[2411] マイケル・ムーア「シッコ」を見て考えた

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<いつでもカメラはまわしておきたい>

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 マイケル・ムーア「シッコ」を見て考えた
 神田敏晶

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■KNNエンパワーメントコラム
マイケル・ムーア「シッコ」を見て考えた

神田敏晶
< https://bn.dgcr.com/archives/20080421140400.html
>
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KNN神田です。

ロードショーで見る機会がなかったマイケル・ムーア監督の「シッコ(SICKO)」をレンタルDVDで見た。
< http://sicko.gyao.jp/
>

「見る機会」というよりも、以前ほどムーア作品に対して、興味を抱かなかったからという方が本当の理由だ。「華氏911」では突撃取材がどこにもなく、ちょっと食傷気味になっていたからだ。社会全体のこの映画の評価に反して、ボクにとっては、この映画は、いい気づきを与えてくれる映画となった。

アメリカの医療問題についてだから、日本では当然、受けも悪かったのだろう。しかし、これを「社会保険庁問題」に置き換えてくれていれば、もっとヒットしたかもしれない。日本では、社会保険庁問題や食品偽装、政治について、この手法でのドキュメンタリーもそろそろありな気がしてきた。公開する方法もYouTubeという手段がある。

この映画は、マイケル・ムーアのサイトで
< http://www.michaelmoore.com/
>
医療問題を抱える人たちからの情報を広く募集したので、監督の次回作ではそれに便乗し、日本でも同じテーマのショートムービーを作り、プロモーション映画として公開するなどの「ウィキノミクス的」な、グローバルな行動が十分に可能だ。

今まで、マイケル・ムーアは、どれもユニークな作品を作ってきている。ドキュメンタリーの手法だけれども、どれも立派な作品化がほどこされている点に注目したい。淡々としたドキュメンタリータッチだが、どの作品からも真実味が真実以上に醸しだされている。ある意味それが見えすぎて、いやという人も多いが…。

しかし、映像でいろんな証拠を目の前につきつけられると、その分野の知識がない場合、すっかりと彼の色に染められていくのがよくわかる。

「ロジャー&ミー」の敵(親がわり?)のGMは、トヨタに抜かれるのが時間の問題となり、「ボウリング・フォー・コロンバイン」の敵方であった全米ライフル協会のチャールトン・ヘストンは今年他界し、「華氏911」のブッシュ大統領はこの秋、なんなく満期で任期を終えることとなった。問題を提示できるが、映画だけでは何も解決できないのがとても残念である。

「シッコ(SICKO)」は、保険業界と医療業界との関係、そして、それにからむ政治家やロビイストなどによって、結局はアメリカの国民全体が、彼らの食い物にされているという構図をあらわにする。一方、それらの保険業界は空前の売上を誇り、株主たちは巨額の富を得るという手法も暴く。

1993年のヒラリー・クリントン氏の「国民皆保険制度」が、結局、政治家生命を維持するための献金によって頓挫したことや、ニクソン大統領の計画なども過去のフーテージや資料によって露見する。

マイケル・ムーア監督は、隣国のカナダの医療制度、そしてイギリスの医療制度、最後はかつての宿敵キューバの医療制度でアメリカ人が涙するという巧みな演出で、アメリカの制度を強烈に批判する。キューバで囚われの身となっている、911実行犯のアルカイダのほうが医療制度的に優遇されているという。

映画では、カナダ医療制度の父とされるトミー・ダグラス加首相の名前が登場する。「24」のキーファー・サザーランドの祖父にあたるトミー・ダグラスは、100いくつもの法案を通し、カナダの医療制度を完全無料にし、老齢年金制度を作り、自動車保険制度も作ったといわれる。政治家で国は変わるのである。ムーア監督は、アメリカに呼びたかったという。

