《広告するなら入場料とるなっつーの!》
■武&山根の展覧会レビュー
現代美術家のインスタレーショングループ展みたいな感じ
──【'おいしく、食べる'の科学展】を観て
武 盾一郎&山根康弘
■グラフィック薄氷大魔王[213]
史上最強のマウスパッドと、その意外な利用法
吉井 宏
■武&山根の展覧会レビュー
現代美術家のインスタレーショングループ展みたいな感じ
──【'おいしく、食べる'の科学展】を観て
武 盾一郎&山根康弘
■グラフィック薄氷大魔王[213]
史上最強のマウスパッドと、その意外な利用法
吉井 宏
■武&山根の展覧会レビュー
現代美術家のインスタレーショングループ展みたいな感じ
──【'おいしく、食べる'の科学展】を観て
武 盾一郎&山根康弘
< https://bn.dgcr.com/archives/20100310140200.html
>
───────────────────────────────────
武(twitter ID:Take_J):どーもー!
山(twitter ID:swamp_jp):いやー、昨日も呑みましたよ〜。呑み疲れ。
武:何処で呑んでたん?
山:新宿の「しょうすけ」。
武:「しょうすけ」かい!! イトヒサ(twitter ID:xixtxox)とべちおさん(twitter ID:bachiosamansa)とかい?
山:そう。
武:わはは! 何時まで呑んでたん?
山:何時やろ。12時ぐらいかな。
武:あれ? べちおさんって神奈川じゃなかったっけ? 帰れないジャマイカ。
山:いや、それがね、「車で向かってる」っていうから、どういうことなんやろと思ってたんですけど、どうやら奥さんに運転してもらってきたようで。
武:えっ! で、帰りは?
山:帰りはね、奥さんどっかで待っててくれたらしく、僕らも送ってもらいましたw 娘さんもいたよw なんかすんませんでした!
武:えーっ!!!! 信じられん、極道呑んだくれオヤジどもだなー!
山:不思議な感じでしたw
武:つか、なら席を共にすれば良かったんに、嫁さんはノンアルコールで、娘さんはいくつだか知らないけどきっと良い情操教育にもなったろう、「こんな大人にはなってはいけません」的にw けど、待たせておいて送ってまで貰ったのか、、、俺さえ居れば、その間、嫁さんと娘さんの相手をしたというのに。。。
山:べちおさんファミリー! 小汚いおっさんが〜! 逃げて!!
武:「奥さん、向こうで酔っぱらいの薄汚い野郎どもが楽しんでるので、こちらはこちらでムーディーに楽しみませんか。おっと、お嬢ちゃん、歳はいくつだい? ほう、そうかい。じゃあこれ。」と、何もなかった手のひらを閉じてまた開くと手のひらに小さな花が。その花を娘さんの髪の毛にかんざしのように飾り、にっこりと微笑む武盾一郎。トレンチコートから葉巻を一本取り出し、港を見つめながら静かに紫煙をくゆらせた。
山:なんやねんその妄想は! なにが「ほう、そうかい。」じゃ! 何処に港あんねんw
武:わはは! そんな訳でですねー、今回はミトコンドリア! じゃなかった、ミドリムシ! ミドリムシクッキー喰った?
山:食べたで。
武:うまかった?
山:そうやなあ、普通のクッキーやな。ちょっとミドリムシの味するけど。
武:ミドリムシの味て! くったことあんのか! そんなわけで言ってきましたよ、お台場。【'おいしく、食べる'の科学展】日本科学未来館
< http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/food/
>
< http://www.miraikan.jst.go.jp/webcm/food/
>
●【'おいしく、食べる'の科学展】日本科学未来館
山:あ、ワークシートなんてあったのか。
武:そうそう。わざわざ妹のところでプリントアウトして持ってった。冊子になるんですよ。だもんだから、出力して作って持ってったんだけど、現場では使わなかったw
< http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/food/worksheet.html
>
山:使わんのかいw じゃあ何処で使うんや。
武:使わずじまい。まあ、参考書のようなもんだのw
山:子供用みたいやしな。40過ぎた坊主のおっさんが一人で一生懸命その冊子に書込んでたら、、ちょっとなw
武:科学未来館に辿り着くので精一杯ですっかり忘れてしまったのだよ。
山:そんなに難しくないやないか。
武:いやあ悩んだよ。大崎からりんかい線で東京テレポート駅か、新橋からゆりかもめでテレコムセンターか。で、東京テレポート駅で降りたんだけど、ガンダムの時みたいな「科学未来館コチラ→」の案内がないんすよ!
< https://bn.dgcr.com/archives/20090909140200.html
>
めちゃくちゃ焦った。俺はこのままこの埋め立て地から出られないのではないだろうか? とか思ったよ。
山:地図見りゃわかるやないか。僕はテレコムセンターの改札でても全く人がいなくて、階段降りた先のでかい公園にも誰もいなくて、えらいとこやなあ、と思た。
武:そうそう。誰もいない。ガランとしてて道がドーンとあって建物がボーンとあるだけ。
山:こんなとこの展示に人おるんかいな、と思ってんけど、科学未来館は結構混んでた。
武:ほう。俺が行った時は、プツカルと親子連れがぽつりといたくらいだったかな。
山:そうなんや。けっこういたぞ。で、ガイドみたいな人がいたので付いて行きました。
武:そうなん! そんなんガイドなんて俺についてくれなかった! 「オレ・ヒトリボッチ。。。」「オマエ・イツモ・トモダチイル。。。」
山:なんやねんそれはw ダイダラボッチみたいな顔してからにw
< >
武:イメージとしてはもののけ姫の猩々(しょうじょう)ね。
< >
山:「人語を解し、赤い顔をした人間のごとき容姿で、酒を好むとされている」。あ、武さんか。どうでもええけどw
武:「人間のごとき容姿」! つか展示ですよ!
●PROLOGUEエリア/ごちゃごちゃしてるのもイマドキの現代美術風じゃね?
山:で、ガイドの人がいろいろ説明してくれたんで見やすかったですな。最初入ったとき、何をどうみればええのかわからんかった。まあ酒が抜けてなかったせいもあるんですけどね。
武:はじめ入ると、くるくる回る丸いのがあるじゃないですか。
< >
山:この画像の一番手前の左右にあるやつね。これなんやったん? 一応回してみたけど。。
武:俺も「?」って思った。なんつかな、「インタラクティブ」(笑)。
山:意味がわからんかったぞ。
武:なんか触れるものがあると嬉しいじゃん。導入って儀式なんだよ。最初のくるくる。寺でさ縦軸のくるくる回すのあるよね。くるくるを回すと難しいお経を全部読んだことになって、さあ仏教の世界へどうぞみたいな、あれと似てるかなあ、と。食べ物のことって難しいけど、これをくるくる回すと、分かったことになるのよ〜って。
山:ああ、チベットかどっかのやつ。マニ車ね。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E8%BB%8A
>
武:そうそう。日本の寺にあったと思ったが、手持ちじゃなくて、建物に据え付けてあったような。。
山:そのマニ車とあの展示にあったやつが一緒のようなもの? ちゃうやろw
武:なんかね、そんな気がしたのよ。なんでかっていうと、布教の導入としてマニ車があるわけでしょう、博物館展示は布教ではないが教育・啓蒙じゃん。誰でも分かり易く「教える」道具が必要で、導入としてくるくるなんかなあとなんとなく思ったんよ。。
山:そうなんかな。
武:例えば、美術展だと長々と挨拶が書いてある。展覧会のコンセプトとかね。
山:あ、そうやね。
武:で、博物館展示じゃん。そんなん内容は展示されてるんだし観りゃあ分かるんだから食べ物くるくるまわしとこ、みたいなw
山:わかるようなわからんようなw で、まあくるくる回して奥に入って行く訳やけど、やっぱり美術の展示とはだいぶ違うんで、よくわからないことが多かった。
武:そうか? なんかむしろ美術展示手法を取り入れてるような気がしたな。キャプションが布に字を縫ってるんだけどさ、現代美術の人でいなかたっけ? なんかそんな感じした。
山:刺繍のひとはいるけど。
武:そうそう、現代美術風の展示というか。
山:でもちょっとごちゃごちゃしてなかった?
武:ごちゃごちゃしてるのもイマドキの現代美術風じゃね?
山:そうか?
