<そういえばDSで犬も飼っていたっけ>
■装飾山イバラ道[3]
私の理想の日常
武田瑛夢
■気になるデザイン[2]
本文横組みの小説が読めないなんて、おばさんの証拠でしょうか(泣)。
津田淳子
■イベント案内
2007年度第11回電塾大勉強会
カンデジFuse 4th「Web3.0型関西デジタル大忘年会」
「ソニー・ムービー・ワークス2007」作品上映会
■展覧会案内
'07年末チャリティー企画 290人のクリエイターによるオリジナルカップ
&ソーサー展「お茶にしませんか?」
■装飾山イバラ道[3]
私の理想の日常
武田瑛夢
■気になるデザイン[2]
本文横組みの小説が読めないなんて、おばさんの証拠でしょうか(泣)。
津田淳子
■イベント案内
2007年度第11回電塾大勉強会
カンデジFuse 4th「Web3.0型関西デジタル大忘年会」
「ソニー・ムービー・ワークス2007」作品上映会
■展覧会案内
'07年末チャリティー企画 290人のクリエイターによるオリジナルカップ
&ソーサー展「お茶にしませんか?」
■装飾山イバラ道[3]
私の理想の日常
武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140600.html
>
───────────────────────────────────
今までの私は、生活は偏っていても良いと思っていた。美術系の道を歩んで来たので、周囲には極端な生活をしている人が多かったし、逆にそれが個性を作り出しているようでカッコ良くも見えた。
最近は生活のバランスをとって、苦手なことに取り組むことも大切だと思っている。その方が体をまんべんなく使えるし、たぶん脳も全域を動かすことになりそう。今まで全く興味を持たなかったジャンルだからこそ、少し試すだけで相当刺激があるんじゃないだろうか。全然動かさなかった部分があることを、もったいないと思い始めた感じなのだ。
でも、今までやらなかったことに触れる機会は、偶然には決して近寄ってこない。よほど意識して自分から近づくしか、バランスなんて一生とれないのかもしれない。
私の理想の日常を並べると、こうなる。
1.ブログやメルマガにテキストを書く
2.家計簿をつける
3.植物を育てる
4.ニュースを見る
5.英会話に通う
6.絵を描く
7.カラオケに行く
8.スポーツジムに通う
9.料理を作る
こんなことだったら誰でも半分以上はしている感じ。実は上の日常は、
1.国語
2.算数
3.理科
4.社会
5.英語
6.美術
7.音楽
8.体育
9.家庭科
なのだ。なんだ中学校の時間割ってバランスの典型みたいじゃないですか。
大人にも、5教科プラス4教科分くらいのバリエーションに富んだ生活コンテンツはあったのだ。でも実際の私は、家計簿をつけていないし、動植物に触れていない。時期によっては文章ばかり書いていて、とても偏ってしまう。一週間積極的には音楽に触れなかったり、ジムに行かないこともある。意識しないとついつい偏るのが大人の生活だ。
ところで私の遊びの王道<ゲームの時間>はどの時間割に入る? ちょっと考えると<10.ゆとり>かな。でもよく考えると、WiiでもDSでもかなりの教科をカバーするゲームが出ている。DSの「えいご漬け」はヒアリング力とライティング力の素晴らしい学習教材だし、「しゃべる!DSお料理ナビ」は新婚時代にかなり助かった。そういえばDSで犬も飼っていたっけ!
Wiiの「Wii Sports」では、テニスでいつも右腕が筋肉痛だったし。実はゲームの世界では、自分でやっていたものだけでもかなりの教科をカバーしていたではないか。なんだ結局ゲームでバランス取れてるからいいや、という結論?
