《発表会に疑似参加》
■KNNエンパワーメントコラム
iPad発表のiPhoneによるUstream放送を1万6000人でのぞき見する
神田敏晶
■クリエイター手抜きプロジェクト[230]電子書籍編(3)
仕組みを知ると「がっかり?」
古籏一浩
■電子浮世絵版画家の東西見聞録[100]最終回
伊坂芳太良展/鯛のカルパッチョとバジルソース
HAL_
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■KNNエンパワーメントコラム
iPad発表のiPhoneによるUstream放送を1万6000人でのぞき見する
神田敏晶
< https://bn.dgcr.com/archives/20100201140300.html
>
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KNN神田です
米国時間2010年1月27日(水)10:00(日本では2010年1月28日3:00)ついに、「iPad」が紹介された。
当日、twitterで一人で中継みるのもなんだなぁ...と思って、「一緒に見ませんか?」と、ツイートしてみたところ、一気に話しが大きくなって、原宿にある「サンシャインスタジオ」< http://www.sunshinestudio.jp/
>で、みんなで視聴することとなった。
twitterの強みは、企画するだけで、いや企画のネタをふるだけで、場所探しから集客まですべて完了してしまう。やったことといえば、< http://twtvite.com/
>に新たなイベントトピックを建てたことだけだ。さらに企業・個人からのプレゼントも集まった! フォーカルポイント、豚組、スワロフスキー、個人のブルートゥース、リンゴソースのグッズに至るまで。
深夜の23:59からであったが、足の便がいいのか総勢50名のイベントとなる。またキャッシュオンデリバリーの店舗のため、幹事が会計をまったく気にすることがない。ネット無線LANプロジェクター、マイク...。いたれりつくせりだ。当日の朝から12時間後にイベントだ。
集まった人たちで、朝まで討論。もちろん、参加者はアップル好き。元アップル社員やアップルの部長職だった人も解説に加わる。
アップルの新製品発表の公式ストリームがなかったので、参加者がそれぞれの情報を集めて、会場でその情報を共有する。大半が英語なのだが、フォーカルポイント、フランク恩田さんのリアルで絶妙なる英語同時通訳。松村太郎 @taromatsumuraさんや佐々木博 @hiroshさんのコメントも続く。
神谷町で開催された同様の発表視聴イベントもこちらにもUstream上でCoHost(ピクチャーインピクチャーにての放送)しながら互いの情報を知る。
深夜3時となり、いよいよ発表開始となった。以外にも早い時間帯に「iPad」と発表され、会場内は騒然!「iTablet」や「iSlate」の名は、この瞬間から死語となった。この展開の早さが気になる...。
「iPad」という名前を聞いて、なんとも「iPod」とまぎらわしいと思った。しかし、次の瞬間、「iPhone」と「iPad」が登場すると、「iPod」というカテゴリーが世代交代するような気になった。iPodはもう、「touch」か「nano」「Shuffle」のみで通用すると感じた。さらに、「iPhone」が、すでに電話としての機能を代表していないので、近い将来「iPhone」というカテゴリーですら時代にそぐわなくなっていくことだろう。
「iPhone」の名称は、すでにiPod Touchの電話付きということでの差別化で投入されたが、実はもう電話ではない。あくまでも、機能をわかりやすくカテゴライズした名称である。近い将来、「iPhone」の名称も死語となることだろう。
インターネットは、一般に普及するためには、必ず電話回線に間借りし、依存して成長してきている。ADSL登場しかり、3Gネットワークしかり。その成長の中で、セキュアな無線LANが確実に増えてきている。世界のどこでも無線LAN接続は、そんな遠い世界の話ではないと願いたい。
もしかすると、「iPad」という新しいホームユースのカテゴリーで、順次、表記が変わっていくのかもしれない。「iPad nano」や「iPad Shuffle」がiPodやiPhoneの世代を超えて登場するのだろうか?
さて、会場では、iPadの仕様が五月雨式に、海外サイトに登録されたものを会場で翻訳されてシェアされていく。誰が決めたわけではないが、一番早く集積できるプロジェクトになってきた。まるで、疑似的に会場近くのプレスルームで発表を耳にしているようなものと変わりない。
参加者の一人が、iPhoneからUstream.tvで現地の発表会をライブ撮影している人の映像を教えてくれた。かなりステージに近い席だと思うが、iPhoneからのライブ映像は、明暗がくっきりしているステージ映像を生放送で伝達するにはかなり厳しい。しかし、我々は唯一のそのライブ映像に見事に食いついた。揺れている映像、ハレーション、ピンボケ。しかし、見事にリアリティを感じる。
映像のストリームは、1万人を超えた。武道館の満員の聴衆がひとつのiPhoneをのぞき込んでいるという状態だ。最終的にそのピークは1万6000人を越えた。東京ドームの半分の人でひとつのiPhoneをのぞきこんでいる...。
しばらくして、プツリと映像は切れてしまった...。みんな何が起きたかはわかっている。バッテリー切れだ。おそらく、全世界でどれだけの人が、その人にバッテリーを供給したかったことだろう。他のライブサイトでは16万人の視聴者を集めていた...。
朝方になって、one more thingもなければ、引退発表もなく、無事発表は突然というくらいあっけなく終わった。スポンサーのじゃんけん大会も終えた。
終わってみて考えると、変なイベントだ。
世界の誰もが、その日以降であれば、アップルの発表は、Apple.comのサイトからクリアな映像で視聴することができる。スペックもすべてわかる。
< http://www.apple.com/jp/ipad/specs/
>
なぜ、そこまでして...? 我々はそこに集まったのか? それはライブを一緒に体験したかったからだ。ネットの向こう側で一人で見ても情報は一緒だ。しかし、そこに好きな人が集まり、一緒に「共感」することにより、発表会に疑似参加したような感覚になれた。
イベント終了後、寝不足の状態で、サンシャインスタジオを後に、それぞれが平日の朝の自分の職場へと向かっていった。疲れた顔ではあるが、皆一同に満足感を持ち帰れたようだ。
おそらく、3月27日前後の発売日には、同じようなイベントをやってみたいと思うに違いない。ビジネスイベントであればそうはいかないが、趣味イベントであれば、ノーリスクで開催できる時代になった。それを今度はライブストリーム(ダダ漏れ)で楽しめる。テレビ放送とはちがったところでライブ産業が勃興している...。
KandaNewsNetwork,Inc.< http://www.knn.com/
>
〒251-0037 神奈川県藤沢市鵠沼海岸7-10-12 グランドソレーユ105
KandaNewsNetwork,Inc. 代表取締役 神田敏晶
Mobile 81-90-7889-3604 Phone81-3-5458-6226
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■クリエイター手抜きプロジェクト[230]電子書籍編(3)
仕組みを知ると「がっかり?」
古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20100201140200.html
>
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今回は、電子書籍の制作に使った自動処理の仕組み(仕掛け)について説明します。スクリプトを使って自動レイアウト処理を行っている、と書くと、知らない人からすれば、さぞかし凄いことをやってると思われそうです。しかし、こういう仕組みの部分のタネをあかすと、ガッカリされたり「な〜んだ」と言われることもあります。ここらへんは手品師のトリックと同じで、タネが分かってしまえば非常にくだらない部分かもしれません。
自動レイアウトしているといっても、用意されたテキストや図版を自動認識して、いきなりInDesignに割り付けるわけではありません。基本的には従来の書籍と同じ手順で作成していきます。前回も書いたように、従来の書籍であれば以下の手順で進みます。
(1)執筆作業
(2)レイアウト作業/前処理も含む
(3)校正作業
(4)印刷〜配本
一般的な書籍の場合、(1)が終われば(2)〜(3)の繰り返しです。ただ後から原稿を追加したりすると(1)〜(3)の繰り返しになります。一般的な書籍のように分業されていれば、ライターは校正して編集者に返すだけですが、自分で全部処理する場合には結構な量になります。特に自動レイアウトされたものを手作業で修正する、というのは好ましくありません。これだと、自動的に流し込みを行い手作業でレイアウトするのと、たいして変わらない作業になってしまうからです。
そこで、手順を以下のように変更して、レイアウト前に校正を行うようにしました。
(1)執筆作業
(2)校正作業
(3)レイアウト作業/前処理も含む
(4)印刷〜配本
この校正も、人間のチェックはなるべく避けて、校正ソフトで行うようにしました。今回使用したのは、ジャストシステムから発売されている校正ソフトJust Right! 2です(昔買ったので古いバージョンのまま)。
Just Right!
