<ネットなのになんで全角英数字を使うのさ>
■笑わない魚[228]
絶対真理
永吉克之
■デジアナ逆十字固め…[53]
水晶の次は光学球レンズ
上原ゼンジ
■セミナー・イベント案内
JPC 夏季集中スキルアップ講座
手塚真ミュージアムトーク〜手塚治虫・「天才」の秘密
手塚治虫 原画の秘密展
■笑わない魚[228]
絶対真理
永吉克之
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上原ゼンジ
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■笑わない魚[228]
絶対真理
永吉克之
< https://bn.dgcr.com/archives/20070719140400.html
>
───────────────────────────────────
前々回のコラムで、ヒマなんかいらない、映画を観に行く時間もないほど忙しい方がいいと書いたら、それが実現してしまった。恥も外聞も捨てて、仕事が欲しいよ〜とデジクリで訴えたら、仕事が入ってくるという法則があるようだ。
そんなわけで、映画を観に行けなくなっただけでなく、コラムを書いている時間までなくなってしまったので、ちょっぴり慚愧に堪えないが、今回は、以前、携帯メルマガとして配信していた『絶対真理』のテキストから数本選んで掲載させてもらうことにした。購読者が最多時で三百人もいないメルマガだったから、読んでいない読者もたくさんおられるだろう。
●明るい未来
安心していただきたい。人類が核戦争や飢餓や天災などで滅びることなど絶対にない。そんな程度で絶滅してしまうような人類など、私は生まれてからただの一度も見たことがない。地球が氷河期になろうが、白色矮星になろうが、超新星爆発を起こそうが、絶対に滅びないという不退転の決意を我々人類は、皆もっているのだ。人類が滅びたあと、ゴキブリが地上を支配しているだろうという推測に意味はない。なぜなら人類は滅びないからである。
●幸福への道
友人の長谷川は詐欺、営利誘拐、貨幣偽造、強盗殺人などの罪で死刑の執行を待っていたのだが、いつまで経っても執行されないので、たまりかねてある日、死刑囚をやめると言いだした。そこで彼は裁判所に申請して釈放され、今では大阪の羽曳野市で、評判のお好み焼き屋を夫婦でやっている。息子は希望していた国立大学の受験に受かったそうだ。人は何かを得ることで幸福になるのではない、不幸をやめることで初めて幸福になれるのである。
●空気とともに生きる
人が人として生きるために絶対忘れてはならないことがある。それは空気を吸うことだ。これを忘れた人間たちの哀れな末路を私は幾度も見てきた。空気を吸わない人間に生きる資格はないと断言してもいい。私は空気が大好きで毎日吸っているほどである。もし吸えなくなったら、絶望のあまり家族も仕事も捨てて最果ての街をさまよい歩くしかなくなるだろう。ところで、空気を吸うだけでは肺が膨らむ一方なので、吐くことも忘れてはならない。吐くのを忘れた人間たちの無残な最後を私は幾度も見てきた。吸ったら吐く。それが肝要だ。
●わずかな所作から心を読む
他人、特に初対面の人間と接する時は、なにげない言動から相手の気分を読み取るコツを知っておくことが円滑な人間関係を築くうえで大切だ。例えば、顔面が紅潮して表情が強ばり、出刃包丁を手にして泡を吹きながら「こ、殺してやる!」と今にもあなたに襲いかかろうとしている人は興奮している可能性があるので、そんな場合は「ちょっと静かにしてもらえませんか」とは言わない方が無難である。襲いかかってきても、とりあえず無視しておくのが賢明というものだ。
●死に方を自分で決める
いかに生きるか、いかに死ぬかは裏腹なのである。われわれは可能な限り早めに死に方を決めて、それを目標に生きて行かなければならない。できれば小学校に上がるまでに死に方を決めておきたい。死はいつやってくるのか分らないからだ。例えば、事業に失敗、破産、安アパートの一室で人知れず飢死、という死のシナリオができていても、いきなり車にはねられて死ぬこともある。だから、シナリオ通りの死を志すのなら、駐車場で遊ばない、横断歩道を渡る時は左右を確かめるといったことを子供の頃から心がけるべきだ。
●こんな人は疑え
他人を疑うことを勧めるのは不本意だが、読者の安全のために言うと、こんな人の言うことを信じてはならない。それは、死んでいる人、あるいは死んでいるくせに明朗にふるまっている人、800年以上生きている人、何も食べないで生きている人、もしくは溶岩しか食べない人、身長が15メートル以上ある人、海中に住み、脚が10本あって危険が迫るとスミを吐いて逃げる人、農産物の加工販売という看板を掲げておきながら、裏で密かにプロゴルファーとして全米オープンに出場している人、屏風に上手に坊主の絵を描く坊主などだ。
●Win-Winの精神
いちいち例を挙げるまでもなく、領土をめぐっての国家間の争いというのはいつの時代にもあるものだ。この問題を解決する方法はただひとつしかない。それは各国が互いに譲りあうことだ。極東を例にすると、まず竹島だが、これは韓国が日本に返還する。その代わり尖閣諸島は中国が領有権を放棄する。そしてその見返りに、ロシアが占拠している北方四島を日本が領有する。こうすれば四方まるく収まるではないか。譲る心、与える心が智慧を生むのである。
●活躍する日本人
外交面においては日本人の自信のなさばかりが目立っているが、現代の世界秩序の骨組みを作ったのは日本人だということを忘れてはならない。現代史をひも解くと、そこここに日本人の名前が見つかる。ガンジー、毛沢東、ケネディ、キング牧師など、国際政治だけでなく、現代人の倫理観の基礎を作ったのも日本人である。存命している日本人のなかで私が最も尊敬するのは、モハメッド・アリだ。病魔に犯されながらも社会貢献を続けるその姿を見るたびに大和魂ここにありの感慨を深くする。
●電話と父親の関係