既に自分に染み付いている好きな習慣にプラスして組み込めば、意外なジャンルを体験することができると思う。ゲームだったら英語も漢字も歴史も楽しい。
ゲームは「用意されたものをなぞる体験」という一面はあるけれど、とっかかりの刺激としては十分。笑いの「つかみ」のように、その世界を楽しむ心の用意ができる。
ここのところ、テレビで多く目にする歴史や理科などの教育系バラエティ番組も、苦手意識を埋める市場なのかも。ニュースによれば、来年からDSで「進研ゼミ」が勉強できるようになるらしいし。DSを広げている人が、ただ遊んでいるだけじゃないことが、もっともっと理解されると嬉しい。
【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
そろそろイルミネーションがはじまってワクワク。昔、うちの母は私が玄関に飾ったクリスマスツリーの電飾を「電気がもったいない」と消していた。でんこちゃんより厳しい。
装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”
< http://www.eimu.com/
>
新刊「やさしいデザイン」誰でもかんたん、レイアウト・配色・文字組
エムディエヌコーポレーション発行 インプレスコミュニケーションズ発売
< http://www.mdn.co.jp/content/view/3983/
>
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■気になるデザイン[2]
本文横組みの小説が読めないなんて、おばさんの証拠でしょうか(泣)。
津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140500.html
>
───────────────────────────────────
私は本を読むことが非常に好きだ。特にミステリーが好きで、本棚やカバンに未読のミステリー小説が数冊はストックされていないと落ち着かない。昨晩は、ジャケ(装丁)買いした『ロスト・チャイルド』(桂美人著/角川書店)をやめられなくて睡眠不足……。最後まで読んでしまうと、ちと不満も残る内容でしたが、どうしても話の結末が気になって夜を徹して読了。
ちなみに正確に言うと、ジャケ買いというか、カバーのタイトル文字の印刷/加工が気になって買ってしまったんですが……。なんか見たことのない箔押しだ! と興奮して買ったんですが、家に帰って観察したら、見たことのある箔を、すごくうまーく使ってあったのでした。フフフ、どんなものか気になる人はぜひとも書店店頭でご覧あれ!
と、最初から横道にそれてしまったのですが、閑話休題。
本を読むことが好きで、装丁もいろいろ気になって、なおかつ会社は本の街・神保町まで徒歩圏内。という好条件(?)が重なって、書店にしょっちゅう入り浸っているのですが、ここ一年くらい、書店で本を見ていてすごく気になるのが「横組み」本文の単行本小説がすんごく増えたこと。
もちろん昔から理工系の書籍、そして実用書などは、横組み本文のものも多くありますが、小説ではあんまり見かけませんでしたよね? 映画やドラマでも話題になった『電車男』(中野独人/新潮社)は、横組みになっていて、これも非常に違和感がありましたが、2ちゃんねるでの書き込みの再現というか、それを意識したデザインだったので、まあこれはこれだと思うのですが、それより書店で目につくのは、いわゆるケータイ小説の単行本化ですよ。これ、ほぼすべて本文は横組み。
最初は平積みされている書籍を見て「ん? なんか違和感が……」と思っていても、それがなにが原因なのかわからなかったんですが、あるとき気がつきました。「あっ、全部、左開きなのか」。手に取って中身を見てみると、ゴシック体の横組み本文。
……これって、読みにくくないの?
でも、どうやらこれらの主力読者である女子高生たちには、読みにくくないらしいですね。逆に、ケータイで横組みで読んでいるから、縦組みの方が違和感があるそうで。うーむ。
縦組み/明朝体が読みやすいというのは、「慣れ」も大きいとは思うのですが、日本語自体、もともと縦書きの筆の流れがあるせいなのか、やはり量をたくさん読むときは縦組みの方が、目が文字をスムーズに追えて、読みやすいと思うのですが、どうなんでしょうか。
モノは試しと、実は何冊かトライはしてみたんです。でも残念ながら、横組み本文はなかなか目に慣れず、やっぱり今でも読みにくい(まあ、内容もまったく興味がないものなので、それもあって読み進めるのが辛かったのだとも思いますが。おまけに付け加えておくと、カバーデザインも非常に似た感じのものばっかりで、それもちょっとつまらないです)。こんなことを感じるのは、やっぱり歳を取った証拠なのかしら。とほほ。
と、ここまで書いて、そう言えば森博嗣氏の著書には、横組みされたシリーズものがあったよなぁ、と思って検索してみたら、ご本人のブログにたどりつき、それを読んで、これはこれは驚いた。
(MORI LOG ACADEMY 2007年1月22日 【国語】縦書き より抜粋)
でも、エッセィになると、もう横書きにした方が良いし、またノンフィクションのジャンルも断然横書きが良い。縦書きだと、全部作りもので嘘っぽく思えてしまう。
< http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/01/post_930.php
>
ええーっ、本当ですか。そんなこと全くみじんも感じたことがなかったです。はい。まあ、その前にフィクションなら縦書きは許されるのかな、とは書いてありますが、縦書きには否定的なようです。うーん、歳に関係なく人の思うことはそれぞれ、ということですね。