< http://www.justsystems.com/jp/services/abs/product/justright/
>
これで完璧に校正できるわけではありませんが、かなりの確率で誤字脱字、ミスなどを防ぐことができます(最新版なら、もうちょっとミスを軽減できるかもしれません)。
この校正作業のため、スクリプトが2つに分かれているわけです。この段階でのスクリプトは、フォルダ内にある原稿のテキストファイルを収集して、ひとつのファイルにまとめあげることです。ひとつのファイルにすると、校正ソフトでのチェックが簡単/高速になるためです。また、この時点で後々のレイアウト作業がしやすいように「タグ付け」を行っておきます。ただし、ここでのタグはInDesignタグではなく独自のものです。
執筆する際の負荷を軽減するため、元となる原稿にはタグがありません。実際の原稿は以下のようになっています(これで1ファイル)。
---------------------------------------------------------------------
■アプリケーション名を求める
アプリケーション名を求めるにはアプリケーションオブジェクトのnameプロパティを参照します。Adobe Illustratorの場合、バージョン名などは含まれず「Adobe Illustrator」の文字になります。スクリプトが必ずIllustrator上で動作するようにしたい場合や、他のAdobeアプリケーションと共通で処理し、一部だけIllustrator独自の処理を行うような場合に利用します。
サンプル1ではアプリケーション名をアラートダイアログに表示します。
●サンプル1
// アプリケーション名を表示
var aName = app.name;
alert(aName);
【図】
1.psd
---------------------------------------------------------------------
元原稿にタグを付けないのには理由があります。過去に出版した書籍のうちいくつかは、タグを付けて原稿を書いています。そのひとつが、技術評論社から出版された「JavaScriptポケットリファレンス(第二版)」です。
JavaScriptポケットリファレンス(改訂第二版)
< http://www.amazon.co.jp/dp/4774107794/
>
これは、元の原稿に独自のタグをつけて執筆したものを編集者に提出し、編集側で段階を経てQuarkXpressのタグに変換して、一気に流し込んでレイアウトする、という方式でした。編集側は非常に楽になりますが、書く側としてはタグを付けて書かないといけないので執筆速度が落ちます。また、タグ付けでミスがあるとレイアウト全体が崩れてしまうというデメリットもあります。他にもタグ名を忘れるというオチもあります。
そこで、基本的にタグを付けて執筆するのはやめました。これにより、ごく普通に原稿を書いていくだけになり、非常に楽に進めることができました。
ということで、続きは次回。
〈発売中/販売目標まで、あと2冊〉
・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/
>
【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
ちなみに、テキストエディタやワープロで書く以外に、データベースを使って書くという方法もあります。技術評論社の分厚い書籍で(確か)Microsoft Accessを使って書かれたものがありました。
知らぬ間にKindle for PCなんてのが出てました。
Kindle for PC
< http://www.amazon.com/gp/feature.html/?docId=1000426311
>
iPadの次は、もっと薄くなって電子ペーパーになって名前がiPaper。iPaperあるかと思って検索したら、iPapersというアプリケーションがありました。
< http://www.apple.com/jp/downloads/macosx/science/ipapers.html
>
これも電子書籍の端末として使える?
