<ついにっ、イージングがっ、実現っ!>
■MKチャット対談
おしえて! Swift3D ver.5
笠居トシヒロ&まつむらまきお
■グラフィック薄氷大魔王[124]
続・恐怖のGDTツール「OmniFocus」
吉井 宏
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映像をめぐる7夜
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■MKチャット対談
おしえて! Swift3D ver.5
笠居トシヒロ&まつむらまきお
< https://bn.dgcr.com/archives/20080220140300.html
>
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かさい: まいどー、笠居ですー。なんかまた急に寒くなって雪降ったり、本格的に冬ですねぇ さぶー
まきお: どもども、まつむらです。いやー、先日の大雪はすごかったなぁ。千里であんだけ降るのは数年に一度や
かさい: ほんまにねぇ、事務所に行く途中の歩道橋の上が凍っちゃって、何度も転びかけましたよ。あぶないあぶない
まきお: 雪、慣れてないからねぇ。各地のみなさん、まだまだ冷えるみたいなのでお気をつけて〜
かさい: この週末は、スノボしに行くんで、雪がないよりは全然いいんですけどね(笑)ところで、話はコロッと変わりますが、Flash-JPのヘッダに鎮座してる、Swift3Dのバナーが変わったのに気づきました?
< http://www.flash-jp.com/
>
まきお: Swift、Flashと仲のいい3Dソフトっすね。気が付いてますよ〜。ずいぶん長い間3.0のまま放置されていたのだが(笑)
かさい: そうなのよ(笑)ver4のときは、結局バナーはそのまんまだったのだが、このたびver5へのバージョンアップに伴って、バナーのほうもめでたく更新されることになったわけです
まきお: めでたいめでたい(^^)//""""""パチパチ つーわけで、実はすでにうちのMacで動いております、5.0
かさい: おお、実はオレも昨日Windows版をインストールだけはしたのだがw
まきお: だけ、ということはさわっとらんのな(笑)
かさい: 登録のために一回起動しただけです(^_^; そっちはさわってるの?
まきお: まだすべての機能をさわったわけじゃないけど、注目の新機能はチェックしたぞぉ
< http://www.dstorm.co.jp/products/swift3d/product/newFeatures.htm
>
かさい: オー、んじゃぁその注目の新機能ってやつを紹介してもらえますか。何が新しくなってんの?
まきお: まず起動しておどろくのは、みためほとんど変わってない!(笑)
かさい: それはオレも思いました(笑)
まきお: 新機能で謳われているんだけどねぇ(^_^;) エディタによってはけっこう変わってるんだけど
かさい: メイン画面は全くと言っていいほど変わってなかった(笑)
まきお: でもでも、ですよ。じっくり見ていくとかなり良くなっているんだな、これが。まず従来、2面しか出せなかったビューが4面だせるようになったのだ
かさい: あ、そうなのね。ほんまに触ってないから(笑) 今ちょっと起動して、実物見ながら解説を聞くことにしよう。よっこらしょと
まきお: よっこらしょ言わんでええ(笑)起動でけたかー
かさい: したした。ロゴのカラーが赤から青に変わってますねw
まきお: アイコンも変わったー。 前のはFlashとまぎらわしかったけど、今はFlashの方が四角いアイコンになったから、もう間違えない(笑)
かさい: (笑)えーと、ビューが4面出せるって、どの画面だ?
まきお: お〜し〜え〜て〜ほ〜し〜い〜か〜(笑)
かさい: もったいぶらずにおしえれ(^_^;
まきお: 「表示→ビューポート」で選ぶのだ。3面とかも選べるぞ
かさい: おおおお、ほんまや。三面図の状態で見たらわかりやすいのに、と思ってたので、これはありがたい。でも、ノートじゃ画面が狭すぎて使えんな(^_^;
まきお: うはは、せやねん(笑)3面が一番つかいやすいやろね。上に大きくカメラビュー、下に平面と立面
かさい: 今度デスクトップ機で試してみよう。前、上、横、+カメラビューの4面がいいかな
まきお: さて笠居君、このビューを見て、なにかいつもと違うところに気が付かなかったかね?
かさい: ん? えーとぉ…
まきお: ビューの中だビュー。みなれない、黄色い線がでておらぬか
かさい: 黄色の線が?
まきお: バウンディングボックスではないぞ。以前同様の水平線が赤、垂直が緑、それに加えて見慣れぬ黄色い線がないか?
かさい: 周囲にぐるりと黄色い線がありますが
まきお: それじゃ
かさい: これ何なの?
まきお: 気がつかぬのか、うつけものめ! これは「ステージ」のラインぢゃ!レンダリングされるエリアを示しておるのぢゃ!
かさい: ステージ! この中に入れとけば、レンダリングの時はみ出さなくて済むのね!
まきお: ようやく気が付いたか、このおつけものめっ!
かさい: う、うれしいっ! …て言うか、何で今までなかったのだ(^_^;
まきお: そうなのだ(笑)いままでだと、ウィンドウの縦か横、どちらかが基準となって、指定しているサイズよりはみだしている部分は、レンダリングしてはじめて「あら切れてる…orz」だったわけだな
かさい: あ、おつけもの、っていうボケをスルーしてしまった(笑)
まきお: この、きつけきものめっ!!
かさい: (^_^; ということは、レンダリングの範囲を先に設定しなきゃいけないのか
まきお: デフォルトだと300×400になっとる。まぁ、出力がベクターだと、Flash側であとから伸縮できるので、 今までは画面の中で小さめにレンダリングしてFlash側で拡大、 というのがセオリーだったが、ちゃんと構図を意識するに越したことはないな
かさい: あんまり小さいと、曲線平坦率が低すぎてガタついたりとか
まきお: ステージをでかくしとくんじゃ〜
かさい: だね(笑) さて、お次はなんでしょ
まきお: モデラーでのベジェが使いやすくなってる
かさい: べじぇか シェードみたい?
まきお: いや、押し出しとかの2Dね。普通になってるというか、イラレ的。説明しにくいが、すくなくともツールのアイコンが普通になったのでわかりやすい(^_^;) 前のは、なんか3Dプリミティブみたいなアイコンで、わかりにくかったから
かさい: あ、いま旋盤エディタで使ってみた。アイコンも見てすぐ分かるね、確かに使いやすい
まきお: まぁこのあたりは地味に、ですが改良されとる。さて、今回の目玉のひとつが、メッシュ毛布アニメ
かさい: 毛布
まきお: 毛布がメッシュじゃさぞかし寒かろう
かさい: わかりにくいボケだな(^_^; モーフィングができるようになったって事だな
< http://www.dstorm.co.jp/products/swift3d/product/swf/v5/mesh_anime.htm
>
まきお: そそ。従来モデルの変形はタテヨコ変倍しかできなかったのね。今回からポリゴンの頂点単位で変形させられるようになった。ぐにょっと変形できるわけだ
かさい: 「作成したオブジェクトメッシュにモーフターゲットを設定する」ってどうやるんだ?
まきお: これがねぇ、ちとややこしいのだ。まずはシーンエディタになにか適当にプリミティブを置く。
かさい: 旋盤で作った回転体をおいたぞ
まきお: 次にアドバンスモデラーで、メッシュ編集モードにはいる
かさい: あどばんすもでらー、と
まきお: はなもげらーではないぞ
かさい: どこをどう触るのかわからん。さっさと教えるのだ(^_^;v
まきお: で、頂点選択ツール等で、変形させたいポイントを選択する。でもって、プロパティの「モーファ→モーフグループ」からグループ作成を選ぶと、今選んでいるポイント群がモーフグループになる
かさい: 選択して、新規グループだな
まきお: つまり、自由勝手に変形させられるわけではなく、最初に変形アニメさせるためのポイントを「グループ」として登録しとく必要があるわけじゃな。さて、グループができたら、今度はアニメにするのじゃ。それにはモーフターゲットを作る必要がある
かさい: タイムライン作ってないぞ、ええの?
