[2635] 無常の風

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<マジっすか、これ、真剣にヤバくない?>

■音喰らう脳髄[68]
 無常の風
 モモヨ

■アナログステージ[14]
 イヌでもできる!「快適な作業空間を作る part・1」
 べちおサマンサ

■Episode of ガテン系デザイナー[22]
 「娘とケータイ」問題決着
 相子達也


■音喰らう脳髄[68]
無常の風

モモヨ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090512140300.html
>
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奇妙な連休だった。

4月30日から5月1日に日付がかわって数分後、この正月頃から体調を崩して臥せりがちだった愛犬が静かに息をひきとった。犬種はチワワ。10年くらいしか生きてない。…静かな最後だった。

その日は、息子と娘の学校があったため、私ひとりで埋葬の手配をした。こうして我が家の連休が始まった。それが終わる6日の午後、どしゃぶりの雨の中、二人の子を連れ両国を訪ねた。国技館通りの南のどんずまり、国民的に知られた鎮魂の地、回向院を訪ねるためだ。愛犬を葬ったのがこの有名な墓所だった。

その日、訪れたのは葬送の読経に焼香し供養の塔婆を立てるためである。初7日には一日早いが、葬儀に立ち会えなかった子供達が「今回は自分達もぜひ愛犬を送りたい」そう言いつのるので、その意を汲むことにした。

雨のなか馬頭観音わきに塔婆を立て、すべてが完了した。

寺域を出る際、山門両脇に並ぶ竹の植え込みのあたり、立派な竹の子が幾本も頭を覗かせているのに気づいた。大都市のコンクリートにおおわれた地面の下、日の届かない中でさえ豊穣な命の芽吹きが用意されている、そう思うと何故か心が軽くなった。目に見えている命がその全てではない、そういうことだろう。

しかし、なんという連休だったろう。無常の風が吹いたとしか思われない。有名な彼のことは言うまでもない。それだけでなく、幾人かの知り合いが逝った。訃報を聞くたびに、新しい鎮魂歌を紡ぐのが生者の務めだ、そう強く思い返すしかない。

バンドのメンバーとも、よく別れ際に「死なないでね」なんて声をよくかけあうが、それは、とどのつまり、自分も出来る限り生きる、死なない、そういう意味が込められている。生きている限り、鎮魂歌をつむがなければならない。そう思っていたいものだが、正直に白状すると、私の場合、生者と死者の境界が曖昧になってきている、そんな感じがする。

30歳を過ぎた頃、やたら墓園に惹かれ、近隣の霊園をさまよったものだが、あの頃とはまた違っている。

逝った人々が皆集う、そんな帰るべき場所を身近に感じている、そう言えばいいのか。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>

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■アナログステージ[14]
イヌでもできる!「快適な作業空間を作る part・1」

べちおサマンサ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090512140200.html
>
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いや、イヌは出来ないと思います、たぶん。もしかすると出来るのかも知れませんが、出来るイヌを見たことがありません。それなのに、ゴールデンウィーク明け早々、こんな大袈裟なタイトルをつけて、すみません、すみません。

今年の3月初めに、吉井宏さんが、3週にわたって書かれていた内容と、かぶってしまうところもありますが、飼い猫が狩ってきた獲物を見せにくるよう感覚で読んでいただければ…。それと、環境によって、インストールからの詳細設定などが変わってきますので、あくまでも参考程度で読んでいただければ。

●Mac導入を促したワタクシの脂汗……

話はちょいと遡るんですが、いま現在、仕事とプライベートで、いつの間にかメインのような存在になっているMacBook(黒)。仕事上で使用しているアプリケーションの殆どが、Windows(またはMS-DOS)にしか対応しておらず、Mac OSとは縁遠いワークスタイルだったのですが、2006年の春頃にBoot Campの存在を知ってから、気になる「アイテム」のひとつになっておりました。

気にはなっていたものの、なかなか触手が伸びず、だらだらと燻っていたときに、Parallels Desktop for Macの存在を知り、対応できるOSの幅広さと、OS間の切り替えが容易なことから、Macを購入することを決定。現役マカーさんたちに、「手始めに何がいいですかね?」とご意見を伺いながら、最終的にMacBook(黒)に落ち着き、本体購入と一緒にParallelsも購入。