最近、メールの便利さよりも、電話と比べた場合の不便さの方が注目されがちだ。しかし電話の優れたところは、その場ですぐ返答が得られるという点だけではない。まず電話をかけるには電話機が必要だ。かつて家庭用の電話機はみな黒くずっしりと重かった。だから子供のころ、二つ年下の弟とケンカをするとよく電話機で殴ったものだ。受話器だけでもダメージはあったはずだが、それでは教育効果がないと、電話機の総重量を弟の脳天に叩きつけたら、人を殺す気かと父親に張り倒された。どこの家庭でも父親とはそういうものだ。
【ながよしかつゆき/夜のストレンジャー】katz@mvc.biglobe.ne.jp
すでに他所で発表したテキストを、デジクリで使い回すのは初めてなんです。こういうときは潔く休載すべきなんでしょうが、茂田さんが休載中ということもあり、窮余の策でございました。
・ちょ〜絵文字 < http://emoz.jp/
> au&Yahoo!ケータイ公式サイト
デコメール用のGIFアニメを載せてもらってます。
・アーバンネイル < http://unail.jp/
> ネイルアートのケータイサイト
ネイルアート用イラストを載せてもらってます。ログインがちと手間かも。
・無名芸人 < http://blog.goo.ne.jp/nagayoshi_katz/
> ブログ
何の役にもたたない無責任な文章を載せてます。
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■デジアナ逆十字固め…[53]
水晶の次は光学球レンズ
上原ゼンジ
< https://bn.dgcr.com/archives/20070719140300.html
>
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ビー玉に映った世界を撮影すると、けっこう面白い感じになるので、もう少しビー玉方面を掘り下げてみたいと思っていた。そして、気泡の多いレトロビー玉や水晶玉にもちょっかいを出してみたが、今度は同じ透明な玉つながりということで、ちゃんとした光学レンズである球レンズを試してみることにした。
球レンズは、「何か透明な玉はないか?」とネットを徘徊するうちに発見した。光ファイバ同士の接続に使ったり、さらに加工してカメラ付き携帯電話などに使われているらしい。値段は2000〜3000円程度のようだが、小売りをしているようなものではないらしい。
とりあえず、あるメーカーに「一個譲っていただけないか」とメールをしてみたが、返事は来なかった。メールチェックもしないようなメーカーだったのか、無視されたのかは不明だ。ちょっぴり気が萎える……。
しかし、どうしても欲しゅうてたまらん状態になってしまったので、再度別のメーカーに問い合わせをしてみた。すると今度は返事があった。しかし、商社を紹介するので、そちらと交渉してみて欲しいという返事だった。
うーむメンドクサイ。「商社と交渉してみたが、一個だと売ってくれなかった」とウソをつき、「直接売ってくれないか」と言ってみた。するとオーケーだが、取り引きを開始するにあたり、会社同士で書面を交わす必要があるという。私は有限会社マミンカの代表取締役として、そのメーカーと取り引きをする決断をした。
一週間ほどしてブツが届いた。買ったのは直径10ミリのガラス玉のはずだが、でかい段ボールに入って届けられた。なかにはそのメーカーが製造しているさまざまな製品のカタログも入っていた。営業のお兄ちゃんは球レンズを1000個ぐらい発注してくれるんじゃないかと期待してるのかな。でも、もういらないよ……。
今回買った球レンズは、ビー玉なんかとは違って氏素性がはっきりしている。材質、屈折率、設計波長、表面品質なんていうデータも揃っている。材質はBK7。BK7というのはボロシリケートクラウンガラスのことで、組成の分類は硼珪酸ガラス。光学ガラスとしては一般的な材料のようだ。
光学ガラスというのは、レンズやプリズムなどに使われるガラスのことで、内部の屈折率が均等で光の吸収が少ないのが特徴。逆に言えば、今まで使っていたビー玉や天然水晶というのは、気泡や不純物、クラックなども入っており、内部で変な風に屈折したり、透明度が低かったりするということ。こういった違いが実際の撮影でどのような違いになって現れるのかということが、今回の実験の眼目だ。
●丸いレンズの工作法
丸いレンズの工作もだんだん慣れてきた。しかし、今回は直径が10ミリと、少し小さいのが難。今まではドーナッツ状の板を二つ作り、玉をその二枚で挟むという工作をしてきた。外側の丸も内側の丸もサークルカッターで簡単に切ることができたのだが、10ミリだと小さすぎてサークルカッターでは無理だ。そこでとりあえずはフリーハンドでカットすることにする。
いろいろ素材を試してみたが、バリが気になったりするので、最終的には白いスチレンボードを使うことにした。これは5ミリ厚だったので、サンドイッチにするとちょうど球レンズが隠れるサイズだ。スチレンボードには弾力があるので、穴を小さめに作って押し込んでしまえば、安定もする。
そして小さな穴を開けるのには、リーマーという工具を買ってきた。これは円錐(三角帽子)状で刃がついている工具だ。先端部分を小さく開けた穴に突っ込み、ぐりぐりと回転させていくと、だんだん穴が広がっていく。球レンズをはめて大きさを確認し、少しずつ穴のサイズを広げていくという方式は、なかなかこの工作にはいいようだ。
今まではノギスで玉の大きさを測り、サークルカッターを使って、玉よりも少し小さめの穴を開けるという方式をとっていた。しかし、この穴のサイズというのはけっこう微妙なので、合わなければ微調整して、カットし直さなければならない。しかし、リーマーを使って少しずつ調整できれば、何枚もドーナッツ板を切り直す必要はないし、弾力のある素材なら、ぴったりに作る必要もない。これは、今後球状レンズの工作をする上で、けっこういいやり方かもしれない