まきお: ええの、ええの。グループを選択した状態で、下の「ターゲット作成」で、ターゲットをふたつにしてくれ
かさい: モーフターゲット、という囲みのほうで、ターゲット作成するボタンを押せばいいんだな。…「非モーフターゲット」と「モーフターゲット02」というのができたぞ
まきお: おけ。じゃあ、02の方を選んだ状態で、ツールを移動や伸縮等えらんで、メッシュモデルを変形させる
かさい: へんけい〜
まきお: このモーフターゲットはキーフレームだと思えばよろしい。ふたつのターゲットで、形がかわるようにできたかね
かさい: ほうほう、できたー
まきお: おけ。さて、モーフアニメにするには、シーンエディタに戻る
かさい: しーんえでぃたー(ドラえもんの声で)
まきお: (笑)で、タイムラインをアニメ作成モードにして、
かさい: アニメートボタン、ぽちっとな
まきお: タイムラインにモーフグループ01ってレイヤーができとるだろ
かさい: できてるよ
まきお: とりあえず、上の再生ヘッドのとこの20コマ目あたりをクリックして左のプロパティパネルからメッシュモーファーを選ぶ
かさい: メッシュモーファー、選択っ!
まきお: さて、最後の手順、モーフターゲット02を選んでターゲット率の欄の数値が0なのを100とかにすると…変形した?
かさい: したした
まきお: というわけだ。あー、つかれた(笑)
かさい: なるほどなあ、ちょっと手順が面倒だが、これはおもしろいなあ
まきお: おもろいねぇ。手順は最初は面倒に思うけど、モーフターゲットで先にキーフレーム作る、という概念がわかれば、すっきり
かさい: そこ戸惑うね。先にフレームありきの頭になってるから
まきお: ちょっと暫定的な感じもするねぇ、インターエフィス。押し出しとかはタイムラインあるんだから、ほんとはアドバンスモデラーもタイムラインにしたかったけど間に合わなかったんじゃなかろうか(^_^;)
かさい: そうかもしれんな(^_^;
まきお: さて、次の目玉、Papervision3D出力機能
< http://www.dstorm.co.jp/products/swift3d/support/stormkun/stormkun.html
>
かさい: ペーパービジョン。Flashで動作する3Dエンジンですね
まきお: Adobe純正ではなくて、オープンソースで作られてるのね。ASで作られた、3Dレンダラーですな
かさい: そうだってねー、賢い人もいるもんだな〜
まきお: それ用の3Dデータが書き出せるのだ
かさい: Flash上で、グリングリン動かせたりするわけね
まきお: そそ。まず、こちらから、3Dエクステンションをダウンロードして、FlashCS3にインストールしちゃる
< http://blog.papervision3d.org/
>
かさい: Flash側にもエクステンションが必要なのか。書き出しに使うんだな
まきお: そそ、3Dエンジンのコンポーネントなの。次にSwift側で、モデルを用意して、ファイルメニューから、Papervision3D出力を選ぶ。ちなみに、当然だけどSwiftで作ったアニメが出力されるわけではない。あくまでもモデルね
かさい: シーンに置かれたもの全体か、選択オブジェクトか、どっちかを出力できるわけだな
まきお: そそ。そうすっと、単一ファイルではなくて、フォルダができて、なにやらごちゃっとファイルが出力される。 そのファイル群の中のflaファイルをFlashCS3で開いて、パブリッシュすると、さきほどのような、グリグリ動かせるFlashができちゃうんですなー
かさい: かーんたんだねえ。おもしれー
まきお: ただ、わたしがやったかぎり、ワイヤーフレームになっちゃったり、面が陥没したりと、うまくいかねーのだ
かさい: そーなんや、何が悪いんかな
まきお: モデルの問題なのか、Papervision3D の方でなんらかのパラメータがあるのか…ま、けっこう簡単にできちゃうのは感動ですわ
かさい: ですなあ
まきお: さてさて、最後に、今回の目玉中の目玉
かさい: 何個目玉があるのだ
まきお: 3つだ3つ(笑)ついにっ、イージングがっ、実現っ!
かさい: そこどけ、三ツ目が通る。加速したり減速したり、ですなっ
まきお: そそ。これはねぇ、もう、ようやくですよ、苦節ん年
かさい: そーか、そういえばボールが弾んだりとか今までできなかったなぁ
まきお: やろうとすると手動でキーフレーム切ってやるしかなかったのだ。そりゃあ、大変だったんだぞ
かさい: そこまで動きを作り込んだことがないから知らなかったよ(笑)
まきお: 単純にロゴがくるくるとかだといいんだけどねぇ。でもやっぱ、動きは加減速があって、ナンボでしょう!
かさい: あるに越したことはないですね、イージング
まきお: ないと困るのだ(^_^;)
かさい: 簡単に設定できるのか? どこでするんだ?
まきお: と・こ・ろ・が やりかたが、マニュアルに載ってないのだーっ(爆
かさい: なんですとーっ(^_^;
まきお: ニックさん(マニュアルの執筆者)、書き忘れちゃったみたい(^_^;)
かさい: おいおい(^_^; ちゃんとサイトの新機能ページには載ってるのに〜
< http://www.dstorm.co.jp/products/swift3d/product/swf/v5/keyf.htm
>
まきお: というわけで、またらいしゅ〜
かさい: ええええええ(^_^;
まきお: 悩め悩め〜(笑)
かさい: 知らんの?
まきお: 知ってるよぉ。そう簡単にはおしえられんぞ(笑)
かさい: ううーむ
まきお: しゃーない、時間がないからおしえたる(笑)まず、適当なアニメを作る。移動でも回転でも、さっきのモーフでもいいぞ。でもって、アニメートモードでイージングを設定したいキーフレームを選ぶ。まずは1コマ目えらぼうか
かさい: 選んだぞぉ
まきお: そこで、右クリックだ! スナップを効かせて右クリックだっ!