さっそく届いたMacBook(黒)にParallelsをインストールし、続けてWindows XP Pro版をインストール開始。ごく普通にWindowsのインストール画面が出てきたときは、「これは間違いなく、画期的に素晴らしい。」と、まだ使ってもいないParallelsの便利さに、ひとりで大喜びしていたのです。

なんの障害もなくインストールが終わり、Windowsで使っていたソフトたちもインストール。これも問題なく完了。しかし、この「すんなり加減」が、あとあと痛い目にあうとは、このときは知る由もなかった。ちょうどその頃、会社のパソコンを入れ替えする時期だったこともあり、うちの部署は一部を除いて一斉に、WindowsからMacintoshへ移行し、Parallelsの恩恵を受けた。

数日後、「たいへん、たいへん!これ、プログラム転送できないよ!」と、部署内の人間が騒ぎ始めた。見てみると、使用頻度の高いソフトで作ったプログラムがボードに転送できないのです。デバイスを調べてみても、動作としては正常に働いている、けど転送できない。ポートから何から、怪しいところをすべて探してみるも、まったく問題なし。そこに、「これ、もしかして、受け付けないサードパーティーがあるんじゃない?」と一言。

Parallels上のWindowsでは認識しているが、USBなどのデバイスはMacそのものが制御していることに気がついた。冷静というか、普通に考えれば「そりゃそうだ。」と思うところですが、あまりにも、すんなりと使えてしまったので、『仮想空間』ということが、ずっぽりと抜けてしまっていたのです。

Win-Mac共用の周辺機器などは問題なく動作するが、Win専用だとMac自体が認識してくれない、でも使用頻度の高いソフトはWin専用……。先のパソコン入れ替えで、前に使っていたWin機はサヨナラ。Mac導入を促したワタクシは、ねっとりとした脂汗を垂らすことに。

不幸中の幸いか、ノートパソコン3台だけは部署内に残したので、暫くはそのノートパソコンを、みんな使いまわして対応することに。案の定、残ったノートパソコンは、ワタクシに回ってくることがなかったので(申し訳なくて、回してもらえなかった)、家に転がっていたデスクトップを持ち込んで対応していたのです。その環境にも慣れてきたころに、Parallels 4.0の広告が目に止まった。

【DirectX 9.0とOpenGL 2.1のサポートにより、Windows 2000/XP/2003/VistaゲストOS上で、3Dアプリケーションや3Dゲーム、CADプログラムも動作します。さらに定期的なバックアップ機能、iPhone アプリケーションの提供など数多くの新機能を搭載すると共に、既存の機能も大幅に強化されています。】

もしかして、この精神的窮屈環境から脱出できるか?! と、迷うことなく広告をクリック。詳細を読んでいくうちに、今度こそ間違いない! 大丈夫だ!と、これまた迷うことなく購入しようと思った矢先、「ダメ。予算出せない。」と無情の却下をくらってしまう。

ケツの穴からため息が漏れること数日、CADを描いているときに画面が、クルクルと切り替わるようになった。USBポートの接触の問題であることは、すぐに理解できたが、あまりにもクルクルクルクルまわって、「精神衛生が大変よろしくないですわ、クルクル。」とmixiの日記で愚痴っていたときに、マイミクさんから、「VMwareいいすヨー」とコメントがついた。

忘れようとしていた矢先にこのコメントをもらい、個人で購入して大丈夫だったら、会社に押し通そうと、Parallels 4.0の購入を決定。DL版だとお安くなっているのだが、ソフトはパッケージ版じゃないと安心できないタイプなので、割高だけどパッケージ版で購入。

●Parallels 2.2から4.0へ……

さっそく手元に届いたParallels 4.0をつっ込んでインストーラを立ち上げると、[新しいバージョンのダウンロードとインストール]というボタンの横に、[ンをインストール]と表示してあるボタンがある。なんだこれ。なんでボタンが切れてるの? なんて書いてあるのか気になる。ひじょーに気になる。付属の超簡単書き説明書を読んでも、この中途半端に途切れたボタンのことは書いてない。

「重要なボタンだったらどうしよう…。」と考えることもなく、[新しいバージョンのダウンロードとインストール]ボタンを押す。またもや[Parallals Desktopをデスクトップにダウンロードしてい]という、ダイイングメッセージを書いている途中で、力尽きてしまったかのようなものが表示されている。なんだろう、すごく気になる。

