[2006] よくわかるMKチャットの歴史

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 <そのときそのときで場当たり的に書いてるのがバレバレですね(^^;)> 

■MKチャット対談 
 よくわかるMKチャットの歴史
 笠居トシヒロ&まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[59] 
 危険な目に遭おう
 吉井 宏


■MKチャット対談 
よくわかるMKチャットの歴史

笠居トシヒロ&まつむらまきお
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かさい: まいどー、笠居です。いやー5月とはうってかわって、6月は怒濤のように忙しい日々だー、と思ってたら、もう7月ですか! 夏やん!
まきお: どもども、まつむらですー。今日はすっごい雷雨やったねぇ。梅雨明けかしら
かさい: もう梅雨明けですか? 全然雨降ってないのにねえ
まきお: こうやって天気の話が続くのは話題のない証拠なんですが…(^_^;)
かさい: そういうネタバラしはしなくていいです(^^;)
まきお: だってさぁ、デジクリ2000号でしょ? 足掛9年やってるんよ、9年!
かさい: 9年かあ、ってことはですよ? わしら36才の頃からやってんの? えー、ながー。そらぁネタもなくなるわ(笑)
まきお: あ、98年4月からだから、実質8年。で、今回、デジクリが全部Blogになったじゃないですか
かさい: あー、そうでしたねえ。まだ見てないわ、URLどこやったっけ?
まきお: < https://bn.dgcr.com/
>
かさい: うわー、猫やー。なんか雰囲気ちょっと変わったねえ
まきお: 猫は編集部のかもださんが描かれているそうです
かさい: 著者名がカテゴリーになってるー、ちょっとはずかしー(笑)
まきお: カテゴリークリックしてみると、この数か月だけなの、カテゴライズされているの
かさい: みたいやねー。やったら、MKでひとまとめでエエのに(^^;)
まきお: いやいや、検索できるんですよ。検索で「まつむら」って入れたらよぉ、400件出てきたよ。ぼくの名前が出ているだけの号もあるだろうけど、それでも400近くやってるのかと思ったら、あきれてものがいえない(笑)
かさい: オレもやってみよう…件数ってどこに出るの?
まきお: 件数はですな、出ないので、テキストエディタで行数確認して6で割るの(笑)ぼくとだいたい同じやね。394
かさい: わー(笑)
まきお: これによると、まつむらの初登場は3号、笠居さんは6号で、おいらの方が大先輩ということがわかるねぇ(笑)
かさい: 大先輩って、3号(3日)しか違わんがな(^^;) ま、過去に自分が書いた記事探すのはやりやすくなったかな
まきお: よくまぁ2000件も登録してくださった。おつかれさまでした(^_^;)/
かさい: これさあ、最初からBlogだったら手間ないけど、記事ひとつひとつ、手入力してったのかなあ?
まきお: ファイルメーカー化されてると思うので、そっから出力加工かな?で、最初まつむらはレギュラー、笠居さんはゲストライターで不定期ってことだったのね。で、2か月たたずして、まつむらが音をあげて、笠居さんとかわりべったんになってるわ(笑)(45号)
かさい: MKでチャットやり出したのはいつだっけ? これやりだしてからは長いよね、けっこう
まきお: MKチャットで検索すると、412号だけどもっと前だよな。名称が違ったんだろうか
かさい: 314号からですねー
< https://bn.dgcr.com/archives/19990428000000.html
>
まきお: ああっ、MKチャットではなくて、当初はMKチャットだったのかーっ(><)/
かさい: 全角ハンカクで区別するんやな(笑)1999/04/28から、なのでまるまる7年!
まきお: 7年目といえばウワキですかー(笑)
かさい: それは3年目でしょ>浮気(笑)