かさい: 右クリックっ あ、この一番下の「プロパティ」だなっ
まきお: そうだ、そこを狙って打つのだっ
かさい: おおおおお、あったぁ〜〜
まきお: そこで油断してはいかんぞ。Flashのイージングとはちょっと勝手が違うのじゃ。グラフがでてきて、イーズインとイーズアウトの2つのスライダーがあるじゃろ
かさい: あるなあ、なんだ、これグラフが直接いじれるわけじゃないのか
まきお: Flashのイージングだと、イーズインは そのあとのトゥイーンを前の方に動画をツメ、イーズアウトだと後にツメになる。つまり、直線移動アニメならイーズインが加速、イーズアウトは減速になる
かさい: そんなんわかっとるわーい、グラフ半分ずつしか動かんぞー
まきお: だからはやまるなといっておるのじゃ。人の話をきかんやつじゃの
かさい: (^_^;もったいぶらんと、はよおしえちくり
まきお: ところが Swiftのイーズインとイーズアウトはちょっと意味が違う。まず、グラフのまんなかの赤いポッチリが、今選んだキーフレームで左側がキーフレームよりも前、右側がキーフレームよりも後を示しておる。で、イーズインの方が左側、つまりこのキーフレに入ってくる時点でのイージング、イーズアウトの方が右側、出て行く時のイージングとなるわけじゃな。今、1コマ目をえらんでおるから、イーズアウトしか効果がない。前後にトゥイーンがあるキーフレだと両方が、最後のコマだとイーズインしか効果がないぞ
かさい: うーん、出て行く、入ってくる、のタイムライン上の位置関係は分かったが、加速か減速かはどうやって選ぶのだ? 一方向にしか数値が設定できないっぽいんだが
まきお: つまり、加速したいときは、動きの始点のキーフレでイーズアウトを選ぶ。減速したいときは動きのおわりのキーフレでイーズアウトを選ぶのだよ。 Flashだと、トゥイーンされている複数のコマでの効果を直接数値で指定するのに対して、 Swiftはあくまでも、キーフレームに対する効果なのだ
かさい: あああ、そういうことか
まきお: これはなかなかわからんだろー。なんか、デジクリで数年ぶりにすごくタメになることを言った気がするぞ(笑)
かさい: ほんまやなあ(笑)
まきお: えらいだろ、わし(笑)
かさい: えらいえらい(^_^; マニュアルにも書いてないのに、よーわかったな
まきお: いやもう、これしか興味ないもん、新機能(爆
かさい: (笑)まぁ、他にもいろいろとあるみたいだけど>新機能 このチャットはそろそろ字数がつきるので、残りは各自でチェックしてくれ
まきお: これでかなり、凝った動きも作れるようになったわけで、 Swift、使えるっすよ。あ、ただねぇ、ひとつ、大きな不満がまだ解消されていない
かさい: なんだなんだ
まきお: Flashのグラフィックシンボルでいうところの、ループ再生ができないのだ
かさい: 短い動きを繰り返しさせるって事か
まきお: たとえば時計の針が動くアニメを作ろうとすると、短針が一回転するあいだに、長針は12回転させなくちゃいけない。ところが、くりかえしができんから、全部キーフレ切らないといけない
かさい: 長針の動きをパーツ化できないって事ね
まきお: しかも、キーフレのコピペは一度に一個しかできないのだー(^_^;)Flashでもし、シンボルの繰り返しができない状態を想像してみぃ〜
かさい: それは困るなあ(^_^;
まきお: カメラが静止してるならFlash側でシンボルにして繰り返せばいいんだけど、カメラが動く場合はお手上げ。なんとしても次のバージョンではなんとかしてください(^_^;)
かさい: 確かに大変だな。Flashのシンボルがいかに偉大か分かったわ
まきお: まぁ、ディストームにそれ言うと、そういう人はLightwaveとプラグイン版Swift買いなさい、と言われちゃうのだが(^_^;)
かさい: あはははは(^_^;
まきお: しかしまぁ、お手頃価格で、かなりいろいろできます。アニメも、イラレにベクター出力もできるし、いいっすよ
かさい: よいしょっと(笑)
【笠居 トシヒロ/WEBクリエイター・デザイナー、デジハリ大学院客員教授】
< http://www.mad-c.com/
> < mailto:kasai@mad-c.com >
このメルマガの配信日2月20日は、ワタクシ笠居の誕生日であります。プレゼントのほうは無期限で受け付けておりますので、まだの方はふるってお送り下さいませ〜(笑)
【まつむら まきお/まんが家、イラストレーター・成安造形大学准教授】
< http://www.makion.net/
> < mailto:makio@makion.net >
iPod touch、いろいろできるようになったのを機に買おうかどうしようか迷ってたら、ふと工人舎のモバイルPCに目が。どちらがシアワセになれるかなぁ?
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■グラフィック薄氷大魔王[124]
続・恐怖のGDTツール「OmniFocus」
吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20080220140200.html
>
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●2週間フルにOmniFocusを使ってみた感想
否が応でもやらなくちゃいけない多くの案件や、無数の細かい事務処理を抱えるような人には最適。これは必携アプリになると思う。特に、あれもこれも頭から離れなくて、仕事に集中できない人には非常に役立つにちがいない。
で……、僕みたいにリストを見ないと項目を思い出せない人には必要ないかも。もともと自然に忘れちゃってるんだもん。OmniFocusでリストを作って、何度も見返してチェックするのが習慣になってくると、普段はせっかく忘れてる項目を覚えちゃうのだ。このアプリの目的とは逆に、今考えなくてもいい用事で頭が占領されてしまうのは誤算だった。
そんな状態ではテレビやDVD映画を見る気にならないし、雑誌ものんびり読めない。テレビなどより優先度が高く期限が迫っている用件がたくさんあるんだから。もちろん、そういうのも予定に組み込んじゃうのが正解なんだろうけど、そこまで割り切れるもんじゃない。
また、何かの拍子に創作意欲が爆発的に高まることがあり、仕事そっちのけでものすごい勢いで制作することがあるけど、リストを見た後ではその衝動が抑えられてしまう。気まぐれに作業するのが楽しいフィギュア制作も、リストにしてしまうと締め切りがある仕事みたいに思えてきてしまう。僕的には非常に損な気分だ。
「鬼軍曹に命令されて泣く泣くいろいろ片付ける」というイメージがあったけど、よく考えてみたら、項目を差し出してるのは自分なのだった。なんだあ、自分の命令なんか聞けるかよ〜。
というわけで、使用を停止し、ライセンスの購入も見送りました〜。iCalのみで平和に暮らしたいと思います。(iCalの各ToDoに、OmniFocusとのシンクでToDoの先頭に追加された「@仕事: 」など数百個を手作業で削除するというおまけ付き〜)
すみません、先週リンクするの忘れてました。
OmniFocus < http://www.omnigroup.com/applications/omnifocus/
>
補足。iCalとのシンクが不完全と書きましたが、初期設定のシンク設定が違ってました。ちゃんとiCal側にもOmniFocusで作成した個々のアクションが読み込まれます。iCalのToDoにつけられたURLからOmniFocus側の項目に飛ぶこともできます。ただ、全アクションを読み込むと、いきなり何百個ものToDoができてしまってiCalのToDo欄が見にくくなるので、ここは人それぞれの判断で、シンクの項目を限定したり設定を変えるほうがいいと思う。
●時間が「見える」iCal
ところで、ファイルメーカーBentoもGTDアプリと呼ばれることがあるようだ。やはりGTDは流行ってるらしい。OmniFocusやBentoを使わずに済む方法はないものか探っていて、iCalだけ使うGTD的スケジュール管理方法を考えた。僕の場合、「新しいやり方」を考えるのが楽しいだけで、実際に運用するかどうかは別問題なんですけどね。
仕事の優先度・種類・所要時間・期限がわかりやすいことがOmniFocusの利点。一方、iCalの優れた点といえば、所用時間や種類が「色のついたオビ」の形で視覚的に「見える」ことと、そのオビを柔軟に動かせること。
一つの仕事を段階でいくつにも割り、それぞれの所要時間分のオビをあらかじめ作っておく。それらを来週とか今月末とかの空いている時間に貯蔵しておく。必要なだけオビを作成。で、実際に予定に組み込むときに、それぞれのオビをドラッグかカット&ペーストで移動し(月表示にするとやりやすい)、順番を組み立てていく。所要時間はすでに設定してあるので、テトリス的に空き時間にはめ込んでいくだけ。
この方法だと、現在かかえている仕事に必要な時間が手持ちの時間の中でどのくらいの量を占めているか、視覚的にはっきりわかる。ホントは僕、そういうの、きゅうくつでイヤなんですけどね。締め切りが詰まっていて大変な時には役に立ちそう。
【吉井 宏/イラストレーター】 hiroshi@yoshii.com
