[4658] 芸術の目的とは何なのでしょうか?◇技術書典5レポート&書籍プレゼント

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《その「向こう側」とやらが》

■羽化の作法[71]
 現在編 芸術の目的とは何なのでしょうか?
 武 盾一郎

■LIFE is 日々一歩(84)[コラム]
 技術書典5レポート&書籍プレゼント
 森 和恵



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■羽化の作法[71]
現在編 芸術の目的とは何なのでしょうか?

武 盾一郎
https://bn.dgcr.com/archives/20181016110200.html

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最近、何の気なしに「Quora」というサービスを使い始めました。Yahoo知恵袋の実名版みたいな感じでしょうか。

https://jp.quora.com/


そこに「芸術の目的とは何なのでしょうか?」という質問がありました。

https://jp.quora.com/%E8%8A%B8%E8%A1%93%E3%81%AE%E7%9B%AE%E7%9A%84%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%8B?ch=2


現時点では日本語の回答が2件、英語の回答が1件あります。なるほどなあ感心しつつ読みました。「芸術とはなにか?」について散々考えたり語ったりしてきたのですが、現時点での芸術観を今一度言語化してみようと思いました。

そこで、Quoraの「芸術の目的とは何なのでしょうか?」を自分なりに考えてみました。

●境界上に立ち現れたもの

私にとって芸術とは、「向こう側の世界とこちら側の世界を繋ぐ窓」だと考えています。

「向こう側の世界」とは、例えば、「神(々)の世界」と言ってもいいし、「魂の世界」でもいいし、「死の世界」でも「イデアの世界」でもいい。「真理」でもいいし、「理想」でも「妄想」でもいい。

もうちょっと違う言い方をすれば「(物質に対する)情報の世界」でもいいし、「見えないもの」でもいい。

私の作品『線譜』は「音楽の宇宙」、ガブリエルガブリエラでは「この世(12月世)と織り成すもう一つの世界・13月世」を描いていて、それらは「向こう側の世界」となります。

参照画像:線譜『サークル』

https://www.facebook.com/junichiro.take/posts/2186324041412471



参照画像:ガブリエルガブリエラ『ティリアのお城』

https://www.facebook.com/GabrielGabriela.jp/posts/1031423323610498



「向こう側の世界」の設定は割と何でもいいのですが、ポイントは芸術とは常に「境界に位置している」ことなんだと思います。

つまり「芸術はどこにあるのか?」というと、美術館とかギャラリーとか個人宅とか公共空間にあるのではなくて、グーグルマップ的にはその場所に位置してたとしても、「こちら側と向こう側の境界上に立ち現れたもの」が芸術なのだと思います。完全にこちら側にあっても、完全に向こう側に行っちゃっても「芸術」にはならないのです。

そうすると、芸術の目的がなんとなく見えてきます。それは「こちら側の世界と向こう側の世界の境界に風穴を開けて風通しを良くする」目的を持っている。と、今のところ私はそう考えています。

作品に触れて「面白いなあ!」と感じる時、きっとそれは作品の向こう側を、イメージできたり触れたりできたような感触を持った時でないでしょうか?

別に言語的でなくても構いません。言葉にできなくても、作品の「向こう側」に誘われた感触があるとドキドキしたり、作品を通してその背後にある世界がブワーっと迫って来たりした時に恍惚としたりするのだと思います。

一方、観てもピンと来ない時は、作品から光が反射されて返ってくるだけで、その奥に行けないような感じを、私は受けたりします。

絵の具の物質感が出てるだけとか、モノがゴロッとあるだけのコンセプトのアートもあったりはするのですが、それもやはり境界上に置かれる感じがあるかどうかが、ピンと来るか来ないかを分けてたりします。

その「向こう側」とやらが、これといって役に立つものでもなかったりして、そこが芸術の芸術らしさだったりします。「向こう側」を「とても有用な情報」と設定した場合、アートと呼ぶ必要がなくなってしまう可能性が高いのです。

例えば、iPhoneは芸術作品である可能性はありますが、芸術作品とは呼ばれていません。「今までにない概念の表現に成功した」と言う意味で、iPhoneはとても芸術的です。

そして「スティーブ・ジョブズはアーティスト」と言っても、そんなに違和感はないでしょう。

しかし、ジョブズをアーティストと呼ぶことも、iPhoneを芸術作品と言うこともあんまりないのは、それが紛れもなく役に立つものであり、「完全にこちら側の世界」にあるからなのだと私は思います。

