[4300] 生きたmangaがイタリアにやって来た

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,700文字)



《クリーンインストールは気持ちよくて好きw》

■ローマでMANGA[106]
 生きたmangaがイタリアにやって来た
 midori

■グラフィック薄氷大魔王[511]
 敗北だが、ついにEl Capitanに戻した
 吉井 宏





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■ローマでMANGA[106]
生きたmangaがイタリアにやって来た

midori
http://bn.dgcr.com/archives/20170308140200.html
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ローマ在、マンガ学校で講師をしているMidoriです。私の周辺のマンガ事情を通して、特にmangaとの融合、イタリア人のmangaとの関わりなどを柱におしゃべりして行きます。

●ローマでキャラデ・ワークショップ

manga出版物は遠の昔にイタリアにやって来ている。今回ローマにやって来たのは生きたmangaだ。

知り合いの漫画家さんで、京都の大学で准教授をしている人が、ご自分のコースの学生に外国でのワークショップの経験をさせたいということで話があり、私が講師をしている学校での、ワークショップをオーガナイズしたのだった。

ワークショップをするのは、イタリア旅行参加者6人のうち4名。一回2時間で一人30分の持ち時間だった。ワークショップの申し出があった時は、それぞれmangaの描き方でも解説するのかな、と思ったら全然違った。

知り合いの漫画家さんの学科は「キャラクターデザイン」。略して「キャラデ」には様々な要素が含まれる。プロポーションを含めたヒトの描き方だけではなく、性格付けも入るわけだから。

つまり、キャラデにはありとあらゆることが含まれるから、研究対象は森羅万象ということになる。今回は外国でのワークショップなので、4人は「日本」に焦点を当てたワークショップを用意して来た。

一人は「コラボカフェ」。もう一人は和服の帯と結び方の種類。もう一人は折り紙(参加者に折り紙を渡して一緒に鶴を折る、そして小さな折鶴の実演。8ミリ角の折り紙で折ったりした!)、そしてもう一人はデジタル彩色の実演。

4人ともそれぞれ通訳時間も含めた30分という短い時間に、パワポを使ったりしながら実に良くまとめてあった。初めてのワークショップとは思えないほど見事だった。

内容で一貫しているのは(折鶴も含めて)オタク文化についてなのだ。日本文化全般が、オタク達の興味の対象になっているということなのだ。その事実に改めて驚いたりするのだった。

それは日本在住のオタクに限らない。イタリアのオタクも同じ。日本に対する興味は知識、教養、歴史的見地などの科学的アプローチとはちょっと違う。あくまでもmanga、アニメ、ゲームの舞台となった日本、それらを生んだ国の日本というアプローチだ。

「コラボカフェ」というのを浦島さんの私は知らなかった。日本在住の方は、おじさんおばさんでも知っているのかしら?

わたしが知ったことをチャチャッと説明すると、アニメやマンガに登場する料理やスイーツを実際に提供したり、キャラのイメージで創作した飲み物を提供したりするイベント喫茶店のこと。デパートの一角で催したりもするらしい。

そして、飲食を提供するだけでなく、そのイベントでしかないグッズを販売もする。また、そこで提供されたメニューの写真を撮って、ソーシャルにアップしてファンと共有する。

このイベントのソーシャルで仲間になった人だけを集めて、心置きなく好きなキャラの話ができる場を提供することもある。

「つまり、好きなアニメやマンガを二次元だけで楽しむのではなく、五感全部で楽しむのです」とコラボカフェの発表者は締めくくった。

あ、うそだ。本当の締めくくりは、「皆さんも、よーくチェックして好きなアニメのコラボカフェ開催を見つけたら、ぜひ日本に来て楽しんでください」だった。

そして、イタリア人参加者の夢見る憧れの目つきと、「ああ…」という感嘆と拍手で終わったのだった。

作り物と現実の境が曖昧になって行くのが昨今のオタクの世界なのだ。

●多次元化するmangaの味わい方

mangaがベネツィアへ行った。ローマでこれを書いているので、「mangaがベネツィアへやって来た」と表現する気になれない。私の意識の基盤はローマだし。

というわけで、6人の中の一人がどうしてもベネツィアへ行きたい! という願いを持っていて、世界でただ一つの海の都を見ることに他の人も異議なく、スケジュールの中にベネツィアが入った。

