[2253] 「決別宣言」(リマーク的雑記)

投稿:  著者:


<デジタルの悪口言いたい方(笑)>

■音喰らう脳髄[33]
 法律の範囲内で
 モモヨ

■デジクリトーク
 「決別宣言」(リマーク的雑記)
 弓田純大

■新連載・何でも来いデザイン<仮
 私は打ち出の小槌ではない……
 相子達也

■展覧会案内
 「ペーパーわんこと仲間たち〜いしかわこうじの世界〜」展

■イベント案内
 「Designer meets Designers 01(D2 01)」

■セミナー案内
 「ソフト産業プラザiMedioセミナー」
 「大重美幸のSummer Camp 2007 ActionScript3.0入門2日間集中トレーニング」

■募集案内
 Mebic扇町 新規入所企業募集中
 ソフト産業プラザiMedio 新規入所企業募集中
 インキュベーターオフィス(関東)募集中


■音喰らう脳髄[33]
法律の範囲内で

モモヨ
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731141000.html
>
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何が起きているのだろう

何事が起きているのか判らないが、起きているのは確かだ。

我屋のある下町では、もともと人口密度が高く、狭い土地に所狭しと棟をならべて、住む人々顔ぶれは、不幸によって他界する以外、めったに変わらないできたが、この半年、それが激変した。

我家から半径五十メートルの圏内で、引越しが相次いでいるのである。いや、単に引っ越すだけなら、目立つこともなく、私がそれに気付かないこともあろう。

変化は誰の目にも明らかだ。

というのは、主を失った家は、ただちに取り壊されて、ただでさえ狭い標準的な下町の宅地をさらに三分割した地所それぞれに、建坪の小さい一戸建てを計画している旨、立て札が掲げられているからだ。

看板は、みな、建売で知られる大手のもので、なるほど、いまの日本、銀行や企業が順調に成績を伸ばしていることが見て取れる。では、ながらくその土地に住んでいた家族の方は、どうなのか?

例えば、年老いた夫婦だけであれば、完全介護の老年施設などに二人して転居するということもあり、そうであれば、けっしてネガティブな現象とばかりは言えない。

しかし、残念ながら、そうではないことを私は知っている。何十年も同じ町に住んでいた顔なじみの家族が、土地家屋を売り払い、次々と他所へ越していった。それが事実。それが不幸にもあいついでいるのだ。

政府は、景気がよくなっている、そういいながらも誰もが認識しているように国民の一般的な収入は半減している。それは確かなのだ。国民の税金で銀行を助け、その銀行は成績を倍増させている。というのに銀行、そして企業からとらず国民からしぼりあげる。

税金についても、地域自治に対する移譲がどうしたこうしたという理屈の果てに、結果なにがおきたかといえば、庶民にとっては単なる増税でしかない。そのうえに、である。何を考えているものか、ふるさと納税を安易に認めれば、庶民、都市住民にとっては、下手をすればさらなる増税の機会を役人に与えただけのことになってしまう。税といえば上品だが、彼らが法を恣意的に決めていき、家を奪い、職業、働く場を奪い、金力による人心の支配を促進しただけではないか。

その昔の国産映画などを見ると、肉体労働する人間は、土地の親分を介してしか職にありつけない。働けない。最低限の給料を手に入れるには、親分に賃料にピンハネされても、文句を言ってはいけないのである。悪代官や地回りのヤクザ、暴力団が民を虐げていたのと同じ行為、ピンハネを、いまでは、立派な企業が平気な顔をしておこなっている。派遣業しかり、介護の世界でも似たような理屈がまかり通っている。

こんな状況で、参院選が行われたのだから、与党が惨敗してあたりまえなのである。と、しかるべくして惨敗した与党議員は、この期に及んで、訳のわからないことばかりを言っている。敗因がどうしたこうした、分析を繰り返しているから笑える。

全焼した家の中から一家心中したらしい家族の遺骸が発見される、そうしたニュースがいかに多いことか。この国では政治家、官僚の非情によって餓死者すら起きているのに、それも自民党の政治家は、それを見ないようにしているように思える。内閣は退陣しないそうだし、人々が不信任を表明したと考えていないとかのたまっている。骨太のウンタラとか言葉を弄んで、いろいろな言葉だけを右から左へと動かしてごまかしてみせる。

しかし、である。少なくともこの私は、今回、内閣不信任を表明するためにのみ投票行動をした。法律の範囲内で権利を行使したのである。

すべて適法に行われたと信ずる。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>

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■デジクリトーク
「決別宣言」(リマーク的雑記)

