[3735] ショート・ストーリー 黒ごきぶりの会[2]

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《手を動かした者だけが得られる情報》

■ショート・ストーリーのKUNI[156]
 黒ごきぶりの会[2]
 ヤマシタクニコ

■3Dプリンター奮闘記[40]
 3Dプリンターって凄い? モノ作りって何なのさ? by学校編
 織田隆治

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◎デジクリから2005年に刊行された、永吉克之さんの『怒りのブドウ球菌』が
電子書籍になりました。前編/後編の二冊に分け、各26編を収録。もちろんイ
ラストも完全収録、独特の文章と合わせて不条理な世界観をお楽しみ下さい。
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■ショート・ストーリーのKUNI[156]
黒ごきぶりの会[2]

ヤマシタクニコ
< https://bn.dgcr.com/archives/20140717140200.html
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紳士たちの集まり「黒ごきぶりの会」は閉店後の某うどん店を会場に、月一回開かれている。梅雨明け間近の今夜も、蒸し暑さをものともせず五人の男達が極上のうどんを賞味しつつ歓談を楽しんでいた。

「まったく蒸し暑いときこそ『けいらん』ですな。いやあ汗をかきながら食べるのがたまらん。しょうがの風味もよく効いている」

とタクシー運転手の本山がいえば

「このきつねうどんの二枚の三角揚げときたらどうです。悪魔の背に生えている一対の翼のようで、しかも天国を思わせる甘さ。まったく困惑と至福のひとときです」

と自称一流企業のサラリーマンの中島がおおげさに言い

「素直じゃないな。夏はやっぱりざるうどん、ざるうどんに決まってます!」

とフリーデザイナーの小田が勢いよくうどんをすすりながら反論しつつ

「おっと、カレーうどんの汁を飛ばさないでくださいよ」

と高校教師・塩尻に言うと、塩尻が眉をひそめる。それを見ながら黙々と月見うどんを食べていた地方公務員の安田がふと、ため息をついた。

「どうかなさいましたか」

冷たい茶を各自の湯のみに注いでいた従業員の辺利が声をかけた。

「いやあ、実は......」

「私の父は団地で一人暮らしをしているのですが、最近どうも認知症が始まったのではないかと思われるのです。団地は私の家から近いので、時々様子を見に行っています。ところが、少し前に父が妙な行動をとったところを目撃してしまったのです」

「妙な行動?」

「といいますと?」

「たまたま父が歩いているところに出会ったので、声をかけようとしましたが、なんだか元気がないのです。足取りも気のせいかふらふらしているように見えました。私は、親父も老けたんだな、となんだかしみじみした気分になり、そんな意図はなかったのですが、離れたところからそっとうかがい見る感じになりました。

すると、父はふと立ち止まると道端で小石を拾い、草の芽をむしりました。なんだかほうけたような表情でした。そしてそれを郵便受け...団地の各棟の階段ごとに並んでいる、集合郵便受けですが...そのひとつに、ぽとり、と入れたのです。道で拾った小石と草の芽を、です」

「......何のために」

「何のためかわかれば苦労はしません。そのあと、またふらふらと歩き去っていきました。私はなんだかショックでした」

「はあ」

どう反応すればいいのか、一同、しばしうどんをすする手をとめて考え込んだ。安田は話を続けた。

「郵便受けといえばあたりまえですが、さまざまな郵便物が届けられます。大事な手紙や通知もあるでしょう。そこに葉っぱや小石が交じっているのはあまりいい気分でないと思います。それで私はなんとなく責任を感じ、父がその場を立ち去るのを見届け、あたりに人気がないのを確認してから、その小石と草を取り除こうとしました。

ところが、そのポストには南京錠が取り付けられてあり、上部の隙間から何かを入れることはできるが取り出すことはほとんどできないつくりでした。困った私は取り出すのをあきらめました。代わりにほかのポストにも同じように草や小石を入れることにしたのです」

「え、なぜそんな」

「カモフラージュ、ですな!」

「ええ、みなさんご存知かどうか知りませんが、団地の郵便受けといえば、子ども達がよくいたずらをすることがあります。まあ、子どものいたずらと思えばそんなに腹も立たないじゃないですか。とにかく私は父の取った行動がなんだか恥ずかしく、隠したい思いでいっぱいだったのです。

それで、わざと適当な感じを出すために、あるポストには草を二、三本放り込んだり、別のポストには小石ひとつだけにしたりし、何も入れないポストもありということにしました。元の、父が小石と草を入れたポストにはそこらに落ちていた真新しい洗濯バサミも放り込みました」