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00312M05C
>
こつこつと4K素材撮影してます。Nikon D1Xは58,000枚くらいで壊れたけどEOS5D mark IIは7万枚以上撮影していますが全然壊れません。結構頑丈にできているようです。
・4K フリー映像素材
< http://footage2.openspc2.org/HDTV/footage/HD/4k/
>
毎度おなじみASCII.jpの連載もよろしく。
・Adobe BridgeのJavaScriptでXMLを操作しよう
< http://ascii.jp/elem/000/000/491/491567/
>
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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[100]最終回
伊坂芳太良展/鯛のカルパッチョとバジルソース
HAL_
< https://bn.dgcr.com/archives/20100201140100.html
>
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●ふたつの伊坂芳太良展
1960年代、細密な線画で日本国中を包み込み、あっという間に逝ってしまった伊坂芳太良。ペロの愛称で親しまれた彼の作品は、流れるような線、ダイナミックな構成、そして彩度の高い色使いの孤高の絵でした。当時、学生だった私のあこがれの存在で、その線を真似てよくイラストを描いたものでした。その伊坂芳太良原画展が都内に二カ所で行われていますので、先週末にハシゴしてきました。
はじめに行ったのは、イラストレーター「ペーター佐藤」さんの「PATER'S Shop and Gallery」です。
「Pero 伊坂芳太良原画展」
1月29日(金)〜2月10日(水)木休
< http://www.paters.co.jp/schedule/2010/20100129.html
>
< http://www.paters.co.jp/index.html
>
Galleryは原宿から新宿よりにちょっと離れた、むかし寛斎ショップがあった付近にあります。Galleryは目立たない入り口の奥にある、二階建ての洒落た佇まいです。一階には原画が数点と印刷物が展示されています。入り口すぐ右側にある階段を上った二階には原画が10数点と印刷物が10点ほど。私は今回、一階で伊坂さんの原画をはじめて目にました。
< >
伊坂芳太良は、60年代後半にイラストレーターとして、ファッションブランドEDWORSの広告に登場しました。当時、学生だった私はその広告イラストのエロティシズムと不思議な存在感に圧倒され、その後も様々に展開される彼の作品を見続けたものです。その頃活躍していたイラストレーターには横尾忠則、宇野亜喜良などがいて、文壇には五木寛之がいたのです。
異彩を放つ人物が、様々なステージで湧いて出てくるような時代でした。舞踏家として活躍する土方巽、赤テントの唐十郎、天井桟敷の寺山修司、黒テントの佐藤信、浅葉克己、石岡瑛子、篠山紀信、丸山明宏(美輪明宏)、伊丹一三(伊丹十三)、そして三島由紀夫。私は学生の身で、その時代の少し後の人間なのでメディア(当時は紙媒体中心)で見るしかなく情報は乏しかったのですが、彼らの作りあげる世界のパワーをピリピリと感じ、すべてがあこがれの存在だったのです。
今あたり前のように使われる、デザイナーやイラストレーター、アートディレクターなどのカタカナ用語もその時代にできたものですが、私自身はすでに世の中にあるものとしての認識でした。それほど、急激な勢いで浸透した言葉、そして仕事だったのです。そんな中で伊坂芳太良と五木寛之が出会うのも当然だったのでしょう。そして、作りあげた作品が「奇妙な味の物語」という一冊の本でした。今その本が復刻されて再びよみがえり、青山ブックセンターで原画展が開催中です。1月30日には、五木寛之のトークイベント「時代を作ったアーティストたち」が開かれました。
< >
『奇妙な味の物語』伊坂芳太良原画展
1月27日(水)〜2月9日(水)青山ブックセンター本店
< http://www.aoyamabc.co.jp/15/15_201001/gallery_20100127.html
>
トークイベント会場はフラットで少人数、講演者の手の届く距離感という事もあり、五木寛之氏さん普段は話さないというプライベートな事柄から、かつての時代の人々、出会いなど、気の向くままに話を綴っていました。彼の若かりし頃と私は時代が少しずれているのですが、共通する場所や時間があり、話し上手な五木さんの話に引き込まれていきました。
伊坂作品に話を戻しますが、彼の作品は原画と印刷物の差異がほとんどないという事にビックリしました。もちろん当時はDTPはなく、イラスト部分以外は写植を切り貼りした原稿なのですが、それを外すと、ポスターその他の印刷物もどちらが原画なのか見分けの付かないほどのクオリティーを保っているのです。当時の印刷は、職人技でカラーインクの発色を再現していたようです。今のデジタルデータは、はじめから印刷では色が違う事を前提にして作業しているのですが、何かが間違っているのではないかと感じてしまいます。
絵についてもう少し書きたい事もあるのですが、会場で出会った人の話をしたいと思います。それは、当時の伊坂さんの作品にベタ惚れして、グッズを製作した人です。彼女は個展を開いていた伊坂芳太良に偶然出会い、その場で彼の作品を商品展開しよう思いついたそうです。当時を知る人は、伊坂作品が突如として数多くのグッズとして市場に現れたのをご存じだと思います。その仕掛け人です。
彼女は、原宿にある伊坂さんのアトリエに作品を取りに日参していたのですが、その場所というのが現在の「PATER'S Shop and Gallery」だったのです。ちなみに隣に田中一光氏が居たそうです。伊坂さんは非常に気さくな人でよくおしゃべりをしたそうです。そして多くの仕事を抱えていたにも関わらず、納期は完全に守り通したそうです。五木寛之さんの話の中にも、それはありました。伊坂芳太良の写真はほとんどこの一枚につきるというものしかないので、見た事のある方もいると思いますが、目の前に糸紡ぎの輪があるという不思議な和の空間です。撮影場所は現ギャラリーの二階、彼のアトリエです。
そして伊坂さんの奥様は「PATER'S Shop and Gallery」のオーナーである、故ペーター佐藤さんの奥様の妹なのだそうです。そんな血縁もありながら、伊坂芳太良とペーター佐藤は一度も会った事がないままに、二人とも生き急ぐように逝ってしまったという不思議な関係です。五木さんの話では「そのまま突っ走っていった人は皆短命で、私のように矛先をかわしてきた人間は、皆うまく生き続けている。美輪明宏や篠山紀信のように」との事でした。
───────────────────────────────────
◇本日のお薦めYouTube Music
今回はペロの活躍していた時代、世界中を嵐の渦に巻き込み、ペロ同様にあっという間に去ってしまったアメリカンロック・クイーン、ジャニス・ジョプリンの紹介です。
彼女は「◇本日のお薦めYouTube Music」で紹介させて頂いた、ジミ・ヘンドリクスとほぼ時を同じにして現れ、去っていき、その死因もジミ同様に謎とされています。ジョージガーシュウィンの作ったスタンダードナンバーであるサマータイムを、彼女の個性で歌いあげた声を聞いた瞬間、私の脳裏に鮮烈なショックが残され、未だに彼女の歌声は時代を超えたパワーを継続させています。この詩って本来は子守歌なんですよね。
ジャニス・ジョプリン(Janis Joplin、1943年1月19日─1970年10月4日)
< http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャニス・ジョプリン
>(Wikipedia)
Janis Joplin - Summertime (Live Grona Lund 1969)
< >
Janis Joplin - Cry Baby (live in toronto 1970)
< >
Janis Joplin - Get it while you can
< >
Janis Joplin - A Woman Left Lonely
< >
その他の女性シンガーが歌いあげる「サマータイム」
Billie Holiday
< >
Ella Fitzgerald
< >
───────────────────────────────────
◎本日の料理:鯛のカルパッチョ