鏡筒の部分は、四角くカットしたポリプロピレンシートを丸めてテープで留める。そしてレンズのはまった円盤をやはりテープで留め、試作は完成。今回の工作の問題点は球レンズが、直径10ミリとひじょうに小さいこと。なるべくトリミングをせずに撮影するためには、この10ミリの円が画面いっぱいに広がることが望ましい。つまりかなりの近接撮影になるということだ。
今までは、タムロンの90ミリマクロを使って等倍までの撮影をしてきたが、さらに寄る必要がある。方法としては、レンズとボディの間に接写リングを入れる、それから、アダプターを使ってレンズを逆向きに取り付ける、というやり方がある。
いろんな組み合わせで試してみたが、今回の場合はニコンの60ミリマクロと純正オート接写リングPK-11Aという組み合わせで撮影することにした。撮影結果はブログのほうをご覧下さい。
◇キッチュレンズ工房
< http://kitschlens.cocolog-nifty.com/
>
今まで、普通のビー玉、天然水晶、光学球レンズと試してきたわけだが、それぞれに描写の違いがあった。まず今回の光学球レンズは、さすがに筋の良さというのを感じさせられた。レンズの中心部ではきちんとピントも合う。それが中心から離れるに従い拡散するような感じでボケていくのだが、それがひじょうに滑らかで、自然で美しい。
天然水晶の場合は、そんなにはっきりとしたピントの山はない。全体的に柔らかな描写になっている。周縁部のボケはいままで見たことのないようなボケ方で、なかなか面白いし、きれい。
ビー玉の場合も、光学レンズと比較すれば全体にボケた感じだ。水晶と比べた場合もB級感が漂う。ただし、そんなに安っぽいという感じでもない。ボケた部分での色の滲みは、ちょっと絵画的でもある。
けっきょく、どれも悪くないなあ、という感じだ。嫌みのないボケで気品すら感じさせる。この「玉シリーズ」の実験は大成功だ。あとはこれらのレンズを駆使して、もっといっぱい写真を撮ってみることにしよう。
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジ写真研究所
< http://www.maminka.com/zenlab/top.html
>
◇「デジカメでトイカメ!! キッチュレンズ工房 〜ピンホールに蛇腹、魚眼でレトロでアナログなデジタル写真を撮ろう!〜」上原ゼンジ著
→アマゾンで購入するなら
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/483992421X/dgcrcom-22/
>
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■セミナー案内
JPC 夏季集中スキルアップ講座
〜仕事に役に立つ知識を基礎から最新情報まで身につけよう〜
< http://www.jpc.gr.jp/jpc/seminar/070807.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070719140200.html
>
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<主催者情報>
いつも気になりながら、きちんと理解していないことがありませんか。今さら人に聞けなくて放置していませんか。制作環境の更新を検討していますか。デジタルワークフローを適切に運用すれば、コストを下げスピードやクオリティを上げることは簡単です。JPCだからできる中身の濃い実践ノウハウを環境の整ったセミナールームでお教えします。
主な対象者:アートディレクター、グラフィックデザイナー、プリプレススタッフ、編集者、フォトグラファー、イラストレーター、印刷スタッフ、印刷営業、情報システム担当、広報宣伝担当
日時:8月7日(火)8日(水)9日(木)全日13:30〜16:50(13:15〜受付開始)
会場:アップルコンピュータ株式会社 32Fセミナールーム(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー)
< http://www.apple.com/jp/employment/overview.html
>
参加費:無料(JPC会員限定)
※非会員の方は会員になって頂くことで受講できます。
入会のご案内はこちら< http://www.jpc.gr.jp/jpc/join/index.html
>
プログラム
●第1日『デジタルワークの基礎』(8月7日)
13:30〜14:30(60分)
「ポストスクリプトって何?フォントや出力をきちんと理解する」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(PDF委員会委員長)
14:40〜15:40(60分)
「カラーマネジメントって難しい?色合わせを簡単に理解する」
有限会社マミンカ 上原ゼンジ(カラーマネージメント委員会副委員長)
15:50〜16:50(60分)
「透明って何?透明の仕組みと使い方を正しく理解する」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(PDF委員会委員長)
●第2日『Mac Pro & Adobe Creative Suite 3 の実力検証』(8月8日)
13:30〜14:30(60分)
「Mac Pro & Photoshop CS3で画像合成がさらに革新?」
株式会社アマナ(講師未定)
14:40〜15:40(60分)
「Mac Pro & Illustrator CS3で表現手法がさらに進化?」
株式会社スイッチ 鷹野雅弘氏
15:50〜16:50(60分)
「Mac Pro & InDesign CS3でデザインがさらに自由に?」
株式会社THINKSNEO 大里浩二氏
●第3日『デジタルワークフロー構築の手引き』(8月9日)
13:30〜14:30(60分)
「Mac OS X Serverを利用した共同作業」
A・Tコミュニケーションズ株式会社 東陽一(OS X委員会副委員長)
14:40〜15:40(60分)
「PDFの基礎と作成方法を完全マスター」