弓田純大
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140900.html
>
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萌芽:1998年
ぼんやりした違和感。

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過信、
妄信、
勘違い、
盲人の手を引く盲人

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デジタルは「間引かれた」情報。
1/10、1/100。
映像も写真も音楽も。
最近アナログレコードが見直されている理由なんか
考えなくても分かる。

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家族旅行に行った。
   ↓
ケータイで記念写真を撮った。
   ↓
メモリーが一杯になってきたので画像を捨てた。
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大地震が起った。
   ↓
電気が止まりパソコンが使えなくなった。
   ↓
基地局が被害を受けてケータイも使えなくなった。
   ↓
電気が復旧したと思ったら、余震でパソコンがデスクから落下。
   ↓
データもろとも大破。

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「便利さ・楽さ」は「質の高さ」と両立しないよね?

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・マンガを見て、マンガを描く漫画家
・ADC年鑑を見て、広告を作るデザイナー
・デジスタを見て、CGを作るデジタルクリエーター

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a. 理屈ではなく生理的問題。
b. 理性ではなく情緒の問題。
c. 合理性ではなく拘りの問題。

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1. 歴史の中で証明された優れた耐久性
2. 刻印された記録の一回性
3. 適正な処理が施されたトーンやプリントの美しさ
4. ケミカルの変化でもたらされる多様性
5. アナログのスピリット

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「最近のプリンタはアナログの写真と変わらないくらい質が向上してる」

「だから?」

「最近のデジカメはフィルムより解像度が高い」

「だから?」

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CGがハリウッド映画離れの要因のひとつであることに
どれだけの制作者が気付いている?

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 技術の進化 ≒ 精神の退化
物質の豊かさ ≒ 精神の貧しさ

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考えられる反応。
「あ〜、デジタルでもこんなに綺麗に出来るんだ〜」
「な〜んだ、デジタルか」
「だってデジタルじゃん」

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ビブリオマニアを自負している。「モノ」としての古書がたまらなく好き。
手に触れた時の「感触」
皮や紙の様々な表層とその匂い
「モノ」としての強さ。圧倒的な。
経年による変色、シミ、擦れ、破れ、さえも。

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「赤ひげ」の薬棚。
「七人の侍」の安宿の床。

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「代用品」
・総ヒノキ家具-----合板カラーボックス
・イクラ-----------人工イクラ
・大豆醤油---------人毛醤油
・肉まん-----------段ボール肉まん

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「万葉集」にみる驚くべき感受性、表現の豊かさ!!!
「今昔物語」の素晴らしいストーリー群!!!

ああ、純愛ドラマ。。。ケータイ小説。。。

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………………………………………………………
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上記のようなこと(どのようなことだ)からデジタルに嫌気がさし、デジタル使って作品創るのやめました。

8月1日から中野の「ギャラリー冬青」にて、銀塩のみの写真展をやります。8月4日(土)、終日会場にてチビチビお酒飲みながらうだうだしてますので、写真が好きな方、デジタルの悪口言いたい方(笑)、是非遊びにいらして下さい。

●弓田純大写真展「SIDE-P」
< http://www.tosei-sha.jp/
>
会期:8月1日(水)〜9月1日(土)11:00〜19:00 日月休 最終日14時(8/11〜15夏期休暇)
会場:ギャラリー冬青(東京都中野区中央5-18-20 TEL.03-3380-7123)

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■新連載・Episode of ガテン系デザイナー[1]
私は打ち出の小槌ではない……

相子達也
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140800.html
>
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栃木県でデザイン稼業を営んでおります、相子と申します。地方(とはいえ首都圏ですが)仕事はどうなのよ、という皆さまの疑問(笑)にお答えするべく登場いたしました。

さて、まず皆さんの頭に浮かんだのは「地方でデザインの仕事なんてあんの?」という至極まっとうな疑問ではないかと想像します。私もそう思ってましたから。結論から言うとないことはない、です。でも少ないのは事実。あの手この手で探さなければいけません。こちらから働きかけることが大切です。おかげさまでぼちぼち仕事をもらえるようになりました。

そんな中でクライアントと打ち合わせをするわけですが、こちらでは大前提として「デザインなんてわけわからんものに金は払わん」という、一体何年前だよというクライアントが多数存在しています。すべてではありませんし、直接言われないことも多いですけど、ちゃんと伝わってきます。そういう人たちを説得するところから始まるのがつらいところのひとつです。でも、問題はそこだけではないのかもしれません。