某所でリンクされていた記事。Tech-On!【MacBook Air分解その5】「外は無駄なし,中身は無駄だらけ」。ここでのMacBook Air自体の評価はおいといて、技術者たちが日本の技術や製造業のあり方に自信を持ちすぎている様子がコワイ。「私がこんな設計をしたら、社内で絶対通らないですよ」「技術的にすごいと感じるところは一つもない。我々ならもっと安く作れる」。同動画記事では、造りの雑さに苦笑する場面も出てくる(実際の製造は台湾メーカーらしい)。オレたち日本人技術者は世界一の品質のモノを作ってるんだという過剰な自信。……30年前の「スター・ウォーズ」上陸のとき、日本の有名特撮スタジオの人が「あれくらい日本でも作れる。我々が学ぶべきところは何もない」とコメントしていたのを思い出す。それで作られたのが「宇宙からのメッセージ」なんだけどさ。日米の特撮の思想の違いはあるにせよ、当時スター・ウォーズマニアな僕にとって「あああ、こんな考え方をしていたら日本はこれからダメになる」と思ったものだ。やはり、30年前から何も進歩してなかったのか……。いや、一部の技術者だけの話と信じたい。そもそも、安価で技術的に優れたモノを作れば必ず売れる、わけないじゃんよ〜。
< http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080217/147537/
>
16ヶ月間、メインマシンとして使っているMacBook Pro17インチのパワーアップ作戦。最近、外付けFirewire800HDDから起動して使っていて非常に快適だった。そうなると、内蔵HDD160GBが遅くてたまらない。また、せっかくのMBPが据え置きデスクトップマシンとしてしか使えない。そこで、200GB7200回転のHDDに交換。ついでに最近激安になってるメモリ2GBを2本。このモデルは4GB差しても3GBまでしか認識しないんだけど、知ってて購入。すでに1週間使ってるけど、見違えるようにキビキビ動く。これで、MacProを買わずにあと1年やそこらは快適に仕事できそう。レンダリングなどの重い作業はCore2QuadのVistaマシンでやるので問題なし。っていうか、ノートパソコンだけに慣れちゃってると、デスクトップマシンの騒音が我慢できなくなる。できれば次もノート型にしたい。
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
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■イベント案内
映像をめぐる7夜
< http://www.syabi.com/details/eizo7.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080220140100.html
>
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会期:2月21日(木)〜24日(日)、28日(木)〜3月1日(土)
会場:東京都写真美術館 地下一階映像展示室(東京都目黒区三田1-13-3
恵比寿ガーデンプレイス TEL.03-3280-0099)
入場料:無料
内容:さまざまな角度から「映像」を考え、実験を楽しむための新企画。7夜にわたり多彩なゲストを迎え、上映、展示、ライヴ・パフォーマンス、レクチャーを日替わりで行なう。
第1夜◎2月21日(木)開場18:30 開演19:00
「反復する壁」(上映+パフォーマンス+インスタレーション)
ゲスト:足立智美、石田尚志
第2夜◎2月22日(金)開場18:30 開演19:00
「広告と/の映像」(レクチャー+上映)
ゲスト:小田桐昭
第3夜◎2月23日(土)開場17:30 開演18:00
「映像の知覚」(上映+トーク+インスタレーション)
ゲスト:飯村隆彦、豊嶋康子、大江直哉
第4夜◎2月24日(日)開場17:30 開演18:00
「フリッカー・ナイト」(上映+トーク)
ゲスト:西村智弘
第5夜◎2月28日(木)開場18:30 開演19:00
「the Voice-over 〜 内なる映像」(パフォーマンス+インスタレーション)
ゲスト:山川冬樹
第6夜◎2月29日(金)開場18:30 開演19:00
「不在の映像・音の果て」(ライヴ・インスタレーション)
ゲスト:狩野志歩、渡邊ゆりひと、有馬純寿
第7夜◎3月1日(土)開場17:30 開演18:00
「眼孔、斜に射す太陽」(映像・音響×ライヴ演奏)
ゲスト:生西康典、掛川康典(映像/音響編集)、山本精一(ギター)角田俊也、音男(音源提供)
参加方法:イベント開催当日10:00より1階受付カウンターにて入場整理券を発行(先着定員制)。整理券のはけ具合など、最新の状況については、東京都写真美術館 03-3280-0099まで問い合せ。携帯サイト< http://syabim.com
>
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■編集後記(2/20)
・裁判員制度広報用映画「裁判員 選ばれ、そして見えてきたもの」を見るイベントの参加記、その3。質疑応答では質疑がわりと活発だったが、細かな運用に関するもの(どうでもいい愚問)が多く、いつの間にか裁判員制度は一般によく知られるものになっていたのだなあと意外なかんじ。わたしの番よりずいぶん前で時間切れとなってしまい、もしかしたら唯一の強硬反対意見を場違いに(?)主張するチャンスは失われた。それでも、一人だけ制度に疑問を呈した女子大生らしき人がいた。裁判員制度に備えて、スピーディに裁判が進行するように様々な取り組みをしているというなら、素人を交えず専門家だけでその方法でやっていただければ、もっと迅速に裁判が進むのではありませんか、一般市民を加える必要性がわかりませんという指摘だ。答える裁判官は、その日初めて裁判員制度の理念らしきものを語るのだが、どうしても裁判員制度を導入しなければならない必然性が感じられないのであった。「裁判の進め方やその内容に国民の視点、感覚が反映されますので、その結果、裁判全体に対する国民の理解が深まり、裁判がより身近に感じられ、司法への信頼が高まっていくことが期待されています」と最高裁の小冊子にあるが、これで国民がひとしく必然性を理解できるであろうか。おそろしく空虚な文言ではないか。この日の裁判官は「判断の幅が広がる」というような言い方をしていたが、それは事案の真相が曖昧になるということではないのか。さらに、裁判官だけの上級審では一審の判決は「ある程度尊重される」という。国民の視点、感覚なんてその程度の扱いなのだ。でも、それは当然の考え方だろう。裁判員の入った一審でおかしな判決が出ても、裁判官だけの上級審が控えているから大丈夫ということだ。裁判員制度はアリバイというか茶番というか、意味のない無駄なものだ。この日のおみやげは、小冊子3冊、パンフット1部、映画のプログラム1冊、裁判員制度ボールペン、裁判員制度トートバッグ(笑)。政府や最高裁は"粛々と"実施に向かっている。その流れは止まりそうにない。空しい。(柴田)
・急を要しないため放置していたもののひとつに、髪の毛がある。平日は仕事で髪の毛のために時間をとるのは気がひけるし、土日は混んでいる。ロングなもので、少々伸びても気にならない。いざとなればまとめちゃえ、と。しかしバレエの時にまとまりにくくなったし、まとめてもみすぼらしくなってきた。いよいよと思っていたら、11年ぶりの積雪。体調が良くなるため欠かさず行っているバレエは、皆が休んでいて個人レッスンというおいしい状態。この日を逃すものかと切りに行ったら、予想通り美容室はプライベートサロン化。聞くと、まわりのお店も含め開店休業状態らしい。ラッキー。以前から一度はやってみたかったヘアスタイルに木村カエラとかツィギー、ローマの休日の頃のヘプバーンがあった。どうせ切るなら、ちょっとした違いより大きな違いの方が面白いかなぁ、と。バレエの時にセットするのが面倒という理由もあるのだが、またしばらく髪の毛を切りに行けなかったら困るからとなるべく短くしてもらおうというのが狙い(短いとしょっちゅう行かないといけないのね……)。(hammer.mule)
おしえて! Swift3D ver.5
笠居トシヒロ&まつむらまきお
< https://bn.dgcr.com/archives/20080220140300.html
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かさい: まいどー、笠居ですー。なんかまた急に寒くなって雪降ったり、本格的に冬ですねぇ さぶー
まきお: どもども、まつむらです。いやー、先日の大雪はすごかったなぁ。千里であんだけ降るのは数年に一度や
かさい: ほんまにねぇ、事務所に行く途中の歩道橋の上が凍っちゃって、何度も転びかけましたよ。あぶないあぶない
まきお: 雪、慣れてないからねぇ。各地のみなさん、まだまだ冷えるみたいなのでお気をつけて〜
かさい: この週末は、スノボしに行くんで、雪がないよりは全然いいんですけどね(笑)ところで、話はコロッと変わりますが、Flash-JPのヘッダに鎮座してる、Swift3Dのバナーが変わったのに気づきました?
