[3211] ミラーレス一眼バンザイ

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《女子大の講師の話があれば熱烈歓迎です》

■ネタを訪ねて三万歩[85]
 ミラーレス一眼バンザイ
 海津ヨシノリ

■グラフィック薄氷大魔王[291]
 CGアニメ関連のとりとめなく三題
 吉井 宏

■イベント案内
 第15回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展




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■ネタを訪ねて三万歩[85]
ミラーレス一眼バンザイ

海津ヨシノリ
< https://bn.dgcr.com/archives/20120222140300.html
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●私との相性が最悪だったメーカー

あまりこの手の話はしたくなかったのですが、あまりにも不愉快な体験をしたので、今回はそれをネタにしてみました。

事の発端は、最新のTTL自動調光フラッシュの購入から始まります。順当であれば純正品購入で問題ないのですが、高額なので、価格と頻度を天秤に掛け、安いサードパーティー製品を選んだわけです。

もちろん、サードパーティー製品がすべてダメという話をしているわけではありません。分かっている範囲では、Nikon対応のTTL自動調光フラッシュは純正以外に5社が販売を行っています。問題のフラッシュはこの中の1社の製品です。

さて、各社の交換レンズばかりでなく、自社ブランドのデジタル一眼レフまでリリースしているメーカー製フラッシュを昨年夏に購入したのですが、いきなり初期不良で3週間ほど修理に出すことになってしまいました。

普通であれば販売店で交換してもらえる話ですが、問題の販売店(Mac関連販売で有名な店)は交換に応じないと宣言しているので、泣き寝入りモード。結果として、メーカーに直接電話を入れて修理に出したわけです。TTL自動調光フラッシュなのに、光量不足という症状でした。

問い合わせの電話でのやりとりは、かなりイライラするものでした。コールセンター(?)はビギナー相手の対応だったからです。

もちろん、私は喧嘩腰ではなく事実を淡々と説明したわけです。使用している機材と予備の機材で同一の症状であること。天井は白で距離も一般家庭なので常識ある範囲、などなど。

しかし、担当者は相変わらず私をビギナー扱いし頓珍漢な事を設問してきたので、遂に私は「あの〜そんなことは百も承知。私は素人ではないので......」と切り返した途端「すぐに着払いで送って下さい」ということになりました。

そして、3週間後に修理から戻って来て取り敢えず問題は解決したのですが、使いたかった時には修理中で、戻ってきたら用無しとなってしまったため、ほとんど使わずにしばらく放置していました。

年末となり、またまた必要に迫られたのですが、今度は装着レンズをどう変更しても、フラッシュ側の数値でレンズの焦点距離が17mmに固定されてしまうのです。

私の所有レンズで、該当範囲のズームレンズは11〜16mm、18〜55mm、18〜70mmだけです。つまり、17mmの焦点距離に該当するレンズは皆無。もちろん17mmという単焦点レンズも持っていません。ということで、再修理となったわけです。使いたいときに修理が二度も続くって笑えないですね。

考えてみると、このメーカーの製品を最初(今回が二度目)に購入したのは学生の時でした。ペーパークラフトのバイトで溜めたお金を握り、新宿まで出掛けて望遠ズームを購入したのです。

ところが、一年半ほどでレンズにカビが生えてしまい怒り狂った、そんなことを思い出しました。今までレンズにカビが生えたのはこの製品だけです。

結局それがトラウマとなり、それ以降はこのメーカーの製品には手を出していなかったのですが、今回はなんとなく魔がさしてしまったのかもしれません。実はその後、最近までカメラ量販店の店員をしていた知人から、このメーカーの製品は異常に返品や修理が多かったと聞いてびっくり。知人の店だけの問題かも知れませんが......。

ちなみに、今まで購入(学生の頃から)したクリップオンタイプのフラッシュは、カコ製×1、オリンパス製×2、パナソニック(ナショナル)製×5、ニコン製×5、サンパック製×2、そして今回の製品となっていますが、故障というか不良品問題はこの製品だけ。他は今までに故障という体験をしたことがありません。なお、これらのフラッシュを現在もすべて所有しているというわけではありません。半分近くは知人などに譲渡してしまいました。