お約束の項目を「はい、はい、はい、同意します、ハイ」と進めていく。前バージョンからのアップグレードになるわけですが、そのままアップグレードをするのは怖い。と思ったら、[バックアップしてから変換しますか?]と親切に表示されていたので、他のOSデータは社内サーバに置いてあるので消えても問題ないが、XPのデータはプライベートなものも、仕事進行中のファイルも入っているので、バックアップをとる。

19.3GB(人によって異なります)のデータをバックアップ開始。これは時間が掛かりそうだ。ひと眠りできそうな勢いだ。ぼけーとモニター眺めていても仕方ないので準備を始める。文化鯖を焼きながら、もし前のXPのデータがきれいサッパリ消えてしまったらどうしよう…と不安に思いながらも、「バックアップとっているし、大丈夫だよね…うん、大丈夫。」と自分に言い聞かせる。

豆腐の味噌汁を作りながら、「いや、パソコンに絶対はないからなぁ…、本当に消えていたらシャレにならんぞ。」と、だんだん心の暗黒面が顔を出してくる。バックアップが終わったと思ったら、今度は[仮想マシーンをアップグレードしています。お待ちください...]と表示される。「あら、さっきまでインストールしていたのって、なに?」と不思議に思いながらも、晩ご飯の仕度の続き。やっとさっとこ終わり、いよいよXPを起動の瞬間。

おお! 無事にアップグレードされているじゃないですか! よかったよかった。と喜んでいると、ParallelsToolsの動作がおかしい。とりあえずは、ParallelsToolsを再インストールしてみる。そしたら、また[仮想マシンをアップグレードしています。お待ちください...]と始まった。そんなに複雑なアプリケーションなのだろうか。こんなに時間かかるインストールは久しぶりである。

●デスクトップに鎮座していたファイルたちが……!

さっそくParallels 4.0の快適っぷりを堪能してみようと思い、XPのモニターを見つめていると、スッキリしている。そのスッキリ具合を理解するのに時間は殆どかからなかった。「うぉぉぉぉい! 仕事のフォルダやらファイルが全部消えているじゃないかYO! マジっすか、これ、真剣にヤバくない? ちょっと、なに?」…デスクトップに置いといたデータがキレイになくなっていたのだ。

あのバックアップ行為は、いったい何だったのだろう…。鯖なんか焼いてないで、サーバに焼いておいたほうが賢明だったのだろうか。それとも「ジョブズさまジョブズさまジョブズさま」って呪文唱えながら見守るべきだったのか。なくなってしまったものは仕方がない。というわけにもいかず、必死に探してみるも、見つからない。

心がぽっきりと折れてきたときに、とりあえずは、作業途中だった画像処理の続きをやろうと、Fireworksを立ち上げる。立ち上がったはいいが、『ライセンスが無効』…勝手にライセンス剥奪されていたのだ。もう、ガムテープでMacBookをグルグル巻きにし、ダンボールに詰め込んで、存在を永遠にシャットダウンしてやろうかと思ったのですが、冷静にライセンス認証のボタンを押してみると、すんなり再認証に成功。

もしや、他のアプリケーションもそうか? と、Office系など、普段メインで使用するアプリを立ち上げてみると、殆どがライセンス無効になっていた。これは再度、認証させればいいだけの話なので問題はさほどないです。先ほど立ち上げたFireworksで、「もしかして、作業していた画像が出てきたらいいなぁ、でてこないかなぁ、残ってないかなぁ…ハァ」と、淡い期待をしながら[ファイル]→[最近使用したファイルを開く]をクリックしてみると…。

いた! アップグレード前のデスクトップに鎮座していたファイルたちが、ずらずらと表示されているじゃないですか。淡く切ない期待が、WBCで逆転のヒットを打ってくれたイチローの再来だ! すぐにそのファイルをクリックすると、当たり前のように画像が表示されたのです。

ん? ちょっと待てよ? こいつたちはいったい、どこにいるんだ? 画像が保管されているディレクトリを辿っていくと、ファイルやフォルダたちが、思いもよらない場所に隠れていたのです。
→次回へ続く。

・Parallels Desktop 4.0 for Mac
< http://www.runexy.co.jp/enterprise/parallels4_mac/outline/
>