< http://www.flash-jp.com/
>
まきお: Swift、Flashと仲のいい3Dソフトっすね。気が付いてますよ〜。ずいぶん長い間3.0のまま放置されていたのだが(笑)
かさい: そうなのよ(笑)ver4のときは、結局バナーはそのまんまだったのだが、このたびver5へのバージョンアップに伴って、バナーのほうもめでたく更新されることになったわけです
まきお: めでたいめでたい(^^)//""""""パチパチ つーわけで、実はすでにうちのMacで動いております、5.0
かさい: おお、実はオレも昨日Windows版をインストールだけはしたのだがw
まきお: だけ、ということはさわっとらんのな(笑)
かさい: 登録のために一回起動しただけです(^_^; そっちはさわってるの?
まきお: まだすべての機能をさわったわけじゃないけど、注目の新機能はチェックしたぞぉ
< http://www.dstorm.co.jp/products/swift3d/product/newFeatures.htm
>
かさい: オー、んじゃぁその注目の新機能ってやつを紹介してもらえますか。何が新しくなってんの?
まきお: まず起動しておどろくのは、みためほとんど変わってない!(笑)
かさい: それはオレも思いました(笑)
まきお: 新機能で謳われているんだけどねぇ(^_^;) エディタによってはけっこう変わってるんだけど
かさい: メイン画面は全くと言っていいほど変わってなかった(笑)
まきお: でもでも、ですよ。じっくり見ていくとかなり良くなっているんだな、これが。まず従来、2面しか出せなかったビューが4面だせるようになったのだ
かさい: あ、そうなのね。ほんまに触ってないから(笑) 今ちょっと起動して、実物見ながら解説を聞くことにしよう。よっこらしょと
まきお: よっこらしょ言わんでええ(笑)起動でけたかー
かさい: したした。ロゴのカラーが赤から青に変わってますねw
まきお: アイコンも変わったー。 前のはFlashとまぎらわしかったけど、今はFlashの方が四角いアイコンになったから、もう間違えない(笑)
かさい: (笑)えーと、ビューが4面出せるって、どの画面だ?
まきお: お〜し〜え〜て〜ほ〜し〜い〜か〜(笑)
かさい: もったいぶらずにおしえれ(^_^;
まきお: 「表示→ビューポート」で選ぶのだ。3面とかも選べるぞ
かさい: おおおお、ほんまや。三面図の状態で見たらわかりやすいのに、と思ってたので、これはありがたい。でも、ノートじゃ画面が狭すぎて使えんな(^_^;
まきお: うはは、せやねん(笑)3面が一番つかいやすいやろね。上に大きくカメラビュー、下に平面と立面
かさい: 今度デスクトップ機で試してみよう。前、上、横、+カメラビューの4面がいいかな
まきお: さて笠居君、このビューを見て、なにかいつもと違うところに気が付かなかったかね?
かさい: ん? えーとぉ…
まきお: ビューの中だビュー。みなれない、黄色い線がでておらぬか
かさい: 黄色の線が?
まきお: バウンディングボックスではないぞ。以前同様の水平線が赤、垂直が緑、それに加えて見慣れぬ黄色い線がないか?
かさい: 周囲にぐるりと黄色い線がありますが
まきお: それじゃ
かさい: これ何なの?
まきお: 気がつかぬのか、うつけものめ! これは「ステージ」のラインぢゃ!レンダリングされるエリアを示しておるのぢゃ!
かさい: ステージ! この中に入れとけば、レンダリングの時はみ出さなくて済むのね!
まきお: ようやく気が付いたか、このおつけものめっ!
かさい: う、うれしいっ! …て言うか、何で今までなかったのだ(^_^;
まきお: そうなのだ(笑)いままでだと、ウィンドウの縦か横、どちらかが基準となって、指定しているサイズよりはみだしている部分は、レンダリングしてはじめて「あら切れてる…orz」だったわけだな
かさい: あ、おつけもの、っていうボケをスルーしてしまった(笑)
まきお: この、きつけきものめっ!!
かさい: (^_^; ということは、レンダリングの範囲を先に設定しなきゃいけないのか
まきお: デフォルトだと300×400になっとる。まぁ、出力がベクターだと、Flash側であとから伸縮できるので、 今までは画面の中で小さめにレンダリングしてFlash側で拡大、 というのがセオリーだったが、ちゃんと構図を意識するに越したことはないな
かさい: あんまり小さいと、曲線平坦率が低すぎてガタついたりとか
まきお: ステージをでかくしとくんじゃ〜
かさい: だね(笑) さて、お次はなんでしょ
まきお: モデラーでのベジェが使いやすくなってる
かさい: べじぇか シェードみたい?
まきお: いや、押し出しとかの2Dね。普通になってるというか、イラレ的。説明しにくいが、すくなくともツールのアイコンが普通になったのでわかりやすい(^_^;) 前のは、なんか3Dプリミティブみたいなアイコンで、わかりにくかったから
かさい: あ、いま旋盤エディタで使ってみた。アイコンも見てすぐ分かるね、確かに使いやすい
まきお: まぁこのあたりは地味に、ですが改良されとる。さて、今回の目玉のひとつが、メッシュ毛布アニメ
かさい: 毛布
まきお: 毛布がメッシュじゃさぞかし寒かろう
かさい: わかりにくいボケだな(^_^; モーフィングができるようになったって事だな
< http://www.dstorm.co.jp/products/swift3d/product/swf/v5/mesh_anime.htm
>
まきお: そそ。従来モデルの変形はタテヨコ変倍しかできなかったのね。今回からポリゴンの頂点単位で変形させられるようになった。ぐにょっと変形できるわけだ
かさい: 「作成したオブジェクトメッシュにモーフターゲットを設定する」ってどうやるんだ?
まきお: これがねぇ、ちとややこしいのだ。まずはシーンエディタになにか適当にプリミティブを置く。
かさい: 旋盤で作った回転体をおいたぞ
まきお: 次にアドバンスモデラーで、メッシュ編集モードにはいる
かさい: あどばんすもでらー、と
まきお: はなもげらーではないぞ
かさい: どこをどう触るのかわからん。さっさと教えるのだ(^_^;v
まきお: で、頂点選択ツール等で、変形させたいポイントを選択する。でもって、プロパティの「モーファ→モーフグループ」からグループ作成を選ぶと、今選んでいるポイント群がモーフグループになる
かさい: 選択して、新規グループだな
まきお: つまり、自由勝手に変形させられるわけではなく、最初に変形アニメさせるためのポイントを「グループ」として登録しとく必要があるわけじゃな。さて、グループができたら、今度はアニメにするのじゃ。それにはモーフターゲットを作る必要がある
かさい: タイムライン作ってないぞ、ええの?
