<「クライアントはなんも考えませんまかせた頼むよ」攻撃>
■音喰らう脳髄[53]
ナイロンの話
モモヨ
■Episode of ガテン系デザイナー[20]
地元の名士とのお仕事
相子達也
■ローマでMANGA[11]
MANGAの構築法講義を練り直す
midori
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■音喰らう脳髄[53]
ナイロンの話
モモヨ
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相子達也
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■音喰らう脳髄[53]
ナイロンの話
モモヨ
< https://bn.dgcr.com/archives/20080729140300.html
>
───────────────────────────────────
先々週書いたNYLON100%のイベントだが、そのタイトル、ナイロン100パーセントとは、渋谷にあった小さなお店の名前だ。いわゆるロック喫茶というか、そのカウンターともいうべき店だったナイロン。壁は全て白塗り。テーブルや椅子もイタリアあたりの近未来風デザイン。通常のロック喫茶が暗く暑苦しい場所であったのに対して、どこまでも快適で明るい店だった。
店内に流れる音はクラフトワークやノイ、デュッセルドルフ(全てドイツのグループ名称)あたりだった。後年、流れはニューウェーブへとシフトしていくが、とにかく、一日中クールな音を奏でていたのは確かである。
70年半ばからシンセサイザーの導入を考えていた私たちも、よく遊びにいった。特に、キーボードのコーと打ち合わせたり、待ち合わせたりするのに使っていたのがこの店だった。コーは店の開店当初からの常連客だったのだ。ドイツ人とのクォーターである彼は、この店でビールを舐めている姿がよく似合った。
当然、このような店は他になかった。ごく初期はヨーロッパのインダストリアルなポップを求めて客がやってきた。そして、1980年、東京のアンダーグラウンドバンドが立て続けにデビューする中で、テクノポップなる用語が浮上した以後は、店はテクノポップの牙城とも目されていくのである。
ただし、店の名誉のため書いておこう。世に言うテクノポップブームと店は、音楽傾向において一線を画している、そのことは言っておかねばならない。この店でながれる音は、インダストリアルな、ハイテクが産み落とす『今の』音、現在ただいまの溜息だったのである。流行とかキャッチコピーとは無縁だった。
東京ロッカーズが既存のライブハウスではなく、リハーサルスタジオでの定期的ライブ演奏から活動を展開したことがきっかけとなり、それ以後、様々な場所やお店、小さなスペースでのライブ、パフォーマンスがあちこちで開催されるようになったのだが、この店では、それまでの趣味を継承し、シンセサイザーやリズムマシーンなど、ハイテクを駆使したコンパクトなバンドセットでのそれが企画されるようになった。そうした流れにおいては、かの時代、テクノポップの流れと混交して眺められるのは避けがたいことだった。
その店のコンセプトを打ち出していた、中村くんという人物がいる。彼が、今回、その店に来ていた連中によって生み出された音楽傾向や、その店を媒介にして起こった何かを鮮明にするため、一冊の本をプランニングした。つまり、多くの人間の目をもって眺めた景色、ナイロンを語ってもらい、音楽あるいは芸術制作者のサロンとしてのそれを明晰にしようとしたのである。私が行ったライブ、代官山での2日間のイベントは、その出版を記念するものだったのだ。
この店の初期には、よく顔を出していた。この店で飲むビールが大好きだったのである。ただ、残念なことにイベントが企画されるようになってからは足が遠のいた。すでに私自身が、ある程度に売れてしまったミュージシャンでもあった。ために行くのを控えるようになったのだ。ナイロンに来る客層が、リザードのファンとかぶっていたからである。
ロフトにしろ、ナイロンにしろ、ファンが待ち受けていたり、アーティスト志望の若者がデモテープを渡そうとしたりする。そのような場所に、自ら出かけていく馬鹿はそういない。そのうえに、である。ナイロンは数十人も入れば満員になる。小さなスペースだ。その貴重なスペースを消費するわけにはいかないではないか。
だから、いま思えば残念だが、私自身はこうしたサロンとしてのナイロンを経験していないのだ。それだけに、これから明晰にされるであろうそうした歴史、そうした空間認識を私は楽しみにしているのである。かつて何が起きていたかを知ることは、今後、何をなすべきかを考える上で重要な示唆を与えてくれる。ふたたび走り出す道筋を教えてくれるだろう。
敏感な方なら感じていることだろう。いま随所に分散・飛散していた力がひとつに結集しつつある。中途半端に売れるためや世過ぎのためでなく、まさに、自分たちの未来という、最重要なものがかかっている。ボランティアなんかじゃないんだ。30年前に同じく、売名のために分裂策動に走る愚か者が出るのは否めない。が、心の底まで開陳した仲間たちが集えば、ネガティブな意見は一顧だにしないで歩いていけるだろう。
眼前に広がるのは果てしない砂の海かもしれない。が、それでも、だ。そこを渡っていかなければ未来は開けない。
Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>
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■Episode of ガテン系デザイナー[20]
地元の名士とのお仕事
相子達也
< https://bn.dgcr.com/archives/20080729140200.html
>
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●作業を終えて半年経過……
地元の名士(?)といわれている人から、自社のサイトを作って欲しいと連絡があり、打合せにいきました。「会社案内だけじゃだめでしょ?」「うちの扱っている一般向け製品をネット販売したいんだよね」とごもっともです。
