[3378] 仁義なき戦いYKZ48

投稿:  著者:


《ほんまにむちゃくちゃやな》

■歌う田舎者[39]
 仁義なき戦い YKZ48
 もみのこゆきと

■ショート・ストーリーのKUNI[129]
 父子
 ヤマシタクニコ




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■歌う田舎者[39]
仁義なき戦い YKZ48

もみのこゆきと
< https://bn.dgcr.com/archives/20121122140200.html
>
───────────────────────────────────
五年に一度の晩秋がやってきた。連絡ハガキには「運転免許を更新するだけのカンタンなお仕事です」と書いてある。奄美大島でレンタカーをぶっ潰し、琉球王国でもレンタカーに傷をつけたわたしとしては、世のため人のため、もう免許更新しないほうがいいのではないかという気もするのだが、なんせ薩摩藩のような田舎では、車なしの生活など不便すぎてできない。

篠突く雨にもかかわらず出かけた交通安全教育センターは、更新者で既に長い列ができている。列を整理する爺さまは拡声器を持ち「本日は大変混み合っております。もうしばらくご辛抱ください」と、申し訳なさそうにお辞儀を繰り返す。そこに現れたのは、肩をいからせ、眉間に皺を寄せた目つきの悪いオヤジだ。

「なんちよ。何時間待たんなならんとよ。わいだどげんかせんか、こら。うったくっどね!」
(訳:なんだって? 何時間待たないといけないんだ。お前らどうにかしろ、こら。ぶん殴るぞ!)

うったくられるのはお前だ。待ちたくないなら朝一番に来んかい。受付時間ギリギリに滑り込んで文句言ってるんじゃねぇ!

どうにもこのようなクレーマー的人種は、相手が反撃してこないと見るや、どこまでもネチっこく理不尽を振り回す。そのうえ、うまくいくと"やったもん勝ち"になるので、ますます増長する。

交通安全教育センターで、いつまでもクダを巻く目つきの悪いオヤジを平身低頭なだめている爺さまは、警察OBである。警察OBであるからには柔道や剣道の有段者で、本来ならばこんな与太クレーマーなどブッ飛ばせる実力を持っているはずなのだが、その実力は行使できないことになっているのであろう。なんと情けないことよ。

かような輩には、お上品な警察OBではなく、いっそヤクザOBを差し向けてはどうか。ムショからシャバに出てきてもヤクザには仕事がない。足を洗いたくても、結局ヤクザに戻るしか糊口を凌ぐ術はないのだ。

クレーマー対策にヤクザOBを雇用すれば、ムショ帰りのヤクザが再び代紋を頼りにシノギをせずに済み、クレーマー退治もできるのであるぞ。もちろん、背中に昇り龍や緋牡丹があってもOKである。既存資産は有効活用しなければならない。

「うったくっどね!」と言われたら、角刈りの菅原文太系ヤクザOBが「なにカバチたれとるんじゃ!」と、昇り龍をチラ見せすれば一件落着である。ただし大阪府教育委員会には雇ってもらえないのが難点だ。

モンスターペアレントの横暴に耐え兼ねたときにも、ヤクザOBを派遣しよう。「奥さん、ポルシェ911ですか。えぇ車に乗ってますのぅ。ところで給食費、払とらんやないですか」車をひと撫でして言ってやればいいのである。モンスター奥さんは、翌日にもリアスポイラーを売っ払って、給食費を学校に持ってくるだろう。

駅でゴミをポイ捨てするヤツを見つけたときも、即刻ヤクザOBに通報だ。「そがなことをしてはいかんのぅ」「な、なんだよ。なんか文句でもあるのかよ!」「おどれら外道が何ぬかしよるか。はよ捨てて来んかい!」と、腹巻きに差したドスをさすりながらメンチ切ってやればよろしい。そのうち女子高生にサインを求められるようになるかもしれんぞ。

ほかにも活躍の場はたくさんある。なんといってもヤクザOBであるから、切った張ったは得意であろう。最近ビンボーなあまり、自分の前髪は自分でカットしているわたしであるが、今後はヤクザOBにカットしてもらうというのはいかがか。ただし、前髪カットを小指カットと間違わないように、それだけは注意していただきたい。

みかじめ料の取り立てもヤクザの得意技だ。その能力を活かし、市町村役場の税務課収納係の職員として雇用すれば、税金未納者からの収納成功率は過去最高を記録するであろう。

