[2292] ローマで「MANGA工房」発足!

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<国際マンガ新人賞はこのワークショップのためにあったのか!>

■ローマでMANGA[5]
 「MANGA工房」発足!
 midori

■展覧会・イベント特集
 「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」
 「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展
 21_21 DESIGN SIGHT 第2回企画展 佐藤卓ディレクション「water」
 服部一成「視覚伝達」展
 第29回グラフィックアート『ひとつぼ展』
 Photoshop world conference & expo 2007〜勝者の鉄則〜
 「写真家のためのAdobe Photoshop CS3セミナー」
 「東レ デジタル クリエイション アワーズ(DCA)」
 澁澤龍彦 幻想美術館


■ローマでMANGA[5]
「MANGA工房」発足!

midori
< https://bn.dgcr.com/archives/20071016141000.html
>
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それは2007年10月12日のことであった。

同日午後4時から2時間の「MANGAセミナー」を終え、コーヒーでも飲みに行こうかと財布をさぐっていると、「Ciao, Midori!」の声。

教室ににこやかに入って来たのはエミリアだ。親しみをこめて両ほっぺをつけるご挨拶。エミリアは3年前に、つまり一年生の時に私のマンガセミナーに参加した。絵がすごくうまい。

その年、ローマのコスプレ大会で優勝して、名古屋のコスプレ大会に招待され、グループ部門の一位を獲得したコスプレイヤーでもある。日本に行く前に、話が聞きたいとエミリア宅の昼食に招待されて、ご両親と妹とも知り合ったという経緯がある。今年、コミックスコースを終了してのワークショップ参加だ。

次々に入って来た8人。バルバラ、ロレンツォ、ルチアーノ、ロベルトはエミリア同様、3年前にマンガセミナーに参加して顔見知り。男子3人、女子5人の精鋭達なのであった。

偶然というのがある。偶然は必然ということもある。金曜日の午後6時半から3時間、有料、という条件をクリアできない人だっていると思う。それを偶然クリアできた八人なのだ。よし! このグループでワークショップ(日本の新人賞に殴り込み隊)発足!

●私たちはどこへ行くのか

工房の案を出した時は、参加者それぞれのテーマや作風に合いそうな出版社や雑誌の新人賞に振り分けるつもりでいた。筏で大洋に漕ぎだす。わずかな食料と飲料水だけを持たせて荒野に送りだす。そんな荒涼としたイメージを持って臨むことにたくさんの不安があった。

でも、誰かが始めなければ!
そんな気負いで始めたのだった。

ところが、9月になってから講談社国際マンガ新人賞のサイトをよく読むうちに、この新人賞を企画した島田さん、という編集者の名前が目に留まった。
< http://e-morning.jp/mimc/result/japanese.html
>

この島田さんとはあの島田さんか? 「モーニング」の海外支局から、ドイツの作家とその日本人奥さんとドイツ担当編集者が、ローマの我が家に遊びに来たことがあった。

普通にパスタ、肉、サラダと進んだところで、何となく物足りなそうな編集者。「もう一枚ステーキをあがりますか?」と聞いたら、うれしそうに「はい!」の返事。コースを平らげるだけでも並の日本人にはきついのに、さらにお肉のおかわりとは! 日本人離れした胃の持ち主よ! と印象に残ったお方でした。

「MANDALA」を企画した新泰幸さんに訪ねると、まさしくその御仁だということで、ステーキの恩を着せようとメールを出してみた。

MANDALA
< https://bn.dgcr.com/archives/20070328140100.html
>

マンガ学校で「日本の新人賞に応募する工房」を立ち上げるつもりでいること、国際マンガ新人賞第一回総評の「マンガが各国で起こること」に賛同することを書いた。「ステーキな方ですか?」も忘れずに。

すぐに返事をもらい、なんと、国際マンガ新人賞は、今後も続けるつもりで、しかも年に二回。6月末と12月末に締め切りを設けることにしたというのだった。

6月末! 一回目は5月末の締め切りだった。工房はイタリアの学校年度に準じるから、6月が最終月。

ああ! 国際マンガ新人賞はこのワークショップのためにあったのか!!