どうしてもベネツィアに行きたいS子ちゃんはARIAの大ファンなのだ。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ARIA_(%E6%BC%AB%E7%94%BB)

ARIAの舞台になっているベネツィアを歩く。S子ちゃんにとってそれはARIAの世界を歩くことであり、作品の疑似体験であり、キャラと共通項を持つことなのだ。

S子ちゃんは、ARIAの番外編を持って来ていて、作者がベネツィアを取材した時のあれこれを追いかけたがっていた。まるで亡き恋人の面影を追っているような熱心さで、二日の滞在中なるべくたくさんの足跡を追いかけたいと、歩き回って写真を撮りまくった。

本に「陽が暮れてからのゴンドラも良い」とあったので、明るい時と陽が暮れてからの二回、ゴンドラに乗りたがった。引率の先生もなるべく望みを叶えてやりたいと、皆を説得してゴンドラの代金を割り勘にできるようにした。

ちなみに、ゴンドラは6人まで乗れて、約30分の周遊で80ユーロ(1万円ちょっと)。約50分で100ユーロ。夜7時以降は約30分のコースで100ユーロ。

夜のゴンドラの回にゴンドリエーレの説明があったら、通訳がいるだろうと私も乗ることになった。ところが、意に反して年配の背の高いゴンドリエーレは無口で一か所も説明やらおしゃべりがなかった。

でも、櫓の使い方はさすがで、細い細い路地とでも呼びたい運河を曲がるのに、11メートルあるゴンドラを止まることもバックすることもなく、ゆっくりと壁すれすれにきれいに曲がったのだった。

薄暗い運河を、櫓が立てるわずかな水音と、交差路に差し掛かる時に注意を促す「オーーーオッ」というゴンドリエーレの呼び声だけが響いて、いやが上にも旅情を掻き立てられるのだった。S子ちゃんも、おしゃべりで雰囲気を邪魔されるより良かったと喜んでいた。

日中のゴンドラ


夜のゴンドラ

(ゴンドリエーレの呼び声は録音しそこなった!)

そしてカフェテリア・フローリアン
https://www.facebook.com/caffeflorianvenezia/

1720年開店の老舗だ。当時の面影を残した高級カフェテリア。今回はカーニバルの真っ最中で、ベネツィアでのカーニバルの仮装のお約束、皆18世紀の貴族の姿をベースにした仮装で、そのまま客として店内にいるのでタイムスリップした感じ。

ここでもS子ちゃんのすべきことがあった。ARIAの作者のベネツィアガイド本に、作者がここで飲んだというものの絵があって、それをぜひ頼みたいというのだった。

絵はあってもその飲み物の名前は書いてない。メニューを穴が開くほど見ていたが、どれなのかわからない。それなら聞いてみる、と本を受け取ってその絵をカメリエレに見せて解決した。

フローゼン・フローリアン。アイスコーヒーに生クリームをのせたもの。

S子ちゃんは、こうしてARIAのベネツィアを味わったわけだ。

mangaの楽しみ方がこのように広がっているのだね。ある実在する街が舞台で、そこへ行ってキャラをたどる、というのもそうだし、ファンタジーの場合、例えばナルトだと、作品に出てくる刀を売ったりしてる。

二次元の紙のみで楽しんでいた私の頃と、mangaやアニメとの付き合い方が違っている。

ローマのマンガ学校の生徒を日本へ連れて行って、mangaやアニメで見た世界がそのまま体験できて、テーマパークにいるみたい、でも本物なのでそのワクワク感はとても大きい、という感想をもらってなるほどと思ったことがある。

