<コミュニティ 放置プレイで 飼い殺し>
■笑わない魚[240]
しがらむミクシィ〜歌舞伎風七五調
永吉克之
■デジアナ逆十字固め…[71]
マルチスペクトルカメラへの期待
上原ゼンジ
■セミナー・イベント・展覧会案内
表現力を高めトラブルをなくすイラストレーション作成法
Hello! Monochrome II
「写真の美術/美術の写真『浪華』『丹平』から森村泰昌まで」
稲越功一写真展「百一人の肖像」
■マガジンガイド&プレゼント
『Web Designing』2008年3月号 毎日コミュニケーションズ刊
■笑わない魚[240]
しがらむミクシィ〜歌舞伎風七五調
永吉克之
■デジアナ逆十字固め…[71]
マルチスペクトルカメラへの期待
上原ゼンジ
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表現力を高めトラブルをなくすイラストレーション作成法
Hello! Monochrome II
「写真の美術/美術の写真『浪華』『丹平』から森村泰昌まで」
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■笑わない魚[240]
しがらむミクシィ〜歌舞伎風七五調
永吉克之
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140700.html
>
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歌舞伎『与話情魅苦屍江戸桜』(よはなさけみくしぃのえどざくら)より二幕。
ミクシィに仲間入りしてもう四年。始めたころは面白く、あくでえこともやったけど、四年も経ちゃあそりゃ人間、賢くなりゃあ狡くもなるさ。書いていいこと悪いこと、空気読むとか読めぬとか、その絶妙のさじ加減、習おうよりも慣れた時代の源氏店。
●魅苦屍離苦会州土の場
検索をすれば出てくる見知り顔。出せば受けるのリクエスト。驚えた、旦那がミクシィなさるたァ、お釈迦様でも気がつくめえ。それじゃさっそく手前から、マイミクにしてくだせえと、リクエストする気負い肌。
挨拶の次に出てくる口上は、ミクシィやっていなさるか。いればなりましょマイミクに。そんな会話も月並みに大盤振る舞いリクエスト。初対面でも見知っていても、公卿さまでも盗人でも、節分豆でもあるめえに、みだりにばらまくリクエスト。百が二百とマイミクの面子はのぼる上の宮。しかしそいつが仇になり、間柄にもひびが入る。ミクシィなんぞ端っから入らにゃ普通につき合えた。入っちまったが運の尽き、抜き差しならねえ腐れ縁。
どこから出たか知らねえが、足跡あれば踏み返す、そんなしきたりあったとは、生憎ながら白河夜船。日記を読んだはいいけれど、なんぞコメント書かなけりゃ、読み逃げしたと当てこすり。果報か因果か知らねえが、義理を欠いちゃいけねえと、よんどころなく垣の島。そんな気詰まりしがらみが厭ならマイミクひとりだけ、交換日記を駿河台。
お互い様のことながら、いくら日記を上げたって、金輪際、足跡つけねえ奴もいる。それならそれで結構だ、どうでどちらも仕舞えには、放置プレイになる体、冥土で会おうとぶった斬り、縁切りにすりゃァいいものを、それが出来ねえこともある。
「実ァな、お島、ミクシィにひとり、マイミクからはずしてえ奴がいるんだ」
「なんだい薮から棒に。何があったんだよ、お前さん」
「いやな、そいつってのが、去年から、いや一昨年からになるかもしれねえ、俺の日記にコメントを書くどころか、足跡もつけやがらねえんだ。そのくせ、手前の日記はしょっちゅう上げてやがる。ふざけた野郎だ」
「へえ、じゃ、さっさと縁を切っちまいな」
「それがよ、そいつ、いろいろ仕事で世話んなってるマイミクさんのマイミクでな。オフ会かなんかで、ちっと挨拶しただけなんだが、ミクシィに入えってるなんて聞いちまうと、リクエスト送らねえわけにゃいかねえじゃねえか。避けてると思われちゃ面白くねえから仕方なくマイミクにしたんでえ。でも、それを切ったとなっちゃ、間に立ってるマイミクさんに面目ねえ」
「そうかい。じゃ、我慢してなよ」
●孤魅愉尼邸の場
コミュニティ 放置プレイで 飼い殺し
こんな川柳あるかなと、ググってみたけど見つからず。われながら、いい句ができたものだなと、自句自賛をするくれえ、ミクシィコミュは死屍累々。立てるだけなら易いこと、切り回すのが厄介で、行き着く先は放置プレイ。
そんなものなら御免だと、すっぱり切れるコミュもありゃ、義理と人情のしがらみで、切るに切れねえコミュもある。そうはいってもミクシィの仁義の道が白河じゃ、やってはゆけぬ左道なら、覚悟はかねて鴫立沢。
酔狂で、十も二十もコミュ立てて、トピのひとつも餌に置きゃ、どこかの雑魚が食らいつき、放っておいても盛り上がらァ。ところが案に相違して、歌いもしなきゃ踊りもしねえ。その上ついてねえことにゃ、思いの外に大勢の連中入えってきやがって、のっぴきならねえ奈良の京。
「実ァな、お島、ミクシィで作ったコミュがあるんだが、俺ァやめてえんだ」
「なんだい、今度はどんなコミュ作ったんだよ」
「それがよ、また酔った勢いで、『パンツを後ろ前に履こう』なんて下らねえコミュ作ったら、馬鹿馬鹿しくて面白そうだってんで、わんさか入えってきたんだが、パンツなんか後ろ前に履いて、いってえ何すりゃいいんだい」
「そんなこと知らないよ、あたしに聞いたって」
「誰か面白えトピでも立ててくれりゃ、盛り上がるかもしれねえんだがな」
「だったら、お前さんが立てりゃいいじゃないか」
「べらぼうめ、こちとら仕事が忙しいんだ。コミュの面倒なんざ、いちいち見てられるかってんだい」
「じゃあ、こうおしよ。以下、mixiコミュニティヘルプからの引用です」
コミュニティ作成日から30日以上経過したコミュニティを対象に、下記いずれかの条件に該当する場合自動で削除されます。
※ 参加者が1名(もしくは0名) ※トピックが0個
「なァるほど。じゃあトピ立てができるのは管理人だけってえ設定にしておいて、三十日過ぎるまで放っときゃあ、向こうさんで勝手に消えてくれるってわけだ。こいつァいい。これで好きなだけコミュが作れるぜ。ありがてえ!」「だから、お前さんは馬鹿だっていうんだよ」(幕)
【ながよしかつゆき/堆肥】katz@mvc.biglobe.ne.jp
カフカ調、内田百間調、そして歌舞伎調と続けてきた「〜調」シリーズは、まだいろいろプランがあったのだが、もうやめる。昔のロシア文学翻訳調とか、ドグラマグラ調とか、ロココ調とか、変ホ短調とか考えていたのだが、ものすごく大変だからやめる。資料を調べたり著作を読み返したりしなければならないし、だいたい非常に勇気がいる。もしデジクリを市川海老蔵が購読していて、今回の私のコラムを読んでいるかもしれないと思うと、叫び出したくなる。
・ちょ〜絵文字< http://emoz.jp
> au&Yahoo!ケータイ公式サイト
・アーバンネイル< http://unail.jp/
> ネイルアートのケータイサイト
・無名芸人< http://blog.goo.ne.jp/nagayoshi_katz
> ブログ
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■デジアナ逆十字固め…[71]
マルチスペクトルカメラへの期待
上原ゼンジ
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140600.html
>