最初からクライマックスに想定されていたと思うが、話は映画らしく大きく、バカバカしいほどの展開を見せる。キューバの米軍基地に、アルカイダの実行犯が収容され、病院で無料診療されている情報を知り、911の災害救助の際の二次被害者を連れてキューバにわたり、ボートに星条旗を立てて、メガホンを持ち、叫んだ言葉が「せめてアルカイダの人たちと同等の医療を、この911の立役者の人たちに!」だった。マイケル・ムーア監督ならではの痛快であり、最大の皮肉であった。

911の救済ボランティアが治療費が支払えず病気で苦しみ、アルカイダが収容所内で無料で治療を受けている。これは事実である。しかし、わざわざそこに911の被害者を連れていき、収容所で治療しませんか? とは交渉していないはずだ。

日本でもそうだろう。東京拘置所では、松本智津夫が風邪をひいても医務室で無料で治療を受けることができる。しかし、銀行の貸し渋りで倒産した元社長がホームレスとなり、風邪をこじらせて肺炎をかかえていても、金と保険証がなければ治療さえ受けられない。

ドキュメンタリーではなく、作品だからこのチャレンジは許されるのだ。これがドキュメンタリーだとしたら、まったくの「ヤラセ」になってしまう。

ラストのクレジットには、キューバのロケーションサービスなどの名前が並ぶ。キューバ側は、映画への撮影協力が、自国のイメージアップにつながることをよく理解している(現在のキューバは観光地でもある)。

アメリカで120ドルもする薬が、キューバではたったの5セントで手に入る事実。思わず、泣き崩れるアメリカ人。今まで信じてきたアメリカの自由は何だったのか? というシーンだ。そんなアメリカの国民感情を、ムーア監督はうまく「引用」しているのだ。

アメリカ人からすると、キューバは、日本人が感じる朝鮮国にあたるだろう。何を考えているのかわからない。貧困で危険な国…。それが、実は、今の日本の医療制度よりも数段いいサービスだったらどうだろう? 教育が進んでいたらどうだろう? 少なくとも、日本の社会保険庁のずさんさと比較するまでもない。自国が進んでいるという概念は、そろそろ捨てなければならない。

日本の制度をさらに言及すると、大手のサラ金業者の生命保険料の受け取り金では、自殺率が2割に達していることが大問題である。魂を担保に金を借りるという悪魔業界でも、最近は聴かない地獄の交渉によって自殺が1万295件発生し、77.3億円が生命保険会社からサラ金業者に支払われている。

通常の69歳までの死亡原因のうち自殺は9%であるが、サラ金の借り手の自殺率はなんと2倍の19.8%である。まさに、悪魔以上の命の担保をサラ金業者が握っている。いや、悪いのはサラ金業者でなく、それを認めてきた法律なのだ。

マイケル・ムーアだったら、日本ではどんな映画を作るのだろうか? 伊丹十三監督なき今、誰かがこの問題についても、圧倒的な映像資料を武器に物議を醸しださねばならない時だ。

少なくとも、いつでもネタを提供できるように、カメラはまわしておきたいとこの映画を見て強く感じた。

しかし、ボクは米国型の医療制度については、今までは民間委託のいい事例だと考えていた。この映画をきっかけに、世界の医療制度や税金問題を新たに調べ、「映像作品化」することによるアプローチもありかなと思い始めた。

1999年4月26日(月)の「関西インターネットプレス」で、「めざせ! 国民健康キャッシュバック10万円キャンペーン!」というコラムを書いている。
< http://archive.mag2.com/0000000122/19990426151000000.html
>

もう、9年も前の話だ。なんて人生はこんな早いんだ。日刊デジクリもすでに11年目を迎えているではないか!

