《未来を描いてみることをサボっていたのだろうか》
■電網悠語:日々の想い[155]
Microsoft future vision:作業と仕事
三井英樹
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■電網悠語:日々の想い[155]
Microsoft future vision:作業と仕事
三井英樹
< https://bn.dgcr.com/archives/20100610140400.html
>
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疲れたときには、天を仰ぐ。突き抜けるような青空なら、なおのこと元気が出る。下を向いて、済んでしまったことをあれこれと考えるよりは健康的。上を向いたときに、首がゴキゴキとなれば、それはしばらく上を向かなかった証。下ばかり見ていた証拠。下ばかり見ていて硬直している、色んな意味で。
そんな風に考えるようになったのは、ここ数年。このまま、ありったけを消耗して行った先に何が待っているのかが気になり始めた。どこまで辿り着けるのか、辿り着いた先はどんなか。
激動の中で、未来を描いてみることをサボっていたのだろう。次々と目の前に展開される、未来の種に食いついて行くことだけで息が切れていた。目の前30cmの視野から離れないと駄目だと思い始めた。世界は50cm先にも、100m先にも、1Km先にも広がっている。もちろんもっと遥か彼方まで。
だから、牛歩の歩みでやってきた映画の中のユーザインターフェース(UI)コレクション(=画面のキャプチャ収集)も、少しは本腰入れ始めてる。SF映画に出てくるUIは、遠くない未来にやって来る。やって来なくても困らないかもしれないけれど、来て欲しいし、来なきゃいやだ。あれらが魅力的なのは、単に格好いいだけじゃない。
映画という、時間制限のあるなかで、正に一目でどんな機能を担っているのかを観客に分からせないと話にならない、という使命を持っているから。この点で、1秒前後で判断されるWebと似ている。座って観ている者には分からない、過酷な制約なのだと思う。
そんなアンテナに引っかかってきたのが、「Microsoft Future Vision」。本音を言うと、MSの描く未来に興味はなかった。でも、これは色々と考えさせてくれる。数か月前から、観ながら色々と夢想に浸っている。
・Microsoft Sustainability : Productivity, future vision
< >
・Microsoft Future Vision : Healthcare
< >
※もっとあります。
・YouTube - Microsoft Future Vision(検索結果)
< http://bit.ly/ck2zic
>
で、シーンを切り出して、現時点で実現するのはどうすれば良いかを考えてみた。驚くほどに、一つの課題さえクリアできれば、多くのことが今日にでも実現できるんじゃないかと思えた。それは、ディスプレイ。どこでもタッチパネル液晶というインフラが整えば、かなり自由な空間が広がっている。
大学のとき、キャンバスが買えなくて小さな絵ばかり描いていた。そんなことを繰り返している気さえしてきた。オフィス中が、街中が、UIを張り巡らせられる状況なら、どうなるのかと思い始める。
もちろん、人的な障壁はある。街中がキャンバスで、そこにVisualBasic風のボタンがぎっしり秩序なく敷き詰められたら、かなり苦痛だろう。定期券を買うのに、山ほどのボタンを押下(注)しなければならないとしたらウンザリだ。それらは、私の中では、技術や知識の問題ではなく、純粋に人の問題。センスのない人間が、そういったプロジェクトを率いることにこそ問題がある。
(注)システム系の画面設計書では、クリックのことをこう記述する
正しい知識と正しいスキル、そして判断力。少なくとも一年後程度では陳腐化していない品質での納品を考える力。そんなプロジェクト管理が、どこでも液晶の世界に向き合えば、今すぐにでもかなり生活が変わるだろう。一時的には、ゴテゴテのUIも流行るだろうけれど、そのうちシンプルなものに集約されていき、目に見えて便利な世界が近づく。