でも、どこかで聞いたようなことを散々話してから「まぁ、まかせるからさ。いいの頼むよ」。あぁいつになったらこの「クライアントはなんも考えませんまかせた頼むよ」攻撃がつづくのでしょうか……。あなたの会社のサイトなんですが。
無理やり担当にされた営業とひと通り打合せをして、サイトのデザインとワイヤーフレームが出来上がってOKが出たら、制作費の一部をお支払いくださいということにして(この時点で契約書やら見積りやらを提出済み)作業に入りました。商品点数が多いので、OKが出てからの作業量もかなりあります。
OKをもらい、商品組み込み作業を開始です。担当とこまめに連絡を取り合い、製品の選別と組み込みを同時にこなしながら「あーそうだ請求書出さねば」とハンコを押して送ります。
その後、オススメの製品や主力製品の組み込みが終わり、残りのやや違うカテゴリーから製品を選ぶ段階で、担当となかなか打合せができなくなってきました。なにやら資格を取ったり出張だったりと、タイミングが合いません。こうなると、こっちも忙しいので仕事が宙ぶらりんになります。これはよくあることなので、たまに「その後どうでしょ?」とメールを送っておきます。
ここから情けない展開となります。そのまま数か月(!)が過ぎ、支払い月である翌々月になってもお支払いがございません。担当に連絡を入れると「上司に確認して連絡します」で、また数週間……。
メールを送っても返信なし。電話では「すみません確認します」と担当。件の名士は「今いろいろと立て込んでてなんとかかんとか」とごまかされます。こんな扱いは初めてじゃないので「いーかげんにせーよ」と思いつつも放ったらかし。
が、ほとんどの作業を終えているので、お支払いをいただけないと当方は大変困るわけです。名士よりも名士の方に頼んで突っついてもらいましたが、半年が過ぎようとしている現在、連絡はありません……。
名士よりも名士の方の話によると、会社の状況が良くないようで銀行や大きな取引先との戦いが展開され、うちなど相手にしていられないということらしいです。名士よりも名士の方は「あそこあぶねーぞ」と触れ回っているそうです。
「名士」なんて言われる人は、実は全然名士じゃないということがよくわかりました。勉強になります。
●iMacレポート その3
iMacを使って数か月が経ちました。24インチの液晶は、調整することでかなり正確な表示が可能です。問題は明るさで、長時間使っていると特に夜は目がつらくなってきます。輝度を最低にしても明るいので、ユーティリティを使って調整します。
ScreenShade
< http://trutwo.com/screenshade.php
>
メニューバーからと、ショートカットキーで明るさを調整できます。マルチディスプレイにも対応。暗くした場合、正確な色でなくなるのでテキスト作業の時に使うといいです。
暑くなってきたので、iMacもかなり熱くなってきました。CPUの温度を測ると、たまに82度などと表示されてびっくりします。3.06GHzはオーバークロック仕様とのことなので、よけい心配です。ファンはどのくらいで回っているのか見てみると、温度が上がっても回転数があまり変らないようです。ハードディスクも50度以上の温度になっているので、これはファンスピードをコントロールしないとiMacの寿命が縮みそう。
そこでオススメなのがiMac Fan Controlです。
< http://www.derman.com/Download/Special/iMacFanControl.html
>
インストールすると、システム環境設定に登録されるのでファンの最低回転数を少し上げておきます。多少回転数を上げてもiMacはわりと静かです。温度も表示されるので、作業をしながら調整するといいでしょう。MacBook/MacBook Pro用もあります。
日頃の温度などのチェックにはiStat Proがおすすめです。
< http://www.islayer.com/
>
ウィジェットなのでいつでもマシンの状態を確認できます。
レンダリングや、少しの間だけ席をはなれる時などは、液晶を消しておくとiMac内の温度が上がらず、省電力にもなっておすすめです。システム環境設定「ExposeとSpaces」で「画面のコーナーへの機能割り当て」からカーソルをコーナーに持っていった時「ディスプレイをスリープさせる」設定にしておけば、いつでも消すことができて便利です。
【あいこたつや】aitatz@gmail.com
子供に見せたくないアニメにまたもや「クレヨンしんちゃん」が選ばれました。あんなに面白いのを見せてもらえない子供がいるなんてかわいそう。子供と「崖の上のポニョ」を見ました。「おもしろくない」という子供の感想。映画館から出てくる子供たちも冷めた感じ。宮崎アニメの傑作は最初の「ルパン三世」と映画「カリオストロの城」、それから「千と千尋の神隠し」と思っている私の感想は可もなく不可もなくです(ホントは言いたいことがたくさんありますが)。子供向けには「となりのトトロ 2」とかを作ったほうがいいような気がします。
< http://www.ggrafix.jp/
>
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■ローマでMANGA[11]
MANGAの構築法講義を練り直す
midori
< https://bn.dgcr.com/archives/20080729140100.html
>
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工房は6月20日を最後に終了した。工房参加者はこの後各自制作して、9月5日に集合し原稿を提出してもらうことにした。今頃、5人は暑さに喘ぎながら、原稿に向かっていることと思う。
工房の他にマンガ・セミナーというのを同じ学校で持って5年になる。これは学校に籍を置いている学生なら誰でも参加できるもの。授業時間や課題量の都合で、参加者のほとんどがマンガコースの一年生。工房にもMANGA構築法の解説が必要だとはっきりわかったので、授業内容をこの夏の間に見直すことを私の宿題にした。
●MANGA構築法を理論的に言葉で解説できるものなのだろうか?