しかし、だからと言って「役に立たないものを作る」こと自体は、芸術の目的ではありません。そこが芸術のちょっとややこしく感じるところではあります。

とは言うものの、「芸術の目的とは何か?」とか、「芸術とは何か?」という問いに、正しいひとつの答えがあるわけでもないと思います。

「価値観を転換させる」とか、「未来を予言する」とか、「非日常を味わう」とか、「人間の多様性を知る」とか、人によって「芸術の目的と何か?」に対する返答の言葉の使い方はそれぞれだと思います。また、時と共に変わっていくこともあるでしょう。

手法にしても、素材に意味を持たせているアーティストもいますし、概念を絵にするアーティストもいますし、物質を放棄して情報だけを作品とするアーティストもいます。

方法も様々ですが、芸術とは結局のところ「こちら側」と「向こう側」の境界に佇むのです。そして、こちら側と向こう側の境界線上に見事に着地してると感じた時、芸術作品は観るものに向かって輝くのだと思います。

●アートを購入しましょう

生活や功利に追われてしまうと人は苦しくなります。そんな時、ストレス解消に役立つツールとしての消費作品は沢山あります。マーサージ器と芸術は、結果癒されたりするので似たところはあります。

違いは何かと言うと、癒しのためのツールはその機能性で優劣を測れます。そもそもその機能性と、コストの優劣で勝負しているものですから。なぜジャッジし易いのかというと、商品から私に癒しを施してくれて受け身でいられるからなのです。

ところが、芸術は自分から作品にアクセスしないとならないのです。それによって作品はこちら側と向こう側の空気を入れ替え、超越的な、あるいはドロップアウト的な、または宗教的な、何らかの癒しの作用に至るのだと思うのです。

なので、基本的に芸術は「優劣」でジャッジする必要のないものです。

確かにどうしても上手い下手とか価格とか、分かり易い物差しで測りたくはなります。それはそれで一つの基準ではありますが、作品がどんな「向こう側」を垣間見せているかを探りながら、旅をするように芸術作品と向き合うのが醍醐味なのだと思います。合う合わないの好みで良いのだと思います。

ただ、これだけだと芸術は単に鑑賞するものになってしまうので、存命するアーティストの作品なら、思い切って購入することがとても重要だと思うのです。自分が作品を作っている側なので、切にそう思います。

持ち帰って自宅に飾っても、作品は完全に「こちら側の世界もの」にはならないのです。購入した人の所有物になったとしても、芸術作品はずっと「向こう側」との境界に立ち続けてくれるのです。

それは日常である自宅に現れた「神秘への聖なる窓」になるはずです。それだけでも、作品を購入してみる価値はあるのではないでしょうか?(つづく)


【武盾一郎(たけじゅんいちろう)/売れっ子画家】

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【カオスな夜展】11/14〜12/3
ガブリエルガブリエラ出展します!
《金色野原の小さな精霊達》をテーマとした
新作含む物語絵と呪薬(ジュエリー)を出品
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装丁画を担当しています!『星野智幸コレクション・全四巻』(人文書院)

星野智幸コレクションI スクエア
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星野智幸コレクションIII リンク
http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b226414.html



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■LIFE is 日々一歩(84)[コラム]
技術書典5レポート&書籍プレゼント

森 和恵
https://bn.dgcr.com/archives/20181016110100.html

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こんにちは! 森和恵です。遠征続きで体調崩しておりますが、今回は短めにがんばります。ラストに書籍プレゼントもあるのでお見逃しなく。

●今週のお知らせ

【 Adobe MAX Japan 2018】
https://maxjapan.adobe.com/


11月20日 Adobe MAXにて、『Dreamweaverで学ぶBootstrap 4! 〜Adobe XDカンプからレスポンシブWebページを世界最速コーディング〜』というタイトルで15:05開始の〈BREAKOUT SESSION〉に出演します。

それにともない、2回ぐらいセッション予習のためのYouTubeライブ配信を予定しています。よかったら、チャンネル登録をお願いします。
https://www.youtube.com/r360studio


●技術書典5レポート

前回のコラムでお知らせしましたが、10月8日に開催された「技術書典5」にサークル参加してきました。技術書典に参加するのは、これで二度目になります。

技術書典は、“技術書”だけを扱う同人誌即売会です。今回は、サークル数470、サークル・スタッフ等関係者は889人という大所帯で開催されました。来場者数は、総来場者数はのべ10341人だったそうです。