武:なんとなくだけどw で、テーブルがあって日本は元来「個食」だ、みたいなことが書かれているんだけど、いつごろのことを言ってるのかなあと思ったよ。縄文時代は個食じゃなくて鍋じゃん! みたいな。一族で鍋つついてるじゃん!みたいな、ね。「大勢食」じゃん! みたいなね。
山:ほう。そんなことが書いてあったのか。そんなに見なかったw
武:そか、じゃあいいわ。で、立体眼鏡とかをちょこっといじくって、パネルで仕切られた映像がある。これもなんとなく現代美術風な展示w
山:立体眼鏡? そんなのあったのか?
武:なんか大きい眼鏡みたいなのにフィルム差し込んで観る。棚にあったかな。
山:し、しらなかった。
武:なんとなくそこら辺の見せ方は、川俣正の通路展示とか似てるというか。ポラロイド写真が無造作に貼付けてあるとかね。なんとなく現代美術風。で「5つの味覚」の展示、MENU1になるんかな?
山:あれはけっこう衝撃的やったw
●MENU1エリア/わからないビジュアル! ただインパクトはあった
武:保育器に見立てたケースに5人分のゆりかごがあって5つの味覚、甘味・苦味・うま味・酸味・塩味が書いてあり、それぞれに赤ちゃんの顔のモニタがある。保育器側に味を形容する言葉が沢山貼付けてある。なんか現代美術風なのよねー。
山:あれ最初、なんでモニターで揺りかごで赤ん坊なのかがわからなくてこまったw
武:赤ちゃんに味が分かるか? って話だよね?
山:赤ん坊のときに母乳で味を覚えて、どうのこうの、ってそこらへんのおっちゃんが言ってたな。
武:で、母乳には「うま味」が圧倒的に多い、と。そういうことでよろしいんですか?
山:え、そうなん? そんなの書いてた?
武:母乳は「うま味」が多いというグラフを哺乳瓶で並べて展示してなかったっけ? つかガイド付きで観たんJARO!
山:いや、もうちょっと先からガイドの人についていったから。
武:じゃあ、MENU1ではこれしか印象にないんだろ!
< http://movapic.com/pic/201003071558494b934ea9c125e
>
山:そうなんですよ! しかもこれがなんなのかはまるでわからなかった!
武:そういえば俺も思い出せないw なにこれ?
山:わからない! ただインパクトはあった。
武:じゃあ進みましょう。でね、うま味が大切だ。ってところでスポンサーの「味の素」の話になるんですわw 一瞬、なにこれー! って思ったわ。まあ、それならそれでいいんだけど、それなら、入場料無料にしろ! ゴルア!
山:たしかに「はあ?」と思た。
武:もうね、ひどい。で、次に、匂いとか、チョコレートとか、あったでしょ。
山:ああ、あのにおいのは面白かった。
武:なんかあんまり匂い分からなかった。混ざるとコカコーラの匂いになるってやつだよね。
山:そうそう。あのレモンとシナモンとなんやったっけ、一緒に嗅ぐとコーラになる。
武:ならなかった。というか、わからなかった。俺やっぱ鼻が馬鹿なんだな。
山:鼻だけとちゃうんちゃうw
●MENU2エリア/なんでマクドナルド? は?
武:印象に残ってる事柄をあげてきましょう。MENU2で映像が展示してあったけど、肉を切っていくのとか、豆の不良を見分けるのとか、面白かったの。
山:モニターが4つ並んでんねんけど、ついつい見入ってしまうな、あの映像。ちゅうかすごいよな、機械。
武:すごいね、なんのために、と考えるとこれがみんな俺らの胃袋に入る訳だろ、なんかちょっと怖くもあるけどね。
山:これを思い出した。
< http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
>
武:ああ『いのちの食べかた』すね。話題になってましたね。観てないけどそういう感じなんだろうね。
山:なんかね、迷いがないっちゅうのがすごいよね。
武:そうだな。システムということか。
山:その先はなんやったっけ。えーと
武:マクドナルドですよ。
山:あ、そうや、マクドナルドw なんでマクドナルド? は? ってなるw
武:スポンサーだからさ。
山:そうなんやろうけども、それにしてもw
武:ひどいよなー、広告するなら入場料とるなっつーの! 入場料取るなら来場者全員に1,000円分のマックカード渡すとかよ! キリンの缶コーヒーを一本渡すとかね。味の素一袋配るとかね。
山:ああ、お土産持たせるとかそういうの欲しい。あのマクドナルドの展示、あんまり「食」と関係なかったりしてへんかった? ほんとただの宣伝やったような。。
武:詐欺だよ、詐欺。これは。「特別会計」予算で、独立行政法人作ってやってんじゃねーの?
山:しらんけどw
●MENU3エリア/何あの展示、意味なしお化け
武:次はMENU3、マグロとインスタントラーメンのブース。あと宇宙食か。
山:僕ね、飯食べてなかったんですよ。それで、色々見てたら、マクドナルドのハンバーガーか、カップヌードルを食べたくなったw なぜか他のものではなく。
武:思いっきり広告にやられてるなw けどカップヌードルは喰いたくなったw
山:いくつか昔の映像があって、みんなうまそうに食べてるねんなw
武:で、ガイドはなんか言ってたんでしょ?
山:言ってた。でもあんまり覚えてないなあw
武:何聴いてたんじゃい!
山:あ、フリーズドライのリンゴ触らしてもらったで。
武:おー、あれ触れなかったよ。天秤で重さ計れるだけだった。結構軽いんだよね。
山:そうそう。おもろい。
武:カサカサしてるの?
山:カサカサ、やね。リンゴとかってほとんど水分やねんな。だから水分飛ばすとめっちゃ軽くなる。
武:人間でフリーズドライってないんかな?
山:フリーズドライはないやろw ミイラは違うみたい。フリーズドライのイカと、スルメの違いが説明されてたやん。
武:ああ、あったあった。けどスルメの方がうまそうだったぞ。
山:見慣れてるからちゃうの? 実際に食べてみないとわからんな。
武:あと、無駄に場所使ってるマグロの展示あったよなw
山:あれなにw 一応入ったけど。
武:俺もw 何あの展示、意味なしお化け。あと宇宙からの食の映像はオモロかったな。天に向かって投影するってのがアイデアは面白いけど、やっぱ観にくかったけどね。
山:宇宙からの食? そんなのもあったのか!
武:宇宙食展示してあったじゃん。
山:宇宙食は見た。
武:その前では毛利衛さん若田光一さん野口聡一さんからの宇宙での食事レポート映像。あれはオモロかったの。
●MENU4エリア/ミドリムシには期待しましょう! ということ
山:あとはですね、ミドリムシですよミドリムシ。ミドリムシ見えましたか?
武:ミドリムシの個体はわからなかったねー。
山:じっさいミドリムシはどれぐらい活用できるんでしょうかね。
武:さあねー、ここはなんか展示がやたら力入ってた印象あるなあ。
山:ガイドの人にミドリムシの粉末の匂いを嗅がしてもらってんけど、抹茶のような、金魚の餌のような匂いやね。
武:ははは、そのままじゃん。
山:カロリーは低いみたいやね。栄養バランスがいいとかなんとか言うてはりましたが。
武:で、どうしてそんなにミドリムシを持ち上げてるのかが、わからなんだ。突然出てきた感じだよね。
山:なんやろう、東大で研究してるみたい。
武:東大で研究してるからなんだっつう話よ。ミドリムシより画期的な食のことを、地味〜に研究してる地方大学だってあるかも知らんしのう。
山:ミドリムシクッキーは、東大内にあるベンチャー企業みたいなところが作ってるみたいやね。研究して、それを商品にしたんやね。
武:東大と科学館と独立行政法人が癒着してるのか? うらやましいのう。東大学閥展か。
山:味の素の人も教授やったな。
武:ミドリムシ自体はいいんだけどね、あんまりにも唐突よね。なぜ、ミドリムシかわからないもん。
山:ふむ。なんでミドリムシなんやろね。あ、これちょっとわかりやすい。
< http://diamond.jp/series/miyama/10013/
>
武:まあ確かにそうかも知らんがねw ミドリムシしか地球を救わないのか?そんなこたーないだろ。
山:そりゃそうやろw
武:ミドリムシ喰うのやだなーw
山:ミドリムシクッキー食べてや! 買ってこいって言うたやないか!
