[2665] DRIVE TO 2010

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<会社を抜け出して3時間の逃避観光>

■音喰らう脳髄[71]
 DRIVE TO 2010
 モモヨ

■アナログステージ[17]
 現実逃避を正当化する自己解析
 べちおサマンサ

■展覧会案内
 山中俊治ディレクション「骨」展

■イベント案内
 デジタルフォト&デザインセミナー 2009
 CSS Nite in Osaka, Vol.17

■セミナー案内
 a-blog cms 紹介セミナー
 平成21年度「大阪府デザイン・オープン・カレッジ」
 映画「MW-ムウ-」監督、プロデューサーが語る 製作誕生秘話!


■音喰らう脳髄[71]
DRIVE TO 2010

モモヨ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090630140800.html
>
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この秋、新宿ロフトで、30日間にわたるライブイベントが開催される。
< http://www.driveto2010.com/
>

そのサイトから、少々長くなるが、冒頭の文章をそのまま引用すると、

日本のライブハウス・カルチャーを確立した1979年の伝説的イベント「DRIVETO 80s」。100を越えるバンドが結集し、シーンの多様な収穫を新世紀に伝えた1999年の「DRIVE TO 2000」。

その「DRIVE TO 80s」から30年、「DRIVE TO 2000」から10年の節目をむかえる今年、ライブ・シーンにさらなる活力を呼び込むべく、DRIVEシリーズ第三弾「DRIVE TO 2010」が30日というロングラン・イベントとして開催される。東京ロッカーズに始まる日本のライブ・ロック・シーンの30年の歴史を踏まえ、その豊かな広がりを未来につなげる、ライブハウス・シーン最大の祝祭が始まる。

……とのことだ。サイトを参照してもらえばわかるが、30日間にわたるライブだ。当然ながら参加バンド、参加アーティストの数も膨大な数にのぼる。ために、ここでは紹介しない。上記サイト内に出演者リストが掲載されているので、ぜひ、そちらを参照していただきたい。

私のバンド、リザードは、楽日、つまりイベント最終日に登場する。11月11日、水曜日だ。

前回のデジクリでも書いたように、我がバンドは、今年、ファーストアルバムをリリースしてから30年目にあたる。この冬には30周年を記念して新作=アルバムをリリースする予定で、現在、その制作に励んでいるが、その発売を記念してのライブなのだ。ということもあって、当日は、前後半二部構成のライブを展開するつもりだ。

ちょうどサッカーの試合と同程度の長さだろう。

前回、サッカーのことで、他人事のような感じであれこれとボヤいてしまったが、今度のライブ、前後半を気を抜かず、がちがちにロックして終われば、もはや、それも愚痴ではなかろう。

体全体で思いっきりロックしてサッカー日本代表へのエールとしたい。

ロックだよ、ロック! ビートさえ忘れなければどうにかなるもんさ。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/
>

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■アナログステージ[17]
現実逃避を正当化する自己解析

べちおサマンサ
< https://bn.dgcr.com/archives/20090630140700.html
>
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●人の褌で相撲ならぬ、検証をとる。

先月から、プライベートの時間にも余裕ができてきたので、前々からお願いされていた、知人のお店のWEB SITEを作成し始めました。本来なら、お店のオープン前にアップしたかったのですが、ワタクシが出張やら海外からのクレーム(?)でカラダもココロも追い詰められていたので、半年後の今になって、ようやく着手しております。

よそのWEB SITEを作るのは、協力ベンダーさんのところを制作して以来なので、じつに三年ぶりのWEB作成です。その間に、WEB業界もスタイルも、三年前とはまったく違う世界に移り変わっているのは、周知のとおりです。「レイアウトから配色まで、好きに作っても構わないよー」と、WEB SITEの殆どを丸投げしてもらっているで、いろいろと試してみたいことを盛り込んでみようかと。

なかでも、ワタクシの中でいま一番興味がある、Open SSO(下記リンク参照)などのアイデンティティ・サービスを活用してみようかと。個人ショップ(WEB SHOPではない)で、そんな機能といいますか、必要性があるのかといえば、まったく必要ないんです。

実店舗の営業が安定し、WEB SHOPまで手を広げられた場合も考えて、はじめにテンプレートを作りこんでおいても損はないかなぁ…と。というのは建前で、いや、正直に書くと、知人のお店というより、知人を利用して自分で試してみたいだけなのだ。コンテンツ自体のページ数も、トータルで10ページあるかないか程度なので、メインコンテンツとは別に、いろいろと試してみる価値は十分だと、一人でウキウキしてます。