国の外交政策にもヤクザのスキルは必要不可欠だ。日本極道の会所属の首相にキッパリ言っていただこう。尖閣・竹島・北方領土に近づく不届きな奴らには「日本には日本の決着(けじめ)がおます。このシマ、なんとしてもあんたらに譲るわけにはいきまへんのや」と。

来月の総選挙では、投票用紙に「岩下志麻」と書こうではないか。それでも漁船に擬した工作船などで近辺海域に来る無法者には、ハニートラップ工作員として、かたせ梨乃を派遣すればよろしい。

ところでちょっと脱線するが、わたしがセックスの真実を知ったのは、「極道の妻たち」のせいである。わたしが紅顔の美少年ならぬ美少女であったころ、セックスなるものは、白いシーツの中で薔薇の花をしょって夢々しく展開されるスイートな出来事だと思っていた。

しかし、ある日、テレビで再放送されていた「極道の妻たち」を見て、その幻想は崩れ去る。画面の向こうでは、かたせ梨乃に世良公則がおおいかぶさっていた。

ちょ、ちょっと待ってください。なんですか、それ。かたせ梨乃の足がカエルみたいなヘンなポーズになってるんですけど。それ、わたしの知ってるセックスと違います。薔薇の花もしょってないし。そんなみっともない格好しなきゃいけないんなら、セックスなんて、わたし一生やらないわよ、わーーーん!!(自我崩壊の音)。脱線終了。

もとい、ヤクザOBとはなんとすばらしい能力の持ち主であることか。まちの床屋から税金収納係、性教育者から日本国首相にいたるまで、どんな職業でもこなせるマルチスキル。今もっとも日本で使える人材である。

ハローワークの窓口で、年齢を言っただけで断られたとか、リクナビ・マイナビにスカウト登録したら、その日のうちに「あなたに紹介できるお仕事はありません」と瞬殺されたとか言っていないで、わたしもヤクザOBになればいいのではないか。

しかしながらヤクザOBになるには、まずヤクザにならねばならない。そこでデジクリ読者の皆様に伏してお願い申し上げたい。社会保険完備、完全週休二日制、残業少なめ、営業ノルマなし、組員旅行はシチリア島で同業他社の視察、年収800万以上のヤクザ組織をご存じでいらっしゃったら、ぜひわたくしにご一報を。

入組した暁には、みかじめ料の取り立てスキルや恐喝スキルを磨き、一日も早く皆さまの戦力となれるよう努力いたします。将来的には組長を支える若頭を目指し、組織の拡大と財務基盤の確立に努めます。是非、わたしをご採用ください!

そして、志を同じくする人間を48人集め、「仁義なき戦い YKZ48死闘篇」としてその戦いを映画化し、伝説となるのだ。これぞヤクザOB活用の新機軸。こうして地球は平和になったのであった。

※「極道の妻たち 決着(けじめ)」
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0015XEV7Y/dgcrcom-22/
>
<
>
※「極道の妻たち」
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000066AEE/dgcrcom-22/
>
※「仁義なき戦い 広島死闘篇」
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B005FCX6YK/dgcrcom-22/
>

【もみのこ ゆきと】qkjgq410(a)yahoo.co.jp

かつてはシステムエンジニア。その後、名ばかり経営指導員。通販用ジュエリー撮影のバイトはクビ。←イマココ。

......そんなわけで、誰にでもできるカンタンなお仕事である免許更新の季節とは、これすなわち誕生日シーズンということである。わたしが生まれたのは11月14日だ。

♪そうよ私は さそり座の女〜♪ あ、これこれ、遠慮するでない。誕生日のプレゼントは前後半年絶賛受付中であるぞ。現金を中心に、金塊などの換金しやすいものをお送りいただければ、投げキッスのひとつもお返ししたいと考えているところである。

ついでによくよく調べてみたところ、11月14日は「埼玉県民の日」でもある。埼玉県内の公立小中学校は、学校が休みになるらしい。県民の日が制定されていても、学校まで休みなどという都道府県は、埼玉県をおいてないのではないか。なんと太っ腹な県であることよ。

太っ腹ついでに、「埼玉県民の日」生まれの人間が、埼玉県に移住した場合、生活費の全額を補助するなどという条例でも作っていただけたら、いますぐ埼玉県に住民票を移す所存であるので、柴田編集長におかれましては、県議会議員にでも立候補いただいて、条例の制定に死力を尽くしていただきたいと願うわたしなのであった。