まきお: そりゃ演歌やろが。おいらがゆってるのはモンローですがな(笑)
かさい: 日本人ですから(笑)
まきお: おやじくさいぞー(笑)
かさい: ええやん(^^;) あー、でも昔の記事とか見ると、はずかしーのもあるが、読みふけってしまうねえ
まきお: 読みたくないよぉ(^_^;)だらだらした話が多いのかと思ったら、けっこうまじめにやってるねぇ(笑)意外とFlashの話が多い(笑)
かさい: 最初はFlashの話を、っていう依頼だったんじゃなかったっけ?
まきお: だったと思う〜。最近はデジタルであることすら忘れてる(笑)
かさい: 忘れてますねえ(笑)時々思い出したように、ソフトのレビューとか、ハードの話題とか書いてますけど…… あ、今とんでもないものを発見!(^^;)
まきお: ドキドキムネムネ(^_^;)
かさい: [#212]引続きHTML4.0について語っちゃうぞ、というオレの記事なんですが
< https://bn.dgcr.com/archives/19981223000000.html
>
まきお: んん?...あああっ(^_^;) タグがっ(笑)うあああああ(^_^;)
かさい: 原稿内にタグを書いてたのがそのまま文字サイズに反映されてます!!
まきお: うはははは(^_^;)でもこれ、前のバックナンバーでもこうなってたはずだよねぇ。しかも、タグ閉めてないのか、後半の人の記事も文字がでかい(^_^;)
かさい: そら閉めてないよ。〜〜〜というタグは、なんたらかんたら〜〜って書いてるだけで、HTMLコーディングしてたわけじゃないもん(笑)メルマガだから、ってんで、HTMLタグをそのまま記述してたんだよねえ
●ここは修正してしまったので、今はとんでもなくありません(編
まきお: とんでもねぇ悪党だな(^_^;)
かさい: なんでやねん、オレ悪くないやんかー(^^;)
まきお: いや、キミが書いたことにはまちがいねぇ(笑)
かさい: そらそうだが(^^;) でもさあ、他の人の記事にもあるんじゃないの?>タグ 一度全部洗った方がいいですよー>編集部(笑)
●は〜い、見つけ次第やっつけます(編
まきお: しかし、400近くあると、まったく記憶にないのが多い.....orz
かさい: 書いたことを覚えてないってことかえ?
まきお: 覚えてないなぁ、たとえばこれなんて全然おぼえてない......日本の電話が昔定額だったなんて、おいら今はじめて知ったけど、これを見ると、おいらがそう言ってるよ(^_^;)
< https://bn.dgcr.com/archives/20020529000000.html
>
かさい: 言ってるねえ(笑)こまかいところはオレも覚えてないなぁ。この話(IP電話について)をしたのは覚えてるけど
まきお: なんか、ボロボロと脳細胞が崩れ去っているのが実感できて哀しくなってきたよ(;_;)
かさい: 普通、昔のことのほうが覚えてるもんだけど、この程度は、最近ってことなんかなあ。脳細胞、もう半分くらい死んでるもんなあ
まきお: 自分一人で書いた原稿だとけっこう覚えてるけど、チャットだと覚えてないこと多いなぁ。しゃべったこと忘れるのと同じで
かさい: そのときそのときで場当たり的に書いてるのがバレバレですね(^^;)
まきお: しかし、わたしら400号ぐらいだけど、2000号フルで付き合ってるハマムラさんって.....
かさい: 毎回、編集後記書いてるもんね。覚えてるのかなあ? つか、よー書けるわなあ、柴田さんもさぁ。わしらとうとう隔週にしてもろて、まだひぃひぃ言うてんのに(^^;)
まきお: ねぇ(^_^;)  デジクリ3号の記事がさぁ、Flash3のパブリックベータが出た時ですよ。その日に号外が出たの
かさい: あー、懐かしいねえー、ムービークリップとテルターゲットにハマってるときだねえ
まきお: 3はすごかったからねぇ。Flashの歴史教科書だな、これ(笑)Flash5がいかにひどかったかとか、手に取るようにわかる(笑)
かさい: そうそう、わしらの記事の中で、検索エンジンに一番よー引っかかる(引っかかってた、かな)のってなんだかわかる?