●いいとこ集めました! 手軽に簡単に『Posterous』

ネット界に、BLOGが登場して早ン年、個人WEB SITEや商用WEB SITEで、BBSを設置して意見交換などを交わしてしたのは、もう何10年も前に感じます。というワタクシは、2002年頃に一回手をつけただけで、そのBLOGも3か月も続かなかった淡い思い出が。

飽きっぽいこともあるが、多少カスタマイズできるにせよ、決まったテンプレートのうえに、テキストだけを連ねるというのが受付けなかったのです。ただ、あのお手軽さが、爆発的な需要を伸ばすきっかけになったことは間違いありませんが、「他人が用意したテンプレートなんぞ、誰が使うか、ふん。」と、ネットアウトローの道を進んでしまったのです。

その数年後に、友人からmixiの招待状を受け取るも、「そのテのものは、人間関係が面倒になるからやらない。」と入会しなかったのですが、その一年半後に、リアル弟の嫁からmixiの招待状が届いた。一度は断るも、「入るだけでいいから」と、断るに断れない雰囲気になってしまい、ついに足を踏み入れてしまう。ネットアウトローが、mixi依存症になった瞬間だった。

いま思えば、弟の嫁はただ単に、マイミクを増やしたかっただけで、ワタクシがmixiに入ってから数か月後には、完全放置になってしまっている。気がつけばmixiの閉鎖的な空間が妙に馴染んでしまい、mixi依存症が今度はネット鎖国状態に。

つい先日、『ショート・ストーリーのKUNI』の筆者さんが、mixiの日記で「画像がすっとアップできて、容量もそこそこあって、使いやすいブログってどこかしら? もう、引っ越そうと思ってるの」と、いま使っているBLOGに不満タラタラなことを書いていると、日記コメントに、「メールの感覚で…」とコメントと一緒に見慣れぬURLが書いてあった。

その日記にコメントも書かず、コッソリと読み逃げしながら、そのURLをクリックしてみると…。なにやら面白そうな臭いがプンプンしてくるじゃないですか。「ペリーだ!」と、瞬時に既存のBLOGとは違うと察し、しばらく続いたネット鎖国を開国し、アカウントの登録開始。その5分後には、初エントリーを済ませてしまう。そのくらい簡単。

それもそのはず、普段使っているメーラーから文章書いて、画像載せたかったら画像を添付して、アカウント(メールアドレス)へ送信するだけ。あとは勝手に更新してくれるという優れもの。ついでに、エントリーした記事にコメントが付くと、登録したメールアドレスにコメントが送信され、受け取ったメールにコメントを書いて返信すると、posterousのコメントが自動的に更新してくれる。そんな痒いところに手が届いているようなのが、ここ。

・posterous < http://posterous.com/
> ※英語のみ

GmailやHotmailなどのフリーメールからはもちろん、携帯電話などのモバイルからも、登録が可能。例えば、初めはメインで使っているメールアドレスから登録して、追加でGmailや携帯電話のメールアドレスを追加登録すれば、いつでもどこでも、同じように更新ができる。

他のBLOGでも同じような機能はありますが、『Autopost』という、Twitterや、Flickrなど、いま現在利用しているコミュニケーション・ツールなども同時に更新してくれる。また、グループ登録のように、メーリングリストのような使い方もできるが、これ、使い方によっては……。悪知恵が働く人が出てこないことを祈るばかり。

・posterousのFAQ < http://posterous.com/faq
>

上のFAQをご覧になっていただくと、アップロードできるファイルの種類が、かなり多いことに気がつく。中でもPDFがアップできるのは、かなり重宝。内容によっては、ついつい重くなりがちなPDFのファイルですが、メールサーバによって、添付ファイルが2MB以上あると、サーバに蹴られたりすることがしばしば。その都度、ファイルを分割したり、サイズを縮小したりと、歯の間にシーチキンが挟まった思いをすることが少なくないからです。

そんな煩わしい作業をしなくても、posterousにアップロードして見てもらえば、重くなったPDFを分割して送信しなくても済むようになる。仕事で利用するなら個人とは別のアカウントを取し、上記のグループ登録と合わせて利用すれば、使い道はとても広い。