縦にも横にも組める珍しい言語・日本語を使う国ならではの話ですが、縦に組むか横に組むかで頭に入ってくるスピードも、受ける印象も変わってきてしまうので、どう文字組みをするかっていうのは、心してかからないといけないですよね。
私としては、女子高生から「そんなこと言ってるなんて、おばさんだ」と言われても構わない。小説の横組み本文は読みにくいので、否定派です。(いや、本当はあんまりおばさんとは言われたくないんけど・苦笑)
【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
最近、ジャケ買いした『悲望』(小谷野敦著/幻冬舎)は、カバーを見るだけで、なんだか心の中をガリガリっとやられてしまう悲しい感じが漂っているので、年末校了が終わって元気溌剌になる、お正月に読むことに決めました。最近作った本は『デザインのひきだし vol.3』『田名網敬一 デイドリーム』『デザイン・制作のセオリー』『しかけのあるブックデザイン』など。
< http://www.graphicsha.co.jp/
>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
2007年度第11回電塾大勉強会
< http://www.denjuku.gr.jp/index.htm
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140400.html
>
───────────────────────────────────
日時:12月1日(土)10:00〜18:30
会場:アップルジャパン株式会社32階セミナールーム
定員:160名 ネットによる完全予約制(定員になり次第締切)
会費:5,000円(懇親会参加希望者は別途3,000円を同時に納入)
内容:セミナーは、初心者向けのビギナーコースとベテラン向けのエキスパートコースを各120分で一日で3プログラム、計6プログラム行なう(一日に受けられるのは3プログラム)。
◎エキスパートコース
撮影部門 モデレーター/金田秀樹 講演/福原勝弘(フォトグラファー)
レタッチ部門 モデレーター/早川廣行 講演/田口美樹(レタッチャー こびとのくつ代表)
ワークフロー部門 モデレーター/郡司秀明 講演/Chei Chris(SAMSUNG)、マスター郡司、庄司正幸、上原ゼンジ他
◎ビギナーコース
CMS部門 講師/大野秀生、菊池斉「パーフェクト モニタキャリブレーション テクニック」
出力部門 講師/玉内公一、阿部充夫「パーフェクト プリント テクニック」
ワークフロー部門 講師/鹿野宏、湯浅立志「パーフェクトRGBワークフローテクニック」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
カンデジFuse 4th「Web3.0型関西デジタル大忘年会」
< http://www.kansai-soho.or.jp/2007bounenkai/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140300.html
>
───────────────────────────────────
<主催者情報>
関西デジタルコンテンツ業界の「導火線=Fuse」にしたい、そして参加者で「融合=Fuse」したいという思いから始まった、カンデジFuseイベントも今年で四回目となります。本年は「ウェブ3.0型社会 リアルとネット、歩み寄る時代」の著者でもある神田敏晶氏を招き、Web3.0型社会を目前にして、私たちはどう考え、どう対応していけばよいのかなどをトークセッションで探ります。トークセッションのあとの関西デジタル大忘年会では、関西のデジタル業界内の交流を深め、来年への気勢を上げたいと考えています。
主催:関西デジタルコンテンツ事業協同組合(通称:カンデジ)
共催:扇町インキュベーションプラザ
日時:2007年12月17日(月)18:30〜21:30
場所:扇町インキュベーションプラザ(Mebic扇町)
定員:100名
料金:第1部:1,000円(税込)第2部:2,000円(税込)
第1部:18:30〜19:50
トークセッション「神田敏晶に聞くWeb3.0型社会の世渡り術」
これから本格化していくWeb3.0型社会とはどのようなものか。そしてメディアやデジタルコンテンツはどのように変化していくのか。またその中で私たち制作者側はどう考え、どう対応していけばよいのか。さらにビジネスに、どのように落とし込んでいけばよいのかなど。ワイワイガヤガヤやりたいと思います。
コーディネーター:カンデジ代表理事 戸田克己
第2部:20:00〜21:30
関西デジタル大忘年会(立食パーティー)
豪華商品のあたるビンゴ大会等楽しい企画満載。
単に神田さんと久しぶりに会いたいという方も大歓迎です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
「ソニー・ムービー・ワークス2007」作品上映会
< http://cnt.mail.mysony.sony.co.jp/cl/-Y/-diJ/dU/26OkXa/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140200.html
>
───────────────────────────────────
<主催者情報>
日時:12月22日(土)13:00〜(開場12:30)
会場:ソニー株式会社本社2F大会議場(東京都港区港南1-7-1 品川駅港南口)
入場無料・全席自由(全600席)※事前登録制
