[3109] わたしの英語は病気です

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《オレは少なくとも3個は買う》

■わが逃走[91]
 ひかえおろう!の巻
 齋藤 浩

■歌う田舎者[25]
 THE ENGLISH PATIENT ─わたしの英語は病気です─
 もみのこゆきと

■展覧会案内
 コニカミノルタプラザ特別企画展 人類の変容とREBIRTH PROJECT展
 「METAMORPHOSE」─311後の未来─
 SCANDAL 2 宇野亜喜良 沢渡朔 立木義浩 寺山修司 森山大道



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■わが逃走[91]
ひかえおろう!の巻

齋藤 浩
< https://bn.dgcr.com/archives/20110908140400.html
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前回、シド・ミード氏のデザインにまつわるマニアックな話をしたオレなわけですが、その際とくに熱く語った映画『ブレードランナー』に登場した自動車"スピナー"が、なんと今更プラモデルになって来月には発売されるそうです。

当然のことながら事前情報なんて一切なかったものだから、嬉しさよりも驚きの方が俄然大きかったわけです。あまりにタイムリーなので、何かの冗談かと思いましたが本当のようです。

狭く深いマニアックな人(私を含む)は少なくとも3個は買うと思うのですが、この時代に果たして売れるのか......? まあ、ビジネスですから売れることを見越した上での暴挙(?)なんだろうなあ。

噂によれば、『ブレードランナー』という映画はとくに版権が複雑にからみあっているらしく、人気のある映画にもかかわらず、グッズらしきものが少ないのです。

そういえば、発表されたブースの写真を見てみると「あの未来の車スピナー」とあるだけで、『ブレードランナー』のブの字も見当たりません。無版権で出すのか?? それともブレランはすでに版権切れ? なにやらよくわかりませんが、30年越しの夢がかなうわけですから、とにかく発売が待ち遠しい。

さて、ある意味"予言"が当たったので、この勢いで光岡自動車からミードデザインの車が発売されたりしたらスゴイなあ。光岡のお家芸である"クラシック風"は、大手自動車メーカーらが恥ずかしげもなく真似をしたことで、わりと普通になっちゃった。

ここらでひとつ、新しい視点と価値観で、世の中があっと驚く(しかも大手メーカーが真似できない)ような車を作ってください!!

と、前回の続きで始まった第91回「わが逃走」である。思えば毎回くだらんことを書き続けているが、今週はどんなくだらんことを書くべきか......。と思いつつ古新聞を束ねていたところ、『水戸黄門』放送終了の記事が。つーことで黄門についてだらだらと語ることにする。

さて、今回の終了の件、世の中的には残念な出来事ってことになってるけど、オレ的にはどーでもいいことさ。

だいたい今の黄門は里見浩太朗である! あんながっしり体型の黄門様がいるか? そもそもオレが中学生のとき助さんだった人が今は黄門様って、ありえないでしょう。

まあ、その前の黄門が石坂浩二という違和感ありありのキャスティングだったから、その反動ってことなんだろうけど、オレには年取った長七郎にしか見えんかったね。月曜なのに火曜日と錯覚する始末さ。

んでもって、これだけ長いシリーズだと役者さんも年老いるわけで、21世紀になろうという頃には風車の弥七もうっかり八兵衛も、黄門様と年の差がなくなってきた。そうなったらやはり引退してもらって新しいキャラクターを導入!ってことになるのが世の常だけど、あまりの長寿番組ゆえストーリーも役柄も変えづらいしなあ。

まあそう考えればあれから10年以上もよく続けたと思うよ。とはいえ、オレが許せるのは、せいぜい西村晃の黄門様までだな。

と、エラそーに語るオレであるが、なにを隠そう、オレは『水戸黄門』が好きなのである。内容ももちろんだが、放送されていた時代とか、テレビに映ってる状況とか、そういったものを含めて好きなのだ。

さらに言わせてもらえば、オレは月曜8時よりも平日4時からの再放送の方が好きなのだ。窓の外がだんだん暗くなっていく時間帯に、畳の部屋でおかきを食べながらお茶を飲みつつ、ブラウン管で鑑賞する『水戸黄門』はすこぶるイイ。