マンガ・セミナーの始め。日本の漫画市場事情の解説から始めて、「コマには一つのアクション」「コマにはそこに登場している人物の台詞」などという、ある種の規則を言葉で説明した。
見本になる日本の雑誌や単行本や、MANGAはデカ目に星が入ったいわゆるマンガ絵である必要はないことを強調するために、講談社モーニングが海外作家を起用した時に出来た作品を見せたりした。
実際に作品を作ってもらった方がいいと思い、解説の後、ネーム制作をさせた。10月から5月の8か月の間に、2ページ、4ページ、最後に8ページのネームを作らせた。
最初は課題を出してネームを作らせる。「あと30分で世界が終わる。あなたはどうするか」「交差点でフロントガラスを磨く。拒否されたりする、その気持ち」あるいはおとぎ話のエピソードを取り出して。コマーシャルをマンガにする。「マトリックス」や「ローマの休日」のエピソードを取り出して、マンガ化させたりした。
ネームを見て、「なんだかだめだなぁ」というのはすぐ分かっても、どこがだめなのか、どこを直したら良くなるのかをその場で言える能力は私になかったので、毎週家に持ち帰り、ウンウンうなりながら考えるのだった。
セミナーの開始時期は、好奇心も手伝って参加者が30人を超えるので、全員の分を見直すのは一週間みっちりかかった。翌週、まず講評をした。他の人の作品の講評は参考になるはずなのだけど、教室が縦長で、私の声はよく通らないし、皆に見せたいネームはA4に鉛筆書きだから、後ろの席の学生には見えない。だから、おしゃべりが始まってしまう。
セミナーを続けて行くうちに、私の説明は学生にとって専門的すぎることに気がついた。そんなに難しいことを言ってるつもりはないけれど、MANGAを小さい頃から当たり前に読んで、血となり肉となっている人へ説明するのと同じ感覚では遠くなってしまう。
もっと具体的にMANGAの特徴を解説しなくては。「MANGAとは何か」ではなくて「どう描けばMANGAになるのか」とその具体的なアプローチが必要なのだった。それに、ネームを一回の講評で終わりにしてしまうのではなくて、練り直したほうがよくわかるのではないか。
この二点を考えるうちに、MANGAの構築法はコマ割りに焦点を当てることと、8か月かけて8ページを練ってもらうという案に落ち着いた。テーマは共通ではなく、各自フリー。
また、セミナーを続けて行くうちに、ネームでどこがだめなのか、いちいち家に持ち帰って一週間ウンウン言わなくても、その場で分かるようにもなった。ネームを読みながらなにか引っかかる所がある。その引っかかった所を「ここが、なんかねー」と言いながら、その部分について生徒に何を言いたいのか根掘り葉掘り質問したり、その部分で受ける印象について話したりしているうちに間違いが見えてくる。
●バイブル「漫画のスキマ」
「どこがだめなのか」は、どこのせいで物語が読者に通じないのか、であって、MANGAになってるかどうかはまた別問題。MANGA構築法を分析解読して、体系的に言葉にするのは難しい。前々回も書いたけれど、美術出版刊の菅野博之著「漫画のスキマ」はそのところをかなりきちんと解説してくれて、マンガ言語って奥深ーい、よくできてるー! と感心させられる。
「漫画のスキマ」をベースに、ヨーロッパのメンタリティでマンガを描こうとする人達に向かって、MANGAの構築法講義を練り直してセミナーと工房の両方に役立てるつもりの今年なのであった。
「スキマ」には「3コマから4コマで一つのアクションが完結して次のアクションに結ぶ」「見開きに一つ中心になるコマがあって、残りのコマはそのコマで表現する感情に向かう」と、コマ割り、構成の具体的な方法が惜しげもなく載っている。
さらに一つのコマから次のコマへつなげる時のリズムの作り方も詳しく具体的に解説していて、目から鱗がじゃかじゃか落ちる。
●今年の反省
セミナーで実際に学生と接した時の反省。キャラクターの感情を中心に描いて行くMANGA言語なのに、生徒のネームで話がちゃんと成り立っていると、ついついそちらに気を取られてしまう。つまり、講義で言ったことをちゃんと実際のネームに反映させることを忘れてしまう。この辺は、私のマンガ家としての経験の少なさも手伝ってるんだろうな、とちょっと寂しく思ったりしている。
工房の反省は、参加者が大河構想を持っていて、その一部を作品にすると言った場合の対処。第一回目の今年、5人の参加者のうち、3人がそうだった。はたしてそれは正しいのか、ちょっと疑問だ。
3人のネームを読んで、正直分かりにくさは否めない。大河構想を持っている場合は、とことん話し合って、場合によっては諦めて別の話を作ってもらった方がいいかもしれない。
「とことん話し合う」ために時間の取り方を工夫しなくては。決められた時間内で一人一人と話し合い、でも一人と話している間、他の参加者が暇を持て余してしまうようだと時間がもったいない。
それにしても今年の5人、せめて一次予選は通過して欲しいのだけど……
【みどり】midorigo@mac.com
原題「Kite Runner」という本を読んだ。アメリカに亡命したアフガニスタン人が書いた小説。小説を読むのは久しぶり。詳細に渡って描写があるアフガニスタンの習慣が興味深く、また、厳格な父に認められたいとあがいた少年が、成長して過去に決着をつける過程の心理描写とサスペンスが見事。ああ、そうか、幼い頃の傷の精算とアフガン問題という二重構造で、話が面白いのか。