以下、自分の文章を引用(自分の文章をサイトで検索してコピーペーストすると、たとえ自分の著作物であっても引用している気分になる)すると、

「アメリカでは国民健康保険に価するものがなく、火災保険や生命保険同様に、個別に健康保険をかけています。もちろん病気になった時の医療費用のためです。病気にならない人は保険をかける必要がありません。高騰化する医療費に対して、アメリカ国民は、どう対処したか? 保険金をアップする? 医者に行くのを我慢する? ちがいます。健康になるように努力したのです。(中略)ジョギングを欠かさない、フィットネスクラブで汗を流す、TVショッピングで変なマシンを買う、ビタミン剤や健康関連の薬を買う、有機農法の野菜を買う、健康に関するセミナーに参加する、書籍&雑誌を購入する…など。ありとあらゆる手法を駆使して「健康」を買うのです」

また、2003年3月05月12日(月)今から5年前の「関西インターネットプレス」では、
< http://knnarchive.jugem.jp/?day=20030512
>

「まさに高齢化社会を迎え、生命保険よりも医療保険が重視されてきている時代である。死んでから家族が路頭に迷うのは世帯主が50代前半くらいまでで、その後は死んでからよりも、生きている間に迷惑をかけるほうが問題なのかもしれない。しかし、健康保険でサポートしていない「差額ベッド代金」「所得保障」がどれだけ重要かはわからない。
たとえば、よくTVのCMでやっている一泊二日の入院から1日あたり5,000円保証してもらったとしても一週間入院しても、たったの35,000円にしかならない。これならばお見舞い金を包んで来ていただけるような知人が増える努力に日頃からおつきあいするほうに投資(?)したほうがボクは良いと思う。(中略)今や、日本では、保険には入っているのが当たり前の風潮があるが、病気や大病しなかった場合については、あまり「保険」をかけていないようだ。健康を害してからの保険よりも、体に良いこと、守ることに保険と同等の金額をかける方法もひとつの選択ではないだろうか? その方が健康関連分野の消費も伸びるはずだ。もちろん、医者に行かなければ、保険料が下がる仕組みだ」


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■クリエイター手抜きプロジェクト[166]学習編
小数計算は正しくない

古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20080421140300.html
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コンピュータは計算機ですから、当然計算は得意で正しい計算結果を返すはずだ、と思っている人が多いのではないでしょうか。

ところが、コンピュータで計算を行なった場合に正しい結果にならないことがあります。正しい結果を返すのは、「整数値で計算した時で決められた範囲内に収まっているときだけ」です。逆に、これ以外の場合は正確な計算結果を返しません。

例えば、正しくない結果になる例としては、小数値を含む計算が有名です。実際に、以下のスクリプトをWebブラウザ(Safari、Firefoxなど)で実行してみてください。このスクリプトは0.1を10回足すだけのものです。0.1を10回足すわけですから

0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1+0.1

つまり

0.1×10

となり結果は「1」になるはずです。

< html >
< head >
< title >Sample< /title >
< /head >
< body >
< script >
n = 0;
for (i=0; i< 10; i++){
n= n + 0.1;
}
alert(n);
if (n == 1) alert("本当に1です"); else alert("1ではありません");
< /script >
< /body >
< /html >

実行してみると、計算結果は「1」ではなく「0.999999999」のようになってしまうはずです。これは、コンピュータが0と1で動作しているのが大きな原因です。コンピュータは小数値を内部で表すために0と1に変換しますが、この時に正しく表現できない数があります。

内部的には「1÷(2のn乗)」として表現されます。つまり

1は1
1/2は0.5
1/4は0.25
1/8は0.125
1/16は0.0625

のようになります。例えば、0.75であれば0.5+0.25で誤差なく表現できますが、そうでない場合には一番近い数値を返すようになっています。つまり、小数値で計算してしまうと、値によってはどうしても誤差が発生してしまうのです。

まだ、ブラウザのように0.9999999を返してくれる方が親切です。
Adobe IllustratorやPhotoshopなどは、もっと痛い目にあうことがあります。
以下のスクリプトを実行させてみてください。

n = 0;
for (i=0; i< 10; i++){
n= n + 0.1;
}
alert(n);
if (n == 1) alert("本当に1です"); else alert("1ではありません");

アラートダイアログには「1」と表示されるのに、1かどうか判別すると「1ではありません」となってしまいます。もし、コンピュータに詳しくない人であれば、頭を抱え込んでしまいそうです。

