年末になると、今年を一文字であらわす漢字が公表される。2008年は『変』なのだそうだが、これには同意しがたいものがある。少しあいまいな気がする。
後の世の歴史家がこれを見た場合、Changeを旗頭に高揚する退嬰大国の様子をその属国がまねたようにとられかねない。いうまでもないが、『変』には英語Changeを意味するところがある。
もっとも『変』には軽度の『乱』という意味もあり、その部分では、相当に納得できる。もっと納得できるのが、変態とか「あの親父、少し変だよ」という類の『変』だ。
後の世の歴史家がこれを見た場合、Changeを旗頭に高揚する退嬰大国の様子をその属国がまねたようにとられかねない。いうまでもないが、『変』には英語Changeを意味するところがある。
もっとも『変』には軽度の『乱』という意味もあり、その部分では、相当に納得できる。もっと納得できるのが、変態とか「あの親父、少し変だよ」という類の『変』だ。
特にこの秋、少し変な親父が首相に就任してから変なことばかりが相次いで政治が動かない。口では「緊急事態」というけれど動かない。現実がどんどん悪化するのに動かない。これは、どうみても変であろう。いや、稀な、というか、異というか、いずれ尋常な話ではない。
というわけで『変』に部分的な賛意を示す次第だが、やはり納得がいかない。というか、現実が悲惨すぎるのである。来年の漢字が『革』なんてことになったら、気分も少しは晴れるだろう。そうなれば続けて『変革』である。
「今年の漢字は『革』」
そんなニュースを聞くためにも、私たちは生きていかなければならない。そう思うのである。私たち一人一人が『革』の字を胸に保っていかなければ実現するはずもない。
風たちぬ いざ生きめやも
である。
Momoyo The LIZARD 管原保雄
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