人生って、前半期で問題を作り、後半期でその精算をするためのもののようだと感じていた、昨今の私にぴったりのテーマ。しかも「厳格な父に認められたいとあがいた」幼年期というのも。ゆっくりゆっくり進めてている私のマンガのテーマもそれ。検索したところ、日本語版は出ていないようで、残念。
Dreamworksで2007年映画にしている。
< http://www.kiterunnermovie.com/
>
アマゾンで見る
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1594480001/
>
作者のオフィシャルサイト
< http://www.khaledhosseini.com/
>
イタリア語の単語を覚えられます! というメルマガ出してます。
< http://midoroma.hp.infoseek.co.jp/mm/menu.htm
>
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■編集後記(7/29)
・我が集合住宅はケーブルテレビサービス会社と契約しており、デジタル放送の受信はとっくに可能なのだが、テレビが未だにアナログで、ビデオとDVDプレーヤーはセットしているものの、ブルーレイ、ハイビジョンなど、誰かが「もったいない!」と叫ぶ類いの機器はまったく存在せず、デジタルのメリットとやらは享受できずにいる。2011年7月24日までになんとかすりゃいいんだろ。あと3年はアナログで結構と思っている。娘の家はだいぶ前からデジタル対応だが、あまりうらやましいとも思わない。テレビ画面にあまりこだわりがない、というのかな。前にも「ぢでぢ」と聞こえる、下品な響きであると書いた覚えがあるが、BPnet「SAFETY JAPAN」の連載コラム「我々の国家はどこに向かっているのか」(政治アナリストの花岡信昭さん執筆)でも、先日「『血出痔』はなんとかならないか」というすごいタイトルの記事があって、やっぱりそうだよね〜とうれしくなる。「この『地デジ』という略称はなんとかならないのか。『じでじ』ではなく『ちでじ』と発音するのが正しいのだそうだ。日本語の響きからすると、なんとも汚らしい言葉で、筆者などは『血出痔』と聞こえてしまう」「IT関係の用語に首を傾げたくなるような表現が多いのだが、理数系の頭では日本語として美しいかどうかといった感覚は働きにくいのだろうか。もし、『地デジ』の考案者がIT技術者なら、なるほどとうなずけるような気もする」。きれいなお姉さんたちが口を揃えて「ちでじ〜」と言わされるキャンペーン、とても気の毒である。そういえば、クイズでどこかの女子アナが3人揃って「2011年7月24日」を回答できなかった。懲罰ものだな。町を走ると薬局の幟に真っ赤な「ぢ」の文字、「ちでぢ」を思う。ぢといえば、ボラギノールの静止画で構成されたユーモラスなCM、大好きでいつも見とれている。「正直なお方…」なんて口に出したりして。使ってませんけど。(柴田)
< http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/y/119/
> 「SAFETY JAPAN」
< http://www.borraginol.com/cm/cm_index.html
> ボラギノールCM
・モモヨさんの。いまそんな場所があったら……。/相子さんの。あるあるある〜ですわ。直で仕事をすることはめったにないので、まったく支払われないことはないものの。しんちゃんは面白いし映画版は感動ものなのにね。戦うアニメや特撮の方が、まずいかな〜と思う台詞や動きがあったりする。まぁどちらも制限していないけど。/食育雑誌『ボンメルシィ!』の付録「アメリカンドッグ&アイスキャンディ型」。レシピを見るととても簡単そうなので、早速、甥一号と冷蔵庫にあったカルピスを使ってアイスキャンディを作ってみる。混ぜたり注いだりするのが楽しいんだよな。この型はドッグバーの収納まで考えられている作りで、もう一つ欲しくなっちゃったわよ。すぐに飽きるとは思いつつ。バリエーションレシピがそれぞれ10種ほどあって、どれもおいしそう。付録は同じでも幼児と小学生とではレシピが違うみたい。/プレゼントの当選確率高し。応募待つ!!(hammer.mule)
< http://www.benesse.co.jp/bonmerci/new/little/index_02.htm
> 幼児
< http://www.benesse.co.jp/bonmerci/new/school/index_02.htm
> 小学生
< http://fuwapiyo.blog93.fc2.com/blog-category-4.html
> 体験談
ナイロンの話
モモヨ
< https://bn.dgcr.com/archives/20080729140300.html
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先々週書いたNYLON100%のイベントだが、そのタイトル、ナイロン100パーセントとは、渋谷にあった小さなお店の名前だ。いわゆるロック喫茶というか、そのカウンターともいうべき店だったナイロン。壁は全て白塗り。テーブルや椅子もイタリアあたりの近未来風デザイン。通常のロック喫茶が暗く暑苦しい場所であったのに対して、どこまでも快適で明るい店だった。