「うん、意図はわかる」

「確かに。子どものいたずらといっても、それが自分の家だけだと『あのガキ、おれに恨みでもあるのか!』となるんだ。実際、近所のアパートでそういうトラブルがあったことがある。だから不特定多数が『被害』に遭ったように見せるのは正解だと思う」

「わかってくださってほっとしました。とりあえず、その日はそんなてんまつで、私はなんとなく父と顔を合わせるのが気まずい思いでしたが、父には一言もいいませんでした。私がすっかり見ていたこと。そして私の取った行動についても。

それ以後も父はなんとなく元気がありませんでした。好物の酒饅頭を持っていっても手をつけません。父は地元のミステリー同好会に入っていて、国内外のミステリー小説をよく読んでいましたが、それもあまり気がすすまないようでした。

ところが、それからしばらくして、私はまた同じような場面に出会ったのです。同じように、団地の中の小道を父が歩いていて......」

安田は深刻な表情になった。

「今度は小さなピンクの花が咲いている草......名前はわかりません、私は植物にくわしくないので......と、遠目からでは何かよくわからない小さなものを、またポストに入れたのです。私はまた父が去ってからそうっとポストに近づき、覗き込んでみると、花と、小さな蛾が見えました」

「蛾、ですと?」

「ということは......死んだ蛾ということですな?」

「ええ。黄色い羽の蛾でした。ぱっと見た感じはきれいといえなくもないのですが、よくないですよね。そんなものを他人のポストに入れるなんて」

「はあ」

「私は前回と同様、ほかのポストにも似たような花や、そこらにあるものをランダムに入れました。そして、父には何も言いませんでした。でも、それから一週間くらい経ちますが、父はますます元気がなく、毎日ぼんやりと暮らしています。私は気が気ではありませんが、どうしたらいいのやら......」

「うーん。やはり認知症ですかな。奇妙な行動といい、全般的に意欲をなくしているらしい様子から、その可能性はある。一度専門家に診てもらったほうがいいかもしれないぞ」

「そうだな。安田さんにはつらいことだろうが......」

「この高齢化の時代、ちっとも珍しいことでも何でもないんだ。来るべきものが来たんだよ」

「介護保険もこのためにあるわけだし」

メンバーが口々に安田を慰めかけたとき、この集まりのための特製デザート・黒蜜がけわらび餅を運びながら辺利が口を開いた。

「お父様が認知症かどうか、まだわかりませんよ」

「辺利、何か心当たりでもあるのかい!」

デザイナーの小田が言うと、辺利はにっこりと微笑みながら

「心当たりというほどでもございませんが、男でも女でも急にふさぎこんだり元気がなくなったときにまず考えられるのは『恋の病』ではないでしょうか」

「恋の病だと!」

「そうなのか、安田くん。お父さんには意中の人が?!」

「え......いや、そんなことはないと......思いますが......」安田はうろたえながら答えた。「父は......今年81歳ですし」

言いかけると本山が

「年齢は関係ないさ。とすると、郵便受けにものを入れていたのは何かのメッセージだったりして?!」

さらに中島が

「あ......その、お父さんが石や草を入れていたのは同じポスト、なのかい?」

「確かに......二列並んでいる下の方で、一番外側でした。二回とも」

「なんというお宅なんだ?」

「いえ、名前は表示されていませんでした。特に名前を出さないお宅がほとんどなんです。みなさん、慎重というか......」

「たとえば、石と蛇の皮だったら『何すとーんじゃ』とか!」

小田が大きな声で言うと

「小田さん、蛇の皮ではありません。石と草です」塩尻がいさめる。

「それに、それじゃけんかを売ってるみたいです」

「そのポストは恋敵のものかもしれないじゃないか!」

「ああいえばこういう」

「蛇の皮は財布に入れておくとお金がたまると言うし」

「わかったわかった」

辺利が安田に聞いた。

「安田さん、お父様はミステリー同好会に入っておられるとかおっしゃってましたね」

「はい」

「どんな活動をしておられたのかわかりますか」

「ええ......毎月例回を開いているみたいです。テーマとなる本を決めておいて......例会の案内ははがきで来るので私も見たことがあります。今月は確か『樽』......あ、そうそう、会長さんは女性なんです。会長さんの名前がはがきに書かれて