まきお: ええの、ええの。グループを選択した状態で、下の「ターゲット作成」で、ターゲットをふたつにしてくれ
かさい: モーフターゲット、という囲みのほうで、ターゲット作成するボタンを押せばいいんだな。…「非モーフターゲット」と「モーフターゲット02」というのができたぞ
まきお: おけ。じゃあ、02の方を選んだ状態で、ツールを移動や伸縮等えらんで、メッシュモデルを変形させる
かさい: へんけい〜
まきお: このモーフターゲットはキーフレームだと思えばよろしい。ふたつのターゲットで、形がかわるようにできたかね
かさい: ほうほう、できたー
まきお: おけ。さて、モーフアニメにするには、シーンエディタに戻る
かさい: しーんえでぃたー(ドラえもんの声で)
まきお: (笑)で、タイムラインをアニメ作成モードにして、
かさい: アニメートボタン、ぽちっとな
まきお: タイムラインにモーフグループ01ってレイヤーができとるだろ
かさい: できてるよ
まきお: とりあえず、上の再生ヘッドのとこの20コマ目あたりをクリックして左のプロパティパネルからメッシュモーファーを選ぶ
かさい: メッシュモーファー、選択っ!
まきお: さて、最後の手順、モーフターゲット02を選んでターゲット率の欄の数値が0なのを100とかにすると…変形した?
かさい: したした
まきお: というわけだ。あー、つかれた(笑)
かさい: なるほどなあ、ちょっと手順が面倒だが、これはおもしろいなあ
まきお: おもろいねぇ。手順は最初は面倒に思うけど、モーフターゲットで先にキーフレーム作る、という概念がわかれば、すっきり
かさい: そこ戸惑うね。先にフレームありきの頭になってるから
まきお: ちょっと暫定的な感じもするねぇ、インターエフィス。押し出しとかはタイムラインあるんだから、ほんとはアドバンスモデラーもタイムラインにしたかったけど間に合わなかったんじゃなかろうか(^_^;)
かさい: そうかもしれんな(^_^;
まきお: さて、次の目玉、Papervision3D出力機能
< http://www.dstorm.co.jp/products/swift3d/support/stormkun/stormkun.html
>
かさい: ペーパービジョン。Flashで動作する3Dエンジンですね
まきお: Adobe純正ではなくて、オープンソースで作られてるのね。ASで作られた、3Dレンダラーですな
かさい: そうだってねー、賢い人もいるもんだな〜
まきお: それ用の3Dデータが書き出せるのだ
かさい: Flash上で、グリングリン動かせたりするわけね
まきお: そそ。まず、こちらから、3Dエクステンションをダウンロードして、FlashCS3にインストールしちゃる
< http://blog.papervision3d.org/
>
かさい: Flash側にもエクステンションが必要なのか。書き出しに使うんだな
まきお: そそ、3Dエンジンのコンポーネントなの。次にSwift側で、モデルを用意して、ファイルメニューから、Papervision3D出力を選ぶ。ちなみに、当然だけどSwiftで作ったアニメが出力されるわけではない。あくまでもモデルね
かさい: シーンに置かれたもの全体か、選択オブジェクトか、どっちかを出力できるわけだな
まきお: そそ。そうすっと、単一ファイルではなくて、フォルダができて、なにやらごちゃっとファイルが出力される。 そのファイル群の中のflaファイルをFlashCS3で開いて、パブリッシュすると、さきほどのような、グリグリ動かせるFlashができちゃうんですなー
かさい: かーんたんだねえ。おもしれー
まきお: ただ、わたしがやったかぎり、ワイヤーフレームになっちゃったり、面が陥没したりと、うまくいかねーのだ
かさい: そーなんや、何が悪いんかな
まきお: モデルの問題なのか、Papervision3D の方でなんらかのパラメータがあるのか…ま、けっこう簡単にできちゃうのは感動ですわ
かさい: ですなあ
まきお: さてさて、最後に、今回の目玉中の目玉
かさい: 何個目玉があるのだ
まきお: 3つだ3つ(笑)ついにっ、イージングがっ、実現っ!
かさい: そこどけ、三ツ目が通る。加速したり減速したり、ですなっ
まきお: そそ。これはねぇ、もう、ようやくですよ、苦節ん年
かさい: そーか、そういえばボールが弾んだりとか今までできなかったなぁ
まきお: やろうとすると手動でキーフレーム切ってやるしかなかったのだ。そりゃあ、大変だったんだぞ
かさい: そこまで動きを作り込んだことがないから知らなかったよ(笑)
まきお: 単純にロゴがくるくるとかだといいんだけどねぇ。でもやっぱ、動きは加減速があって、ナンボでしょう!
かさい: あるに越したことはないですね、イージング
まきお: ないと困るのだ(^_^;)
かさい: 簡単に設定できるのか? どこでするんだ?
まきお: と・こ・ろ・が やりかたが、マニュアルに載ってないのだーっ(爆
かさい: なんですとーっ(^_^;
まきお: ニックさん(マニュアルの執筆者)、書き忘れちゃったみたい(^_^;)
かさい: おいおい(^_^; ちゃんとサイトの新機能ページには載ってるのに〜
< http://www.dstorm.co.jp/products/swift3d/product/swf/v5/keyf.htm
>
まきお: というわけで、またらいしゅ〜
かさい: ええええええ(^_^;
まきお: 悩め悩め〜(笑)
かさい: 知らんの?
まきお: 知ってるよぉ。そう簡単にはおしえられんぞ(笑)
かさい: ううーむ
まきお: しゃーない、時間がないからおしえたる(笑)まず、適当なアニメを作る。移動でも回転でも、さっきのモーフでもいいぞ。でもって、アニメートモードでイージングを設定したいキーフレームを選ぶ。まずは1コマ目えらぼうか
かさい: 選んだぞぉ
まきお: そこで、右クリックだ! スナップを効かせて右クリックだっ!