まきお: なんだろ....? Flashじゃなくて?
かさい: Flashがらみだけど
まきお: Flashのバグかな....(^_^;)
かさい: [#544]《緊急!》Mac版Internet Explorer5は大丈夫か?! です
< https://bn.dgcr.com/archives/20000301000000.html
>
まきお: あー Flashがブラクラ(ブラウザクラッシュ)させちゃうってやつ
かさい: 転載自由、どんどん広めて、って書いたんでかなりの数転載記事があった模様で、ひと頃は、いーっぱい検索に引っかかってました(笑)
まきお: あ、そういえばそんなこと書いたっけね
かさい: 今読むとねー、いやぁ、熱血ですよ(笑)
まきお: そうか、この頃はOS9だから、ブラクラどころか、システムクラッシュさせてたんだFlashが(笑)とんでもねぇなぁ、そりゃ怒るわ(笑)
かさい: ねえ(笑)
まきお: これはFlash Verいくつだっけ。このIEクラッシュさせてたころって
かさい: なんぼやろー? えーとね、あとがき見ると、マクドのゲーム作ってた頃みたいだから、4だよ
まきお: 4かぁ。MacのIEも今はなく...わしらも歳をとったのぉ
かさい: じじいか(^^;) ところで、他になんか今も気に入ってる記事ある?
まきお: なんか、いろいろいい話が多いなぁ(笑)これみると、20世紀はあちこちにケンカ売ってて、21世紀になっておとなしくなってるなぁ、わし(笑)中身はともかく、タイトルはいいのが多いな。「名も無く貧しく美しくしかもバカ」とか(笑)「Flash民主主義革命宣言」とか「構図は言語だ」うーん美術の先生みたいなこと言ってるなぁ(笑)
かさい: 確かに、タイトルはなかなかいいね、ほとんどまつむらさんに任せてるけど>タイトル
まきお: えらい、わし(^_^)/
かさい: えらいえらい(笑)ところでねえ、オレねー、好きなのがあるんですよ。今読んでも笑っちゃう(笑)>[#1217]理解不能な未来
< https://bn.dgcr.com/archives/20021211000000.html
>
まきお: ああ、「ヘモ」(笑)あれは名作だねぇ(笑)
かさい: そうそう(笑)おもしれーよなあ。このとき、チャットしながら笑い転げたもん(笑)
まきお: ヘモってのは、ウンゴロッタがヘバったモノなんですってよ(^_^;) かなり最近、リアルになってきてる気がしますが(^_^;)
かさい: しますね(笑)AS3.0とか理解不能ですわ(^^;)
まきお: まぁこうやってみてますと、8年もなにをやってんだかと思ってたけど、まぁそれなりにやってるじゃないかね、若いなりに(笑)
かさい: そらまあ、その時その時では、それなりにがんばってましたからねー
まきお: ところで、Flash3の時代、MacはG3かな
かさい: んーそうかな
まきお: いろんなソフトやハードやサービスが現れては消え....ハードや回線のスペックは10倍以上になってると思うのだが、やってること、考えてることはあんまり変わってねぇなぁ、わしらも、デジタルの世界も
かさい: まぁね、全然方向性の違う欲求が出てくることなんてあんまりないですからね>人間
まきお: ケータイが普及したくらいで、そんな革命的にベンリになったりはしてないなぁ
かさい: ケータイだって、便利なんだかどうなんだかわからんもんね。でもまあ、デジクリは、まだまだ続きそうですなあ
まきお: そこが一番フシギだ(^_^;)>デジクリ
かさい: フシギいうな(笑)
まきお: いやいやいや努力のタマモノです(^_^;)
かさい: これからもがんばっていきましょー>スタッフもワシラもね(^^;)
まきお: あ、こんだけ原稿あったらさぁ、忙しい時、再録まぜちゃってもだれも気がつかないよね、きっと
かさい: 時事ネタがないやつならわからんかもなあ、本人がわからんくらいやからなあ(笑)
まきお: じゃあそのうちこそっと(^_^;)
かさい: あかんあかん(^^;)