内容:高校生の創造性を大きく育むことを目的とした映像制作応援プロジェクト「ソニー・ムービー・ワークス」は、高校生の皆様に10分間のショートムービーの制作に挑戦していただくプログラムです。4年目を迎えた今年は「Color(カラー)」をテーマに、全国の高校生から映像企画を募集しました。厳しい選考を通過した北海道から広島までのチームを組んだ高校生は、8月に行われた長野県軽井沢でのワークショップ(体験講習)合宿やプロの技術指導、ソニーグループのボランティア社員のサポートを受け、約8か月にわたってショートムービーの制作に取り組んできました。その集大成となるショートムービーの作品上映会および優秀作品の表彰を、東京・品川のソニー本社で開催します。現代の10代の若者たちが表現する創造性・独創性に溢れた作品をぜひご鑑賞ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■展覧会案内
'07年末チャリティー企画 290人のクリエイターによるオリジナルカップ&ソ
ーサー展「お茶にしませんか?」
< http://rcc.recruit.co.jp/co/exhibition/co_nen_200711_3/co_nen_200711_3.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140100.html
>
───────────────────────────────────
会期:11月26日(月)〜12月22日(土)11:00〜19:00 日祝休
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGIN
ZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918)
ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座
7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:今回のチャリティー企画展では、「お茶の時間が楽しみになるカップ&ソーサー」をテーマに、ひとりでも、また、家族や友人同士でも楽しめるカップ&ソーサーをデザインしていただきました。シンプルなものから、手にした時にはじめてわかるユニークな仕掛けのあるものまで、クリエイターならではの自由な発想から生まれた、290種類のカップ&ソーサーが勢揃いしました。(サイトより)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(11/27)
・入江敦彦「怖いこわい京都、教えます」を読む(新潮社、2007)。似たような感じの本に小松和彦「京都魔界案内」(光文社知恵の森文庫、2002)がある。京都と魔界をキーワードにして集められた怪しいモノやコトが、学者らしい秩序で並べられた、写真もレイアウトも美しい本である。別冊宝島には「京都魔界めぐり」(1994)なんて一冊もある。実体験ガイド18コースがセールスポイントの超実用的な編集で、写真も図版も豊富、本文もぎっしりの最強ガイドブックだ。この本を携えて、京都を歩き回っていたのはもう何年も前。それに比べて「怖いこわい京都、教えます」は、装幀は地味、図版や写真は貧弱、キャッチーな見出しがないつまらないレイアウト、一見なんとも魅力のない本である。予想していたガイドブックではなかった。本文は、異形、伝説、寺院、神社、奇妙、人間、風景、幽霊、妖怪、の九つの観測定点で構成される。それぞれの頭には「怖いこわい」と付く。九つに塩梅よく分けられた、縁起悪そうな話が八十八編ある。それぞれ二〜三ページの短編だから、開いたところから読み始めたら、これはおもしろいなあ、これはちょっと背筋が寒いわ、これは読みたくなかったぞ、なんて感じでひきこまれ結局二度、三度と読んでしまった。筆者は京都人エッセイスト。京都という檻の囚人。やっぱり、実体験できる京都人でなければ書けないテーマであると思う。筆者も言うように「結局、人間が一番恐ろしい」という決まり文句が京都にあてはまる。久々に読ませるエッセイにぶちあたった。ビジュアル的にまったくどうしょうもない本だが、それが読ませる仕掛けか。そんなことはない。見せる、読ませる工夫が足りない。素材がいいのにもったいない料理をしたもんだ。(柴田)
< http://www.shinchosha.co.jp/book/467504/
>「怖いこわい京都、教えます」
・続き。メールアドレスから自宅・勤務先を調査ってどうやって? プロバイダーは個人情報保護法の関係もあって第三者に簡単に教えない。裁判所を通す必要があるだろう。今回の「サイト利用料を後払い」なんて、まともなサービスするところじゃありえない。逆に「後払いできる」とうたう(特に従量制)、アダルト系ほか、そこからの請求書を家族に見せられないサービスだけは避けること。ネット完結型サービス(視聴やサイト利用類、レンタルサーバーなど)はクレジットカードか先払い。お客さんの記入した住所や名前が本当かどうかなんてわからないから、とりっぱぐれる可能性がある。物品なら代金引換方法は使えるけれど。つまり踏み倒すことが不可能になっていて、「サイト利用料に基づく最終通告」なんてのは届くはずがないのだ。客側からの「サービス悪い、詐欺だ」トラブルはあっても。視聴サービスのサンプル配信は後から文句言われないためでもあるし、月額か本数という明確な料金形態にしてあるはずだ。クリック詐欺の、(クリックしてこのページにいるから)会員とみなし会費や利用料を請求します云々も無視してOK。事前に金額や条件、契約の意思すら確認されていないし、第一これまた住所氏名は相手にはわからないのだ。想像してみて。新幹線のトイレの扉を開いたら、ヌードのプロの女性がいて、見たからお金払えって言ったら払う? そんな人がいることを予測できる? 見たから会員? たとえ「ヌードの女性が見られる」につられてクリックしたとしても(つられるな〜)、それは先に有料とうたっていない限りは、有料での契約の意思にはならない。これも現実のシチュエーションに置き換えたら明白。といっても裁判では証拠云々が鍵だから、念のため「クリック元」「クリック先」のメールや画面キャプチャ、URI、日付、時間、経緯の詳細メモは残しておいた方がいい。続く。(hammer.mule)