コラボカフェやガジェットはビジネスだという見方もあるけれど、そういうビジネスが成り立つということは、mangaの味わい方が多次元化してるという事実には変わらない。

彼女らのようにその世界に浸り切ることはもはやできないけど、少し味わってみたいなぁ、と羨ましく思ったりするのだった。


【Midori/マンガ家/MANGA構築法講師】midorigo@mac.com

というわけで、久々にベネツィアへ行って来た。ベネツィアの人は、他の北イタリアの人と違って人懐っこい。観光で食べている街だから、ということもあるだろうけれど。

「日本人」と分かると、とても嬉しそうにしてくれるのも嬉しい。はいはい、これも観光で食べてる街であるがゆえの、サービスかも知れないけれど。

本文で書いた高級カフェテリアのフローリアンも、スタッフが人懐っこくて安心していられた。ミラノの老舗カフェでは慇懃無礼な扱いを受けたことがあって、北イタリアの高級店はちょっと敷居が高い、という思いを強く持っていた。

ところが、若い給仕が「コーヒー二つって日本語でなんていうの?」から始まって、本に出ていた飲み物を答えてくれた中年の給仕も「この作者知ってるよ。毎年来てくれる」と言いだし、日本語を話す同僚もいるとのこと。

アンナリタさんという方だそうで、もしベネツィアのフローリアンに行くことがあったら聞いてみてください。

それにしても、「日本大好き」「日本へ行ってみたい」というイタリア人がすごく増えてるのは確か。ローマでも、病院の受け付けやコピー屋さんからそう言われた。

この人達は観光業ではないから、リップサービスというわけではないと思う。40代以下にこういう人が多い。一番多いのは30代。日本のアニメを見て育った世代だ。

かつて麻生さんが総理だった時に「日本のオタク文化が外務省以上の外交の役目を果たしている」と言ったのは正解。

MangaBox 縦スクロールマンガ 「私の小さな家」
https://www-indies.mangabox.me/episode/58232/


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■グラフィック薄氷大魔王[511]
敗北だが、ついにEl Capitanに戻した

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20170308140100.html
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●El Capitanに戻すことにした理由

先日、新intuos ProのMサイズPaper Editionを購入。使い心地とか豪華な箱の件は後で書くとして、ちょっと期待してたのがSierraでのペンタブの不具合(WACOMではなくMacOSの問題と認識)が、新intuos Proと最新ドライバで解決されるんじゃないかと。

しかし「連続クリックできない」症状が出てやはりダメでした。Sierra上で最もマシなドライバ6.3.18-4では、新intuos Proは動かない模様。

Sierraの次のMacOSが出るのは秋頃だろうけど、この問題が直る保証はない。それまで半年待つと、MacBook Pro 15(Mid2015)は昨秋から丸一年間まともに使えないということになる。

昨年10月にEl Capitanに戻した古いほうのMBP(Mid2014)をメインマシンとして使ってるのだが、新しいほうが使えないのではもったいない。

Windowsに移行するのも躊躇。というのは、ここしばらくSurface Pro 4と外付けディスプレイ+intuos Proで試してみてたところ、筆圧が効かなくなるトラブルに見舞われる。ドライバを開いた瞬間に外れるらしい。

このへんちゃんと挙動の検証とかしてないものの、PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTで筆圧が効かなくなるのは確か。

Windowsでもペンタブのトラブルに悩まされるのなら、El Capitanに戻すほうがぜんぜんマシ。クリーンインストールでも、工場出荷状態に戻すのでもぜんぜん抵抗ない。

というか、クリーンインストールは気持ちよくて好きw 以前は趣味のリフレッシュみたいに年に何度もやってたし。ただ、Dropboxの全ファイルダウンロード同期に丸二日くらいかかるのだけがイヤ。ど〜しよ。

しかし、今までいくつかのPCやBootCampでWindowsでWACOMを使ってきてたわけだけど、こんなすぐ外れたっけ? 他社ユニットのSurface Pro 4だからなのか?