小学生の頃、宿題をやる前になんとなくだらだらと見てしまう、あの感じ。再放送だと「おのれ、この......じじい!」「うぬ、......じじいのぶんざいで!」など不適切なセリフがところどころカットされたりして、そこがなんとも微笑ましいのである。

独立したばかりで、まったく仕事がなかった頃に見た『水戸黄門』も良かったなあ。自主制作の合間に「このままぜんぜん仕事が来なかったらどうしよう......」とか思いながら、おかきを食べながらお茶を飲みつつブラウン管で鑑賞する『水戸黄門』見終わる頃には気分もすっきり。実によい。

さらに言うなら、東野英治郎時代の初期のモノがとてもイイのだ。まず、フィルムで撮ってる。最近の極彩色ハイビジョン映像は数値的にはきれいなのかもしれないが、『水戸黄門』には適さない。

フィルム時代の『水戸黄門』には、空気までも映されているように思えるのだ。また、ロケ地が本当に美しいのである。茅葺きの農家や曲がりくねったあぜ道など、日本の原風景が見事に映し出される。

時折トタン屋根や電柱が見えたりするけど、そんなものはご愛嬌である。昭和40年代にはまだまだ江戸を思わせる景色がたくさんあったのだ。そういう目で時代劇を見るのは邪道なのかもしれないが、古きよき江戸と昭和を同時に鑑賞できることはなかなか贅沢なのである。

そしてまた、初期黄門はまだパターン化されていなかったところがイイ。印籠を出さない回もけっこうあった。脚本も"お約束"的表現はまだ少なく、毎回黄門様が負けちゃうんじゃないかとハラハラする(が、たいてい勝つ)。

実験的な(?)作品も多く、中でも印象に残っているのは「走れメロス」そのまんまの回である。助さんだか角さんだかが(どっちだったか忘れた)囚われの身になり、悪人に「暮六つを告げる鐘が鳴り終わる前に戻って来ないとこの男を処刑する」と言われ、助さんだか角さん(どっちだったか忘れた)が役目を果たして鐘のなり終わるギリギリにかけつけるという話。

「助さん、オレを殴ってくれ」「角さんこそオレを殴ってくれ」とのやりとりもあり、かなり驚かされます。

さらに、脇役の役者さんも顔立ちが昔っぽくてイイ。とくに子役が本当に昔の日本人に見える。いまどきの目鼻立ちがくっきりしていてスタイルのいいガキとは違って、純朴そうで安心感がある。

というわけでオレなりの結論としては、薄型テレビでハイビジョンな時代に、新たな水戸黄門制作など必要なし。いっそのこと昭和44年制作の第一部から毎週一話ずつ月曜8時に再放送したらどうでしょう? そしたらあと40年は続けられますよ。

新しく焼き直しモノを作るより、はるかに新鮮で面白いと思うんだけどなあ。どうしても新作じゃないとダメっていうのなら、「スターウォーズ特別編」みたいにデジタルリマスター&新作カットで、初期黄門をリニューアルさせましょう。オリジナルの方がイイに決まってるけど、東野英治郎と由美かおるの共演は見てみたいところ。

【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
< http://tongpoographics.jp/
>

1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。

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■歌う田舎者[25]
THE ENGLISH PATIENT─わたしの英語は病気です─

もみのこゆきと
< https://bn.dgcr.com/archives/20110908140300.html
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晩夏といえども、まだまだうだるような熱気が、アスファルトに陽炎をたちのぼらせる昼下がり。ローソンで杏仁豆腐を買って事務所に戻ろうとすると、数メートル先にいるのは我が職場が誇るうら若き美女、ミス・ミニスカートではないか。しかも怪しい男4人に取り囲まれ、困っている様子。姉さん、事件です! 義を見て為さざるは勇無きなり。さっそく人ごみをかき分けて、現場に急行したわたしである。

「ちょっとっ、なんなのよ、あんたたち」
「あっ、もみのこさんっ」
ミス・ミニスカートは涙目になっている。

「こっ、この人たちが......」
「なにっ、こいつらがどんなひどいことを?」
「桜島フェリー乗り場を教えろって」
「は?」
「あっ、もみのこさん、英語大丈夫ですよね、ねっ?」
「えっ!」