●先日の打ち合わせでのひとコマ

今日は、ウエブサイト制作のため二度目の打ち合わせです。必要な資料や素材については書面やメールで準備をお願いして、とにかく一番のポイントとなる製品のコンテンツをどうするのか、という話し合いをする予定です。

「この製品が一番のウリになりますが、他にもいくつかあります。これらは優先順位を付けるとどうなりますか?」
という私の質問に
「どれでもいいからあなたの考えた通りでいいよ」
なんでそんなに他人事?
「そういえば先日、担当の方がいらっしゃると」
「あー担当は私」
ええええ自分って。担当が考えるから、って言ってたじゃない。
「資料はこれね」
これ、この間もらったカタログ……
それがまた情けないヤツで(10年以上経ってる)「これはひどいので……ゴホン」と思わず口をついて出そうなのをガマンです。
こうなるとデザイン云々ではなくて、会社のコンサルタントでもやったほうがいいんじゃないかと思えてきます。
「ちゃちゃっとやっちゃってよ。まかせるからさ」
いやな予感が走ります。こんなことをいう人に限って最終チェックのときに「あーでもない、こーでもない」とはじまり、修正地獄へと突き落としてくれます。

適当な資料を揃えて「あとはまかせた」で出来上がると本気で思っているらしく、そうやって印刷物なんかも発注してきたようです。私は打ち出の小槌ではないので無理です。そのサイトは、いつまでたっても、何回催促しても資料が揃わず、完成までに半年かかりました。

●建設現場報告

「なんじゃそりゃ」と思われたことでしょう。こともあろうにここはデジクリ。デジタルなクリエイター向けなのに建設現場とは言語道断、カルガモの横断……失礼。

実は私の実家が建設業を営んでいました。当然手伝ったり、アルバイトしたり、社員だったこともあります。建設の現場なんて、クリエイターの皆さんにはとても縁遠いものだと思いますが(バイトぐらいはしたことあります?)だからこそ、日頃は聞けないことを書かせていただこうというわけです。建設業も道路作ったり橋を作ったり、クリエイトするといえばするわけです、よね?

ある日の午後、この道45年の職人のおじさんと車で移動中の出来事です。お昼を済ませて、取引先の会社から現場にもどるところでした。

この道45年の職人:「おい、この先のガールゲールのところに車止めてくれ」
まだバイトの私 :「?」はじめて聞く言葉に混乱。「ど、どこ? な、何?」
この道45年の職人:「左の白いガールゲールだよ」
まだバイトの私 :も、もしかしてガードレール?! 笑いを必死でこらえる。
この道45年の職人:「ちとタバコ買ってくるわ」と車を降りる。
まだバイトの私 :そのスキに大笑いしてエア抜きをしておく。
この道45年の職人:車に乗ると「あぁ、ライトつけてくれ」
まだバイトの私 :ただいま真っ昼間の13時。太陽は頭上に輝いています。「は、ライトですか?」
この道45年の職人:「そうだよ、天気予報聞くんだよ」
まだバイトの私 :ラジオだった……

この人は何十年も「ガードレール」を「ガールゲール」と言ってきたわけです。誰も指摘しなかったのでしょうか。それとも指摘されても直さなかったのでしょうか。それとも細かいことなどなーんも気にしない人生だったのでしょうか。今となっては知る由もありません。

でもこれはスゴイことなのでは。ちょっとした言い間違いではないのです。何十年もの歴史を持っているのです。まさに「雨垂れ石を穿つ」です。違うな。これを読んで笑ってはいられません。ほんとはプディングなのにプリンって言ってるし、シミュレーションをシュミレーションとか……。みんな同じだー。

この道45年のおじさんは、普段はこんなですけど仕事となると話は別。おじさんが現場に到着すると顔つきが変ります。背中が語ります。「すべてオレにまかせろ」オレが来たからには何も問題はない的なオーラが現場に漂います。まるで、主人公の危機にヒーローがよっこらしょと現れた感じです。

「これむずかしーぞ、大変だぞ」なんてみんなが思ってる作業も、ぱぱっと済ませてタバコ吸ってます。かっこいい、やたらかっこいい。こんな濃い人が他にも沢山います。職人さんの世界はとてもディープです。すこしの間でもこんな人達と仕事ができたことは、今でも私の財産です。

