[3962] 夏休み映画をまとめてドン

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《結局メインの戦い方は「殴り合い」》

■装飾山イバラ道[161]
 夏休み映画をまとめてドン
 武田瑛夢

■ところのほんとのところ[119]
 それからプリントのサインは万年筆になった
 所 幸則 Tokoro Yukinori




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■装飾山イバラ道[161]
夏休み映画をまとめてドン

武田瑛夢
< http://bn.dgcr.com/archives/20150825140200.html >
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夏休みだけれど映画ぐらいにしか行っていないので、ネタ探しにとっても困る状態。映画といっても、見たのは娯楽系夏休み映画そのものの「ターミネーター:新起動/ジェニシス」「ジュラシック・ワールド」「ミニオンズ」だ。見た順番もこのまま。これからはたぶん「進撃の巨人」を見ると思う。三つとも3Dがあったので3Dで見た。※以下は映画のネタばれがあります。

●謎の黄色いヤツら「ミニオンズ」

ミニオンズは吹き替えで見ようと思っていたけれど、予定していた映画館に吹き替えの3Dがなかったので字幕で見た。字幕と吹き替えと3Dの組み合わせは、すべての映画館でカバーしているわけではないので、予約の時によく考えないといけない。

字幕版の3Dだと、字幕を読みながら飛び出る映像も感じるのでちょっと目が疲れる。やはり吹き替え版の3Dの方が楽だったかもしれないと思う。

・映画『ミニオンズ』 大ヒット上映中!
< http://minions.jp >

あらゆる言語が混じっているという、ミニオンたちの声は本当に可愛いかった。人間味のある動きも楽天的な性格も癒される。

ミニオンズの予習として「怪盗グルーの月泥棒」はhuluで、「怪盗グルーのミニオン危機一髪」はiTunes Storeから借りて、AppleTVで見た。レンタルを借りに出かけなくていいのは便利だ。

「怪盗グルーの月泥棒」を見ている時に夫は寝てしまったけれど、「怪盗グルーのミニオン危機一髪」は面白かったみたいだ。

ストーリーはどちらもよくできているし、画面の楽しさは飽きることなく見られる(私は)。いろいろ出て来る発明品や乗り物がクールで大胆なデザインなのも、この映画のおしゃれ感を増していると思う。

ワーナーのカートゥーンアニメの時代でも、胸から取り出したピストルがドドーンと大きくなって迫力をアピールするなんてシーンがあったけれど、デジタルのアニメでもさらに大げさに3Dで飛び出す要素も加わって迫力満点だ。

楽天的なミニオンたちだけれど、生きる目的という大きなテーマも抱えているので、見ているとなんとかみんなを幸せにしたくなる。どの映画のまとめ方も本当にうまくて、満足感の与え方を考えていると思う。

・UNIVERSAL STUDIOS JAPAN ? 神出鬼没!とうとうヤツらがやってきた.
< http://www.usj.co.jp/minions/ >

「ミニオンズ」は今まで脇役だったミニオンたちのスピンオフ映画なのに、本家の興行成績を越えてしまった。USJにはショップ『ミニオン・プラザ』ができて、グッズの売れ行きも凄いらしい。私もポップコーンバケツが欲しいのに、当分行けないだろう。

下の写真はミニオンズのボブのキーチェーンだけれど、映画館では売り切れていたのでネットで購入。

これだけが売り切れていたわけではなく、ミニオンズのグッズは何ひとつなかった。どれだけ人気でも、映画公開中に再入荷するよりはどんどん新しい映画のコーナーに切り替えてしまうのだろう。

くまのぬいぐるみティムと同じように、ジュラシック・ワールドのインドミナス・レックスを抱えているように撮影した。ボブの目の色が左右違うのまでリアルなキーチェーンだ。

・映画グッズ、ミニオンズのボブのキーチェーンとジュラシック・ワールドのストラップ
< http://eimu.com/dgcol/minion.jpg >

●夏休みだもん恐竜だよねの「ジュラシック・ワールド」

美大時代に恐竜ロボット制作のバイトをしていたので、昔から恐竜には思い入れがある。「ジュラシック・パーク」の頃はCGで実体を感じさせることが可能になったのだとドキドキしたものだ。