【笠居 トシヒロ/WEBコンテンツクリエイター・デザイナー】
W-ZERO3の新型が出ますね。スマートになって、電池の持ち時間も延びて、これなら使えるかなー。でも液晶が小さくなったら、老眼の目には辛いのが悩みどころですなぁ(^^;)
< http://www.sharp.co.jp/ws/007sh/index.html
>
< http://www.mad-c.com/
> < mailto:kasai@mad-c.com >

【まつむら まきお/まんが、イラスト、アニメーション作家】
通勤時間がながいので、録りためていたTV番組、映画をすこしづつiPodで消化中。でも眼が疲れるのであまり進まない(笑)
< http://www.makion.net/
> < mailto:makio@makion.net >

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■グラフィック薄氷大魔王[59] 
危険な目に遭おう

吉井 宏
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信号のない交差点や路地などで、ものすごい勢いで曲がってくるスクーターや自転車がよくいる。曲がった向こう側には、クルマは来てないし人も歩いてないと100%確信しているかのようだ。ほんのちょっとでも衝突の可能性を想像できていたら、ああいう曲がり方は絶対にできないはずだ。

ベランダの下がちょうどそういう路地の入り口なので、ヒヤリとする場面をしょっちゅう見る。ヘッドホンをつけ、ケータイでメールを打ちながら、道のど真ん中をびゅーんと左折してくる女子高生もいる。人通りの多い歩道を幼児を後に乗せて激走する母親も。だいたい、スクーター(特に宅配ピザ等)が角を曲がるとき、なぜあんなにバンクする必要があるのか。

クルマや大型バイクでは、そういう無茶な曲がり方をするのはそれほど見かけない。自分だけでなく他人の命もかかっているという自覚が一応あるからだろうし、ながく乗っていれば危険な目にもたくさん遭ってるからだろう。

そう、一度でもあぶない目に遭っていれば。

子供にケガをさせないように、親は子供から危険を遠ざけ、企業は製品に細心の注意を払う。まあ、その時点では大切なことだとしか言いようがないけど、そうした努力が逆に子供に大ケガをさせることになるかもしれない。幼児のうちから、「これは危ない」と自ら思えるような経験をたくさんさせる必要があると思う。(赤ん坊が小さな部品を飲んじゃうとかは別だけど)

血がドバッと出て痛い経験を経なければ、刃物の扱いに注意深くならないだろう。ブロック塀に登って遊んでるとき、グラグラのブロックにヒヤリとした経験がなければ、外観で強度を判断してはいけないとわからないだろう。

プールのコンクリートの角やツルツルの床、側溝に渡された薄い板。ケガしたことがある場面に類似した状況では無意識のうちに気をつけるようになる。その辺に落ちてる木片は必ず釘を突き出しているし、段ボールはホッチキスの金具で指を切ってやろうと待ちかまえている。

底の見えない川に頭から飛び込めばたいてい岩があるし、浅瀬や桟橋には無数の鋭利な刃物(割れた貝殻)が埋め込まれている。木の手すりには逆目にトゲが出ているし、天井裏に登ればベニヤ板はペラペラだ。自転車で車道から歩道へ入るとき、進入角が浅すぎると段差に車輪を取られる。

階段には水平に持った傘で人の目を突こうとしている人がいる。バットを持っている人は突然素振りを始めるし、ゴルフボールは前歯を折りたがっている。おもちゃでも銃を人の顔に向けるな。

コンセントに針金を突っ込んだり、ムキ出しの配線に触れて感電した経験は貴重だ。僕は電柱に登ってガイシを手でつかんだこともあるので、電気はコワいと知っている。

折り畳み式のイス・机の恐ろしさは、挟まれた友人の小指が皮一枚でぶら下がったのを見たからよく知ってる。勢いよく閉まってくるガラス戸を手で止めようとしてもいけないし、ドアの蝶番側の隙間はテコの原理で非常に大きな破壊力がある。

ススキで手を切ったことがない人は、葉っぱに危険があるなんて想像もつかないだろう。同様に、紙の端っこも凶器になる。まんじゅうにも、歯を折るほどの異物(固めた砂糖でできた飾り)が入っていたりする。そういえばイスに画鋲が置かれてないか確認する習慣はまだ残ってるな。

二階から飛び降りるとどのくらいの衝撃があるか。また、着地の姿勢によっては、膝で口を打って血だらけになるとか。木登り、どのくらいの太さの枝なら体重を支えられるか。ヤマモモの枝は折れやすいので登ってはいけないが、本当はどのくらい折れやすいのか。猫がいるところでボンボン付きの耳かきを使うと何が起きるか。

ケガするほど危険でなくても、電柱の脇には必ず犬の糞があるし、繁華街の道には必ず痰や吐瀉物の痕跡がある。地べたに座ってるヤツ、信じられない。

落ち着きがなく注意力散漫全開な子供だった僕も、小学高学年までには日常の物理的危険についてほぼ学習を終え、その後は大きなケガはほとんどしてない(最近、撮影用500Wランプの熱さについて学習したけど)。っていうか、危ないことばかりやってケガが多い子供だっただけか。

交通は危険経験の宝庫だ。バイクで、並行して走っていたクルマがパチンコ屋に入ろうと突然左折、ボンネットを越えて吹っ飛んだことがある。止まってるクルマのドアが開けられるのは最高に怖い。後ろを見ずにバックしてきたクルマにぶつけられたこともある。なので、今でも「運転手がこちらを見て確認している」とはまったく思えない。逆の立場でも細心の注意を払う。