店内に流れる音はクラフトワークやノイ、デュッセルドルフ(全てドイツのグループ名称)あたりだった。後年、流れはニューウェーブへとシフトしていくが、とにかく、一日中クールな音を奏でていたのは確かである。
70年半ばからシンセサイザーの導入を考えていた私たちも、よく遊びにいった。特に、キーボードのコーと打ち合わせたり、待ち合わせたりするのに使っていたのがこの店だった。コーは店の開店当初からの常連客だったのだ。ドイツ人とのクォーターである彼は、この店でビールを舐めている姿がよく似合った。
当然、このような店は他になかった。ごく初期はヨーロッパのインダストリアルなポップを求めて客がやってきた。そして、1980年、東京のアンダーグラウンドバンドが立て続けにデビューする中で、テクノポップなる用語が浮上した以後は、店はテクノポップの牙城とも目されていくのである。
ただし、店の名誉のため書いておこう。世に言うテクノポップブームと店は、音楽傾向において一線を画している、そのことは言っておかねばならない。この店でながれる音は、インダストリアルな、ハイテクが産み落とす『今の』音、現在ただいまの溜息だったのである。流行とかキャッチコピーとは無縁だった。
東京ロッカーズが既存のライブハウスではなく、リハーサルスタジオでの定期的ライブ演奏から活動を展開したことがきっかけとなり、それ以後、様々な場所やお店、小さなスペースでのライブ、パフォーマンスがあちこちで開催されるようになったのだが、この店では、それまでの趣味を継承し、シンセサイザーやリズムマシーンなど、ハイテクを駆使したコンパクトなバンドセットでのそれが企画されるようになった。そうした流れにおいては、かの時代、テクノポップの流れと混交して眺められるのは避けがたいことだった。
その店のコンセプトを打ち出していた、中村くんという人物がいる。彼が、今回、その店に来ていた連中によって生み出された音楽傾向や、その店を媒介にして起こった何かを鮮明にするため、一冊の本をプランニングした。つまり、多くの人間の目をもって眺めた景色、ナイロンを語ってもらい、音楽あるいは芸術制作者のサロンとしてのそれを明晰にしようとしたのである。私が行ったライブ、代官山での2日間のイベントは、その出版を記念するものだったのだ。
この店の初期には、よく顔を出していた。この店で飲むビールが大好きだったのである。ただ、残念なことにイベントが企画されるようになってからは足が遠のいた。すでに私自身が、ある程度に売れてしまったミュージシャンでもあった。ために行くのを控えるようになったのだ。ナイロンに来る客層が、リザードのファンとかぶっていたからである。
ロフトにしろ、ナイロンにしろ、ファンが待ち受けていたり、アーティスト志望の若者がデモテープを渡そうとしたりする。そのような場所に、自ら出かけていく馬鹿はそういない。そのうえに、である。ナイロンは数十人も入れば満員になる。小さなスペースだ。その貴重なスペースを消費するわけにはいかないではないか。
だから、いま思えば残念だが、私自身はこうしたサロンとしてのナイロンを経験していないのだ。それだけに、これから明晰にされるであろうそうした歴史、そうした空間認識を私は楽しみにしているのである。かつて何が起きていたかを知ることは、今後、何をなすべきかを考える上で重要な示唆を与えてくれる。ふたたび走り出す道筋を教えてくれるだろう。
敏感な方なら感じていることだろう。いま随所に分散・飛散していた力がひとつに結集しつつある。中途半端に売れるためや世過ぎのためでなく、まさに、自分たちの未来という、最重要なものがかかっている。ボランティアなんかじゃないんだ。30年前に同じく、売名のために分裂策動に走る愚か者が出るのは否めない。が、心の底まで開陳した仲間たちが集えば、ネガティブな意見は一顧だにしないで歩いていけるだろう。
眼前に広がるのは果てしない砂の海かもしれない。が、それでも、だ。そこを渡っていかなければ未来は開けない。
Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>
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■Episode of ガテン系デザイナー[20]
地元の名士とのお仕事
相子達也
< https://bn.dgcr.com/archives/20080729140200.html
>
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●作業を終えて半年経過……
地元の名士(?)といわれている人から、自社のサイトを作って欲しいと連絡があり、打合せにいきました。「会社案内だけじゃだめでしょ?」「うちの扱っている一般向け製品をネット販売したいんだよね」とごもっともです。
でも、どこかで聞いたようなことを散々話してから「まぁ、まかせるからさ。いいの頼むよ」。あぁいつになったらこの「クライアントはなんも考えませんまかせた頼むよ」攻撃がつづくのでしょうか……。あなたの会社のサイトなんですが。
無理やり担当にされた営業とひと通り打合せをして、サイトのデザインとワイヤーフレームが出来上がってOKが出たら、制作費の一部をお支払いくださいということにして(この時点で契約書やら見積りやらを提出済み)作業に入りました。商品点数が多いので、OKが出てからの作業量もかなりあります。
OKをもらい、商品組み込み作業を開始です。担当とこまめに連絡を取り合い、製品の選別と組み込みを同時にこなしながら「あーそうだ請求書出さねば」とハンコを押して送ります。