ミス・ミニスカートを取り囲んでいた男4人は、外国人観光客だったのだ。あ、こっちの人は英語できるらしいぞ、とばかりに向きなおった男4人は、鉛筆で『櫻島』とミミズの這ったようなきったない字で書かれた紙きれを差し出し、片言の日本語で尋ねた。

「スミマセン、サクラジマフェリーハ ドコデスカ」

近場は中国・韓国から、遠くはロシア・チュニジアまで、さすらいの旅人として、その名を世界に轟かせるわたしである。「一人で海外に出かけるなんて、もみのこさんって英語ペラペラなんですね。すごーい!」と羨望の眼差しを浴びる実力を、ついに示す時が来た。

ミス・ミニスカートと男4人は、わたしが英語で話し出すのを、固唾を呑んで見守っている。......ふ、ふふふふ。そんなにわたしの英語が聞きたいの? 仕方がないわね。さぁ、耳をかっぽじって、よくお聞きっ!!

「あ〜〜〜う〜〜〜......ごっ、ごーすとれいと、あーーーんど、れふと、れふと......」

ぽかんと口を開け、石のように固まるミス・ミニスカートと男4人。なんだ、こいつら。わたしの流麗なる英語がわからんというのか。若いのに君ら耳が遠いのか。仕方がない奴等だ。では解説して進ぜよう。

『あ〜〜〜う〜〜〜』

上品な日本人は会話の最初に必ず『あ〜〜〜う〜〜〜』を入れなければならないことになっている。いきなり本題に入るのは、いかにも気持ちに余裕のない下々の人間がやること。急いては事を仕損じる。

わたしとしても、故大平正芳首相の映像を何万回も見て、品格ある『あ〜〜〜う〜〜〜』の発音について、子どもの頃から反復練習を積み重ねてきたのだ。このイントロから会話に入ることによって、外国人観光客は「おぉ、これが日本の侘び寂びか!」と感涙にむせぶのである。

『ごっ、ごーすとれいと』

これから発言するフレーズの頭は『ご』ですよ。『く』でもなければ『さ』でもありません。このような情報を、会話の冒頭で一文字分先に与えることによって、相手の想像力を刺激するのである。いわゆる一種の謎かけのようなものと言えようか。

では、このシチュエーションで『ご』と言えば、次に出てくるのは?
『ご、ごうひろみ?』
『ご、ごろーのぐち?』
『わかった!さいじょーひでき!』

ピンポンピンポーン!! 正解です。郷ひろみ・野口五郎・西城秀樹と言えば、1970年代の日本を代表するトップアイドルで、新御三家と呼ばれていました。え? 知りませんか? 新御三家。新御三家の前には当然御三家がいるんですが、3人の名前を答えられないデジクリ読者は、顔を洗って出直してきなさい。えぇと......何の話でしたっけ?

『あーーーんど』

ここは『あんど』ではダメである。『あーーーんど』と音を延ばすのは、次に控える大事なキーワードに向けて心の準備ができるように、会話を数秒引っ張ってさし上げるという日本人の優しさ、思い遣りを如実に物語る接続詞の発音の仕方なのである。

優しければ優しいほど長くなる傾向があるので、日本人の『あんど』が『あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんど』になる場合、「ひょっとしてオレは惚れられたんじゃないか??」と判断してもよろしい。間違っても、次の単語が思い出せずに時間稼ぎをしているわけではない。

『れふと、れふと』

右でも上でも下でもない、まぎれもない左、『れふと』である。相手が聞き洩らしてはいけない重大なキーワードは、繰り返して伝える必要がある。みのもんたも言っているではないか。「奥さん、大事なことだから2回言いましたよ」。

ここまで完璧な英語があろうか。しかも日本文化のエスプリと遊び心を織り混ぜた感動的な英語である。それなのに、どいつもこいつも口をぽかんと開けて理解不能な顔をしているとは失礼にもほどがある。

「わたしの言うことが理解できないっていうのね......わかったわ。うふん、手のかかる人たちですこと。もう体で教えてさしあげるしかないわね、ハニー」甘く囁いたわたしは、男の腕をむんずとつかみ、桜島フェリー乗り場へずんずん歩きだし、指さし確認だけで立派に道案内を務め上げたのであった。