私の理想の日常
武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140600.html
>
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今までの私は、生活は偏っていても良いと思っていた。美術系の道を歩んで来たので、周囲には極端な生活をしている人が多かったし、逆にそれが個性を作り出しているようでカッコ良くも見えた。
最近は生活のバランスをとって、苦手なことに取り組むことも大切だと思っている。その方が体をまんべんなく使えるし、たぶん脳も全域を動かすことになりそう。今まで全く興味を持たなかったジャンルだからこそ、少し試すだけで相当刺激があるんじゃないだろうか。全然動かさなかった部分があることを、もったいないと思い始めた感じなのだ。
でも、今までやらなかったことに触れる機会は、偶然には決して近寄ってこない。よほど意識して自分から近づくしか、バランスなんて一生とれないのかもしれない。
私の理想の日常を並べると、こうなる。
1.ブログやメルマガにテキストを書く
2.家計簿をつける
3.植物を育てる
4.ニュースを見る
5.英会話に通う
6.絵を描く
7.カラオケに行く
8.スポーツジムに通う
9.料理を作る
こんなことだったら誰でも半分以上はしている感じ。実は上の日常は、
1.国語
2.算数
3.理科
4.社会
5.英語
6.美術
7.音楽
8.体育
9.家庭科
なのだ。なんだ中学校の時間割ってバランスの典型みたいじゃないですか。
大人にも、5教科プラス4教科分くらいのバリエーションに富んだ生活コンテンツはあったのだ。でも実際の私は、家計簿をつけていないし、動植物に触れていない。時期によっては文章ばかり書いていて、とても偏ってしまう。一週間積極的には音楽に触れなかったり、ジムに行かないこともある。意識しないとついつい偏るのが大人の生活だ。
ところで私の遊びの王道<ゲームの時間>はどの時間割に入る? ちょっと考えると<10.ゆとり>かな。でもよく考えると、WiiでもDSでもかなりの教科をカバーするゲームが出ている。DSの「えいご漬け」はヒアリング力とライティング力の素晴らしい学習教材だし、「しゃべる!DSお料理ナビ」は新婚時代にかなり助かった。そういえばDSで犬も飼っていたっけ!
Wiiの「Wii Sports」では、テニスでいつも右腕が筋肉痛だったし。実はゲームの世界では、自分でやっていたものだけでもかなりの教科をカバーしていたではないか。なんだ結局ゲームでバランス取れてるからいいや、という結論?
既に自分に染み付いている好きな習慣にプラスして組み込めば、意外なジャンルを体験することができると思う。ゲームだったら英語も漢字も歴史も楽しい。
ゲームは「用意されたものをなぞる体験」という一面はあるけれど、とっかかりの刺激としては十分。笑いの「つかみ」のように、その世界を楽しむ心の用意ができる。
ここのところ、テレビで多く目にする歴史や理科などの教育系バラエティ番組も、苦手意識を埋める市場なのかも。ニュースによれば、来年からDSで「進研ゼミ」が勉強できるようになるらしいし。DSを広げている人が、ただ遊んでいるだけじゃないことが、もっともっと理解されると嬉しい。
【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
そろそろイルミネーションがはじまってワクワク。昔、うちの母は私が玄関に飾ったクリスマスツリーの電飾を「電気がもったいない」と消していた。でんこちゃんより厳しい。
装飾アートの総本山WEBサイト“デコラティブマウンテン”
< http://www.eimu.com/
>
新刊「やさしいデザイン」誰でもかんたん、レイアウト・配色・文字組
エムディエヌコーポレーション発行 インプレスコミュニケーションズ発売
< http://www.mdn.co.jp/content/view/3983/
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■気になるデザイン[2]
本文横組みの小説が読めないなんて、おばさんの証拠でしょうか(泣)。
津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140500.html
>
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私は本を読むことが非常に好きだ。特にミステリーが好きで、本棚やカバンに未読のミステリー小説が数冊はストックされていないと落ち着かない。昨晩は、ジャケ(装丁)買いした『ロスト・チャイルド』(桂美人著/角川書店)をやめられなくて睡眠不足……。最後まで読んでしまうと、ちと不満も残る内容でしたが、どうしても話の結末が気になって夜を徹して読了。
ちなみに正確に言うと、ジャケ買いというか、カバーのタイトル文字の印刷/加工が気になって買ってしまったんですが……。なんか見たことのない箔押しだ! と興奮して買ったんですが、家に帰って観察したら、見たことのある箔を、すごくうまーく使ってあったのでした。フフフ、どんなものか気になる人はぜひとも書店店頭でご覧あれ!