※「さそり座の女」美川憲一
<
>

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ショート・ストーリーのKUNI[129]
父子

ヤマシタクニコ
< https://bn.dgcr.com/archives/20121122140100.html
>
───────────────────────────────────
「山田先生、おひさしぶりです」

「おお、コータローくんか。しばらくぶりやな。えっと、いまは中学生になったんやな。なるほど、おとうさんにそっくりになってきたな」

「言わんといてください。ぼく、そのおとうちゃんのことでむかついてるんです」

「なんでやねん」

「最近、すぐに泣くんです」

「年をとって涙もろくなるのはふつうのことや。先生かて若いときには何とも思わんかったことでも今はじーんとくる。小さな子がとことこ走ってるのを見ただけでじーんとくる。小学生が一生懸命運動会の練習してるのを見ただけでまたじーんとくる」

「それやったらまだわからんでもないんですけど」

「というと」

「この間は自分が買うてきたお造りでお酒飲んでてめそめそしだしたんです。何泣いてんのかと思たらパックの値札シール見て『ああ、かわいそうに。このマグロも苦労したんやなあ。めばちこまぐろ......』というから『何ゆうてんねんな。めばちこまぐろやのうてメバチマグロやないか』と言うても、

『メバチマグロはめばちこまぐろのことに決まってるやないか! かわいそうに、めばちこができたせいでさぞ痛かったやろうに、そのうえ100円引きにされて398円のが298円になってしもて』とまためそめそ泣くんです。それで『いややったら買えへんかったらええやん』と言うたら『おれの勝手や!』と怒るんです」

「むちゃくちゃやな」

「そうでしょ。その前は新聞を読んでていきなり泣き出しました。恐竜の特集でステゴザウルスという名前を見ただけでもう『うう、かわいそうに何で自分の子を捨てるねん! どんだけ薄情な親やねん!』とか、

『ステゴザウルスの世界には赤ちゃんポストはないんか! ああ、せめて捨てる前におれにひとこと声をかけてくれたらよかったのに』とかわあわあ言いながら泣いてるんで、『そんなもん、育てるなよ!』と言うたらまた『おれの勝手じゃ!』と怒るんです」

「むちゃくちゃやな」

「そうでしょ」

「いや、おとうさんだけやのうて......まあええけど」

「その前はまたお酒飲んでて泣き出しました。お酒のさかなにししゃもを買うてきて自分であぶって食べてたんですけど、急に『わー、このししゃも、子持ちやないか!』と言うので『子持ちししゃもて書いたあるやろ!』言うたら『腹にいっぱい卵がある! 全部、こいつと連れ合いとの愛の結晶やったんや。それを食うなんてかわいそうすぎる!』とわあわあ泣くんです。

それで『いややったら食うなよ!』と言うたら『おれの勝手じゃ!』と怒りながら泣くんです。『おまえにはわからんやろけど、ししゃもはこれがうまいんや! ししゃも、安かったんや!』と言うんで『それも言うなら、しかも、やろ』と言うたらバクハツして怒りながら物投げながら泣いてました」

「ほんまにむちゃくちゃやな」

「思えばそれが発端やったんです。それ以来やたらと涙もろくなりました」

「たいへんやな」

「時々夢にも出てくるみたいなんです。突然夜中に起きてきて『いま、カズオが泣いてたやろ!』て言うから『カズオてだれやねん』と聞いたら『めばちこができて痛い痛いゆうてるカズオやないか!』と言うんです。『夢みて騒ぐなよ。ししゃも、マグロに勝手に名前つけてるし』と言うたら『それも言うならしかもやろ!』と泣きながら怒るんです」

「どっちもどっちや」

「ゆうべは夢にステゴザウルスとめばちこまぐろとししゃもが全員出てきたみたいでうなされて『ああ、悪かった。全部おれが甲斐性無しやったばっかりに。カズオ、おとうちゃんがええ薬買うたる......すぐ治るからな......かよこ、卵食べて悪かった......ツトム、安心せえ、来週ひきとりに行くさかい......おれをおとうちゃんと呼べ......最初はてれくさかったら、おっちゃんでもええ......』とかひと晩中ぶつぶつ言いながらしくしく泣いてました」