ふっ、また今日も国際親善に貢献してしまった。冷たく冷えていたローソンの杏仁豆腐は、すっかり温まっている。国際親善とは、斯様に我が昼休みを犠牲にし、杏仁豆腐も犠牲にしなければ務まらないものなのである。

思いおこせば栄光の中学生時代、「英語の神童」の呼び名をほしいままにしていたのは、ほかならぬこのわたしである。「もみのこちゃん、将来は何になるの? やっぱり通訳?」と良く聞かれたものだ。まぁ、これだけ英語ができれば、万が一にも宝塚に入れなかった時の滑り止めとして、外務大臣くらいやってやってもいいか、と子供心に慎ましい将来設計を思い描いていたのだが、高校に入学したとたんに英語の成績は地に落ち、1学年500人いる中で、450番より上の成績を取ったことは、ただの一度もなかったと記憶する。

だからどーしたというのだ! 日本人は日本語ができればそれでいいのだ。なんでもかんでもカタカナにすりゃあカッコいいなどと、誰が言った?「寝るのはふとん、下着はふんどし、ごはんのことをライスだなんて言うんじゃないよ」と『味噌汁の詩』で千昌夫先生も歌っておられる。

わたしは軽佻浮薄な英語を社内公用語にしやがっている楽天の社員に言いたい。
「君たちのお父さんお母さんは泣いているぞ!」

だいたい薩摩藩士が生麦村で紅毛人を殺傷して以来、わが藩はエゲレスと戦争をしているのである。敵性言語である英語などに手を染めては、特高の取り締まりに遭い、拷問の上、路上にうち捨てられる運命にあるのだ。

だから初めて東京に行ったときの衝撃と言ったらなかった。原宿で竹の子族が♪ジン ジン ジンギスカーン♪と歌い踊っていた頃、「うんだもしたん、こいが原宿ごわひか(訳:まぁ、これが原宿ですか)」とつぶやきつつ、竹下通りを歩くわたしの目を釘付けにしたのは、外国人と英語でペラペラ話す、鼻にピアスの兄ちゃんであった。

ちなみに当時の薩摩藩では、英語を話せる人間など、父ちゃんが医者か大学教授と相場は決まっていた。♪わたしのパ〜パは 商社の男〜パヤツパ〜♪などという帰国子女も薩摩藩にはいなかった。

おっ、おい、鼻ピアス、おまえの父ちゃんは医者か? 言葉にならない問いかけを発しているうちに、髪を金色に染めたねーちゃんまで加わって、煙草を吸いながら英語で会話に加わり始めたのである。

ちょ、ちょ、ちょっと待て。おい、パツキンのねーちゃんよ、おまえの父ちゃんは大学教授なのか? 薩摩藩では、鼻ピアス、パツキン、煙草とくれば、まごうかたなき『不良』であり、生活指導の先生に毎日呼び出される偏差値38の生徒と決まっていたのだ。それなのに英語ペラペラとは、こはいかに。もしかすると東京人の父ちゃんは、みなみな医者か大学教授か商社の男パヤツパーなのか? それとも、東京人は生まれながらに英語が話せるのか?

......ぬかった。ぬかったわ。なぜ薩摩藩に生まれてしまったのだ。なぜ父ちゃんが医者でも大学教授でも商社の男パヤツパーでもないのだ。Facebookで外国人と英語でやりとりする人々を見るたび、「この東京人め......」と手ぬぐいをかみしめ、悔し涙するわたしである。

「しかし、そんな実力でよく世界を股にかけて旅をしてますな」とお尋ねの向きあらば、お答えしよう。股にはかけてますが、股には入れてません。何をですか? あ、そこが質問のポイントじゃないんですね。えぇえぇ、わかりますとも。清廉潔白純情無比なわたくしに何を言わせるんですか。それはいわゆるひとつの"言いまつがい"ってヤツですよ。もとい、海外では想像力だけを頼りに、さすらいの旅人は流麗に英語を使いこなしているのであります。

それは数年前のプラハの夜。モーツァルトのレクイエムを聴きに行ったスメタナホールで、アメリカ人にナンパされ、ビアホールで一杯やらないか? と誘われたときのこと。

「あ〜〜〜う〜〜〜......あい うぉんと とぅ どりんく。ばっと、まい いんぐりっしゅ いず......いず......」
「Oh...... no problem!」
「いや、それが、その、えっと......あい きゃんと すぴーく いんぐりっしゅ」
「don't worry」
「いや、その、できないのレベルが重症っつーか......あ〜〜、まい いんぐりっしゅ いず......しっく、しっくしっく!」
「??......sick?」
「イエス! あいあむ いんぐりっしゅ ぺいしぇんと!」