制作されたシリーズでいうと第四作目らしいけれど、なんか途中の作品のことは今回は考えなくても良いらしく(笑)、これが「ジュラシック・パーク」の22年後の世界だそう。

「正当な続編」と言う人もいる。映画の中でも「ジュラシック・パーク」好きを喜ばせるいろいろなシーンが入っているし、ファンは楽しめると思う。

・映画『ジュラシック・ワールド』公式サイト大ヒット上映中!
< http://www.jurassicworld.jp >

恐竜のテーマパークとしての設定や、いろいろな恐竜の見せ方が面白い。ここまでやるなら、フードの紹介もして欲しかった気がする。恐竜のテーマパークの食べ物ってどんなのがあるのだろう。ジュラ紀の生き物でできた風のたこ焼きやチキンレッグみたいなもの? 妄想するとキリがないなぁ。

ストーリーとしては恐竜を出し惜しみしてしまって、最初はなかなか出て来ない。そうこうしているうちにパニックは既に始まっていて、各種アトラクションのシーンは襲われないか心配しながら見ることになる。

私は透明ガラスの乗り物で恐竜郡の中を疾走する素晴らしいシーンは、純粋にそのまま楽しみたかった気がするのだ。島の雄大さは感じられたけれど、設備やセキュリティの甘さはさすがアメリカ人の大雑把さが出ている(笑)。

危機管理システムは几帳面な日本人にやらせればいいのに、そもそも人員の配置が間違っている。出て来るアジア人はぞんざいな扱いで鉄砲玉として悲しく散って行くので、これを見たアジアの人はけっこう怒っている人もいるのでは?

ただ几帳面な人が考えたらきっとスリルある映画にはならないので、これでいいのかもしれない。ハラハラドキドキ感や待ってました感は満たされ、エンターテインメントとしては素晴らしい。大きな映画館で見るのがおすすめだ。

●シュワちゃんが懐かしい「ターミネーター:新起動/ジェニシス」

シュワちゃんが歳を取っていることがストーリーに生かされているので、私は違和感は感じなかった。それよりも、若かりし頃のムキムキなシュワちゃんがCGでできているというのにすごくリアルで恐ろしい。イ・ビョンホンの液体金属の警官役も、あんなに液体だともうどうやっても勝てそうにないぐらい液体だった。

・映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』オフィシャルサイト 大ヒット上映中!
< http://www.terminator-movie.jp >

ターミネーターでの戦いは高度なメカニック技術があるのに、結局メインの戦い方が「殴り合い」なところが良い。

どのシリーズも一対一での殴り合いの時間が多い気がする。掴んでは投げ飛ばしあって、周囲はめちゃめちゃに壊れて行くのに二人はきれいなままという。

こういったタイムトラベルの話は、過去と未来がぐるぐるしてしまいがちだけれど、今回のものも何回転かしているイメージ。

人工知能は本当に人間にとって脅威になるのかは、科学者が議論しているテーマだ。人にとっての脅威が核ではなくて、もっと身近な技術なのかもしれないというのは、今のうちに頭の良い人にしっかりと考えておいてもらいたいことである。

自分でももちろん考えるけれど、深刻な想像よりも面白い妄想の方が得意だし。人工知能が自身を進化させるようになった時に、人間が行き着かないどんな考えに終着するのだろうか。……やっぱり考えてもまだわからないみたいだ。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

「ジュラシック・ワールド」は公開初日に見た。昔は人気の映画は並ぶので初日に見るのは本気の覚悟が必要だったけれど、今はWEB予約でらくちんだ。何日前から予約開始になるのかさえチェックしておけばいい。ただ決めてしまうとキャンセルがきかないので、自分の予定を確定するのが大変だけれど。


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■ところのほんとのところ[119]
それからプリントのサインは万年筆になった

所 幸則 Tokoro Yukinori
< http://bn.dgcr.com/archives/20150825140100.html >
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以前、[ところ]の使っているプリント用紙の表面に、鉛筆でサインができないことに気づいた。6Bでも7Bでも8B、9Bでもだめ……。それ(2008年)以来、プリントはいつも裏面にしていた。