いまはまったく浸透しておりませんが、Open IDとはまた違った用途で活用が望めますし、二年後あたりには一般導入化が進んでることかと、勝手に予想しております。しかし、某社が提案しているOpen SSOの提供料金が、300マンからだそうで。そんなに頂いてしまっていいのだろうか…。

いや、別にワタクシが作るわけでもないし、所詮は他所さまの営業スタイルのことなんで、300マンだろうが3,000エンだろうが、どうでもいいんですけどね。300マンでも「おお、これは安いじゃないか!」と思えば安いのかも知れないし、経済価値観って人(会社)によって違うことも承知なんですけどね、元手(原価)がね、ほら……もにょもにょ。

・java.net
< https://opensso.dev.java.net/ja/
>
・Sun Microsystems - virtualfederation
< http://wikis.sun.com/display/OpenSSO/virtualfederation1_ja
>

●さぁ、逃避の準備を整えよう!

ということで、先週の火曜日(23日)、昼ごはんを食べたら急激に仕事をしたくなくなったので、「よく分からないけど、打ち合わせに行ってくる」と言い残して、鎌倉に散歩へ逃げ出しました。行き先はどこでもよかったのですが、車を走らせていたら湘南にいたので、「そうだ、鎌倉でも行ってみよう」と、気の思うがままに。

この日は、「仕事をしていても時間のムダ」と前日から分かっていたので、朝起きて、会社へ行くのもどうしようか迷っていたが、「会社を抜け出して遊びにいく」という背信行為が、これほどまで充実するとは。過去に、仕事中にイヌのオフ会に出掛けたり、個展やグループ展などに脱走したことは何度もあったのですが、観光に出かけたのは初めて。

時期も重なってか、平日にもかかわらず、大仏周辺の道路は観光客で賑わっており、あじさい寺(長谷寺)の紫陽花が見ごろとなっておりました。植物には疎いワタクシでも、なぜか心が落ち着く。仕事を勝手に抜け出しておいて、安らぎを満喫するのは他のスタッフに申し訳ないが、罪悪感はまったく感じていない。それどころか、抜け出して正解だと自己解析。

普段はこんなような感覚に包まれることは皆無なんですが、何かが脳を休ませてくれるのです。あの「空気」はいったいなんだったのだろうか。14時から17時までの、たった三時間の逃避観光でしたが、半日以上の時間が流れていた感覚でした。帰宅してからもホンワカとした「空気」が纏っており、ムスメから「どうしたの? ひとりでポワンとしちゃって」と言われる始末。

そこで、やはり働きすぎというのは、心も体にも悪影響があると、今さらながら、言い訳としてポジティブに考察してみた。誰しも「やりたくないとき」というタイミングはある。そこは社会人として、大人として、その場をぐっと堪えるのが正しいのかもしれないが、精神衛生がよろしくないうえに、そんな状態のときに、良いモノができるわけがない。

嫌がらせかイジメに近いような、短納期を強いられているケースは別として、通常生活で時間に拘束されるというのは、実際に殆どない。社内にも、切羽詰らないと本領が発揮できないタイプが居ますが、再考したりする時間を考えると、あまり余裕があるとも云えません。

ならば、仕事中でも、やる気が起こらない時間が生じてしまったら、ダラダラと作業を続けているのではなく、さっぱりと遊びに出掛けてしまって、心も体もリフレッシュしてから再開したほうが、効率が高まる! と、これまた勝手に自己解析して、鎌倉の余韻に浸りながらの翌日、びっくりすることが。

●正しい逃げ方を身につけよう!