と、最初から横道にそれてしまったのですが、閑話休題。
本を読むことが好きで、装丁もいろいろ気になって、なおかつ会社は本の街・神保町まで徒歩圏内。という好条件(?)が重なって、書店にしょっちゅう入り浸っているのですが、ここ一年くらい、書店で本を見ていてすごく気になるのが「横組み」本文の単行本小説がすんごく増えたこと。
もちろん昔から理工系の書籍、そして実用書などは、横組み本文のものも多くありますが、小説ではあんまり見かけませんでしたよね? 映画やドラマでも話題になった『電車男』(中野独人/新潮社)は、横組みになっていて、これも非常に違和感がありましたが、2ちゃんねるでの書き込みの再現というか、それを意識したデザインだったので、まあこれはこれだと思うのですが、それより書店で目につくのは、いわゆるケータイ小説の単行本化ですよ。これ、ほぼすべて本文は横組み。
最初は平積みされている書籍を見て「ん? なんか違和感が……」と思っていても、それがなにが原因なのかわからなかったんですが、あるとき気がつきました。「あっ、全部、左開きなのか」。手に取って中身を見てみると、ゴシック体の横組み本文。
……これって、読みにくくないの?
でも、どうやらこれらの主力読者である女子高生たちには、読みにくくないらしいですね。逆に、ケータイで横組みで読んでいるから、縦組みの方が違和感があるそうで。うーむ。
縦組み/明朝体が読みやすいというのは、「慣れ」も大きいとは思うのですが、日本語自体、もともと縦書きの筆の流れがあるせいなのか、やはり量をたくさん読むときは縦組みの方が、目が文字をスムーズに追えて、読みやすいと思うのですが、どうなんでしょうか。
モノは試しと、実は何冊かトライはしてみたんです。でも残念ながら、横組み本文はなかなか目に慣れず、やっぱり今でも読みにくい(まあ、内容もまったく興味がないものなので、それもあって読み進めるのが辛かったのだとも思いますが。おまけに付け加えておくと、カバーデザインも非常に似た感じのものばっかりで、それもちょっとつまらないです)。こんなことを感じるのは、やっぱり歳を取った証拠なのかしら。とほほ。
と、ここまで書いて、そう言えば森博嗣氏の著書には、横組みされたシリーズものがあったよなぁ、と思って検索してみたら、ご本人のブログにたどりつき、それを読んで、これはこれは驚いた。
(MORI LOG ACADEMY 2007年1月22日 【国語】縦書き より抜粋)
でも、エッセィになると、もう横書きにした方が良いし、またノンフィクションのジャンルも断然横書きが良い。縦書きだと、全部作りもので嘘っぽく思えてしまう。
< http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2007/01/post_930.php
>
ええーっ、本当ですか。そんなこと全くみじんも感じたことがなかったです。はい。まあ、その前にフィクションなら縦書きは許されるのかな、とは書いてありますが、縦書きには否定的なようです。うーん、歳に関係なく人の思うことはそれぞれ、ということですね。
縦にも横にも組める珍しい言語・日本語を使う国ならではの話ですが、縦に組むか横に組むかで頭に入ってくるスピードも、受ける印象も変わってきてしまうので、どう文字組みをするかっていうのは、心してかからないといけないですよね。
私としては、女子高生から「そんなこと言ってるなんて、おばさんだ」と言われても構わない。小説の横組み本文は読みにくいので、否定派です。(いや、本当はあんまりおばさんとは言われたくないんけど・苦笑)
【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
最近、ジャケ買いした『悲望』(小谷野敦著/幻冬舎)は、カバーを見るだけで、なんだか心の中をガリガリっとやられてしまう悲しい感じが漂っているので、年末校了が終わって元気溌剌になる、お正月に読むことに決めました。最近作った本は『デザインのひきだし vol.3』『田名網敬一 デイドリーム』『デザイン・制作のセオリー』『しかけのあるブックデザイン』など。
< http://www.graphicsha.co.jp/
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■イベント案内
2007年度第11回電塾大勉強会
< http://www.denjuku.gr.jp/index.htm
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140400.html
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日時:12月1日(土)10:00〜18:30
会場:アップルジャパン株式会社32階セミナールーム
定員:160名 ネットによる完全予約制(定員になり次第締切)
会費:5,000円(懇親会参加希望者は別途3,000円を同時に納入)
内容:セミナーは、初心者向けのビギナーコースとベテラン向けのエキスパートコースを各120分で一日で3プログラム、計6プログラム行なう(一日に受けられるのは3プログラム)。
◎エキスパートコース
撮影部門 モデレーター/金田秀樹 講演/福原勝弘(フォトグラファー)