大四つぐらいのプリントだと多少目立つかな、[ところ]のサインは。という感じもあるけれど、最近もう少し大きなプリントも増えてきて、やはり表の隅に書くべきかなと思い始めていた。実際に買い手からも、できれば表にサインがほしいという声があった。

あるとき、客員教授をやっている大学の学科長の織作峰子さんから、モンブランの万年筆のパーマネントインクが100年以上保つらしいという情報を得て、大学の帰りに大阪で一番高いビルあべのハルカスの中にある、モンブラン専門店に行ってみたことがある。

何種類かペン先を変えて書き味を試してみたら、[ところ]の感覚にぴったり合うものがあった。それを頼んだところ、たまたま在庫切れで一か月かかると言われてしまった。二週間後の個展のプリントにサインをしたかったのだが、その時は入手できなかった。

それから数年経ち、ふと思った、東京ならどうなんだろう。銀座の伊東屋あたりなら在庫豊富そうだから、いつでもあるんじゃないだろうか。[ところ]は渋谷駅の銀座線乗り場に向かう。あれ? 駅の同じフロアー(三階)にも伊東屋があったよね。

銀座伊東屋でこそ、いい万年筆を買う満足感もあるよなあと思いつつ、渋谷の伊東屋に寄ってみた。すると、以前断念したそれがあった。ペン先も希望通り、モンブランを売って何十年という年配の方が出てきて、パーマネントインクについてのレクチャーも受けた。

パーマネントインクは顔料インクであること、つまりプリンターと同じってことだ。[ところ]が買ったのは、インク壺から吸引も出来ればカートリッジも使える便利なタイプであること。

一か月〜二か月なにもしないとインクが固まってしまうので、水につけて溶かすか、店に持って来ればいつでも洗浄できますということなど、スラスラ説明してくれてとても印象が良かった。[ところ]は万年筆に対する知識がまるでなかったので、すごく助かった。

その万年筆で最初に書いたのは宅急便の伝票だったのだけど、いつもよりきれいに書ける。実は昔からボールペンで書くのが苦手で、筆とか、筆ペンのようなしなりがある方が得意だったのだ。

それからプリントのサインは万年筆になった。鉛筆で裏に書くより失敗が許されないからちょっと緊張する。ちなみに、愛用のドイツのブランド違いのふたつの用紙の表にサラサラ書けた。あー、もっと早くからこうすればよかった。

しかし、唯一の問題は万年筆が鉛筆よりはるかに高価だということだ。[ところ]はさっそく一本落としてしまった。自分には縁がないのかなと思いつつも、もう一本買うことになる。

今回は17,000円もするケースを買うのをやめて、本体とインクだけにして、ジャケットのポケットに直接刺すことにした。紫外線に弱い[ところ]は夏でも麻のジャケット着てるのだし、秋もコート着てるし。

ということで、新しく出る写真集、この記事の出る次の日あたりにはアマゾンで買えます。出版元の蒼穹舎はもう売ってるしね。「EINSTEIN ROMANCE」税込5,400円です。どう見ても9,000円前後の本にしか見えないど ^^:

クラウドファンディングでたくさんの支援があったので、当初の予定の倍の予算で作ったから半額で売ってもマイナスにはならないという理由もありますが、白黒三色刷り、B4変形横型、104ページ、ハードカバー。

たいそうボリュームがありまして、写真点数は78点。本当は蒼穹舎の大田通貫さんも、このサイズなら50枚以内に絞るつもりだったのですが、[ところ]本人が18,000枚から絞りきれずに渡した130枚から、絞りに絞って78枚という名作ぞろいの本なので、是非よろしくお願いします。

蒼穹舎
< http://www.sokyusha.com/ >
< http://blog.livedoor.jp/sokyusha/ >

●PARADOX ─ TIME アインシュタイン・ロマンスをめぐる冒険 ─
Yukinori TOKORO 所幸則写真展
会期:2015年7月1日(水)〜 9月25日(金)10:00〜19:00 入場無料
会場:ESPACE KUU 空(エスパス・クウ)東京都豊島区西巣鴨3-20-1 大正大学5号館一階
< http://taisho-kuu.tokyo/ >