流行もシステムも、風化するのは早い。あっという間に、古くなり、次の波がやってくる。だから、少し先の波を見据えるべきだ。今に満足するな、もっと先を見ろ、多くの先人達が口を尖らせて教えてくれている。親の小言みたいに、聞き流すのではなく、真摯に受け止めるべきなのだろう。
■
でも、正しいものの積み重ねが未来に確実につながっているとも言えない。今やっている作業を何万回繰り返しても、未来に辿り着けると思えない。野球でバントを何百回繰り返しても、点が入らないようなイメージ。
それは、今やっていることの単位が、「作業」だから。作業ができる人と、仕事ができる人とは違う。様々な作業を複合的に組み合わせたものが「仕事」。そしてその組み合わせ方に、人の妙が現れる。
単なる作業の累積の先に明るい未来はない。それは、単に「ご苦労さん」でしかない。でも、正しい仕事の先には、どこか納得できる未来が待っているように思う。少なくとも、思っても良い資格を得ていると感じる。だからこそ、いい仕事をしたいと願う人が多いのだ。良い作業の積み重ねではなく、良い仕事の積み重ねが、未来への階段なのだ。
■
そして、作業をお願いしたい人と、仕事をお願いしたい人も別。今はその間の格差が拡大している最中。更に更に大きく広がると思う。単なる作業労働者は山ほどいる。心を殺して作業に没頭できる才能も広まっている。そして、その拡大が、作業担当者を交換可能な状況へと加速させている。誰がやっても同じ作業にと細切れにされ、過当競争のレッドオーシャン状態だ。
< mitmix@Amazon - ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する
< http://astore.amazon.co.jp/milkage-22/detail/4270000708
>
言われた作業だけを見る者、当たり前の作業だけをする者に、正論だけを語る者に、未来は冷酷な態度をとりそうだ。教科書通りにできることをやれても、誰も褒めてはくれなくなる。無理だと思えるようなことを達成すること、それが仕事だと認識されていく。
今行っている作業は、近い将来更なる作業をお願いしたくなる状況へとつながっているだろうか。今勝ち得た作業能力は、仕事能力への一歩となりえているか。作業のレベルではなく、仕事のレベルで顧客の満足を勝ち得ているか。
仕事をお願いしたくなる者、あるいはそうした者にパートナーと思われる人でなければ、次の10年はどう考えても厳しい。足元も見直しつつ、天を仰ごう。未来は先まで続いている。
◎追記:
この主題部分を、推敲のつもりでTwitterしたら、下記のような言葉が返ってきた。「作業ができる人は『自分は仕事ができる』と思い込み、仕事ができる人は『自分の仕事はまだまだだ...』と思っている」。なるほどと感心させられる。自戒もこめて、様々な経験を思い起こす。
・Twitter / hasui: 作業ができる人は「自分は仕事ができる」と思い...
< http://twitter.com/hasui/statuses/15744745456
>
言葉が反響していって、発した者まで感心しながら、広がっていく。何人かが反応してくれて、更に思考が深まる。一瞬だけ何人かが同じことを、違うベクトルで考えている時間が存在する。共鳴。いいこと&凄いことなんだと思える。
【みつい・ひでき】感想などはmit_dgcr(a)yahoo.co.jpまで
・雨。紫陽花が嬉しそう。
・mitmix : < * http://www.mitmix.net/
>
・Twitter : < * http://twitter.com/mit
>
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ヤマシタクニコ
< https://bn.dgcr.com/archives/20100610140300.html
>
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電話が鳴った。
「もしもし?」
「僕だよ」
「え、もしかして」
「そう。君の元夫だよ」
「切ってもいい?」
「ああっ、だめ、だめだよ! 困ってるんだ」
「何を」