Facebookで聞いたら、「他社ペンタブドライバが入ってるものを含むノートPCは外れまくる印象だが、デスクトップPCはそれほど外れない」との事。WACOMサービスを再起動して使えるようにする、ユーティリティなどもあるようだ。

Windowsマシンを買うなら強力なグラボ入りのゲーム用ノートにするつもりだったけど、今はやめとくか。デスクトップPCは今さら気が進まないなあ。WindowsはBootcampで使ってもいいわけだし。それなら今後マシンの買い換えなしに数年はイケる。

とりあえずEl Capitanに戻す方向で。するとSierraマシンがなくなって、アップデートや新ドライバで直ったかどうか確認ができなくなるので、サブのMacBook AirをSierraにアプグレする。

僕のOSやソフトを使う上でのポリシー「古いバージョンや開発終了したソフトを使わない」的には敗北……。

ソフトやドライバの対応も確認せずにSierraを入れるから、こういう目に遭うんだとか言われそうだけど、未対応だったスキャナドライバのアップデートをしばらく待った上でアプグレしたんだよなあ。

そもそも、ペンタブのトラブル情報はほとんど出てなかった、というか僕しか書いてないわけでw 待つ意味もなかった。

●インストール関連のあれこれメモ

普段の環境に戻すというか整備する場合、Facebookなんかに実況レポート的に書くことが多いけど、肝心なことを書き忘れたりする。次回に役立つであろう件を書き留めておく。

・念入りにバックアップ

2台のTime Machineと、Dropboxとユーザーフォルダを別に保存。これらは3台のHDDだったのだが、数百GBを扱うにはやはり遅すぎ、最終的にはMacBook AirのSSDをターゲットモードで接続してデータ移行した。

・認証の解除

Adobe CC、iTunes、ZBrushなど、ライセンス認証を解除しておかないと後で面倒。Dropboxのリンクを解除、Evernoteもログアウト。

・設定をメモ

環境設定を再現するのがややこしいソフトは、メモしたり画面キャプチャを撮ったりしておく。

・工場出荷状態に復元を始める起動ショートカット

「command + R」Mac に内蔵されている(ローカルの)復元システムから起動
「option + command + R」インターネット経由で復元システムから起動
https://support.apple.com/ja-jp/HT201314
後者を使った。

・二段階のOS復帰とソフトのインストール

工場出荷状態に戻すとYosemiteになった。そこからEl Capitanにアプグレ。手順は簡単。無事、El Capitanに戻せた。WACOM最新ドライバを入れて新intuos Proちゃんと使えてます。

Adobe CCや3Dソフトなど制作に使うソフトはインスコ完了。他ソフトも淡々とインストール。Mac App Storeで購入したものは、購入済みリストのインストールボタンを次々押すだけ。めちゃくちゃラク。

・ファイルメーカーと他データベースソフト

10年も前のver.9を延々使ってるけど、元々アプグレ版ディスクなので新規インストールができない。前回どうやったんだっけな〜。どうやってもダメならアプグレ範囲外なので最新版を買うしかない。

ファイルメーカーは、20年以上前のver.3の時に作ったデータベースをほぼそのまま使ってるだけなので、高機能な最新版を入れるのに抵抗がある。

っていうか、Windows移行の可能性も踏まえて、そろそろ他ソフトに移行したいのだが。一般的にはExcelを使うんだろうけど、ちゃんと調べてない。

一時期、FileMaker社のパーソナル版Bentoに移行しかけたんだけど、住所ラベルプリントの不自由さに躓いてファイルメーカーに逆戻り。その後Bentoが開発終了しちゃったので、どうしようもないw