その後、オススメの製品や主力製品の組み込みが終わり、残りのやや違うカテゴリーから製品を選ぶ段階で、担当となかなか打合せができなくなってきました。なにやら資格を取ったり出張だったりと、タイミングが合いません。こうなると、こっちも忙しいので仕事が宙ぶらりんになります。これはよくあることなので、たまに「その後どうでしょ?」とメールを送っておきます。
ここから情けない展開となります。そのまま数か月(!)が過ぎ、支払い月である翌々月になってもお支払いがございません。担当に連絡を入れると「上司に確認して連絡します」で、また数週間……。
メールを送っても返信なし。電話では「すみません確認します」と担当。件の名士は「今いろいろと立て込んでてなんとかかんとか」とごまかされます。こんな扱いは初めてじゃないので「いーかげんにせーよ」と思いつつも放ったらかし。
が、ほとんどの作業を終えているので、お支払いをいただけないと当方は大変困るわけです。名士よりも名士の方に頼んで突っついてもらいましたが、半年が過ぎようとしている現在、連絡はありません……。
名士よりも名士の方の話によると、会社の状況が良くないようで銀行や大きな取引先との戦いが展開され、うちなど相手にしていられないということらしいです。名士よりも名士の方は「あそこあぶねーぞ」と触れ回っているそうです。
「名士」なんて言われる人は、実は全然名士じゃないということがよくわかりました。勉強になります。
●iMacレポート その3
iMacを使って数か月が経ちました。24インチの液晶は、調整することでかなり正確な表示が可能です。問題は明るさで、長時間使っていると特に夜は目がつらくなってきます。輝度を最低にしても明るいので、ユーティリティを使って調整します。
ScreenShade
< http://trutwo.com/screenshade.php
>
メニューバーからと、ショートカットキーで明るさを調整できます。マルチディスプレイにも対応。暗くした場合、正確な色でなくなるのでテキスト作業の時に使うといいです。
暑くなってきたので、iMacもかなり熱くなってきました。CPUの温度を測ると、たまに82度などと表示されてびっくりします。3.06GHzはオーバークロック仕様とのことなので、よけい心配です。ファンはどのくらいで回っているのか見てみると、温度が上がっても回転数があまり変らないようです。ハードディスクも50度以上の温度になっているので、これはファンスピードをコントロールしないとiMacの寿命が縮みそう。
そこでオススメなのがiMac Fan Controlです。
< http://www.derman.com/Download/Special/iMacFanControl.html
>
インストールすると、システム環境設定に登録されるのでファンの最低回転数を少し上げておきます。多少回転数を上げてもiMacはわりと静かです。温度も表示されるので、作業をしながら調整するといいでしょう。MacBook/MacBook Pro用もあります。
日頃の温度などのチェックにはiStat Proがおすすめです。
< http://www.islayer.com/
>
ウィジェットなのでいつでもマシンの状態を確認できます。
レンダリングや、少しの間だけ席をはなれる時などは、液晶を消しておくとiMac内の温度が上がらず、省電力にもなっておすすめです。システム環境設定「ExposeとSpaces」で「画面のコーナーへの機能割り当て」からカーソルをコーナーに持っていった時「ディスプレイをスリープさせる」設定にしておけば、いつでも消すことができて便利です。
【あいこたつや】aitatz@gmail.com
子供に見せたくないアニメにまたもや「クレヨンしんちゃん」が選ばれました。あんなに面白いのを見せてもらえない子供がいるなんてかわいそう。子供と「崖の上のポニョ」を見ました。「おもしろくない」という子供の感想。映画館から出てくる子供たちも冷めた感じ。宮崎アニメの傑作は最初の「ルパン三世」と映画「カリオストロの城」、それから「千と千尋の神隠し」と思っている私の感想は可もなく不可もなくです(ホントは言いたいことがたくさんありますが)。子供向けには「となりのトトロ 2」とかを作ったほうがいいような気がします。
< http://www.ggrafix.jp/
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■ローマでMANGA[11]
MANGAの構築法講義を練り直す
midori
< https://bn.dgcr.com/archives/20080729140100.html
>
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工房は6月20日を最後に終了した。工房参加者はこの後各自制作して、9月5日に集合し原稿を提出してもらうことにした。今頃、5人は暑さに喘ぎながら、原稿に向かっていることと思う。
工房の他にマンガ・セミナーというのを同じ学校で持って5年になる。これは学校に籍を置いている学生なら誰でも参加できるもの。授業時間や課題量の都合で、参加者のほとんどがマンガコースの一年生。工房にもMANGA構築法の解説が必要だとはっきりわかったので、授業内容をこの夏の間に見直すことを私の宿題にした。
●MANGA構築法を理論的に言葉で解説できるものなのだろうか?