武:あ、それは頂きますw 生態系を破壊しないで培養出来るというのは魅力だよね。経営が立ち行かなくなったショッピングモールとか、マンションとかをミドリムシプラントにすればいいかもだしね。国家事業だなw
山:「食」としてのユーグレナ(ミドリムシ)の可能性とは、動物と植物の中間微生物であるという性質から、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など、人間にとって必要な栄養素のほぼすべてを、"天然"で保有しているということです。とある。
武:ミドリムシには期待しましょう! ということで、「エイヨウバランスゲーム」やった?
山:え、なにそれ。
武:テーブルにフェルトの食べ物が置いてあって、モニタの前に、朝食、昼食、夕食をのせて診断するの。
山:ああ、なんか子供がやってた。そういうゲームやったんか。なにが分るん?
武:カロリー、栄養、塩分、PFCバランスとかいうの。まあ、ざっくりしたものだろうけどね。俺の場合、塩分以外は全部×。
山:どういう意味? 塩分は取れてるってこと?
武:そうそう。で、総合結果は「まずまず」だってw あんまり意味分からないw
山:なんのこっちゃw
武:で、ガイドのおっさんは何か気の効いたことを言ってたんか?
山:うーん、あんまり覚えてないなあw
●MENU5エリア/展示もなんだか現代美術風だなあー
武:じゃあつぎ、ゴミ袋のインスタレーションがあった所ね。あーゆー作家いたよね? ゴミ袋吊るしてる人。
山:というか、このMENU5をほとんどおぼえてないぞ! ゴミ袋なんて吊るしてたっけ? ゴミ箱はあったな。
武:ゴミ袋に映像を投影してたのと、ちょっと行くと天井からゴミ袋がたくさん吊るしてあった。それは見上げないと分からない。なんかでっかい椅子があった上にね。あの展示もなんだか現代美術風だなあーと思ってみてたw
山:そうなんか。見てない気がするw
●MENU6エリア/食の展示という課題でアートしました
武:ではMENU6にいってしまおうw 段ボールで作った牛が面白かったね。BSEの説明をしてる。
山:ああ、あのダンボールは牛やったんか! ただ覗くだけかと思ってた。
武:そうそう。ガイドのおじさんはなんか言ってた?
山:えーと、、何か言ってたような。やばいな、ほんまにあんまり覚えてないw
武:なんか最後は問題提起というかね、一杯の牛丼でどれだけの水が使われているか、輸入の牛、餌、それらには大量の外国の水を使ってる、と。
山:お、それは覚えてるぞ。ちゃんと見た。
武:で、締めくくりはなんだ、自給率の話か。
山:それもちゃんと見たぞ。垂れ幕というか暖簾みたいになってて、人が多くて見にくかったが。
武:全体を通して展示自体がなんつかアートというか、どこぞの現代美術家のインスタレーションみたいな感じを受けたなあ。で、今回のレビューはなんで美術展じゃなかったのか? というのも考えながら観てたんだけど、なんか展示手法としての「アート」のエキスがこの科学展にはあって「食の展示という課題でアートしました」みたいな感じだったな。
●展示について/やっぱり「サンプリング&リミックス」なんだよね
山:「今回のレビューはなんで美術展じゃなかったのか?」ってどういうこと?
武:科学博物館じゃないですか、美術館じゃなくて。今回。
山:そうやね。
武:で、そろそろガッツリ現代美術展観たいワケですよ。
山:そろそろってどういうことや。
武:現代美術展のレビューってやってないじゃない最近。
山:前回見たやん、ケントリッジ。
< https://bn.dgcr.com/archives/20100210140200.html
>
武:あれは映像だからね。いわゆるインスタレーションとかさ。
山:インスタレーションとかをみたいってこと?
武:そうそう。そういうのでレビュー書いてみたいなあ、と。けど、未来館に行くことになったw そのことをあれこれ考えながら観たりもした、ということなんですよ。なんか、ちょっとした現代美術的な展示の寄せ集め的なところを感じた、ということなんです。
山:ほう。じゃあ現代美術的な展示、というのはなんなんやろね。見せ方?
武:そだね、木の柱にヒモを通してクリップで吊ってるのって、川俣正『通路』
< https://bn.dgcr.com/archives/20080312140200.html
>
の引用っぽく感じたし、むき出しのパネルに穴をあけてモニタってのもね『ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ』
< https://bn.dgcr.com/archives/20090408140200.html
>
の映像展示みたいだったし。あと仕切り壁のディスプレイとか、ああ、中に蛍光灯の入っているゴミ箱も現代美術にありそうなアプローチだし、大量のゴミ袋展示、蛍光看板、布に字を縫ってるのとかもね。
山:コストと時間の問題もあるのかもしれん。
武:最初、そういうアーティスト達に仕事がふられてるのかなあって思ったんですよ。
山:どうなんやろ。
武:今調べたら展示してるのは「assistant」っていうデザインチームだね。あ、東大だ!
< http://www.withassistant.net/
>
< http://www.shinjuku-ai.jp/artist/10.html
>
山:え! そうなんや。
武:展覧会の仕事もしてるんだな。俺の10こ下w 勝ち組かあ。何喰ってるんだろうな?
山:しらんがなw
武:なんつか、やっぱり「サンプリング&リミックス」なんだよね。「血反吐オリジナル(笑)」じゃないんだよ。スタイリッシュで優秀で。いいな〜。
山:だからなんやねんなw
武:嫉妬と羨望。
山:なんかね、僕的にはやっぱりごちゃごちゃ感があって、どう見たらいいのかよくわかんなかったとこあるんですよ。だからパッと目に着いたものを見る、ような感じで見てたんやな。だから見てないのが多いのかも。
武:ガイドは? ガイドが何言ったかなんも書いてないぞ!
山:ガイドの人は、なんせ全部を説明してくれる訳ではないので、サクサク行ってまうんですよ。要点だけ説明、みたいな。
武:うん、だからその要点をいうてやー
山:おぼえてないなあw
武:わはは! 何しにお台場まで行ったんじゃ!!
山:あ、一番面白かったのはショップやねw なんかいろんな科学実験キットみたいなの売ってて。
武:おお、それ俺行けてない!
山:宇宙食買ってきましたw これね。
< http://movapic.com/pic/201003071727324b936374624b0
>
んで、すごい混んでるんよ、ショップ。みんなミドリムシクッキー並んで買ってたで。
武:そっかあ。。わかった! 結論! 【'おいしく、食べる'の科学展】科学未来館は展示に入らずにショップへ直行でオッケー!