(講師未定)
15:50〜16:50(60分)
「Adobe Acrobat Professionalで大幅コストダウン」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(PDF委員会委員長)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
手塚真ミュージアムトーク〜手塚治虫・「天才」の秘密
手塚治虫 原画の秘密展
< http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/sub/atom_vision_7b.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070719140100.html
>
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<主催者情報>
「マンガの神様」といわれた手塚治虫を父に持ち、幼い頃から「表現者」として活躍する現在に至るまで、父をどのように感じてきたか、家族から見た素顔など、様々なエピソードを交えてお話しいただきます。
日時:7月28日(土)13:00〜
会場:宝塚市立手塚治虫記念館(宝塚市武庫川町7-65 TEL.0797-81-2970)
参加費:無料(要入館料 大人500円、中高生300円、小学生100円)
申込方法・詳細:サイト参照
手塚真プロフィール:
ヴィジュアリスト。1961年東京生まれ。日本大学芸術学部映画学科入学。有限会社ネオンテトラ代表取締役。株式会社手塚プロダクション取締役。宝塚市立手塚治虫記念館総合プロデューサー。CD-ROMソフト「TEO-もうひとつの地球」、映画「白痴(ヴェネチア国際映画祭デジタル・アワード賞)」、テレビアニメ「ブラック・ジャック」、映画「ブラック・ジャック 二人の黒い医師」、映画「ブラックキス」ほか
●「手塚治虫 原画の秘密展」
< http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/
>
日時:7月12日(木)〜10月30日(火)9:30〜17:00 水休・8月中無休
入館料:大人500円、中高生300円、小学生100円
内容:切り貼り、修正液、コマの並べ替えなど手塚治虫の原画に修正箇所は多く、単行本として発売される際にも、大幅な加筆修正を行います。これは、少ないページの中に山場を作り、次回へのひきを作る必要のある連載と、あたまから一気に読む単行本では、山場もセリフのリズムも全く別であるはずだと考えたからです。本展では、「マンガ」を追求し続けた手塚治虫の姿勢を、描き直しの後が残る原画やボツになった原画などを通してご紹介します。
記念館職員による企画展ガイド:毎週土日13時より
●アトムビジョン上映内容はサイト参照
< http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/sub/atom_vision.html
>
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■編集後記(7/19)
・第137回芥川賞に決まった諏訪哲史サンが「先生をギャフンと言わせたくて書いた小説でした」とコメントしていた。先生とは故・種村季弘である。あ、ことわっておくが、有名人は呼び捨てにするのが正しい。呼び捨てとは乱暴な言い方だが、ようするに著名な人、高名な人を話題にするときに「さん」をつけるほうがかえって失礼である。三島由紀夫を「三島さん」、イチローを「イチローさん」といっちゃう感覚はおかしいでしょう。それはともかく、ギャフンである。37歳の文学者が発するコメントにしては時代錯誤というか、陳腐きわまりない。いや、ジョークで言ったのかもしれない。先生が先生だから、そうかもしれない。じつは数日前、6歳になったばかりの孫娘が「ギャフンっていわせるってどういう意味?」と聞いてきた。おじいちゃん、困る。正確に教えることができない。「のび太がジャイアンにひどいことされてドラえもんにひみつどうぐをかりてジャイアンをやっつけるときなどギャフンっていわせるというよね」というようなことを返した覚えがあるが、われながら情けない。ちなみに、孫娘は「ドラえもん」や「ドクタースランプ」のコミックをよく読んでいるので、ギャフンの現場はわたしの説明の現場と一致するかもしれない。気になるのでギャフンについてネットをチェックしたら、「『ぎゃふんといわせる材料探して』内科医、メール無断転送し盗み見」なんてニュース記事があった。「同僚の言動が不満でメールからぎゃふんといわせる材料を探そうと思った」と供述(ばかだねえ)、というから死語かと思っていたギャフンはまだ生きていたのだった。本気ではなくジョークで使おう。(柴田)
・デジクリblogを提供してくださっている吉田印刷所の笹川さんからメール。笹川さんのところは無事だったようだ。良かった。これが欲しいと書かれてあったYouTubeのアドレスにアクセスしてみた。私も欲しい〜。/昨日書いた「新潟日報 災害サイト」や多くの大手新聞社サイト。前々から思っていたけど、ネットなのになんで全角英数字を使うのさ。「PHSやパソコンからはインターネットのホームページアドレス(http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi)で確認できる。」って書いてあるけど、その情報だって携帯で見ている人はいると思うんだよね。フルブラウザだってあるし。ならそこをクリックすれば飛べるのに、全角という日本語だとアドレス認識しないから、直接入力してアクセスするしかないじゃないか。被災者向けなんだ。頼むよ!/39歳からレーシングカートを始め、二年目には三位入賞、三年目には優勝し、以降は三位圏内という方と会った。今は年に一度しかレースには出ないらしい。39歳からカートを始めて優勝まで行けるもんなんだと驚いた。打ち合わせ中にケーブルTVの話になり、有料のフジを観ているとのことだったので「F1ですか? 去年おととしと鈴鹿に行きましたよ。」と尋ねたことから話がF1、カートへ。F1の濃い技術的な話から、昔のお話まで聞けて面白かった。はじめてすぐの頃は、横Gだけであばら骨三本にヒビが入ったりしたらしい。お尻や足は地面から3センチの世界で、どういうエンジンを積むか、作戦をどうやってとるか、タイヤはどういうものにするか、などなど頭脳戦になるんだって。(hammer.mule)