マンガ・セミナーの始め。日本の漫画市場事情の解説から始めて、「コマには一つのアクション」「コマにはそこに登場している人物の台詞」などという、ある種の規則を言葉で説明した。
見本になる日本の雑誌や単行本や、MANGAはデカ目に星が入ったいわゆるマンガ絵である必要はないことを強調するために、講談社モーニングが海外作家を起用した時に出来た作品を見せたりした。
実際に作品を作ってもらった方がいいと思い、解説の後、ネーム制作をさせた。10月から5月の8か月の間に、2ページ、4ページ、最後に8ページのネームを作らせた。
最初は課題を出してネームを作らせる。「あと30分で世界が終わる。あなたはどうするか」「交差点でフロントガラスを磨く。拒否されたりする、その気持ち」あるいはおとぎ話のエピソードを取り出して。コマーシャルをマンガにする。「マトリックス」や「ローマの休日」のエピソードを取り出して、マンガ化させたりした。
ネームを見て、「なんだかだめだなぁ」というのはすぐ分かっても、どこがだめなのか、どこを直したら良くなるのかをその場で言える能力は私になかったので、毎週家に持ち帰り、ウンウンうなりながら考えるのだった。
セミナーの開始時期は、好奇心も手伝って参加者が30人を超えるので、全員の分を見直すのは一週間みっちりかかった。翌週、まず講評をした。他の人の作品の講評は参考になるはずなのだけど、教室が縦長で、私の声はよく通らないし、皆に見せたいネームはA4に鉛筆書きだから、後ろの席の学生には見えない。だから、おしゃべりが始まってしまう。
セミナーを続けて行くうちに、私の説明は学生にとって専門的すぎることに気がついた。そんなに難しいことを言ってるつもりはないけれど、MANGAを小さい頃から当たり前に読んで、血となり肉となっている人へ説明するのと同じ感覚では遠くなってしまう。
もっと具体的にMANGAの特徴を解説しなくては。「MANGAとは何か」ではなくて「どう描けばMANGAになるのか」とその具体的なアプローチが必要なのだった。それに、ネームを一回の講評で終わりにしてしまうのではなくて、練り直したほうがよくわかるのではないか。
この二点を考えるうちに、MANGAの構築法はコマ割りに焦点を当てることと、8か月かけて8ページを練ってもらうという案に落ち着いた。テーマは共通ではなく、各自フリー。
また、セミナーを続けて行くうちに、ネームでどこがだめなのか、いちいち家に持ち帰って一週間ウンウン言わなくても、その場で分かるようにもなった。ネームを読みながらなにか引っかかる所がある。その引っかかった所を「ここが、なんかねー」と言いながら、その部分について生徒に何を言いたいのか根掘り葉掘り質問したり、その部分で受ける印象について話したりしているうちに間違いが見えてくる。
●バイブル「漫画のスキマ」
「どこがだめなのか」は、どこのせいで物語が読者に通じないのか、であって、MANGAになってるかどうかはまた別問題。MANGA構築法を分析解読して、体系的に言葉にするのは難しい。前々回も書いたけれど、美術出版刊の菅野博之著「漫画のスキマ」はそのところをかなりきちんと解説してくれて、マンガ言語って奥深ーい、よくできてるー! と感心させられる。
「漫画のスキマ」をベースに、ヨーロッパのメンタリティでマンガを描こうとする人達に向かって、MANGAの構築法講義を練り直してセミナーと工房の両方に役立てるつもりの今年なのであった。
「スキマ」には「3コマから4コマで一つのアクションが完結して次のアクションに結ぶ」「見開きに一つ中心になるコマがあって、残りのコマはそのコマで表現する感情に向かう」と、コマ割り、構成の具体的な方法が惜しげもなく載っている。
さらに一つのコマから次のコマへつなげる時のリズムの作り方も詳しく具体的に解説していて、目から鱗がじゃかじゃか落ちる。
●今年の反省
セミナーで実際に学生と接した時の反省。キャラクターの感情を中心に描いて行くMANGA言語なのに、生徒のネームで話がちゃんと成り立っていると、ついついそちらに気を取られてしまう。つまり、講義で言ったことをちゃんと実際のネームに反映させることを忘れてしまう。この辺は、私のマンガ家としての経験の少なさも手伝ってるんだろうな、とちょっと寂しく思ったりしている。
工房の反省は、参加者が大河構想を持っていて、その一部を作品にすると言った場合の対処。第一回目の今年、5人の参加者のうち、3人がそうだった。はたしてそれは正しいのか、ちょっと疑問だ。
3人のネームを読んで、正直分かりにくさは否めない。大河構想を持っている場合は、とことん話し合って、場合によっては諦めて別の話を作ってもらった方がいいかもしれない。
「とことん話し合う」ために時間の取り方を工夫しなくては。決められた時間内で一人一人と話し合い、でも一人と話している間、他の参加者が暇を持て余してしまうようだと時間がもったいない。
それにしても今年の5人、せめて一次予選は通過して欲しいのだけど……
【みどり】midorigo@mac.com