かつて10年にわたってヨーロッパの漫画家達とつき合った編集者が立ち上げた新人賞、しかも、いわゆるMANGAにはこだわらない。ガイジンと付き合いのない、日本の市場のみを相手にしている編集部に送るよりもずっと近道だ。島田さんの「お待ちしてます!」に筏はボートになり、荒野を歩くためにロバが出て来た。

●用意はいいか??

そしてワークショップ第一日目。モーニングの「国際マンガ新人賞」に応募するものであること。第一回目でアメリカの女性が大賞をとり、連載が始まることを言って精鋭達を鼓舞して始まった。

ちょっと肩ならし。島田さんの特徴を言葉で言って、皆に想像で似顔絵を描いてもらった。11月に体験留学生をつれて東京へ行く時に、島田さんへのお土産にしようと思ったのだ。

わくわくニコニコしながら、皆が思い思いに描くのを見て回る。ん? 大丈夫?3年間、しごかれたのじゃなかったか? 鉛筆の線が、描きなれた手から出てくるものじゃないのが約二人ほど。

「これ見たら、『この人の作品は落とすことにしよう』なんて決められちゃうんじゃない?」なんて冗談が飛び交ったが、ほんとに見せない方がいいかな…と言う似顔絵も出て来た。大丈夫かい?

マンガは絵の質だけではない。物語の切り口、キャラクターの設定も大きな要素だ…と思い直す。

さ、テーマを決めよう。ストーリーのアイデアを出そう。スケッチブックを出して! 鉛筆を持って! 文でも絵でもいいから、何か描いてみて!

8人のうち、7人がすでになにがしかのアイデアがあった。
残る一人のバルバラは、うんうんうなりながら、二等身の動物を描き始め、「農場にしよう。動物以前のこのコ達が、みんながんばってちゃんとした動物になるの」と言い出した。

それでいい。何かとっかかりを出して行こう。

6月までに、いや、その前のネーム作りの段階で、このコ達の持つものを引き出すこと。

さらに、いたずらにMANGAの構築法に持って行くのではなく、ヨーロッパ風で持ち味が出せるなら、それを壊さないようにすること。

レベルが低いコに対しては、マンガ構築法がいいのか、グラフィックノベルがいいのか、見極めること。

お役目は思っていた以上に大きそうだ。

【みどり】midorigo@mac.com
「MANDALA」2号は(キャラの名前みたい)予定通り(?)どんどん発売予定が後退中。各国の作家達の作業が遅れているから。でも出ます! 先月、私も…と書きましたが、今回はパスです。あはは。間に合いません。でも諦めません。

ハンターのダンナがイノシシ狩りに行ってきた。22人で7頭のイノシシを倒したとか。そのうちの一頭はダンナのライフルのみで倒しており、慣習に従って頭をもらって帰って来た。牙を抜いて保存するのだ。切り口はおぞましく血で汚れた肉塊。スポーツとして動物を殺すハンティングには基本的には反対だけれど、こう言うのを目の当たりに見ると「ああ、私たちは生きているものを食べて生き延びているんだ」と実感する。

イタリア語の単語を覚えられます! というメルマガだしてます。
< http://midoroma.hp.infoseek.co.jp/mm/menu.htm
>

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■イベント案内
「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」
< http://www.tokyo-midtown.com/jp/designtouch/index.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140900.html
>
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デザインの街「東京ミッドタウン」で行う、初のデザインイベント。インテリアやグラフィック、プロダクトはもちろん、ミュージック、フードなど文化を形成するもの全てを「デザイン」として提案。企画展やセミナーからミュージックライブ、各国の食文化まで、幅広く楽しめる。(サイトより)

日時:10月31日(水)〜11月4日(日)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区赤坂9-7-1)
費用:無料(一部有料)
詳細・申込:サイト参照