さて、建設業はほとんどが外でやるお仕事。近隣の住民の皆さんとの戦い、もとい協調や自然との戦いなどなどトラブルが付き物です。次回はそんな話を。

【あいこ・てつや】aitatz@gmail.com
桑沢デザイン研究所卒。アウトレットやら巨大ショッピングセンターやらドカドカできて深刻な交通渋滞が発生中の、ラーメンで有名な「栃木県佐野市」でデザイン仕事をしております。地元産のソースで食べる「いもふらい」こそが、世界に誇る佐野市の名物であると確信しております。
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=13835759
>
CMを作ったと思えばWebサイト作成、DTPデザイン各種、ロゴデザイン、サインデザイン、ガーデンデザイン、PCゲームのインターフェースデザインとかイラスト作成、「Web Designing」と「MacFan」でレビューを書いたかと思えばデジクリで愚痴をこぼす(笑)。器用貧乏とは私のことです。ご近所の方もそうでない方も、お仕事承り中につきご相談お待ちしております。
サイトは再構築中(恐縮です)

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■展覧会案内
「ペーパーわんこと仲間たち〜いしかわこうじの世界〜」展
< http://www.kojiishikawa.com/new/20070713.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140700.html
>
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会期:8月1日(水)〜12日(日)10:00〜17:00
会場:文化フォーラム春日井・ギャラリー(愛知県春日井市鳥居松町5-44 TEL.0568-85-6868)
入場料:大人500円、高校生以下300円、未就学児無料
内容:"ペーパーわんこ"とは、絵本作家・イラストレーターいしかわこうじが作り出す紙製の小さな犬。作り方は簡単なのに、豊かな個性と暖かみのある表情が魅力的な作品です。今回はおなじみのペーパーわんこの他、ペーパーにゃんこやペーパー動物、そして等身大以上の巨大ペーパーわんこが広大な展覧会場に大集合します。また、世界を旅するペーパーわんこたちの写真の他、絵本「どうぶついろいろかくれんぼ」等の原画、油絵や、デジタルイラストレーションも多数出品。さらに、3Dアニメーションフィルム「ペーパーわんこ カプチーノのさがしもの」(制作:ガレージフィルム)も世界初公開! 会期中には、ペーパーわんこ作りのワークショップなども予定しています。大人から子供まで誰もが夢中になる、色彩豊かでアーティスティックないしかわこうじのの世界を、ぜひお楽しみください。

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■イベント案内
「Designer meets Designers 01(D2 01)」
< https://www.c-place.ne.jp/0000engine/pec_engine.cgi?N=s070531152346
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< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140600.html
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CSSの基本的なルールをコンパクトに/DreamweaverとExpressionについて、XHTMLやCSSの生成ツールとしての能力や機能を現場の視点で/最新のコーディングテクニックについて/作業効率や生産性、メンテナンス性の向上、コーディング品質やWeb標準をも/Internet Explorer 7におけるCSSの状況や、ほかのブラウザとの互換性など、CSSデザインを行う際に陥りやすいポイントを/XHTML+CSSの表現レベルの高いデザイン手法や、エラスティックレイアウトなどの最新デザイン手法について。
日程:8月10日(金)15:00〜
会場:六本木アカデミーヒルズ49 タワーホール(六本木ヒルズ49階)
参加費:6,300円(税込)
講師:島根未央(株)ドリームラーニング、矢野りん、小林信次(有)アイエイトワン、こもりまさあき、境祐司
申込方法、詳細はサイト参照

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■セミナー案内
「ソフト産業プラザiMedioセミナー」
< http://www.imedio.or.jp/seminar/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140500.html
>
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少人数制ハンズオンセミナー。
会場:ソフト産業プラザiMedio(大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC内 TEL.0 6-6615-1000)< http://www.imedio.or.jp/imedio/access/
>
料金、詳細、申込方法はサイト参照のこと

・IllustratorCS2基礎講座/8月13日(月)10:30〜17:00
・Flash8基礎講座/8月13日(月)10:30〜17:00
・PHP & MySQL基礎講座/8月15日(水)〜16日(木)10:30〜17:00
・Ajax基礎講座/8月17日(金)10:30〜17:00
・WebデザイナーのためのPHP活用講座/8月18日(土)13:00〜19:00
・携帯サイト制作基礎講座/8月21日(火)10:30〜17:00
・Dreamweaver8中級講座/8月24日(金)10:30〜17:00
・XHTML&CSS基礎講座/8月24日(金)10:30〜17:00
・PhotoshopCS2基礎講座/8月27日(月)10:30〜17:00
・XHTML&CSS中級講座/8月27日(月)10:30〜17:00
・超入門!インターネットで商売繁盛店を作る/8月28日(火)14:00〜16:00
・Webブランディング実践講座/8月29日(水)10:30〜17:00
・Flash Lite制作基礎講座/8月29日(水)10:30〜17:00
・デジカメ商品撮影講座/8月30日(木)10:30〜17:00
・今さら聞けないWeb2.0超入門講座/8月31日(金)14:00〜16:00