「何やその、ツトムはステゴザウルスで、かよこはししゃもか」

「そうみたいです」

「うーん。まあほっといたらええんちゃうんか」

「ええことないです。困ります」

「なんで困るねん」

「なきながら怒ってやかましいからテレビも聞こえへんし、寝てると思て安心してたのに夜中に突然出てこられたら......困ることもあるでしょ」

「そらそうやな」

「それでのうても、ぼくはぼくで腹立つことがいっぱいあるのに」

「え、そうなんや」

「ぼくはおとうちゃん似で背が低いし顔がぶさいくでかっこ悪いから全然もてないんです」

「まだ中学生やのに気にせんでええ。これからや」

「そんなことないです。ちょっとかっこええやつにはみんな彼女がいてて一緒に帰ったり、バレンタインとかになったらチョコもらってめっちゃうれしそうやし。ぼくかて彼女がおったら自慢できるけど、絶対でけへん。そう思たらスマホに腹が立つ」

「なんでそんなもんに腹立つんや」

「スマートフォンっていやみやないですか。どうせぼくはスマートちゃうし。ケータイのくせにいやみや。腹たってスマホ屋のチラシで鼻かんだらつるつるしてうまいことかまれへんかった」

「やっぱり」

「こないだはひさしぶりに教科書見たら『アシナガバチ』が載ってたんです。めちゃいやみな名前やないですか。そらぼくは短足でぶさいくやけどハチにまで『たんそく〜』とばかにされたない」

「してへんやろ」

「それで腹立ったんでアシナガバチの写真にマジックでヒゲ書いた」

「何の効果があるねん」

「どうせそんなハチ、足が長いだけで性格悪うて、かっこばかりつけて、陰で友だちの悪口いうようなやつに決まってますよね」

「それはなんとも......」

「『あしながおじさん』も腹立つから読みません。セイタカアキノキリンソウもいやみやから、道ばたに生えてたらすぐ抜きます。そしたら近所のおじいさんに感謝されました」

「なんやそら。わかったわかった。おとうさんはすぐに泣くし、君はすぐに腹が立つし。しやけど、おとうさんが泣かんようにしたらええねんな。よし、そしたら」

「え、そしたら?」

その晩、コータローは山田先生のアドバイスに従い、晩酌をすませてぐうぐう寝てる父親の耳元でそーっとささやき続けた。

あくる日。

「あー、よう寝た。何やコータロー、もう起きてるんか。早いなあ」

「うん。はい、新聞。いつものスーパーのチラシも入ってるで」

「ああ。何なに、めばちこまぐろ造り一人前398円。またか」

「メバチマグロやって」

「コータロー、おまえにゆうとくけどな。あのめばちこまぐろのカズオはくわせものやった」

「そうなん?」

「めばちこができてるからついつい、かわいそうやと思て同情してたら陰でおれの足がくさいことを言いふらしてたらしいわ」

「え、そうなん」

「ほんまに性格悪いわ。それにな。ステゴザウルスのツトムやけど、おれの聞き違いやった。ツトムはステテコザウルスやった。単に夏向きの恐竜やったんや。あほらし。わざとまぎらわしい名前つけてからに、もう。泣いて損したわ。かよこも、あれは卵とちごた。単に腹につぶつぶができる体質やったんや。ちょっと変わった体質やけど泣くこともなかったな。いやみな女やで」

「世の中そんなもんや。腹立つやろ、おとうちゃん」

「ああ、腹立つ。いままで泣いた分返してほしいわ」

父子の平和な朝であった。

【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
< http://midtan.net/
>
< http://yamashitakuniko.posterous.com/
>

バスに乗りかけたら私のすぐ前のおばさんがバスカードを機械に通そうとして、それがなかなかなかなかなかなかなかなか(以下略)入らない。おおおおおおっと。すでにステップに右足をかけていた私は思わずその足をおろしてしまった。やっと無事にカードが入ったときはほっとした。やーねーと思ってたら帰りのバスで私のカードがなかなかなかなか(以下略)入らない。カードをぺこぺこさせながら、どうなることかと思った。ばちがあたったか。みんな気をつけようね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(11/22)