●インタラクションデザインを先導するメディアアート/富松潔(九州大学大学院芸術工学研究院教授)
●パリ流、アートの愉しみ方/清水敏男(美術評論家)、こぐれひでこ
●ドイツ・デザインの源流 ─ バウハウスとベンヤミン/古賀徹(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
●DesignUK 07 日英のデザイン・パートナーシップ
●企業とデザイン/近藤康夫(九州大学大学院芸術工学研究院教授)
●Can Design make a revolution in our everyday life?/ハッリ・コスキネン、イルッカ・スッパネン
●「チョコレート」展、「落狂楽笑 LUCKY LUCK SHOW」ドキュメンタリー/北川一成(GRAPH)
●とらやのデザイン─変わらない心と あたらしい心─/内藤廣(内藤廣建築設計事務所)、葛西薫(株式会社サン・アド)、黒川光博(株式会社虎屋)
●クラウディオ・コルッチ/クラウディオ・コルッチ(フランス大使館)
●クール・アイスランド ─ アイスランドのデザイン・アートにふれる/H.E. Mr. Thordur Aegir Oskarsson(駐日アイスランド大使)、園城真紀(商務官)
●ミッドタウンのライフスタイルを創るレストランのデザイン/東京ミッドタウン・デザインハブ トークセッション
●ライフワーク:伝統工芸職人とのコラボレーション/喜多俊之(株式会社IDKデザイン研究所)
●川上元美のデザインワーク/川上元美(カワカミデザインルーム)
●サントリー美術館の建築について/弥田俊男(隈研吾建築都市設計事務所)
●健康を考えるデザインとは ─ PAデザインへの誘い ─/安河内朗(九州大学大学院芸術工学研究院教授)
●日本のパッケージデザイン/山形季央・信藤洋二(株式会社資生堂)
●伝統の素材と技を日本から世界へワイス・ワイスが紹介/藤田洪太郎(萩ガラス)、山田長幸(ワイス・ワイス)
●FinePix Designers/小島健嗣・堀切和久(富士フイルム)
●二十一世紀のリゾートを考える/北山ひとみ(二期リゾート)、西川里枝(カーサ・ブルータス編集部)、新見隆(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)
●アート&デザイン・プロジェクトの類似と相違/スチュワート・ラッセル
●セカンドライフ 〜あなたの世界、あなたの想像力〜/東京ミッドタウン・デザインハブ
●コーヒーセミナー/スペシャリスト(スターバックスコーヒージャパン)
●都市と演劇文化:シェイクスピアと歌舞伎に見るデザイン/大島久雄(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
●雑誌デザインの現在・BRUTUS編/藤本やすし(Cap)、石渡健文(BRUTUS)
●絵本からデザインを考える/今井良朗(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)
●フラワーセミナー・秋のモードをデザインする花のレッスン/横田祥吾(クリスチャン トルチュ フラワーブティック)
●俳句で、モダン・デザインを語る授業/新見隆(武蔵野美術大学芸術文化学科教授)
●健康面から見たこれからのライフスタイル/本多伸吉(株式会社イムダイン)
●有機栽培農法による、自然派製品について/林田直樹・福田彩奈(株式会社イデア インターナショナル)
●ゴーイング ダッチ! デザイニング/アーノート・フィッサー
●アジアの水、生命の水/佐藤卓(グラフィックデザイナー)、竹村真一(文化人類学者)
●建築空間における和紙デザイン〜伝統素材の無限の可能性/堀木エリ子
●ものづくりの思想と仕掛/黒川雅之(株式会社K)
●かぎ針編みで、着飾ったワイン達/岩切恵実(ワンダフルカンパニー)

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■展覧会案内
「六本木クロッシング2007:未来への脈動」展
< http://www.mori.art.museum/contents/roppongix02/info/index.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140800.html
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多様な日本のアーティストを紹介する「六本木クロッシング」は、現在進行形の美術の動向に注目する森美術館ならではのシリーズ展として2004年にスタートしました。第2回目となる本展では、特に「交差(クロッシング)」の意味に注目し、4人のキュレーターによる活発な議論を通して、枠に収まりきらないエネルギーと影響力をもつ、今見せるべきアーティスト36組を厳選しました。(サイトより)

日時:10月13日(土)〜2008年1月14日(月)10:00〜22:00 火17時まで
12/25、1/1は22時まで 会期中無休
会場:森美術館(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F)
入場料:大人1,500円、高大生1,000円、4歳以上500円
詳細:サイト参照

参加アーティスト:
飴屋法水、池水慶一、伊藤ガビン、岩崎貴宏、宇川直宏、内原恭彦、内山英明、Ages5&Up、榎忠、エンライトメント、小粥丈晴、鬼頭健吾、小林耕平、さかぎしよしおう、佐藤雅彦+桐山孝司、関口敦仁、立石大河亞、田中偉一郎、田中信行、チェルフィッチュ、辻川幸一郎、できやよい、中西信洋、名和晃平、長谷川踏太/TOMATO、原真一、春木麻衣子、東恩納裕一、冨谷悦子、眞島竜男、丸山清人、山口崇司/d.v.d、横山裕一、吉野辰海、吉村芳生、四谷シモン