レタッチ部門 モデレーター/早川廣行 講演/田口美樹(レタッチャー こびとのくつ代表)
ワークフロー部門 モデレーター/郡司秀明 講演/Chei Chris(SAMSUNG)、マスター郡司、庄司正幸、上原ゼンジ他
◎ビギナーコース
CMS部門 講師/大野秀生、菊池斉「パーフェクト モニタキャリブレーション テクニック」
出力部門 講師/玉内公一、阿部充夫「パーフェクト プリント テクニック」
ワークフロー部門 講師/鹿野宏、湯浅立志「パーフェクトRGBワークフローテクニック」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
カンデジFuse 4th「Web3.0型関西デジタル大忘年会」
< http://www.kansai-soho.or.jp/2007bounenkai/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140300.html
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<主催者情報>
関西デジタルコンテンツ業界の「導火線=Fuse」にしたい、そして参加者で「融合=Fuse」したいという思いから始まった、カンデジFuseイベントも今年で四回目となります。本年は「ウェブ3.0型社会 リアルとネット、歩み寄る時代」の著者でもある神田敏晶氏を招き、Web3.0型社会を目前にして、私たちはどう考え、どう対応していけばよいのかなどをトークセッションで探ります。トークセッションのあとの関西デジタル大忘年会では、関西のデジタル業界内の交流を深め、来年への気勢を上げたいと考えています。
主催:関西デジタルコンテンツ事業協同組合(通称:カンデジ)
共催:扇町インキュベーションプラザ
日時:2007年12月17日(月)18:30〜21:30
場所:扇町インキュベーションプラザ(Mebic扇町)
定員:100名
料金:第1部:1,000円(税込)第2部:2,000円(税込)
第1部:18:30〜19:50
トークセッション「神田敏晶に聞くWeb3.0型社会の世渡り術」
これから本格化していくWeb3.0型社会とはどのようなものか。そしてメディアやデジタルコンテンツはどのように変化していくのか。またその中で私たち制作者側はどう考え、どう対応していけばよいのか。さらにビジネスに、どのように落とし込んでいけばよいのかなど。ワイワイガヤガヤやりたいと思います。
コーディネーター:カンデジ代表理事 戸田克己
第2部:20:00〜21:30
関西デジタル大忘年会(立食パーティー)
豪華商品のあたるビンゴ大会等楽しい企画満載。
単に神田さんと久しぶりに会いたいという方も大歓迎です。
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■イベント案内
「ソニー・ムービー・ワークス2007」作品上映会
< http://cnt.mail.mysony.sony.co.jp/cl/-Y/-diJ/dU/26OkXa/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140200.html
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<主催者情報>
日時:12月22日(土)13:00〜(開場12:30)
会場:ソニー株式会社本社2F大会議場(東京都港区港南1-7-1 品川駅港南口)
入場無料・全席自由(全600席)※事前登録制
内容:高校生の創造性を大きく育むことを目的とした映像制作応援プロジェクト「ソニー・ムービー・ワークス」は、高校生の皆様に10分間のショートムービーの制作に挑戦していただくプログラムです。4年目を迎えた今年は「Color(カラー)」をテーマに、全国の高校生から映像企画を募集しました。厳しい選考を通過した北海道から広島までのチームを組んだ高校生は、8月に行われた長野県軽井沢でのワークショップ(体験講習)合宿やプロの技術指導、ソニーグループのボランティア社員のサポートを受け、約8か月にわたってショートムービーの制作に取り組んできました。その集大成となるショートムービーの作品上映会および優秀作品の表彰を、東京・品川のソニー本社で開催します。現代の10代の若者たちが表現する創造性・独創性に溢れた作品をぜひご鑑賞ください。
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■展覧会案内
'07年末チャリティー企画 290人のクリエイターによるオリジナルカップ&ソ
ーサー展「お茶にしませんか?」
< http://rcc.recruit.co.jp/co/exhibition/co_nen_200711_3/co_nen_200711_3.html
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< https://bn.dgcr.com/archives/20071127140100.html