ご丁寧に四捨五入しているのかどうか分かりませんが、Adobe系のアプリケーションに騙されることがあるというのは覚えておいた方がいいでしょう。

でも、ここまで読んで「そんなに誤差が発生していたらまずいのでは?」と思う人もいるでしょう。上記で説明したものは一般的なもので、厳格に計算しなければいけないものに関しては、BCD演算など別の計算手法を利用して行ないます。計算速度は低下しますが、上記のような誤差は発生しません。また、FORTRANのように有効桁数を指定して計算できる言語もあります。

整数値の計算は有効範囲であれば誤差は出ませんから、小数計算は100倍して計算して最後に100で割るという方法も使われます。

計算を間違えると、せっかく打ち上げた衛星とかもどっか間違った方向に飛んでいってしまうことになります。また、計算結果の誤差を利用して金利計算による誤差の分を自分の通帳に入れるのも駄目です。

ということで、コンピュータの計算結果は正しくないことがあるというのを覚えておいてもらえば、思わぬ落とし穴にはまることも減るかと思います。


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>

「prototype.jsパーフェクトリファレンス」が発売になりました。でも、アマゾンだと名前が違うので、直接書籍名を入れないと出てきません。
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048700200/dgcrcom-22/
>

Photomatix Pro 3例文辞典を公開しました。一応、そこそこ日本語化するパッチも用意してあります。ただし、MacOS X版のみですが。
・Photomatix Pro 3例文辞
< http://www.openspc2.org/reibun/Photomatix_Pro3/
>

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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[34]
フリーツアーが気楽です(3)ソウルの動脈

HAL_
< https://bn.dgcr.com/archives/20080421140200.html
>
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ソウルの地下鉄は東京都内の地下鉄網のようだと以前に書きましたが、東京以上にソウル市内を縦横無尽に走る地下鉄は市民にとって重要で、ソウルの動脈だと言えます。現在、ソウル市内には一号線から八号線の8本と比較的新しい盆唐線、そして仁川一号線、仁川空港鉄道(A'REX)、龍山-八堂線があり、それぞれの乗換駅をざっと数えたところ57もありました(駅全部の数ではありませんよ)。その中で市内中心部にある鐘路3街(チョンノサンガ)、東大門運動場(トンデムンウンドウジョウ)ともうひと駅が3線の乗り入れがあり、その他が2線の乗り入れ駅です。

・平日昼間の電車内
< http://www.dgcr.com/kiji/20080421/chikatetu >

市内を動くには地下鉄が便利ですが、いざ地下鉄を使い目的地に乗り継いでいこうと思うと事はそう簡単ではなく、それぞれの乗り継ぎ駅が、乗り継ぎのない1駅や2駅を挟んで存在する状態で、市西側のソウル駅から東側の東大門運動場という直線で3キロちょっとの範囲の中に30駅も存在し、その中の1/3が2駅以上の乗り継ぎ駅があるのです。これは東京で言うと、千代田区よりちょっと狭い範囲に30の地下鉄駅が存在するに等しいのです。

たとえば光化門(クンファムン)から明洞(ミョンドン)まで、直線距離では1.2キロくらいの所に行こうと思うと、まず5号線で1駅目の鐘路3街で3号線に乗り換え、2駅目の中武路(チュンムロ)で4号線に乗り、ひとつ目の駅が明洞となります。明洞を地理的に理解していれば市庁(シチョン)で乗り換え、ひと駅目の鐘路入口駅(チョンノイック)で降り歩けばすぐなのです。もっとも、全行程をゆっくり歩いても30分はかかりません。そしてもう一つ、乗り換えの駅では外を歩くのと同様に構内をたっぷり歩かされるのです。

市内地下鉄の中心は、都内山手線のように2号線グリーンの地下鉄が環状に出来ています。他の線は一部郊外の路線を除き、何処かでこの線に繋がるように出来ています。すべての線が色で分けられていて、乗り継ぎの駅でも次の色をさがせば一応乗り継ぎは出来ます。というか、この色を理解しないと、もう何がなにやらです。もう一つ、色別だけではなく乗り継ぎで反対側の路線に行ってしまわないようにも注意しなければなりません。