さて、あまり使わないのに、どうしてTTL自動調光フラッシュを購入したのか?と突っ込まれそうですが、基本は今でもマニュアル発光です。時々外部オート調光という、古いタイプの処理もよく利用しています。これは簡単に言うと、ISOに合わせて予め用意されている絞り値設定すれば、ほぼオートで調光してくれるシステムです。

もっとも昔のシステムなので、新規にこのシステムを購入する場合は、迷わず中古ショップに向かった方がいいかもしれません。ちなみに、このシステムのメリットは、カメラ本体を選ばないという点。だから、未だに学生の時に購入したフラッシュを使い続けられるわけです。

話をTTL自動調光フラッシュ購入に戻すと、失敗が許されないぶっつけ本番の撮影が控えていたからです。予行演習も出来ないような状況では、取り敢えず安全策が必要ですからね。まっ、問題の撮影はなんとかごまかしましたが、そのためにかなりの練習が必要でした。

もちろん、このケースは色々な悪い偶然が重なったための結果だとは思うのですが、なんだか三回目がありそうで怖いです。しかし、今となっては同じサードパーティー製品で評判の良い方を購入しておくべきでした。後の祭りですね。

たまたま私との相性が最悪だったのかも知れませんが、それにしも購入した二製品がともに外れって、日本企業の製品じゃ普通は考えられないですからね。ということで、相性は重要ですから、このメーカーの製品には二度と手を出さないことに決めました。

●一瞬で悩殺された「OLYMPUS OM-D」

さて、最近の私は散歩用などでOLYMPUS PEN Lite E-PL1s + Ai NIKKOR 50mm F1.8という組み合わせにドップリと漬かっています。アダプタで開放F値の小さいNIKKORレンズを装着することで焦点距離は2倍となるので、純正のマイクロフォーサーズ環境では手に入れることの出来ない、明るい中望遠レンズ環境となるからです。Ai NIKKOR 105mm F1.8なら、210mm F1.8の望遠になります。こうなると、もう完全に500mmのミラーレンズを装着しているような状況になります。

ところで、同じマイクロフォーサーズのPanasonic LUMIX DMC-GF2も愛用していますが、これ用のビューファインダーは20万画素という低解像度なので、マニュアルによるピント処理には向いていないため、もっぱらOLYMPUS PEN Lite E-PL1sを利用しているのです。

もちろん、液晶ファインダーはオートフォーカスなら便利ですが、それでも夏場などは周りが明るすぎて液晶で被写体を確認出来なくなってしまいます。結局、ビューファインダーは必要不可欠というわけです。

ただし、操作性は圧倒的にPanasonicの方がよく、個人的にはデザインも気に入っています。価格が熟れてきたらPanasonic Lumix GX1をと考えていたのですが、ここに来てOLYMPUS OM-Dのリリースで完全に悩殺されてしまいました。

OMシリーズは二台所有しており、Nikonの次に機材を持っていましたので、OLYMPUS OM-Dは見た瞬間の一撃です。とにかく孤高のレンズであるNIKKORが、アダプターでしっかり利用できるミラーレス一眼は、本当に楽しくて仕方がありません。

実は、NIKKOR以外にライカMマウントと、古いOLYMPUS OMシステムのレンズも色々在るのでオモチャに不自由はしていません。やはり少々不便である方が、モノを作る場合の楽しさは高くなりますね。

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■今月のお気に入りミュージックと映画

[Somewhere Over the Rainbow/What a Wonderful World]
by Israel Ka'ano'i Kamakawiwo'ole in 1993(Hawaii)

邦題「虹の彼方に/この素晴らしき世界」。1997年に肥満が原因で38歳の若さで他界してしまったために、生涯2枚のアルバムしかリリースしていないハワイ州出身のシンガー「イズラエル・カマカヴィヴォオレ」。通称イズ(IZ)。340kgを超える巨体から湧き出る歌声はあまりにも美しくて言葉になりません。お薦めです。