原題「Kite Runner」という本を読んだ。アメリカに亡命したアフガニスタン人が書いた小説。小説を読むのは久しぶり。詳細に渡って描写があるアフガニスタンの習慣が興味深く、また、厳格な父に認められたいとあがいた少年が、成長して過去に決着をつける過程の心理描写とサスペンスが見事。ああ、そうか、幼い頃の傷の精算とアフガン問題という二重構造で、話が面白いのか。
人生って、前半期で問題を作り、後半期でその精算をするためのもののようだと感じていた、昨今の私にぴったりのテーマ。しかも「厳格な父に認められたいとあがいた」幼年期というのも。ゆっくりゆっくり進めてている私のマンガのテーマもそれ。検索したところ、日本語版は出ていないようで、残念。
Dreamworksで2007年映画にしている。
< http://www.kiterunnermovie.com/
>
アマゾンで見る
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1594480001/
>
作者のオフィシャルサイト
< http://www.khaledhosseini.com/
>
イタリア語の単語を覚えられます! というメルマガ出してます。
< http://midoroma.hp.infoseek.co.jp/mm/menu.htm
>
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■編集後記(7/29)
・我が集合住宅はケーブルテレビサービス会社と契約しており、デジタル放送の受信はとっくに可能なのだが、テレビが未だにアナログで、ビデオとDVDプレーヤーはセットしているものの、ブルーレイ、ハイビジョンなど、誰かが「もったいない!」と叫ぶ類いの機器はまったく存在せず、デジタルのメリットとやらは享受できずにいる。2011年7月24日までになんとかすりゃいいんだろ。あと3年はアナログで結構と思っている。娘の家はだいぶ前からデジタル対応だが、あまりうらやましいとも思わない。テレビ画面にあまりこだわりがない、というのかな。前にも「ぢでぢ」と聞こえる、下品な響きであると書いた覚えがあるが、BPnet「SAFETY JAPAN」の連載コラム「我々の国家はどこに向かっているのか」(政治アナリストの花岡信昭さん執筆)でも、先日「『血出痔』はなんとかならないか」というすごいタイトルの記事があって、やっぱりそうだよね〜とうれしくなる。「この『地デジ』という略称はなんとかならないのか。『じでじ』ではなく『ちでじ』と発音するのが正しいのだそうだ。日本語の響きからすると、なんとも汚らしい言葉で、筆者などは『血出痔』と聞こえてしまう」「IT関係の用語に首を傾げたくなるような表現が多いのだが、理数系の頭では日本語として美しいかどうかといった感覚は働きにくいのだろうか。もし、『地デジ』の考案者がIT技術者なら、なるほどとうなずけるような気もする」。きれいなお姉さんたちが口を揃えて「ちでじ〜」と言わされるキャンペーン、とても気の毒である。そういえば、クイズでどこかの女子アナが3人揃って「2011年7月24日」を回答できなかった。懲罰ものだな。町を走ると薬局の幟に真っ赤な「ぢ」の文字、「ちでぢ」を思う。ぢといえば、ボラギノールの静止画で構成されたユーモラスなCM、大好きでいつも見とれている。「正直なお方…」なんて口に出したりして。使ってませんけど。(柴田)
< http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/y/119/
> 「SAFETY JAPAN」
< http://www.borraginol.com/cm/cm_index.html
> ボラギノールCM
・モモヨさんの。いまそんな場所があったら……。/相子さんの。あるあるある〜ですわ。直で仕事をすることはめったにないので、まったく支払われないことはないものの。しんちゃんは面白いし映画版は感動ものなのにね。戦うアニメや特撮の方が、まずいかな〜と思う台詞や動きがあったりする。まぁどちらも制限していないけど。/食育雑誌『ボンメルシィ!』の付録「アメリカンドッグ&アイスキャンディ型」。レシピを見るととても簡単そうなので、早速、甥一号と冷蔵庫にあったカルピスを使ってアイスキャンディを作ってみる。混ぜたり注いだりするのが楽しいんだよな。この型はドッグバーの収納まで考えられている作りで、もう一つ欲しくなっちゃったわよ。すぐに飽きるとは思いつつ。バリエーションレシピがそれぞれ10種ほどあって、どれもおいしそう。付録は同じでも幼児と小学生とではレシピが違うみたい。/プレゼントの当選確率高し。応募待つ!!(hammer.mule)
< http://www.benesse.co.jp/bonmerci/new/little/index_02.htm
> 幼児
< http://www.benesse.co.jp/bonmerci/new/school/index_02.htm
> 小学生
< http://fuwapiyo.blog93.fc2.com/blog-category-4.html
> 体験談