やる気というか、創作意欲(ワタクシの場合は制作意欲ですけど)が、朝からムラムラと湧き上がってきた。お寺参りしたときに、「明日から、しっかりとやる気がでてきますように、海外からクレームが来ませんように、もう対応するのがイヤで仕方ありません、みんな元気で過ごせませすように、イヌの散歩中に一億円拾っても驚きませんので、どうぞ、安心して誘導してください」と、お賽銭箱に500円も入れた効果が表れたのだろうか。

清々しい気持ちで出社して、ラボに入ったとたんに、アシスタントからブツブツと怒られてしまった。そりゃそうだ、昨日の夕方まで、パネルの校正を、設計のほうに提出しなくてはいけなかったんだ、あはは。

その日も、あの「空気」が纏っているような感覚が抜けず、なにをやっても上手くいく。考えることも、すぐに手が反応してくれる。休憩時間に、近くの遊歩道で散歩してリフレッシュするのとは、わけが違う。会社勤めのかたは、仕事中に脱走するのが難しいかも知れませんが、自分に都合の良い言い訳を考えて、ぜひ、逃避してみてください。

といっても、周りに迷惑をかけないように、大人の逃げ方でどうぞ。逃避した夕方、専務が血眼になってワタクシを探していたようで、昼にバッタリ会ったら、ブツブツ言われてしもーたです。もう20円追加して、「専務がボクを探していませんように」ってお参りしておけばよかった。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマーであり、ナノテク業界の技術開発屋。
< WEB SITE:http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/
>
< Posterous:http://bachio.posterous.com/
> ←マメに更新してます。

・昨日一日で、デジクリのTwitterが凄いことになっていて、びっくりしました。というのも、「面白さの感性がちょっと違う」と、始めて三日間くらいでやめたTwitterに復活。いろいろ試しているうちに、Twitterよりも、Twitter絡みのクライアントのほうに触手が動く。とても面白いアイデアがたくさんありました。勉強になります。・6月16日配信の、武田瑛夢さんのコラムに同感。うちの会社は理系集団なので、なにをやるにしても「過程」を気にしすぎてダメダメ。はじめて触るものなら、自分で好き勝手に、感触がつかめるまで遊べばいいのだ。そこから学べるものは、とても大きいし、いつでも役に立つ引き出しになっているはず。

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■展覧会案内
山中俊治ディレクション「骨」展
< http://www.2121designsight.jp/bones/index.html
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090630140600.html
>
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会期:5月29日(金)〜8月30日(日)11:00〜20:00 火休
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区赤坂9-7-6 Tokyo Midtown TEL.03-34
75-2121)
入場料:一般1,000円、大学生800円、中高生500円、小学生以下無料
内容:デザイナーとエンジニアの視点を持って活躍する山中俊治を展覧会ディレクターに迎え、洗練された構造を持つ生物の骨をふまえながら、工業製品の機能とかたちとの関係に改めて目を向けます。キーワードは「骨」と「骨格」。12組の作家による作品に触発されながら、「未来の骨格」を探っていきます。

◇クリエイターズトーク3「バーチャルな骨」
日時:7月4日(土)14:00〜16:00
出演:中村勇吾(THA)、緒方壽人、五十嵐健夫、中谷日出
場所:21_21 DESIGN SIGHT B1 ロビー
参加費:無料(但し、当日の入場券が必要)
定員:着席は先着80名(サイトから予約)立ち見可

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■イベント案内
デジタルフォト&デザインセミナー 2009
< http://www.info-event.jp/adobe/pscs4/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090630140500.html
>
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会期:7月31日(金)〜8月1日(土)13:30〜18:40 開場12:30
会場:ラフォーレミュージアム六本木(東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル B1F TEL.03-6406-6378)
対象者:プロフェッショナルフォトグラファー、ハイアマチュアカメラマン、グラフィックデザイナー、Webデザイナーおよび映像クリエイターなど
定員:各日とも700名/7月31日(金)、8月1日(土)ともに同じ講演内容
参加費:無料(要事前登録)
主催:アドビ システムズ 株式会社/玄光社「コマーシャル・フォト」

Photo Session/講演タイトル:未定 講師:未定
Movie Session/Adobe Photoshop CS4で生み出すビジュアル・マジック
講師:トーチカ
3DCG Session/Photoshop と 3DCG ソフトウェア、Autodesk 3ds Maxで広告デザインを進化させる
講師:有限会社ディアル 代表取締役 CGディレクター 山岸純
Adobe Session アイディアがビジュアルになる瞬間(とき)
Photoshop CS4でどのように作り上げるか
講師:有限会社クリーチャー 代表 CGクリエイター・フォトレタッチャー 栗山和弥
デジタルフォト&デザインセミナー 2008レポート
< http://www.genkosha.com/dpds/
>