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■セミナー案内
「大重美幸のSummer Camp 2007 ActionScript3.0入門2日間集中トレーニング」
< http://event.67.org/summercamp/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140400.html
>
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従来のActionScript 1.0や2.0と比較しつつ、ActionScript 3.0の新たな考え方やこれまでと異なる点を学習し、基礎からカスタムクラス定義までをしっかり集中して習得します。ActionScript1.0または2.0での開発経験者向け講座。
料金:19,800円(2日間、税込)
日程:8月21日(火)・22日(水)10:10〜
会場:大阪・新大阪丸ビル新館 会議室307号室
日程:9月11日(火)・12日(水)10:10〜
会場:東京・T's東宝ビル別館 ホール204
申込方法、詳細はサイト参照

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■募集案内
Mebic扇町 新規入所企業募集中
< http://www.mebic.com/info/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140300.html
>
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単にオフィスを提供するにとどまらず、入所者一人ひとりと密接なコミュニケーションをはかり、将来へのビジョンをカタチにするお手伝いをします。経営相談はもちろんのこと、地域企業との連携・交流を積極的に促進することにより、さまざまなメディアやネットワークにおける新たなビジネスチャンスを創出し、入所者の成長をトータルかつ強力にサポートしていきます。
募集締切:8月9日(木)
募集内容:
(1)扇町インキュベーションオフィス
ソフト系IT、映像、広告、印刷、デザイン関連企業及びデジタル技術を活用したコンテンツ関連企業。原則として創業後10年以内であること。事実上本社機能を有し、起業家(代表者)本人が常駐すること。
(2)大阪市創業促進オフィス
創業後5年以内の個人、または中小企業、及び大阪市内に営業拠点を新たに設立する中小企業。業種は問わない。

応募方法、詳細、料金などはサイト参照のこと

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■募集案内
ソフト産業プラザiMedio 新規入所企業募集中
< http://www.imedio.or.jp/incubation/entry/index.php
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140200.html
>
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映像・音楽などのデジタルコンテンツ制作やIT・情報通信の分野におけるビジネスプランの実現及び創業・経営基盤の確立をめざしておられる起業家、企業の方々に対しオフィスの提供、日常経営についての相談などの支援を行っております。(主催者情報)
募集締切:8月22日(水)
募集内容:
(1)プレインキュべ−ションオフィス(シェアードオフィス)
一部屋約13〜22平方メートルのハイパーティションブース、光熱費込みの低廉な賃料にて利用可。入所保証金は不要とし、創業後概ね5年以内の個人・グループおよび中小企業、または大阪市内に新たに営業拠点を設立する中小企業が対象。
(2)メインインキュべ−ションオフィス
完全個室23室、募集対象企業であれば入所可能。入所保証金は基準賃料の3カ月分で、募集対象の内、今後創業を図る者および創業後3年以内の入所者については、基準賃料を入所1年目は8割、2年目は9割、3年目は全額と傾斜家賃制度を適用。

応募方法、詳細、料金などはサイト参照のこと

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■募集案内
インキュベーターオフィス(関東)募集中
< http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/sogyo/incubator/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20070731140100.html
>
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江東区:タイム24ビル・インキュベータオフィス
< http://www.tokyo-kosha.or.jp/support/sogyo/shisetsu/
>
杉並区:西武コミュニティオフィス
< http://www.nposuginami.jp/special/special55_04.html
>
品川区:天王州創業支援センター
< http://www.industry.city.shinagawa.tokyo.jp/tennozu0714/
>
中野区:西武インキュベーション・オフィス
< http://www.seibucapital.co.jp/office/qualification.html
>
八王子市:ベンチャー・HACHIOJI
< http://www.tokyo-kosha.or.jp/topics/0606/0003.html
>
千葉市:千葉市ビジネス支援センターインキュベート施設
< http://www.chibashi-sangyo.or.jp/contents/facility/kaikan/bosyu.html
>
船橋市:ベンチャープラザ船橋
< http://www.vpf-smrj.jp/bosyu.html
>
相模原市:SICさがみはら産業創造センター
< http://www.sssc.co.jp/bosyuu/bosyuu.html
>