※イズラエル・カマカヴィヴォオレのハワイ語表記中の3つのアポストロフィは、正確には逆さまのアポストロフィ(オキナ)となります。

[9th Campany]by Fyodor Bondarchuk in 2005(Russian)

原題「9 Рота」、邦題「アフガン」。アフガニスタン紛争中の1988年1月7日から8日にかけて行われた、3234高地を巡る戦いをもとにした戦争ドラマ。イスラム武装勢力ムジャヒディンと対峙した、ソ連軍第345親衛空挺連隊第9中隊の兵士たちを、実話に基づき描いた作品。日本劇場未公開。

まさにロシア版「プラトーン」ですね。興味深いのはロシア側から描いているアフガニスタン紛争という点。また、当時はロシア連邦ではなくて、ソビエト社会主義共和国連邦だったので、よけいに興味深い内容となっています。

そして、ストーリは事実を元にしているので重みは全然違います。ロシア軍全面協力で撮影されているので、戦闘シーンは半端ではありません。また、内容は当然、美談でもヒーロー系でもありません。下手な胡散臭い反戦映画を見るよりも説得力があると思います。

ところで、アジア系ロシア人の兵士として清原和博にそっくりな俳優さんが出ています。ちょっとびっくりしました。ちなみに最近はロシア映画にはまっています。

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■アップルストア銀座のセッション

2012年3月19日(月)18:30〜
Hands on a Macとして画像処理セッション
『海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol. 66』
Adobe Photoshop CS5によるフォトレタッチ技法【風景・建築物編】として、建築物や風景写真のレタッチ技法をハンズオンいたします。予約無用・参加無料・退席自由です。なお、セッションの翌月に予定されているハンズオンセミナーの参加希望者を、セミナー修了後に募集するのがここ数ヶ月の恒例となっています。

【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/
怪しいお菓子研究家
yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com
>
< http://kaizu-blog.blogspot.com
>
< http://web.me.com/kaizu
>

ブログで公開したお菓子については要望が大変多かったので、今年から「なんちゃってレシピ」を記述することにしました。ちなみにレシピの分量を正確に計測しないとつくれないという方がいましたが、料理はレシピじゃなくて勢いが大切です。考えちゃダメなんですね。実は作ったお菓子の半分は、学生達からのリクエスト&お茶会用なのです。というわけで、女子大の講師の話があれば熱烈歓迎です。

ところで、ブログで大学のイベントなどの告知をする場合に、独自のローカル・ルールに従って掲載をしています。それは、ずばり『大学からの案内ではなく、学生から案内が入ったイベントだけ』というルールです。どこかで線引きをしないと色々困りますからね。現状これが一番フェアだと思っています。もちろん、将来どうなるかは私にもわかりません。

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■グラフィック薄氷大魔王[291]
CGアニメ関連のとりとめなく三題

吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20120222140200.html
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●補助金漬けアニメ

日本のアニメだけでなく「モンスターvsエイリアン」等のキャラも出てくる、最近やたらと多い中国の「パクリアニメ」。

「全力の最新技術で作られたエヴァとガンダムのパクリアニメがひどすぎる」(RocketNews24)
< http://rocketnews24.com/2012/01/27/176550/
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中国では国産コンテンツを増やそうと、アニメを作る人にどんどん補助金を出してるそうだ。補助金目当てでものすごい勢いでアニメが作られていて、だからパクリや内容の善し悪し関係なしに本数を最優先、ということらしい。

世界一のアニメ大国・中国が抱える「国策振興」という病(KINBRICKS NOW)
< http://kinbricksnow.com/archives/51747884.html
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「80後」「90後」でも変わらない中国のアニメビジネス=百元籠羊・安田峰俊のシンポを聞いてきた(KINBRICKS NOW)
< http://kinbricksnow.com/archives/51751767.html
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補助金は業界の衰退期に「なんとか助けてくれえっ」てことで国に出してもらって死期を遅らせるものだろうけど、業界立ち上げ期に補助金ジャブジャブ状態。作ったアニメの長さに応じて補助金が出るって、そりゃ健全な業界育成になるわけないよ。