【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/ >
所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/ >


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編集後記(8/25)

●最近の「買ってよかったもの」の一番は東芝REGZAと東芝HDDだ。高校野球も世界陸上も、ソファに寝転がって見られるからいいな、録画しておいた番組がいつでも楽しめていいな、もうじき大相撲九月場所だよ、と妻はご満悦だが、じつはこの一番を超えるものがあった。それはサーモス保冷缶ホルダーである。まずは冷えたビールから始まるのが、わが家の年間を通しての夕食におけるお約束である。夏季は缶ビールの500ml、350mlをその日の気分で組み合わせて、わたしは一日二本飲んでいる。さすがに1000mlまでは飲まない。冬季は350ml一本でもいい。外ではいくらでも飲むが。妻は350ml一本が基本だ。

このシーズン、問題になるのが缶ビールがぬるまってしまうことだ。缶からグラスについで飲む間、缶は暑い気温の中に放置されるわけで、とくに500mlの最後の方はかなりぬるくなっている。最初から最後まで、キンと冷えたビールを飲みたい! なにかいいツールはないか、検索したら「THERMOS 保冷缶ホルダー JCB-351」に行き着いた。350m缶一本がすっぽりおさまるコンパクトなホルダー、Amazonで1209円、送料無料。ブラウンを選び二本購入したかったが、注文数量制限があって、どうしても一本しか注文できない。仕方なく一本でクリック。翌日配達された。使ってみての実感、すばらしい! の一言。

グラスについだほうのビールは次第にぬるくなるが、ホルダーに入れたままならいつまでも冷たい。だから、ホルダーに入った缶ビールから直接飲むほうがいい。500ml缶を入れると上のほうがホルダーから突き出すが、どうせその部分のビールはすぐに飲んでしまうのだから問題はない。夕食時にこれを用いてビールを飲むたびに、「最初から最後までキンと冷えたビールが飲める! こんな素晴らしいモノをよくぞ買ってくれた」と毎日必ず褒められるわたしだ。注文数量制限は別の色でクリアする。それでも一本限りだ。ひとつのアカウントで全四色一本ずつまで買える。今度はイエロー(白カバーリング)だ。

それなりの重さがあるので(安定してるともいえる)、重さで残量がわからなくなるのだが、すぐに慣れる。外出の時の使用でも、結露しないので安心してカバンに入れられる。夏のドライブには必須アイテムだろう。この夏はAmazonでテレビ、HDDのほか、電子レンジ、耐震マットも買ってしまった。実店舗で確認してネットで買うというスタイルだが、消費者としてこれでいいのだろうか。小売業に申し訳ないような気もする。でも、いずれネット通販とリアル小売業との境界線がなくなっていくともいわれる。よくわからない。ネットのカタストロフィを恐れながら、期待もしている小心者のわたしだ。 (柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00K4SOKTK/dgcrcom-22/ >
THERMOS 保冷缶ホルダー ブラウン JCB-351 BW


●買って良かったものは、「ラクネックローラー」と「THERMOS 真空断熱タンブラー」。

ラクネックローラーは、プラスチック製のマッサージ器。U字に曲がっていて、途中にツボ押し用の突起のあるローラーがついている。首をはさみ、先にある取っ手を両手で持ち、左右に広げたり狭めたりすると、ローラーが転がって気持ちいい。

よくあるツボ押しは、ピンポイントにツボを狙わないといけない。類似品はあるが、突起が固定されていてツボに合わない場合がある。本製品は突起が転がるから、ツボにはまる。

自然ともむことにもなる。手動なのでコードや充電のことを考えなくていい。首にある目のツボや、肩のツボを刺激すると気持ちいいしスッキリする。あんまりやりすぎると翌日痛くなるので注意なのだ。 (hammer.mule)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006WUMSKC/dgcrcom-22/ >
ラクネックローラー。店頭でいろいろ試してこれを選んだ。

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00BB76L90/dgcrcom-22/ >
THERMOS 真空断熱タンブラー

< http://www.jtb-nwm.com/ >
明日10時から名古屋ウィメンズマラソンの宿泊プラン申込開始。今年はJTB。