脂肪分の少ない白身の魚「真鯛」は、冬から春にかけてが旬です。冬を乗り切るために身にしっかり脂肪を蓄え、春の産卵を迎える直前です。美味しいのは当たり前の時期なのです。今日はこの真鯛を使ったカルパッチョをご紹介します。本来カルパッチョは牛肉を使った料理ですが、白身の魚を使ってスパークリングワインと共にサッパリと頂くのも良いですよ。
・鯛のカルパッチョ材料:鯛または白身の魚の刺身を一冊、完熟トマト小1、バジルの葉3枚、塩・胡椒適宜、ケイパー適宜、レモン適宜
トマトは皮をむいてバジル共にみじん切りにし、塩胡椒とオリーブオイルを加え良く混ぜておきます。盛りつける皿にはニンニクの切り口を押し付けるように擦り込み、薄く削ぎ切りした鯛を並べて冷蔵庫で冷やしておきます。食卓に出す直前、鯛には塩少々とケイパー、オリーブオイル、レモン汁をしぼりかけ、上にトマトソースを乗せて完成です。簡単で、チョッピリ豪華な前菜です。
さて、まだワインは残っていますよね。カルパッチョの後には、バジルソースのペンネはいかがでしょうか。ソースさえ作っておけば、ペンネを茹でて和えるだけです。タイミング良く出せば最高のごちそうになりますよ。
< >
・バジルソース又はジェノバソース
材料:バジルの葉50グラムほど、ニンニクひとかけ、オリーブオイル100グラム、松の実30〜50グラムまたはクルミ、塩・胡椒少々
ニンニクはすりおろし、少量のオリーブオイルを使い、香りが出るくらいにフライパンで熱を加えさましておきます。バジルは洗って水分を取り、松の実は軽くから煎りします。全てをフードプロセッサーにかければソースの出来上がりです。このソースは煮沸消毒した瓶に詰めて、上にオリーブオイルを流し込み空気に触れないようにしておけば、しばらくは冷蔵庫で保存できます。ペンネは堅めにゆがいてこのソースを絡めるだけです。写真はペンの上にソースとバジルの葉を盛りつけてみました。
< >
〈ボヘミアンナイトのお知らせ〉
2010年がスタートして、はや1ヶ月! 今年も残すところあと11ヶ月となりました。そして今年第1回目となります、第5回目のボヘミアンナイトを2月19日(金)に開催いたします。会場は青山にあるお洒落な大人の遊び空間「FIAT SPACE」。参加者の皆さんがより多くの方と交流できるように、毎回好評のNAMEビンゴをはじめ、新企画「Bohemian Queen コンテスト」など様々な展開の楽しい演出の中、作品のPR、新雑誌・商品のPR、ビジネス的交流、ネットワーク交流、異性交流など深めてください。ボヘミアンは伊坂芳太良の時代を新しい目で見つめ、今のなまぬるい世間の状況を打破したいと考え動いている人間達の集まりです。熱い心を持った人達、是非ご参加下さい。
詳しくはWebサイトで。< http://bohemian.jp/night/index.html
>
●
さて、「東西見聞録」は初回の韓国話から始まり、私が何となく見聞きした事を拾いながら書き綴っていました。途中から、音楽や料理まで書きたい事を勝手に書かせて頂いていました。それもついに100回を迎えました。振り返ってみると、初回は2007年6月18日、連載は2年半を超えた事になります。まとまった文章などほとんど書いた事のない私が、デジクリに寄稿させて頂き、100本も書けたのは編集長・柴田さんのおかげでした。
日常でも頭の中は単語が散乱し、人と話をしていても日本語自体が下手な事を痛感していた私です。はじめの頃の文章はその頭の中をそのまま晒していたので、すっかり編集長に体裁を整えて頂きました。ここにあらためて柴田さんに感謝したいと思います。そして、今まで稚拙な文を読んで下さった読者の方々にも感謝しつつ、この100回を以て最終回といたします。
4月には横浜マリンタワーで、本業の電子浮世絵版画家としての作品展を開催が予定されています。詳細が決まったらデジクリでも紹介して頂こうと思います。また何かクリエイティブな役立ち情報があった場合は、随時投稿させて頂きますので、その時にまたお会いできたらと思います。長い間のお付き合い、本当にありがとうございました。
【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(2/1)
・HAL_さんの「電子浮世絵版画家の東西見聞録」が連載100回を以て終了しました。毎週月曜日、長いこと本当におつかれさまでした。ありがとうございました。
・うわずった声で「いのちを、守りたい。いのちを守りたい、と願うのです」で始まった長広舌の施政方針演説。「いのち」という単語が24回も出てきた。いのちを守る、に反対する人はいないが、こんな安売りされたらたまらない。作文は旧通産省OBの参議院議員。振り付けは劇作家の平田オリザ。主演は宇宙人。情緒に訴える自己陶酔の鳩山スタイルは、聞いてる方が気恥ずかしい。新聞各紙の社説の見出しを見れば、どれだけ評価されたかがわかる。危機打開の決意が足りない(読売)鳩山首相は言葉の重みをかみしめよ(日経)鳩山政権--演説の美辞に酔う暇なし(朝日)国益守る決意なきは残念(産経)理念実現の段取り示せ(毎日)理念は踊る、されど...(東京)と散々。新聞で全文を読んだが、「地球というシステムと調和した人間圏」だとか、「新しい公共」だとか、「6次産業」だとか、やはりこの人の感覚はわからない。ガンジーの「七つの社会的大罪」を引用したはいいが、「労働なき富」は自身の「こども手当」を思わせて大笑い。マニフェストの総括も今後の見直しの方向性にも触れない。まさに「マニフェスト詐欺」。消費税率引き上げは素通り。政治不信を招いた重大な責任がある「政治とカネ問題」も逃げの一手。防衛についても心許ない。最初の原稿には「米軍の抑止力」という言葉があったが、社民党に反対されて削除したという。しみじみ情けない。首相は「国を、守りたい、とは願わないのです」ね。むすびに、阪神・淡路大震災の話をもってくるのもあざとい。「一年前、私は二つの戦争のさなかに就任した」で始まるオバマ大統領の一般教書演説は、現実的な内政の施策に焦点をあてた内容で、力強く格調が高い。役者が違うわ。おっと、生まれた星も違うか。(柴田)
・勉強不足であった。iBookのフォーマットはePub。Sony、Googleが採用しているオープンフォーマット。中国と台湾では標準電子書籍フォーマットとして推進。Kindleは独自フォーマット。blog.eラーニングによると、ePubの特徴は「PDFと違いは、スクリーンの大きさによってレイアウトを変えることが可能」「中身は、XHTML/ XML+CSSで作成し、ファイルをZIPで固めて拡張子を.epubにしたもの」だそうだ。なので文字サイズ可変。UTF-8かUTF-16。画像はJPEG、GIF、PNG、SVG。調べてみたら、InDesignからの書き出しができるらしいが、文字化け報告があったり、行頭全角スペースがなくなったりするそうだ(そのうち対応されるだろう)。ううむ、遅れをとった。iPad出現によって、WebとかDTPとかの区別がなくなっていったりして。いやいや、前から読むか、どこへでも飛べるかの違いがあるのだ。/下記URL、未検証のものあり。時間切れ。(hammer.mule)
< http://hon.jp/news/1.0/0/1355/
> 中国と台湾
< http://blog.elearning.co.jp/?p=4193
> ePubとは
< http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1001/28/news096.html
>
ITmediaの解説。詳しい。
< http://www.moongift.jp/2009/08/sigil/
>
電子書籍エディタ「Sigil」
< http://ameblo.jp/bookdesignnote/entry-10324400669.html
>
「Sigil」の文字化け修正方法
< http://no722.cocolog-nifty.com/blog/text2epub/
>
テキストや青空文庫をePubに「Text2ePub」
< http://www.lexcycle.com/
> iPhoneならStanza
< http://epub2go.com/
>
Epub2Go。PDFからePubへ。Stanzaで読める
< http://help.adobe.com/ja_JP/InDesign/5.0/help.html?content=WS032BF3B3-6DF2-4544-9017-3AD3160F6C65.html
>
XHTML / Digital Editions へのコンテンツの書き出し(InDesign)
<
すべてをインライン(またはアンカー付きオブジェクト)/seuzo