山:展示をしっかり見ろ! あ、僕か。
【'おいしく、食べる'の科学展】日本科学未来館
< http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/food/
>
会期:2009年11月21日(土)〜2010年3月22日(月・祝)10:00〜17:00 火休
場所:日本科学未来館 1階企画展示ゾーンa(東京都江東区青海2-3-6)
入場料:大人1,000円、18歳以下400円
【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/新シリーズにとりかかりました】
アーティスト活動歴15年目の初個展『Real FantASIA』
< http://take-junichiro.tumblr.com/post/371808706/real-fantasia-press-release
>
会期:7月9日(金)〜7月18日(日)11:00〜19:00 ※12日(月)休廊
会場:gallery TEN(東京都台東区谷中2-4-2)
< http://blogs.dion.ne.jp/blogten/
>
展覧会以降の金のことは全くイメージ出来ないけど、描く絵は60歳くらいまでイメージ出来てる。なのできっと60歳までは生きて行けるんだろうと思う今日この頃。
take.junichiro@gmail.com
twitter < http://twitter.com/Take_J
>
Take Junichiro Art works
< http://take-junichiro.tumblr.com/
>
246表現者会議
< http://kaigi246.exblog.jp/
>
【山根康弘(やまね やすひろ)/この季節はどうにもこうにも】
yamane@swamp-publication.com
twitter < http://twitter.com/swamp_jp
>
SWAMP-PUBLICATION
< http://swamp-publication.com/
>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■グラフィック薄氷大魔王[213]
史上最強のマウスパッドと、その意外な利用法
吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20100310140100.html
>
───────────────────────────────────
史上最強のマウスパッド「Airpad pro III」というのを買ってきた。「まるでエアーホッケー」という触れ込みのマウスパッドで、「大げさな」とか思ってましたが、マジ、エアホッケー並!! 購入したのは、究極セットIIIの特大サイズ、スノー(夜光タイプ)。
パワーサポート < http://www.pawasapo.co.jp/products/air/
>
僕はマウスが苦手なのでマウス自体ひんぱんに買い換えたりマウスパッドを変えたりするけど、これは大当たり。愛用のLogicool小型レーザーワイヤレスマウスに付属のマウス用ソールを装着してみたら、さらに摩擦が小さくなった。
しかし、これはすごい。めちゃくちゃ軽く動く。これだったら普通のパソコン操作に(タブレットじゃなく)マウスを常用していいかもと思った。いや〜、これ使うと、マウスっていう入力デバイスのイメージが変わっちゃいますよ。ちょっと高いです。B5程度のサイズで4,000円ってマウスパッドの価格帯じゃないですね。もっと大きいA3程度サイズだと8,000円台です。
強いて言うなら、滑りすぎるため、ちょうどのところで止めにくいってのは確かにあります。目的地をちょっと通り過ぎてしまって戻る感じ。でも、動かし始めが軽い心地よさは、それを補って余りある。マウスを動かすのがおっくうじゃなくなる。Illustratorのパスをマウスでいじる人には最適かも。
ところで、なんでAirpad proを買ってきたかというと、実は、液晶タブレットWACOM Cintiq用です。透明/半透明で摩擦が適度にありそうなものを街で見つけると、必ず買ってくるのです。液晶タブレットの表面に貼り付けて、摩擦の調整ができそうなものは何でも買ってきて試してます。
Cintiq12インチに乗せて書いてみました。透明度は悪いです。濃い色の線画がなんとか見える程度。でも、書き味はなかなかイイ。シリコン素材なのでペン先が食い込んで、ストローク芯以上に形が書きやすいです。盛大にねっとりふかふかしますが、マウスパッドの表面はカサカサ乾いた感じなので、たとえると、厚い週刊誌のザラ紙ページにボールペンで描く感じかな。で、裏面はツルツルペタペタなのですが、こちら側を表にしてCintiqに貼り付けると透明度は多少上がりますが、ねっとり感がキツすぎて好みじゃないです。
まあ、Cintiq用としてはハズレでした。透明度が低すぎる。先日、同様に買ってきたのがvancoというメーカーの薄手のカッティングマット半透明白。書き味は最高なんだけど、光を拡散する粒子入りとのことで、薄い(2mm)のに液晶の絵がほとんど見えない〜。うちに前からある3mm厚の半透明カッティングマットのほうがよく見える。
他には文房具店で、使えそうなものを買ってきて試したりしてます。クリアーファイルや4つ穴ファイルの表紙に使われている、磨りガラス状っぽくザラザラした表面の半透明の樹脂板各種を切り抜いて試したり、などなど。それこそ、これまで液晶タブレットを使ってきた9年の間に、何十種類の素材を試しましたが、ハンズの切り売り厚手ビニールが今のところベストのようです。
で、このAirpad IIIはやわらかいシリコン素材なので、intuos4など普通のタブレットでもふかふかした書き味になって面白いです。そこで試してみたのが、以前デジクリに書いた「紙が凹むと、シャープペンなどの硬い筆記具でも、タブレットペンのストローク芯を使ったような描きやすさが得られる」ってこと。その時も、描きやすかったのはシリコン製のマウスパッドでした。狭くて描きにくかったけど今度のマウスパッドはそこそこ広い。
Airpad lllの上にコピー用紙をのせて描いてみたところ、今まででダントツベストの書き味になりました! 硬い筆記具では曲線を描くときなど、手の力や重さが少しでもゆらぐと線に影響しますが、紙が凹むと余分な力が吸収されてきれいな線が描けるんです。
おまけに、裏返して使うと、マウスパッドを机に貼り付けるための粘着っぽい材質が幸いし、紙を置いたらピタッと貼り付いてずれない。最近、板に低粘着両面テープで紙を固定していたんだけど、それより便利。また、下側になっている本来の表面はザラザラカサカサのマウスが究極に滑る素材。つまり、机の上でグルグル回し放題、どんな角度にもラクに回して描けます。表側が上の場合でも利点は同じで、マウスパッドが机に固定され、表面の紙はスルスル回し放題です。
マウスパッドなのにねぇ。意外な収穫でした。
参考:グラフィック薄氷大魔王[40]紙が凹むと描きやすい
< http://quill.to/hiroshi_yoshii/301ffe5d4b
>
○先週の「途方もなくすごい人」について、本人の確認が取れましたので、イラストレーター宮本幸男氏のブログの記事をリンクします。
・昔の自宅スタジオ風景。スゴスギルとはこういうことです。
< http://superguide.exblog.jp/2790455/
>
・現在の様子、フィジカルコントローラー等。
< http://tasan.blog47.fc2.com/blog-entry-1559.html
>
【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
Ustreamっての、やってみました。まだ試しで2回だけ、ドローイングしてるPhotoshopの作業風景をストリームしてみただけですが、みんなが見てると、燃えます。過剰にノリノリで描いちゃいますね〜。そのうちまたやってみよう。
「ヤンス!ガンス!」を含む上映会「おれ※劇場 うるまでるび×秋元きつね×ケロケロキング 上映会とトークライブ」というのが渋谷のユーロスペースであります。3月12日(金)。僕はこの上映会に関わってるわけじゃないですが、おもしろそう! ※=ハートマーク
< http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=260
>
アニメ『ヤンス!ガンス!』放映中。TVK(テレビ神奈川)金曜朝7:25と深夜25:25。Wiiシアターの間でも配信中。
< http://meatordie.com/
>
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■編集後記(3/10)
・月曜日に確定申告に行った。申告会場は川口駅前のリリアかキュポ・ラだと思い込んでおり、とりあえず15時10分にリリアに到着。ところが全然人がいない。じゃキュポ・ラかと思い、リリアの受付嬢に尋ねると「今年はSKIPシティですよ」と会場案内のペラをくれた。ゲゲゲの鬼太郎! SKIPシティはそこからそうとう離れたところにある。電車やバスを使ったら、絶対に締切の16時までに到着は不可能だ。一瞬、今日はやめとこかと思ったが、このまま自転車で行く! 内装3段変速のママチャリ「アンパンマン号」で行く。かつて知ったる道をかなりのスピードで走る。ずいぶん寒いのに汗をかく。約25分でSKIPシティに到着した。会場はすごく人が並んでいたが、提出のみの列はせいぜい20人くらいだった。申告書を提示し、いくつか確認したら思い違いの記入ミスがあることを指摘される。なんと課税額が1/5に減るのであった! やった〜! しかしな〜、善良な国民はわずかな金額に一喜一憂してるというのに、10億円以上のカネの移動をまったく知らなかったと言いはり、ばれたらあっさり6億円を支払って、これで納税の義務を果たしたと居直る総理大臣を戴く国なんだからな。納税がばからしくなる。正直者が損をする国って...。(柴田)
・先日、電子辞書のことを書いたら、芦之由さんから「Mac OSX標準の辞書アプリを使ってますか?」とメールが届く。ご推測の通り。キータッチミスか何かで、たまに予期せず辞書が開いて、ええいうっとおしい、と思っていたのであった。ごめんよ、辞書......。調べると小学館の「大辞泉」国語辞典と「類語例解辞典」が搭載。英和・和英辞典は「プログレッシブ英和・和英中辞典」。すべて2006年版。Wikipediaも調べられる。環境設定で「Oxford American Writer's Thesaurus」と「New Oxford American Dictionary」も追加可能。コンテクストメニューで辞書アプリか辞書パネルを開くか選べる。「調べたい単語の上にポインタを置いて『Control + Command + D』を押すと、小さな辞書パネルが表示されます。『Control + Command + D』を押しっぱなしでポインタを動かしていくと、次々と辞書パネルを表示させることができて便利です。」とのこと。こりゃ便利! 直接、辞書アプリを開くようにすることも設定可能だし、「dict://調べたい言葉」でSafariのURL入力窓からでも検索可能。StarDict形式辞書を変換して追加することもできる(EPWING形式からStarDict形式に変換する方法あり)。参考リンクもつけてくださっていたので、そのままつけておきますです。メールありがとうございます!/四天王寺さんには、「転法輪」があります。毎回まわしてくるよ〜。(hammer.mule)
< http://sakito.jp/mac/dictionary.html
>
紹介マニア:辞書(Dictionary).appを使い倒そう
< http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-618.html
>
わかばマークのMacの備忘録:control+command+D、さらに押しっ放しで辞書表
示
< http://wildlifesanctuary.blog38.fc2.com/blog-entry-157.html
>
鳥獣保護区:Firefoxで選択した文字をDictionary.appで引くuserChrome.jsス
クリプト
< http://blog.bddb.org/article.php?id=240
>
StarDictでEPWINGデータを使う
< http://blogs.yahoo.co.jp/eyeudjat/49019610.html
>
四天王寺さんの転法輪。幸之助さんの寄進だったのか〜。
< http://www.shitennoji.or.jp/keidai/saidaimon.htm
>
法輪はチャクラを表す
現代美術家のインスタレーショングループ展みたいな感じ
──【'おいしく、食べる'の科学展】を観て
武 盾一郎&山根康弘
< https://bn.dgcr.com/archives/20100310140200.html
>
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武(twitter ID:Take_J):どーもー!