●「(原発の)再稼動ありき」といったふうに、「○○ありき」が、近ごろ、さかんに使われる。でも、「ありき」とは動詞の連用形〈あり〉に、過去を示す助動詞〈き〉が付き、ただ、「あった」という意味である。「再稼動があった」では、意味不明では?──と、作家の黒川創が読売の「いやはや語辞典」に書いていた。本当に妙な使われ方だと思う。もちろん、ご本人はなぜこの「ありき」が通用しているのかはご承知である。

デジタル大辞泉によれば、「ありき」とは「名詞などに付いて、そのことが既に存在した、また、かつてそこにあったの意を表す文語的表現」とあり、「初めに言葉──」「故宮ここに──」と例を示す。

「初めに言葉ありき」は新約聖書「ヨハネ福音書」の冒頭にある有名なフレーズで、初めに言葉があった、というだけである。「それを曲解し『最初から決まっている』との意味に『○○ありき』を使うわけである」と黒川さん、原発をめぐるコトバの軽さをなげく(枝野「5月6日から(稼動する原発が)一瞬ゼロになる」、首相「収束宣言」「安全宣言」など)。

「ありき」はマスコミが政治方面で多用する。「はじめに結論ありき」はよく聞かれる。政治家は最初から結論を決めておいてから、あたかも討論をしたかのように見せかけることをよくやる。「解散ありき」とか「合併ありき」とか、いずれもいいイメージでは使わない。皮肉を込めて言っているのだから。しかし、あまり度々使われると芸がない報道だなあと思う。

日本維新の会はたしかに「合併ありき」で、相次いで政策を変更しているのは大問題だな。というより完全に破綻しているのだから、もう政治活動やめたらどうだ。ところで鳩山サンが政界引退するという。おおいにけっこうな判断だ。さようなら。宇宙へお帰りください。「最低でも国外」に。(柴田)

●続き。Text Expanderだと、自分で決めた文字の羅列(スニペット・呼び出し用のキー)、たとえば「,mig」で「mainimage」と展開することはできる。この例だとあまり略せてないけど、スペルミスはなくなるし、Essentials呼び出しショートカットは押さなくて良い。

問題はスニペットを覚える必要があることだ。ファイル名をつける時にはマウスは必要だけれど、文章を書く時ならキーボードだけで完結できるのはいいよなぁ。とか調べてたら、ポップアップメニューがあるのね。入力時にポップアップで選択項目から選べる。スニペットをたくさん覚えなくても、たとえば報告書だと、あらかじめ入れておいたクライアント名を選べる。これが複数行使えるなら、宛名用にいいかも。メールベースでの仮見積もりにもいいなぁ。

公式の使い方動画(New Snippet Options in Version 4)を見たら、メールのフォーマットがフォームになってて、便利すぎてクラクラ。これの良さはミスや漏れがなくなること。そういや、データもらいました、送りましたの取り急ぎ報告は、いくつかの単語登録の組み合わせでやってるけど、TextExpanderだと、ひとつのスニペットでできるんだな。毎回同じメールをもらう相手には申し訳ないけど、向こうも単なる報告に愛嬌は求めていないと思いたい。

慣れてしまったら、iPhone・iPad版も買っちゃうんだろうな......。スニペット共有できるもんな......。/やっとインストールしてみた。デフォルトスニペットを試してみた。日本語では変換できず、半角英数字に変更する必要がある。が、これは私が「かな入力」なせい。「ローマ字」なら日本語のまま、該当キーさえ押せば変換するよ......。「ddate」なら「ししちかい」。まぁしょっちゅう日本語・英語の切り替えしてるから気にはならないけど。(hammer.mule)

< http://www.productivemacs.com/f/847554
>
Text ExpanderやPath Finder、TaskPaperなどがセットで2,500円。「BUY NOW」ボタンから
< http://azur256.com/archives/4482
>
TextExpander4.0の新機能を紹介します
< http://smilesoftware.com/TextExpander/screencast/index.html
>
使い方動画。英語だけど画面だけでわかる。
< http://delaymania.com/201208/app/textexpander_japanese/
>
TextExpanderが日本語で使えるとは知らなかった
< http://thikasa.net/20120719/textexpander-first-setting-for-mac-and-iphone/
>
Mac版:日本語入力中も展開するように設定
< http://lovemac.jp/blog/1334/
>
Mac × TextExpanderで爆速HTMLコーディングを突き詰めてみる
< http://lifehacking.jp/2011/02/typeit4me/
>
TextExpanderからTypeIt4Meに乗り換えました