< http://study-room.info/id/study/cs4/study23.html
>
Digital Editions用に書き出し(InDesignの勉強部屋)
< http://d.hatena.ne.jp/lost_and_found/20091003/1254579836
>
仕様自体は、読むのを断念
■KNNエンパワーメントコラム
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KNN神田です
米国時間2010年1月27日(水)10:00(日本では2010年1月28日3:00)ついに、「iPad」が紹介された。
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twitterの強みは、企画するだけで、いや企画のネタをふるだけで、場所探しから集客まですべて完了してしまう。やったことといえば、< http://twtvite.com/
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深夜の23:59からであったが、足の便がいいのか総勢50名のイベントとなる。またキャッシュオンデリバリーの店舗のため、幹事が会計をまったく気にすることがない。ネット無線LANプロジェクター、マイク...。いたれりつくせりだ。当日の朝から12時間後にイベントだ。
集まった人たちで、朝まで討論。もちろん、参加者はアップル好き。元アップル社員やアップルの部長職だった人も解説に加わる。
アップルの新製品発表の公式ストリームがなかったので、参加者がそれぞれの情報を集めて、会場でその情報を共有する。大半が英語なのだが、フォーカルポイント、フランク恩田さんのリアルで絶妙なる英語同時通訳。松村太郎 @taromatsumuraさんや佐々木博 @hiroshさんのコメントも続く。
神谷町で開催された同様の発表視聴イベントもこちらにもUstream上でCoHost(ピクチャーインピクチャーにての放送)しながら互いの情報を知る。
深夜3時となり、いよいよ発表開始となった。以外にも早い時間帯に「iPad」と発表され、会場内は騒然!「iTablet」や「iSlate」の名は、この瞬間から死語となった。この展開の早さが気になる...。
「iPad」という名前を聞いて、なんとも「iPod」とまぎらわしいと思った。しかし、次の瞬間、「iPhone」と「iPad」が登場すると、「iPod」というカテゴリーが世代交代するような気になった。iPodはもう、「touch」か「nano」「Shuffle」のみで通用すると感じた。さらに、「iPhone」が、すでに電話としての機能を代表していないので、近い将来「iPhone」というカテゴリーですら時代にそぐわなくなっていくことだろう。
「iPhone」の名称は、すでにiPod Touchの電話付きということでの差別化で投入されたが、実はもう電話ではない。あくまでも、機能をわかりやすくカテゴライズした名称である。近い将来、「iPhone」の名称も死語となることだろう。
インターネットは、一般に普及するためには、必ず電話回線に間借りし、依存して成長してきている。ADSL登場しかり、3Gネットワークしかり。その成長の中で、セキュアな無線LANが確実に増えてきている。世界のどこでも無線LAN接続は、そんな遠い世界の話ではないと願いたい。
もしかすると、「iPad」という新しいホームユースのカテゴリーで、順次、表記が変わっていくのかもしれない。「iPad nano」や「iPad Shuffle」がiPodやiPhoneの世代を超えて登場するのだろうか?
さて、会場では、iPadの仕様が五月雨式に、海外サイトに登録されたものを会場で翻訳されてシェアされていく。誰が決めたわけではないが、一番早く集積できるプロジェクトになってきた。まるで、疑似的に会場近くのプレスルームで発表を耳にしているようなものと変わりない。
参加者の一人が、iPhoneからUstream.tvで現地の発表会をライブ撮影している人の映像を教えてくれた。かなりステージに近い席だと思うが、iPhoneからのライブ映像は、明暗がくっきりしているステージ映像を生放送で伝達するにはかなり厳しい。しかし、我々は唯一のそのライブ映像に見事に食いついた。揺れている映像、ハレーション、ピンボケ。しかし、見事にリアリティを感じる。
映像のストリームは、1万人を超えた。武道館の満員の聴衆がひとつのiPhoneをのぞき込んでいるという状態だ。最終的にそのピークは1万6000人を越えた。東京ドームの半分の人でひとつのiPhoneをのぞきこんでいる...。
しばらくして、プツリと映像は切れてしまった...。みんな何が起きたかはわかっている。バッテリー切れだ。おそらく、全世界でどれだけの人が、その人にバッテリーを供給したかったことだろう。他のライブサイトでは16万人の視聴者を集めていた...。
朝方になって、one more thingもなければ、引退発表もなく、無事発表は突然というくらいあっけなく終わった。スポンサーのじゃんけん大会も終えた。
終わってみて考えると、変なイベントだ。
世界の誰もが、その日以降であれば、アップルの発表は、Apple.comのサイトからクリアな映像で視聴することができる。スペックもすべてわかる。
< http://www.apple.com/jp/ipad/specs/
>
なぜ、そこまでして...? 我々はそこに集まったのか? それはライブを一緒に体験したかったからだ。ネットの向こう側で一人で見ても情報は一緒だ。しかし、そこに好きな人が集まり、一緒に「共感」することにより、発表会に疑似参加したような感覚になれた。
イベント終了後、寝不足の状態で、サンシャインスタジオを後に、それぞれが平日の朝の自分の職場へと向かっていった。疲れた顔ではあるが、皆一同に満足感を持ち帰れたようだ。
おそらく、3月27日前後の発売日には、同じようなイベントをやってみたいと思うに違いない。ビジネスイベントであればそうはいかないが、趣味イベントであれば、ノーリスクで開催できる時代になった。それを今度はライブストリーム(ダダ漏れ)で楽しめる。テレビ放送とはちがったところでライブ産業が勃興している...。
KandaNewsNetwork,Inc.< http://www.knn.com/
>
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■クリエイター手抜きプロジェクト[230]電子書籍編(3)
仕組みを知ると「がっかり?」
古籏一浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20100201140200.html
>
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今回は、電子書籍の制作に使った自動処理の仕組み(仕掛け)について説明します。スクリプトを使って自動レイアウト処理を行っている、と書くと、知らない人からすれば、さぞかし凄いことをやってると思われそうです。しかし、こういう仕組みの部分のタネをあかすと、ガッカリされたり「な〜んだ」と言われることもあります。ここらへんは手品師のトリックと同じで、タネが分かってしまえば非常にくだらない部分かもしれません。
自動レイアウトしているといっても、用意されたテキストや図版を自動認識して、いきなりInDesignに割り付けるわけではありません。基本的には従来の書籍と同じ手順で作成していきます。前回も書いたように、従来の書籍であれば以下の手順で進みます。
(1)執筆作業
(2)レイアウト作業/前処理も含む
(3)校正作業
(4)印刷〜配本
一般的な書籍の場合、(1)が終われば(2)〜(3)の繰り返しです。ただ後から原稿を追加したりすると(1)〜(3)の繰り返しになります。一般的な書籍のように分業されていれば、ライターは校正して編集者に返すだけですが、自分で全部処理する場合には結構な量になります。特に自動レイアウトされたものを手作業で修正する、というのは好ましくありません。これだと、自動的に流し込みを行い手作業でレイアウトするのと、たいして変わらない作業になってしまうからです。
そこで、手順を以下のように変更して、レイアウト前に校正を行うようにしました。
(1)執筆作業
(2)校正作業
(3)レイアウト作業/前処理も含む
(4)印刷〜配本
この校正も、人間のチェックはなるべく避けて、校正ソフトで行うようにしました。今回使用したのは、ジャストシステムから発売されている校正ソフトJust Right! 2です(昔買ったので古いバージョンのまま)。
Just Right!