今回は、池袋サンシャインシティの展示ホールに会場を移したのもあり、来場者の導線がゆったり取られていましたし、通路が広めに取られており、人気サークルは人だかりができてもOKな所に配置されていました。人混み対策がかなりしっかりされていたのではと思います。

前回の技術書典4では、通路に人があふれすぎていて危険を感じるほどだったので、サークル数が倍になったのに大きな混乱もなく、みなさん買い物を楽しまれているようでした。

参加者側の当日の様子は、NHKニュースのコラムをみるとよくわかります。

【News Up 文系も知りたい「技術書典」 NHKニュース】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181011/k10011667311000.html


●自分のサークルのこと、反省点。

今回は前々日に登壇するイベントがあったので、本より先に私が東京入りしました。あとから宿泊先のホテルに、本とブースを飾るためのツールを一式送ってもらう形で準備しました。

当日のブースの様子はこちらです。本の表紙にあわせて、ピンク一色のブースになっておりました。



頒布したのは「Adobe XD とっときテクニック BEST5」という本です。今回のために書き下ろした新刊でした。

【r360study サークルページ】
https://techbookfest.org/event/tbf05/circle/30440001


100冊持ち込んで、残りが35冊。お友だちにプレゼントした分もあったので、経費をようやくまかなったぐらいのところでした。前回よりも、少しだけシビアな結果に終わりました。

見ていて気になったのが、前回よりも「見本誌の試し読み」で終わってしまって、頒布までいたらなかったケースが多かったことです。読者目線で魅力のある内容になってなかったのかな……ということ感じました。

Adobe XDといえば、「プロトタイプ」「リピートグリッド」などの目玉機能があるのですが、あえてそれらを紹介しなかったのです。

探せばどこにでもある情報ではなく、一年間ほぼ毎日使ってきた私の目線でおすすめしたい使い方や、使う時の注意などを伝えたかったというのが理由です。

同人誌ですもの。趣味の本ですから、ここはソフトへの愛情を掘り下げたかったのです。

ですが、求められるものと違ってたのだなというのが、反省点ではあります。また、タイトルで内容が伝わりにくかったのもありますね。

そして最大の反省点が、ぎりぎりまで本が完成しなかったことにあります。

技術書典のサイトには、「サークルチェックリスト」という機能があります。これは、参加者が事前に回るサークルをチェックしておくリストです。

ここでチェックされた数が「被チェック数」という情報で、各サークルに表示されます。今回の私の最終的な被チェック数86でした。

同人誌ができる目処がつくまでは、30ぐらいだったので、もっと早く本を仕上げておいて、告知に専念すべきだったなと思います。

1000部以上頒布するサークルでは、被チェック数が600以上つくそうなので、やはり、事前に情報を周知させておくというのは、大切なことですね。

各サークルの参加レポートについては、noteにたくさん記事がありますので、次回参加してみようかな? というかたは、是非読んでみてください。

【技術書典5 まとめ #技術書典|湊川あい@わかばちゃんと学ぶ本 発売中|
note】
https://note.mu/llminatoll/m/m5c2ff9815f1e



●お待たせしました。書籍プレゼント企画です

プレゼントするのは、10月5日に出たばかりの新刊です。4人の共著なのですが、CCライブラリ・Capture・スマートオブジェクトなど、知ってれば地味に役立つ部分を担当しました。

【世界一わかりやすいIllustrator & Photoshop & XD Webデザインの教科書】
https://gihyo.jp/book/2018/978-4-297-10032-2


プレゼントの応募方法は、1〜4の手順で行ってください。

1)当選時にメッセージするため、@r360studioをフォローしてください。
https://twitter.com/r360studio


2)本の目次をみて、読んでみたい所を2つ決めてください。
※書籍のURLから目次をご覧いただけます。

3)↓の投稿をリツイートし、そのコメントで「読んでみたい所」を教えてださい。



応募期間は、次の私のデジクリ担当の前日「10月29日(月)中」です。抽選は、コメントで「なるほど!」と感銘を受けた方に当たります。コメント大事です。

ふるってのご応募をお待ちしております。

……ということで、今回はここまで。次回は、プレゼントの抽選結果と出版した書籍についてお話ししたいと思います。

ではまた、次回お目にかかりましょう!
(^^)


【 森和恵 r360studio ウェブ系インストラクター 】

r360studio@gmail.com
http://r360studio.com/



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編集後記(10/16)