いるので知ったのですが」

「どんなお名前でした?」

「それが......名字は原田というのですが、下の名前は......難しくて読めないんです。お恥ずかしいことですが」

「もしやこんな字ではありませんでしたか?」

辺利はポケットからボールペンを取り出し、紙ナプキンにさらさらと書いてみせた。

「そそそ、そうです、この字です」

そこには「嫩」という文字が書かれていた。

「ふたば、ですね。双葉と同じですが、名前のことですからひょっとしたら『みどり』とか『わかば』と読ませるのかもしれません。女性の名前によく使われる文字ですね」

「さすが辺利さん、なんでもよく知っている。そういえば......父がポストに入れたのはまだ芽が出たばかりのような、葉が二枚出たやつでした!」

「とすると」中島が遠慮がちに言った。

「ベタすぎるかと思って言わなかったのですが、小さな石って、要するに『こいし』ですよね。こいしい......」

「ああっ!」

「これはやっぱり」

「恋文だったんだ!」

辺利がにっこりとうなずいた。

翌月の黒ごきぶり会。

安田が前月とはうってかわってにこやかな表情で切り出した。

「みなさん、おかげさまで父もすっかり元気になりました」

「それはよかった」

「認知症じゃなかったんだ!」

「恋の病だったんですね!」

「ええ。あのポストはやはりミステリー同好会の会長さん・原田嫩さん宅のものでした。原田さんと父は以前から仲の良い友達だったそうですが、例会でふとした意見の食い違いから口論になってしまい、口も聞いてくれなくなったのだそうです。さびしくてしかたない父は、なんとか関係を修復したいと思った。

手紙を書きかけて、そうだ、ここはミステリー同好会の会員らしいやりかたにしようと考え直したのだそうです。ほかの女性ならともかく、嫩さんならすぐにぴーんときて、にたりと笑ってくれる。恋文とはいってもそう深刻にならずに済む。『おもしろいひとねえ』そう思ってくれるかもしれない、と」

「ところがそうはいかなかった」

「だれかが洗濯バサミを追加したおかげでね」

「はい、私がメッセージを台無しにしてしまいました。結局、私のねらいどおりといいますか、原田さんは子どものいたずらと結論づけた。父のメッセージは届かず......父は無視されたと思ってますます落ち込みました」

「そして、あせって2度目のメッセージを出した」

「二度目のメッセージの意味がわかりませんな。花のついた草。そして、蛾」

「父に聞いたところ、『花』と『死体』で『はなしたい=話したい』だそうで......」

「あー、そ...それは」

「あせる気持ちはわかるが......ちと苦しいでしょう!」

「私もそう思います。そもそも蛾の死体を入れられて喜ぶ女性がいるとも思えません」

「ほとんど呪いです」

「警察に通報されてもおかしくない!」

「実際、原田さんの棟の入り口には『最近、郵便受けに悪質ないたずらをされるケースが相次いでいますのでご注意ください』と張り紙が出される始末です。どうも父にはセンスがないようで。それで、大人同士なんだからふつうに話したらと私から申しまして、結局それでうまくいったようです。ちなみに嫩さんは今年78歳ということです」

「まあ結果オーライということで」

「これも辺利さんのおかげです」

辺利がにっこりとほほえんだとき、小田が言った。

「いま思いついたんですが、蛾のことを英語でモスと言うじゃないですか」

「ええ」

「私なら蛾を二匹、ポストに入れますな。モスモス......」

「もすもすがどうしたんですか」

「意味がわかりませんな」

「話しかけてるんじゃないですか」

「わかりませんよ、それじゃ」

「いや、だから」

今夜の黒ごきぶりの会もそろそろお開きである。

【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
< http://midtan.net/
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< http://koo-yamashita.main.jp/wp/
>

ご存知アシモフの「黒後家蜘蛛の会」のパロディのつもりで以前書いた「黒ごきぶりの会」。ふと思い出して[2]を書いてみた。前回書いたのはいつだっけ......と思ってみたら、なんと2008年7月。もう6年も前なのであった。
< https://bn.dgcr.com/archives/20080703140300.html
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■3Dプリンター奮闘記[40]
3Dプリンターって凄い? モノ作りって何なのさ? by学校編

織田隆治
< https://bn.dgcr.com/archives/20140717140100.html
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先週の土曜日と日曜日、筑波大学へ3Dプリンターの講義に行ってきました。一日5時間×2日の集中講義で、「立体造形の基礎と3Dプリンターの応用」というお題でした。