山(twitter ID:swamp_jp):いやー、昨日も呑みましたよ〜。呑み疲れ。
武:何処で呑んでたん?
山:新宿の「しょうすけ」。
武:「しょうすけ」かい!! イトヒサ(twitter ID:xixtxox)とべちおさん(twitter ID:bachiosamansa)とかい?
山:そう。
武:わはは! 何時まで呑んでたん?
山:何時やろ。12時ぐらいかな。
武:あれ? べちおさんって神奈川じゃなかったっけ? 帰れないジャマイカ。
山:いや、それがね、「車で向かってる」っていうから、どういうことなんやろと思ってたんですけど、どうやら奥さんに運転してもらってきたようで。
武:えっ! で、帰りは?
山:帰りはね、奥さんどっかで待っててくれたらしく、僕らも送ってもらいましたw 娘さんもいたよw なんかすんませんでした!
武:えーっ!!!! 信じられん、極道呑んだくれオヤジどもだなー!
山:不思議な感じでしたw
武:つか、なら席を共にすれば良かったんに、嫁さんはノンアルコールで、娘さんはいくつだか知らないけどきっと良い情操教育にもなったろう、「こんな大人にはなってはいけません」的にw けど、待たせておいて送ってまで貰ったのか、、、俺さえ居れば、その間、嫁さんと娘さんの相手をしたというのに。。。
山:べちおさんファミリー! 小汚いおっさんが〜! 逃げて!!
武:「奥さん、向こうで酔っぱらいの薄汚い野郎どもが楽しんでるので、こちらはこちらでムーディーに楽しみませんか。おっと、お嬢ちゃん、歳はいくつだい? ほう、そうかい。じゃあこれ。」と、何もなかった手のひらを閉じてまた開くと手のひらに小さな花が。その花を娘さんの髪の毛にかんざしのように飾り、にっこりと微笑む武盾一郎。トレンチコートから葉巻を一本取り出し、港を見つめながら静かに紫煙をくゆらせた。
山:なんやねんその妄想は! なにが「ほう、そうかい。」じゃ! 何処に港あんねんw
武:わはは! そんな訳でですねー、今回はミトコンドリア! じゃなかった、ミドリムシ! ミドリムシクッキー喰った?
山:食べたで。
武:うまかった?
山:そうやなあ、普通のクッキーやな。ちょっとミドリムシの味するけど。
武:ミドリムシの味て! くったことあんのか! そんなわけで言ってきましたよ、お台場。【'おいしく、食べる'の科学展】日本科学未来館
< http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/food/
>
< http://www.miraikan.jst.go.jp/webcm/food/
>
●【'おいしく、食べる'の科学展】日本科学未来館
山:あ、ワークシートなんてあったのか。
武:そうそう。わざわざ妹のところでプリントアウトして持ってった。冊子になるんですよ。だもんだから、出力して作って持ってったんだけど、現場では使わなかったw
< http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/food/worksheet.html
>
山:使わんのかいw じゃあ何処で使うんや。
武:使わずじまい。まあ、参考書のようなもんだのw
山:子供用みたいやしな。40過ぎた坊主のおっさんが一人で一生懸命その冊子に書込んでたら、、ちょっとなw
武:科学未来館に辿り着くので精一杯ですっかり忘れてしまったのだよ。
山:そんなに難しくないやないか。
武:いやあ悩んだよ。大崎からりんかい線で東京テレポート駅か、新橋からゆりかもめでテレコムセンターか。で、東京テレポート駅で降りたんだけど、ガンダムの時みたいな「科学未来館コチラ→」の案内がないんすよ!
< https://bn.dgcr.com/archives/20090909140200.html
>
めちゃくちゃ焦った。俺はこのままこの埋め立て地から出られないのではないだろうか? とか思ったよ。
山:地図見りゃわかるやないか。僕はテレコムセンターの改札でても全く人がいなくて、階段降りた先のでかい公園にも誰もいなくて、えらいとこやなあ、と思た。
武:そうそう。誰もいない。ガランとしてて道がドーンとあって建物がボーンとあるだけ。
山:こんなとこの展示に人おるんかいな、と思ってんけど、科学未来館は結構混んでた。
武:ほう。俺が行った時は、プツカルと親子連れがぽつりといたくらいだったかな。
山:そうなんや。けっこういたぞ。で、ガイドみたいな人がいたので付いて行きました。
武:そうなん! そんなんガイドなんて俺についてくれなかった! 「オレ・ヒトリボッチ。。。」「オマエ・イツモ・トモダチイル。。。」
山:なんやねんそれはw ダイダラボッチみたいな顔してからにw
< >
武:イメージとしてはもののけ姫の猩々(しょうじょう)ね。
< >
山:「人語を解し、赤い顔をした人間のごとき容姿で、酒を好むとされている」。あ、武さんか。どうでもええけどw
武:「人間のごとき容姿」! つか展示ですよ!
●PROLOGUEエリア/ごちゃごちゃしてるのもイマドキの現代美術風じゃね?
山:で、ガイドの人がいろいろ説明してくれたんで見やすかったですな。最初入ったとき、何をどうみればええのかわからんかった。まあ酒が抜けてなかったせいもあるんですけどね。
武:はじめ入ると、くるくる回る丸いのがあるじゃないですか。
< >
山:この画像の一番手前の左右にあるやつね。これなんやったん? 一応回してみたけど。。
武:俺も「?」って思った。なんつかな、「インタラクティブ」(笑)。
山:意味がわからんかったぞ。
武:なんか触れるものがあると嬉しいじゃん。導入って儀式なんだよ。最初のくるくる。寺でさ縦軸のくるくる回すのあるよね。くるくるを回すと難しいお経を全部読んだことになって、さあ仏教の世界へどうぞみたいな、あれと似てるかなあ、と。食べ物のことって難しいけど、これをくるくる回すと、分かったことになるのよ〜って。
山:ああ、チベットかどっかのやつ。マニ車ね。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8B%E8%BB%8A
>
武:そうそう。日本の寺にあったと思ったが、手持ちじゃなくて、建物に据え付けてあったような。。
山:そのマニ車とあの展示にあったやつが一緒のようなもの? ちゃうやろw
武:なんかね、そんな気がしたのよ。なんでかっていうと、布教の導入としてマニ車があるわけでしょう、博物館展示は布教ではないが教育・啓蒙じゃん。誰でも分かり易く「教える」道具が必要で、導入としてくるくるなんかなあとなんとなく思ったんよ。。
山:そうなんかな。
武:例えば、美術展だと長々と挨拶が書いてある。展覧会のコンセプトとかね。
山:あ、そうやね。
武:で、博物館展示じゃん。そんなん内容は展示されてるんだし観りゃあ分かるんだから食べ物くるくるまわしとこ、みたいなw
山:わかるようなわからんようなw で、まあくるくる回して奥に入って行く訳やけど、やっぱり美術の展示とはだいぶ違うんで、よくわからないことが多かった。
武:そうか? なんかむしろ美術展示手法を取り入れてるような気がしたな。キャプションが布に字を縫ってるんだけどさ、現代美術の人でいなかたっけ? なんかそんな感じした。
山:刺繍のひとはいるけど。
武:そうそう、現代美術風の展示というか。
山:でもちょっとごちゃごちゃしてなかった?
武:ごちゃごちゃしてるのもイマドキの現代美術風じゃね?
山:そうか?
武:なんとなくだけどw で、テーブルがあって日本は元来「個食」だ、みたいなことが書かれているんだけど、いつごろのことを言ってるのかなあと思ったよ。縄文時代は個食じゃなくて鍋じゃん! みたいな。一族で鍋つついてるじゃん!みたいな、ね。「大勢食」じゃん! みたいなね。
山:ほう。そんなことが書いてあったのか。そんなに見なかったw
武:そか、じゃあいいわ。で、立体眼鏡とかをちょこっといじくって、パネルで仕切られた映像がある。これもなんとなく現代美術風な展示w
山:立体眼鏡? そんなのあったのか?