・2号線グリーンラインはグリーンです
< http://www.dgcr.com/kiji/20080421/greenline >

ソウルへ行きはじめの頃、韓国人のガイドに連れられて地下鉄を使い市内を歩き回り、いざ帰ろうとした路線の逆方向に乗ってしまい、いつまでたっても戻れないという事件がありました。この時は次の予定が詰まっていたので、とりあえずガイドも知らない地下鉄駅で降り、タクシーを拾って帰ろうとしたら、道路もどちらを向いているのか分からず、焦ったガイドは人に聞きまくり、ようやく方向をつかんで帰途についたことがありました。ソウル市内は車が非常に多く、ラッシュに巻き込まれる時間ぎりぎりの事件でした。

さらに似通った駅名が多く、何度行っても完全には覚えきることが出来ません。地下鉄の路線図は私達にとってはバイブル同様、ソウルで生きる糧です。絶対に手放せません。ちなみに、ソウル中央部にある分かりにくい駅名を挙げてみます。漢字も日本語とは違う読み方が多くあり、覚えられますでしょうか。

鐘路3路(チョンノサンガ)、鐘路5路(チョンノオーガ)、乙支路入口(ウルチロイプク)、乙支路3路(ウルチロサンガ)、乙支路4路(ウルチロサーガ)、忠武路(チュンムロ)、忠正路(チュンジョンロ)、東大門(トンデムン)、東大門運動場(トンデムンウンドージョウ)

絶対手放すことは出来ない路線図
< http://www.dgcr.com/kiji/20080421/rosenzu >

路線図はこのサイトにあるPDFが一番便利です
< http://www.konest.com/data/pdf.html
>

ソウルの人も自分の行くところ以外は全く知らない地下鉄網、でも、ソウル人はケンチャナヨ。何があっても、逆方向に行こうが、時間が遅れようが、道に迷おうが、ケンチャナヨの精神が行き届いているのです。

さて、私達が目指すのは明洞地区にあるホテルです。とは言っても、先に書いたように鐘路入口駅で降りれば目の前にあるという寸法です。A'REXから金浦空港で乗り継いだ線は紫色の5号線、忠武路で乗り継して2駅目です。私達にとってこの駅は毎度おなじみの駅で、改札を出て駅構内のホールに行けば、どの方向を向いているのかがすぐ分かります。

ホールの中央に広場があるのですが、ここでは常になにかのイベントが開催され、この時もケーナの音が響き渡るアンデス民謡風のグループがミニコンサートを開催していました。以前、日本のあちこちでも彼らを見た覚えがあるのですが、韓国に移り住んだのでしょうか。このホールからの出口は8つあり、7番出口に行けばロッテ百貨店に直接入れます。私達は明洞方向なので6番出口です。この駅から地下鉄4号線までを明洞地区と呼び、界隈にはファッションビルやショップが建ち並び、日本でもソウルの原宿としてよく知られる街です。まあ、私達の関心はもっぱら「食」ですがね。

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>
Sound Drawing グループ「ZIetZ」の公式サイト
< http://zietz.hal-i.com/
>

「塗り絵で親しむ俳句の世界」(桃園書房)著者名・飯田晴山
「Shade 9 ガイドブック」BNN新社「ArtRageで絵を描こう!」BNN新社
「Photoshopバージョンブック」毎日コミュニケーションズ
「Illustratorバージョンブック」毎日コミュニケーションズ

●今回は「旅」をテーマにしたライブを5月7日(水曜日)に行います。お時間の作れる方はぜひ、銀座アップルストアーの三階シアターにお越し下さい。ここのところ、2か月おきの定例になっている「ZietZ SoundDrawing LIVE」です。
< http://zietz.hal-i.com/
>