「いま、会社なんだ。君は知らないだろうが僕は今、とあるIT企業に勤めている。何をしている会社かと聞かないでくれ。いえるのはただ、セキュリティに細心の注意を払わねばならない会社だということだ。スタッフはみんな個室をあてがわれ、あらゆる仕事はパソコンでこなすが、メインデータにアクセスするにはパスワードが必要だ」
「それで?」
「そのパスワードを忘れてしまったんだ。どうしても思い出せない。君なら知ってるかと」
「知らないわよ」
「いや。少なくともヒントになる言葉を、君は持っているはずなんだ。僕たちは20年間結婚生活を続けた。結婚する前には3年間つきあった。君が好むと好まないにかかわらず、僕のことは君がいちばんよく知っている。僕の所有する情報の大半は君にリンクされている」
「パスワードって、どうせ生年月日とか?」
「試してみた。ぼくが11月3日なので1103、君の誕生日は5月27日なので0527、どっちも試してみたがはねられた」
「さかさまにしてみたら?」
「やってみたがだめだった。結婚記念日は2月14日だが0214も違った。君と初めてキスをした日で0804にしてもだめだった」
「そんなこと覚えてるの。きも。それより離婚記念日にしてみれば?」
「おお、そうか。やってみよう。離婚届に判をついた日で1024...だめだ。ちが
った。ああ、そうだ。パスワードは英数半角文字で8文字以上だっんだ」
「そんなこと早く言ってよ」
「ああ、思い出せない。えっと...そうだ、ひょっとしたら君の名前かもしれないな。マリアンヌだっけ、いや、ジャネットだっけシャルロットだっけ」
「明美よ」
「ああ、本名はそうだった。akemi...5文字か。明美ちゃんにしてもだめだ。明美さん。明美はん。明美どん。あけぽん。どれも違うようだ。ああ、どうしよう」
「電話切るわよ」
「ああ、待ってくれ。じ、実は、パスワードを10回以上間違うと、ドアが自動的に外からロックされ、部屋の隅からは少しずつ水が出てくるようになっている。すでにちょろちょろ水が出て、床にたまりつつあるが逃げられない。身の危険が迫っているんだ。なにしろセキュリティを重んじるIT企業なんだから」
「私に関係ないし」
「何か、ヒントを。えっと。そうだ、君の好物かもしれない。そうだ。入れてみるよ。くしかつ...違う...あんきも...違う...エイヒレ...スジポッカ...ああ、どれも違うようだ。教えてくれ、君の好物は!」
「いかげそ」
「あ、そうだ、いかげそだ! そうだ、それにちがいない。えっと、ikageso...7文字だ。違う。じゃあ、じゃあ、僕が今まで感動した映画のタイトルとか、そういうのかもしれないな。うう〜ん...何だっけ、ゴッドファーザーでもない、ETでもない、ああ、あの、ほら...ああ...新じゃがの含め煮でもない、ちくわとこんにゃくのピリ辛煮でもない、鶏肉とごぼうの甘辛煮でもない...」
「『ショーシャンクの空に』でしょ。でも途中から爆睡してたじゃない。いびきまでかいて」
「いや、ちゃんと観てたさ。それそれ、きっとそれだよ。でも、スペルがわからないけど...syosyankunosorani?? shoshankunosolani?? shoushanku??...違うようだ。はねられた。スペルの違いじゃないかもしれない」
「もうあきらめたら」
「そんなわけにいくものか。ああ、水がひざまで来た。やばい。ぼくは泳げないんだ。どうしたらいいんだ。思い出せ、思い出すんだ。そうだ、えっと、えっと、君と最初にデートしたときの待ち合わせ場所かも知れない。いかにもパスワードに使いそうじゃないか。そうだ。どこだっけ」
「思い出したくもないわ」
「そそ、そこをなんとか」
「いきなり30分も遅れてきて、そのことを謝りもせず、しかも自分から誘っておいて、何のプランもなし。映画館決めるのも喫茶店でメニュー決めるのもみんな私にまかせて」
「ああ、ごめん、ごめん! で、どこだっけ。梅田の紀伊国屋前...違う...難波のロケット広場...ちがう...泉の広場、キリンプラザ前、なんなんタウン...どれもちがうようだ、ああ、どこだっけ」
「さあね」
「みみみみ水が腰まで来てしまった。パンツにしみこむ。冷たい」
「天王寺公園よ。今だから言うけど、真夏みたいにかんかん照りで横では植木市やってて、おっちゃんおばちゃんがいっぱいいて時々ホームレスさんも通ったり。そんなとこで若い女を30分も待たすか、ふつう」