●村松英子「歴史に恋して」を読んだ。筆者は村松剛の妹、文学座を経て三島由紀夫にヒロイン女優として育てられ、三島のほぼ全作品を主演、現在も舞台を中心に活動中の80歳。この本は、筆者が読売旅行社「文化の旅」企画と講話付き引率を受け持ち、その10年分の旅行記が中心である。冒頭にあるのが、旅行記ではない「怨霊文化と小野小町」で、小野小町は誰か、の謎を解いている。

百人一首での「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに」が小野小町作とされている。百人一首などに小野小町の顔が描かれるようになったのは、江戸時代に入ってからで、それまでは後ろ向きに描かれていたらしい。その頃の人は小野小町が誰かを知っていた。そして描けなかった。なぜなら彼女は女ではなかった。文徳天皇の第一皇子、惟喬親王であった。

というのが筆者の辿り着いた結論である。当時は紀貫之が女名前で「土佐日記」を書いたように、男性が女性の名前を用いるのは不思議ではない。小野小町が誰のペンネームかは周知のことなので、敢えて書き残してはいない。加えて、気の毒な境遇の皇子が名乗る小町に協力するような「美女小町の伝説」が生まれ拡散していった。時代を経ると、一般に小野小町が誰かわからなくなった。

有名な「六歌仙」が不思議なのは、小野小町と在原業平以外は「歌仙」と呼ばれるほどかと思わせるところだ。「六歌仙」の人たちは惟喬親王に近い人ばかりで、惟喬親王の霊鎮めのために配されたと知ると納得できる。百人一首に才人の惟喬親王の歌がないのがおかしい。代わりに小野小町という名人がいて、当時は誰も不思議に思わなかったのは、惟喬親王の別名だと周知のことだった。

藤原氏のお家芸はライバルの蹴落としである。藤原良房の娘・明子が惟仁親王を生んだ。後の清和天皇である。当然天皇になるはずだった惟喬親王は、8歳で隠居させられた。惟喬親王が初めの頃に隠居したのが、乳母の実家のある小野の里。親王にとって小野小町というペンネームは自然なものであろう。

加えて、本名よりも自由に詠める。女性にしては何か慎みのないと感じる歌も、少年親王とすれば「なんて微笑ましい」と思える歌がある。小野小町の恋歌とされてきた歌が、親王が両親達に愛された宮中の日々を思っての歌と思えば胸をつかれる。親王を追放した藤原氏も、祟りへの恐怖心は強かったので、小町伝説へと、親王から話が逸れるのは歓迎だったかもしれない、と筆者は思う。

親王は木地師たちが祖神と仰ぐ存在で、親王ゆかりの十六弁の菊家紋を許された。親王の家臣とされた木地師(藤原左衛門)が、美濃で美しいさざれ石を見つけて詠んだ歌「わが君は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」は詠み人知らずの名歌として「古今集」に収録された。明治政府は「わが君」(惟喬親王)を「君が代」と改め「国歌」にしたのだそうである。

「当然、天皇になるはずが、藤原氏に蹴落とされたけれど、惟喬親王は、自らに捧げられた歌が『国歌』になり、永遠の存在になったのです」と筆者。

小野小町の歌は「私、まだ咲いているわよ」と詠んでいる、と解釈するのはわたしが百人一首を語る本の最高峰と思う、小名木善行「ねずさんの 日本の心で読み説く「百人一首」 千年の時を超えて明かされる真実」である。(柴田)

村松英子「歴史に恋して」2018 万葉舎
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4860500881/dgcrcom-22/


小名木善行「ねずさんの 日本の心で読み説く「百人一首」 千年の時を超えて明かされる真実」2015 彩雲出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4434205404/dgcrcom-22/



●森さんのプレゼント、応募したいっ。コメント大事!

/「非日常を味わう」「完全に『こちら側の世界もの』にはならない」という文章を、私の持つ芸術の意味に付け加えることにした。

「芸術」は学校の授業で習ったもの、教科書にあったもので推測していて、わかっているようでわかっていない単語のひとつ。美術品やミイラの棺、建築物に芸術を感じることはあるし、雑誌やサイト、広告やフィギュアでも同様。

私にとっての芸術は、心を動かされるもの、が一番のように思う。それは技術的なことや発想の昇華、色や形、装飾の一部でも感じる時がある。

あと日常において、直接役に立たないもの、生きていくために必須ではないものという概念もあるかも。「非日常を味わう」はそれの拡大版だな。続く。 (hammer.mule)