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2月の6日から8日にかけて、JAGAT主催の「PAGE2008」というイベントが行われたので、コンファレンスやセミナーに参加してきた。その中で「広色域印刷の品質を追求する─分光画像原稿で比較する」というコンファレンスが面白かったので、以下自分なりにまとめてみたい。
分光画像というのは、RGBの3バンドのセンサーではなく、多バンドのセンサーによって得られるスペクトルデータの画像のことだ。多バンドのセンサーというのは、正しくないのかな。普通のRGBのセンサーを持つデジタル一眼レフカメラを使い、フィルターによって波長を分けて記録を行う。
もともと光は7色という言い方があるけれど、本当はもっと細かい波長に分けることが可能だ。それをRとGとBという組み合わせで表すことも可能なので、この三原色による記録や再現というのが重宝されているけれど、細かい波長ごとに記録ができれば、より正確な色を捉えることが可能になる。
これは色の測定器の場合にも同じことが言える。たとえば、エックスライト社のEYE-ONEというカラーマネージメントツールには、精度が高く値段も高い分光光度計と、フィルタ方式(3チャネル比色分析センサ)の安価な測定器の2種類が用意されている。この分光方式の測定器を使って測ったデータを見てみると、ナノメートルという単位で、波長を細かく分けて計測した数値が記録されている。
一方のフィルタ式の場合は、3バンドのデータしか記録されていない。画像の記録もこの色の測定器と同様に、多バンドでを行えば、正確で、より広い範囲の色が記録できるということで、現在さまざまな研究が行われている。
はじめに話を聞いた時のマルチスペクトルカメラのバンド数は16バンドだった。これは、ナチュラルビジョンというプロジェクトで行われていた方法だ。どうやって撮影するのかというと、16枚のフィルターが付いた円盤が用意されていて、カメラのレンズの前で回転させながら、16回シャッターを切るという方式だった。
確かに広い色域の記録が可能だったけど、16回もシャッターを切って一つの画像を作り上げるというのは、ちょっと実用的じゃあないよなー、と思っていた。すると、その次に知ったマルチスペクトルカメラは6バンドになり、しかもフィルターをかけた画像とかけない画像の2枚だけ撮影しておけばオーケーというものになっていた。これならかなり実用に近づいたと言えるだろう。
特殊なフィルターを装着した場合、しない場合で2回シャッターを切るので、動きのある被写体の撮影には向かない。動きのない被写体の場合でも、フィルターを着けた時、着けない時で微妙にズレてしまうこともあるので、それはソフト的に修正を行うそうだ。それが、このコンファレンスで報告のあったNTTデータによる「6バンドカメラ静止画色再現システム」だ。
●記録から色再現へ
この「広色域印刷の品質を追求する─分光画像原稿で比較する」というコンファレンスでの報告は、6バンドの分光カメラで撮影を行い、それをサムスンで新しく開発された「超Adobe RGB」ディスプレイに表示させたり、広色域の印刷物に再現した場合にどうなるのか? という実験に基づいている。
まず、撮影データをPhotoshopでのLabモードに変換し、3Dのカラースペース上にプロットした結果で言えば、通常の撮影で得られるよりも、かなり広い範囲の色が記録できていたこと分かった。
今、sRGBだのAdobeRGBだの言っているけど、撮影時に記録できる色の範囲というのは、やはり広いほうがいい。きちんと記録できた色を出力先のメディアに合わせて変換することはできるけど、記録できていない色を作り出すのには、ちょっと無理があるからだ。
LEDのディスプレイへの表示と実際の被写体を見比べることもできたが、これはかなり近い色に見えた。つまり、元の色を忠実に記録し、再生することができたというわけだ。最近はディスプレイやプリンタの色再現域が広がっているが、入力側のデジタルカメラで記録できる色の範囲が広くならないと意味がないよな、と思っていたので、こういった分光カメラの技術が研究されれば面白いことになりそうだ。
さらに、印刷した結果はどうだったのか? 現在、広い色再現域を持つ印刷物には、6色とか7色のインキを使う多色刷りと4色のままCMYのインキの彩度を上げる方式がある。たとえば、普通の4色プロセス印刷であれば緑色の再現は、イエローインキとシアンインキの掛け合わせにより行う。それを始めから緑の鮮やかなインキを用意しておけば、緑色の再現性が良くなるというわけだ。つまり、特色をプラスするようなイメージだ。
いろんなパターンの印刷物を見ることができたが、結果的に通常の4色では再現できないような色が再現できているという意味では、これもけっこう可能性のある面白い分野だ。ただ、よく見てみれば、階調再現性や色味にちょっと違いがある。
たとえば、グリーンのインキを使えばグリーンの再現は良くなるが、シアンインキやイエローインキとの関係は複雑になり、プロファイルを作成するのも大変になってくるらしい。
つまり、Labで記録されている色をメディアに合わせて4色や6色や7色に変換する際のプロファイルの出来というのが、色や階調再現、品質に大きな影響をおよぼすということだ。
また今回のデータに関して言えば、もともと広い色再現域の色が記録できていたわけだから、そのままうまく印刷の再現域内にコンバートできればそれで良しのはずだった。ただ、通常こういった広色域の印刷物を作る場合には、元データに鮮やかな色が記録できていないケースが多い。
そこで、変換時に彩度が上がるようなプロファイルを使うことがあるそうだが、それを今回のようなもともと鮮やかな色を含むデータに適用すると、鮮やかになりすぎて色が飽和してしまうというわけだ。色をマッチさせつつも、階調再現性に問題が起きない、個々の印刷法にあったプロファイル作りというのがキモになるということだ。
今回の実験をプロデュースしたのは、MD研究会のマスター郡司だが、なかなか興味深い実験だったと思います。分光による撮影というのは、医療分野や文化財の記録など、さまざまな分野で利用できるため注目が集まっているが、もちろん写真表現という意味でも期待ができる楽しみな技術だ。
・広色域印刷の品質を追求する─分光画像原稿で比較する(Jagat)
< http://www.jagat.or.jp/PAGE/2008/session/session_detail.asp?sh=3&se=17
>
・ナチュラルビジョン
< http://www2.nict.go.jp/q/q262/3107/end102/NVHP(new)/index-j.html
>
・ColorDesiner(NTTデータ)
< http://www.colordesigner.jp/
>
・超AdobeRGBディスプレイ(サムスン)
< http://www.samsung.com/jp/presscenter/japan/japan_20080219_0000399128.asp
>
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>
◇「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html
>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■セミナー案内
JPC定例セミナー「表現力を高めトラブルをなくすイラストレーション作成法」
〜第1回/Mac OS X & Adobe Photoshopをさらに使いこなす〜