Mac App Storeを見てみたら、「Stewardデータベース」や「Tap Forms」などいくつかあった。データベースのインポートもできるようだし、いいかも。でも、やはりファイルメーカーほどプリントレイアウト自由自在じゃないだろうな。
https://itunes.apple.com/jp/app/tap-forms-5-organizer-secure-database/id1081981112?mt=12
https://itunes.apple.com/us/app/id1031794822

と思ったら、別マシンからファイルメーカー9のフォルダをコピーしてきたら普通に起動した。あれ〜〜? そんなんでいいのか?w

・MS Office

Office Mac 2011をそのまま使おうかと思ったけど、結局Office 365 Soloを一年購入してOffice Mac 2016をダウンロード。滅多に使わないけど、ないと困る。感情入れずにポチッとな。

・データ転送に手間取る

Mail.appデータ読み込みに3時間以上かかった上に、アカウントがどこか不備で受信できなくて困ったけど、なんとか解決。Evernoteも読み込み完了。

ようやくDropboxと書類のコピーに取りかかったのだが、Carbon Copy Clonerは安全とはいえ時間がかかりすぎる。Dropboxはターゲットモード(Tを押して起動)にしたMacBook AirのSSDから転送。それでも数十分かかった。

やっとインデックス作成までたどり着いた。このまま放っておく。ダウンロード同期でなくても、丸一日くらいはかかるだろう。と思ったら、2時間ほどで完了。

・完了

ちょっと手こずった割に、同期含めず10時間ほどで整備完了。けっこう早かった。MacBook Proの初回Time Machineバックアップ中。手順としてはこれで全部終了。ふー。続いてMacBook AirをSierraにアプグレ。こっちは手間はかからない。数十分後に完了。

・その後の追加

リストを見ながらインストールしてるわけじゃないので、大事なものを忘れてたりする。後で追加したのは、Jedit、Skype、プリンタドライバ、スキャナドライバ、ディスプレイのプロファイルなど。

・クリーンインストールは気持ちいい

OSX以降、新しく購入したMacはほとんど丸ごと、データ移行で済ませているんだけど、たまにクリーンインストールすると、不要なソフトやデータが省かれて気持ちが良い。

各ソフトに設定した環境設定や、ショートカットなどを移行しなきゃならないけど、それもいろいろ確認して取捨選択できるし。


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com/
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

チュッパチャップスの包装紙ってなんであんなに取りにくいんだ? 日本の製品だったら、まっ先に改良される部分に違いない。100円で2本(アタリはもっと多く)出てくるガチャポンの、前を通りがかるたびに買っちゃうのだ。

ネットで調べてみたら、包装紙の端っこを見つけて引っぱればラクに開くと。そりゃそうだけど、それでも開かないこと多いんだもん。

・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii


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編集後記(03/08)

●SFホラー映画「光る眼(VILLAGE OF THE DAMNED)」を見た(1995/アメリカ)。ジョン・ウィンダムのSF小説「呪われた村」の三度目の映画化。ある日突然、町の一定地域の生きものすべてが仮死状態になり、6時間後に目覚める。その後、その地域の受胎可能な女性のすべてが妊娠していることが発覚した。

謎の妊娠に政府研究機関は月々3000ドルの支給と定期的な検診を発表し、全員が出産を決めた。一人だけが死産し、女性科学者は死体を隠す。後に明らかになるが、それはエイリアンであった。青森県亀ヶ岡遺跡から出土した遮光器土偶そっくりの姿をしている(古代人はエイリアンだった?)。生まれてきた子は男女同数で、DNA検査で全員の父親が同じであることが判明する。

成長できたのはわずかに9人。4ペアの8人はきれいな顔をしているが、ほとんど無表情でかわいげがない。そして非常に冷酷である。それと相手失ったため一人になったデビッド。彼だけが体が小さく、人間っぽくかわいい。いつも仲間はずれに近い。彼らは人間の心を読み、相手を意のままに繰る超能力を持っており、不都合な人間は容赦なくどんどん殺していく。