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■展覧会案内
21_21 DESIGN SIGHT 第2回企画展 佐藤卓ディレクション「water」
< http://www.2121designsight.jp/
>
< http://www.aoyamabc.co.jp/20/20_200709/waterwaterabc.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140700.html
>
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本展のディレクションを担当するのは、21_21 DESIGN SIGHTディレクターでグラフィックデザイナーの佐藤卓。文化人類学者、写真家、照明デザイナー、デザインエンジニアといった多分野で活躍する人々とチームを結成し、リサーチやディスカッションを重ねました。その成果を「water」プロジェクトとして構成し、会場展示のみならず、出版・ウェブサイト・トークショー・ワークショップなどを通し、さまざまな角度からデザインと水との接点をつくり、観客の五感に訴えることを試みます。“デザインを見せる”展覧会ではなく、「デザインによって水を示す」新しいかたちの実験となるでしょう。(サイトより)

日時:10月5日(金)〜2008年1月14日(月)11:00〜20:00 火・12/30〜1/3休 10/30開館
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン TEL.03-3475-2121)
入場料:一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料

●櫛本喜彦×佐藤卓トークショー「伝説的サーファー櫛本喜彦の生き方」
日時:10月20日(土)13:00〜15:00
会場:カルチャーサロン青山(東京都渋谷区神宮前5-53-67 青山ブックセンター本店 TEL.03-5485-5511)
入場料:1,200円 詳細・申込:サイト参照

●水の書ワークショップ
日時:10月21日(日)14:00〜
会場:21_21 DESIGN SIGHT
入場料:無料(要当日チケット)

●竹村真一×佐藤卓トークショー「水で世界を見る方法。」
日時:10月22日(月)19:00〜21:00
会場:カルチャーサロン青山
入場料:1,200円 詳細・申込:サイト参照

●櫛本喜彦×櫛本美絵写真展「今を楽しむ。Enjoy The Moment」
日時:10月6日(土)〜10月31日(水)12:00〜20:00
会場:青山ブックセンター本店

●藤田紘一郎×佐藤卓トークショー
日時:11月13日(火)19:00〜
会場:六本木ヒルズ内・アカデミーヒルズ49オーディトリアム
詳細・申込:サイト参照

●佐藤卓×深澤直人スペシャルトーク
日時:12月7日(金)18:30〜
会場:21_21 DESIGN SIGHT
入場料:無料(要当日チケット)

●藤井保×佐藤卓トークショー
日時:12月8日(土)19:00〜21:00
会場:カルチャーサロン青山
詳細・申込:サイト参照

●「『water』展から、未来へ」佐藤卓、竹村真一
日時:2008年1月13日(日)15:00〜17:00
会場:東京ミッドタウン・ホール
入場料:500円

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■展覧会案内
服部一成「視覚伝達」展
< http://www.deska.jp/schedule.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140600.html
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会期:10月19日(金)〜11月3日(土)11:00〜19:00 日休
会場:ギャラリー5610(東京都港区南青山5-6-10 5610番館 TEL.03-3409-9496)
< http://www.deska.jp/
>
内容:グラフィックデザイナーやアートディレクターの仕事が領域を広げ多岐にわたっている時代の流れの中で、あえて表現形態をグラフィックデザインの原点というべきポスターに限定、「視覚伝達=Visual Communication」のタイトルのもと、約20点の新作を展示。理屈やアイデアを見せる展示ではなく、グラフィックでしか味わえないおもしろさを出すという。
◇ギャラリートーク
10月20日(土)17:00〜19:00 ギャラリートーク:服部一成
10月27日(土)17:00〜19:00 対談:ホンマタカシ×服部一成
11月3日(土)17:00〜19:00 対談:北川一成×服部一成