< http://www.jpc.gr.jp/jpc/seminar/080228.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140500.html
>
───────────────────────────────────
日時:2月28日(木)13:30〜16:50(13:00受付開始)
会場:アップルジャパン株式会社 セミナールーム(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティータワー32F)
参加費:JPC会員無料、一般5,000円(各回とも)
協力:玄光社「イラストレーション」< http://www.genkosha.co.jp/il/
>
ワコム< http://tablet.wacom.co.jp/
>
◎プログラム
13:30〜14:30(60分)
「楽しく使える!Mac OS Xの仕事術」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(JPC理事長)
14:40〜15:40(60分)
「今日から使える!PhotoshopのTips大公開」
イラストレーター やまもとちかひと
15:50〜16:50(60分)
「ここまで使いやすくなった!ペンタブレットの基礎と実践」
グラフィックデザイナー/イラストレーター 海津ヨシノリ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■イベント案内
Hello! Monochrome II
< http://www.epson.jp/ec/event/hellomono2/
>
< http://www.npi.ac.jp/blog/information/photo/2008/01/hello_monochrome_1.html
>
< http://za-im.jp/php/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140400.html
>
───────────────────────────────────
会期:2月22日(金)〜2月27日(水)11:00〜19:00 最終日17時
会場:横浜創造界隈[ZAIM(ザイム)](横浜市中区日本大通34 TEL.045-22 2-7030)
◇モノクローム作品展(別館2Fホール)
銀塩にもデジタルにも造詣の深い写真家の作品を展示。出展予定写真家は、根本タケシ、馬場道浩、中村成一、佐藤希以寿、有人、田中慶、茂手木秀行
◇セミナー(別館2F 202)
・2月22日(金)13:00〜14:30
出展写真家、プリント最前線(対談形式)講師:茂手木秀行
モノクローム作品展の出展写真家陣によるトークショー。
・2月23日(土)13:00〜14:30
小島流ファインプリント術 〜モノクローム作品展の舞台裏〜
講師:小島勉(株式会社トッパングラフィックコミュニケーションズ)
・2月24日(日)13:00〜14:30
茂手木式! 最新機材テクニカルセミナー 講師:茂手木秀行
◇プリント実演講座(本館4F)
デジタルモノクロ作品のプリント過程がわかる、プリント実演講座を実施。
・2月22日(金)15:00〜16:30 講師:根本タケシ
・2月23日(土)15:00〜16:30 講師:佐藤希以寿
・2月24日(日)15:00〜16:30 講師:松岡達也(epSITEデジタルクリエイター)
◇銀塩モノクロ作品ライブプリント(本館4F H402)
日本プリンター協会会長加藤法久氏による、暗室内での銀塩モノクロプリントテクニックを紹介する。
・2月22日(金)23日(土)24日(日)それぞれ16:40〜18:40
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■展覧会案内
「写真の美術/美術の写真『浪華』『丹平』から森村泰昌まで」
< http://www.bijutsukann.com/ex/mu/osakakindai.html
>
< http://www.city.osaka.jp/yutoritomidori/report/culture/20071106_kindai.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140300.html
>
───────────────────────────────────
会期:1月26日(土)〜3月23日(日)11:00〜19:00 水休
会期途中で一部作品の展示替えあり
会場:大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(大阪市中央区南船場3-4-26出光ナガホリビル13階/旧出光美術館大阪)
観覧料:一般500円、高大生300円、中学生以下・大阪市内在住で65歳以上の方および障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
内容:近代美術館コレクションを中心に、代表的な写真作品・写真技術を用いた作品約60点を展覧する。
出品作家:梅阪鶯里、天野龍一、上田備山、川崎亀太郎、河野徹、佐保山堯海、椎原治、棚橋紫水、安井仲治、花和銀吾、瑛九、津田洋甫、福田匡伸、木下佳通代、杉本博司、森村泰昌、やなぎみわ、野村仁、植松奎二、北辻良央、石原友明 他
◇レクチャー「その後の写真の美術」
日時:3月12日(水)19:00〜20:30(開場18:30)
講師:三井知行(大阪市立近代美術館建設準備室学芸員)
定員:60名程度(当日先着順/申し込み不要)
※参考(産経ニュース)
< http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/080219/art0802191654003-n1.htm
>
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■展覧会案内
稲越功一写真展「百一人の肖像」
< http://www.tokyu-dept.co.jp/honten/special/portraits/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140200.html
>
───────────────────────────────────
会期:2月21日(木)〜2月27日(水)11:00〜19:00 最終日17時
会場:東急本店7階特設会場(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 TEL.03-3477-3111)
入場料:一般600円、小学生以下無料
◇稲越功一ギャラリートーク 日時:2月21日(木)14:00〜
◇トークショー 奥田瑛二×稲越功一 日時:2月23日(土)14:00〜
当日会場入り口で整理券を配布、先着60名
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■マガジンガイド&プレゼント
『Web Designing』2008年3月号 毎日コミュニケーションズ刊
< http://book.mycom.co.jp/wd/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140100.html
>
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<編集部より>