ただ、それは補助金狙いの実業家がやってることであって、実際に制作してる人たちは「こんなもん作りたいんじゃないよっ!」ってかなり不満を抱えてるんではないかと思う。若くて志のあるクリエイターは世界のどこにもいて、現状を変えよう! って思ってると思います。

あと、アニメコンテンツをお金を出して買う文化がない国でビジネスとして成功するわけないって件は、輸出用と考えればそんなに変でもない。韓国とかそのへんある程度成功してるわけだし。それから、ビジネスだけじゃなくて、ハリウッド映画や日本のテレビアニメがアメリカや日本のイメージ向上に役立ってるのを踏襲したいのかも。

ところで、日本のアニメコンテンツの強さって、50年以上をかけた過当競争と発酵だと思う。ものすごい数の予備軍を勝ち上がったマンガ家が、人気や連載の存続をかけて競争して作り上げたマンガを原作としたアニメが、やはりアニメ同士での戦いを繰り広げ......。

発酵ってのは、以前は外国なんてぜんぜん目に入らない狭い日本で爛熟した文化が、あり得ない方向に発達したり腐ったり影響しあったりした結果、とんでもないレベルに達してしまうっていうアレ。「和算」とかそうだよね。外国とか関係なしに数学が趣味の娯楽として異常発展してしまい、気がついたら世界最高レベルっていうアレです。

そういう過当競争と発酵を経て強くなったけど、これからはどうなるかわからない。もちろん、そういう熟成期がなかった国でも、粗製濫造の嵐が数十年続いたらまた違う形の発展があるのかもしれない。

●アメリカ製CG映画テイスト

上記のリンク周辺で知ったドイツ製の子供向けCGアニメ「Animals United」。CGアニメ映画はけっこうチェックしてるんだけど、これはぜんぜん知らなかった。日本未公開だけど邦題はついてて、「どうぶつ会議」(笑)。YouTubeで予告編が見れる。

しかし、どう見てもアメリカ製動物CGアニメ映画のテイスト。ドイツでさえこれか。世界中で同じソフト(Autodesk)と同じお手本(ピクサーやドリームワークスとか)だったら、割と同じテイストに行っちゃいますよねえ。
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最近見た「怪盗グルーの月泥棒」「くもりときどきミートボール」など、ピクサーを含めたカートゥーン傾向のCGアニメーションの演技というか、モーションや表情付けって、完全にアメリカ式のものであって、これを日本のCGアニメにやってもまったくそぐわないな。西洋人のオーバーアクションが元になってるから、日本の作品でやってもクサいだけ。

そもそも、レンダーマン的なリアルな質感自体が日本の作品に合わない可能性も。やはり、質感や画質を上げれば上げるほどに、向こうのCGアニメ映画っぽくなるかも。

ショートアニメやCMなどかなりの数のCG作品を見てますけど、やはり世界中のどの国で作られたCGでも、リアルな方向に行けば行くほどアメリカCGのテイストに近づいてしまうようです。

画面のテイストという意味では、日本のCGアニメ映画「よなよなペンギン」や「ホッタラケの島」などは、アメリカ製CG映画とは明らかに方向がちがってる。このへん伸ばしていくべきなんだろうな。「もののけ島のナキ」の画面テイストはアメリカCG映画に近づいてるかな。「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」もハリウッドCG映画っぽくないぞ!

たとえば爽健美茶のCMの動物CGは、CG好きの僕でさえいくらなんでもクドすぎると思うハリウッドCG映画テイスト。肉食人種のCGというか。サンタモニカのAnimal Logicというスタジオが作ったそう。「がんばってアメリカの一流CGプロダクションに依頼してみましたっ!」感もあふれてて、きもちわるかったです。爽健美茶の爽やかさとかけ離れた世界。
< http://www.animallogic.com
>