武:なんか大きい眼鏡みたいなのにフィルム差し込んで観る。棚にあったかな。
山:し、しらなかった。
武:なんとなくそこら辺の見せ方は、川俣正の通路展示とか似てるというか。ポラロイド写真が無造作に貼付けてあるとかね。なんとなく現代美術風。で「5つの味覚」の展示、MENU1になるんかな?
山:あれはけっこう衝撃的やったw
●MENU1エリア/わからないビジュアル! ただインパクトはあった
武:保育器に見立てたケースに5人分のゆりかごがあって5つの味覚、甘味・苦味・うま味・酸味・塩味が書いてあり、それぞれに赤ちゃんの顔のモニタがある。保育器側に味を形容する言葉が沢山貼付けてある。なんか現代美術風なのよねー。
山:あれ最初、なんでモニターで揺りかごで赤ん坊なのかがわからなくてこまったw
武:赤ちゃんに味が分かるか? って話だよね?
山:赤ん坊のときに母乳で味を覚えて、どうのこうの、ってそこらへんのおっちゃんが言ってたな。
武:で、母乳には「うま味」が圧倒的に多い、と。そういうことでよろしいんですか?
山:え、そうなん? そんなの書いてた?
武:母乳は「うま味」が多いというグラフを哺乳瓶で並べて展示してなかったっけ? つかガイド付きで観たんJARO!
山:いや、もうちょっと先からガイドの人についていったから。
武:じゃあ、MENU1ではこれしか印象にないんだろ!
< http://movapic.com/pic/201003071558494b934ea9c125e
>
山:そうなんですよ! しかもこれがなんなのかはまるでわからなかった!
武:そういえば俺も思い出せないw なにこれ?
山:わからない! ただインパクトはあった。
武:じゃあ進みましょう。でね、うま味が大切だ。ってところでスポンサーの「味の素」の話になるんですわw 一瞬、なにこれー! って思ったわ。まあ、それならそれでいいんだけど、それなら、入場料無料にしろ! ゴルア!
山:たしかに「はあ?」と思た。
武:もうね、ひどい。で、次に、匂いとか、チョコレートとか、あったでしょ。
山:ああ、あのにおいのは面白かった。
武:なんかあんまり匂い分からなかった。混ざるとコカコーラの匂いになるってやつだよね。
山:そうそう。あのレモンとシナモンとなんやったっけ、一緒に嗅ぐとコーラになる。
武:ならなかった。というか、わからなかった。俺やっぱ鼻が馬鹿なんだな。
山:鼻だけとちゃうんちゃうw
●MENU2エリア/なんでマクドナルド? は?
武:印象に残ってる事柄をあげてきましょう。MENU2で映像が展示してあったけど、肉を切っていくのとか、豆の不良を見分けるのとか、面白かったの。
山:モニターが4つ並んでんねんけど、ついつい見入ってしまうな、あの映像。ちゅうかすごいよな、機械。
武:すごいね、なんのために、と考えるとこれがみんな俺らの胃袋に入る訳だろ、なんかちょっと怖くもあるけどね。
山:これを思い出した。
< http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
>
武:ああ『いのちの食べかた』すね。話題になってましたね。観てないけどそういう感じなんだろうね。
山:なんかね、迷いがないっちゅうのがすごいよね。
武:そうだな。システムということか。
山:その先はなんやったっけ。えーと
武:マクドナルドですよ。
山:あ、そうや、マクドナルドw なんでマクドナルド? は? ってなるw
武:スポンサーだからさ。
山:そうなんやろうけども、それにしてもw
武:ひどいよなー、広告するなら入場料とるなっつーの! 入場料取るなら来場者全員に1,000円分のマックカード渡すとかよ! キリンの缶コーヒーを一本渡すとかね。味の素一袋配るとかね。
山:ああ、お土産持たせるとかそういうの欲しい。あのマクドナルドの展示、あんまり「食」と関係なかったりしてへんかった? ほんとただの宣伝やったような。。
武:詐欺だよ、詐欺。これは。「特別会計」予算で、独立行政法人作ってやってんじゃねーの?
山:しらんけどw
●MENU3エリア/何あの展示、意味なしお化け
武:次はMENU3、マグロとインスタントラーメンのブース。あと宇宙食か。
山:僕ね、飯食べてなかったんですよ。それで、色々見てたら、マクドナルドのハンバーガーか、カップヌードルを食べたくなったw なぜか他のものではなく。
武:思いっきり広告にやられてるなw けどカップヌードルは喰いたくなったw
山:いくつか昔の映像があって、みんなうまそうに食べてるねんなw
武:で、ガイドはなんか言ってたんでしょ?
山:言ってた。でもあんまり覚えてないなあw
武:何聴いてたんじゃい!
山:あ、フリーズドライのリンゴ触らしてもらったで。
武:おー、あれ触れなかったよ。天秤で重さ計れるだけだった。結構軽いんだよね。
山:そうそう。おもろい。
武:カサカサしてるの?
山:カサカサ、やね。リンゴとかってほとんど水分やねんな。だから水分飛ばすとめっちゃ軽くなる。
武:人間でフリーズドライってないんかな?
山:フリーズドライはないやろw ミイラは違うみたい。フリーズドライのイカと、スルメの違いが説明されてたやん。
武:ああ、あったあった。けどスルメの方がうまそうだったぞ。
山:見慣れてるからちゃうの? 実際に食べてみないとわからんな。
武:あと、無駄に場所使ってるマグロの展示あったよなw
山:あれなにw 一応入ったけど。
武:俺もw 何あの展示、意味なしお化け。あと宇宙からの食の映像はオモロかったな。天に向かって投影するってのがアイデアは面白いけど、やっぱ観にくかったけどね。
山:宇宙からの食? そんなのもあったのか!
武:宇宙食展示してあったじゃん。
山:宇宙食は見た。
武:その前では毛利衛さん若田光一さん野口聡一さんからの宇宙での食事レポート映像。あれはオモロかったの。
●MENU4エリア/ミドリムシには期待しましょう! ということ
山:あとはですね、ミドリムシですよミドリムシ。ミドリムシ見えましたか?
武:ミドリムシの個体はわからなかったねー。
山:じっさいミドリムシはどれぐらい活用できるんでしょうかね。
武:さあねー、ここはなんか展示がやたら力入ってた印象あるなあ。
山:ガイドの人にミドリムシの粉末の匂いを嗅がしてもらってんけど、抹茶のような、金魚の餌のような匂いやね。
武:ははは、そのままじゃん。
山:カロリーは低いみたいやね。栄養バランスがいいとかなんとか言うてはりましたが。
武:で、どうしてそんなにミドリムシを持ち上げてるのかが、わからなんだ。突然出てきた感じだよね。
山:なんやろう、東大で研究してるみたい。
武:東大で研究してるからなんだっつう話よ。ミドリムシより画期的な食のことを、地味〜に研究してる地方大学だってあるかも知らんしのう。
山:ミドリムシクッキーは、東大内にあるベンチャー企業みたいなところが作ってるみたいやね。研究して、それを商品にしたんやね。
武:東大と科学館と独立行政法人が癒着してるのか? うらやましいのう。東大学閥展か。
山:味の素の人も教授やったな。
武:ミドリムシ自体はいいんだけどね、あんまりにも唐突よね。なぜ、ミドリムシかわからないもん。
山:ふむ。なんでミドリムシなんやろね。あ、これちょっとわかりやすい。
< http://diamond.jp/series/miyama/10013/
>
武:まあ確かにそうかも知らんがねw ミドリムシしか地球を救わないのか?そんなこたーないだろ。
山:そりゃそうやろw
武:ミドリムシ喰うのやだなーw
山:ミドリムシクッキー食べてや! 買ってこいって言うたやないか!
武:あ、それは頂きますw 生態系を破壊しないで培養出来るというのは魅力だよね。経営が立ち行かなくなったショッピングモールとか、マンションとかをミドリムシプラントにすればいいかもだしね。国家事業だなw
山:「食」としてのユーグレナ(ミドリムシ)の可能性とは、動物と植物の中間微生物であるという性質から、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など、人間にとって必要な栄養素のほぼすべてを、"天然"で保有しているということです。とある。
武:ミドリムシには期待しましょう! ということで、「エイヨウバランスゲーム」やった?