「Web Designing」編集部の井原です、こんにちは。みなさんは恋人や友人の部屋を訪ねた時、こっそりと本棚(CD/DVDラック)を覗いてみたことはありませんか。本棚には、持ち主の趣味嗜好がぎゅっと詰まっています。そこにどんなタイトルが並んでいるかで、その人の秘密が見えてくるはずです。
ちなみに私の部屋の様子を挙げますと、CD/DVDラックには鈴木重子(ジャズ)。本棚には、藤沢周平(時代小説)、飯田譲治(ミステリー)、辻仁成(恋愛小説)、大平健(ノンフィクション)、細川智栄子(少女漫画)、島本和彦(ギャグ漫画)……等々が雑多に積み上げられています。最近では、不朽の名作を読もうと司馬遼太郎「燃えよ剣」(歴史小説)を購入したのですが、同族嫌悪というのでしょうか、主人公の行動にとんでもないムカツキを覚えて読むのをやめました。これら状況から、いかに私がベタで、ロマンチストで、しかし極端な人間かがわかるというものです。
さて、今月の「Web Designing」は、この“本棚”がテーマです。数々の作品を生み出す中村勇吾氏や菊地敦己氏らの本棚、CD/DVDラックには、どんなタイトルが収められているのでしょうか。彼らの秘密、お見せします。
●特集1:気になるあの人のアイデア・リソース
デザインや企画などのアイデアを出すとき、いまいちパッとした案が思いつかない。生みの苦しみに苛まれる……。そんなことがしばしばあります。では、世間で活躍するクリエイターたちは、何に刺激をうけ、どのように思考し、着想しているのでしょうか。そんな気になるクリエイターのアイデアの源(=リソース)を探るべく、彼らに刺激を与える本、Webサイトや映画や音楽など、着想のヒントを聞きました。
●特集2:スウェーデンのモーションデザイン
Canne、Oneshow、Clioの世界三大広告祭では、毎年多くのWeb制作会社やエージェンシー(広告代理店)がノミネートされます。なかでも、よく名前を連ねる国の一つが「スウェーデン」。近年ではNorth Kingdomの「Get the Glass!」に代表される、卓抜な映像と優れたサウンドでエンターテインメントを突き詰めたモーションデザインサイトが、数多く生み出されています。今回は、スウェーデンの中でも有数のWeb制作会社、広告代理店、そしてメディア教育機関に直接話を聞きました。世界が注目するスウェーデンのWeb表現に迫ります。
さらに今月号からは、WD初の漫画連載「ベビーブーム」がスタート。特集1にも登場する奇才・横山裕一氏が、鳥とヒヨコの旅を軸にした独自のワールドを繰り広げていきます。ぜひお見逃しなく! 定価1,280円で発売中です。
※「Web Designing」では編集スタッフを募集しています。詳しくはこちら< http://book.mycom.co.jp/wd/staff_recruitment.html
>へどうぞ。
ご不明な点などは、電子メールまたはお電話でお気軽にお問い合わせください。
●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は2月29日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に3月中旬掲載予定です。
< http://www.dgcr.com/present/list.html
>
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■編集後記(2/21)
・読売新聞読書欄で川村二郎さんを悼む記事が何度か出た。川村さんはドイツ文学者、文芸評論家で、読売の読書委員を長くつとめた。川上弘美は「川村先生」という追悼コラムで、学問の教えを受けたり私淑したりというわけではないが、川村さんの顔を見、言葉を聞くと、自然に「先生」という呼び方が口をついて出てしまうのだという。そして、「そこにいるだけで、少しの言葉を口にするだけで、まわりに何かを与える存在を『先生』と呼ぶのだ」と最大の敬意をこめて書いている。読売の鵜飼哲夫は、川村さんは言葉の人だった、とことん言葉の人だった、と書く。「今月はじめに電話で、ある小説について評価を聞いた。すると、『その作品については、別のところで悪く言っているから、ほめる訳にはいきません。二枚舌は嫌ですから』。最後に聞いたのは、いかにも川村さんらしい背筋が伸びた言葉だった」。いい話だ。他にもすばらしいエピソードがいくつもあって、ぜひこの人の著作を読みたいと思った。そこで、図書館のサイトで作者・川村二郎を検索したら、30冊くらいの書名が並んだ。「アレゴリーの織物」「内田百間論」「懐古のトポス」、そして「学はあってもバカはバカ」が4番目に。わたしは川村さんビギナーだから、まずはわかりやすそうで、わたしの趣味に合うタイトルのこの本を予約した。取り寄せて読んでみると、これはおもしろい。小気味がよい文章だ。しかし、筆者は朝日新聞の人である。なんかヘンだなあと感じつつ読み進めて、もしかしたら違うんじゃないかと気がついた。その通り、同姓同名の別人であった。図書館で並んだ本を見れば一発でわかったことなのに、安易にネットに頼って失敗。でも、別人川村二郎の著作もおもしろいので、ナイスな間違いでもあった。/目にあまる中国のラフプレー。昨夜のサッカー東アジア選手権。asahi.comでは「中国GKと激しく交錯する安田理」とキャプションのついた写真を掲載、安田がGKの飛び蹴りを一方的に受けて負傷したのは明白なのに、こういうおかしな表現をするんだからやっぱり朝日新聞って……。昨日の北朝鮮の主審と同じく中国側なんだ。知ってたけどね。日本の新聞と思えないよ。/と書いたら、デスクが「いろんなシーンがあったのに、わざわざこの写真をアップしたってことは、キャプションでは穏便に書きつつも、抗議なんでしょうね」と言う。なるほど、そういう解釈もありか。そこまでは読めなかった。(柴田)
< http://www.asahi.com/sports/update/0220/TKY200802200381.html
>
この写真でこのキャプション
・劇団新感線の「IZO」を見てきた。人斬り以蔵の話。「燃えよ剣」「竜馬がゆく」を思い出しながら見ていた。ネタバレ。以蔵は政治のことはまったくわからない。武市半平太の下で尊王攘夷のため天誅と称して人殺しをしていたが、嫉妬心もあって暴走する。政変により、尊王攘夷の志士たちは捕えられ裁きを受ける。逃げていた以蔵は、ある時悟る。天誅の天って何だろう? 夜空を眺めていたら、天は動いているのがわかる。自分にとっての天は武市半平太で、武市半平太の天は山内容堂、山内容堂の天は江戸幕府。死を前にして以蔵は叫ぶ。「天は動くものです」と。動くのを知らず、がむしゃらに天を臨みすぎた、山は動かない、山はずっとそばにあったのに、と。/戦争を体験したお年寄りは天が動くことを知っている。バブルの時に被害にあった人、リストラにあった人は知っている。たぶん、人の下で働くことが常の女性らも知っていて覚悟している。IT業界の興亡や、大手企業のまさかの倒産や合併。いまならワーナーのBlu-ray選択によるHD DVD推進企業の打撃もそうかもしれない。/いろいろあってめげていたが、いいことも悪いことも、長くは続かない気がすると、そのためには自分自身がしっかりしなきゃなぁ、と「IZO」を見ながら思った。にしても、幕末の志士やら、コソボの人たちやら、職を求めてのフランスの若者やら、語弊ある言葉だけれど、すっごく元気だよなぁ、今の日本は何のかんのいっても平和なんだなぁ、江戸幕府250年あまりって凄いよなぁ、そりゃ天が動くなんて考えられないよなぁ、桜田門外の変からまだ150年しか経ってないよ。/細川知栄子さんって改名していたのね。知らなかった。「燃えよ剣」ラストまでぜひぜひ?。(hammer.mule)