< http://www.justsystems.com/jp/services/abs/product/justright/
>
これで完璧に校正できるわけではありませんが、かなりの確率で誤字脱字、ミスなどを防ぐことができます(最新版なら、もうちょっとミスを軽減できるかもしれません)。
この校正作業のため、スクリプトが2つに分かれているわけです。この段階でのスクリプトは、フォルダ内にある原稿のテキストファイルを収集して、ひとつのファイルにまとめあげることです。ひとつのファイルにすると、校正ソフトでのチェックが簡単/高速になるためです。また、この時点で後々のレイアウト作業がしやすいように「タグ付け」を行っておきます。ただし、ここでのタグはInDesignタグではなく独自のものです。
執筆する際の負荷を軽減するため、元となる原稿にはタグがありません。実際の原稿は以下のようになっています(これで1ファイル)。
---------------------------------------------------------------------
■アプリケーション名を求める
アプリケーション名を求めるにはアプリケーションオブジェクトのnameプロパティを参照します。Adobe Illustratorの場合、バージョン名などは含まれず「Adobe Illustrator」の文字になります。スクリプトが必ずIllustrator上で動作するようにしたい場合や、他のAdobeアプリケーションと共通で処理し、一部だけIllustrator独自の処理を行うような場合に利用します。
サンプル1ではアプリケーション名をアラートダイアログに表示します。
●サンプル1
// アプリケーション名を表示
var aName = app.name;
alert(aName);
【図】
1.psd
---------------------------------------------------------------------
元原稿にタグを付けないのには理由があります。過去に出版した書籍のうちいくつかは、タグを付けて原稿を書いています。そのひとつが、技術評論社から出版された「JavaScriptポケットリファレンス(第二版)」です。
JavaScriptポケットリファレンス(改訂第二版)
< http://www.amazon.co.jp/dp/4774107794/
>
これは、元の原稿に独自のタグをつけて執筆したものを編集者に提出し、編集側で段階を経てQuarkXpressのタグに変換して、一気に流し込んでレイアウトする、という方式でした。編集側は非常に楽になりますが、書く側としてはタグを付けて書かないといけないので執筆速度が落ちます。また、タグ付けでミスがあるとレイアウト全体が崩れてしまうというデメリットもあります。他にもタグ名を忘れるというオチもあります。
そこで、基本的にタグを付けて執筆するのはやめました。これにより、ごく普通に原稿を書いていくだけになり、非常に楽に進めることができました。
ということで、続きは次回。
〈発売中/販売目標まで、あと2冊〉
・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/
>
【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/
>
ちなみに、テキストエディタやワープロで書く以外に、データベースを使って書くという方法もあります。技術評論社の分厚い書籍で(確か)Microsoft Accessを使って書かれたものがありました。
知らぬ間にKindle for PCなんてのが出てました。
Kindle for PC
< http://www.amazon.com/gp/feature.html/?docId=1000426311
>
iPadの次は、もっと薄くなって電子ペーパーになって名前がiPaper。iPaperあるかと思って検索したら、iPapersというアプリケーションがありました。
< http://www.apple.com/jp/downloads/macosx/science/ipapers.html
>
これも電子書籍の端末として使える?
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00312M05C
>
こつこつと4K素材撮影してます。Nikon D1Xは58,000枚くらいで壊れたけどEOS5D mark IIは7万枚以上撮影していますが全然壊れません。結構頑丈にできているようです。
・4K フリー映像素材
< http://footage2.openspc2.org/HDTV/footage/HD/4k/
>
毎度おなじみASCII.jpの連載もよろしく。
・Adobe BridgeのJavaScriptでXMLを操作しよう
< http://ascii.jp/elem/000/000/491/491567/
>
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■電子浮世絵版画家の東西見聞録[100]最終回
伊坂芳太良展/鯛のカルパッチョとバジルソース
HAL_
< https://bn.dgcr.com/archives/20100201140100.html
>
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●ふたつの伊坂芳太良展
1960年代、細密な線画で日本国中を包み込み、あっという間に逝ってしまった伊坂芳太良。ペロの愛称で親しまれた彼の作品は、流れるような線、ダイナミックな構成、そして彩度の高い色使いの孤高の絵でした。当時、学生だった私のあこがれの存在で、その線を真似てよくイラストを描いたものでした。その伊坂芳太良原画展が都内に二カ所で行われていますので、先週末にハシゴしてきました。
はじめに行ったのは、イラストレーター「ペーター佐藤」さんの「PATER'S Shop and Gallery」です。
「Pero 伊坂芳太良原画展」
1月29日(金)〜2月10日(水)木休
< http://www.paters.co.jp/schedule/2010/20100129.html
>
< http://www.paters.co.jp/index.html
>
Galleryは原宿から新宿よりにちょっと離れた、むかし寛斎ショップがあった付近にあります。Galleryは目立たない入り口の奥にある、二階建ての洒落た佇まいです。一階には原画が数点と印刷物が展示されています。入り口すぐ右側にある階段を上った二階には原画が10数点と印刷物が10点ほど。私は今回、一階で伊坂さんの原画をはじめて目にました。
< >
伊坂芳太良は、60年代後半にイラストレーターとして、ファッションブランドEDWORSの広告に登場しました。当時、学生だった私はその広告イラストのエロティシズムと不思議な存在感に圧倒され、その後も様々に展開される彼の作品を見続けたものです。その頃活躍していたイラストレーターには横尾忠則、宇野亜喜良などがいて、文壇には五木寛之がいたのです。