ここ3年ほどこの講義をやらせて頂いていいますが、初回は50人強から始まり、昨年は100人、そして今年は140人という受講希望。

毎年どんどん増えて行っていますが、それだけ若い人にもこの「3Dプリンター」というモノが浸透してきて、興味を持って受講しているんだろうなぁ......なんて思っています。

毎回、この講義で感じることなんですが、最近の学生さんは、僕らの時より賢いのかな〜と思ったりして。

講義の時間にはあまり反応がなく、ちゃんと聞いてくれているのかなぁ......なんて思うんですが、終ってから書いてもらうレポートを見ると、ちゃんと聞いていて、理解しているんだな〜と。

そりゃ、かぶりつきで講義を聞いてくれている学生さんも沢山いますが、さすがに140名もいると、テキト〜に受けてテキト〜にレポート書けばいいか〜なんて、僕なら思っちゃうかも(笑)

と、感じて、自分の学生時代を思い出してみれば、なるほど僕もそうだった気がしたりしてます。最近って言っても、それは最近ではなく、この世代の特徴なんだな。(笑)

レポートをちゃんと読んで、採点する訳なんですが、その中には「おお! これは凄いアイデアだな〜」なんて関心することも多いです。

自分の専攻分野に、どう3Dプリンターを応用するか、ってことを深く探求しているレポートもあれば、自分の専攻分野だけでなく、色々なジャンルでの発想もあったりして、これが若い脳ってことなのかもしれないですね。

そういう柔らかい発想ってのは、オッサンになった今でも大事にしていきたいと思ってます。

僕の講義では、まず、僕がどんな仕事をしていて、そこで、どうやって3Dプリンターを活用しているのかというところから入っていき、次に3Dプリンターの仕組みや基礎をお話しています。

まずは興味を持ってもらい、それがどういうふうに生み出されているのか? という順序にした方が、いきなり論理や理念なんかを話したとしても、インパクトに欠ける気がしてます。

社会で仕事をするとは、どういったことなのか?
そのとき何が重要なのか?
「モノ作り」とはどういうことなのか?
立体造形ってどういうものなのか?
ってことも、講義の内容に入れています。

ここも、僕が「実践第一」と考えている所以なんです。手を動かした者だけが得られる情報、ってのはかなり多いんですよね。

だから、僕の講義の重要なポイントってのは、「何でもいいから、自分の好きなモノを作ってみない?」ってことであり、3Dプリンターってのは、その一つの道具、選択肢に過ぎない、って事なんです。

スライドを多用して、僕が作っているものの工程を見てもらい、それがどうやって作られているのかを理解すれば、モチベーションを上げてくれると思っています。そういった「制作過程を見る」ということって、すごく大事だと思うんですよね。

最近では、出来上がったものがポンっと出て来るでしょ? インスタントのパスタとか、レンジに入れたらチンって出来ちゃうじゃないですか。

それは、麺を茹でたり、どんなスープにするか、どういう素材をどう使っているか、っていう「モノ作り」の重要なポイントがまったく見えてこないんです。

つまんないよな〜って思うんですよね。

僕の講義を受けて、レポートをちゃんと書いてくれる学生さんの多くが「3Dプリンターを使えば、簡単にポンって出来ると思っていました」ってことを書いています。

その出力されたブツを、どうやって製品に仕上げるのか? ってことをちゃんと理解してもらいたい。モノを作るとはどういうことなのかを知る、興味を持つきっかけになってくれたらいいな〜と思っています。

3Dプリンターはすごいけど、それをどう使ってブツを仕上げて行くのか、また、ちゃんとプリント出来るデータを作るってどういうことか、さらに、無駄をなくしたプリントの方法とはどういうことなのか?

な〜んてことが、漠然と分かってくれているようで、教える側としてもとても楽しみな講義なんです。

専門学校での授業では、実際に3Dプリンターを使用して一からモノを作り出し、工夫して、苦労して、完成した時の喜びとか、感動なんかって事を体感してもらうようにしています。

おかげで自主的に色々作り出す学生や、出来ないって思っていたけど、完成した! と喜ぶ学生さんもいたりして、僕もすごく嬉しい瞬間ですよね。

今のところ、筑波大学では、集中講義ってこともあって、実際にプリンターを使用して、何かを作る「ワークショップ」的な講義が出来ないでいるんですが、レポートには「実際に講義で何かを作ってみたい」「実演をしてもらいたい」という内容が多いです。