< http://www.vi-shinkansen.co.jp/stage/
> IZO
しがらむミクシィ〜歌舞伎風七五調
永吉克之
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140700.html
>
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歌舞伎『与話情魅苦屍江戸桜』(よはなさけみくしぃのえどざくら)より二幕。
ミクシィに仲間入りしてもう四年。始めたころは面白く、あくでえこともやったけど、四年も経ちゃあそりゃ人間、賢くなりゃあ狡くもなるさ。書いていいこと悪いこと、空気読むとか読めぬとか、その絶妙のさじ加減、習おうよりも慣れた時代の源氏店。
●魅苦屍離苦会州土の場
検索をすれば出てくる見知り顔。出せば受けるのリクエスト。驚えた、旦那がミクシィなさるたァ、お釈迦様でも気がつくめえ。それじゃさっそく手前から、マイミクにしてくだせえと、リクエストする気負い肌。
挨拶の次に出てくる口上は、ミクシィやっていなさるか。いればなりましょマイミクに。そんな会話も月並みに大盤振る舞いリクエスト。初対面でも見知っていても、公卿さまでも盗人でも、節分豆でもあるめえに、みだりにばらまくリクエスト。百が二百とマイミクの面子はのぼる上の宮。しかしそいつが仇になり、間柄にもひびが入る。ミクシィなんぞ端っから入らにゃ普通につき合えた。入っちまったが運の尽き、抜き差しならねえ腐れ縁。
どこから出たか知らねえが、足跡あれば踏み返す、そんなしきたりあったとは、生憎ながら白河夜船。日記を読んだはいいけれど、なんぞコメント書かなけりゃ、読み逃げしたと当てこすり。果報か因果か知らねえが、義理を欠いちゃいけねえと、よんどころなく垣の島。そんな気詰まりしがらみが厭ならマイミクひとりだけ、交換日記を駿河台。
お互い様のことながら、いくら日記を上げたって、金輪際、足跡つけねえ奴もいる。それならそれで結構だ、どうでどちらも仕舞えには、放置プレイになる体、冥土で会おうとぶった斬り、縁切りにすりゃァいいものを、それが出来ねえこともある。
「実ァな、お島、ミクシィにひとり、マイミクからはずしてえ奴がいるんだ」
「なんだい薮から棒に。何があったんだよ、お前さん」
「いやな、そいつってのが、去年から、いや一昨年からになるかもしれねえ、俺の日記にコメントを書くどころか、足跡もつけやがらねえんだ。そのくせ、手前の日記はしょっちゅう上げてやがる。ふざけた野郎だ」
「へえ、じゃ、さっさと縁を切っちまいな」
「それがよ、そいつ、いろいろ仕事で世話んなってるマイミクさんのマイミクでな。オフ会かなんかで、ちっと挨拶しただけなんだが、ミクシィに入えってるなんて聞いちまうと、リクエスト送らねえわけにゃいかねえじゃねえか。避けてると思われちゃ面白くねえから仕方なくマイミクにしたんでえ。でも、それを切ったとなっちゃ、間に立ってるマイミクさんに面目ねえ」
「そうかい。じゃ、我慢してなよ」
●孤魅愉尼邸の場
コミュニティ 放置プレイで 飼い殺し
こんな川柳あるかなと、ググってみたけど見つからず。われながら、いい句ができたものだなと、自句自賛をするくれえ、ミクシィコミュは死屍累々。立てるだけなら易いこと、切り回すのが厄介で、行き着く先は放置プレイ。
そんなものなら御免だと、すっぱり切れるコミュもありゃ、義理と人情のしがらみで、切るに切れねえコミュもある。そうはいってもミクシィの仁義の道が白河じゃ、やってはゆけぬ左道なら、覚悟はかねて鴫立沢。
酔狂で、十も二十もコミュ立てて、トピのひとつも餌に置きゃ、どこかの雑魚が食らいつき、放っておいても盛り上がらァ。ところが案に相違して、歌いもしなきゃ踊りもしねえ。その上ついてねえことにゃ、思いの外に大勢の連中入えってきやがって、のっぴきならねえ奈良の京。
「実ァな、お島、ミクシィで作ったコミュがあるんだが、俺ァやめてえんだ」
「なんだい、今度はどんなコミュ作ったんだよ」
「それがよ、また酔った勢いで、『パンツを後ろ前に履こう』なんて下らねえコミュ作ったら、馬鹿馬鹿しくて面白そうだってんで、わんさか入えってきたんだが、パンツなんか後ろ前に履いて、いってえ何すりゃいいんだい」
「そんなこと知らないよ、あたしに聞いたって」
「誰か面白えトピでも立ててくれりゃ、盛り上がるかもしれねえんだがな」
「だったら、お前さんが立てりゃいいじゃないか」
「べらぼうめ、こちとら仕事が忙しいんだ。コミュの面倒なんざ、いちいち見てられるかってんだい」
「じゃあ、こうおしよ。以下、mixiコミュニティヘルプからの引用です」
コミュニティ作成日から30日以上経過したコミュニティを対象に、下記いずれかの条件に該当する場合自動で削除されます。
※ 参加者が1名(もしくは0名) ※トピックが0個
「なァるほど。じゃあトピ立てができるのは管理人だけってえ設定にしておいて、三十日過ぎるまで放っときゃあ、向こうさんで勝手に消えてくれるってわけだ。こいつァいい。これで好きなだけコミュが作れるぜ。ありがてえ!」「だから、お前さんは馬鹿だっていうんだよ」(幕)
【ながよしかつゆき/堆肥】katz@mvc.biglobe.ne.jp
カフカ調、内田百間調、そして歌舞伎調と続けてきた「〜調」シリーズは、まだいろいろプランがあったのだが、もうやめる。昔のロシア文学翻訳調とか、ドグラマグラ調とか、ロココ調とか、変ホ短調とか考えていたのだが、ものすごく大変だからやめる。資料を調べたり著作を読み返したりしなければならないし、だいたい非常に勇気がいる。もしデジクリを市川海老蔵が購読していて、今回の私のコラムを読んでいるかもしれないと思うと、叫び出したくなる。
・ちょ〜絵文字< http://emoz.jp
> au&Yahoo!ケータイ公式サイト
・アーバンネイル< http://unail.jp/
> ネイルアートのケータイサイト
・無名芸人< http://blog.goo.ne.jp/nagayoshi_katz
> ブログ
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■デジアナ逆十字固め…[71]
マルチスペクトルカメラへの期待
上原ゼンジ
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140600.html
>
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2月の6日から8日にかけて、JAGAT主催の「PAGE2008」というイベントが行われたので、コンファレンスやセミナーに参加してきた。その中で「広色域印刷の品質を追求する─分光画像原稿で比較する」というコンファレンスが面白かったので、以下自分なりにまとめてみたい。
分光画像というのは、RGBの3バンドのセンサーではなく、多バンドのセンサーによって得られるスペクトルデータの画像のことだ。多バンドのセンサーというのは、正しくないのかな。普通のRGBのセンサーを持つデジタル一眼レフカメラを使い、フィルターによって波長を分けて記録を行う。
もともと光は7色という言い方があるけれど、本当はもっと細かい波長に分けることが可能だ。それをRとGとBという組み合わせで表すことも可能なので、この三原色による記録や再現というのが重宝されているけれど、細かい波長ごとに記録ができれば、より正確な色を捉えることが可能になる。