異彩を放つ人物が、様々なステージで湧いて出てくるような時代でした。舞踏家として活躍する土方巽、赤テントの唐十郎、天井桟敷の寺山修司、黒テントの佐藤信、浅葉克己、石岡瑛子、篠山紀信、丸山明宏(美輪明宏)、伊丹一三(伊丹十三)、そして三島由紀夫。私は学生の身で、その時代の少し後の人間なのでメディア(当時は紙媒体中心)で見るしかなく情報は乏しかったのですが、彼らの作りあげる世界のパワーをピリピリと感じ、すべてがあこがれの存在だったのです。
今あたり前のように使われる、デザイナーやイラストレーター、アートディレクターなどのカタカナ用語もその時代にできたものですが、私自身はすでに世の中にあるものとしての認識でした。それほど、急激な勢いで浸透した言葉、そして仕事だったのです。そんな中で伊坂芳太良と五木寛之が出会うのも当然だったのでしょう。そして、作りあげた作品が「奇妙な味の物語」という一冊の本でした。今その本が復刻されて再びよみがえり、青山ブックセンターで原画展が開催中です。1月30日には、五木寛之のトークイベント「時代を作ったアーティストたち」が開かれました。
< >
『奇妙な味の物語』伊坂芳太良原画展
1月27日(水)〜2月9日(水)青山ブックセンター本店
< http://www.aoyamabc.co.jp/15/15_201001/gallery_20100127.html
>
トークイベント会場はフラットで少人数、講演者の手の届く距離感という事もあり、五木寛之氏さん普段は話さないというプライベートな事柄から、かつての時代の人々、出会いなど、気の向くままに話を綴っていました。彼の若かりし頃と私は時代が少しずれているのですが、共通する場所や時間があり、話し上手な五木さんの話に引き込まれていきました。
伊坂作品に話を戻しますが、彼の作品は原画と印刷物の差異がほとんどないという事にビックリしました。もちろん当時はDTPはなく、イラスト部分以外は写植を切り貼りした原稿なのですが、それを外すと、ポスターその他の印刷物もどちらが原画なのか見分けの付かないほどのクオリティーを保っているのです。当時の印刷は、職人技でカラーインクの発色を再現していたようです。今のデジタルデータは、はじめから印刷では色が違う事を前提にして作業しているのですが、何かが間違っているのではないかと感じてしまいます。
絵についてもう少し書きたい事もあるのですが、会場で出会った人の話をしたいと思います。それは、当時の伊坂さんの作品にベタ惚れして、グッズを製作した人です。彼女は個展を開いていた伊坂芳太良に偶然出会い、その場で彼の作品を商品展開しよう思いついたそうです。当時を知る人は、伊坂作品が突如として数多くのグッズとして市場に現れたのをご存じだと思います。その仕掛け人です。
彼女は、原宿にある伊坂さんのアトリエに作品を取りに日参していたのですが、その場所というのが現在の「PATER'S Shop and Gallery」だったのです。ちなみに隣に田中一光氏が居たそうです。伊坂さんは非常に気さくな人でよくおしゃべりをしたそうです。そして多くの仕事を抱えていたにも関わらず、納期は完全に守り通したそうです。五木寛之さんの話の中にも、それはありました。伊坂芳太良の写真はほとんどこの一枚につきるというものしかないので、見た事のある方もいると思いますが、目の前に糸紡ぎの輪があるという不思議な和の空間です。撮影場所は現ギャラリーの二階、彼のアトリエです。
そして伊坂さんの奥様は「PATER'S Shop and Gallery」のオーナーである、故ペーター佐藤さんの奥様の妹なのだそうです。そんな血縁もありながら、伊坂芳太良とペーター佐藤は一度も会った事がないままに、二人とも生き急ぐように逝ってしまったという不思議な関係です。五木さんの話では「そのまま突っ走っていった人は皆短命で、私のように矛先をかわしてきた人間は、皆うまく生き続けている。美輪明宏や篠山紀信のように」との事でした。
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◇本日のお薦めYouTube Music
今回はペロの活躍していた時代、世界中を嵐の渦に巻き込み、ペロ同様にあっという間に去ってしまったアメリカンロック・クイーン、ジャニス・ジョプリンの紹介です。
彼女は「◇本日のお薦めYouTube Music」で紹介させて頂いた、ジミ・ヘンドリクスとほぼ時を同じにして現れ、去っていき、その死因もジミ同様に謎とされています。ジョージガーシュウィンの作ったスタンダードナンバーであるサマータイムを、彼女の個性で歌いあげた声を聞いた瞬間、私の脳裏に鮮烈なショックが残され、未だに彼女の歌声は時代を超えたパワーを継続させています。この詩って本来は子守歌なんですよね。
ジャニス・ジョプリン(Janis Joplin、1943年1月19日─1970年10月4日)
< http://ja.wikipedia.org/wiki/ジャニス・ジョプリン
>(Wikipedia)
Janis Joplin - Summertime (Live Grona Lund 1969)
< >
Janis Joplin - Cry Baby (live in toronto 1970)
< >
Janis Joplin - Get it while you can
< >
Janis Joplin - A Woman Left Lonely
< >
その他の女性シンガーが歌いあげる「サマータイム」
Billie Holiday
< >
Ella Fitzgerald
< >
───────────────────────────────────
◎本日の料理:鯛のカルパッチョ
脂肪分の少ない白身の魚「真鯛」は、冬から春にかけてが旬です。冬を乗り切るために身にしっかり脂肪を蓄え、春の産卵を迎える直前です。美味しいのは当たり前の時期なのです。今日はこの真鯛を使ったカルパッチョをご紹介します。本来カルパッチョは牛肉を使った料理ですが、白身の魚を使ってスパークリングワインと共にサッパリと頂くのも良いですよ。
・鯛のカルパッチョ材料:鯛または白身の魚の刺身を一冊、完熟トマト小1、バジルの葉3枚、塩・胡椒適宜、ケイパー適宜、レモン適宜
トマトは皮をむいてバジル共にみじん切りにし、塩胡椒とオリーブオイルを加え良く混ぜておきます。盛りつける皿にはニンニクの切り口を押し付けるように擦り込み、薄く削ぎ切りした鯛を並べて冷蔵庫で冷やしておきます。食卓に出す直前、鯛には塩少々とケイパー、オリーブオイル、レモン汁をしぼりかけ、上にトマトソースを乗せて完成です。簡単で、チョッピリ豪華な前菜です。
さて、まだワインは残っていますよね。カルパッチョの後には、バジルソースのペンネはいかがでしょうか。ソースさえ作っておけば、ペンネを茹でて和えるだけです。タイミング良く出せば最高のごちそうになりますよ。
< >
・バジルソース又はジェノバソース
材料:バジルの葉50グラムほど、ニンニクひとかけ、オリーブオイル100グラム、松の実30〜50グラムまたはクルミ、塩・胡椒少々
ニンニクはすりおろし、少量のオリーブオイルを使い、香りが出るくらいにフライパンで熱を加えさましておきます。バジルは洗って水分を取り、松の実は軽くから煎りします。全てをフードプロセッサーにかければソースの出来上がりです。このソースは煮沸消毒した瓶に詰めて、上にオリーブオイルを流し込み空気に触れないようにしておけば、しばらくは冷蔵庫で保存できます。ペンネは堅めにゆがいてこのソースを絡めるだけです。写真はペンの上にソースとバジルの葉を盛りつけてみました。
< >
〈ボヘミアンナイトのお知らせ〉