やっぱり実際に見て、触って、体験するって大事なんですよね。

そういったことが出来ないかと、学校の方にも提案しています。そうなったら、さすがに150名とかは難しいなぁ...とも思いますけど、絶対楽しいですよね。

さて、学生さんはそろそろ夏休み。休み明けにどういった反応で出て来るかが楽しみです。

【織田隆治】FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp
>

ああ...。出来る事ならもう一度学生時代に戻りたい(笑)


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編集後記(07/17)

●「『妄想大国』韓国を嗤う」を読んだ(PHP研究所、2014)。著者の三橋貴明、室谷克実の両氏は韓国に関する本を数冊出版している。それらを読んだ人には、とくに目新しい情報は含まれていないからスルーしてもいいが、わかりやすい内容だから、韓国論ビギナーにはおすすめである。「言いがかり」「蒸し返し」「つきまとい」など数々の妄言でたかってくる彼の国に日本はどう対処すべきか、最強ウォッチャーによる痛快対論、ということになっているが、実際に対論したのか、編集で対論ふうにまとめたのかはわからない。いずれにしろ、文章がイマイチの出来で、これは編集の責任だろう。

わたしはこの種の本をいくつも読んで来た。これからも読むだろう。それらはけっして韓国を憎む本ではない。韓国の国柄や韓国人の歴史観、反日の理由などについて真面目に書かれているだけだ。筆者も読者も、誰ひとり彼の国を「憎んで」なんかいないだろう。敢えて表現すれば「呆れている」だけだ。「憎韓」という表現を創作し、連呼して定着させ、まるで日本中が「憎韓」であるかのように演出し、対立を煽っているのは某新聞だ。必死になって、韓国批判本は「売らんかな」の軽薄なブームだという印象を与えようとしている。事実では争えないから「ヘイトの本」とレッテルを貼り、感情論で世論を焚き付けようとしている。

室谷氏は「悪韓論」で「本書の内容に異議があるという御方には、私の典拠より高い水準のソースを基にして『良韓論』あるいは『善韓論』を執筆されるようにお勧めする」と挑発したが、一年経っても一冊も現れなかった。氏の本を批判する人も、事実関係では否定できないということだろう。原発問題も同じだが、事実関係で戦うと負けるから、情緒で、感情論で訴えるというテクニックを使う人たちがたくさんいる。某新聞さん、いまからでも遅くないから、あなたたちのいう「憎韓」本を、真正面から徹底的に論破する本を出して下さい。ぜひ読みたいものです。

三橋「結局、韓国人って何なんだ?」ではなくて「韓国人とはそういうものだと理解しましょう」というのが、本書のテーマになるのでしょうね。室谷「あの国の人は、忘れっぽいのですよ(笑)。朝鮮戦争で北と戦って痛い目に遭ったこと自体、ほとんどの韓国人は記憶にないわけです。(略)われわれも少し物忘れをして、韓国という存在をしばらく頭から消したほうがよい(笑)。付き合わないのが一番です。

そんな余裕をかます二人だが、日本は今後も歴史や領土をめぐる中国・韓国との情報戦は避けることはできず、しかも絶対に勝たなければならない。その際に国内では背後から弾を撃ってくる某新聞さんがいる。この「内なる情報戦」にも断固として厳しく対処する必要がある。二人の活動に期待したい。ところで、「対論」というのは、両者が向かい合って、または、ある事柄について対抗して議論することである。ある事柄について対抗して、という点では、この本は「対論」ではない。ほぼ同じことを言っている。(柴田)

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「『妄想大国』韓国を嗤う」


●ヤマシタさんの好っきゃわ〜。お腹痛いです。/私も学生に戻りたい〜。

認知症に効果があると言われているエッセンシャルオイル。「ハッカ油の友人」が、テレビで見たと教えてくれた。生活の木に行ってみたが、番組で紹介されていた4種はすべて売り切れ、入荷目処立たずとのことだった。

店員さんに「そんなに効果があるなら、ばーんと書いて宣伝し、ブレンド品を出せば」と言ったら、「薬じゃないので、大々的に言えないんです」とのこと。そのうちブレンドしたものが出るんじゃないかと友人と話しつつ店を離れたが、先日寄ってみると、ブレンド品「昼」「夜」が出てたので買ってみたよ。続く。(hammer.mule)

< http://currentdiary.seesaa.net/article/389907434.html
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「ローズマリー・レモン・ラベンダー・オレンジのアロマオイルで認知症は予防できる」そうな

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