これは色の測定器の場合にも同じことが言える。たとえば、エックスライト社のEYE-ONEというカラーマネージメントツールには、精度が高く値段も高い分光光度計と、フィルタ方式(3チャネル比色分析センサ)の安価な測定器の2種類が用意されている。この分光方式の測定器を使って測ったデータを見てみると、ナノメートルという単位で、波長を細かく分けて計測した数値が記録されている。
一方のフィルタ式の場合は、3バンドのデータしか記録されていない。画像の記録もこの色の測定器と同様に、多バンドでを行えば、正確で、より広い範囲の色が記録できるということで、現在さまざまな研究が行われている。
はじめに話を聞いた時のマルチスペクトルカメラのバンド数は16バンドだった。これは、ナチュラルビジョンというプロジェクトで行われていた方法だ。どうやって撮影するのかというと、16枚のフィルターが付いた円盤が用意されていて、カメラのレンズの前で回転させながら、16回シャッターを切るという方式だった。
確かに広い色域の記録が可能だったけど、16回もシャッターを切って一つの画像を作り上げるというのは、ちょっと実用的じゃあないよなー、と思っていた。すると、その次に知ったマルチスペクトルカメラは6バンドになり、しかもフィルターをかけた画像とかけない画像の2枚だけ撮影しておけばオーケーというものになっていた。これならかなり実用に近づいたと言えるだろう。
特殊なフィルターを装着した場合、しない場合で2回シャッターを切るので、動きのある被写体の撮影には向かない。動きのない被写体の場合でも、フィルターを着けた時、着けない時で微妙にズレてしまうこともあるので、それはソフト的に修正を行うそうだ。それが、このコンファレンスで報告のあったNTTデータによる「6バンドカメラ静止画色再現システム」だ。
●記録から色再現へ
この「広色域印刷の品質を追求する─分光画像原稿で比較する」というコンファレンスでの報告は、6バンドの分光カメラで撮影を行い、それをサムスンで新しく開発された「超Adobe RGB」ディスプレイに表示させたり、広色域の印刷物に再現した場合にどうなるのか? という実験に基づいている。
まず、撮影データをPhotoshopでのLabモードに変換し、3Dのカラースペース上にプロットした結果で言えば、通常の撮影で得られるよりも、かなり広い範囲の色が記録できていたこと分かった。
今、sRGBだのAdobeRGBだの言っているけど、撮影時に記録できる色の範囲というのは、やはり広いほうがいい。きちんと記録できた色を出力先のメディアに合わせて変換することはできるけど、記録できていない色を作り出すのには、ちょっと無理があるからだ。
LEDのディスプレイへの表示と実際の被写体を見比べることもできたが、これはかなり近い色に見えた。つまり、元の色を忠実に記録し、再生することができたというわけだ。最近はディスプレイやプリンタの色再現域が広がっているが、入力側のデジタルカメラで記録できる色の範囲が広くならないと意味がないよな、と思っていたので、こういった分光カメラの技術が研究されれば面白いことになりそうだ。
さらに、印刷した結果はどうだったのか? 現在、広い色再現域を持つ印刷物には、6色とか7色のインキを使う多色刷りと4色のままCMYのインキの彩度を上げる方式がある。たとえば、普通の4色プロセス印刷であれば緑色の再現は、イエローインキとシアンインキの掛け合わせにより行う。それを始めから緑の鮮やかなインキを用意しておけば、緑色の再現性が良くなるというわけだ。つまり、特色をプラスするようなイメージだ。
いろんなパターンの印刷物を見ることができたが、結果的に通常の4色では再現できないような色が再現できているという意味では、これもけっこう可能性のある面白い分野だ。ただ、よく見てみれば、階調再現性や色味にちょっと違いがある。
たとえば、グリーンのインキを使えばグリーンの再現は良くなるが、シアンインキやイエローインキとの関係は複雑になり、プロファイルを作成するのも大変になってくるらしい。
つまり、Labで記録されている色をメディアに合わせて4色や6色や7色に変換する際のプロファイルの出来というのが、色や階調再現、品質に大きな影響をおよぼすということだ。
また今回のデータに関して言えば、もともと広い色再現域の色が記録できていたわけだから、そのままうまく印刷の再現域内にコンバートできればそれで良しのはずだった。ただ、通常こういった広色域の印刷物を作る場合には、元データに鮮やかな色が記録できていないケースが多い。
そこで、変換時に彩度が上がるようなプロファイルを使うことがあるそうだが、それを今回のようなもともと鮮やかな色を含むデータに適用すると、鮮やかになりすぎて色が飽和してしまうというわけだ。色をマッチさせつつも、階調再現性に問題が起きない、個々の印刷法にあったプロファイル作りというのがキモになるということだ。
今回の実験をプロデュースしたのは、MD研究会のマスター郡司だが、なかなか興味深い実験だったと思います。分光による撮影というのは、医療分野や文化財の記録など、さまざまな分野で利用できるため注目が集まっているが、もちろん写真表現という意味でも期待ができる楽しみな技術だ。
・広色域印刷の品質を追求する─分光画像原稿で比較する(Jagat)
< http://www.jagat.or.jp/PAGE/2008/session/session_detail.asp?sh=3&se=17
>
・ナチュラルビジョン
< http://www2.nict.go.jp/q/q262/3107/end102/NVHP(new)/index-j.html
>
・ColorDesiner(NTTデータ)
< http://www.colordesigner.jp/
>
・超AdobeRGBディスプレイ(サムスン)
< http://www.samsung.com/jp/presscenter/japan/japan_20080219_0000399128.asp
>
【うえはらぜんじ】zenstudio@maminka.com
◇上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>
◇「カメラプラス トイカメラ風味の写真が簡単に」(雷鳥社刊)
< http://www.maminka.com/toycamera/plus.html
>
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■セミナー案内
JPC定例セミナー「表現力を高めトラブルをなくすイラストレーション作成法」
〜第1回/Mac OS X & Adobe Photoshopをさらに使いこなす〜
< http://www.jpc.gr.jp/jpc/seminar/080228.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140500.html
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日時:2月28日(木)13:30〜16:50(13:00受付開始)
会場:アップルジャパン株式会社 セミナールーム(東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティータワー32F)
参加費:JPC会員無料、一般5,000円(各回とも)
協力:玄光社「イラストレーション」< http://www.genkosha.co.jp/il/