今やってるファンタのCMもニューヨークのスタジオだそうで、リアルCGとはちがう一つの方向の典型で、割とよく見るテイストです。このCMが日本のターゲット層にどうウケるのかわかりませんけど、爽健美茶のCMと同様に「日本でなじみのないテイストの海外CG映像」って点で興味あります。
< http://www.psyop.tv/fanta-2011-bounce/
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●マンガや小説の映画化

ちょっと旧聞ですが、ハリウッド版「アキラ(Akira)」再び中断。予算オーバーで終了の可能性も、だそうで。あらららら〜。今までの映画化企画もボロクソ言われてたし、これでよかったのかもね。検索したら、それでもまだ完全ボツというわけではなく、継続中の模様。

AKIRA、アトム、ドラゴンボール等々、日本のマンガがハリウッドでCGや実写映画になるってニュースの何にワクワクするかというと、「あの場面がハリウッド式のリアルな実写になったらスゴイぞ!」だけなわけじゃん?

長いマンガを一本の映画にまとめることで無理が出てくるし、誰も「一本のちゃんとした劇映画」になることなんか期待してないよね?(CG映像でも実物を撮影したように見える映像をギリギリ「実写化」と言っていい気がします。「タンタンの冒険」はフルCGだけど実写に見えるって意味で)

たとえば「AKIRA」なら、冒頭の爆心地へバイクで向かうシーンの実写版はぜひ見たいけど、他はものすごい見たいわけじゃないもん。ドラゴンボールならフリーザとの死闘だけ見たい。ファンが見に来るんだから、日本人が演じて舞台が日本でなきゃ見に行く理由ないもん。アメリカ人のファンだってそう思ってると思う。

映像化するなら、いくつかの最高の見せ場だけ15分の映像でいいと思うわけです。有名スターもいらない。音楽で言ったらシングル盤やPVみたいな形で売り物になったら面白い。

もっと言えば、「爆心地へバイクで向かうシーン」の何を見たいかというと、マンガを見て脳内に生成された映像と、プロの映画監督が「こういうことだよな?」と作った映像がどうちがうかを確認したいってことじゃん。

ってことは、「爆心地へバイクで向かうシーン」を、10人の監督それぞれのバージョンを見たい! セットとか俳優とかは監督同士の話し合いで共有もできるわけだし。そういうの見たくない?

そういったオムニバス方式のCDや映画って、ミュージシャンや監督が奇をてらったり個性を過剰に押し出したりするけど、そういうのはちょいと抑えてもらって。

マンガの実写化はある程度画面が決まってくるけど、小説だと読み手それぞれの頭にそれぞれの映像が浮かぶ。誰もが「オレの脳内映像化が最高!」と思ってる。だから小説の映画化ってどんなに凝って作られても「オレのより全然ダメ」って感想を誰もが持つのはしょうがないよねえ。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>

CGアニメ関連で書いたまま公開するタイミングを逃してたもの3つでした。ところで、最近ようやく気がついたのですが、LionのMail.appで送ったメールの添付書類がHTMLメールみたいに本文に貼り付いて、保存できない問題があるんですね。2人に指摘されてわかった。ファイルを送るのはほぼサーバーアップしてダウンロードしてもらってるから気づかなかった。あ! 年賀状メールの添付画像もWindowsで受け取った人は全部そうなっちゃってたわけか!! ......まあ、HTMLで見えてりゃいいんだけど、見えない人もいたかも。
< http://goo.gl/i46oe
>

●iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」ver.2.0がリリースされました。
「長押しロール」のオン・オフ切り替えスイッチを追加しました。
「オフ」ではレスポンスが速くなるので、素早い演奏が可能になりました。
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV
>
●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb
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■イベント案内
第15回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展
< http://megei.jp/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20120222140100.html
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「第15回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」が、2月22日(水)から3月4日(日)まで、12日間にわたって開催される。メイン会場の国立新美術館のほか、サテライト会場として東京・六本木周辺の4会場(東京ミッドタウン d-labo、TOHOシネマズ六本木、メルセデスベンツコネクション、ニコファーレ)において、さまざまな催しがすべて無料で展開される。