「ごごご、ごめん! よし、tennouji...ああ! これも違うようだ、どうしたらいいんだ!」
「悪いけど歯医者の予約入れてるの」
「まままま待ってくれ。ええっとええっと、ああ、パニクっててよけい思い出せない。机の上にのぼろう。お願いだ、僕がパスワードに使いそうな言葉は」
「知らないってば」
「君の気持ちはわかる。そうとも。僕にいまさら協力なんかしたくないんだね。そりゃそうだろ。僕は至らない夫だった。君にもっともっとやさしくするべきだった。君をいろんなところに連れて行ってやるべきだった...そうだ、君がふだんから行きたいと言ってたところは? それかも知れない! どこだった?」
「どこだと思うのよ」
「う...水がどんどん...すわってられない...今宮神社の十日戎!」
「あほか」
「岸和田のだんじり! すまない、一度も連れて行ってやれず」
「行きたくないし」
「有馬温泉だ、そうだろ! 今度いっしょに行こう!」
「全然私のことわかってないわ」
「じゃあどこなんだ、も、もう水が胸まできて、片手でノートパソコン持ちあげて、片手で電話してるんだよ。なんとかしてくれ。パソコンが重い」
「iPadにすればよかったのに」
「あれもけっこう重いんだ! ああ、そんなことより、どこだ!」
「ルミナリエよ、神戸の」
「ルミナリエ! そうか! ルミナリエ...待てよ」
「どうしたの?」
「君が今まで答えてきた言葉は明美・いかげそ・ショーシャンクの空に・天王寺公園・ルミナリエ。その頭文字をつなぐと、あ・い・し・て・る...愛してる! これがパスワードだ! 愛してる、愛してる! そうとも、僕は君を、まだ愛してる、愛してるんだ!」
「くっさー。そんな芝居して私とよりを戻そうっていうのね。何が愛してるよ。ほんの少しでも信じかけていた私がばかみたい。何がセキュリティーよ、何がIT企業よ。どうせほんとはどっかの雑居ビルの一室でエロチラシでも作ってんでしょ。あ、もうこんな時間。歯医者行かなきゃ。時間のむだだわ」
「ままま、待ってくれ、スザンヌ...じゃなかった、明美! 待ってくれ! うぐ、苦し、い」
電話が不通になった。
【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
みっどないと MIDNIGHT短編小説倶楽部
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成功するブランド戦略のポイント -価値の源泉と連想の網-(講義+演習)
< http://www.pref.osaka.jp/mono/oidc/h22_1.html
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< https://bn.dgcr.com/archives/20100610140200.html
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ブランド戦略を成功させるポイントとしての「価値の源泉」と「連想の網」の考え方と実践について、講義と演習を通して理解・修得することを目指します。
日時:6月30日(水)10:00〜17:00
会場:マイドームおおさか 4階セミナー室(大阪市中央区本町橋2-5)
参加費:8,000円
対象:経営者、商品企画・デザイン・マーケティングの担当者等
講師:渋谷清(ブランドネットワークインセプト)
< http://homepage3.nifty.com/incept/
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デザイン発想 -プロダクトデザイン編- 商品開発の新しいかたち「デザインする状況をデザインする」(講義+演習)
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< https://bn.dgcr.com/archives/20100610140100.html
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デザインの提案はクライアントに対してではなく、その製品を使う状況を想定した考えの中で生み出されるものです。依頼のない状況から始まるこの課題を通じて、通常のクライアントワークとは違うアプローチで今後の実践に不可欠な、提案力、セルフプロデュース能力を身につけることができます。