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ワコム< http://tablet.wacom.co.jp/
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◎プログラム
13:30〜14:30(60分)
「楽しく使える!Mac OS Xの仕事術」
株式会社グラファイン 赤羽紀久生(JPC理事長)
14:40〜15:40(60分)
「今日から使える!PhotoshopのTips大公開」
イラストレーター やまもとちかひと
15:50〜16:50(60分)
「ここまで使いやすくなった!ペンタブレットの基礎と実践」
グラフィックデザイナー/イラストレーター 海津ヨシノリ
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■イベント案内
Hello! Monochrome II
< http://www.epson.jp/ec/event/hellomono2/
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< http://www.npi.ac.jp/blog/information/photo/2008/01/hello_monochrome_1.html
>
< http://za-im.jp/php/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140400.html
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会期:2月22日(金)〜2月27日(水)11:00〜19:00 最終日17時
会場:横浜創造界隈[ZAIM(ザイム)](横浜市中区日本大通34 TEL.045-22 2-7030)
◇モノクローム作品展(別館2Fホール)
銀塩にもデジタルにも造詣の深い写真家の作品を展示。出展予定写真家は、根本タケシ、馬場道浩、中村成一、佐藤希以寿、有人、田中慶、茂手木秀行
◇セミナー(別館2F 202)
・2月22日(金)13:00〜14:30
出展写真家、プリント最前線(対談形式)講師:茂手木秀行
モノクローム作品展の出展写真家陣によるトークショー。
・2月23日(土)13:00〜14:30
小島流ファインプリント術 〜モノクローム作品展の舞台裏〜
講師:小島勉(株式会社トッパングラフィックコミュニケーションズ)
・2月24日(日)13:00〜14:30
茂手木式! 最新機材テクニカルセミナー 講師:茂手木秀行
◇プリント実演講座(本館4F)
デジタルモノクロ作品のプリント過程がわかる、プリント実演講座を実施。
・2月22日(金)15:00〜16:30 講師:根本タケシ
・2月23日(土)15:00〜16:30 講師:佐藤希以寿
・2月24日(日)15:00〜16:30 講師:松岡達也(epSITEデジタルクリエイター)
◇銀塩モノクロ作品ライブプリント(本館4F H402)
日本プリンター協会会長加藤法久氏による、暗室内での銀塩モノクロプリントテクニックを紹介する。
・2月22日(金)23日(土)24日(日)それぞれ16:40〜18:40
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■展覧会案内
「写真の美術/美術の写真『浪華』『丹平』から森村泰昌まで」
< http://www.bijutsukann.com/ex/mu/osakakindai.html
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< http://www.city.osaka.jp/yutoritomidori/report/culture/20071106_kindai.html
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< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140300.html
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会期:1月26日(土)〜3月23日(日)11:00〜19:00 水休
会期途中で一部作品の展示替えあり
会場:大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室(大阪市中央区南船場3-4-26出光ナガホリビル13階/旧出光美術館大阪)
観覧料:一般500円、高大生300円、中学生以下・大阪市内在住で65歳以上の方および障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
内容:近代美術館コレクションを中心に、代表的な写真作品・写真技術を用いた作品約60点を展覧する。
出品作家:梅阪鶯里、天野龍一、上田備山、川崎亀太郎、河野徹、佐保山堯海、椎原治、棚橋紫水、安井仲治、花和銀吾、瑛九、津田洋甫、福田匡伸、木下佳通代、杉本博司、森村泰昌、やなぎみわ、野村仁、植松奎二、北辻良央、石原友明 他
◇レクチャー「その後の写真の美術」
日時:3月12日(水)19:00〜20:30(開場18:30)
講師:三井知行(大阪市立近代美術館建設準備室学芸員)
定員:60名程度(当日先着順/申し込み不要)
※参考(産経ニュース)
< http://sankei.jp.msn.com/culture/arts/080219/art0802191654003-n1.htm
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■展覧会案内
稲越功一写真展「百一人の肖像」
< http://www.tokyu-dept.co.jp/honten/special/portraits/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140200.html
>
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会期:2月21日(木)〜2月27日(水)11:00〜19:00 最終日17時
会場:東急本店7階特設会場(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 TEL.03-3477-3111)
入場料:一般600円、小学生以下無料
◇稲越功一ギャラリートーク 日時:2月21日(木)14:00〜
◇トークショー 奥田瑛二×稲越功一 日時:2月23日(土)14:00〜
当日会場入り口で整理券を配布、先着60名
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■マガジンガイド&プレゼント
『Web Designing』2008年3月号 毎日コミュニケーションズ刊
< http://book.mycom.co.jp/wd/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20080221140100.html
>
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<編集部より>
「Web Designing」編集部の井原です、こんにちは。みなさんは恋人や友人の部屋を訪ねた時、こっそりと本棚(CD/DVDラック)を覗いてみたことはありませんか。本棚には、持ち主の趣味嗜好がぎゅっと詰まっています。そこにどんなタイトルが並んでいるかで、その人の秘密が見えてくるはずです。