●しかし、画像はどう入れるのかね、ポスタラス

さてさて、良いことばかり書いているような気もしますが、メーラーからエントリーする以外にも、当然、posterousが用意してくれている、デフォルトのエディタからエントリーもできます。が! これが実に使いにくい。何も考えずに使うのは、正直、厳しいという前に面倒。

基本画面はリッチテキストでのエディットになるのですが、日本語に対応していないとかではなく、エディタそのものが分かり難い。Gmailなどをお使いになっている方には、すんなりと馴染むのかもしれませんが、あちらこちらのBLOGと同じような感覚でできるかというと、そうでもないかと。HTMLで書くこともできるので、WEB齧っているかたは、そっちのほうが楽だったり。

ワタクシがアホなだけかも知れませんが、実は、このエディタを使って、どうやって画像を貼るのか、いまだに分からなかったり。どこを読んでもどこを探しても、貼り付ける方法が分からない。このエディタを使ってエントリーすることは、これから先もないとは思いますが、修正や画像追加するときに、知らないと不便なのは間違いない。

それでも、「やっぱり、せっかくエントリーするなら凝りたい。けど、難しいのイヤ。面倒なのもイヤイヤ。」という場合は、Gmailからエントリーするのはいかがでしょう。他のフリーメールを使ったことがないので、勝手が分からなくて申し訳ないのですが、Gmailのエディタに画像挿入の機能を付ければ、posterousが用意してくれている、アレなエディタより、ずっと使いやすいはずです。

・Gmail Labsの新機能:画像の挿入
< http://googlejapan.blogspot.com/2009/04/gmail-labs.html
>

「自分へメールを送ってWEBでアーカイブする。」そんな気軽な感覚で使ってみてはどうでしょうか。7年ぶりくらいに再開したBLOG、いい具合に更新しております。始めたかた、すでにposterousしているかた、『Subscribe』お待ちしておりますので、ポチ! と押してくださいね。

・べちおくんのposterous
< http://bachio.posterous.com/
>

・-posterous- mixiコミュニティー
< http://mixi.jp/view_community.pl?id=4260521
>

【べちおサマンサ】 pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマーであり、ナノテク業界の開発設計屋。
< WEB SITE:http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/
>

・読者の皆様、ご無沙汰しております、ゴールデンウィークはいかがでしたか?
ワタクシは仕事をしながら、会社の作業場(個人のラボ)を大掃除。電話も鳴らなく、捗る捗る。ラボも心もスッキリです。
・posterous.com なんて読む(発音)んだ、これ。という話題になり、ワタクシの周りでは、「ポストエロスコム」で定着の模様。/Parallels 4.0、使っていくうちに便利さを実感。と同時に???なところもたくさんでてきてます。次回、???な部分を詳しく書いていきます。

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■Episode of ガテン系デザイナー[22]
「娘とケータイ」問題決着

相子達也
< https://bn.dgcr.com/archives/20090512140100.html
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ご無沙汰しております。年末年始、年度末&新年度の更新が大量にブッキングしまして「死ぬか?」と思った相子です。こうしてデジクリに書いているので死んでません。しかし、この間までは瀕死だったため短めの原稿となっております、と言い訳させてください。

さて、その後の「娘とケータイ」ですが、大きな動きがありましたので報告します。携帯電話を手に入れた娘と様々な協定を締結してから、かれこれ一年。ケータイを子供が持つことによるメリットとデメリットがよく見えてきました。残念ながら、圧倒的にデメリットのほうが大きいです。

以前書いたとおり、使う時間は一時間、充電は私の仕事部屋、自分の部屋では使わない、事前に宿題・勉強を済ませる、というように使い方を決めました。時間制限されているということを友達にちゃんと伝えたため、使い始めの時のように、ひっきりなしにメールが来るということもなくなったのですが、やはりうまくいきません。

一時間制限内ではメールのやり取りが完了しない。友達のプロフなどを見て回っているうちに時間をオーバーする。他のことをしながらケータイをするので、半分上の空になる。そこで思い切って使用禁止にしました。「友達がいなくなる」「もう生きていけない」「不良になってやる」「家の壁に落書きするぞ」「お風呂洗うのやめるぞ」などと猛烈に反対されましたが、しばらく使うのをやめて様子をみることにしました。