かさい: 右クリックっ あ、この一番下の「プロパティ」だなっ
まきお: そうだ、そこを狙って打つのだっ
かさい: おおおおお、あったぁ〜〜
まきお: そこで油断してはいかんぞ。Flashのイージングとはちょっと勝手が違うのじゃ。グラフがでてきて、イーズインとイーズアウトの2つのスライダーがあるじゃろ
かさい: あるなあ、なんだ、これグラフが直接いじれるわけじゃないのか
まきお: Flashのイージングだと、イーズインは そのあとのトゥイーンを前の方に動画をツメ、イーズアウトだと後にツメになる。つまり、直線移動アニメならイーズインが加速、イーズアウトは減速になる
かさい: そんなんわかっとるわーい、グラフ半分ずつしか動かんぞー
まきお: だからはやまるなといっておるのじゃ。人の話をきかんやつじゃの
かさい: (^_^;もったいぶらんと、はよおしえちくり
まきお: ところが Swiftのイーズインとイーズアウトはちょっと意味が違う。まず、グラフのまんなかの赤いポッチリが、今選んだキーフレームで左側がキーフレームよりも前、右側がキーフレームよりも後を示しておる。で、イーズインの方が左側、つまりこのキーフレに入ってくる時点でのイージング、イーズアウトの方が右側、出て行く時のイージングとなるわけじゃな。今、1コマ目をえらんでおるから、イーズアウトしか効果がない。前後にトゥイーンがあるキーフレだと両方が、最後のコマだとイーズインしか効果がないぞ
かさい: うーん、出て行く、入ってくる、のタイムライン上の位置関係は分かったが、加速か減速かはどうやって選ぶのだ? 一方向にしか数値が設定できないっぽいんだが
まきお: つまり、加速したいときは、動きの始点のキーフレでイーズアウトを選ぶ。減速したいときは動きのおわりのキーフレでイーズアウトを選ぶのだよ。 Flashだと、トゥイーンされている複数のコマでの効果を直接数値で指定するのに対して、 Swiftはあくまでも、キーフレームに対する効果なのだ
かさい: あああ、そういうことか
まきお: これはなかなかわからんだろー。なんか、デジクリで数年ぶりにすごくタメになることを言った気がするぞ(笑)
かさい: ほんまやなあ(笑)
まきお: えらいだろ、わし(笑)
かさい: えらいえらい(^_^; マニュアルにも書いてないのに、よーわかったな
まきお: いやもう、これしか興味ないもん、新機能(爆
かさい: (笑)まぁ、他にもいろいろとあるみたいだけど>新機能 このチャットはそろそろ字数がつきるので、残りは各自でチェックしてくれ
まきお: これでかなり、凝った動きも作れるようになったわけで、 Swift、使えるっすよ。あ、ただねぇ、ひとつ、大きな不満がまだ解消されていない
かさい: なんだなんだ
まきお: Flashのグラフィックシンボルでいうところの、ループ再生ができないのだ
かさい: 短い動きを繰り返しさせるって事か
まきお: たとえば時計の針が動くアニメを作ろうとすると、短針が一回転するあいだに、長針は12回転させなくちゃいけない。ところが、くりかえしができんから、全部キーフレ切らないといけない
かさい: 長針の動きをパーツ化できないって事ね
まきお: しかも、キーフレのコピペは一度に一個しかできないのだー(^_^;)Flashでもし、シンボルの繰り返しができない状態を想像してみぃ〜
かさい: それは困るなあ(^_^;
まきお: カメラが静止してるならFlash側でシンボルにして繰り返せばいいんだけど、カメラが動く場合はお手上げ。なんとしても次のバージョンではなんとかしてください(^_^;)
かさい: 確かに大変だな。Flashのシンボルがいかに偉大か分かったわ
まきお: まぁ、ディストームにそれ言うと、そういう人はLightwaveとプラグイン版Swift買いなさい、と言われちゃうのだが(^_^;)
かさい: あはははは(^_^;
まきお: しかしまぁ、お手頃価格で、かなりいろいろできます。アニメも、イラレにベクター出力もできるし、いいっすよ
かさい: よいしょっと(笑)
【笠居 トシヒロ/WEBクリエイター・デザイナー、デジハリ大学院客員教授】
< http://www.mad-c.com/
> < mailto:kasai@mad-c.com >
このメルマガの配信日2月20日は、ワタクシ笠居の誕生日であります。プレゼントのほうは無期限で受け付けておりますので、まだの方はふるってお送り下さいませ〜(笑)
【まつむら まきお/まんが家、イラストレーター・成安造形大学准教授】
< http://www.makion.net/
> < mailto:makio@makion.net >
iPod touch、いろいろできるようになったのを機に買おうかどうしようか迷ってたら、ふと工人舎のモバイルPCに目が。どちらがシアワセになれるかなぁ?
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■グラフィック薄氷大魔王[124]
続・恐怖のGDTツール「OmniFocus」
吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20080220140200.html
>
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●2週間フルにOmniFocusを使ってみた感想
否が応でもやらなくちゃいけない多くの案件や、無数の細かい事務処理を抱えるような人には最適。これは必携アプリになると思う。特に、あれもこれも頭から離れなくて、仕事に集中できない人には非常に役立つにちがいない。
で……、僕みたいにリストを見ないと項目を思い出せない人には必要ないかも。もともと自然に忘れちゃってるんだもん。OmniFocusでリストを作って、何度も見返してチェックするのが習慣になってくると、普段はせっかく忘れてる項目を覚えちゃうのだ。このアプリの目的とは逆に、今考えなくてもいい用事で頭が占領されてしまうのは誤算だった。
そんな状態ではテレビやDVD映画を見る気にならないし、雑誌ものんびり読めない。テレビなどより優先度が高く期限が迫っている用件がたくさんあるんだから。もちろん、そういうのも予定に組み込んじゃうのが正解なんだろうけど、そこまで割り切れるもんじゃない。
また、何かの拍子に創作意欲が爆発的に高まることがあり、仕事そっちのけでものすごい勢いで制作することがあるけど、リストを見た後ではその衝動が抑えられてしまう。気まぐれに作業するのが楽しいフィギュア制作も、リストにしてしまうと締め切りがある仕事みたいに思えてきてしまう。僕的には非常に損な気分だ。
「鬼軍曹に命令されて泣く泣くいろいろ片付ける」というイメージがあったけど、よく考えてみたら、項目を差し出してるのは自分なのだった。なんだあ、自分の命令なんか聞けるかよ〜。
というわけで、使用を停止し、ライセンスの購入も見送りました〜。iCalのみで平和に暮らしたいと思います。(iCalの各ToDoに、OmniFocusとのシンクでToDoの先頭に追加された「@仕事: 」など数百個を手作業で削除するというおまけ付き〜)
すみません、先週リンクするの忘れてました。
OmniFocus < http://www.omnigroup.com/applications/omnifocus/
>
補足。iCalとのシンクが不完全と書きましたが、初期設定のシンク設定が違ってました。ちゃんとiCal側にもOmniFocusで作成した個々のアクションが読み込まれます。iCalのToDoにつけられたURLからOmniFocus側の項目に飛ぶこともできます。ただ、全アクションを読み込むと、いきなり何百個ものToDoができてしまってiCalのToDo欄が見にくくなるので、ここは人それぞれの判断で、シンクの項目を限定したり設定を変えるほうがいいと思う。
●時間が「見える」iCal
ところで、ファイルメーカーBentoもGTDアプリと呼ばれることがあるようだ。やはりGTDは流行ってるらしい。OmniFocusやBentoを使わずに済む方法はないものか探っていて、iCalだけ使うGTD的スケジュール管理方法を考えた。僕の場合、「新しいやり方」を考えるのが楽しいだけで、実際に運用するかどうかは別問題なんですけどね。
仕事の優先度・種類・所要時間・期限がわかりやすいことがOmniFocusの利点。一方、iCalの優れた点といえば、所用時間や種類が「色のついたオビ」の形で視覚的に「見える」ことと、そのオビを柔軟に動かせること。
一つの仕事を段階でいくつにも割り、それぞれの所要時間分のオビをあらかじめ作っておく。それらを来週とか今月末とかの空いている時間に貯蔵しておく。必要なだけオビを作成。で、実際に予定に組み込むときに、それぞれのオビをドラッグかカット&ペーストで移動し(月表示にするとやりやすい)、順番を組み立てていく。所要時間はすでに設定してあるので、テトリス的に空き時間にはめ込んでいくだけ。