ちなみに私の部屋の様子を挙げますと、CD/DVDラックには鈴木重子(ジャズ)。本棚には、藤沢周平(時代小説)、飯田譲治(ミステリー)、辻仁成(恋愛小説)、大平健(ノンフィクション)、細川智栄子(少女漫画)、島本和彦(ギャグ漫画)……等々が雑多に積み上げられています。最近では、不朽の名作を読もうと司馬遼太郎「燃えよ剣」(歴史小説)を購入したのですが、同族嫌悪というのでしょうか、主人公の行動にとんでもないムカツキを覚えて読むのをやめました。これら状況から、いかに私がベタで、ロマンチストで、しかし極端な人間かがわかるというものです。
さて、今月の「Web Designing」は、この“本棚”がテーマです。数々の作品を生み出す中村勇吾氏や菊地敦己氏らの本棚、CD/DVDラックには、どんなタイトルが収められているのでしょうか。彼らの秘密、お見せします。
●特集1:気になるあの人のアイデア・リソース
デザインや企画などのアイデアを出すとき、いまいちパッとした案が思いつかない。生みの苦しみに苛まれる……。そんなことがしばしばあります。では、世間で活躍するクリエイターたちは、何に刺激をうけ、どのように思考し、着想しているのでしょうか。そんな気になるクリエイターのアイデアの源(=リソース)を探るべく、彼らに刺激を与える本、Webサイトや映画や音楽など、着想のヒントを聞きました。
●特集2:スウェーデンのモーションデザイン
Canne、Oneshow、Clioの世界三大広告祭では、毎年多くのWeb制作会社やエージェンシー(広告代理店)がノミネートされます。なかでも、よく名前を連ねる国の一つが「スウェーデン」。近年ではNorth Kingdomの「Get the Glass!」に代表される、卓抜な映像と優れたサウンドでエンターテインメントを突き詰めたモーションデザインサイトが、数多く生み出されています。今回は、スウェーデンの中でも有数のWeb制作会社、広告代理店、そしてメディア教育機関に直接話を聞きました。世界が注目するスウェーデンのWeb表現に迫ります。
さらに今月号からは、WD初の漫画連載「ベビーブーム」がスタート。特集1にも登場する奇才・横山裕一氏が、鳥とヒヨコの旅を軸にした独自のワールドを繰り広げていきます。ぜひお見逃しなく! 定価1,280円で発売中です。
※「Web Designing」では編集スタッフを募集しています。詳しくはこちら< http://book.mycom.co.jp/wd/staff_recruitment.html
>へどうぞ。
ご不明な点などは、電子メールまたはお電話でお気軽にお問い合わせください。
●本誌を毎日コミュニケーションズよりデジクリ読者2名様にプレゼント。
応募フォームをつかってください。締切は2月29日(金)14時。
当選者(都道府県、姓)はサイト上に3月中旬掲載予定です。
< http://www.dgcr.com/present/list.html
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■編集後記(2/21)
・読売新聞読書欄で川村二郎さんを悼む記事が何度か出た。川村さんはドイツ文学者、文芸評論家で、読売の読書委員を長くつとめた。川上弘美は「川村先生」という追悼コラムで、学問の教えを受けたり私淑したりというわけではないが、川村さんの顔を見、言葉を聞くと、自然に「先生」という呼び方が口をついて出てしまうのだという。そして、「そこにいるだけで、少しの言葉を口にするだけで、まわりに何かを与える存在を『先生』と呼ぶのだ」と最大の敬意をこめて書いている。読売の鵜飼哲夫は、川村さんは言葉の人だった、とことん言葉の人だった、と書く。「今月はじめに電話で、ある小説について評価を聞いた。すると、『その作品については、別のところで悪く言っているから、ほめる訳にはいきません。二枚舌は嫌ですから』。最後に聞いたのは、いかにも川村さんらしい背筋が伸びた言葉だった」。いい話だ。他にもすばらしいエピソードがいくつもあって、ぜひこの人の著作を読みたいと思った。そこで、図書館のサイトで作者・川村二郎を検索したら、30冊くらいの書名が並んだ。「アレゴリーの織物」「内田百間論」「懐古のトポス」、そして「学はあってもバカはバカ」が4番目に。わたしは川村さんビギナーだから、まずはわかりやすそうで、わたしの趣味に合うタイトルのこの本を予約した。取り寄せて読んでみると、これはおもしろい。小気味がよい文章だ。しかし、筆者は朝日新聞の人である。なんかヘンだなあと感じつつ読み進めて、もしかしたら違うんじゃないかと気がついた。その通り、同姓同名の別人であった。図書館で並んだ本を見れば一発でわかったことなのに、安易にネットに頼って失敗。でも、別人川村二郎の著作もおもしろいので、ナイスな間違いでもあった。/目にあまる中国のラフプレー。昨夜のサッカー東アジア選手権。asahi.comでは「中国GKと激しく交錯する安田理」とキャプションのついた写真を掲載、安田がGKの飛び蹴りを一方的に受けて負傷したのは明白なのに、こういうおかしな表現をするんだからやっぱり朝日新聞って……。昨日の北朝鮮の主審と同じく中国側なんだ。知ってたけどね。日本の新聞と思えないよ。/と書いたら、デスクが「いろんなシーンがあったのに、わざわざこの写真をアップしたってことは、キャプションでは穏便に書きつつも、抗議なんでしょうね」と言う。なるほど、そういう解釈もありか。そこまでは読めなかった。(柴田)
< http://www.asahi.com/sports/update/0220/TKY200802200381.html
>
この写真でこのキャプション
・劇団新感線の「IZO」を見てきた。人斬り以蔵の話。「燃えよ剣」「竜馬がゆく」を思い出しながら見ていた。ネタバレ。以蔵は政治のことはまったくわからない。武市半平太の下で尊王攘夷のため天誅と称して人殺しをしていたが、嫉妬心もあって暴走する。政変により、尊王攘夷の志士たちは捕えられ裁きを受ける。逃げていた以蔵は、ある時悟る。天誅の天って何だろう? 夜空を眺めていたら、天は動いているのがわかる。自分にとっての天は武市半平太で、武市半平太の天は山内容堂、山内容堂の天は江戸幕府。死を前にして以蔵は叫ぶ。「天は動くものです」と。動くのを知らず、がむしゃらに天を臨みすぎた、山は動かない、山はずっとそばにあったのに、と。/戦争を体験したお年寄りは天が動くことを知っている。バブルの時に被害にあった人、リストラにあった人は知っている。たぶん、人の下で働くことが常の女性らも知っていて覚悟している。IT業界の興亡や、大手企業のまさかの倒産や合併。いまならワーナーのBlu-ray選択によるHD DVD推進企業の打撃もそうかもしれない。/いろいろあってめげていたが、いいことも悪いことも、長くは続かない気がすると、そのためには自分自身がしっかりしなきゃなぁ、と「IZO」を見ながら思った。にしても、幕末の志士やら、コソボの人たちやら、職を求めてのフランスの若者やら、語弊ある言葉だけれど、すっごく元気だよなぁ、今の日本は何のかんのいっても平和なんだなぁ、江戸幕府250年あまりって凄いよなぁ、そりゃ天が動くなんて考えられないよなぁ、桜田門外の変からまだ150年しか経ってないよ。/細川知栄子さんって改名していたのね。知らなかった。「燃えよ剣」ラストまでぜひぜひ?。(hammer.mule)
< http://www.vi-shinkansen.co.jp/stage/
> IZO