受賞作品や審査委員会推薦作品を展示・上映するほか、受賞者や審査委員をはじめとしたシンポジウム、アーティスト・トーク、ワークショップなどのイベントもある。特設サイトでは。会場案内や期間中開催されるイベント情報を公開中である。
< http://megei.jp/
>

◎メイン会場

●国立新美術館 企画展示室1E/3F講堂/3F研修室(東京都港区六本木7-22-2)
< http://www.nact.jp/
>
< http://megei.jp/layout?locale=ja
>
日程:2月22日(水)〜3月4日(日)10:00〜18:00 金20:00 28日(火)休
内容:作品展示・上映、シンポジウム、ワークショップ、トークイベント、パフォーマンス

◎サテライト会場

●d-labo(東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウンタワー7F)
< http://www.d-labo-midtown.com/index.php
>
日程:2月22日(水)〜3月4日(日)平日11:00〜19:00 土日10:00〜18:00
※2月28日(火)、3月3日(土)はd-labo独自イベント開催
内容:マンガライブラリー、読書会、トーク&上映会

●メルセデス・ベンツ コネクション(東京都港区六本木7-8-1)
< http://www.mercedes-benz-connection.com/index.html
>
日程:2月22日(水)〜3月4日(日)10:00〜20:00
内容:作品展示・上映、トークイベント、ワークショップ

●ニコファーレ(東京都港区六本木7-14-23 セントラム六本木B1F)
< http://www.nicofarre.jp/
>
日程:2月22日(水)、24日(金)、27日(月)、29日(水)
※イベントによって開催時間が異なる。詳細は特設サイトを参照。
内容:ゲームセンター、トークイベント

●TOHOシネマズ六本木ヒルズ プレミアスクリーン(東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)
< http://www.tohotheater.jp/
>
日程:2月22日(水)〜3月4日(日)1日1回上映
内容:特別上映

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■編集後記(02/22)

・川口市立図書館にも映像のライブラリーがある。サイトを掘っていったら、日本映画633本、外国映画2383本のリストが現れた。今まで気がつかなかったが、あって当然だ。だが、最近の作品が少ない。いや、ほとんどない。貧弱といっていいだろう。そんな中から、1959年・新東宝の「明治大帝と乃木将軍」を借りて見た。空前の大ヒットとなった前作「明治天皇と日露大戦争」の中から、乃木将軍のエピソードを抜き出し(映像は使い回しが多いようだ)、明治天皇の崩御の後、殉死するまでを描いている。肝心の乃木将軍役の林寛は、写真で見る本物の風格にはるかに及ばないが、この俳優の当たり役らしい。明治天皇は嵐寛寿郎、昭憲皇后は高倉みゆき、二人とも神々しいばかりである。宮中のシーンはドキュメンタリー映像のように見えてしまう。ストーリー展開などは陳腐で退屈だが、たまに見る古い映画もしみじみいいものである。半世紀以上も前、小学生のときに「敵中横断三百里」を映画館に見に行った記憶がある。雪の中をロシア兵に追われて騎馬で逃げるシーンしか思い出せないが、鉄嶺と奉天という地名だけは鮮明に覚えている。なぜ、だれと一緒に見に行ったのだろうか。もしかしたら学校の行事だったのか。クラス会仲間に超絶の記憶力を持つ人物がいるので、こんど機会があったら聞いてみようと思う。図書館ライブラリーは無料だから今後も利用しよう。でもSFテレビドラマシリーズ「V」を見始めてしまったので、とうぶんお預けかな。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009RJF9Q/dgcrcom-22/
>
→アマゾンで見る

・4月14日に大阪で「まにまにフェスティバル」開催。5大ブラウザベンダーさんが来られたり、あの「撃墜王」で遊べたり。ディレクターズセッションではSEOやソーシャル、クラウドなどについて。クリエイターズセッションは内容調整中。登壇される人たちは濃くて面白い人ばかり。セッションは有料だけど、展示ブースは無料だよ〜。(hammer.mule)
< http://m2.cap-ut.co.jp/fes/
>  まにまにフェスティバル
< http://gekitsuioh.jp/
>  撃墜王