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■展覧会案内
第29回グラフィックアート『ひとつぼ展』
< http://www.recruit.co.jp/GG/index2.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140500.html
>
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会期:10月9日(火)〜10月25日(木)12:00〜19:00 日休
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:ポートフォリオによる一次審査を通過した出品者10名が、それぞれ一坪(1.82×1.82m)のスペースの中で作品を構成し、発表する『ひとつぼ展』のグラフィックアート部門が開催中である。会期中の二次審査会でグランプリに選ばれると、1年後にガーディアン・ガーデンで個展を開催する権利が贈られる(10月11日に終了)。

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■イベント案内
Photoshop world conference & expo 2007〜勝者の鉄則〜(略称:PWE2007)
< http://www.photoshopworld.jp/event/pwe2007/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140400.html
>
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主催:NAPPJ株式会社、株式会社玄光社/月刊「COMMERCIAL PHOTO」
協賛:アドビ システムズ株式会社、ほか出展各社
協力:電塾
日時:10月25日(木)/26日(金)の2日間
会場:東京TOC有明 コンベンションホール
定員:4,000名(2日間)
参加費:Web事前登録制 1PASS:2,500円(当日券3,000円)
1PASSで有料1セッションを受講できる。
※受講するセッション数に応じて2PASS〜6PASSまで用意。
PREMIUMチケット:17,500円
7セッション分の料金で8セッションを受講できる。
協賛企業の展示エリア:無料・WEB事前登録制(当日券1,000円)
※展示エリア内のAdobeシアター、撮影LIVE STUDIOで行なわれるデモ、セミナーにも参加できる。

SPECIALセッション
●「史上最強の「Photoshopスーパースターズ」特別講演」
Part.1「Photoshop worldキーノート」鈴木ロウ トーマス(NAPPJ)
Part.2「アドビ基調講演・デモンストレーション」
「魔法の鉄則〜映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』メイキング秘話」
●「ラッセル・ブラウンショー」
Russell Brown(Photoshopの伝道師)
●「グローバルデザインの鉄則 NO.1」
木之村美穂(STUDIO D.O.G.INC)+荒尾犬帥(PUBLICIS JAPAN)+江口カン(Koo-ki)

・セッション例
「レタッチの鉄則」「カラマネの鉄則」郡司秀明(MD研究会)+庄司正幸(プロバンク)/DTP WORLD
「デジタルコラージュの鉄則」永戸鉄也(アートディレクター)
「レイヤーの鉄則」永嶋サトシ(Nフォト)
「マスクの鉄則」海津ヨシノリ(イラストレーター)/マスメディアン
「PDFの鉄則」赤羽紀久生(グラファイン)
「Photoshopをハブとする“Web向け”Photoshop活用の鉄則」鷹野雅弘(CSS Nite)
「RAWデータの鉄則」早川廣行(電塾)/毎日コミュニケーションズ
「デジタルフォト新次元の鉄則/フォトレタッチで進化する広告写真」林俊之、福井修、村山輝代(フォートン)

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■セミナー案内
「写真家のためのAdobe Photoshop CS3セミナー」
< http://www.jps.gr.jp/news/2007/20071112/20071112.htm
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140300.html
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プロフォトグラファーが満足できるカメラ機材が発売される中、デジタルのデータ取り扱いやワークフローがさらに重要視されています。
デジタルフォトグラファーには必須のAdobe Photoshopの機能や操作方法などを分かりやすく解説すると同時に最新版のAdobe Photoshop CS3の便利な新機能と現場で役立つテクニックなどを中心にご紹介します。(サイトより)

日時:11月12日(月)13:30〜16:30
会場:JCIIビル6F会議室(東京都千代田区一番町25番地)
費用:無料
講師:栃谷宗央(アドビシステムズ株式会社)
詳細・申込:サイト参照

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■募集案内
「東レ デジタル クリエイション アワーズ(DCA)」
< http://www.toray-dca.jp/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140200.html
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テーマ:「笑」「彩」「造」の中からひとつ
コンピュータで自らが創作し、著作権を持つ、2008年3月の審査発表の時点で未発表の作品に限る。1人(1グループ)1点。
応募締切:12月10日(月)24時まで

審査:審査委員長・河口洋一郎(CGアーティスト・東京大学大学院教授)、土佐信道(明和電機)、神田サオリ(ペインティングアーティスト)、ケビン・マヤソン(株式会社レインボー・ジャパン)、斉藤典彦(東レ株式会社)
結果発表:2008年3月東レDCAサイト上にて
詳細:サイト参照