< http://jp.youtube.com/watch?v=LXuoMwesmfo
> 欲しい
絶対真理
永吉克之
< https://bn.dgcr.com/archives/20070719140400.html
>
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前々回のコラムで、ヒマなんかいらない、映画を観に行く時間もないほど忙しい方がいいと書いたら、それが実現してしまった。恥も外聞も捨てて、仕事が欲しいよ〜とデジクリで訴えたら、仕事が入ってくるという法則があるようだ。
そんなわけで、映画を観に行けなくなっただけでなく、コラムを書いている時間までなくなってしまったので、ちょっぴり慚愧に堪えないが、今回は、以前、携帯メルマガとして配信していた『絶対真理』のテキストから数本選んで掲載させてもらうことにした。購読者が最多時で三百人もいないメルマガだったから、読んでいない読者もたくさんおられるだろう。
●明るい未来
安心していただきたい。人類が核戦争や飢餓や天災などで滅びることなど絶対にない。そんな程度で絶滅してしまうような人類など、私は生まれてからただの一度も見たことがない。地球が氷河期になろうが、白色矮星になろうが、超新星爆発を起こそうが、絶対に滅びないという不退転の決意を我々人類は、皆もっているのだ。人類が滅びたあと、ゴキブリが地上を支配しているだろうという推測に意味はない。なぜなら人類は滅びないからである。
●幸福への道
友人の長谷川は詐欺、営利誘拐、貨幣偽造、強盗殺人などの罪で死刑の執行を待っていたのだが、いつまで経っても執行されないので、たまりかねてある日、死刑囚をやめると言いだした。そこで彼は裁判所に申請して釈放され、今では大阪の羽曳野市で、評判のお好み焼き屋を夫婦でやっている。息子は希望していた国立大学の受験に受かったそうだ。人は何かを得ることで幸福になるのではない、不幸をやめることで初めて幸福になれるのである。
●空気とともに生きる
人が人として生きるために絶対忘れてはならないことがある。それは空気を吸うことだ。これを忘れた人間たちの哀れな末路を私は幾度も見てきた。空気を吸わない人間に生きる資格はないと断言してもいい。私は空気が大好きで毎日吸っているほどである。もし吸えなくなったら、絶望のあまり家族も仕事も捨てて最果ての街をさまよい歩くしかなくなるだろう。ところで、空気を吸うだけでは肺が膨らむ一方なので、吐くことも忘れてはならない。吐くのを忘れた人間たちの無残な最後を私は幾度も見てきた。吸ったら吐く。それが肝要だ。
●わずかな所作から心を読む
他人、特に初対面の人間と接する時は、なにげない言動から相手の気分を読み取るコツを知っておくことが円滑な人間関係を築くうえで大切だ。例えば、顔面が紅潮して表情が強ばり、出刃包丁を手にして泡を吹きながら「こ、殺してやる!」と今にもあなたに襲いかかろうとしている人は興奮している可能性があるので、そんな場合は「ちょっと静かにしてもらえませんか」とは言わない方が無難である。襲いかかってきても、とりあえず無視しておくのが賢明というものだ。
●死に方を自分で決める
いかに生きるか、いかに死ぬかは裏腹なのである。われわれは可能な限り早めに死に方を決めて、それを目標に生きて行かなければならない。できれば小学校に上がるまでに死に方を決めておきたい。死はいつやってくるのか分らないからだ。例えば、事業に失敗、破産、安アパートの一室で人知れず飢死、という死のシナリオができていても、いきなり車にはねられて死ぬこともある。だから、シナリオ通りの死を志すのなら、駐車場で遊ばない、横断歩道を渡る時は左右を確かめるといったことを子供の頃から心がけるべきだ。
●こんな人は疑え
他人を疑うことを勧めるのは不本意だが、読者の安全のために言うと、こんな人の言うことを信じてはならない。それは、死んでいる人、あるいは死んでいるくせに明朗にふるまっている人、800年以上生きている人、何も食べないで生きている人、もしくは溶岩しか食べない人、身長が15メートル以上ある人、海中に住み、脚が10本あって危険が迫るとスミを吐いて逃げる人、農産物の加工販売という看板を掲げておきながら、裏で密かにプロゴルファーとして全米オープンに出場している人、屏風に上手に坊主の絵を描く坊主などだ。
●Win-Winの精神
いちいち例を挙げるまでもなく、領土をめぐっての国家間の争いというのはいつの時代にもあるものだ。この問題を解決する方法はただひとつしかない。それは各国が互いに譲りあうことだ。極東を例にすると、まず竹島だが、これは韓国が日本に返還する。その代わり尖閣諸島は中国が領有権を放棄する。そしてその見返りに、ロシアが占拠している北方四島を日本が領有する。こうすれば四方まるく収まるではないか。譲る心、与える心が智慧を生むのである。
●活躍する日本人
外交面においては日本人の自信のなさばかりが目立っているが、現代の世界秩序の骨組みを作ったのは日本人だということを忘れてはならない。現代史をひも解くと、そこここに日本人の名前が見つかる。ガンジー、毛沢東、ケネディ、キング牧師など、国際政治だけでなく、現代人の倫理観の基礎を作ったのも日本人である。存命している日本人のなかで私が最も尊敬するのは、モハメッド・アリだ。病魔に犯されながらも社会貢献を続けるその姿を見るたびに大和魂ここにありの感慨を深くする。
●電話と父親の関係