この方法だと、現在かかえている仕事に必要な時間が手持ちの時間の中でどのくらいの量を占めているか、視覚的にはっきりわかる。ホントは僕、そういうの、きゅうくつでイヤなんですけどね。締め切りが詰まっていて大変な時には役に立ちそう。
【吉井 宏/イラストレーター】 hiroshi@yoshii.com
某所でリンクされていた記事。Tech-On!【MacBook Air分解その5】「外は無駄なし,中身は無駄だらけ」。ここでのMacBook Air自体の評価はおいといて、技術者たちが日本の技術や製造業のあり方に自信を持ちすぎている様子がコワイ。「私がこんな設計をしたら、社内で絶対通らないですよ」「技術的にすごいと感じるところは一つもない。我々ならもっと安く作れる」。同動画記事では、造りの雑さに苦笑する場面も出てくる(実際の製造は台湾メーカーらしい)。オレたち日本人技術者は世界一の品質のモノを作ってるんだという過剰な自信。……30年前の「スター・ウォーズ」上陸のとき、日本の有名特撮スタジオの人が「あれくらい日本でも作れる。我々が学ぶべきところは何もない」とコメントしていたのを思い出す。それで作られたのが「宇宙からのメッセージ」なんだけどさ。日米の特撮の思想の違いはあるにせよ、当時スター・ウォーズマニアな僕にとって「あああ、こんな考え方をしていたら日本はこれからダメになる」と思ったものだ。やはり、30年前から何も進歩してなかったのか……。いや、一部の技術者だけの話と信じたい。そもそも、安価で技術的に優れたモノを作れば必ず売れる、わけないじゃんよ〜。
< http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080217/147537/
>
16ヶ月間、メインマシンとして使っているMacBook Pro17インチのパワーアップ作戦。最近、外付けFirewire800HDDから起動して使っていて非常に快適だった。そうなると、内蔵HDD160GBが遅くてたまらない。また、せっかくのMBPが据え置きデスクトップマシンとしてしか使えない。そこで、200GB7200回転のHDDに交換。ついでに最近激安になってるメモリ2GBを2本。このモデルは4GB差しても3GBまでしか認識しないんだけど、知ってて購入。すでに1週間使ってるけど、見違えるようにキビキビ動く。これで、MacProを買わずにあと1年やそこらは快適に仕事できそう。レンダリングなどの重い作業はCore2QuadのVistaマシンでやるので問題なし。っていうか、ノートパソコンだけに慣れちゃってると、デスクトップマシンの騒音が我慢できなくなる。できれば次もノート型にしたい。
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
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■イベント案内
映像をめぐる7夜
< http://www.syabi.com/details/eizo7.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080220140100.html
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会期:2月21日(木)〜24日(日)、28日(木)〜3月1日(土)
会場:東京都写真美術館 地下一階映像展示室(東京都目黒区三田1-13-3
恵比寿ガーデンプレイス TEL.03-3280-0099)
入場料:無料
内容:さまざまな角度から「映像」を考え、実験を楽しむための新企画。7夜にわたり多彩なゲストを迎え、上映、展示、ライヴ・パフォーマンス、レクチャーを日替わりで行なう。
第1夜◎2月21日(木)開場18:30 開演19:00
「反復する壁」(上映+パフォーマンス+インスタレーション)
ゲスト:足立智美、石田尚志
第2夜◎2月22日(金)開場18:30 開演19:00
「広告と/の映像」(レクチャー+上映)
ゲスト:小田桐昭
第3夜◎2月23日(土)開場17:30 開演18:00
「映像の知覚」(上映+トーク+インスタレーション)
ゲスト:飯村隆彦、豊嶋康子、大江直哉
第4夜◎2月24日(日)開場17:30 開演18:00
「フリッカー・ナイト」(上映+トーク)
ゲスト:西村智弘
第5夜◎2月28日(木)開場18:30 開演19:00
「the Voice-over 〜 内なる映像」(パフォーマンス+インスタレーション)
ゲスト:山川冬樹
第6夜◎2月29日(金)開場18:30 開演19:00
「不在の映像・音の果て」(ライヴ・インスタレーション)
ゲスト:狩野志歩、渡邊ゆりひと、有馬純寿
第7夜◎3月1日(土)開場17:30 開演18:00
「眼孔、斜に射す太陽」(映像・音響×ライヴ演奏)
ゲスト:生西康典、掛川康典(映像/音響編集)、山本精一(ギター)角田俊也、音男(音源提供)
参加方法:イベント開催当日10:00より1階受付カウンターにて入場整理券を発行(先着定員制)。整理券のはけ具合など、最新の状況については、東京都写真美術館 03-3280-0099まで問い合せ。携帯サイト< http://syabim.com
>
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■編集後記(2/20)
・裁判員制度広報用映画「裁判員 選ばれ、そして見えてきたもの」を見るイベントの参加記、その3。質疑応答では質疑がわりと活発だったが、細かな運用に関するもの(どうでもいい愚問)が多く、いつの間にか裁判員制度は一般によく知られるものになっていたのだなあと意外なかんじ。わたしの番よりずいぶん前で時間切れとなってしまい、もしかしたら唯一の強硬反対意見を場違いに(?)主張するチャンスは失われた。それでも、一人だけ制度に疑問を呈した女子大生らしき人がいた。裁判員制度に備えて、スピーディに裁判が進行するように様々な取り組みをしているというなら、素人を交えず専門家だけでその方法でやっていただければ、もっと迅速に裁判が進むのではありませんか、一般市民を加える必要性がわかりませんという指摘だ。答える裁判官は、その日初めて裁判員制度の理念らしきものを語るのだが、どうしても裁判員制度を導入しなければならない必然性が感じられないのであった。「裁判の進め方やその内容に国民の視点、感覚が反映されますので、その結果、裁判全体に対する国民の理解が深まり、裁判がより身近に感じられ、司法への信頼が高まっていくことが期待されています」と最高裁の小冊子にあるが、これで国民がひとしく必然性を理解できるであろうか。おそろしく空虚な文言ではないか。この日の裁判官は「判断の幅が広がる」というような言い方をしていたが、それは事案の真相が曖昧になるということではないのか。さらに、裁判官だけの上級審では一審の判決は「ある程度尊重される」という。国民の視点、感覚なんてその程度の扱いなのだ。でも、それは当然の考え方だろう。裁判員の入った一審でおかしな判決が出ても、裁判官だけの上級審が控えているから大丈夫ということだ。裁判員制度はアリバイというか茶番というか、意味のない無駄なものだ。この日のおみやげは、小冊子3冊、パンフット1部、映画のプログラム1冊、裁判員制度ボールペン、裁判員制度トートバッグ(笑)。政府や最高裁は"粛々と"実施に向かっている。その流れは止まりそうにない。空しい。(柴田)
・急を要しないため放置していたもののひとつに、髪の毛がある。平日は仕事で髪の毛のために時間をとるのは気がひけるし、土日は混んでいる。ロングなもので、少々伸びても気にならない。いざとなればまとめちゃえ、と。しかしバレエの時にまとまりにくくなったし、まとめてもみすぼらしくなってきた。いよいよと思っていたら、11年ぶりの積雪。体調が良くなるため欠かさず行っているバレエは、皆が休んでいて個人レッスンというおいしい状態。この日を逃すものかと切りに行ったら、予想通り美容室はプライベートサロン化。聞くと、まわりのお店も含め開店休業状態らしい。ラッキー。以前から一度はやってみたかったヘアスタイルに木村カエラとかツィギー、ローマの休日の頃のヘプバーンがあった。どうせ切るなら、ちょっとした違いより大きな違いの方が面白いかなぁ、と。バレエの時にセットするのが面倒という理由もあるのだが、またしばらく髪の毛を切りに行けなかったら困るからとなるべく短くしてもらおうというのが狙い(短いとしょっちゅう行かないといけないのね……)。(hammer.mule)