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■展覧会案内
澁澤龍彦 幻想美術館
< http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/122.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071016140100.html
>
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会期:10月6日(土)〜11月11日(日)10:00〜18:00 11/5休
会場:横須賀美術館(横須賀市鴨居4丁目1 TEL.046-845-1211)
観覧料:一般800円、高大生・65歳以上600円、中学生以下無料、市内在住在学の高校生は無料
内容:作家・批評家でありフランス文学者、そして美術エッセーでも大きな足跡をのこした澁澤龍彦(1928〜1987)の没後20年を記念する展覧会。澁澤龍彦が好んだ古今東西の幻想美術家約80人の250点に及ぶ作品とともに、著作・資料・遺品・蒐集品など約50点を通して、60年代以後の日本の新しい文化と芸術をリードし、日本人の美意識にひとつの変革をもたらした澁澤龍彦とは誰だったのか、私たちは澁澤龍彦から何を得てきたのか、そして澁澤龍彦が生きた昭和とはどんな時代だったのかを併せて概観していきます。(サイトより) 

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■編集後記(10/16)

万太郎松太郎正太郎―東京生まれの文士たち・大村彦次郎「万太郎 松太郎 正太郎」(筑摩書房、2007)を読む。サブタイトルが「東京生まれの文士たち」とある。その小さな字がなかったら、いったい誰を、何を描いた本なのかわからない。正力松太郎か、これはかなりまともな想像だが、のたり松太郎(ちばてつやの)、金田正太郎(鉄人28号の)なんて浮かぶのは情けない。「久保田万太郎、川口松太郎、池波正太郎ほか、多くの東京生まれの作家たち。彼らの姿を通して、まだ江戸の体温を残していた東京での在りし日の東京人の気質や感性、個性を詳細に描き出す書」(日販MARCより)が正解だ。この三人の太郎をはじめ、水上瀧太郎、広津和郎、東京下町生まれの文人たち、東京山の手生まれの文人たち、以上7部でまとまった、古きよき時代の文士たちを活写して、おもしろいのなんの。とくに「久保万」とも言われた万太郎の悪ボスぶりと底意地の悪さ、人見知りではにかみ屋でありながら、金と女にはだらしなく、肉親に対しては異常に冷淡で非情、それでいて周囲からは利害打算を度外視して彼に奉仕する人が続出、まさに芸の魅力、作家冥利の一生を送った男のストーリーが痛快である。後半の2部は、露伴、紅葉、一葉、谷崎、芥川、荷風、実篤など、やや古い作家から色川武大、山口瞳、吉行淳之介、山本夏彦、植草甚一、吉村昭などごく近い作家まで30数人の経歴やエピソードをじつに要領よく、淡々としていながら斬れ味するどくまとめてあり、何度読み返しても興味がつきない。こんなおもしろい文学史は初めてだ。(柴田)

・「男の腹筋専門店」。昨日登場友人Bの会社の近所にあるらしい。ネーミングを聞いて、勝手に想像が膨らんで、絵を想像して爆笑。ひたすら腹筋だけをしに行くジムなのか? 何人かの人が号令によって腹筋して、終わったら帰るのか? そのためだけの? 腹筋の美しさを競う? いや、変わったネーミングのバーとか? 牛・豚問わず腹筋部分だけの肉を売るお肉屋さんってことはあるまい。どんなところか聞いてみたのだが、たまたまいつもと違う通りを歩いていて見つけ、男性らが入っていくところを目撃しただけだと言う。気になって仕方がないので、看板やチラシ類はないのか、詳細をと頼んでおいた。今朝になってチラシを写メしたものが届く。ありがとう! 正式名は「メタボバスター」。勇ましすぎる。中高年男性専用のダイエットサロンらしい。高周波EMS機やマッサージチェアで寝ているだけで引き締まるとのこと。コピーは「めざせチョイやせオヤジ」「メタボ腹よさらば!」「Stop! 85cm」で、コース名は「小結」「大関」「横綱」だ。調べてみるといくつかの新聞で紹介されている。痩せ手法そのものはどこにでもあるようなものなのに。うーむ、ニッチな商売とはこうあるべき! と教えられた気がするわ。(hammer.mule)
< http://stop85.com/
>  ←ドメイン名も強烈
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071014-00000001-yom-soci
>
厳しい?