重症と言えばもちろん病気であることを意味する。病気はsickだ。sickな人は医者にとって患者であるからしてpatientである。English patientと言えば、あなたもどこかで聞いたことがあるだろう。わたしもどこかで聞いたことがある。ということは、重症レベルで英語ができない人という慣用句に違いない。

わたしはpatientという単語を思い出した自分が、天才ではないかと思ったくらいだ。えっ? それは映画のタイトルであって、英語の慣用句ではない? またまた何を言い出すかと思ったら、そんなガセネタを......ホントですかそうですか。

やはり外国人とあんなことやこんなことをするためには、想像力と創造力に満ち満ちた英語力に、より一層磨きをかける必要があるのではないか。そんなわけで、今度の日曜、9/11にTOEICを初体験することにしたわたしである。

本屋でなんとなく買ったのは「新TOEICテスト はじめてでも600点が取れる!」というテキストだ。しかし、まだ1/10も読んでいない。CDを聞いてもさっぱりわからないから進まないのだ。

で、デジクリの原稿を書いているたった今、ググって気付いた。TOEIC600点とはIBMの課長レベルなのだそうである。おー、まいがーっ!

※「ものまね大物政治家(田中角栄・渡辺美智雄・大平正芳・福田赳夫etc)」
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※郷ひろみ メドレー
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※野口五郎メドレー
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※西城秀樹メドレー
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※「ジンギスカン」Dschingis Khan
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※「味噌汁の詩」千昌夫
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※「私の彼はサラリーマン」SHINE'S
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【もみのこ ゆきと】qkjgq410(a)yahoo.co.jp

働くおじさん・働くおばさんと無駄話するのが仕事の窓際事務員。かつてはシステムエンジニア。
その昔、フランスの女王はこう呟いたという。
「パンがなければ、ケーキを食べたらいいのに」
薩摩藩の女王も負けじと呟く。
「桜島フェリー乗り場がわからなければ、泳いで渡ればいいのに」

薩摩藩の小学校のいくつかには、薩摩半島側から桜島まで泳いで渡る「桜島横断遠泳」という学校行事があるのだ。今度外国人観光客に聞かれたら、そう言ってやろうと思うのだが、英語で何と言えばいいのか全然わからんわ。

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■展覧会案内
コニカミノルタプラザ特別企画展 人類の変容とREBIRTH PROJECT展
「METAMORPHOSE」─311後の未来─
< http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2011september/rebirth_project/
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< http://www.rebirth-project.jp/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20110908140200.html
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会期:2011年9月8日(木)〜10月3日(月)10:30〜19:00 最終日15時
会場:コニカミノルタプラザ ギャラリー(東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F TEL.03-3225-5001)

開催主旨:REBIRTH PROJECTは「人類が地球に生き残るためにARTは必要である」という仮説のもと、"「もの」「こと」「意味」"の新たな価値を変換・創造する試みであり、再生の解釈領域を押し広げる実験の場として、2010年12月に当プラザにて展示「Trans-i+」を開催いたしました。

今回は、311以降さまざまな支援活動を続けているREBIRTH PROJECTの全貌を解き明かすべく、これまでの作品展示を行うとともに、現在進行中の被災地支援活動他、地域活性化プロジェクト、ソーシャルメディアを用いた未来のプロジェクトを映像で紹介します。また展示期間中には、伊勢谷友介氏参加によるトークイベントなどを予定しています。(サイトより)

同時開催◎スティーブ・ブルーム写真展「SPIRIT OF THE WILD」
開催主旨:動物写真シリーズで世界的に著名な写真家、スティーブ・ブルーム氏の仕事を紹介する日本で初めての写真展です。躍動感あふれる画面に生命の輝きを捉えた力強い作品群は、私たちを取り巻く自然環境を見つめ直すための示唆に富んでいます。大型プリント35点を展示。