山:え、なにそれ。
武:テーブルにフェルトの食べ物が置いてあって、モニタの前に、朝食、昼食、夕食をのせて診断するの。
山:ああ、なんか子供がやってた。そういうゲームやったんか。なにが分るん?
武:カロリー、栄養、塩分、PFCバランスとかいうの。まあ、ざっくりしたものだろうけどね。俺の場合、塩分以外は全部×。
山:どういう意味? 塩分は取れてるってこと?
武:そうそう。で、総合結果は「まずまず」だってw あんまり意味分からないw
山:なんのこっちゃw
武:で、ガイドのおっさんは何か気の効いたことを言ってたんか?
山:うーん、あんまり覚えてないなあw
●MENU5エリア/展示もなんだか現代美術風だなあー
武:じゃあつぎ、ゴミ袋のインスタレーションがあった所ね。あーゆー作家いたよね? ゴミ袋吊るしてる人。
山:というか、このMENU5をほとんどおぼえてないぞ! ゴミ袋なんて吊るしてたっけ? ゴミ箱はあったな。
武:ゴミ袋に映像を投影してたのと、ちょっと行くと天井からゴミ袋がたくさん吊るしてあった。それは見上げないと分からない。なんかでっかい椅子があった上にね。あの展示もなんだか現代美術風だなあーと思ってみてたw
山:そうなんか。見てない気がするw
●MENU6エリア/食の展示という課題でアートしました
武:ではMENU6にいってしまおうw 段ボールで作った牛が面白かったね。BSEの説明をしてる。
山:ああ、あのダンボールは牛やったんか! ただ覗くだけかと思ってた。
武:そうそう。ガイドのおじさんはなんか言ってた?
山:えーと、、何か言ってたような。やばいな、ほんまにあんまり覚えてないw
武:なんか最後は問題提起というかね、一杯の牛丼でどれだけの水が使われているか、輸入の牛、餌、それらには大量の外国の水を使ってる、と。
山:お、それは覚えてるぞ。ちゃんと見た。
武:で、締めくくりはなんだ、自給率の話か。
山:それもちゃんと見たぞ。垂れ幕というか暖簾みたいになってて、人が多くて見にくかったが。
武:全体を通して展示自体がなんつかアートというか、どこぞの現代美術家のインスタレーションみたいな感じを受けたなあ。で、今回のレビューはなんで美術展じゃなかったのか? というのも考えながら観てたんだけど、なんか展示手法としての「アート」のエキスがこの科学展にはあって「食の展示という課題でアートしました」みたいな感じだったな。
●展示について/やっぱり「サンプリング&リミックス」なんだよね
山:「今回のレビューはなんで美術展じゃなかったのか?」ってどういうこと?
武:科学博物館じゃないですか、美術館じゃなくて。今回。
山:そうやね。
武:で、そろそろガッツリ現代美術展観たいワケですよ。
山:そろそろってどういうことや。
武:現代美術展のレビューってやってないじゃない最近。
山:前回見たやん、ケントリッジ。
< https://bn.dgcr.com/archives/20100210140200.html
>
武:あれは映像だからね。いわゆるインスタレーションとかさ。
山:インスタレーションとかをみたいってこと?
武:そうそう。そういうのでレビュー書いてみたいなあ、と。けど、未来館に行くことになったw そのことをあれこれ考えながら観たりもした、ということなんですよ。なんか、ちょっとした現代美術的な展示の寄せ集め的なところを感じた、ということなんです。
山:ほう。じゃあ現代美術的な展示、というのはなんなんやろね。見せ方?
武:そだね、木の柱にヒモを通してクリップで吊ってるのって、川俣正『通路』
< https://bn.dgcr.com/archives/20080312140200.html
>
の引用っぽく感じたし、むき出しのパネルに穴をあけてモニタってのもね『ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ』
< https://bn.dgcr.com/archives/20090408140200.html
>
の映像展示みたいだったし。あと仕切り壁のディスプレイとか、ああ、中に蛍光灯の入っているゴミ箱も現代美術にありそうなアプローチだし、大量のゴミ袋展示、蛍光看板、布に字を縫ってるのとかもね。
山:コストと時間の問題もあるのかもしれん。
武:最初、そういうアーティスト達に仕事がふられてるのかなあって思ったんですよ。
山:どうなんやろ。
武:今調べたら展示してるのは「assistant」っていうデザインチームだね。あ、東大だ!
< http://www.withassistant.net/
>
< http://www.shinjuku-ai.jp/artist/10.html
>
山:え! そうなんや。
武:展覧会の仕事もしてるんだな。俺の10こ下w 勝ち組かあ。何喰ってるんだろうな?
山:しらんがなw
武:なんつか、やっぱり「サンプリング&リミックス」なんだよね。「血反吐オリジナル(笑)」じゃないんだよ。スタイリッシュで優秀で。いいな〜。
山:だからなんやねんなw
武:嫉妬と羨望。
山:なんかね、僕的にはやっぱりごちゃごちゃ感があって、どう見たらいいのかよくわかんなかったとこあるんですよ。だからパッと目に着いたものを見る、ような感じで見てたんやな。だから見てないのが多いのかも。
武:ガイドは? ガイドが何言ったかなんも書いてないぞ!
山:ガイドの人は、なんせ全部を説明してくれる訳ではないので、サクサク行ってまうんですよ。要点だけ説明、みたいな。
武:うん、だからその要点をいうてやー
山:おぼえてないなあw
武:わはは! 何しにお台場まで行ったんじゃ!!
山:あ、一番面白かったのはショップやねw なんかいろんな科学実験キットみたいなの売ってて。
武:おお、それ俺行けてない!
山:宇宙食買ってきましたw これね。
< http://movapic.com/pic/201003071727324b936374624b0
>
んで、すごい混んでるんよ、ショップ。みんなミドリムシクッキー並んで買ってたで。
武:そっかあ。。わかった! 結論! 【'おいしく、食べる'の科学展】科学未来館は展示に入らずにショップへ直行でオッケー!