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会期:11月26日(月)〜12月22日(土)11:00〜19:00 日祝休
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGIN
ZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918)
ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座
7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:今回のチャリティー企画展では、「お茶の時間が楽しみになるカップ&ソーサー」をテーマに、ひとりでも、また、家族や友人同士でも楽しめるカップ&ソーサーをデザインしていただきました。シンプルなものから、手にした時にはじめてわかるユニークな仕掛けのあるものまで、クリエイターならではの自由な発想から生まれた、290種類のカップ&ソーサーが勢揃いしました。(サイトより)
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■編集後記(11/27)
・入江敦彦「怖いこわい京都、教えます」を読む(新潮社、2007)。似たような感じの本に小松和彦「京都魔界案内」(光文社知恵の森文庫、2002)がある。京都と魔界をキーワードにして集められた怪しいモノやコトが、学者らしい秩序で並べられた、写真もレイアウトも美しい本である。別冊宝島には「京都魔界めぐり」(1994)なんて一冊もある。実体験ガイド18コースがセールスポイントの超実用的な編集で、写真も図版も豊富、本文もぎっしりの最強ガイドブックだ。この本を携えて、京都を歩き回っていたのはもう何年も前。それに比べて「怖いこわい京都、教えます」は、装幀は地味、図版や写真は貧弱、キャッチーな見出しがないつまらないレイアウト、一見なんとも魅力のない本である。予想していたガイドブックではなかった。本文は、異形、伝説、寺院、神社、奇妙、人間、風景、幽霊、妖怪、の九つの観測定点で構成される。それぞれの頭には「怖いこわい」と付く。九つに塩梅よく分けられた、縁起悪そうな話が八十八編ある。それぞれ二〜三ページの短編だから、開いたところから読み始めたら、これはおもしろいなあ、これはちょっと背筋が寒いわ、これは読みたくなかったぞ、なんて感じでひきこまれ結局二度、三度と読んでしまった。筆者は京都人エッセイスト。京都という檻の囚人。やっぱり、実体験できる京都人でなければ書けないテーマであると思う。筆者も言うように「結局、人間が一番恐ろしい」という決まり文句が京都にあてはまる。久々に読ませるエッセイにぶちあたった。ビジュアル的にまったくどうしょうもない本だが、それが読ませる仕掛けか。そんなことはない。見せる、読ませる工夫が足りない。素材がいいのにもったいない料理をしたもんだ。(柴田)
< http://www.shinchosha.co.jp/book/467504/
>「怖いこわい京都、教えます」
・続き。メールアドレスから自宅・勤務先を調査ってどうやって? プロバイダーは個人情報保護法の関係もあって第三者に簡単に教えない。裁判所を通す必要があるだろう。今回の「サイト利用料を後払い」なんて、まともなサービスするところじゃありえない。逆に「後払いできる」とうたう(特に従量制)、アダルト系ほか、そこからの請求書を家族に見せられないサービスだけは避けること。ネット完結型サービス(視聴やサイト利用類、レンタルサーバーなど)はクレジットカードか先払い。お客さんの記入した住所や名前が本当かどうかなんてわからないから、とりっぱぐれる可能性がある。物品なら代金引換方法は使えるけれど。つまり踏み倒すことが不可能になっていて、「サイト利用料に基づく最終通告」なんてのは届くはずがないのだ。客側からの「サービス悪い、詐欺だ」トラブルはあっても。視聴サービスのサンプル配信は後から文句言われないためでもあるし、月額か本数という明確な料金形態にしてあるはずだ。クリック詐欺の、(クリックしてこのページにいるから)会員とみなし会費や利用料を請求します云々も無視してOK。事前に金額や条件、契約の意思すら確認されていないし、第一これまた住所氏名は相手にはわからないのだ。想像してみて。新幹線のトイレの扉を開いたら、ヌードのプロの女性がいて、見たからお金払えって言ったら払う? そんな人がいることを予測できる? 見たから会員? たとえ「ヌードの女性が見られる」につられてクリックしたとしても(つられるな〜)、それは先に有料とうたっていない限りは、有料での契約の意思にはならない。これも現実のシチュエーションに置き換えたら明白。といっても裁判では証拠云々が鍵だから、念のため「クリック元」「クリック先」のメールや画面キャプチャ、URI、日付、時間、経緯の詳細メモは残しておいた方がいい。続く。(hammer.mule)
- 京都魔界案内―出かけよう、「発見の旅」へ (知恵の森文庫)
- 小松 和彦
- 光文社 2002-02
- おすすめ平均
- 普通の観光に飽きたら。
- 持運びも楽
- この本を持って京都を歩こう
- 眼を閉じれば、そこに魔界が
- 京都人の京都知らず・・・