応募方法、詳細、料金などはサイト参照のこと

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■編集後記(7/31)

・デジクリは,明日から夏季メンテナンス休暇に入ります。次にお会いするのは8月20日(月)の予定です。が、なんかの拍子に臨時の発行があるかもしれません。ますます暑くなりますが、読者のみなさま、ご自愛ください。

鹿男あをによし・万城目学「鹿男あをによし」(幻冬舍、2007)を読む。コミックみたいな表紙だ。中身もコミックみたいなものだ。SFか、ファンタジーか、伝奇か。神経衰弱とあだ名される、大学の研究室に居場所がなくなった主人公は、教授から強制されて奈良の女子高校の理科講師に赴く。最初の授業で、遅刻してきた堀田イトという生徒からボケをかまされ、その後ふたりは険悪に近い関係になる。下宿先のばあさん、その孫で同じ学校の美術教師、教員室の隣席のかりんとう好きな歴史教師、リチャードと呼ばれるダンディな教頭、マドンナと呼ばれる系列校の数学教師といった登場人物、くりかえされる生徒の悪意あるいたずら、まさしく「坊っちゃん」ワールドだ。しかし、それだけだったらパロディに過ぎないが、大仏殿の裏の原っぱで角のりっぱな雄鹿二頭を従えた雌鹿に突然話しかけられた瞬間から、この物語はへんてこな世界に突入していく。鹿は「先生は『運び番』に選ばれた」と宣告する。京都に行き、狐の「使い番」から「神宝」を受け取って来い、という。奈良の鹿、京都の狐、そして大阪の鼠が協力して、神無月の終わりまでに神宝を用いてある儀式をしないと、日本はとてつもない厄災(大地震)に見舞われるという。それぞれに使役される人物はだれか、神宝のゆくえは。例の堀田(魚顔の美少女)は男が顧問となった剣道部になぜか入部し、系列三校対抗戦で大活躍する。この剣道の試合の模様はマンガ的だがスリリングで一気に読ませる。なぜ堀田が敵意むき出しになったり、協力的になったり、情緒不安定なのかは終わりのほうでようやく解明される。鹿男とは、鹿に印をつけられたため顔が鹿化していくことをいう。全体にとんでもない話なのに不思議にリアリティがある。まったく変な世界をつくりあげたもんだ。奈良の公園で、鹿にポッキーを差し出す人がいたら、この小説を楽しんだ人である。そういう人きっといると思う。わたしもやりたい。(柴田)

・やっと夏休みが来たぞ。しかし、夏休み中は仕事で手一杯になりそうな予感が……。ありがたいことやね。/明日発売の雑誌「Pen」が気になる。Mangaの原点を探して「世界のコミック大研究。」ヨーロッパ、アメリカ、日本の作品を中心に世界のコミックを紹介。ウィンザー・マッケイ、アントニオ・ルビーノ、リオネル・ファイニンガー……。/娘さんを亡くされたお母様に会いにいった。娘さんとは面識はなく、私とお母様との出会いは共通の音楽。いまは娘さんのことを思うあまり外出もままならない。お家の中やお庭に娘さんへの想いが詰まっている。お庭に植えられていたひまわり。娘さんが好きな花で、娘さん自身が毎年育てていたひまわりの種から生まれたもの。彼女の人生とは何だったのだろうと思い悩むお母様だが、まとめて保管されていたお母様の書かれた一筆箋、お母様への感謝の気持ちを込めたお花やプレゼント、娘さんのお友達との笑顔の写真、お友達の赤ちゃんを抱きながら微笑むその笑顔……。彼女のお友達からお母様に宛てたメールには、娘さんの生き方、優しさなどが書き綴られていた。ボタンの掛け違いのような偶然がたくさん重なり、もしもあの時こうだったら、この時こうだったら、という悔しさ悲しさを感じる。でもむなしさまでは感じなかった。彼女は他者へ何かを確かに残したのだから。いま育っているひまわりだって、娘さんの選択によって生かされている。娘さん、お母様や家族を見守っていてね(hammer.mule)
< http://pen.hankyu-com.co.jp/next/index.html
>  明日発売
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000TSO12G/dgcrcom-22/
>
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