑顔で私を励ましてくれました。大学から自宅へ帰り、さっそくパソコンにソフトをインストールし、レイアウト図を傍らに広げ、マニュアル本を片手にホームページを組み始めました。

「うわっ! これ簡単! これなら私にも出来る!」

ホームページに対する苦手意識が嘘のように消え、色々なことがしたくなりました。「この写真載せようかな。このイラストも。そうだ、もうアイコンやボタン、リンクボタン、バナーまで全部自分で作っちゃおう」

ノリノリになってきました。もう、自分の載せたいものがてんこ盛り! すべて快調、ほとんど躁状態でしたが、後で大きくずっこけることに……。

【平山遵子・ひらやまじゅんこ】
J★(Junko allstars)〜思い出を形に未来につなぐハンドメイド〜
< http://www.j-allstars.com/ >
夢は「世界一楽しいぬいぐるみ」を作る!


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編集後記(02/04)

●室谷克実『呆韓論』を読む。呆はボウと読む。おろか、ばか、あきれる、の意。呆然(あっけにとられている)呆気(あっけ。意外な事態に驚きあきれる)と岩波新漢語辞典にある。いいタイトルだ。書き進めるうちにあまりにも呆れることが多いのでこうなったという。アキカンロンと読むのも可。レッテルは立派だが中身のない空き缶のような国と民について論じているのだから。著者は時事通信社のソウル特派員も経験した韓国通で、韓国社会の裏表を知り尽くした人。この本で、日本とは自由と民主主義の価値を〈同じくしない〉国である韓国の真実を知ると、もう断絶した方がお互いのためにいいと思うのはわたしだけではあるまい。

でも、韓国はすがりついて来るだろうな。2012年末からは国をあげての「ジャパン・ディスカウント」運動が本格化した。慰安婦、竹島、日本海呼称、歴史教科書などさまざまな運動が「課題は何でもいいから、ともかく国際社会で日本を貶める活動」に再編成された。この運動を主導する団体VANKは形の上では民間で、会員は10万人。サイバー攻撃、海外での「反日」宣伝活動などを行うようだが、情報機関がバックアップしているのは間違いない。貶める相手の日本が、国際的に圧倒的反論を拡大し、まるで韓国の相手をしてくれなくなったら困り果てるだろうな。

サッカー東アジアカップの日韓戦で見られた「歴史を知らない民族に未来はない」の横断幕と、安重根と李舜臣の巨大垂れ幕。丸腰の老人を狙撃したテロリストと、停戦破りの卑怯な追い打ちの果てに落命した将軍。韓国の歴史的英雄といったらそんな人物しかいないのはお気の毒だ。「歴史を知らない民族に未来はない」は朝鮮の独立運動家・作家・歴史家の申采浩の言葉とされる。ファンタジー歴史学の古代編を創作した人物だ。

「彼の生きた時代、その思想からすると、横断幕の言葉は、日本に対してではなく、当時の朝鮮人民に向けられたものと解す方が妥当だ。すなわち、自分が書いた歴史書を売るためのキャンペーンだ。それを今日の韓国人は、申采浩の言葉なら日本に向けたものと勝手に解釈して、日本戦向けの大横断幕を作ったのだから、お笑いだ。いずれにしても、ファンタジー歴史しか知らず、テロリストや卑怯者を英雄とする国は、世界から軽蔑されていることも自覚できないのだろう」

朴大統領はことあるごとに「歴史が、歴史が」と叫んでいるが、日韓関係史に関して、何らかの具体的史実を公式に語った資料がないのが不思議なことだ、と筆者は指摘する。「歴史について具体性のある話は一切出て来ない、もしや日韓関係史についても、韓国史そのものについても、ほとんど何も知らないのではあるまいか」。この本で紹介される朝鮮日報、中央日報、東亜日報などの反日社説のすさまじい悪意には辟易させられる。「歴史を知らない民族に未来はない」は本当に正しいメッセージだ。韓国のインナーキャンペーンとして。でも、「自分たちが習ったファンタジー歴史だけが絶対に正しい」という檻から一歩も出られない人達には無理か。絶対無理だわ。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/481911235X/dgcrcom-22/ >
「呆韓論」


●友人が入院。連絡事項がなければ、事情を説明する必要がなければ、退院してしばらく経ってから、入院していたことを話すんだろう。最初、見舞いを拒否されたよ。

開腹手術で一週間入院。最近は初期のガン手術なんかだと、手術翌日には退院できたりして、保険の「入院翌日より1日1万円を給付」なんてのが使えなかったりする。

開腹だと聞いて、安静にと返信したら、いやそれが翌日からシャワーOKだし、歩けと言われてるの、とのこと。医療の進歩には驚くわ。彼女の場合、痛みが落ち着いてきたのが手術の翌々日なので、それまでは安静にしていたらしい。

お見舞いに行ったら、元気そうな顔で安心したよ。落ち着いてから話すつもりだったのかと聞いたら、いやたぶんずっと黙っていただろうと言う。気持ちわかる。自分のことで迷惑かけたくないし、心配されることにも心配してしまう。退屈が紛れたみたいで、強引に押し掛けて良かったわ。(hammer.mule)