急な連絡は電話で済ませるようになり(ケータイは電話なのにメールしかしないのはなぜだ)「ケータイなし生活」も定着してきたかと安心していたら、娘から「なんとかできないものか」と相談されました。プロフなど友達同士のコミュニティが出来上がっているため、その内容や書き込みを知らないと話についていけなくなったり、それらで了解事項となっていることを友達から聞かないとならず、面倒だしなんか疎外感を感じるというのです。

私はそれでいいと思いますが、友達との「その場」にいられないのはさびしいというのもわかります。そこで書き込みなどはMacBookでやらせることにしました。これもリビングで使い、弟と約一時間づつの使用としています(バッテリーが二時間弱もつのでちょうどよい)。

今は出かける時も持たなくなり、「ケータイ、ケータイ」と騒がなくなりました。ケータイは、ちゃんと使わせるよういろいろな制限ですめばいいのですが、なかなか難しい。柴田編集長も言っていますが、やはり持たせないことが一番だと思います。

【あいこたつや】aitatz@gmail.com

忌野清志郎が亡くなった。言葉が出ず呆然とした。その昔、高校時代の親友をボーカルにしてRCサクセションのコピーバンドをやっていた。RCサクセションの曲を演奏している時は、他とは違う高揚感があった。なので、4つのバンドを掛け持ちしていたのだが結構長くやっていたと思う。最近の反戦だ原発反対だっていう姿勢はいかがなものかと思っていたけど、第一級のソングライター、ボーカリストだった。いやロックミュージシャン…うーんなんか違和感あるなぁ。代わる者のない「忌野清志郎」だった。ご冥福をお祈りします。

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■編集後記(5/12)

象の背中 スタンダード・エディション [DVD]・「象の背中」をGW中のテレビで見た。「原作・秋元康、主演・役所広司、今井美樹で描く余命半年の父親と家族が紡ぐ愛と感動の物語……早くも地上波初放送」とテレ朝が予告を流していたが、事前の知識はこのうたい文句だけ。あの役所広司が余命半年の父親を演ずるのだから、もしかしたらすごい感動作かもしれないと少し期待しながら見た。しかし、身勝手な主役のご都合よすぎる展開で、こりゃファンタジーだよ。男の幻想だよ。まあ、秋元康原作というあたりでいや〜な予感はあったのだが。余命半年という前提からは、主役や家族がリアルな困難や問題をどう乗り越えて、満足いく死を迎えるかがテーマかと思ったら、ウソっぽいきれいごとのオンパレードではないか。絶縁していた兄とのシーンなど、一部にいいところが見られたものの、まったく共感できない内容だった。それにしても、どんな映画やドラマでも岸部一徳は得難い脇役である。男に愛人がいて、あろうことかホスピスに呼びつけるなんて設定も最低最悪で、女性観客から総スカンされて当然だ。秋元は産經新聞WEBで「女性読者には反感が多い(笑い)。でも僕はファンタジーを書いたつもり」と居直っている。いい気なもんだとしかいいようがない。貞淑な妻の鼻歌とか、娘が親に見せるチアリーディングとか、書いた手紙を読み上げるとか、居心地の悪い演出に辟易。この映画に愛と感動は、「ないと思います!」(柴田)
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・DTP Booster Vol.1。おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちの受付も終了です。Vol.2はアップルストア銀座、Vol.3はアップルストア心斎橋でやります。詳細はサイトをご覧ください(今日はスペースがない……)。mixiコミュニティでのコメントや参加表明お待ちしております! 協賛、運営スタッフも募集中です。ヘルプ アス!/清志郎さんが亡くなった。テレビをつけると、偶然お葬式の中継だったので、慌てて消した。無理です、受け止められません。自転車好きなところとか、親近感を持っていたりしたよ。ニュースで「セイシロウ」と言った若いアナウンサーがいたそうで、そうなんだ……と思ったり。三木たかしさんもショックだなぁ。/昨日はちゃーんとずれる、なんて書いたけど、止まっていた仕事が動き出して焦る焦る。ありがたいわ〜、お仕事があるからごはん食べられるんだもんね。とはいえ、イベントの準備やらこのメルマガやらでてんてこまいまい。他の主催スタッフや講師も忙しそうで、いつ眠ってらっしゃるのかわからないぐらい。イベント前日はちゃんと睡眠とるぞ〜!(hammer.mule)
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