山:展示をしっかり見ろ! あ、僕か。
【'おいしく、食べる'の科学展】日本科学未来館
< http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/food/
>
会期:2009年11月21日(土)〜2010年3月22日(月・祝)10:00〜17:00 火休
場所:日本科学未来館 1階企画展示ゾーンa(東京都江東区青海2-3-6)
入場料:大人1,000円、18歳以下400円
【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/新シリーズにとりかかりました】
アーティスト活動歴15年目の初個展『Real FantASIA』
< http://take-junichiro.tumblr.com/post/371808706/real-fantasia-press-release
>
会期:7月9日(金)〜7月18日(日)11:00〜19:00 ※12日(月)休廊
会場:gallery TEN(東京都台東区谷中2-4-2)
< http://blogs.dion.ne.jp/blogten/
>
展覧会以降の金のことは全くイメージ出来ないけど、描く絵は60歳くらいまでイメージ出来てる。なのできっと60歳までは生きて行けるんだろうと思う今日この頃。
take.junichiro@gmail.com
twitter < http://twitter.com/Take_J
>
Take Junichiro Art works
< http://take-junichiro.tumblr.com/
>
246表現者会議
< http://kaigi246.exblog.jp/
>
【山根康弘(やまね やすひろ)/この季節はどうにもこうにも】
yamane@swamp-publication.com
twitter < http://twitter.com/swamp_jp
>
SWAMP-PUBLICATION
< http://swamp-publication.com/
>
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■グラフィック薄氷大魔王[213]
史上最強のマウスパッドと、その意外な利用法
吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20100310140100.html
>
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史上最強のマウスパッド「Airpad pro III」というのを買ってきた。「まるでエアーホッケー」という触れ込みのマウスパッドで、「大げさな」とか思ってましたが、マジ、エアホッケー並!! 購入したのは、究極セットIIIの特大サイズ、スノー(夜光タイプ)。
パワーサポート < http://www.pawasapo.co.jp/products/air/
>
僕はマウスが苦手なのでマウス自体ひんぱんに買い換えたりマウスパッドを変えたりするけど、これは大当たり。愛用のLogicool小型レーザーワイヤレスマウスに付属のマウス用ソールを装着してみたら、さらに摩擦が小さくなった。
しかし、これはすごい。めちゃくちゃ軽く動く。これだったら普通のパソコン操作に(タブレットじゃなく)マウスを常用していいかもと思った。いや〜、これ使うと、マウスっていう入力デバイスのイメージが変わっちゃいますよ。ちょっと高いです。B5程度のサイズで4,000円ってマウスパッドの価格帯じゃないですね。もっと大きいA3程度サイズだと8,000円台です。
強いて言うなら、滑りすぎるため、ちょうどのところで止めにくいってのは確かにあります。目的地をちょっと通り過ぎてしまって戻る感じ。でも、動かし始めが軽い心地よさは、それを補って余りある。マウスを動かすのがおっくうじゃなくなる。Illustratorのパスをマウスでいじる人には最適かも。
ところで、なんでAirpad proを買ってきたかというと、実は、液晶タブレットWACOM Cintiq用です。透明/半透明で摩擦が適度にありそうなものを街で見つけると、必ず買ってくるのです。液晶タブレットの表面に貼り付けて、摩擦の調整ができそうなものは何でも買ってきて試してます。
Cintiq12インチに乗せて書いてみました。透明度は悪いです。濃い色の線画がなんとか見える程度。でも、書き味はなかなかイイ。シリコン素材なのでペン先が食い込んで、ストローク芯以上に形が書きやすいです。盛大にねっとりふかふかしますが、マウスパッドの表面はカサカサ乾いた感じなので、たとえると、厚い週刊誌のザラ紙ページにボールペンで描く感じかな。で、裏面はツルツルペタペタなのですが、こちら側を表にしてCintiqに貼り付けると透明度は多少上がりますが、ねっとり感がキツすぎて好みじゃないです。
まあ、Cintiq用としてはハズレでした。透明度が低すぎる。先日、同様に買ってきたのがvancoというメーカーの薄手のカッティングマット半透明白。書き味は最高なんだけど、光を拡散する粒子入りとのことで、薄い(2mm)のに液晶の絵がほとんど見えない〜。うちに前からある3mm厚の半透明カッティングマットのほうがよく見える。
他には文房具店で、使えそうなものを買ってきて試したりしてます。クリアーファイルや4つ穴ファイルの表紙に使われている、磨りガラス状っぽくザラザラした表面の半透明の樹脂板各種を切り抜いて試したり、などなど。それこそ、これまで液晶タブレットを使ってきた9年の間に、何十種類の素材を試しましたが、ハンズの切り売り厚手ビニールが今のところベストのようです。
で、このAirpad IIIはやわらかいシリコン素材なので、intuos4など普通のタブレットでもふかふかした書き味になって面白いです。そこで試してみたのが、以前デジクリに書いた「紙が凹むと、シャープペンなどの硬い筆記具でも、タブレットペンのストローク芯を使ったような描きやすさが得られる」ってこと。その時も、描きやすかったのはシリコン製のマウスパッドでした。狭くて描きにくかったけど今度のマウスパッドはそこそこ広い。
Airpad lllの上にコピー用紙をのせて描いてみたところ、今まででダントツベストの書き味になりました! 硬い筆記具では曲線を描くときなど、手の力や重さが少しでもゆらぐと線に影響しますが、紙が凹むと余分な力が吸収されてきれいな線が描けるんです。
おまけに、裏返して使うと、マウスパッドを机に貼り付けるための粘着っぽい材質が幸いし、紙を置いたらピタッと貼り付いてずれない。最近、板に低粘着両面テープで紙を固定していたんだけど、それより便利。また、下側になっている本来の表面はザラザラカサカサのマウスが究極に滑る素材。つまり、机の上でグルグル回し放題、どんな角度にもラクに回して描けます。表側が上の場合でも利点は同じで、マウスパッドが机に固定され、表面の紙はスルスル回し放題です。
マウスパッドなのにねぇ。意外な収穫でした。
参考:グラフィック薄氷大魔王[40]紙が凹むと描きやすい
< http://quill.to/hiroshi_yoshii/301ffe5d4b
>
○先週の「途方もなくすごい人」について、本人の確認が取れましたので、イラストレーター宮本幸男氏のブログの記事をリンクします。
・昔の自宅スタジオ風景。スゴスギルとはこういうことです。
< http://superguide.exblog.jp/2790455/
>
・現在の様子、フィジカルコントローラー等。
< http://tasan.blog47.fc2.com/blog-entry-1559.html
>
【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
Ustreamっての、やってみました。まだ試しで2回だけ、ドローイングしてるPhotoshopの作業風景をストリームしてみただけですが、みんなが見てると、燃えます。過剰にノリノリで描いちゃいますね〜。そのうちまたやってみよう。
「ヤンス!ガンス!」を含む上映会「おれ※劇場 うるまでるび×秋元きつね×ケロケロキング 上映会とトークライブ」というのが渋谷のユーロスペースであります。3月12日(金)。僕はこの上映会に関わってるわけじゃないですが、おもしろそう! ※=ハートマーク
< http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=260
>
アニメ『ヤンス!ガンス!』放映中。TVK(テレビ神奈川)金曜朝7:25と深夜25:25。Wiiシアターの間でも配信中。
< http://meatordie.com/
>
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■編集後記(3/10)
・月曜日に確定申告に行った。申告会場は川口駅前のリリアかキュポ・ラだと思い込んでおり、とりあえず15時10分にリリアに到着。ところが全然人がいない。じゃキュポ・ラかと思い、リリアの受付嬢に尋ねると「今年はSKIPシティですよ」と会場案内のペラをくれた。ゲゲゲの鬼太郎! SKIPシティはそこからそうとう離れたところにある。電車やバスを使ったら、絶対に締切の16時までに到着は不可能だ。一瞬、今日はやめとこかと思ったが、このまま自転車で行く! 内装3段変速のママチャリ「アンパンマン号」で行く。かつて知ったる道をかなりのスピードで走る。ずいぶん寒いのに汗をかく。約25分でSKIPシティに到着した。会場はすごく人が並んでいたが、提出のみの列はせいぜい20人くらいだった。申告書を提示し、いくつか確認したら思い違いの記入ミスがあることを指摘される。なんと課税額が1/5に減るのであった! やった〜! しかしな〜、善良な国民はわずかな金額に一喜一憂してるというのに、10億円以上のカネの移動をまったく知らなかったと言いはり、ばれたらあっさり6億円を支払って、これで納税の義務を果たしたと居直る総理大臣を戴く国なんだからな。納税がばからしくなる。正直者が損をする国って...。(柴田)
・先日、電子辞書のことを書いたら、芦之由さんから「Mac OSX標準の辞書アプリを使ってますか?」とメールが届く。ご推測の通り。キータッチミスか何かで、たまに予期せず辞書が開いて、ええいうっとおしい、と思っていたのであった。ごめんよ、辞書......。調べると小学館の「大辞泉」国語辞典と「類語例解辞典」が搭載。英和・和英辞典は「プログレッシブ英和・和英中辞典」。すべて2006年版。Wikipediaも調べられる。環境設定で「Oxford American Writer's Thesaurus」と「New Oxford American Dictionary」も追加可能。コンテクストメニューで辞書アプリか辞書パネルを開くか選べる。「調べたい単語の上にポインタを置いて『Control + Command + D』を押すと、小さな辞書パネルが表示されます。『Control + Command + D』を押しっぱなしでポインタを動かしていくと、次々と辞書パネルを表示させることができて便利です。」とのこと。こりゃ便利! 直接、辞書アプリを開くようにすることも設定可能だし、「dict://調べたい言葉」でSafariのURL入力窓からでも検索可能。StarDict形式辞書を変換して追加することもできる(EPWING形式からStarDict形式に変換する方法あり)。参考リンクもつけてくださっていたので、そのままつけておきますです。メールありがとうございます!/四天王寺さんには、「転法輪」があります。毎回まわしてくるよ〜。(hammer.mule)
< http://sakito.jp/mac/dictionary.html
>
紹介マニア:辞書(Dictionary).appを使い倒そう
< http://wakabamac.blog95.fc2.com/blog-entry-618.html
>
わかばマークのMacの備忘録:control+command+D、さらに押しっ放しで辞書表
示
< http://wildlifesanctuary.blog38.fc2.com/blog-entry-157.html
>
鳥獣保護区:Firefoxで選択した文字をDictionary.appで引くuserChrome.jsス
クリプト
< http://blog.bddb.org/article.php?id=240
>
StarDictでEPWINGデータを使う
< http://blogs.yahoo.co.jp/eyeudjat/49019610.html
>
四天王寺さんの転法輪。幸之助さんの寄進だったのか〜。
< http://www.shitennoji.or.jp/keidai/saidaimon.htm
>
法輪はチャクラを表す