日時:7月7日(水)、14日(水)各日14:00〜17:00
会場:マイドームおおさか 4階セミナー室(大阪市中央区本町橋2-5)
参加費:8,000円(2日間)
対象:デザイナー、企画開発者等
講師:柳原照弘(株式会社アイソレーションユニット)
< http://teruhiroyanagihara.jp/
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■編集後記(6/10)
・われら夫婦はエンディングノートまがいの確認事項をしたためてある。葬式は身内だけで簡素にやってくれ、と書いてある。妻の両親の葬儀は、当時ではまだ少ない直葬スタイルで行ったが、意外に費用がかかったことを覚えている。わたしの父の葬儀は、昔の村落の名残りある町会のサポートを受ける古典的なもので、ものすごい金額が動いたことを後で知った。やはり菩提寺への支払いは驚愕の数字だった。そのうち来るであろうわたしの葬式について、くだんの確認事項にもう少し具体的に書いておこうと、参考にするため島田裕巳「葬式は、要らない」を読んだ(幻冬舎新書2010)。このすばらしくキャッチーなタイトルは、さすが商売上手な幻冬舍らしい。裏表紙に「(略)日本人の死生観の変遷をたどりつつ、いま激しく変わる最新事情から、葬式無用の効用までを考察。葬式に金をかけられない時代の画期的な1冊。」とある。葬式無用の理論武装書か、葬式をやらずにすませるマニュアルかと思ったら、タイトルに偽りあり。「葬式は、いらない」ではなく、「贅沢な葬式は、いらない」という内容だ。そして、今では葬式の簡略化が進み、やがて葬式を実質的に無用にしていく自然な流れはいっそうはっきりしていくだろうという。葬儀と日本人の死生観の変遷、葬式と戒名の意味などはわかりやすく解説してあり、それはそれで興味深いが、とくに目新しいものではない。筆者はあとがきで、自分の葬式は「別に自分から指図をするつもりはなく、すべては家族に任せたいと思う」と書くが、けっこう無責任だと思う。「贅沢な葬式は、いらない」の自分のプランを示すべきではないのか。団塊世代はいちおう目を通しておいたほうがいいかもしれない本。しかし、幻冬舍ってホントにえぐいなあ。(柴田)
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・勘違いでなく、周りにはできる人ばっかりで、わたしゃ仕事できへんわ〜と思う。学ぶこと多すぎてパンクしそう。/離婚記念日(笑)。男女の温度差がいいわ〜。/SATCのサマンサに憧れる。いつもカラッと堂々としてて。/続き。MacBook Proに繋いだ。勝手にデュアルディスプレイになった。広い、大きい、きれい。蓋を閉じた。クラムシェル(リッドクローズド)モードになった。画面が大きすぎるので、机の後ろまで移動させた。せっかく広くなったのに、使い方は13"のままで、いくつもアプリを起動しているにもかかわらず、ウィンドウの後ろにデスクトップが見える。もっと大きく使っていいのよ! 数日後、やっと遮光フード装着とキャリブレーション。フードは接続部分の遊びが大きくて、正しく装着できていないのかと不安になった。モニタとマックの両方のスリープモード解除、スクリーンセーバーも切る。センサーをUSB接続し、キャリブレーションアプリを立ち上げ。説明書のキャプチャがOSXだったのにちょっと感動。どちらも使えるアプリの場合、Windowsを例にするのが当たり前だから。アプリに言われる通りにセンサーをモニタに垂らし、自動計測。5分ぐらい。印刷用の後、Webサイト用の設定も作る。と、なんですかこの派手な画面! 蛍光色の表現が凄い。ほんとにピンク、オレンジ、ブルー、イエロー。赤が赤! いつも行くサイトのバナーなんかが「こっち見てっ!」とばかりにきらきらしてる。目が痛い(笑)。でもまぁ、自分のMacBook Proの画面も含め、皆はこんな色では見ていないんだよなぁと制作者側の目で見てみたり。写真やる人なら自分の腕があがったような気がするかも。色が豊かなの。(hammer.mule)