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■イベント案内
第9回SICF
< http://www.spiral.co.jp/event/hall/9sicf/
>
< http://www.spiral.co.jp/sicf/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20080421140100.html
>
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会期:Aグループ/5月2日(金)〜5月3日(土・祝)11:00〜20:00 Bグループ/5月4日(日・祝)〜5日(月・祝)11:00〜20:00(但し5日は19:00まで)
会場:スパイラルホール(東京都港区南青山5-6-23 スパイラル3F TEL.03-34
98-1171)
入場料:1日券一般700円、中学生以上500円。4日間フリーパス一般1,500円、中学生以上1,000円
内容:SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)は、自由な感性でクォリティの高い創造活動を展開するクリエーターにプレゼンテーションの場を提供するイベント。200組を超える応募の中から、審査を通過した100組が2日間ずつ2会期にわけて展示を行なう。スパイラルホールに設置した50のブースを舞台に美術、写真、デザイン、ファッション、映像、音楽など幅広いジャンルの作品が集結する。

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■編集後記(4/21)

・昨年11月9日に発見したチョウのさなぎ。プラスチックのバケツに糸を張って反り返り、動かなくなってから5か月余。4月19日午後、とうとう羽化した。チョウに変わる劇的なシーンを見逃したのは残念だったが。発見したのは妻で、呼ばれて見に行くと小型のアゲハチョウが翅をゆっくり動かしながら、テラスの上を這っていた。天候はやや荒れ模様なので、とりあえず手のひらで包みこんで保護し、金属のザルを伏せた中に放した。だんだん動きが活発になっていく。ちょうど、今年小学校に入学した孫と2.5歳の孫もいて興奮気味だ。子どものずかんにあるのと同じアゲハチョウ(春型だから小さい)がじっさいに動いているので、これはいいものを見せてやれた。夕方になってやっと風雨がおさまったので、庭のユリオプスデージーの繁みにとまらせた。この花は、隣家からわが家の庭に侵入して盛大に花を咲かせているものだが、こういう侵入者なら歓迎だ。花の名前を隣家に聞くと知らない言われたが、「季節の花300」サイトでわかった。開花の月や色、名前でさがすわかりやすいサイトだ。昨日は雲があったがいい天気。わたしは外出中だったが、デージーの繁みから飛び立って行くアゲハチョウを妻と小1生が見送ったそうだ。すっかりいい気候になった。朝の犬の散歩では、まだ日がさしていない土手の北側斜面はただの緑色しか見えない。それが午後の散歩になると、ものすごい数のタンポポの黄色い花が咲いてながめが一変する。これは感動的だ。一日に最低10分間でも自然を見よ、と養老さんが言っていたが、いい環境に住めてよかった。(柴田)
< http://www.hana300.com/
> 季節の花300

・金曜日に「メール便にも転送届が出せたらいいのに」と書いたら、N氏よりメールあり。なんとクロネコヤマトでこの4月から転送届スタート! 知らなかった〜。他の宅配会社さんにも連絡しておけば配慮してくれるらしい。知らせてくださってありがとうございます!/善光寺の英断に拍手。警備上の問題などの理由でお茶を濁さなかったところが凄いよ。日本仏教界が、いまのチベット密教を認める発言をした意義は大きい。世界に与える影響も大きい。宗教が国民を全支配することに対しては個人的には反対なんだけど、だからといって一方的に弾圧して良いものではないよね。弾圧は弱い人がすること、他を認められない人のすること、人間は皆弱いけれど強くなろうとする。そのなろうとする心を国によって封鎖して欲しくない。チベット人も中国人も大事にしていって欲しい。言論の自由を認めて欲しい。ガンジーの言葉「弱いものは赦すことができません。赦しとは強いものの性質なのです。」(hammer.mule)
< http://www.kuronekoyamato.co.jp/tenkyo/tenkyo.html
>転居転送サービス
< http://nobi.cocolog-nifty.com/nobilog2/2007/03/post_c2a8.html
>
ビジネスになるって
< http://q.hatena.ne.jp/1177612480
>  お近くの営業所に