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■イベント案内
CSS Nite in Osaka, Vol.17
< http://osaka.cssnite.jp/vol17/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090630140400.html
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CSS Nite 大阪版として、地元運営に切り替わり初の有料版セミナーイベント、「CSS Nite in OSAKA, Vol.17 powered by KAGOYA Internet Routing」を開催します。今までは、主に「CSS、マークアップ」をテーマにしたセッションが多い中、あえてそこにとどまらず、Webという業種に関わる色々な事を幅広く見つめて、「楽しい」と思えるテーマを揃えました。(案内より)

日時:7月18日(土)14:30〜19:30
会場:大阪産業創造館4Fホール(大阪市中央区本町1-4-5)
費用:一般4,000円、学生2,000円(要証明書)/懇親会参加は別途
定員:150名

内容:
「ロールオーバー今昔物語(仮)」鷹野雅弘
「Blog & CMSをPCへインストール! 〜AMP環境でオフライン制作〜」吉岡和彦
「コンピュータ解説書の生まれるまで、と生まれてから(仮)」角竹輝紀
「アニメ漫才が生まれるまで」アキラボーイ
「やめられないとまらない jQueryことはじめ」三島輝彦
「猿でもわかるFlash Lite講座」マンハッタン(よしだゆたか・岡田昇三)

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■セミナー案内
a-blog cms 紹介セミナー
< http://www.a-blogcms.jp/seminar/intro/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20090630140300.html
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正式版がリリースされたa-blog cmsの基本的な機能を、実際にカスタマイズして運用されているサイトを例にわかりやすくご紹介します。(サイトより)

日時:7月10日(金)13:00〜17:00
会場:(株)KDDIウェブコミュニケーションズ 6Fセミナールーム(東京都千代田区麹町3-6)
費用:無料 定員:40名

日時:7月20日(月)13:00〜19:00
会場:(株)ジャパンライフ 本館10F 1010(大阪市東淀川区東中島1-18-5)
費用:無料 定員:40名

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■セミナー案内
平成21年度「大阪府デザイン・オープン・カレッジ」
< http://www.pref.osaka.jp/oidc/college/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090630140200.html
>
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「大阪府デザイン・オープン・カレッジ」は、昭和63年以来、様々な産業分野で活躍されている方々を対象に、デザイン活用やデザイン開発に欠かすことができない知識・技術を習得していただく機会の一つとして開講し、多くの受講者の方に大変満足いただいております。
平成21年度は、3つのコースを8月から順次開講いたします。(案内より)
申込・問い合わせ:
< http://www.pref.osaka.jp/oidc/
>
大阪府産業デザインセンター オープン・カレッジ係
TEL:06-6949-4791 FAX:06-6949-4792 メール:info@oidc.jp

◇ブランド戦略入門「大不況にどう立ち向かうか」(講義+演習)
ブランドとは何か/ブランドマネジメントとはどのようなものか/ブランドを構築するには/ブランド戦略の成功事例/「大阪」ブランドを再構築する

◇デザイン発想 インダストリアルデザイン編「売れない時代の商品開発発想法『行為のデザイン』」(講義+演習)
開発手法の解説と事例・「行為のデザイン」というユーザーのシーン解析法を用いたデザインを、事例を交えて探る/特定ユーザーのシーンを観察し、そこから起こりえる問題をデザインで解決し、トーナメント形式でその成果を競う

◇現代に生きる匠の技「伝統建築に生きる匠の技」(現地講習)
・社寺建築に生きる匠の技「大阪市内、堺市内にて現地講習」
・左官に生きる匠の技「京都市内にて現地講習」
・社寺装飾に生きる匠の技「京都府八幡市 石清水八幡宮にて現地講習」
・鬼瓦に生きる匠の技「奈良市内にて現地講習」

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■セミナー案内
映画「MW-ムウ-」監督、プロデューサーが語る 製作誕生秘話!
< http://www.dhw.ac.jp/c/mw/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20090630140100.html
>
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日時:7月13日(月)20:00〜21:30(19:50開場)
会場:デジタルハリウッド大学・秋葉原メインキャンパス(東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル7階)
料金:無料(定員100名、先着申込み順)
内容:世界中から愛され続ける、漫画界の巨人・手塚治虫。その中で発売当時、内容の過激さや、テーマの衝撃性から“禁断の問題作”、“映像化は不可能”と言われてきた作品『MW-ムウ-』。今回、デジタルハリウッド大学では『MW-ムウ-』の岩本仁志監督、松橋真三プロデューサーをお招きし、映画の誕生過程、製作プロセス、作品の見所、監督、プロデューサーの役割などを語っていただきます。高校生・一般の方の参加も可能となっております。ぜひ奮ってご参加ください。(サイトより)