2010年がスタートして、はや1ヶ月! 今年も残すところあと11ヶ月となりました。そして今年第1回目となります、第5回目のボヘミアンナイトを2月19日(金)に開催いたします。会場は青山にあるお洒落な大人の遊び空間「FIAT SPACE」。参加者の皆さんがより多くの方と交流できるように、毎回好評のNAMEビンゴをはじめ、新企画「Bohemian Queen コンテスト」など様々な展開の楽しい演出の中、作品のPR、新雑誌・商品のPR、ビジネス的交流、ネットワーク交流、異性交流など深めてください。ボヘミアンは伊坂芳太良の時代を新しい目で見つめ、今のなまぬるい世間の状況を打破したいと考え動いている人間達の集まりです。熱い心を持った人達、是非ご参加下さい。
詳しくはWebサイトで。< http://bohemian.jp/night/index.html
>
●
さて、「東西見聞録」は初回の韓国話から始まり、私が何となく見聞きした事を拾いながら書き綴っていました。途中から、音楽や料理まで書きたい事を勝手に書かせて頂いていました。それもついに100回を迎えました。振り返ってみると、初回は2007年6月18日、連載は2年半を超えた事になります。まとまった文章などほとんど書いた事のない私が、デジクリに寄稿させて頂き、100本も書けたのは編集長・柴田さんのおかげでした。
日常でも頭の中は単語が散乱し、人と話をしていても日本語自体が下手な事を痛感していた私です。はじめの頃の文章はその頭の中をそのまま晒していたので、すっかり編集長に体裁を整えて頂きました。ここにあらためて柴田さんに感謝したいと思います。そして、今まで稚拙な文を読んで下さった読者の方々にも感謝しつつ、この100回を以て最終回といたします。
4月には横浜マリンタワーで、本業の電子浮世絵版画家としての作品展を開催が予定されています。詳細が決まったらデジクリでも紹介して頂こうと思います。また何かクリエイティブな役立ち情報があった場合は、随時投稿させて頂きますので、その時にまたお会いできたらと思います。長い間のお付き合い、本当にありがとうございました。
【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>
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■編集後記(2/1)
・HAL_さんの「電子浮世絵版画家の東西見聞録」が連載100回を以て終了しました。毎週月曜日、長いこと本当におつかれさまでした。ありがとうございました。
・うわずった声で「いのちを、守りたい。いのちを守りたい、と願うのです」で始まった長広舌の施政方針演説。「いのち」という単語が24回も出てきた。いのちを守る、に反対する人はいないが、こんな安売りされたらたまらない。作文は旧通産省OBの参議院議員。振り付けは劇作家の平田オリザ。主演は宇宙人。情緒に訴える自己陶酔の鳩山スタイルは、聞いてる方が気恥ずかしい。新聞各紙の社説の見出しを見れば、どれだけ評価されたかがわかる。危機打開の決意が足りない(読売)鳩山首相は言葉の重みをかみしめよ(日経)鳩山政権--演説の美辞に酔う暇なし(朝日)国益守る決意なきは残念(産経)理念実現の段取り示せ(毎日)理念は踊る、されど...(東京)と散々。新聞で全文を読んだが、「地球というシステムと調和した人間圏」だとか、「新しい公共」だとか、「6次産業」だとか、やはりこの人の感覚はわからない。ガンジーの「七つの社会的大罪」を引用したはいいが、「労働なき富」は自身の「こども手当」を思わせて大笑い。マニフェストの総括も今後の見直しの方向性にも触れない。まさに「マニフェスト詐欺」。消費税率引き上げは素通り。政治不信を招いた重大な責任がある「政治とカネ問題」も逃げの一手。防衛についても心許ない。最初の原稿には「米軍の抑止力」という言葉があったが、社民党に反対されて削除したという。しみじみ情けない。首相は「国を、守りたい、とは願わないのです」ね。むすびに、阪神・淡路大震災の話をもってくるのもあざとい。「一年前、私は二つの戦争のさなかに就任した」で始まるオバマ大統領の一般教書演説は、現実的な内政の施策に焦点をあてた内容で、力強く格調が高い。役者が違うわ。おっと、生まれた星も違うか。(柴田)
・勉強不足であった。iBookのフォーマットはePub。Sony、Googleが採用しているオープンフォーマット。中国と台湾では標準電子書籍フォーマットとして推進。Kindleは独自フォーマット。blog.eラーニングによると、ePubの特徴は「PDFと違いは、スクリーンの大きさによってレイアウトを変えることが可能」「中身は、XHTML/ XML+CSSで作成し、ファイルをZIPで固めて拡張子を.epubにしたもの」だそうだ。なので文字サイズ可変。UTF-8かUTF-16。画像はJPEG、GIF、PNG、SVG。調べてみたら、InDesignからの書き出しができるらしいが、文字化け報告があったり、行頭全角スペースがなくなったりするそうだ(そのうち対応されるだろう)。ううむ、遅れをとった。iPad出現によって、WebとかDTPとかの区別がなくなっていったりして。いやいや、前から読むか、どこへでも飛べるかの違いがあるのだ。/下記URL、未検証のものあり。時間切れ。(hammer.mule)
< http://hon.jp/news/1.0/0/1355/
> 中国と台湾
< http://blog.elearning.co.jp/?p=4193
> ePubとは
< http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1001/28/news096.html
>
ITmediaの解説。詳しい。
< http://www.moongift.jp/2009/08/sigil/
>
電子書籍エディタ「Sigil」
< http://ameblo.jp/bookdesignnote/entry-10324400669.html
>
「Sigil」の文字化け修正方法
< http://no722.cocolog-nifty.com/blog/text2epub/
>
テキストや青空文庫をePubに「Text2ePub」
< http://www.lexcycle.com/
> iPhoneならStanza
< http://epub2go.com/
>
Epub2Go。PDFからePubへ。Stanzaで読める
< http://help.adobe.com/ja_JP/InDesign/5.0/help.html?content=WS032BF3B3-6DF2-4544-9017-3AD3160F6C65.html
>
XHTML / Digital Editions へのコンテンツの書き出し(InDesign)
<
http://twitter.com/seuzo/status/7156979615>
すべてをインライン(またはアンカー付きオブジェクト)/seuzo
< http://study-room.info/id/study/cs4/study23.html
>
Digital Editions用に書き出し(InDesignの勉強部屋)
< http://d.hatena.ne.jp/lost_and_found/20091003/1254579836
>
仕様自体は、読むのを断念