その能力が発揮されるとき、眼が緑からオレンジに変わって光る。女性科学者によれば、世界各地でこの侵略は起きている。しかし、生き残っているのはこの9人だけらしい。彼らのリーダーのマーラは、皮肉にも侵略をくい止めるために行動する医師アランの娘で、既に母は自殺させており、人間と共存はできない、生きるか死ぬかの戦いだと一方的に宣言する。

地球の支配者であった人間は、初めて支配される側になるのか。アランは「感情を持たないのは二流の生命体だからだ。我々は愛する能力でより優れている。同情なき種族は滅ぶ」と異星人相手に力説するが、むちゃくちゃ空しい。彼は心を読まれないように、海を思い浮かべることに集中し子供らを欺く。

倉庫に立て籠もる子供らは、接近する警官隊をマインドコントロールして、ことごとく同士討ちさせる。彼らは次の段階に達するまで隠れるため、バラバラになって町を出るという。その手伝いをせよと命じられたアランは、鞄に時限爆弾を忍ばせ、彼らの前で時間稼ぎを図る。心を読まれないよう文字通り強固な「壁」を描く。

海じゃなくてストレートに壁、それも次第に突き崩されていく。ばれないうちに起爆できるだろうか。この攻防はわかりやす過ぎる。デビットだけが生き残り、母親とともに町を脱出し何処かに消えていく。主役はどこかで見たことがある顔だと思っていたら、あの「スーパーマン」のクリストファー・リーブであった。神父は「スター・ウォーズ」のマーク・ハミルだとあとから知る。

「光る眼」は1960年版、1963年版がある。DVDが見つかればいいな。冒頭の町の生きものがすべてその場で倒れているシーンはなかなかの見せ場で、バーベキューの火の上に突っ伏した気の毒な男がいて……。それとは関係ないが、バーベキューってくさいよなあと、そんな広場を通るときいつも思う。 (柴田)

「光る眼(VILLAGE OF THE DAMNED)」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006QJSTR0/dgcrcom-22/


●「イタリア」「ワークショップ」が斜めや縦に並んでいると、「イワーク」に見えるぐらい毒されているのだと知った……。/今やっている仕事の区切りがついたら、Sierraに上げようと思っていたのだ……。

/Office Mac 2011のままだなぁ。そろそろ上げないとなぁ。Macもそろそろ新しいのにしないとなぁ。出費が痛いなぁ。

/あと10年でローン完済したかったんだが、20年ぐらいかかりそう。おっかしいよなぁ、余裕を持って返せるはずだったんだが……。いや、10年で返す!

しかし副業する時間はないんだよなぁ。どころか料理の時間が取れなくて、お総菜買ったり何なりで不経済なんだよなぁ。最近は家事サービスを頼みたいぐらい。いやいや本末転倒だわ。

一番近くのスーパーで使える、百貨店友の会の積立をしていたが、来年度からは今までの金券ではなくカード式になってしまい、それと同時にスーパーで利用できなくなるとのこと。もうこの積立をする意味はないわ。近所の百貨店のに入り直して、そこで食べたり、お総菜を買うわ。お中元・お歳暮もそこからにしよう。

宝くじつき定期預金をあちこちの銀行で実施している。金利はあってないようなものだし、数百円でも当たったら金利以上にはなる。面白そうだなぁと表を見ていたら池田泉州銀行が。「すみれの花定期預金」の方がいいなぁ(笑)。 (hammer.mule)

宝くじ付き定期預金の金利順・完全比較ランキング
http://bank-deposits.net/takarakujiteikiyokin.html

すみれの花定期預金
http://www.sihd-bk.jp/kojin/save/sumire/index.html

定期の中でも金利の高さを求めるならネット定期
https://woman-money.nifty.com/intelligence/finance/detail/150708002081_1.htm
この金利だと節約につとめた方がいいよねぇ。金利が安いから貯金せずに使おうとは一般家庭では思わないなぁ。高いものはローンで買いやすいけど。