たぶん神戸の人は棚や大型テレビなどの置き方に神経質になるだろうし、雪国の人は床の摩擦係数に敏感だろう。

子供を必要以上に危険から遠ざけたため、ケガをしないまま大人になったとしたら、その子にとっても他人にとっても非常に危険だ。さまざまな危険を実際に体験させて(多少は血を出して)体に覚えさせる「訓練キャンプ」みたいのが必要だと思う。あと、年に一度くらい、小学生を誘うニセ変質者を出没させるとかも必要。

【吉井 宏/イラストレーター】hiroshi@yoshii.com
バイクやスクーターのマフラーを改造して音を大きくするのはやめてほしい。やかましい一台が通り過ぎるだけなら一瞬だが、国道246号がすぐそこに見えるうちのマンションでは24時間やかましい。大きな音を出して喜んでるのは幼児並み。自己主張か個性の表現のつもりなのか? あと、トラックの常軌を逸した大音量カスタムクラクション、心臓がしばらくバクバクする。
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://graphic.pastel.co.jp/yoshii/
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■編集後記(7/5)
・すでに何百回も書いていることだが、わたしが大好きな夏には困るものがふたつある。雷と花火である。そう、犬がこわがる物件である。一昨日も、日中に雷雲があらわれて、ハニー号は大狂乱。もちろん、テラスに置いてはおけないから玄関に入れるが、鳴いて騒いで、もう大変である。リードを長いままにしておくと廊下や壁をツメでひっかいて暴れ回るから、半分以下の長さにして玄関のちいさなスペースから動けないようにする。せいぜいその場で立つか横になるかくらいの自由度しかない。そこから、わたしたちに向かって吠える吠える。このゴロゴロ鳴るのはお前らの責任だとでもいうかのように、すごい声で吠えまくる。昔はこうではなかった。前の家でも今の3倍以上広い玄関で、気弱げに鳴いていた程度だったし、こっちに来てからも今ほど狂乱しないで雷をやりすごしていたものだ。それがここ数年、歳をとるにつれてガマンができなくなったのだろう、お前のプライドはどこにいったと言いたいくらいのブザマな乱れようだ。そばに行けばひとまずおとなしくなっていたのはいつ頃までのことか、いまはそばに居てもうるさいことはなはだしい。仕方なく、身体を密着させて首をつかんで押さえ込んだりしているが、とても疲れる。食事のタイミングでこれをやられると、もうなにを食べているかわからなくなる。雷が早く去るのを祈るばかりだ。えんえんと鼻でクンクンやられ、大きな声で吠えられると、腹が立つやら情けないやら、もう犬なんか絶対飼いたくないと本気で思う。それでも、無警戒にグターッと寝ている姿を見たり、ちょっと長時間の外出から帰ったとき尾をブンブン振りまくって壁にドンドン当たる音を聞くとかわいいなあと思う。雷と同じくらい、いやそれ以上におびえるのが花火や爆竹の音。ああ、呪わしい夏が来た。(柴田)

・永吉さんTシャツ。EXPOで売れ残ったらしい。ほかは手描きのものや、Tシャツにチープなおもちゃが縫い付けられているようなもの、奇抜なものばかりだったので仕方あるまい。12枚残ったので欲しい方がいらしたらinfo@dgcr.com宛に希望サイズ明記の上、件名「永吉Tシャツ希望係」でメールください。送料梱包手数料込みで、1枚2,500円です。銀行口座、ジャパンネットバンク、郵政公社の一般振替口座での決済になり、振込手数料などはご負担ください。アメリカンサイズのMとLがあります。先着順受付です。販売終了したら、その旨を後記に書きます。実物写真はまだ撮影していません。生地は洗濯に耐えうる、こだわりのヘビーウェイト。霜降りグレーの生地と、ちょっと茶色寄りのグレーの生地がありまして、どちらかがMで、どちらかがLです。このいいかげんなところは、現在手元に現物がないからです。永吉さんのイラストは黒でプリントされていまして、シンプルかつ通常使いのできる、長く愛用してもらえる一品です。新しいデザインのものを作りたいなぁという話も出ていまして、とってもレアなアイテムになるかも。まずは本日、実物写真もないのに買っちゃおうという永吉さんファン、Tシャツコレクター、レアアイテムマニア、想像力豊かな方、チャレンジャー募集です。衝動買いの2,000円はすぐ忘れますが、買いそびれた時の後悔は長引くかもしれませんぞ〜!(hammer.mule)
< http://blog.goo.ne.jp/nagayoshi_katz/e/986cd4b3faf4b8b5bdb2d48c03cdd01b
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