最近、メールの便利さよりも、電話と比べた場合の不便さの方が注目されがちだ。しかし電話の優れたところは、その場ですぐ返答が得られるという点だけではない。まず電話をかけるには電話機が必要だ。かつて家庭用の電話機はみな黒くずっしりと重かった。だから子供のころ、二つ年下の弟とケンカをするとよく電話機で殴ったものだ。受話器だけでもダメージはあったはずだが、それでは教育効果がないと、電話機の総重量を弟の脳天に叩きつけたら、人を殺す気かと父親に張り倒された。どこの家庭でも父親とはそういうものだ。
【ながよしかつゆき/夜のストレンジャー】katz@mvc.biglobe.ne.jp
すでに他所で発表したテキストを、デジクリで使い回すのは初めてなんです。こういうときは潔く休載すべきなんでしょうが、茂田さんが休載中ということもあり、窮余の策でございました。
・ちょ〜絵文字 < http://emoz.jp/
> au&Yahoo!ケータイ公式サイト
デコメール用のGIFアニメを載せてもらってます。
・アーバンネイル < http://unail.jp/
> ネイルアートのケータイサイト
ネイルアート用イラストを載せてもらってます。ログインがちと手間かも。
・無名芸人 < http://blog.goo.ne.jp/nagayoshi_katz/
> ブログ
何の役にもたたない無責任な文章を載せてます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジアナ逆十字固め…[53]
水晶の次は光学球レンズ
上原ゼンジ
< https://bn.dgcr.com/archives/20070719140300.html
>
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ビー玉に映った世界を撮影すると、けっこう面白い感じになるので、もう少しビー玉方面を掘り下げてみたいと思っていた。そして、気泡の多いレトロビー玉や水晶玉にもちょっかいを出してみたが、今度は同じ透明な玉つながりということで、ちゃんとした光学レンズである球レンズを試してみることにした。
球レンズは、「何か透明な玉はないか?」とネットを徘徊するうちに発見した。光ファイバ同士の接続に使ったり、さらに加工してカメラ付き携帯電話などに使われているらしい。値段は2000〜3000円程度のようだが、小売りをしているようなものではないらしい。
とりあえず、あるメーカーに「一個譲っていただけないか」とメールをしてみたが、返事は来なかった。メールチェックもしないようなメーカーだったのか、無視されたのかは不明だ。ちょっぴり気が萎える……。
しかし、どうしても欲しゅうてたまらん状態になってしまったので、再度別のメーカーに問い合わせをしてみた。すると今度は返事があった。しかし、商社を紹介するので、そちらと交渉してみて欲しいという返事だった。
うーむメンドクサイ。「商社と交渉してみたが、一個だと売ってくれなかった」とウソをつき、「直接売ってくれないか」と言ってみた。するとオーケーだが、取り引きを開始するにあたり、会社同士で書面を交わす必要があるという。私は有限会社マミンカの代表取締役として、そのメーカーと取り引きをする決断をした。
一週間ほどしてブツが届いた。買ったのは直径10ミリのガラス玉のはずだが、でかい段ボールに入って届けられた。なかにはそのメーカーが製造しているさまざまな製品のカタログも入っていた。営業のお兄ちゃんは球レンズを1000個ぐらい発注してくれるんじゃないかと期待してるのかな。でも、もういらないよ……。
今回買った球レンズは、ビー玉なんかとは違って氏素性がはっきりしている。材質、屈折率、設計波長、表面品質なんていうデータも揃っている。材質はBK7。BK7というのはボロシリケートクラウンガラスのことで、組成の分類は硼珪酸ガラス。光学ガラスとしては一般的な材料のようだ。
光学ガラスというのは、レンズやプリズムなどに使われるガラスのことで、内部の屈折率が均等で光の吸収が少ないのが特徴。逆に言えば、今まで使っていたビー玉や天然水晶というのは、気泡や不純物、クラックなども入っており、内部で変な風に屈折したり、透明度が低かったりするということ。こういった違いが実際の撮影でどのような違いになって現れるのかということが、今回の実験の眼目だ。
●丸いレンズの工作法
丸いレンズの工作もだんだん慣れてきた。しかし、今回は直径が10ミリと、少し小さいのが難。今まではドーナッツ状の板を二つ作り、玉をその二枚で挟むという工作をしてきた。外側の丸も内側の丸もサークルカッターで簡単に切ることができたのだが、10ミリだと小さすぎてサークルカッターでは無理だ。そこでとりあえずはフリーハンドでカットすることにする。
いろいろ素材を試してみたが、バリが気になったりするので、最終的には白いスチレンボードを使うことにした。これは5ミリ厚だったので、サンドイッチにするとちょうど球レンズが隠れるサイズだ。スチレンボードには弾力があるので、穴を小さめに作って押し込んでしまえば、安定もする。
そして小さな穴を開けるのには、リーマーという工具を買ってきた。これは円錐(三角帽子)状で刃がついている工具だ。先端部分を小さく開けた穴に突っ込み、ぐりぐりと回転させていくと、だんだん穴が広がっていく。球レンズをはめて大きさを確認し、少しずつ穴のサイズを広げていくという方式は、なかなかこの工作にはいいようだ。
今まではノギスで玉の大きさを測り、サークルカッターを使って、玉よりも少し小さめの穴を開けるという方式をとっていた。しかし、この穴のサイズというのはけっこう微妙なので、合わなければ微調整して、カットし直さなければならない。しかし、リーマーを使って少しずつ調整できれば、何枚もドーナッツ板を切り直す必要はないし、弾力のある素材なら、ぴったりに作る必要もない。これは、今後球状レンズの工作をする上で、けっこういいやり方かもしれない