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■編集後記(6/30)

・べちおサマンサさんから、書き上げていたコラムが神田さんの「リツイートの時代!」とおもいっきりかぶってしまったので、新たに書き直すためしばらくお待ちを、という連絡を昨日の午後にもらい、その狼狽ぶりがうかがえました。わたしもそういう体験したことあります。運が悪かった。お気の毒でした。/クリエイターのためのアートマネジメント―常識と法律作田知樹「クリエイターのためのアートマネージメント 常識と法律」を読む(八坂書店、2009)。著者はボランティア法律家による芸術支援NPO「Arts and Law」代表。1979年生まれ、東京藝術大学出身の行政書士。クリエイターとして仕事をするための基礎を学ぶ、法律や契約についての不安をやわらげる、クリエイターの権利と倫理を考える─こうした諸問題を扱い、役立つ回答を開かれた形でシェアするのがこの本の狙いだという。第一部は「独立クリエイターとしてスタートするのに必要な基礎知識」で、筆者がクリエイターとして、法律によるクリエイティブな活動支援経験時から得たインサイダー情報。第二部は「クリエイターに共通する法的リスクと回避法」で、クリエイターにとって最低限必要な法的センスを説明する。第三部「芸術と法のケーススタディ」では、「Arts and Law」の無料相談に寄せられたクリエイターからの相談のうち、特徴的なケースを中心にとりあげ、読者とシェアする。というように、「シェア(対価性の低い交換・提供〈互酬〉」が特徴である。一緒に悩みをシェアしつつ、専門的な知識に基づく正確な情報のシェアを心がけるというNPOが、活動の中で直面した問題や直接見聞きしたことをまとめた本だ。法律の専門用語が少なくわかりやすく、具体的な事例が興味深い。たとえば委託・受注納品制作の流れを追い、この段階では最低限、ここまでは決めておくべきだという注意が示される。クリエイターにとって非常に役立つ情報だ。まえがきで筆者は「法的な問題に悩んで相談してくるクリエイターの多くが、実際は、クリエイティブな仕事の進め方の基礎知識や、ビジネスにおけるコミュニケーションの常識を理解できていない」と確信したという。一昔前、わたしがクリエイターの法的トラブル解決の支援をしていたころ感じたことと同じだ。あの当時より、クリエイターをとりまく環境は厳しくなったと感じるので、意義ある出版だと思う。この本は読みやすい設計だが、そのためにページが増えて価格が高くなっている。新書判で楽々入るテキスト量だ。若いクリエイターのためにも、もっと安価なスタイルで提供して欲しかった。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489694934X/dgcrcom-22/
>
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・11/11か。メモメモ。/同じネタでも良かったのに〜と思いつつ、Open SSOの話がもっと聞きたかったり。OpenIDは使っている。確か海外でもOpenIDらしきものを作った覚えがあるんだけど、詳細を忘れてしまった……。/Dropboxラブである。一日一度、データをクローンさせているが、進行中の仕事データはDropboxを使ってバックアップ。落雷があろうが、HDDが飛ぼうが他のパソコンから作業再開が可能。Dropboxと同等の機能はもちろん、iPhoneやWindows Mobile機との連携ができるという「SugerSync」を試してみた。Dropboxだと決められたフォルダしか同期できないが、こっちは外付HDDの既存フォルダを指定できる。共有用フォルダにはIDとPWがかけられる。100GBプランならDropboxより年50ドルほど安く、Dropboxにはない250GBプランまである。iPhoneやWindows Mobile機との同期には、それぞれのデバイスでのアプリのインストールが必要。下のアドレスをクリックして申し込んだら、無料コース2Gのスペースに+500MB。私のアカウントにも+500MBって話なので、良かったらぜひ! キャンペーンは7/15まで。しばらく併用しながら試してみる予定。(hammer.mule)
< https://www.sugarsync.com/referral?rf=egtah2f4wjsep
>
+500MBで2.5GBの容量ゲット。
< https://www.sugarsync.com/sync_comparison.html
>
DropBoxやMobileMeとの違い一覧表