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■展覧会案内
SCANDAL 2 宇野亜喜良 沢渡朔 立木義浩 寺山修司 森山大道
< http://bld-gallery.jp/exhibition/110909scandal2.html
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< https://bn.dgcr.com/archives/20110908140100.html
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会期:2011年9月9日(金)〜10月4日(火)11:00〜19:00
会場:BLD GALLERY(東京都中央区銀座2-4-9- SPP銀座ビル8F TEL.03-5524-3903)
【出展作品】
宇野亜喜良 寺山修司へのオマージュ絵画、オブジェ(2008-11)
沢渡 朔 〈跳んでごらんプルーネ〉(1964)
立木義浩 〈舌出し天使〉(1965)
森山大道 〈にっぽん劇場〉(1967)
寺山修司 〈ヨーロッパ版犬神家の人々〉他(1976)

◇宇野亜喜良ライヴ・ペインティング
日時:9月19日(月・祝)14:50開場 15:00開始 来場者参加型
会場:BLD GALLERY会場内
料金:1,000円(定員50名/座席予約先着順)
申込:フォームまたは TEL.03-5524-3903/ info@bld-gallery.jp

◇緊急開催決定!森山大道「上映会」
森山大道が自作を語る貴重なドキュメンタリー。
9月16日(金)「にっぽん劇場写真帖」76分 2011(初公開)
9月17日(土)「写真よさようなら」76分 2011(初公開)
9月30日(金)「光と影」60分 2009
10月1日(土)「北海道」90分 2011(初公開)
19:20開場 19:30開始(各回ともに)
定員:50名(予約不要)
当日:600円(各回)

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■編集後記(9/8)

・キヤノンのプリンターが挙動不審に。今年の5月、6月に大学のサイクリングクラブ創立50周年記念大冊子150ページ制作で、これでもかというくらい徹底的に酷使したので、その反動であろうか。傑作写真をプリントしてみようかと、オートシートフィーダにハガキ大の用紙を数枚セットし印刷実行、出来ず。「排紙口に用紙が詰まったので取り除け」と指示が出る。しかし、用紙は中途半端に送られてはいるものの詰まってはいない。用紙をセットし直しリセットボタンを押す。反応なし。給紙切替ボタンも反応なし。全体に固まってしまっている。電源切って、しばらく放置しておけば機嫌が直るという俗説に従う。2時間後、再トライ、出来ず。苦労して電源とUSBコードをはずし、プリンターを設置場所から引きずり出し、操作ガイドに従い用紙が詰まったときの対処を試みるが、そもそも用紙が詰まっていないのだ。三度目のトライ、それでも詰まっていると主張を続けるプリンタ様。センサがいかれたのか。また背面カバーを開けて、給走ローラーをグリグリ回転してやる。四度目のトライ、祈るように電源を入れる。黄ランプ点灯せず。給紙切替可能。念のためテキストのプリントテスト、成功。いったいなんだったのだ、一時は買い替えまで考えたこの騒動。また機嫌損ねられるといやなので、写真プリントはお預け。(柴田)

・いま私の手元にあるのは「新TOEIC TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990」である。「TOEICテスト完全ガイド スコア別&パート別ベスト教材」というムックがあって、その中の「簡単スコア診断ミニテスト」というのをやってみた。空欄に入る語句を書き込むとスコアがわかるというもの。たった40問で何がわかるんだと試してみたら、見事に自分の点数ランクだった。で、そのテスト作成者である神崎正哉氏の教材を買ってみたわけだ。付録CDは読み込み、iPhoneに導入済み。しかし本体は1ページたりとも学んでいないし、音声も2回ほど聞いただけ。iPhoneの英語系アプリもいくつか購入済みだが、ちっとも勉強していない。モチベーションが低いのだろう。自分の仕事はインターネット関連という輸入品なので、英語がわからないと、とは思うものの、先に勉強しなきゃいけないことが山積み。一度ならず二度、三度と学んだWebサイト制作基本ノウハウのビックウェーブによって、またまたまたまた学び直し中。どこから手をつけていいのかわからないぐらい学ぶこと多すぎ。(hammer.mule)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062154056/dgcrcom-22/
>
→「新TOEIC TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990」(レビュー11件)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/486391315X/dgcrcom-22/
>
→「TOEICテスト完全ガイド スコア別&パート別ベスト教材」(レビュー10件)