鏡筒の部分は、四角くカットしたポリプロピレンシートを丸めてテープで留める。そしてレンズのはまった円盤をやはりテープで留め、試作は完成。今回の工作の問題点は球レンズが、直径10ミリとひじょうに小さいこと。なるべくトリミングをせずに撮影するためには、この10ミリの円が画面いっぱいに広がることが望ましい。つまりかなりの近接撮影になるということだ。
今までは、タムロンの90ミリマクロを使って等倍までの撮影をしてきたが、さらに寄る必要がある。方法としては、レンズとボディの間に接写リングを入れる、それから、アダプターを使ってレンズを逆向きに取り付ける、というやり方がある。
いろんな組み合わせで試してみたが、今回の場合はニコンの60ミリマクロと純正オート接写リングPK-11Aという組み合わせで撮影することにした。撮影結果はブログのほうをご覧下さい。
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今まで、普通のビー玉、天然水晶、光学球レンズと試してきたわけだが、それぞれに描写の違いがあった。まず今回の光学球レンズは、さすがに筋の良さというのを感じさせられた。レンズの中心部ではきちんとピントも合う。それが中心から離れるに従い拡散するような感じでボケていくのだが、それがひじょうに滑らかで、自然で美しい。
天然水晶の場合は、そんなにはっきりとしたピントの山はない。全体的に柔らかな描写になっている。周縁部のボケはいままで見たことのないようなボケ方で、なかなか面白いし、きれい。
ビー玉の場合も、光学レンズと比較すれば全体にボケた感じだ。水晶と比べた場合もB級感が漂う。ただし、そんなに安っぽいという感じでもない。ボケた部分での色の滲みは、ちょっと絵画的でもある。
けっきょく、どれも悪くないなあ、という感じだ。嫌みのないボケで気品すら感じさせる。この「玉シリーズ」の実験は大成功だ。あとはこれらのレンズを駆使して、もっといっぱい写真を撮ってみることにしよう。
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◇「デジカメでトイカメ!! キッチュレンズ工房 〜ピンホールに蛇腹、魚眼でレトロでアナログなデジタル写真を撮ろう!〜」上原ゼンジ著
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<主催者情報>
いつも気になりながら、きちんと理解していないことがありませんか。今さら人に聞けなくて放置していませんか。制作環境の更新を検討していますか。デジタルワークフローを適切に運用すれば、コストを下げスピードやクオリティを上げることは簡単です。JPCだからできる中身の濃い実践ノウハウを環境の整ったセミナールームでお教えします。
主な対象者:アートディレクター、グラフィックデザイナー、プリプレススタッフ、編集者、フォトグラファー、イラストレーター、印刷スタッフ、印刷営業、情報システム担当、広報宣伝担当
日時:8月7日(火)8日(水)9日(木)全日13:30〜16:50(13:15〜受付開始)
会場:アップルコンピュータ株式会社 32Fセミナールーム(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー)
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参加費:無料(JPC会員限定)
※非会員の方は会員になって頂くことで受講できます。
入会のご案内はこちら< http://www.jpc.gr.jp/jpc/join/index.html
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プログラム
●第1日『デジタルワークの基礎』(8月7日)
13:30〜14:30(60分)
「ポストスクリプトって何?フォントや出力をきちんと理解する」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(PDF委員会委員長)
14:40〜15:40(60分)
「カラーマネジメントって難しい?色合わせを簡単に理解する」
有限会社マミンカ 上原ゼンジ(カラーマネージメント委員会副委員長)
15:50〜16:50(60分)
「透明って何?透明の仕組みと使い方を正しく理解する」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(PDF委員会委員長)
●第2日『Mac Pro & Adobe Creative Suite 3 の実力検証』(8月8日)
13:30〜14:30(60分)
「Mac Pro & Photoshop CS3で画像合成がさらに革新?」
株式会社アマナ(講師未定)
14:40〜15:40(60分)
「Mac Pro & Illustrator CS3で表現手法がさらに進化?」
株式会社スイッチ 鷹野雅弘氏
15:50〜16:50(60分)
「Mac Pro & InDesign CS3でデザインがさらに自由に?」
株式会社THINKSNEO 大里浩二氏
●第3日『デジタルワークフロー構築の手引き』(8月9日)
13:30〜14:30(60分)
「Mac OS X Serverを利用した共同作業」
A・Tコミュニケーションズ株式会社 東陽一(OS X委員会副委員長)
14:40〜15:40(60分)
「PDFの基礎と作成方法を完全マスター」
(講師未定)
15:50〜16:50(60分)
「Adobe Acrobat Professionalで大幅コストダウン」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(PDF委員会委員長)
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■イベント案内
手塚真ミュージアムトーク〜手塚治虫・「天才」の秘密
手塚治虫 原画の秘密展
< http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/sub/atom_vision_7b.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070719140100.html
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<主催者情報>
「マンガの神様」といわれた手塚治虫を父に持ち、幼い頃から「表現者」として活躍する現在に至るまで、父をどのように感じてきたか、家族から見た素顔など、様々なエピソードを交えてお話しいただきます。
日時:7月28日(土)13:00〜
会場:宝塚市立手塚治虫記念館(宝塚市武庫川町7-65 TEL.0797-81-2970)
参加費:無料(要入館料 大人500円、中高生300円、小学生100円)
申込方法・詳細:サイト参照
手塚真プロフィール:
ヴィジュアリスト。1961年東京生まれ。日本大学芸術学部映画学科入学。有限会社ネオンテトラ代表取締役。株式会社手塚プロダクション取締役。宝塚市立手塚治虫記念館総合プロデューサー。CD-ROMソフト「TEO-もうひとつの地球」、映画「白痴(ヴェネチア国際映画祭デジタル・アワード賞)」、テレビアニメ「ブラック・ジャック」、映画「ブラック・ジャック 二人の黒い医師」、映画「ブラックキス」ほか
●「手塚治虫 原画の秘密展」
< http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/
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日時:7月12日(木)〜10月30日(火)9:30〜17:00 水休・8月中無休
入館料:大人500円、中高生300円、小学生100円
内容:切り貼り、修正液、コマの並べ替えなど手塚治虫の原画に修正箇所は多く、単行本として発売される際にも、大幅な加筆修正を行います。これは、少ないページの中に山場を作り、次回へのひきを作る必要のある連載と、あたまから一気に読む単行本では、山場もセリフのリズムも全く別であるはずだと考えたからです。本展では、「マンガ」を追求し続けた手塚治虫の姿勢を、描き直しの後が残る原画やボツになった原画などを通してご紹介します。
記念館職員による企画展ガイド:毎週土日13時より
●アトムビジョン上映内容はサイト参照
< http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/sub/atom_vision.html
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■編集後記(7/19)
・第137回芥川賞に決まった諏訪哲史サンが「先生をギャフンと言わせたくて書いた小説でした」とコメントしていた。先生とは故・種村季弘である。あ、ことわっておくが、有名人は呼び捨てにするのが正しい。呼び捨てとは乱暴な言い方だが、ようするに著名な人、高名な人を話題にするときに「さん」をつけるほうがかえって失礼である。三島由紀夫を「三島さん」、イチローを「イチローさん」といっちゃう感覚はおかしいでしょう。それはともかく、ギャフンである。37歳の文学者が発するコメントにしては時代錯誤というか、陳腐きわまりない。いや、ジョークで言ったのかもしれない。先生が先生だから、そうかもしれない。じつは数日前、6歳になったばかりの孫娘が「ギャフンっていわせるってどういう意味?」と聞いてきた。おじいちゃん、困る。正確に教えることができない。「のび太がジャイアンにひどいことされてドラえもんにひみつどうぐをかりてジャイアンをやっつけるときなどギャフンっていわせるというよね」というようなことを返した覚えがあるが、われながら情けない。ちなみに、孫娘は「ドラえもん」や「ドクタースランプ」のコミックをよく読んでいるので、ギャフンの現場はわたしの説明の現場と一致するかもしれない。気になるのでギャフンについてネットをチェックしたら、「『ぎゃふんといわせる材料探して』内科医、メール無断転送し盗み見」なんてニュース記事があった。「同僚の言動が不満でメールからぎゃふんといわせる材料を探そうと思った」と供述(ばかだねえ)、というから死語かと思っていたギャフンはまだ生きていたのだった。本気ではなくジョークで使おう。(柴田)
・デジクリblogを提供してくださっている吉田印刷所の笹川さんからメール。笹川さんのところは無事だったようだ。良かった。これが欲しいと書かれてあったYouTubeのアドレスにアクセスしてみた。私も欲しい〜。/昨日書いた「新潟日報 災害サイト」や多くの大手新聞社サイト。前々から思っていたけど、ネットなのになんで全角英数字を使うのさ。「PHSやパソコンからはインターネットのホームページアドレス(http://dengon.docomo.ne.jp/top.cgi)で確認できる。」って書いてあるけど、その情報だって携帯で見ている人はいると思うんだよね。フルブラウザだってあるし。ならそこをクリックすれば飛べるのに、全角という日本語だとアドレス認識しないから、直接入力してアクセスするしかないじゃないか。被災者向けなんだ。頼むよ!/39歳からレーシングカートを始め、二年目には三位入賞、三年目には優勝し、以降は三位圏内という方と会った。今は年に一度しかレースには出ないらしい。39歳からカートを始めて優勝まで行けるもんなんだと驚いた。打ち合わせ中にケーブルTVの話になり、有料のフジを観ているとのことだったので「F1ですか? 去年おととしと鈴鹿に行きましたよ。」と尋ねたことから話がF1、カートへ。F1の濃い技術的な話から、昔のお話まで聞けて面白かった。はじめてすぐの頃は、横Gだけであばら骨三本にヒビが入ったりしたらしい。お尻や足は地面から3センチの世界で、どういうエンジンを積むか、作戦をどうやってとるか、タイヤはどういうものにするか、などなど頭脳戦になるんだって。(hammer.mule)
< http://jp.youtube.com/watch?v=LXuoMwesmfo
> 欲しい